「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の版間の差分
編集の要約なし |
|||
196行目: | 196行目: | ||
; ノルバ・シノ |
; ノルバ・シノ |
||
: 声 - [[村田太志]] |
: 声 - [[村田太志]] |
||
: |
: 三日月やオルガよりも前に参番組に在籍していた古参メンバーの1人<ref name="HG流星号" />。長身を生かした生身での白兵戦を得意とし<ref name="character" />、MW戦でも高い実力を発揮する<ref name="HG流星号" />。CGS時代から一小隊を任されていたほどの指揮能力を持ち<ref name="HG流星号" />、鉄華団発足後も突入部隊を率いて活躍する。何事も勢いで解決しようとする楽天的な人物で<ref name="HG流星号" />、かなりの健啖家かつ好色家<ref name="第4話" /><ref name="第9話" />。年少組などの年下の子供に対する面倒見がよく<ref name="HG流星号" />、仲間の死を人一倍悲しむなど情が深い<ref name="第2話" /><ref name="第13話" />。ファーストネームの「ノルバ」がCGS社長のマルバと紛らわしいという三日月の意見によって、彼のみファミリーネームの「シノ」と呼ばれている<ref name="HG流星号" />。 |
||
ブルワーズとの抗争後は、仲間を守りたいという思いからMSパイロットに志願し<ref name="第14話" />、グレイズ改の再改修機である流星号に搭乗する<ref name="HG流星号" />。 |
|||
; タカキ・ウノ |
; タカキ・ウノ |
||
: 声 - [[天崎滉平|天崎滉平]] |
: 声 - [[天崎滉平|天崎滉平]] |
||
400行目: | 400行目: | ||
|型式番号=ASW-G-11 |
|型式番号=ASW-G-11 |
||
|全高=18.0m |
|全高=18.0m |
||
|重量= |
|重量=44.4t(本体重量) |
||
|動力=エイハブ・リアクター×2 |
|動力=エイハブ・リアクター×2 |
||
|装甲=ナノラミネートアーマー |
|装甲=ナノラミネートアーマー |
||
408行目: | 408行目: | ||
|2名称=ガンダム・グシオンリベイク<br />GUNDAM GUSION REBAKE |
|2名称=ガンダム・グシオンリベイク<br />GUNDAM GUSION REBAKE |
||
|2型式番号=ASW-G-11 |
|2型式番号=ASW-G-11 |
||
|2全高= |
|2全高=18.0m |
||
|2重量 |
|2重量=35.1t(本体重量) |
||
|2動力=エイハブ・リアクター×2 |
|2動力=エイハブ・リアクター×2 |
||
|2装甲=ナノラミネートアーマー |
|2装甲=ナノラミネートアーマー |
||
418行目: | 418行目: | ||
; ASW-G-11 ガンダム・グシオン |
; ASW-G-11 ガンダム・グシオン |
||
: ブルワーズのクダル・カデルの搭乗機<ref name="MS" />。高密度のデブリ地帯で発見され、その宙域で活動する海賊たちの間を転々としてきた<ref name="HGグシオン" />。 |
: ブルワーズのクダル・カデルの搭乗機<ref name="MS" />。高密度のデブリ地帯で発見され、その宙域で活動する海賊たちの間を転々としてきた<ref name="HGグシオン" />。 |
||
: 2基のエイハブ・リアクターの出力を最大限に活かした超重装甲を装着することで、対空機銃をものともしない堅牢さを得ている<ref name="HGグシオン" />。この装甲と内部フレームに組み込まれた専用の延長パーツによって極端に肥大化した体型となっている<ref name="HJ2016-02" />。発見後は宇宙戦に対応した改修が施され、各部の高出力スラスターによって見た目に似合わない機動性を発揮する。しかし、燃費性能は著しく悪く、装甲内部に増設された大型推進剤タンクを用いても稼働時間は短い<ref name="HGグシオン" />。 |
: 2基のエイハブ・リアクターの出力を最大限に活かした超重装甲を装着することで、対空機銃をものともしない堅牢さを得ている<ref name="HGグシオン" />。この装甲と内部フレームに組み込まれた専用の延長パーツによって極端に肥大化した体型となっている<ref name="HJ2016-02" />。発見後は宇宙戦に対応した改修が施され、各部の高出力スラスターによって見た目に似合わない機動性を発揮する。しかし、燃費性能は著しく悪く、装甲内部に増設された大型推進剤タンクを用いても稼働時間は短い<ref name="HGグシオン" />。コクピットはクダルの阿頼耶識システムに対する不信から、通常タイプに換装されている<ref name="HGリベイク" />。 |
||
: 武装は信号弾も発射可能な頭部バルカン砲<ref name="第13話" />、15トン以上の重さを持つスラスター内蔵の質量破壊武器グシオンハンマー、射撃用の90mmサブマシンガン<ref name="HGグシオン" /><ref name="MS" />、胸部内蔵の400ミリ砲バスターアンカー4門<ref name="第12話" />、投擲用の手榴弾。追加兵装として、射出可能なハンマーと実体刃鎌で構成されるグシオンアックス、鉈の峰側に増速用のスラスターが内蔵されたグシオンチョッパーが設定されている<ref name="HGオプション3" />。 |
: 武装は信号弾も発射可能な頭部バルカン砲<ref name="第13話" />、15トン以上の重さを持つスラスター内蔵の質量破壊武器グシオンハンマー、射撃用の90mmサブマシンガン<ref name="HGグシオン" /><ref name="MS" />、胸部内蔵の400ミリ砲バスターアンカー4門<ref name="第12話" />、投擲用の手榴弾。追加兵装として、射出可能なハンマーと実体刃鎌で構成されるグシオンアックス、鉈の峰側に増速用のスラスターが内蔵されたグシオンチョッパーが設定されている<ref name="HGオプション3" />。 |
||
;; ASW-G-11 ガンダム・グシオンリベイク |
;; ASW-G-11 ガンダム・グシオンリベイク |
||
:: 鉄華団が鹵獲したグシオンを、タービンズが全面改修した機体<ref name="MS" />。グレイズ改に次ぐ昭弘・アルトランドの搭乗機となる<ref name="MS" />。 |
:: 鉄華団が鹵獲したグシオンを、タービンズが全面改修した機体<ref name="MS" />。グレイズ改に次ぐ昭弘・アルトランドの搭乗機となる<ref name="MS" />。 |
||
:: |
:: 全身の外装を軽量なバルバトスの予備装甲に換装したことで、欠点であった稼働時間の大幅な延長と重力下での運用能力を得ている<ref name="HGリベイク" />。背部には改修前の脛部装甲を改造したブースターポッド2基、腰背部には同じく改修前の背面装甲を改造した大型リアスカートを増設<ref name="HGリベイク" /><ref name="HJ2016-03" />。ブースターポッドにはグレイズの腕を転用した隠し腕が内蔵され、手持ち武装の使用も可能となっている<ref name="HGリベイク" />。リアスカートは取り外して手持ちのシールドとすることで、改修前と同様の高い防御力を発揮する<ref name="HGリベイク" />。バルバトスに破壊されたコクピットには同じく鹵獲したマン・ロディのパーツが移植され、再度阿頼耶識システム対応に改修されている<ref name="HGリベイク" />。頭部には遠距離用の高精度センサーが搭載され、フェイス部分を遮蔽した精密射撃モードへの変形機構を備えている<ref name="HGリベイク" />。 |
||
:: 武装は120mmロングレンジライフル<ref name=" |
:: 武装はグレイズ用ライフルにテイワズ製の延長バレルとスコープを増設した120mmロングレンジライフル<ref name="HGリベイク" />と、ショートアックスとしても使用可能なハルバート<ref name="HGオプション3" />。 |
||
{{-}} |
{{-}} |
||
{{機動兵器 |
{{機動兵器 |
||
442行目: | 442行目: | ||
{{-}} |
{{-}} |
||
==== ギャラルホルン製MS ==== |
|||
{{機動兵器 |
{{機動兵器 |
||
|名称=グレイズ<br />GRAZE |
|名称=グレイズ<br />GRAZE |
||
464行目: | 463行目: | ||
|3名称=流星号(グレイズ改弐)<br />RYUSEI-GO(GRAZE CUSTOM II) |
|3名称=流星号(グレイズ改弐)<br />RYUSEI-GO(GRAZE CUSTOM II) |
||
|3型式番号=EB-06/tc2 |
|3型式番号=EB-06/tc2 |
||
|3全高= |
|3全高=18.0m |
||
|3重量= |
|3重量=31.2t |
||
|3動力=エイハブ・リアクター |
|3動力=エイハブ・リアクター |
||
|3装甲=ナノラミネートアーマー |
|3装甲=ナノラミネートアーマー |
||
|3武装=GR-W01 120mmライフル |
|3武装=GR-W01 120mmライフル / ショートバレルライフル×1<br />GR-H01 9.8mバトルアックス×1 |
||
|3搭乗者= |
|3搭乗者=ノルバ・シノ |
||
}} |
}} |
||
; EB-06 グレイズ |
; EB-06 グレイズ |
||
481行目: | 480行目: | ||
:: 武装は通常のグレイズの標準装備に加え、火星低軌道ステーションでアーレス隊所属機から奪ったバズーカ砲を肩部にマウントする<ref name="HGオプション2" />。 |
:: 武装は通常のグレイズの標準装備に加え、火星低軌道ステーションでアーレス隊所属機から奪ったバズーカ砲を肩部にマウントする<ref name="HGオプション2" />。 |
||
::; EB-06/tc2 流星号 / グレイズ改弐(りゅうせいごう / グレイズかいに) |
::; EB-06/tc2 流星号 / グレイズ改弐(りゅうせいごう / グレイズかいに) |
||
::: テイワズの技術で再改修されたグレイズ改<ref name="MS" />。全身がピンク |
::: テイワズの技術で再改修されたグレイズ改<ref name="MS" />。グシオンリベイクに乗り換えた昭弘に代わってノルバ・シノがパイロットを務める<ref name="HG流星号" />。シノの験担ぎを込めた趣味により、全身が彼のパーソナルカラーであるピンクに塗り替えられ、側頭部には眼と牙のノーズアート、後頭部には大型のアンテナが追加された派手な外見となっている<ref name="HG流星号" />。「流星号」の名はシノが勝手に付けたものであり、鉄華団内ではあまり浸透していない<ref name="HG流星号" />。 |
||
::: 肩部と腰背部に百錬用スラスターを内蔵した増加装甲が追加され、機動性と耐弾性がさらに向上している<ref name="HG流星号" />。コクピットには、鹵獲したマン・ロディの阿頼耶識システムを新たに導入。本来は阿頼耶識非対応のグレイズに無理やりシステムを移植しているため、交感能力はガンダム・フレームに遠く及ばないが、鉄華団パイロットにはむしろあつかいやすい機体となっている<ref name="HG流星号" />。 |
|||
::: 武装はグレイズ改と同様で、120mmライフルは取り回しに優れたショートバレル仕様としても使用される<ref name="HG流星号" />。 |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
{{機動兵器 |
{{機動兵器 |
||
1,046行目: | 1,047行目: | ||
|volume=No.011 |
|volume=No.011 |
||
|accessdate=2016-01-14 |
|accessdate=2016-01-14 |
||
}}</ref> |
|||
<ref name="HGリベイク">{{Citation |
|||
|url=http://bandai-hobby.net/tekketsu/hg_gundamgusionrebake.html |
|||
|title=プラモデル 「ガンダムグシオンリベイク」組立説明書 |
|||
|publisher=バンダイ |
|||
|series=1/144スケールモデル HG IBO |
|||
|volume=No.012 |
|||
|accessdate=2016-01-28 |
|||
}}</ref> |
|||
<ref name="HG流星号">{{Citation |
|||
|url=http://bandai-hobby.net/tekketsu/hg_ryuseigo.html |
|||
|title=プラモデル 「流星号(グレイズ改弐)」組立説明書 |
|||
|publisher=バンダイ |
|||
|series=1/144スケールモデル HG IBO |
|||
|volume=No.013 |
|||
|accessdate=2016-01-28 |
|||
}}</ref> |
}}</ref> |
||
<ref name="HGオプション1">{{Citation |
<ref name="HGオプション1">{{Citation |
2016年1月27日 (水) 21:01時点における版
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ | |
---|---|
ジャンル | ロボット、ガンダムシリーズ |
アニメ | |
原作 | 矢立肇、富野由悠季 |
監督 | 長井龍雪 |
シリーズ構成 | 岡田麿里 |
キャラクターデザイン | 伊藤悠(原案) 千葉道徳 |
メカニックデザイン | 鷲尾直広、海老川兼武 形部一平、寺岡賢司 篠原保 |
音楽 | 横山克 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | サンライズ、MBS |
放送局 | MBS・TBS系列 |
放送期間 | 2015年10月4日 - |
話数 | 全25話予定 |
漫画 | |
作者 | 礒部一真 |
出版社 | 角川書店 |
掲載誌 | ガンダムエース |
発表期間 | 2015年12月号 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(きどうせんしガンダム てっけつのオルフェンズ、英: MOBILE SUIT GUNDAM IRON-BLOODED ORPHANS)は、2015年10月から放送中の日本のテレビアニメ。「ガンダムシリーズ」に属するロボットアニメ作品。キャッチコピーは「いのちの糧は、戦場にある。」。
概要
『機動戦士ガンダム』などの宇宙世紀作品とは別の世界観を舞台とするガンダム作品の一つ。
ストーリーの大きなテーマとして、サンライズは「少年たちの高度なドラマ性を持ったストーリーに沿った新世代のガンダム」「段階的に進化するガンダム」を挙げており[1]、「ガンプラのファンなどの従来層だけでなく、若年層やアジアなどの新世代のファン層の獲得を狙った、予備知識がなくても楽しめるガンダム作品」であることを強調している[2]。
公式サイトのほかに、2015年7月末から11月1日まで『CGS(CHRYSE GUARD SECURITY)コーポレートサイト』が公開されていた[注 1]ほか、2016年1月25日からはバンダイビジュアルの情報サイト『V-STORAGE online』にて『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 鉄血の情報局』が公開されている[3]。
製作
製作過程
企画の初期案自体は2011年から2012年に放送された『機動戦士ガンダムAGE』より以前に挙がっており、海老川兼武によって登場メカニックのラフ案なども描かれていた[4]。しかし『AGE』が先行して制作されることになり、結果的に正式な始動は2015年の初頭からとなった[5]。長井は、「制作までの期間が開いたことで、勢いだけではないイメージが固まった」と語っている[6]。
シリーズ構成にはアニメ作品『とらドラ!』や『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などで長井と共にメインスタッフを務めた岡田麿里が起用され[7]、キャラクター原案には、『皇国の守護者』や『シュトヘル』に長井が戦争に対する強いイメージを受けたという理由で漫画家の伊藤悠が参加している[6][7]。メカニックデザインには鷲尾直広や海老川兼武など過去のガンダム作品に携わったデザイナーに加えて、特撮のキャラクターデザイナーとして活動する篠原保が初参加している[8][9]。
プロモーション
2015年7月3日から「NEXT G Coming Soon」の文字とガンダム・バルバトスのシルエットとともに発表までのカウントダウンが行われ[10]、同年7月15日にMBSとサンライズの製作で10月から放送されることが発表された[11]。同年8月22日・23日に開催された「キャラホビ2015 C3×HOBBY」のスペシャルステージでは、最新プロモーション映像と共に主要キャストと主題歌アーティストの発表が行われた[12]。同年9月20日には京都国際マンガ・アニメフェアにて放送に先駆けてスペシャルトークイベント[13]が、第1話放送前日の同年10月2日には赤坂BLITZにて「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第1話放送前夜祭」が行われた[14]。
評価
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のレコーダー用アプリ「トルネ」の「トル機能」を用いて行われる「トルネ番付」では、「速報トルネ番付」秋アニメ第1話及び「月間トルネ番付」10月〜12月編で3位を記録[15][16][17][18]。dアニメストアが行った「2015秋アニメランキング」では、「今期で燃えたアニメ」部門で1位にランクインしている[19]。
また、ニュースサイトのガジェット通信が毎年行っている「ネット流行語大賞」では、鉄華団の空耳「鉄火丼」が2015年度アニメ流行語大賞銅賞(第3位)を受賞している[20]。
一方で、BPOの2015年10月分の「視聴者の意見(青少年に関する意見)」には、本作品と思しきアニメ作品の一部描写について問題視する意見が寄せられている[21]。
あらすじ
- CGS編(第1話 - 第3話)[22]
- 地球圏全体を巻き込む大戦争「厄祭戦(やくさいせん)」が終結してから約300年後のP.D.(Post Disaster)323年。新たに4つの経済圏が誕生した地球圏は軍事を司る武力組織「ギャラルホルン」の監視の下で平和を保っていたが、火星を始めとする圏外圏では地球圏重視の政策に対する不満が噴出し、独立運動の機運が高まっていた。
- そんな中、主人公の三日月・オーガスが所属する火星の自治都市クリュセの民間警備会社「クリュセ・ガード・セキュリティ(略称:CGS)」は、独立運動を指揮する少女クーデリア・藍那・バーンスタインの依頼で、彼女の地球圏までの護衛を請け負う。しかしその準備の最中、CGSはクーデリアの存在を疎むギャラルホルンの攻撃を受け、社長のマルバ・アーケイ以下主力部隊の大人たちは、事態の処理を少年兵で構成される部隊「参番組」に押し付けて逃亡を図る。この窮地に対し、参番組隊長のオルガ・イツカは、CGSに保管されていた厄祭戦時代のモビルスーツ(MS)「ガンダム・バルバトス」を三日月に託し、ギャラルホルンのMSを撃退する。戦闘後、オルガは仲間の同意を得て、傍若無人に振る舞うCGSの大人たちに対しクーデターを決行。組織の名を「鉄華団」と改め、クーデリアの護衛任務を再開する。
- 鉄血編(第4話 - 第6話)[22]
- バルバトスや鹵獲したMSを手に入れた三日月たちは、「イサリビ」と新たに名付けたCGSの強襲装甲艦を使ってクーデリアを地球へ送り届ける計画を立てる。出発当日、彼らは鉄華団に残留したトド・ミルコネンの背信行為と仲介業者の差し金で、クーデリア抹殺を目的とするギャラルホルン火星支部のコーラル・コンラッドと監査局のマクギリス・ファリドの奇襲を受けるが、三日月の奮闘とオルガの指揮で辛くも切り抜けることに成功する。
- テイワズ編(第7話 - 第9話)[22]
- 地球までの仲介役を失った鉄華団は、ギャラルホルンすらも敬遠する木星圏の有力企業「テイワズ」を新たな後ろ盾にしようとするが、直後にマルバの依頼を受けたテイワズの下部組織「タービンズ」の襲撃に遭う。オルガはタービンズのリーダー名瀬・タービンからCGS時代の財産引渡しを要求されるがこれを拒否し、両陣営は対艦・対MS戦に突入する。当初は鉄華団を子供の集まりと見ていた名瀬だったが、三日月たちの奮闘を目の当たりにしたことで認識を改めると戦いを中止し、鉄華団とテイワズの代表マクマード・バリストンの会見を取り持つことを決める。テイワズの本拠地で鉄華団はマクマードからテイワズへの加入と支援を認められ、オルガは名瀬と義兄弟の盃を交わす。
- ブルワーズ編(第10話 - 第13話)[22]
- タービンズの先導で地球を目指す鉄華団は、クーデリアの身柄を狙う宇宙海賊「ブルワーズ」の襲撃を受ける。哨戒中だった鉄華団の昭弘・アルトランドは、クダル・カデルの率いるブルワーズMS部隊の奇襲に対応するが、その最中に敵の1人が生き別れた弟の昌弘・アルトランドであることを知る。昭弘から「ヒューマン・デブリ」としての過去と弟の存在を聞いた三日月たちは昌弘の奪還に協力することを決意し、タービンズと協力してブルワーズの撃退に望む。デブリ地帯に潜んでいたブルワーズとの戦いが始まると、昭弘は昌弘に対して説得を試みるが、些細な誤解から昌弘は昭弘を拒絶。直後に攻撃してきたクダルのガンダム・グシオンから昭弘を庇い戦死する。その後も戦闘は続き、多くの犠牲を払いながらも鉄華団はブルワーズの制圧に成功する。戦いの後、一行は戦死した仲間の葬式を営み、昭弘は弟を撃墜したグシオンにあえて乗ることを決意する。
- コロニー編(第14話 - )[22]
- 地球圏へと到達した鉄華団は、テイワズとしての仕事の一環でスペースコロニー群「ドルトコロニー」に寄港する。コロニーの一つ「ドルト2」に寄港したオルガたちは、そこで自分たちの運んできた積み荷が大量の武器であったことを知り、労働者たちの武装蜂起に巻き込まれる。一方、三日月やクーデリアと共に「ドルト3」へ来ていたビスケット・グリフォンは兄のサヴァラン・カヌーレと再会するが、武装蜂起を回避しようとするサヴァランの思惑によってアトラ・ミクスタと共にギャラルホルンに拘束される。クーデリアはビスケットたちの救援に向かおうとするが、突如現れた仮面の男によって、一連の騒動が自分の支援者ノブリス・ゴルドンであることと、侍女のフミタン・アドモスがノブリスの間者であることを告げられる。やがてギャラルホルン統制局の策略によって労働者たちは鎮圧され、革命の乙女としてデモ隊に引き込まれたクーデリアも謀殺されかけるが、庇ったフミタンの犠牲によって難を逃れる。
世界観設定・用語
世界観・歴史
- P.D.(Post Disaster)
- 当作品世界の紀年法。
- 厄祭戦(やくさいせん)
- 本編開始から約300年前に勃発した全地球圏規模の大戦。この戦争で人類の文明は衰退したとされ[23]、地球圏の統治機構は崩壊し、月は荒廃するほどの壊滅的な打撃を受けた[24]。終結後は4大勢力による拮抗状態の平和が維持されている。
- 火星
- 本作の最初の舞台。テラフォーミングで地球とほぼ同じ自然環境と都市が構築され、地球の4大勢力によって分割統治されている。しかし地球側の圧政と搾取によって貧困が蔓延し、不満を抱いた民衆による独立運動の機運が高まっている。
- ヒューマンデブリ
- 地球主導の支配体制が生んだ、安値で人身売買されている孤児たちの総称[25]。名称は「宇宙で集めた屑鉄同然の値段」で売られていることに由来する[25]。登録書がある限り個人や企業・団体の所有物として扱われる[26]。
勢力・組織
- CGS(クリュセ・ガード・セキュリティ)
- クリュセ郊外に基地を持つ民間警備会社。社長はマルバ・アーケイ。主力兵器の多くが旧式のモビルワーカー(MW)で占められており、戦力は正規の軍隊には遠く及ばない。基地地下にはマルバが発見したガンダム・バルバトスが保管されており、施設の電力源として利用されていた。
- クーデリア・藍那・バーンスタインから地球までの護衛任務を受けるが、これを察知したギャラルホルンの襲撃によって多数の犠牲者を出す[27]。マルバが騒乱の中で姿を消し、参番組のクーデターで一軍メンバーのほぼ全員と参番組の数名が退職したことで、事実上消滅する[28]。
- 鉄華団(てっかだん)
- CGS基地を掌握した参番組が新たに立ち上げた組織。「鉄華」とは「決して散ることのない鉄の華」という意味を込めてオルガが命名した[28]。
- 結成直後はマルバによって基地の現金の大半が持ち出され、残りも退職希望者への退職金やギャラルホルンから受けた損害の補填などに充てたために資金難に直面するが、クーデリアのスポンサーであるノブリス・ゴルドンの援助を見込んで彼女の護衛任務を続行し[28]、航海中に入手した兵器や資材を売却するなどして経費を捻出していく[29]。途中で遭遇したタービンズの紹介でテイワズの傘下に入り、ギャラルホルンの目の届かない裏航路を通って地球圏へ到達する[30]。火星に残った団員たちは、CGS時代からの業務であった近隣農場の作業の手伝いなどに従事する[26]、
- CGS時代の劣悪な生活環境の名残から団員の衛生観念は薄く、何日も入浴せずに過ごす者も多い[30]。のちにこれを見かねたクーデリアたち女性陣によって、衛生面での改革が提案される[30]。
- ギャラルホルン
- 地球の各国連合の総意によって設立された治安維持組織[31]。内部調査機関の「監査局」や、火星支部などの部署および基地が各地に存在する[32]。厄祭戦を終結させた立役者であり、戦後は争いを回避するために経済圏を監視・牽制する警察組織としての役目を担ってきたが、現在は内部腐敗が進み、各経済圏から疎んじられている[5][33]。
- 厄祭戦を経て希少化したMSやエイハブ・リアクターなどの関連技術を独占しており[25]、その強大さから「武力をもって武力を制す世界平和維持のための暴力装置」と呼ばれる[31]。
- 部隊内の階級名は、日本国自衛隊の階級略号と同じ表音・表記が用いられている[34]。
- 4大勢力
- 厄祭戦終結後の地球の国家群が統合されて出来た4つの経済圏[4]。
- テイワズ
- 木星圏を拠点に木星や小惑星地帯の開発を手がける巨大コングロマリット[31]。代表はマクマード・バリストン[31]。実体はマフィアに近いと言われ、自衛目的で開発したMSや地球圏に対する影響力を持つことから、ギャラルホルンも迂闊に手が出せないとされる[4][31]。組織内の文化は日本の極道に近く、義兄弟の契りを結ぶ際には互いに盃を交わす日本式の儀式を行い、構成員に漢字を当てた名前を与えるといった習わしがある[29]。
- ブルワーズ
- 主に地球と火星間の航路を活動領域とする海賊[39]。首領はブルック・カバヤン[31]。構成員には、阿頼耶識システムを施された十代半ばのヒューマンデブリが数多く存在する[40]。2隻の戦艦と1隻の大型輸送船、超重装甲型MS十数機を保有し、商船を標的にした略奪行為や人身売買を繰り返している[39][40]。マクギリスとつながりのある人物からクーデリアの身柄確保を依頼されて鉄華団とタービンズを襲撃する[31]が返り討ちにされ、賠償として戦艦1隻とMS全機を没収される[41]。
- ドルトカンパニー
- アフリカンユニオンの公営企業[31]。
地名・施設
- クリュセ独立自治区
- 火星のアーブラウ領独立自治区。クーデリアの出身家系であるバーンスタイン家によって統治され、現代表はノーマン・バーンスタイン。地球重視の政策に対する民衆の不満が高まり、これに同調したクーデリアを旗頭に独立運動が活発化している。
- 方舟(はこぶね)
- 火星衛星軌道上に建設された共同宇宙港[26]。
- アーレス
- ギャラルホルンの火星本部である静止軌道基地[42]。
- グラズヘイム2
- ギャラルホルンの地球軌道基地[43]。
- ヴィーンゴールヴ
- 海洋上に存在するギャラルホルンの地球本部[43]。
- ドルトコロニー群
- ドルトカンパニーの管理下にある地球圏のスペースコロニー群[30]。労働者の居住区である「ドルト2」、地球から来た富裕層の居住区である「ドルト3」、テイワズの地球圏支部がある「ドルト6」など、コロニーごとに異なる様相を持つ[30]。火星と同様に下層市民の労働待遇や生活環境は悪く、ドルト2の一部過激派によってドルトカンパニーに対するクーデターが勃発[30]。コロニーすべてを巻き込んだ大規模な反乱に発展し、ギャラルホルンは「反乱分子鎮圧」という建前でコロニー殲滅を開始する[35]。
兵器・技術
- モビルスーツ(MS)
- ガンダムシリーズに共通して登場する、有人操縦式の巨大人型ロボット兵器。本作に登場するMSは、駆動機構を持つ内部骨格(フレーム)の設定が強調されており、機種や勢力ごとに共通規格のフレームが採用されている[注 3][34]。同一フレーム機同士は高い互換性があり、別の機種でもパーツの交換が行える。また、P.D.の世界ではビームライフルやビームサーベルなどのエネルギー兵器が普及しておらず、実体弾火器や鈍器を主な武装としている。これは「宇宙で運用される戦艦やMSの装甲はかなり強固なはずで、近づいて鈍器で殴らなければ倒せない」と考えた監督の長井の方針であるとされる[34]。
- 工業力の低下した戦後の世界では希少かつ高価な兵器で、新規に自主開発できる工業力を持つ勢力はギャラルホルンのみとされている[25]。ほかの多くの勢力はレストアした厄祭戦時代の機体や鹵獲機、当時の設計図を基に製造した機体を使用している[4]。
- ガンダム・フレーム
- 厄祭戦末期に製造されたMS用共通フレームの一つ[44]。本作におけるガンダムタイプとはこのフレームを採用したMSを指し、ガンダム・グシオンのように他作品ではおよそガンダムと呼べない外見の機体でもガンダムとして区分される[34]。
- 胸部に内蔵された2基のエイハブ・リアクターを並列稼働させる独自の設計を採用しており、300年以上前の旧世代機でありながら、現行MSを圧倒する出力を発揮する[5][45]。しかし、リアクターの並列稼働の技術難度の高さから、生産数は72機に停まった[44]。厄祭戦から約300年後の本編では少なくとも26機が現存しており[46]、厄祭戦終結の一因になったこともあって「歴史に多大な影響を与えた機体」と呼ばれる[23][24]。
- フレームのデザインは篠原保が主役機のコンペティションで提出したガンダムが元となっており、作品内のガンダムタイプの外装はそれに被せるようにデザインされている[4][45]。
- グレイズ・フレーム
- グレイズなどのギャラルホルン製MSに採用されている基本フレーム[47]。厄祭戦時代のフレームに比べて構造の大幅な簡略化と軽量化がなされ、高い生産性と整備性を両立している[48]。最高出力を除く総合性能ではガンダム・フレームを上回るとされる[4]。
- フレームのデザインはギャラルホルン製MSを手掛けた海老川兼武が担当し、旧式のガンダム・フレームよりも最新型らしい洗練されたデザインとなっている[4][9]。
- ロディ・フレーム
- 厄祭戦中期に大量生産され、幅広く普及した汎用型フレーム[40]。戦後もブルワーズのマン・ロディの骨格として流用されている[40]。
- ヴァルキュリア・フレーム
- 厄祭戦末期に製造されたMS用共通フレームの一つ[49]。
- モビルワーカー(MW)
- 厄祭戦後の世界における主要な兵器、および作業機械の総称。おおむね戦闘車両の延長上にあるメカで、水素エンジンを主な動力源とする[5]。MSよりもはるかに小型で兵器としての性能も大きく劣るが、安価で数が揃えやすいため、多くの勢力や地域で運用されている。
- 強襲装甲艦(きょうしゅうそうこうかん)
- 厄祭戦時代のエイハブ・リアクター搭載艦。MSやMWの艦載機能を持ち、各種砲塔や機銃、ミサイルなどの火器や、船体固定および敵機補足用のアンカーを装備している。通常火器が効きにくいナノラミネートアーマー採用兵器に対しては、同じナノラミネートアーマー製の前面装甲による吶喊攻撃や、敵艦に歩兵を送り込んでの制圧戦を展開する[5][44]。300年後の現在では、民間業者を含めた多くの組織が改修を繰り返して運用している[44]。
- エイハブ・リアクター
- MSや艦船、施設のエネルギー源などに使われる相転移炉の一種。厄祭戦勃発の原因とされ、バルバトスに搭載された2基の炉でCGS基地の全電力をまかなえるほど高出力を持つ[25]。炉内で生成される「エイハブ粒子」は一種の慣性制御効果を持ち、MSの耐Gシステムや、艦艇などの疑似重力発生装置にも用いられている。MSにおいては、効率的な耐G効果を発揮する目的でコクピットに近接するように胸部に搭載されている[50]。エイハブ粒子の波動である「エイハブ・ウェーブ」は電波障害を発生させる特性を併せ持っており、影響範囲内での長距離通信には専用の中継機を必要とする。各リアクターは同じものが一つとしてないワンオフ品であり、ウェーブの波形にも個体差がある[4]。ギャラルホルンはこの波形を過去のデータと照らし合わせることで搭載機の個体識別を可能としている[4]。
- 厄祭戦後の世界では、MSと同様にギャラルホルンのみが製造技術を独占しているため希少価値が高く、他勢力は厄祭戦時代の残存兵器に搭載されていたものをレストアして使用している。回収困難となって宇宙に放棄されたリアクターも存在し、エイハブ粒子が発する疑似重力によって高密度のデブリ帯を形成する原因となっている[4]。
- 阿頼耶識システム(あらやしきシステム)
- 厄祭戦時代のMSに採用された有機デバイスシステム。本来は宇宙作業機械の操縦用に開発されたシステムだが、MSの性能を最大限に発揮させることを目的で軍事転用された[5]。
- 外科手術でパイロットの脊髄に埋め込まれた“ピアス”と呼ばれる金属端子と操縦席側の端子を接続し、ナノマシンを介してパイロットの脳神経と機体のコンピュータを直結させることで、脳内に空間認識を司る器官が疑似的に形成される。これによって、通常はディスプレイなどから得る各情報がパイロットの脳に直接伝達され、機械的プログラムに縛られない生身の体のような操作が可能となる[24][27]。接続の際は、中の端子を露出させ、操縦席側の接続機であり網膜投影用のヘッドセットとも繋がっている接続機器を上半身に取り付ける[24][27]。機体周囲に存在する物体との距離や相対位置などの外部情報だけではなく機体にかかる負荷など、ステータス情報も感覚的に受け取っている[51]。
- ただし、成長期の子供でなければナノマシンがうまく体に定着せず、MSクラスともなると機体から送られる膨大な処理情報が脳髄に多大な負担をかける。そのうえ、機内でパイロットが気を失った場合は意識を取り戻すまで機体とのリンクを切ることができないなどのデメリットも存在する[27]。また、再生医療の発達によって体内に機械を埋め込むことが忌避されるようになってからは、「宇宙ねずみ」と蔑まれ差別の対象となる場合もある[4][5]。そのため本編の時代では非人道的なシステムとして使用が禁止されているが、CGS参番組(鉄華団)の少年兵やブルワーズのヒューマンデブリなど非合法に使用されている事例もあり[27][40]、CGSによる施術の場合は麻酔なしで行われ、失敗して身体不随に至る確率も高い[28]。
- なお、端子の埋め込み手術は複数回被術することも可能で、その場合は被術回数と同じだけ脊柱に沿って端子が増設される。劇中では三日月(3回)と昭弘(2回)がこれを行っていることが確認できる[42]。また、上述の通り使用後は脳が疲労するため、三日月は「火星ヤシ」と呼ばれるデーツに似た果実を食して糖分を供給していることが多い[52][53]。
- ナノラミネートアーマー
- エイハブ・リアクター搭載兵器に採用されている特殊装甲。エイハブ・ウェーブに反応して硬化する特殊塗料が塗布されており、実体弾による射撃など、瞬間的な衝撃による攻撃に対して高い防御力を発揮する[5]。この装甲を破壊するには、近接しての物理的打撃やナパーム弾による焼灼など、衝撃や熱が一定時間持続する攻撃が有効とされる[51][50]。特殊塗料は普通の塗料と同様に複数の種類が存在し、色によって塗料の価格も異なる[注 4][4]。
- アリアドネ
- ギャラルホルンが管理する航路管制システム[36]。航路上に設置した多数のコクーンのネットワークがエイハブ・ウェーブの影響下でも道しるべとして機能し、経由すること迷わず航行ができる。コクーンを中継機として利用することによる長距離通信も可能で、一部では通信内容を暗号化する手法が存在する[36]。また、大小を問わず事情のある荷物や人を運ぶ業者は、アリアドネを目印にしながらも監視を潜り抜ける航路を持っているが、海賊や対立組織に襲撃されるリスクも存在する[38][54]。
登場人物
CGS参番組 / 鉄華団
- 三日月・オーガス(みかづき・オーガス)
- 声 - 河西健吾、諏訪彩花(幼少期)
- 本作の主人公。愛称は「ミカ」[42]。名瀬が充てた漢字名は「三日月 王我主」[29]。部隊で最もMWの操縦技術に長け、ギャラルホルンの襲撃をきっかけにガンダム・バルバトスのパイロットとなる[50]。
- 小柄で幼い容姿ながらも[注 5]、三度にわたる阿頼耶識システムの手術にも耐え抜くほどの強靭な肉体と精神力を持ち、日常の鍛錬にも余念がない。寡黙で感情表現に乏しいが、仲間や親しい者を想う気持ちは強く、危害を加えようとする相手には非情に徹する[注 6][31]。
- 幼少期からの兄貴分であるオルガとは実の兄弟以上の深い絆で結ばれており[31]、彼からの頼みならば率先して殺人などの汚れ仕事も請け負う[28]。劇中序盤では文盲で、将来は農場を経営したいという夢の実現のために、イサリビ乗艦後はクーデリアから読み書きを教わる[36][50]。
- オルガ・イツカ
- 声 - 細谷佳正、東内マリ子(幼少期)
- 参番組隊長。のちにCGSの大人達を排除して、鉄華団の団長となる。名瀬が充てた漢字名は「御留我 威都華」[29]。
- 優れた統率力を持ち、筋を通すことにこだわる性格と器量の大きさから仲間たちの信頼も厚い[31]。本人もそれに応えるための努力を欠かすことがなく、テイワズの傘下に入ってからは団員たちにとっての家である鉄華団を守っていく決意を固めている[29][31]。幼少期からの相棒である三日月を誰よりも信頼している一方で、自分の頼みをためらうことなく実行する姿には強い重圧を感じており、寄せられる期待に応えなくてはならないと考えている[5][36]。
- ビスケット・グリフォン
- 声 - 花江夏樹
- オルガの参謀役を務める、恰幅のいい穏やかな少年[31]。16歳[55]。ドルト2の貧民街出身で、両親の事故死を機に、幼い双子の妹と共に火星にいる祖母に引き取られる[30]。経営難にある祖母の農園を助けるためにCGSに入隊し、賃金の大半を仕送りしている[31]。参番組では唯一就学経験があり、オルガと共に外部との交渉や戦闘時の作戦立案などを務める[24][31]。
- ユージン・セブンスターク
- 声 - 梅原裕一郎
- オルガが入隊する前に参番組をまとめていた少年[31]。頭脳・体力共に優れているが、皮肉屋かつ思慮が浅い面があるためカリスマ性に乏しい[31]。自分になり代わって参番組隊長となったオルガに反発する[31]一方で、窮地には自ら危険な任務を買って出る気概を持ち[24]、火星出立後はイサリビの指揮や阿頼耶識システムによる操舵をオルガから任されることもある[51][54]。
- 昭弘・アルトランド(あきひろ アルトランド)
- 声 - 内匠靖明、村中知(幼少期)
- CGSのヒューマンデブリのリーダー格[31]。三日月から「ガチムチ」[26]と評されるほどの鍛え抜かれた肉体に加えて、豊富な戦闘経験と三日月に次ぐ操縦技術を持つ[56]。火星出立後はグレイズ改のパイロットとして主力を務め[56]、のちにブルワーズから鹵獲したガンダム・グシオンの改修機グシオンリベイクに乗り換える[49]。
- 幼少期は商船団を経営する両親や弟の昌弘と共に各地を渡り歩いていたが、海賊の襲撃で両親を殺されヒューマンデブリとなり、弟と生き別れた過去を持つ[38][56]。その経験から参番組時代は無愛想かつ自虐的な言動が多く、ほかのメンバーとはなれ合わずにトレーニングに勤しむことが多かった[31][56]。鉄華団の旗揚げ後は所有物ではなく仲間として迎え入れられたことで、次第に心を開いていく[26][43]。
- ノルバ・シノ
- 声 - 村田太志
- 三日月やオルガよりも前に参番組に在籍していた古参メンバーの1人[57]。長身を生かした生身での白兵戦を得意とし[31]、MW戦でも高い実力を発揮する[57]。CGS時代から一小隊を任されていたほどの指揮能力を持ち[57]、鉄華団発足後も突入部隊を率いて活躍する。何事も勢いで解決しようとする楽天的な人物で[57]、かなりの健啖家かつ好色家[26][29]。年少組などの年下の子供に対する面倒見がよく[57]、仲間の死を人一倍悲しむなど情が深い[27][41]。ファーストネームの「ノルバ」がCGS社長のマルバと紛らわしいという三日月の意見によって、彼のみファミリーネームの「シノ」と呼ばれている[57]。
ブルワーズとの抗争後は、仲間を守りたいという思いからMSパイロットに志願し[30]、グレイズ改の再改修機である流星号に搭乗する[57]。
- タカキ・ウノ
- 声 - 天崎滉平
- 年少組のリーダー格で、伝令や機体の整備などの各種雑用を担当している13歳の少年[38][31]。三日月に憧れており、三日月のようになるため日々努力している[31]。地球への道中では、三日月と共にクーデリアから読み書きを習い始める[36]。火星の施設に残してきた6歳下の妹フウカ(声 - 山崎はるか)がおり、彼女を学校に通わせるという夢を持っている[38]。
- ライド・マッス
- 声 - 田村睦心
- 年少組の一人。口は悪いが仲間想い[31]。オルガからの依頼で、鉄華団の団章をデザインする[26]。火星出立後は、艦内作業員として乗船する[38]。
- ヤマギ・ギルマトン
- 声 - 斉藤壮馬
- 年少組の一人。機械整備を得意とする寡黙な少年[31]。火星出立後は、整備員としてイサリビに乗船する[24]。
- チャド・チャダーン
- 声 - 石谷春貴
- ヒューマンデブリのナンバー2[58]。火星出立後はイサリビのブリッジでオペレーターを務める[24]。
- ダンテ・モグロ
- 声 - 濱野大輝
- ヒューマンデブリのナンバー3[58]。火星出立後はイサリビのブリッジでオペレーターを務める[24]ほか、ハッキングなどの電子戦で活躍する[33]。
- ダンジ・エイレイ
- 声 - 山下大輝
- 年少組の一人。ギャラルホルンの襲撃時にオルガに志願してMWで出撃するが、オーリスのグレイズに撃墜され戦死する[42]。遺骨すらも残らず、身に付けていた「ピアス」だけが残る[27]。生前は女性の乳房に埋もれて死にたいという願望をシノに語っていた[27]。
- アトラ・ミクスタ
- →詳細は「§ アトラ・ミクスタ」を参照
- ナディ・雪之丞・カッサパ(ナディ・ゆきのじょう・カッサパ)
- →詳細は「§ ナディ・雪之丞・カッサパ」を参照
- トド・ミルコネン
- →詳細は「§ トド・ミルコネン」を参照
- デクスター・キュラスター
- →詳細は「§ デクスター・キュラスター」を参照
- メリビット・ステープルトン
- →詳細は「§ メリビット・ステープルトン」を参照
CGS(クリュセ・ガード・セキュリティ)
- マルバ・アーケイ
- 声 - 宝亀克寿
- CGSの社長。強欲な男で、社員たちからの人望は薄い[31]。参番組が虐げられる元凶を作った張本人[25][31]だが、若い頃は犬好きという一面もあった[36]。ギャラルホルンの襲撃時はCGSの軍資金の大半と共に逃亡し、行方をくらます。途方に暮れて飲んだくれていたところに昔なじみの名瀬と再会し、CGSの全資産を差し出す代わりにギャラルホルンとの調停役を依頼する[51]。資産の一部であるイサリビの返還を求めて名瀬と共に鉄華団を追跡する[36]が、名瀬が鉄華団との交渉を決めたことで見限られ、テイワズ管轄の資源採掘衛星で強制労働させられることになる[33]。
- ハエダ・グンネル
- 声 - 山口太郎
- 一軍隊長で、CGSではマルバに次ぐ地位[31]。参番組を捨て駒と見ており、気に入らない者や反抗的な者には暴力で従わせる高圧的な性格。ギャラルホルンの襲撃時は指揮もとらずに率先して逃亡し、オルガからは「無能」「マルバ以下のクズ」と酷評される[27]。クーデターを起こしたオルガたちに部下たちとともに拘束されるが、なおも横柄な態度を取ったため、三日月に射殺される[28]。
- ササイ・ヤンカス
- 声 - 野川雅史
- 一軍兵士。ハエダの腰巾着的存在で、年少組にも平気で暴力を振るう[42]。ハエダとともに三日月に射殺される[28]。
- トド・ミルコネン
- 声 - 青山穣
- 一軍兵士で、年少組の指導係[31]。長いものには巻かれる日和見主義者で[31]、ギャラルホルンの襲撃で落ち目となった一軍に見切りをつけ、オルガたち鉄華団に付き従う[28]。身の安全のためにクーデリアの身柄をギャラルホルンに引き渡すことを主張するが、彼女の護衛の続行が決定したことを受けて、密かにオルガたちを裏切る[26]。懇意のオルクス商会と結託してオルガたちを陥れようとするが、ギャラルホルンと通じていたオルクスに見捨てられ、さらに最初から裏切りを見破っていたオルガたちに拘束される[24]。戦闘後はパンツ一枚で救命ポッドに詰め込まれ、ギャラルホルンに引き渡される[24]。
- デクスター・キュラスター
- 声 - 江越彬紀
- CGSの経理担当[31]。CGSの大人の中では珍しく参番組にも柔和に接している[31]が、ギャラルホルンの襲撃時は一軍と共に逃亡を計る[28]。クーデターで拘束された際に退職を申し出るが引きとめられ、再度経理および事務手続き担当として鉄華団に雇われる[28]。クーデリアの護衛任務には同行せず、残留する年少組と共に火星での業務を行う[24]。
- ナディ・雪之丞・カッサパ(ナディ・ゆきのじょう・カッサパ)
- 声 - 斧アツシ
- CGSのMW整備士[31]。色黒のたくましい体格と、腹巻姿が特徴[31]。過去に負った戦傷で両足は義足となっている[25]。CGSの大人の中では唯一参番組に好意的な人物で、参番組メンバーたちからも「おやっさん」と呼ばれ慕われている[31]。一軍の大人たちがギャラルホルンの襲撃から逃亡する中でただ一人基地に残り、バルバトスの再起動に貢献する。鉄華団の結成後も残留し、イサリビの整備員として地球への旅に同行する[28]。本来はMW専門の技師だが、若い頃のMS整備経験を頼りにバルバトスの整備に腐心する。衛生観念が薄い鉄華団メンバーの中でも、特に体臭がきつい[59]。
クリュセ独立自治区
- クーデリア・藍那・バーンスタイン(クーデリア・あいな・バーンスタイン)
- 声 - 寺崎裕香
- 本作のヒロイン[5]。クリュセ代表首相の一人娘で、火星独立運動の中心人物。16歳の若さで既に大学を卒業している才媛で、大学2年生時に独立運動家たちの会合である「ノアキスの七月会議」を成功させたことから「革命の乙女」として労働者たちの注目を集め、ギャラルホルンからはその存在を危険視されている[27][31][33][30]。
- 父親から地球のアーブラウ政府との交渉役を任され、社会問題化している少年兵の現状を知る一環でその道中の護衛を参番組に依頼するが、ギャラルホルンの襲撃で多くの少年たちの死を目の当たりにし、描いていた理想と現実との隔たりを突きつけられる。それでも、生きるために戦い続ける三日月たちを見て「自分の戦い」を続けることを決意し、鉄華団に再度自身の護衛任務を依頼する[28]。イサリビでの航海中は、三日月やタカキなどの学習経験のない少年兵たちに読み書きを教える[36]。
- アトラ・ミクスタ
- 声 - 金元寿子
- 本作のもう一人のヒロイン[5]。クリュセ市街地の雑貨屋「HABA'S STORE」で働く少女[31]。CGSに食料の搬送を行っている縁から、参番組とも親しい。幼い頃に両親と死別した後、夜の店で雑用として虐げられる日々を送っていたが、店を飛び出した際に三日月と出会ったことがきっかけで「HABA'S STORE」で働けることになった[38]。以降、三日月に恋心を抱くようになり[31]、地球に向かう三日月のために、お守りとしてお揃いのブレスレットを製作する[42]。
- 三日月を追うために雑貨屋を辞めて鉄華団に入団し、炊事係としてイサリビに乗船する[24]。鉄華団の仲間同様にクーデリアを大切な家族と考えており[38]、ギャラルホルンに捕らえられた際は彼女のために暴力に屈しない意志の強さを見せる[55]。
- フミタン・アドモス
- 声 - 内山夕実
- クーデリアに長年仕える侍女[31]。知識や話術にも長け、クーデリアの代わりに会談の場に立つこともある[42]。ギャラルホルンの襲撃後も地球行きを固持したクーデリアに同行し、航海中はイサリビの通信及び艦内環境管理を行うオペレーターも務める[36][51]。
- その正体はクーデリアの抹殺を目論むノブリスが送り込んだスパイで、航行中の鉄華団の動向を常に監視していた[55]。スラム街の出身で、クーデリアのことも当初は快く思っていなかったが、彼女のひたむきさに次第に感化されていき、任務との間で葛藤していく[35]。ドルト3でクーデリアに自身の素性を知られると、別れを告げて去る[55]が引き返し、労働者の武装蜂起に乗じてクーデリアを抹殺しようとしたノブリスの部下から庇って死亡する[35]。
- クッキー・グリフォン、クラッカ・グリフォン
- 声 - 桑原由気(クッキー)、千本木彩花(クラッカ)
- ビスケットの妹である双子の姉妹。9歳[55]。
- 髪を二つのおさげにして、ビスケットを「おにいちゃん」と呼ぶおっとりしている方がクッキーで、髪を後ろに纏めてビスケットを「おにい」と呼ぶ気の強い方がクラッカ[31][60]。二人とも兄のことが大好きで、三日月にも懐いている[31]。
- 桜・プレッツェル(さくら・プレッツェル)
- 声 - 鈴木れい子
- グリフォン兄妹の祖母。広大なトウモロコシ農場を経営しているが、収穫物のすべてが安価なバイオ燃料として買い叩かれているため、ビスケットの仕送りがなければ経営が立ち行かない状況となっている[26]。収穫期などで作業を手伝っている参番組とも親しく、三日月からは「桜ちゃん」と呼ばれ慕われている[31]。
- ハバ
- 声 - 東内マリ子
- 雑貨屋「HABA'S STORE」の女将[42]。三日月を通じて飢えていたアトラを引き取り、自分の店に雇い入れた[38]。三日月に想いを寄せるアトラを優しく見守り、鉄華団に入るため退職を願い出た彼女を快く送り出す[24]。
- ノーマン・バーンスタイン
- 声 - 木下浩之
- クリュセ代表首相で、クーデリアの父親[31]。保身のために娘の情報をギャラルホルンにリークする[42]。
- 朋巳・バーンスタイン(ともみ・バーンスタイン)
- 声 - 渡辺美佐
- ノーマンの妻で、クーデリアの母親。温厚な人柄でクーデリアの身を案じてはいるが、彼女からは「家の外で起きている現実から目を背けている」と批判されている[42]。
ギャラルホルン
- マクギリス・ファリド
- 声 - 櫻井孝宏
- 監査局から火星支部に派遣されてきた特務三佐[32]。「セブンスターズ」の一家門であるファリド家当主の妾子だが、のちに正式な後継ぎとして養子に迎え入れられる[32]。若いながらも並外れた知識と洞察力を兼ね備え、MSパイロットとしても優れた力量を持つ[31]。搭乗機は青いシュヴァルベ・グレイズ[44]。ギャラルホルン内部の腐敗と支配力の低下を憂慮しており、組織の改革を志している[43]。
- コーラルの背信行為の証拠を掴むためにクリュセ郊外を捜索中、偶然遭遇した三日月の戦士としての資質に興味を抱く[26]。その際ガエリオの運転する車がクッキーたちを轢き掛けたお詫びとしてチョコレートをあげたことから、三日月からは「チョコレートの人」として認識される[24]。
- ガエリオ・ボードウィン
- 声 - 松風雅也
- マクギリスの護衛で火星に派遣されてきた特務三佐[31]。「セブンスターズ」の武を司るボードウィン家の嫡男で、マクギリスとは幼少期からの友人同士[23]。強い正義感の持ち主で、マクギリスと共にギャラルホルンの改革を目指している[23]。初期の乗機は紫色のシュヴァルベ・グレイズ[44]で、のちに先祖が搭乗していたガンダム・キマリスに乗り換える[23]。
- 桜の農園でクッキーたちを轢きかけたことに怒った三日月に絞殺されかけ、以降強い敵意を向けるようになる[23]。マクギリス(チョコレートの人)の隣にいたことから、三日月からは「チョコレートの隣の人」として認識される[24]。
- アイン・ダルトン
- 声 - 内田雄馬
- 火星出身の三尉[31][43]。火星支部に配属されて日が浅い新米MSパイロット。CGS基地襲撃作戦で初陣を果たすも、戦闘経験で勝る三日月のバルバトスに翻弄され負傷する[27]。上官のクランクたちが相次いで戦死したことで鉄華団への憎しみを募らせていき、仇討ちのためにガエリオの部下となって鉄華団を追撃する[29]。ガエリオがキマリスに乗り換えてからは、通常装備に戻した彼のシュヴァルベ・グレイズに搭乗する[44]。
- クランク・ゼント
- 声 - 間宮康弘
- 火星支部所属の二尉[31]。屈強な体格を持つ老練なMSパイロットで、口元の古傷が特徴。
- CGSの抹殺をコーラルから命じられるも、少年兵たちを殺すことに強い抵抗を覚える。悩んだ末に、少年の殺害を最小限に抑えつつ、部下にも迷惑をかけないようにする苦肉の手段として、クーデリアの身柄と鹵獲されたオーリスのグレイズの返還を賭けたMSでの決闘[注 7]を三日月に挑む[28]。結果、戦いに敗れて瀕死の重傷を負い、三日月に介錯を頼み射殺される[28]。
- オーリス・ステンジャ
- 声 - 木島隆一
- 火星支部所属の二尉で、クランクのかつての教え子[42]。CGS基地襲撃部隊の指揮を取るが、主力のグレイズ隊の投入をわざと遅らせたことで、味方のMW隊に不要な犠牲者を出す。前線で指揮を執るオルガに自ら襲い掛かるが、地面から現れたバルバトスに乗機のグレイズを撃破され戦死する[27]。
- コーラル・コンラッド
- 声 - 家中宏
- 火星支部長[31]。スポンサーであるノブリスの意向を受け、火星住民の地球に対する憎悪を煽るためにクーデリアの暗殺を画策する。しかし、オルガたちの思わぬ奮戦とクランクの独断行為によって計画は崩れ、最後は自らMS隊を率いて火星低軌道上に進出した鉄華団を襲撃するも、バルバトスに乗機のグレイズを撃墜され戦死する[24]。
- イズナリオ・ファリド
- 声 - 速水奨
- 地球本部司令官で、ファリド家の現当主。妾子であったマクギリスを認知して養子に迎えた[32]。
- ガルス・ボードウィン
- 声 - 星野充昭
- ボードウィン家現当主[41]。
- アルミリア・ボードウィン
- 声 - 加隈亜衣
- ガエリオの妹。9歳。マクギリスとは親同士が決めた許婚の関係にあり[32]、彼を「マッキー」と呼び慕っている[43]一方で、自身がまだ子供であることにコンプレックスを抱いている[41]。実兄のガエリオには手厳しく、自分の縁談が持ち上がるたびに逃げ出す彼をよく咎めている[23]。
テイワズ
- 名瀬・タービン(なぜ・タービン)
- 声 - 鳥海浩輔
- タービンズのリーダー[31]。漢字名は「名瀬 蛇亞瓶」[29]。木星圏では武闘派で通っており、マクマードとは親子盃を交わすほどの信頼関係を築いている[31]。部下の女性クルー全員を自身の妻に娶っており、彼女たちとの間に多くの子供を儲けている[注 8][33]。
- マルバから差し出された資産の一部であるイサリビの返還を求めて鉄華団と戦端を開くが、彼らの実力とマルバが危険な阿頼耶識システムの手術を強いていたことを知ると戦闘を中止し、鉄華団がテイワズの傘下に入るためにマクマードと会談する約束を取り付ける[33]。その後、オルガと義兄弟の盃を交わして彼の兄貴分となる[29]。
- アミダ・アルカ
- 声 - 田中敦子
- タービンズ所属のパイロットで、名瀬の第一夫人[31]。名瀬よりも長身で、褐色肌のグラマーな女性。戦闘時における事実上の指揮官で、面倒見のよさから部下たちからは「姐さん」、名瀬の子供たちからは「大きなお母さん」と呼ばれ慕われている[62]。乗機はピンクに塗装されたシングルナンバーの百錬[31][62]。
- ラフタ・フランクランド
- 声 - 日笠陽子
- タービンズ所属のパイロット[31]。漢字名は「浪蓋 布蘭宮嵐人」[29]。長髪を二つ結びにした若い女性。快活な性格で、名瀬を「だーりん」と呼んでいる[31][63]。パイロットとしての実力は高く、乗機である百里の特性を活かした高機動戦闘を得意とする[63]。自分たちと渡り合った三日月や昭弘の実力を認め、以降はシミュレーターでの戦闘訓練につきあうなど交流を深めていく[33]。
- アジー・グルミン
- 声 - 國立幸
- タービンズ所属のパイロット[37]。ショートカットで表情の変化に乏しい女性。冷静沈着に任務を遂行する[37]。乗機は一般仕様の百錬[37]。
- エーコ・タービン、ビルト・タービン、クロエ・タービン、エヴァ・タービン
- 声 - 久保ユリカ(エーコ)、芳野由奈(ビルト)、石上静香(クロエ)、山村響(エヴァ)
- ハンマーヘッドのブリッジクルーを務める女性たち[64]。
- マクマード・バリストン
- 声 - 石塚運昇
- テイワズの代表[31]。漢字名は「真紅真亞土 芭里主屯」[29]。名瀬とオルガの兄弟盃を許可したほか、三日月にも目をかけ、部下の技術者にバルバトスのオーバーホールを命じる[29]。クーデリアの理想にも共感し、彼女の後ろ盾となることを約束するが、理想を実現することで生まれる新たな争いに対する覚悟を質す[29]。一方で、鉄華団を利用してドルトコロニーの暴動を扇動したノブリスの暗躍を察知し、互いの利益のためにクーデリアの暗殺計画を再考するように意見する[35]。
- メリビット・ステープルトン
- 声 - 田中理恵
- 歳星を出立した鉄華団の監視役兼財務アドバイザーとしてイサリビに派遣された女性[31]。かつてテイワズの銀行部門に勤務しており、財政管理だけでなく医療技術にも心得がある[31][43]。
- オルガとは歳星の酒場での宴会中に偶然面識を持ち[29]、イサリビ乗艦後はオルガの至らない点を指摘するときもある[30][43]。
ブルワーズ
- クダル・カデル
- 声 - 織田圭祐
- MS部隊の指揮官で、組織の事実上のナンバー2[39]。乗機はガンダム・グシオン[31]。筋骨隆々の肉体と、ピアスやスプリット・タンを施した奇抜な風貌が特徴で、言動には時折女性口調が混じる[39]。部下のヒューマンデブリの少年たちをMS以下の価値と言い切り、非情な命令を下すこともいとわない[39][43]。暗礁宙域の戦闘でバルバトスと交戦するが次第に追い詰められていき、コクピットを貫かれ死亡する[41]。
- 昌弘・アルトランド(まさひろ アルトランド)
- 声 - 山下誠一郎、Lynn(幼少期)
- 幼少時にヒューマンデブリとして生き別れた昭弘の弟[31]。乗機はマン・ロディ[31]。鉄華団襲撃の際に、図らずも明弘と再会する[43]。ヒューマンデブリである自身の不幸を嘆きながらも苦しい生活に耐えてきたが、鉄華団という新しい家族を得ていた昭弘に強い嫉妬を覚え、鉄華団に迎え入れようとする彼を非難する[54]。しかし兄弟の絆を捨てきれず、直後に攻撃してきたグシオンから昭弘を庇い[54]、昭弘に看取られながら息を引き取る[41]。
- ブルック・カバヤン
- 声 - 武虎
- ブルワーズの頭領[31]。クーデリアを狙って鉄華団とタービンズを襲撃するが[43]敗北。代償として戦艦やMSといった全財産を没収される[41]。
- ビトー、アストン、デルマ、ペドロ
- 声 - 古川慎(ビトー)、熊谷健太郎(アストン)、室元気(デルマ)
- ヒューマンデブリの少年兵たち。不満を抱きつつもクダルの命令に従っている。ビトーとペドロは鉄華団との戦闘で戦死する[54]が、アストンとデルマは抗争終了後、生き残ったほかの少年たちと共に鉄華団の一員として迎え入れられる[41]。
ドルトコロニー群
- サヴァラン・カヌーレ
- 声 - 平川大輔
- ビスケットたちの兄[31]。学業が優秀だったことから両親が働いていた工場の経営者一家に引き取られ、成長後はドルトカンパニー本社の役員として会社と労働組合の調停役を請け負っていた[31]。暴動を計画するドルト2の同胞たちをギャラルホルンから守るべく、クーデリアを首謀者としてギャラルホルンに引き渡そうと画策し、訪ねてきたビスケットに付き添っていたアトラをクーデリアと誤認し弟共々拘束する[55]。途中で人違いであることを知らされてもなおアトラをクーデリアとしてギャラルホルンに売ろうとするが、三日月らにより奪還され、ビスケットからも拒絶される[55]。その後も会社に労働者組合と対話を訴え続けるが、結局武力衝突は避けられず、ナボナたちを失う[35]。
- ナボナ・ミンゴ
- 声 - 小形満
- ドルトカンパニーに待遇改善を訴えている労働者組合の組合長[31]。鉄華団の運んできた武器を盾に会社側との交渉を希望するが、ギャラルホルンの策略によってほかの組合員たちと共に射殺される[35]。
そのほかの人物
- ノブリス・ゴルドン
- 声 - 長克巳
- 高名な大富豪[31]。表向きはクーデリアのスポンサーとして火星独立運動を支援している[27]が、クーデリアを悲劇のヒロインとして抹殺することで地球圏の富裕層と圏外圏の貧困層との武力衝突を煽り、そこから生まれる膨大な利益を得ようと画策している[35]。
- オルクス
- 声 - 乃村健次
- 民間運送業者オルクス商会の代表。トドの仲介で表向きは方舟までの鉄華団の案内役を請け負うが、裏ではギャラルホルンにその情報を売ることで便宜を引き出そうと画策する[24]。ギャラルホルンと共に自社の艦でイサリビに攻撃を仕掛けるが、オルガの奇策で逃亡を許す[24]。
- 仮面の男
- 声 - 櫻井孝宏
- 白い長髪に金色の仮面を被った謎の男[31]。ドルト3に滞在中のクーデリアにドルト2の暴動の発端がノブリスであることを告げる[55]。
登場メカニック
登場する各兵器は複数のデザイナーが分担してデザインしており、基本的にガンダム・バルバトスを鷲尾直広、そのほかのガンダムとブルワーズのMSを形部一平、ギャラルホルンのMSを海老川兼武、テイワズのMSを篠原保、周辺メカと美術設定を寺岡賢司がそれぞれ担当している[4][65]。
モビルスーツ
ガンダム・フレーム
ガンダム・バルバトス GUNDAM BARBATOS | |
---|---|
型式番号 | ASW-G-08 |
所属 | CGS→鉄華団 |
全高 | 18.0m |
重量 | 28.5t(本体重量) |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
動力源 | エイハブ・リアクター×2 |
武装 | メイス(全形態共通)×1 ガントレット(第2形態以前)×1 滑空砲(第2形態以降)×1 GR-Es02 ワイヤークロー(第3形態)×1 太刀(第4形態)×1 |
搭乗者 | 三日月・オーガス |
- ASW-G-08 ガンダム・バルバトス
- 三日月・オーガスの搭乗機[44]。火星の砂漠地帯に放置されていたところをCGS社長のマルバ・アーケイが発見し、CGS基地の動力炉として利用していたが、ギャラルホルン襲撃の際に参番組の少年兵たちによって再起動させられる[50]。各種兵装の換装による高い汎用性が特長で、背部アタッチメントのサブアームを展開することで、接続した武装を使用することができる[66]。鉄華団の主戦力となってからは、倒した敵機から得たパーツや武装を追加・換装していくことで戦闘能力を高めていく。
- ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズには「バルバトス」という名前のオリジナルMSが本作放送開始前の2011年より登場しているが、直接的な関係はない。
- 第1形態
- 火星で発見された当初の姿[50]。両肩の装甲が欠損し、左腕にはガントレットが取り付けられている[44]。厄祭戦から300年以上を経ているため各部が劣化しており、本来の性能を発揮できない状態となっている[44]が、この状態でもグレイズを圧倒するほどのパワーを持つ[27]。発見当初はコクピット周りの部品がほとんど抜き取られており、マルバが将来的な転売を見込んでいたため修理もされていなかった[27]。再起動時は、雪之丞のアイディアで三日月が搭乗していたMWの操縦席が流用される[27]。
- 再起動時の初期武装は、先端部にパイル射出機構を備えた高硬度レアアロイ製メイス[50]。クランクとの決闘の際は、鹵獲したグレイズの肩アーマーを左肩に装着する[28]。
- 第2形態
- 火星低軌道上でギャラルホルンを迎撃した際の姿[44]。白と青に塗り替えられたグレイズの肩アーマーを装着し、威力を重視した折りたたみ式の長砲身大口径滑空砲を追加装備する[注 9][66]。
- 第3形態
- タービンズと交戦した際の姿[44]。火星低軌道上での戦闘で失われた左腕ガントレットの代わりに、ガエリオのシュヴァルベ・グレイズから奪取したワイヤークローを装備する[44]。
- 第4形態
- 厄祭戦当時の資料を元に、歳星の技術者たちが復元させた本来の姿[注 10][50]。機体の重量バランスとリアクターが再調整されたことで出力が向上しており[50]、よりパイロットの感覚に近い挙動が可能となっている[59]。歳星のファクトリーで錬成された軽量かつ高強度の太刀を追加装備している[50]。
ガンダム・グシオン GUNDAM GUSION | |
---|---|
型式番号 | ASW-G-11 |
所属 | ブルワーズ→鉄華団 |
全高 | 18.0m |
重量 | 44.4t(本体重量) |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
動力源 | エイハブ・リアクター×2 |
武装 | 頭部バルカン砲×2 グシオンハンマー×1 90mmサブマシンガン×1 バスターアンカー×4 手榴弾×2 グシオンアックス×1 グシオンチョッパー×1 |
搭乗者 | クダル・カデル |
ガンダム・グシオンリベイク GUNDAM GUSION REBAKE | |
型式番号 | ASW-G-11 |
所属 | 鉄華団 |
全高 | 18.0m |
重量 | 35.1t(本体重量) |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
動力源 | エイハブ・リアクター×2 |
武装 | 120mmロングレンジライフル×1 ハルバート×1 シールド×1 |
搭乗者 | 昭弘・アルトランド |
- ASW-G-11 ガンダム・グシオン
- ブルワーズのクダル・カデルの搭乗機[44]。高密度のデブリ地帯で発見され、その宙域で活動する海賊たちの間を転々としてきた[39]。
- 2基のエイハブ・リアクターの出力を最大限に活かした超重装甲を装着することで、対空機銃をものともしない堅牢さを得ている[39]。この装甲と内部フレームに組み込まれた専用の延長パーツによって極端に肥大化した体型となっている[67]。発見後は宇宙戦に対応した改修が施され、各部の高出力スラスターによって見た目に似合わない機動性を発揮する。しかし、燃費性能は著しく悪く、装甲内部に増設された大型推進剤タンクを用いても稼働時間は短い[39]。コクピットはクダルの阿頼耶識システムに対する不信から、通常タイプに換装されている[68]。
- 武装は信号弾も発射可能な頭部バルカン砲[41]、15トン以上の重さを持つスラスター内蔵の質量破壊武器グシオンハンマー、射撃用の90mmサブマシンガン[39][44]、胸部内蔵の400ミリ砲バスターアンカー4門[54]、投擲用の手榴弾。追加兵装として、射出可能なハンマーと実体刃鎌で構成されるグシオンアックス、鉈の峰側に増速用のスラスターが内蔵されたグシオンチョッパーが設定されている[69]。
- ASW-G-11 ガンダム・グシオンリベイク
- 鉄華団が鹵獲したグシオンを、タービンズが全面改修した機体[44]。グレイズ改に次ぐ昭弘・アルトランドの搭乗機となる[44]。
- 全身の外装を軽量なバルバトスの予備装甲に換装したことで、欠点であった稼働時間の大幅な延長と重力下での運用能力を得ている[68]。背部には改修前の脛部装甲を改造したブースターポッド2基、腰背部には同じく改修前の背面装甲を改造した大型リアスカートを増設[68][49]。ブースターポッドにはグレイズの腕を転用した隠し腕が内蔵され、手持ち武装の使用も可能となっている[68]。リアスカートは取り外して手持ちのシールドとすることで、改修前と同様の高い防御力を発揮する[68]。バルバトスに破壊されたコクピットには同じく鹵獲したマン・ロディのパーツが移植され、再度阿頼耶識システム対応に改修されている[68]。頭部には遠距離用の高精度センサーが搭載され、フェイス部分を遮蔽した精密射撃モードへの変形機構を備えている[68]。
- 武装はグレイズ用ライフルにテイワズ製の延長バレルとスコープを増設した120mmロングレンジライフル[68]と、ショートアックスとしても使用可能なハルバート[69]。
ガンダム・キマリス GUNDAM KIMARIS | |
---|---|
型式番号 | ASW-G-66 |
所属 | ギャラルホルン |
全高 | 19.3m |
重量 | 31.7t(本体重量) |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
動力源 | エイハブ・リアクター×2 |
武装 | グングニール(120mm砲)×1 コンバットナイフ×1 スラッシュディスク×2 |
搭乗者 | ガエリオ・ボードウィン 初代ボードウィン卿 |
- ASW-G-66 ガンダム・キマリス
- シュヴァルベ・グレイズに次ぐガエリオ・ボードウィンの搭乗機[23]。厄祭戦時代にボードウィン家の始祖が搭乗しており、終戦の立役者となった英雄的な機体である。中世の甲冑騎士のような外観も相まってギャラルホルンの象徴的MSとされる[23]。終戦以降は式典などの形式的な行事に使用されていたが、ガエリオの意向で再度実戦に投入される[23]。
- 近接戦闘に特化しており、突進力と各部に配置されたブースターによる機動性に優れる。脚部高出力ブースターは装甲を前後に展開することで出現し、姿勢制御を困難にする反面、素早い方向転換と急加速を可能にしている[23]。
- 武装は120mm砲内蔵の大型ランス「グングニール」と、腰背部に懸架された至近距離用の折りたたみ式コンバットナイフ、両肩に内蔵されたナノラミネートアーマーをも切り裂く射出武装「スラッシュディスク」[23]。
グレイズ GRAZE | |
---|---|
型式番号 | EB-06 / EB-06s(指揮官機) |
所属 | ギャラルホルン |
全高 | 17.8m |
重量 | 30.2t(本体重量) |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
動力源 | エイハブ・リアクター |
武装 | GR-W01 120mmライフル×1 GR-H01 9.8mバトルアックス×1 バズーカ砲×1 シールド×1 |
搭乗者 | クランク・ゼント アイン・ダルトン オーリス・ステンジャ(指揮官機) コーラル・コンラッド(指揮官機) ギャラルホルン兵士 |
グレイズ改 GRAZE CUSTOM | |
型式番号 | EB-06/tc |
所属 | 鉄華団 |
全高 | 17.9m |
重量 | 28.2t(本体重量) |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
動力源 | エイハブ・リアクター |
武装 | GR-W01 120mmライフル×1 GR-H01 9.8mバトルアックス×1 バズーカ砲×1 |
搭乗者 | 昭弘・アルトランド |
流星号(グレイズ改弐) RYUSEI-GO(GRAZE CUSTOM II) | |
型式番号 | EB-06/tc2 |
全高 | 18.0m |
重量 | 31.2t |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
動力源 | エイハブ・リアクター |
武装 | GR-W01 120mmライフル / ショートバレルライフル×1 GR-H01 9.8mバトルアックス×1 |
搭乗者 | ノルバ・シノ |
- EB-06 グレイズ
- グレイズ・フレームを採用したギャラルホルンの最新鋭主力量産型MS[47]。カラーリングは地上用が緑、宇宙活動用が紫[44]。
- 装備の換装であらゆる環境に対応できる万能機として設計されており、次期主力機の開発が疑問視されるほどに現場での運用評価は高い[70]。パイロットを問わない高い操縦性を持つ一方で、平準化された性能に不満を持つ上級パイロットもおり、より高性能のシュヴァルベ・グレイズが開発されるきっかけとなった[4]。
- 通常時はスクエアタイプの頭部センサーカメラで外部情報を得ているが、索敵時はカバーを展開して内部の球状センサーを露出させる。地上型は重力下での運用に適した軽量装甲を採用し、腰部に2基のメインブースターを装備[70]。宇宙型はブースターを腰部から背部に移動させることで、高速での移動能力を得ている[70][注 11]。指揮官機はエイハブウェーブ下での運用に対応した小型ブレードアンテナが頭部に追加され、通信距離が一般機の2倍に強化されている[70]。
- 基本武装は射撃用の120mmライフルと、接近戦用の9.8mバトルアックス。オプションとしてナノラミネートアーマー製耐熱シールド[71]、肩部ラックに懸架可能なロケット式バズーカ砲[72]。さらに、マニピュレーター用の姿勢制御グリップを備えた大型ブースターが用意されている[72]。
- EB-06/tc グレイズ改
- 鉄華団が鹵獲した2機のグレイズから、使用可能なパーツを抜き出して1機に集約した改修機[56]。エイハブ・リアクターはクランク機のものが使われており[24]、オーリス機のリアクターはタービンズの手により売り払われる[29]。本来は鉄華団の運営資金の足しとして転売される予定だったが、火星低軌道上で遭遇したギャラルホルンを迎撃するために昭弘・アルトランドが搭乗し、以降は鉄華団の正式な戦力となる[56]。
- バルバトスの攻撃で損傷した頭部や肩アーマーは独自品に交換され、背部には単発式の高推力ブースターが増設されている[44]。改修前よりも上半身の装甲強度は低下しているが、軽量化によって宇宙空間での機動性が向上している[56]。グレイズの利点である整備性と操縦性の高さも引き継がれており、MWの整備経験しかない鉄華団メカニック陣や阿頼耶識システムに慣れていた昭弘にもあつかいが容易な機体となっている[56][4]。
- 武装は通常のグレイズの標準装備に加え、火星低軌道ステーションでアーレス隊所属機から奪ったバズーカ砲を肩部にマウントする[72]。
- EB-06/tc2 流星号 / グレイズ改弐(りゅうせいごう / グレイズかいに)
- テイワズの技術で再改修されたグレイズ改[44]。グシオンリベイクに乗り換えた昭弘に代わってノルバ・シノがパイロットを務める[57]。シノの験担ぎを込めた趣味により、全身が彼のパーソナルカラーであるピンクに塗り替えられ、側頭部には眼と牙のノーズアート、後頭部には大型のアンテナが追加された派手な外見となっている[57]。「流星号」の名はシノが勝手に付けたものであり、鉄華団内ではあまり浸透していない[57]。
- 肩部と腰背部に百錬用スラスターを内蔵した増加装甲が追加され、機動性と耐弾性がさらに向上している[57]。コクピットには、鹵獲したマン・ロディの阿頼耶識システムを新たに導入。本来は阿頼耶識非対応のグレイズに無理やりシステムを移植しているため、交感能力はガンダム・フレームに遠く及ばないが、鉄華団パイロットにはむしろあつかいやすい機体となっている[57]。
- 武装はグレイズ改と同様で、120mmライフルは取り回しに優れたショートバレル仕様としても使用される[57]。
シュヴァルベ・グレイズ SCHWALBE GRAZE | |
---|---|
型式番号 | EB-05s |
所属 | ギャラルホルン |
全高 | 18.1m |
重量 | 32.5t(本体重量) |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
動力源 | エイハブ・リアクター |
武装 | GR-W01 120mmライフル×1 ランスユニット(ガエリオ機)×1 GR-H01 9.8mバトルアックス×1 GR-Es02 ワイヤークロー×1 |
搭乗者 | マクギリス・ファリド ガエリオ・ボードウィン アイン・ダルトン |
- EB-05s シュヴァルベ・グレイズ
- グレイズと共通の試作機から発展した高機動カスタム機[32]。指揮官やエースパイロット用に開発された姉妹機で[4]、低出力時の安定性に劣る分、高出力が求められる高機動戦闘で真価を発揮する[32]。背部には惑星間航行艦の技術を用いた高出力フライトユニットを装着しており、重力下においても高い飛行能力を発揮する[32]。青いマクギリス機や紫のガエリオ機など、パイロットに合わせたカラーリングやカスタマイズが施された機体が多い[32]。武装はグレイズと共通で、左腕に有線射出式のワイヤークローが追加装備されている[32]。ガエリオ機は、ショートライフル先端に長大な穂先を組み合わせたランスユニットを装備している[44]。
テイワズ製MS
百錬 HYAKUREN | |
---|---|
型式番号 | STH-05(一般機) STH-05/AC(アミダ機) |
所属 | テイワズ |
全高 | 18.2m |
重量 | 35.5t(本体重量) |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
動力源 | エイハブ・リアクター |
武装 | JEE-201 100mmライフルカノン(一般機)×1 JEE-205 130mmアサルトライフル(アミダ機)×1 JEE-202 片刃式ブレード×1 JEE-203 ナックルガード×2 JEE-103 四連式ロケットランチャー×1 |
搭乗者 | アジー・グルミン アミダ・アルカ(シングルナンバー機) |
- STH-05 百錬(ヒャクレン)
- テイワズの汎用型主力MS[44]。カラーリングは一般機が青系統[44]、アミダ・アルカが搭乗するシングルナンバー機はピンク系統に塗装されている[62]。
- 厄祭戦後期に設計されていた高出力機を原型としており、動力源のエイハブ・リアクターは厄祭戦時代のものを流用しつつも、ギャラルホルン以外の現行MSでは初めてフレームから新造された機体である[37]。ただし、本格的な量産体勢はまだ整っておらず、現状では先行生産された44機のみが稼働している[37]。そのうち、9つの下部組織に配備された初期型の「シングルナンバー」9機は、リアクターやフレームに高純度の「木星メタル」を使用することで、10機目以降の機体を上回る反応速度と最高出力を発揮する[62]。全領域での運用を想定しており、アステロイドベルトやデブリ帯といった障害物の多い環境では、重量を活かした近接格闘で威力を発揮する耐衝撃性に優れた重装甲を装備し[37]、重力下では軽量化された装甲を装備する[62]。
- 主武装は100mmライフルカノンと腰背部の鞘付きの片刃式ブレードで、サイドアーマーの一部は放電機能を備えたナックルガードとなる[37]。アミダ機は、ライフルカノンの代わりにエウロ・エレクトロニクス製の130mmアサルトライフルを装備する[62]。百里と共通のオプション兵装として、各種弾頭を選択可能な四連式ロケットランチャーを肩部に追加装備する[72]。
百里 HYAKURI | |
---|---|
型式番号 | STH-14s |
所属 | テイワズ |
全高 | 18.5m |
重量 | 33.4t(本体重量) |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
動力源 | エイハブ・リアクター |
武装 | JEE-101 110mmライフル×2 ナックルシールド×2 JEE-102 輪胴式グレネードランチャー×1 JEE-103 四連式ロケットランチャー×1 |
搭乗者 | ラフタ・フランクランド |
- STH-14s 百里(ヒャクリ)
- テイワズの高機動飛行型MS[63]。哨戒・偵察任務用に開発された機体で、本機1機と百錬2機による小隊運用を基本としている[63]。
- ブースターとエイハブ・ウェーブ探知用のセンサーを内蔵した大型バックパックが特徴で、ここに両腕を収納した巡航形態に変形する[63]。バックパック装着時は機体重心が上半身に大きく偏るため、地上での運用には適さない[63]。バックパックは兵装ラックとしても機能し、僚機への補給任務にも使用されるほか、より高精度のセンサーを搭載した仕様や、重装備を施した火力支援型などのバリエーションも存在する[63]。
- 主武装は2挺の110mmライフルや炸裂弾を装填している輪胴式グレネードランチャーで[44][72]、バックパック下部は攻防一体のナックルシールドとなる[63]。
ブルワーズ製MS
マン・ロディ MAN RODI | |
---|---|
型式番号 | UGY-R41 |
所属 | ブルワーズ |
全高 | 17.1m |
重量 | 40.6t(本体重量) |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
動力源 | エイハブ・リアクター |
武装 | 頭部バルカン砲×2 90mmサブマシンガン×1 ハンマーチョッパー×1 手榴弾×1 |
搭乗者 | 昌弘・アルトランド ビトー アストン デルマ ペドロ ほか |
- UGY-R41 マン・ロディ
- ブルワーズの主力MS[40]。ロディ・フレームをベースに、積載量の限界まで強度を上げた重装甲を装着している[40]。各部のスラスターによって宇宙空間での充分な機動性を確保しているが、グシオンと同じく重量化による燃料消費量の多さから、稼働時間は短い[40]。脚部は完全な推進器として特化されており、重力下での歩行能力を持たない[4]。
- 武装は頭部のバルカン砲2門[67]、腰部に懸架されるグシオンと共通の90mmサブマシンガン、鉈の峰側に打撃用のハンマーが付いたハンマーチョッパー、手榴弾[44]。
そのほかのMS
- V08-1228 グリムゲルデ
- ヴァルキュリア・フレームを採用した厄祭戦末期のMS[44]。
- 武装は円盤型マガジンを持つ大型ライフル、両腕のプレート型シールド、シールド裏に格納されたブレード[49]。ブレードはシールド先端から直接突出させて使用することも可能[49]
モビルワーカー
CGSモビルワーカー CGS MOBILE WORKER | |
---|---|
型式番号 | TK-53 |
所属 | CGS、鉄華団 |
全高 | 3.5m |
重量 | 2.2t(本体重量) |
動力源 | 水素エンジン |
武装 | 30mmマシンガン×2 ミサイルランチャー×2 |
搭乗者 | 三日月・オーガス オルガ・イツカ ユージン・セブンスターク 昭弘・アルトランド ノルバ・シノ ダンジ・エイレイ ほか |
CGSモビルワーカー(宇宙用) CGS MOBILE WORKER SPACE TYPE | |
型式番号 | TK-53/s |
所属 | 鉄華団 |
全高 | 3.5m |
重量 | 2.3t(本体重量) |
動力源 | 水素エンジン |
武装 | 30mmマシンガン×2 ミサイルランチャー×2 |
搭乗者 | オルガ・イツカ ユージン・セブンスターク ノルバ・シノ タカキ・ウノ ほか |
- TK-53 CGSモビルワーカー
- CGSの主力兵器[66]。他勢力のMWよりも旧式で性能も大きく劣っている[44]。武装は、30mmマシンガンやミサイルランチャーなどを機体の両側に選択して装備する。後部にカーゴベイを取り付ることで、輸送機としても使用可能。下部の三脚部分は走行用ローラーとなっている。参番組用の機体は、非合法な阿頼耶識システム対応機となっている。三日月機は白、昭弘機は青、シノ機はピンクでそれぞれ塗装されている[42]。
ギャラルホルンモビルワーカー GJALLARHORN MOBILE WORKER | |
---|---|
型式番号 | NK-17 |
所属 | ギャラルホルン |
全高 | 6.3m |
重量 | 3.6t(本体重量) |
動力源 | 水素エンジン |
武装 | 大口径砲×1 ロケット砲(大口径砲と選択装備)×1 機銃×1 |
搭乗者 | ギャラルホルン兵士 |
- ドルトモビルワーカー(仮称)
- ノブリス・ゴルドンが、鉄華団を利用してドルトコロニーの労働組合に提供させたMW。
艦船
イサリビ ISARIBI | |
---|---|
艦籍番号 | NOA-0093[24] |
所属 | CGS→鉄華団 |
全長 | 300m[67] |
装甲材質 | ナノラミネートアーマー |
動力源 | エイハブ・リアクター |
武装 | 主砲×5 対空砲×2 ワイヤーアンカー×2 |
- イサリビ
- 「方舟」に係留されているCGSの強襲装甲艦[44]。のちに鉄華団に接収され、彼らの地球行きの旅における母艦となる。本来の船名は「ウィル・オー・ザ・ウィスプ」だが、CGSの名残を嫌ったオルガによって改名される[26]。航海中は艦内や船体に鉄華団の団章や絵が描かれていく。戦闘時には、艦橋を船体内部に収納する機構を持つ[51]ほか、阿頼耶識システムとの連動による高精度操艦モードを備えている[54]。武装は主砲4門、後部主砲1門、対空砲2門、ワイヤーアンカー2基[67]。
- ヴィルム
- ギャラルホルンのビスコー級クルーザー[42]。マクギリスとガエリオが火星支部へ向かう際に乗艦する。
- スレイプニル
- ギャラルホルンのハーフビーク級戦艦の一隻で、ボードウィン家の専用艦[30]。
- ハンマーヘッド
- タービンズが母艦とする強襲装甲艦[44]。艦籍番号TIR-0009[54]。左右に張り出した巨大な艦首装甲が特徴。エイハブ・ウェーブを一時的に隠蔽する装備を持つ[51]。武装はミサイルや対艦ナパーム弾など。艦内には名瀬の子供たちのための託児室も設けられている[33]。
- 歳星(さいせい)
- テイワズの本部として機能する大型惑星間巡航船[50]。大規模な遠心重力ブロックを持ち、内部にはマクマードの屋敷や市街地、整備工場などが存在する[33]。
そのほかの兵器
クタン参型 KUTAN TYPE-III | |
---|---|
型式番号 | JEE-M103 |
所属 | テイワズ ほか |
全長 | 32.2m |
重量 | 12.9t(本体重量) |
武装 | 各種アタッチメント武装 |
搭乗者 | ナディ・雪之丞・カッサパ |
- JEE-M103 クタン参型(クタンさんがた)
- テイワズの下部組織「エウロ・エレクトロニクス」が開発した輸送機[59]。テイワズ以外の組織にも供給されている[59]。
- 近距離輸送用の「クタン壱型」をベースに、長距離移動用の大型プロペラントタンク付きブースター2基を後部スラスターに接続している[59]。2本の大型アームで輸送物を抱え込む構造を採用しており、MSと合体したり、武装を施すことで戦闘にも転用可能な高い汎用性を持つ[59]。通常の操作は機体のコクピットで行われるが、合体したMS側から操作することも可能[59]。両側面には装甲化された小型アームを持ち、シールドや格闘武器として使用される[59]。ただし、機体自体にはエイハブ・リアクターが搭載されていないため、ナノラミネートアーマーよりも装甲強度は劣る[59]。
スタッフ
- 企画 - サンライズ
- 原作 - 矢立肇、富野由悠季
- 監督 - 長井龍雪
- シリーズ構成 - 岡田麿里
- キャラクターデザイン原案 - 伊藤悠
- キャラクターデザイン - 千葉道徳
- メカニックデザイン - 鷲尾直広、海老川兼武、形部一平、篠原保、寺岡賢司
- チーフアニメーター - 有澤寛
- 美術デザイン - 須江信人
- 美術監督 - 川本亜夕
- 色彩設計 - 菊地和子
- CGディレクター - 宮原洋平
- 撮影監督 - 後藤春陽、元木洋介
- 編集 - 野尻由紀子
- 音響監督 - 明田川仁
- 音楽 - 横山克
- 音楽プロデューサー - 外村敬一、山田智子
- エグゼクティブプロデューサー - 佐々木新、丸山博雄
- プロデューサー - 小川正和、前田俊博
- 企画協力 - バンダイ ホビー事業部
- 制作協力 - 創通、ADK
- 製作 - サンライズ、MBS
主題歌
- オープニングテーマ
-
- 「Raise your flag」(第2話 - 第13話)
- 作詞 - Kamikaze Boy、Jean-Ken Johnny / 作曲 - Kamikaze Boy / 編曲・歌 - MAN WITH A MISSION
- 第1話ではエンディングテーマとして使用。OP内のキャラクターや兵器は、ストーリーの進行に対応して変化していく。
- 「Survivor」(第14話 - )
- 作詞・作曲 - 田邊駿一 / 歌 - BLUE ENCOUNT
- エンディングテーマ
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 (MBS) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャラクター | メカニック | |||||||
CGS編[22] | ||||||||
#1 | 鉄と血と | 岡田麿里 | 長井龍雪 | 長井龍雪 ヤマトナオミチ |
千葉道徳 | 有澤寛 | 2015年 10月4日 | |
#2 | バルバトス | 長井龍雪 ヤマトナオミチ 綿田慎也 |
ヤマトナオミチ | 赤井方尚 | 久壽米木信弥 | 10月11日 | ||
#3 | 散華 | 綿田慎也 大張正己 |
綿田慎也 | 大貫健一 大籠之仁 |
大張正己 | 10月18日 | ||
鉄血編[22] | ||||||||
#4 | 命の値段 | 根元歳三 | 宮尾佳和 | 池野昭二 | 牧孝雄 | 宇田早輝子 | 10月25日 | |
#5 | 赤い空の向こう | 鴨志田一 | 大塚健 | うえだしげる | しんぼたくろう | 大塚健 | 11月1日 | |
#6 | 彼等について | 土屋理敬 | 西澤晋 | 孫承希 | 小谷杏子 | 阿部宗孝 | 11月8日 | |
テイワズ編[22] | ||||||||
#7 | いさなとり | 鴨志田一 | 西澤晋 寺岡巌 |
ヤマトナオミチ | 戸井田珠里 | 有澤寛 | 11月15日 | |
#8 | 寄り添うかたち | 根元歳三 | 久藤瞬 | 赤井方尚 坂本修司 中島渚 |
久壽米木信弥 | 11月22日 | ||
#9 | 盃 | 岡田麿里 | 大橋誉志光 | 池野昭二 | 大貫健一 大籠之仁 |
大張正己 | 11月29日 | |
ブルワーズ編[22] | ||||||||
#10 | 明日からの手紙 | 土屋理敬 | 西澤晋 | 大久保朋 | 牧孝雄 宇田早輝子 |
宇田早輝子 | 12月6日 | |
#11 | ヒューマン・デブリ | 鴨志田一 | 綿田慎也 | しんぼたくろう | 阿部慎吾 | 12月13日 | ||
#12 | 暗礁 | 根元歳三 | 西澤晋 | うえだしげる | 小谷杏子 | 阿部宗孝 | 12月20日 | |
#13 | 葬送 | 岡田麿里 | 芦野芳晴 | ヤマトナオミチ | 戸井田珠里 中島渚 |
大張正己 | 12月27日 | |
コロニー編[22] | ||||||||
#14 | 希望を運ぶ船 | 土屋理敬 | 久行宏和 | 孫承希 | 赤井方尚 坂本修司 中島渚 |
久壽米木信弥 | 2016年 1月10日 | |
#15 | 足跡のゆくえ | 鴨志田一 | 寺岡巌 | 池野昭二 | 大貫健一 大籠之仁 |
阿部邦博 | 1月17日 | |
#16 | フミタン・アドモス | 大西信介 | 大橋誉志光 | 久藤瞬 | 野崎真一 山本美佳 河合桃子 宇田早輝子 |
宇田早輝子 | 1月24日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [74] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2015年10月4日 - | 日曜 17:00 - 17:30 | 毎日放送(製作局)ほかTBS系列全28局 | 日本国内 | 字幕放送 / 連動データ放送 |
2016年1月3日 - | 日曜 19:30 - 20:00 | BS11 | 日本全域 | 独立系BS放送局 / 『アニメ+』枠 |
2016年2月4日 - | 木曜 19:00 - 19:30 | アニマックス[75] | 日本全域 | 独立系アニメ専門BS/CS放送局 字幕放送 / リピート放送あり |
放送期間 | 放送時間 | 配信元 | 備考 |
---|---|---|---|
2015年10月4日 - | 日曜 17:30 更新 | ガンダムファンクラブ[77] | スマートフォンアプリ / 最新話1週間無料 / 見放題サービス利用者は全話見放題 |
MBS番組サイト | 最新話1週間無料 | ||
2015年10月11日 - | バンダイチャンネル | 第1話は常設無料 / 見放題サービス利用者は全話見放題 | |
dアニメストア | 同上 |
BD / DVD
毎巻の特装限定版封入特典には、伊藤悠による描き下ろしコミック 『鉄血日和』と特製解説書が付属する。
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | 特装限定版封入特典 | |
---|---|---|---|---|---|
BD | DVD | ||||
1 | 2015年12月24日 | 第1話 | BCXA-1069 | BCBA-4729 | PlayStation Vita用ソフト『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フォース』用プロダクトコード メイキング映像「ROAD TO ORPHANS」[注 12](本編、オープニングPV) |
2 | 2016年1月29日予定 | 第2話 - 第4話 | BCXA-1070 | BCBA-4730 | 鷲尾直広描き下ろし1〜9巻収納ボックス 第1話絵コンテ |
3 | 2016年2月24日予定 | 第5話 - 第7話 | BCXA-1071 | BCBA-4731 | |
4 | 2016年3月25日予定 | 第8話 - 第10話 | BCXA-1072 | BCBA-4732 | |
5 | 2016年4月22日予定 | 第11話 - 第13話 | BCXA-1073 | BCBA-4733 | |
6 | 2016年5月27日予定 | 第14話 - 第16話 | BCXA-1074 | BCBA-4734 | |
7 | 2016年6月24日予定 | 第17話 - 第19話 | BCXA-1075 | BCBA-4735 | |
8 | 2016年7月22日予定 | 第20話 - 第22話 | BCXA-1076 | BCBA-4736 | |
9 | 2016年8月26日予定 | 第23話 - 第25話 | BCXA-1077 | BCBA-4737 | 『鉄血日和』全巻収納ファイル |
関連メディア
特別番組
第13話までをまとめた特別番組『「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ふりかえり特番』が、2016年1月に一部局にて放送された[78]。ナビゲーターは河西健吾(三日月・オーガス 役)、ナレーションは櫻井孝宏(マクギリス・ファリド 役)。
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [74] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2016年1月7日 | 木曜 3:11 - 3:41(水曜深夜) | TBSテレビ | 関東広域圏 | |
2016年1月9日 | 土曜 17:00 - 17:30 | テレビユー福島 | 福島県 | [80] |
2016年1月10日 | 日曜 4:18 - 4:48(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 |
漫画
礒部一真によるコミカライズ作品が、2015年10月26日発売の『ガンダムエース』12月号から連載されている[81]。
プラモデル
ゲーム
- ガンダムトライエイジ
- 本作の放送に合わせて2015年10月より『ガンダムトライエイジ 鉄血の○弾』が稼働している。
- 機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フォース
- 2015年12月23日に発売された『機動戦士ガンダム vs.シリーズ』。本作からはガンダム・バルバトス(第1・4)形態が登場している。
サウンドトラック
発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2016年3月22日予定 | TVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」Original Sound Tracks | LACA-9448-9449 |
ラジオ
『鉄華団放送局』のタイトルで、2015年10月4日から毎週日曜日22時30分にラジオ大阪で放送、およびインターネットラジオステーション音泉で配信されている。パーソナリティは、河西健吾(三日月・オーガス 役)と寺崎裕香(クーデリア・藍那・バーンスタイン 役)。2016年1月25日からは、ミニラジオ『裏鉄ラジオ!』が『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 鉄血の情報局』で配信されている[3]。パーソナリティは寺崎裕香(クーデリア・藍那・バーンスタイン 役)。
- ゲスト
脚注
注釈
- ^ 現在は公式サイトのSpecial「C.G.S. Archive」に自動的にジャンプするようになっている。
- ^ ヒューマンデブリの隊員は、区別のために左肩側に赤い縦ラインが引かれた衣服を着用している[25]。
- ^ この設定はバンダイから販売されているガンプラにも反映されており、HG(ハイグレード)などの低価格帯(1000円前後)キットでは初めて内部フレームを再現している。
- ^ バルバトスの本体色やグレイズ改の改修部分は、鉄華団の厳しい経済事情から最も安価な白で塗装されている[4]。
- ^ この理由は明言されていないが、長井は「幼少期に栄養失調だったかもしれないから」、プロデューサーの小川正和と企画担当の谷口廣次朗は「阿頼耶識システムの影響で肉体が成長阻害を起こしている可能性があるから」と語っており、実際のオルガとの年齢差は1歳くらいしかないとのこと[5][52]。
- ^ クダルからは「人殺しを楽しんでいる」と指摘される[41]。
- ^ 厄祭戦集結後、さまざまな揉め事を解決するために戦争の代わりとして生まれた文化。決闘を挑む際は挑戦者が赤い布を掲げて赴く[61]。
- ^ ハンマーヘッド艦内にいる乳幼児5名のほか、すでに就学年齢に達している年長組がいる[33]。
- ^ 滑空砲(滑腔砲)とはライフリングを持たない砲のことだが、「ライフル」と表記されている資料も存在する[66]。
- ^ あくまでも復元されたのは外装だけで、まだ厄祭戦当時の性能には至っていないとされる[4]。
- ^ 地上型の場合、ブースターを装備するのは指揮官機か熟練パイロットの機体のみ。宇宙に上がったアイン機には、アーレス所属機カラーの宇宙用ブースターが装備される[24]。
- ^ 第1話放送前夜祭で上映されたメイキング映像。
出典
- ^ 【速報】テレビアニメ最新作『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』が発表 - ファミ通.com
- ^ “バンダイナムコ、ガンダムで新作アニメ 海外飛躍へ総力戦”. 日本経済新聞. (2015年7月16日) 2015年11月3日閲覧。
- ^ a b “「V-STORAGE online」にて「鉄血の情報局」が始動!本日ティザーサイトオープン!”. GUNDAM.INFO (2016年1月20日). 2016年1月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 『グレートメカニックG 2015 WINTER』双葉社、2015年12月18日。ISBN 978-4-575-46491-7。
- ^ a b c d e f g h i j k l 『月刊ガンダムエース』、角川書店、2015年12月、JAN 4910124011256。
- ^ a b 『ウルトラジャンプ2015年11月号』集英社、2015年10月19日。
- ^ a b 【「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」は少年たちの絆と成長の物語、2015年10月放送開始で監督は長井龍雪 GIGAZINE 2015年7月15日。
- ^ “PROFILE”. Tamotsu Shinohara's characters' website. 2016年1月23日閲覧。
- ^ a b “ガンダムTVシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』海老川兼武スタッフインタビュー”. V-STORAGE online. バンダイビジュアル (2015年12月22日). 2016年1月23日閲覧。
- ^ 「NEXT G Coming Soon」本日7月3日(金)18:00よりカウントダウン開始!
- ^ “ガンダム新作アニメ「鉄血のオルフェンズ」10月スタート 絆・成長の人間ドラマ”. 産経ニュース (2015年7月21日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」メインキャスト&主題歌アーティスト決定!最新PVも公開!”. GUNDAM.INFO (2015年8月22日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “京都国際マンガ・アニメフェア「鉄血のオルフェンズ」スペシャルトークイベント、9月20日開催決定!”. GUNDAM.INFO (2015年8月26日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第1話放送前夜祭、赤坂BLITZにて10月2日開催!”. GUNDAM.INFO (2015年8月28日). 2015年12月15日閲覧。
- ^ “速報トルネ番付:秋アニメ第1話は「ワンパンマン」が「ルパン」「ガンダム」抑え首位”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2015年10月14日) 2015年12月15日閲覧。
- ^ “月間トルネ番付:「ワンパンマン」が僅差で首位 10月アニメ編”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2015年11月7日) 2015年12月15日閲覧。
- ^ “月間トルネ番付:「ワンパンマン」がV2 上位3タイトルは不動 11月アニメ編”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2015年12月5日) 2015年12月15日閲覧。
- ^ “月間トルネ番付:「ワンパンマン」がV3 トップ3は変わらず 12月アニメ編”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2016年1月9日) 2016年1月9日閲覧。
- ^ “2015秋アニメ駆けこみ視聴ガイド”. ドコモ・アニメストア. NTTドコモ. 2015年12月15日閲覧。
- ^ “『ガジェット通信アニメ流行語大賞2015』今年総合1位はポルナレフ!? 投票結果上位25ワードを発表”. ガジェット通信. (2015年11月30日) 2015年12月3日閲覧。
- ^ 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』にクレーム!? “「BPO」10月の意見”にファンは怒りつつ、あきれ気味…おたぽる
- ^ a b c d e f g h i j “Story”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年12月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l プラモデル 「ガンダムキマリス」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.011, バンダイ 2016年1月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v “第5話「赤い空の向こう」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年11月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “C.G.S. Archive”. 2016年1月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “第4話「命の値段」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年11月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “第2話「バルバトス」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年10月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “第3話「散華」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年10月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “第9話「盃」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年12月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “第14話「希望を運ぶ船」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2016年1月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk bl bm bn “character”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2016年1月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k プラモデル 「シュヴァルベグレイズ(マクギリス機)」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.003, バンダイ 2015年10月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “第8話「寄り添うかたち」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年11月30日閲覧。
- ^ a b c d 『グレートメカニックG 2015 AUTUMN』双葉社、2015年9月15日。ISBN 978-4-575-46489-4。
- ^ a b c d e f g h “第16話「フミタン・アドモス」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ. 創通・サンライズ・MBS. 2016年1月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “第6話「彼等について」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年11月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h プラモデル 「百錬」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.006, バンダイ 2015年11月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “第10話「明日からの手紙」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年12月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i プラモデル「ガンダム・グシオン」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.008, バンダイ, (2015年)
- ^ a b c d e f g h プラモデル「マン・ロディ」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.009, バンダイ, (2015年)
- ^ a b c d e f g h i j “第13話「葬送」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2016年1月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “第1話「鉄と血と」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年10月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “第11話「ヒューマン・デブリ」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年12月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad “Mobile Suit”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2016年1月25日閲覧。
- ^ a b 『月刊ガンダムエース』、角川書店、2016年1月、JAN 4910124010167。
- ^ プラモデル 「ガンダムバルバトス」組立説明書, 1/100スケールモデル IBO, No.01, バンダイ
- ^ a b プラモデル 「グレイズ(一般機/指揮官機)」組立説明書, 1/100スケールモデル IBO, No.02, バンダイ
- ^ プラモデル 「シュヴァルベグレイズ(マクギリス機)」組立説明書, 1/100スケールモデル IBO, No.03, バンダイ
- ^ a b c d e 『月刊ホビージャパン』、ホビージャパン、2016年3月、JAN 4910081270369。
- ^ a b c d e f g h i j k プラモデル 「ガンダムバルバトス」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.001, バンダイ 2015年10月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g “第7話「いさなとり」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年11月23日閲覧。
- ^ a b 『月刊アニメージュ』、徳間書店、2016年1月、JAN 4910015770163。
- ^ g_tekketsuのツイート(655662341237833730)
- ^ a b c d e f g h “第12話「暗礁」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年12月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “第15話「足跡のゆくえ」”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ. 創通・サンライズ・MBS. 2016年1月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h プラモデル 「グレイズ改」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.004, バンダイ 2015年11月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m プラモデル 「流星号(グレイズ改弐)」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.013, バンダイ 2016年1月28日閲覧。
- ^ a b “World”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 公式サイト. 創通・サンライズ・MBS. 2015年11月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i プラモデル「ガンダムバルバトス&長距離輸送ブースター クタン参型」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.007, バンダイ, (2015年)
- ^ g_tekketsuのツイート(658199549849178112)
- ^ “鉄血ペディア”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ情報局. バンダイビジュアル (2016年1月25日). 2016年1月25日閲覧。
- ^ a b c d e f プラモデル 「百錬(アミダ機)」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.010, バンダイ 2015年12月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h プラモデル 「百里」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.005, バンダイ 2015年11月12日閲覧。
- ^ g_tekketsuのツイート(671647338201387008)
- ^ 『月刊ガンダムエース』、角川書店、2016年2月、JAN 4910124010266。
- ^ a b c d プラモデル 「MSオプションセット1&CGSモビルワーカー」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.001, バンダイ 2015年10月8日閲覧。
- ^ a b c d 『月刊ホビージャパン』、ホビージャパン、2016年2月、JAN 4910081270260。
- ^ a b c d e f g h プラモデル 「ガンダムグシオンリベイク」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.012, バンダイ 2016年1月28日閲覧。
- ^ a b c d e プラモデル 「MSオプションセット3&ギャラルホルンモビルワーカー(宇宙用)」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.003, バンダイ 2016年1月25日閲覧。
- ^ a b c d プラモデル 「グレイズ(一般機/指揮官機)」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.002, バンダイ 2015年10月7日閲覧。
- ^ 『月刊ホビージャパン』、ホビージャパン、2015年12月、JAN 4910081271250。
- ^ a b c d e f プラモデル 「MSオプションセット2&CGSモビルワーカー(宇宙用)」組立説明書, 1/144スケールモデル HG IBO, No.002, バンダイ 2015年11月5日閲覧。
- ^ “機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ10月より放送決定!”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (2015年7月15日). 2015年7月16日閲覧。
- ^ a b テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ”. Animax Japan. アニマックスブロードキャスト・ジャパン. 2016年1月1日閲覧。
- ^ “「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」本編配信決定!”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (2015年9月29日). 2015年10月4日閲覧。
- ^ “ガンダムファンクラブ”. ガンダムファンクラブ. バンダイナムコライツマーケティング. 2015年10月4日閲覧。
- ^ “「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ふりかえり特番、放送決定!”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (2015年12月18日). 2015年12月30日閲覧。
- ^ “「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ふりかえり特番、放送決定!”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (2015年12月18日). 2015年12月30日閲覧。
- ^ “「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ふりかえり特番、テレビユー福島での放送決定!”. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (2015年12月28日). 2015年12月30日閲覧。
- ^ ナタリー (2015年9月27日). “「ザ・ブルー・ディスティニー」コミカライズがガンダムエースで連載開始” 2015年10月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 番組サイト(MBS)
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) - X(旧Twitter)
- CGS(CHRYSE GUARD SECURITY)サイト(2015年11月1日まで更新。現在は公式サイトのSpecial「C.G.S. Archive」に自動遷移する。)
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 鉄血の情報局
MBS製作・TBS系列 日5枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
(2015年10月4日 - 2016年3月27日予定) |
僕のヒーローアカデミア
(2016年4月3日予定 - ) |