CH-53K (航空機)

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CH-53K キングスタリオン

Sikorsky CH-53K King Stallion hovering in West Palm Beach on 22 March 2017 (170322-M-VU801-155).jpg

CH-53Kは、シコルスキー・エアクラフト社がCH-53Eをベースに開発した大型輸送ヘリコプター。愛称はキングスタリオン(King Stallion)。

概要[編集]

CH-53Eは、1981年からアメリカ海兵隊アメリカ海軍で運用されてきたが、老朽化のため2009年から順次退役が始まった。その後継としてHLR(Heavy Lift Replacement)計画で配備が決まったのがCH-53Kである。

当初はCH-53Eを近代化改修で機齢延伸する案が出ていたが、飛行時間あたりに要するコストと整備時間が初期の数倍に膨れ上がっていた問題の解決にはつながらないことから採用は見送られ、代わりにCH-53Eの大規模発展型を新造する事が決定した。これに際し、シコルスキーの下請け契約先として、GKN、EDO Corporation、ロックウェル・コリンズロックウェル・インターナショナルの後身会社の1つ)、Sanmina、スピリット・エアロシステムの5社が開発に加わる事が発表された。

主な改良点として

が挙げられる。

2018年には初期作戦能力の獲得が予定されている。作戦配備後は、小型ヘリコプターUH-1Y ヴェノム、中型ティルトローターMV-22B オスプレイと共に、大型輸送ヘリコプターとして配備される。

配備[編集]

運用国[編集]

アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
アメリカ海兵隊
200機のCH-53Kを導入する予定であり、2018年5月16日に最初の機体がアメリカ海兵隊に納入された。

採用検討国[編集]

ドイツの旗 ドイツ
ドイツ国防省は、ドイツ空軍のCH-53Gの後継機の契約を2020年に結び、2023年に約40機の後継機の発注を開始する予定であり、2018年後半に情報提供依頼書を出す予定である。CH-53Gの後継機として、シコルスキー・エアクラフトはCH-53Kを、ボーイングCH-47Fを提案している。
イスラエルの旗 イスラエル
イスラエル空軍はS-65C-3"Yasur"の後継機として、CH-53Kに関心を示している。"Yasur"の後継機は約20機の発注が予定されており、シコルスキー・エアクラフトのCH-53Kと、ボーイングのCH-47Fが競合している。
日本の旗 日本
日本はCH-53Kに関心を示している[2]

性能・主要諸元[編集]

  • 全長(胴体のみ):30.2m
  • 高さ:8.46m
  • 主回転翼直径:24.1m
  • 発動機:ゼネラル・エレクトリック GE38-1B(T408-GE-400)(7,500shp(5,600kW)×3
  • 機体重量(自重/全備):33.600t
  • 貨物室:914x274x198cm
  • 速度(巡航):170ノット(315km/h)
  • 上昇率(海面上):664m/m
  • 上昇限度(実用/限界):14,400ft
  • 航続距離:841km
  • 乗員:5名
  • 武装:XM218、M3M/GAU-2112.7x99mm NATO弾

脚注[編集]

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関連項目[編集]