黒執事
黒執事 | |
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ジャンル | ダーク・ファンタジー サスペンス、アクション シチュエーション・コメディ |
漫画 | |
作者 | 枢やな |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載誌 | 月刊Gファンタジー |
レーベル | Gファンタジーコミックス |
発表期間 | 2006年10月号 - |
巻数 | 既刊22巻(2015年11月現在) |
関連作品 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
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『黒執事』(くろしつじ)は、枢やなによる日本の漫画作品。『月刊Gファンタジー』(スクウェア・エニックス刊)にて、2006年10月号から連載中。作者にとって初の長期連載作品。当初は短期連載作品の予定であり、1巻収録分(1話 - 4話)は短期連載版、2巻収録分(5話 - )からが長期連載版ということが、担当編集者のインタビュー記事により明らかにされた。2014年12月現在、全世界累計2000万部を突破している[1][2]。
2007年8月10日にドラマCDが発売。2008年と2010年にはテレビアニメが放送。2009年5月には舞台が上演された。2014年1月18日に実写映画公開。アニメ新シリーズが2014年7月より放映開始した。
ストーリー
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
舞台は19世紀末期のイギリス。名門貴族・ファントムハイヴ伯爵家の執事セバスチャン・ミカエリス。彼は日頃の執事としての業務は勿論、全てにおいて完璧。幼い領主シエル・ファントムハイヴと共に裏家業である「女王の番犬」として動く。悪魔であるセバスチャンと契約をしたシエルは暗い過去を持っていた。シエルの過去や因縁、事件などに翻弄されつつ、セバスチャンとシエルは難問を解いていく。
登場人物
用語解説
- 契約書
- セバスチャンの左手の甲とシエルの右目に刻まれた逆ペンタクルは契約を交わした証である。本来は悪魔が獲物を見失わないようにするための印で、目立つ場所にあるほど強力な執行力を持つ代わりに、「絶対に悪魔から逃れ(離れ)られなくなる」という。
- 悪魔
- 人外の者。餌は人間の魂である。見境なく魂を食い散らかし、死神の仕事を増やす。人間を媒体にしてある儀式を行うことで、呼び出すこともできる。セバスチャン曰く、己の願いのために魂を差し出す覚悟がなければ悪魔が現れたりはしないが、まれに気紛れで現れる悪魔もいたらしい。驚異の肉体能力を誇り、人間以上の離れ業を次々とやってのけることができる。死者を蘇らせたり、人間を怪物にしたりはできない。
- 死神
- 神と人の中立の存在。「死神派遣協会」上層部から配布される「魂の回収リスト」に基づいて死亡予定者を審査し、魂を刈り取る。審査には対象のそれまでの人生を読み取る能力「走馬灯劇場(シネマティックレコード)」を用い、死神の各自が「死神の鎌」を所持している。悪魔と同様に人間離れした肉体能力を持つが、人間と同様に睡眠を取る必要があり、悪魔のように不眠不休で活動することはできない。
- 近視(人間に見えないものが見える代わりに、視力が弱い)で眼鏡をかけており、瞳が黄緑色の燐光を放つ。
- 元々は自殺した人間。
- 死神の鎌(デスサイズ)
- 死神の持つ武器。同じ死神の鎌以外ならどんなものでも切り裂くことが可能な強力な武器であり、現時点において悪魔を殺すことができる唯一の武器でもある。名称は鎌であるが、形状は鎌をはじめチェーンソーや芝刈り機など様々で、死神派遣協会から使用を許可されたものを使える。
- 死神派遣協会
- 全世界へ死神を派遣する組織。管理課、回収課等の部署に分かれている。人間社会における公務員的な存在らしい。
- ファントム社
- シエルが経営する玩具・製菓メーカー。シエルによる独創的なアイデアから生まれた画期的な商品と強気の事業展開によって、わずか約3年で英国一と言われるほどにまで急成長した。なお、シエルの姓である「ファントムハイヴ」の綴りは「Phantomhive」だが、ファントム社の綴りは「FUNTOM」である。
- 崑崙(コンロン)
- 中国の貿易会社。全世界の各地に支店を持つ大企業。劉が所属している。
- 青幇(チンパン)
- 上海マフィアの一つ。裏社会において、麻薬の密売などを行う。
- 暴れん坊伯爵
- 大人気のテレビドラマシリーズで、現在は第8期まで放送されている。内容は「英国の名門貴族が庶民と偽ってロンドンの悪を裁く」である。シエルとフィニは大ファンであり、毎週欠かさず見ている。作中では英国女王ヴィクトリアがモデルだという噂がある。元ネタは『暴れん坊将軍』。
- 切り裂きジャック
- 19世紀のイギリスを騒がせた、「実在」の連続殺人鬼。娼婦のみが次々と狙われ、死体は原形を留めないほどに切り刻まれており、子宮が摘出されていた。本作では、アンジェリーナ・ダレスとグレル・サトクリフが正体である。
- 走馬灯劇場(シネマティックレコード)
- 死神が死亡予定者の記憶を再生し、生かすべきか殺すべきかを判断する際に使用するもの。死神の鎌で斬り付けた相手の記憶をフィルムと化して再生させ、見ることができる。なお、テレビアニメ版第1期では、死者の記憶は巨大な死神の図書館に本の形となって保管されている。
- ハロルド・ウエスト社
- ハロルド・ウエスト=ジェブが社長を務める貿易会社。インドからの輸入品を専門に扱い、雑貨店やコーヒーハウスも経営している。
- ノアの方舟サーカス
- 各地を回る移動サーカス団。孤児の幼馴染の人間を中心に構成される。このサーカスが披露される地では毎回数人の子供が行方不明になっているが、関係について明確な説明描写はなかった[注 1]。
- レンボーン貧救院(レンボーンワークハウス)
- ケルヴィン男爵が経営していた貧救院。ノアの方舟サーカスの主要メンバーもここで育った。かなり以前から廃院となっている。生活していた子どもたちの消息は不明。
- カルンスタイン病院
- リアン・ストーカーが経営する病院。裏社会に繋がりを持ち、大量の奴隷を購入していたこともあるという。「死者を蘇らせる病院」として、表社会で一躍有名になった。
- 暁学会(アウローラがっかい)
- カルンスタイン病院の上層部により開かれる会合。「医学による完全なる救済」をモットーに、医師のみで結成された秘密結社である。「死者を蘇らせる装置」を開発した。合言葉は「完全なる胸の炎は何者にも消せやしない。我ら不死鳥(フェニックス)」で、「不死鳥」と叫ぶと同時に両手を翼のように拡げ、片足を上げたポーズをとらなければ、学会員として認められない。
- 歪んだ肉人形(ビザール・ドール)
- 暁学会による「死者を蘇らせる装置」によって死体が再び活動を開始したもの。だが生前の記憶などは失われており、生者を襲い喰らおうとする。
- リアンは「脳に特殊な装置を埋め込み、電気刺激を与えることで復活させる」と説明していたが、実際には葬儀屋が死んだ人間の終わりを告げた走馬灯に別の走馬灯を繋げることにより、死体に「生きている」と錯覚させたもので、生者を襲い喰らうのは肉体から失われた魂を生者から得て補おうとするためである。
- 元が死体であるために殺すことは不可能だが、頭部を破壊すれば活動を停止する。
- 元々は葬儀屋の「死んだ後に続きがあったらどうなるか」という興味から生まれた。死や恐怖を感じない存在であるため、「最高の動物兵器」として求める人間もいるという。
- ウェストン寄宿学校
- テムズ川のほとりにある、名門貴族の子息たちが通う名門寄宿学校。女人禁制で、寮生たちは伝統と戒律に縛られた厳しい生活を送り、立派な紳士に育つといわれる。政府の介入すらも許さない閉鎖空間である。毎年6月4日にクリケット大会が開催され、その時は女人禁制も解放され外部からも人が招かれる。モデルはイートン・カレッジ。
- 身分を重視する「深紅の狐寮(スカーレット・フォックスりょう)」、武道やスポーツに長けた「翡翠の獅子寮(グリーン・ライオンりょう)」、勉学を重視する「紺碧の梟寮(サファイア・オウルりょう)」、一芸に秀でたものを重視する「紫黒の狼寮(ヴァイオレット・ウルフりょう)」の4つの寮から成り、互いに敵視している。倍率が非常に高く欠員が出れば常に新しい生徒が入学しているが、欠員が出なくともインドの王子であるソーマのように特別高貴な身分であれば特例で入学できる。
- 真夜中のお茶会
- 校長と副校長、監督生とその寮弟しか参加できないお茶会。また、クリケット大会で活躍した選手が1人だけ招待される。
- 碧の奇跡
- クリケット大会で万年最下位の紺碧の梟寮が、史上初の優勝を決めた大会のこと。このときの監督生はヴィンセント。
- 人狼の森(ヴェアヴォルフのもり)
- ドイツのニュルンベルク郊外にある森。かつて魔女狩りから逃れた魔女たちが逃げ込み、彼女たちが使役する人狼が守る森と言われている。近年足を踏み入れた者が異形の姿になり絶命していることから、呪われた森と呼ばれ禁則地となる。
- 狼の谷(ヴォルフス・シュルト)
- 人狼の森の奥深くにある村。住民はヴォルフラム以外は全員女性であり、時代に取り残されたかのような恰好をしている。人狼と人狼の放つ瘴気によって村は外部から守られているため、外部の人間に対する警戒心は強い。
- かつて魔女狩りから逃れた緑の魔女と呼ばれる女性が、足を供物にして人狼と契約したと言われている。以降、代々の領主は「緑の魔女」と呼ばれ、足を纏足にする決まりがある。現領主はサリヴァンで、人狼との契約で人狼の放つ瘴気をも超える「究極魔法」を編み出さなければならないという使命を背負っている。
- 実態はドイツ軍の兵器開発拠点地。天才児であるサリヴァンに新型の化学兵器を開発させるため、彼女に「緑の魔女」として「人狼から民を守る」という使命感を与え、本人が望むべくして研究に勤めるように設定された作り話。村人役も人狼役も全員ドイツ軍関係者であり、人狼の瘴気はマスタードガス、サリヴァンが完成させた「究極魔法」はサリンの化学式である。地下には工場があり、毒ガスの他にも発信機や戦車などの最新兵器が研究されている。
書籍一覧
単行本
- 2007年2月27日、ISBN 978-4-7575-1963-3
- 2007年7月27日、ISBN 978-4-7575-2063-9
- 2007年12月18日、ISBN 978-4-7575-2192-6
- 2008年5月27日、ISBN 978-4-7575-2291-6
- 2008年9月18日、ISBN 978-4-7575-2378-4
- 2009年1月27日、ISBN 978-4-7575-2485-9
- 2009年6月27日、ISBN 978-4-7575-2601-3
- 2009年11月27日、ISBN 978-4-7575-2736-2
- 2010年6月18日、ISBN 978-4-7575-2891-8
- 2010年9月27日、ISBN 978-4-7575-3012-6
- 2011年2月26日、ISBN 978-4-7575-3151-2
- 2011年7月27日、ISBN 978-4-7575-3307-3
- 2011年12月27日、ISBN 978-4-7575-3460-5
- 2012年5月26日、ISBN 978-4-7575-3611-1
- 2012年10月27日、ISBN 978-4-7575-3766-8
- 2013年3月27日、ISBN 978-4-7575-3928-0
- 2013年8月27日、ISBN 978-4-7575-4053-8
- 2014年1月18日、ISBN 978-4-7575-4199-3
- 2014年6月27日、ISBN 978-4-7575-4344-7
- 2014年12月27日、ISBN 978-4-7575-4523-6
- 2015年5月27日、ISBN 978-4-7575-4656-1
- 2015年11月18日、ISBN 978-4-7575-4789-6
その他
- ガンガンアートコレクション 黒執事 Vol.1(2008年3月29日、ISBN 978-4-7575-2110-0)
- ガンガンアートコレクション 黒執事 Vol.2(2009年4月11日、ISBN 978-4-7575-2350-0)
- 黒執事 キャラクターガイド - その執事、集合 -(2009年2月27日、ISBN 978-4-7575-2505-4)
- 黒執事セバスチャンが教える愛されるお嬢様マナー(2009年10月、ISBN 978-4-0560-5621-1)
- 黒執事アンソロジーコミック「虹執事」(2009年3月27日、ISBN 978-4-7575-2530-6)
- 黒執事アンソロジーコミック「虹執事2」(2010年8月27日、ISBN 978-4-7575-2984-7)
- 枢やな画集 黒執事(1)(2014年1月18日、ISBN 978-4-7575-4194-8)
- 黒執事・Book of Circus・原画集ーTHE FRAMIAN-(2014年12月27日、ISBN 978-4-7575-4456-7)
- 映画黒執事VISUAL BOOK(2014年1月、ISBN 978-4-7575-4195-5)
- 黒執事Black Record(2009年3月27日、ISBN 978-4-7575-2535-1)
- 黒執事2 Black Tabloid(2010年6月、ISBN 978-4-7575-2887-1)
- 黒執事2 Final Record(2010年10月18日、ISBN 978-4-7575-2960-1)
- 黒執事・Book of Circus・Official(2014年12月27日、ISBN 978-4-7575-4457-4)
- 黒執事(2) 枢やな画集 (2015年5月27日、ISBN 978-4-7575-4657-8)
- 超解読黒執事ファントムハイヴ家の禁断の秘本 (2014年12月、ISBN 978-4-8619-9610-8)
受賞歴
- 第54回小学館漫画賞 少年漫画部門ノミネート
- 2010ジャパン・エキスポ・アワード最優秀少年漫画部門
- 2011Animagic(ドイツ)にてBest International Manga賞
原画展
「デビュー10周年記念 黒執事原画展〜枢 やな の世界〜」と題して、作者枢やなのデビュー10周年を記念し初の原画展が開催された。東京を始め、福岡、大阪も巡回。
- 大阪会場
- 展示内容
- カラー扉絵や原画などの原稿300点を展示した「黒執事コーナー」「枢やな先生過去作品コーナー」や、作者が使用している画材等を展示した「枢やな先生製作室コーナー」、ユノアクルスとのコラボドール展示、限定グッズを扱うショップがある。
- スタッフ
-
- 主催:「黒執事原画展」実行委員会
- 共催:文化放送、トラフィックプロモーション、リブロ
- 協力:枢やな、スクウェア・エニックス
ドラマCD
- ドラマCD 黒執事(2007年8月10日、FCCC-0065)フロンティアワークスより発売
テレビアニメ
MBS / TBS系列10局を中心に、2008年に第1期、2010年に第2期が放送された。2014年7月には新シリーズが放映開始した。
イベント(アニメ)
- 黒執事「その執事、終章 〜最後の晩餐を貴方と共に〜」
- チケットは、先行発売、一般発売ともに完売。声優陣が出演し、クライマックスでテレビアニメ第2期の製作を発表した。
- 黒執事「その執事、狂騒 〜赤いヴァレンタイン〜」
- DVD7巻完全生産限定版に封入されているイベント応募抽選券をDVD8巻完全生産限定版に封入されているイベント応募抽選ハガキに貼付して一口の応募となる。抽選で5000名が招待された。上記の通りテレビアニメ第2期の詳細も発表された。
- 黒執事「ノアの方舟サーカス プレ公演」
- 黒執事 Blu-ray Disc BOXに封入されていた応募IDを公式サイト応募URLに入力することで全員招待した。応募者多数のため、途中で会場が大きなものに変更された。イベント内容は新シリーズ第2話の上映。
- 『「黒執事 Book of Circus/Murder」New Year's Party ~その執事、賀正~』
- 「黒執事 Book of Circus」(完全生産限定版)第1巻・第2巻のBlu-ray&DVDの購入対象者にイベントチケットの先行販売。公式サイトにて、印象に残っているシーン、お気に入りのシーンを選定理由と共に募集、イベント内にて生アフレコを実施。
Webラジオ
黒執事 ファントムミッドナイトレディオ
- 配信サイト:アニメイトTV
- 表版「レディオ・ブラックサイド」と裏版「レディオ・エクストラサイド」を交互に配信する形をとる予定だったが、実際はブラックサイドが第1回から6回まで6回連続して更新された後、エクストラサイドがブラックサイド第6回と同時に第1回を配信開始した後連続して更新されている。エクストラサイドは、アニメ終了後も更新され、ブラックサイドの配信回数を越えた。ブラックサイドは、8月から復活し、エクストラサイドと平行して更新されるようになった。ブラックサイドは、全15回。エクストラサイドは、全24回。
- 第0回
レディオ・ブラックサイド
- パーソナリティ:小野大輔
- 配信開始日、サブタイトル、ゲスト
- 第1回(2008年10月2日)「紳士淑女の皆様、ラジオのお時間でございます。」:遊佐浩二
- 第2回(2008年10月16日)「“セバスチャン”こと小野様、遂に覚醒でございます。」:遊佐浩二
- 第3回(2008年10月30日)「「黒執事」に「黒うさぎさん」登場でございます。」:田村ゆかり
- 第4回(2008年11月13日)「執事・小野大輔様、登場でございます。」:田村ゆかり
- 第5回(2008年12月11日)「小野執事対鈴木子爵……勝負の行方は!?」:鈴木達央
- 第6回(2008年12月25日)「小野様、鈴木様から皆様へのクリスマスプレゼントとは?」:鈴木達央
- 第7回(2009年2月5日)「伯爵と王子の執事2人が花を咲かせる話とは?」:安元洋貴
- 第8回(2009年8月6日)「お久しぶりでございます。小野様、半年ぶりの登場でございます。」:日野聡
- 第9回(2009年8月20日)「女王の執事が表現するものとは?」:日野聡
- 第10回(2009年9月3日)「愉快な警部と執事が挑戦する罰ゲームとは?」:菅沼久義
- 第11回(2009年9月17日)「警部と執事が演じる執事なセリフとは?」:菅沼久義
- 第12回(2009年10月1日)「人形師と執事が歌うフレーズとは?」:勝杏里
- 第13回(2009年10月15日)「人形師と執事が叫ぶフレーズとは?」:勝杏里
- 第14回(2009年11月12日)「伯爵と王子の執事2人が受ける罰ゲームとは?」:安元洋貴
- 第15回(2009年12月3日)「庭師と執事が迎える大団円とは?」梶裕貴
レディオ・エクストラサイド
- 配信開始日、サブタイトル、パーソナリティ
- 第1回(2008年12月25日)「庭師と女中より、聖夜のあなたへ…」:梶裕貴・加藤英美里
- 第2回(2009年1月15日)「庭師と女中より、謹賀新年なあなたへ…」:梶裕貴・加藤英美里
- 第3回(2009年1月29日)「赤執事と庭師より、寒さに震えるあなたへ…」:福山潤・梶裕貴
- 第4回(2009年2月12日)「赤執事と庭師より、バレンタインなあなたへ…」:福山潤・梶裕貴
- 第5回(2009年2月26日)「王子と庭師より、受験シーズンのあなたへ…」:立花慎之介・梶裕貴
- 第6回(2009年3月12日)「王子と庭師より、ホワイトデーなあなたへ…」:立花慎之介・梶裕貴
- 第7回(2009年3月26日)「料理人と庭師より、春到来のあなたへ…」:東地宏樹・梶裕貴
- 第8回(2009年4月9日)「料理人と庭師より、ファイナルアンサーなあなたへ…」:東地宏樹・梶裕貴
- 第9回(2009年4月23日)「死神と白執事と庭師より、フェイスなあなたへ…」:杉山紀彰・日野聡・梶裕貴
- 第10回(2009年5月7日)「死神と白執事と庭師より、血液型が気になるあなたへ…」:杉山紀彰・日野聡・梶裕貴
- 第11回(2009年5月21日)「黄執事と庭師より、異性のことが気になるあなたへ…」:安元洋貴・梶裕貴
- 第12回(2009年6月4日)「黄執事と庭師より、ロンドン通なあなたへ…」:安元洋貴・梶裕貴
- 第13回(2009年6月18日)「葬儀屋と庭師より、エキセントリックなあなたへ…」:諏訪部順一・梶裕貴
- 第14回(2009年7月2日)「葬儀屋と庭師より、炭水化物系なあなたへ…」:諏訪部順一・梶裕貴
- 第15回(2009年7月16日)「王子と黄執事より、あの方が気になるあなたへ…」:立花慎之介・安元洋貴
- 第16回(2009年7月30日)「王子と黄執事より、デリケートボディなあなたへ…」:立花慎之介・安元洋貴
- 第17回(2009年8月13日)「警部と庭師より、らっきょうフェイスなあなたへ…」:菅沼久義・梶裕貴
- 第18回(2009年8月27日)「警部と庭師より、菅沼ラインなあなたへ…」:菅沼久義・梶裕貴
- 第19回(2009年9月10日)「お嬢様と女中より、フッドナイトなあなたへ…」:加藤英美里・田村ゆかり
- 第20回(2009年9月24日)「お嬢様と女中より、「フ」押しなあなたへ…」:加藤英美里・田村ゆかり
- 第21回(2009年10月8日)「庭師と子爵より、ラフレシアなあなたへ…」:梶裕貴・鈴木達央
- 第22回(2009年10月22日)「庭師と子爵より、反省しているあなたへ…」:梶裕貴・鈴木達央
- 第23回(2009年11月6日)「王子と庭師より、しゃびしゃびなあなたへ…」: 立花慎之介・梶裕貴
- 第24回(2009年11月19日)「王子と庭師より、梨好きなあなたへ…」:立花慎之介・梶裕貴
黒執事ファントムミッドナイトレディオ for モバイル
レディオ・ブラックサイドで紹介しきれなかったメールなどをおまけラジオとして配信する。
- 配信サイト:声優アニメイト+hm3、アニメイトON AIR!
- 配信期間:2008年10月9日 - (レディオ・ブラックサイドの一週間遅れ)
ラジオCD
- 黒執事 Webラジオ ファントムミッドナイトレディオ DJCD1 - エクストラサイド・ディスク(2010年3月25日、FCCM-0308)
- 黒執事 Webラジオ ファントムミッドナイトレディオ DJCD2 - ブラックサイド・ディスク(2010年4月28日、FCCM-0309)
- 黒執事 Webラジオ ファントムミッドナイトレディオ DJCD3 - バトラーズ・ディスク(2010年4月28日、FCCM-0310)
- 黒執事 Webラジオ ファントムミッドナイトレディオ DJCD4 - ケイオス・ディスク(2010年5月26日、FCCM-0311)
黒執事II Webラジオ ファントムパーティーナイト〜真夜中の仮面舞踏会〜
- 配信サイト:アニメイトTV
プレ放送版
本放送版
- パーソナリティ
- 1回 - 8回:梶裕貴
- 9回 - 20回:立花慎之介
- 21回 - 33回:杉山紀彰 & KENN
- 34回 - 35回:福山潤
- 配信開始日、サブタイトル、ゲスト
- 第1回(2010年8月4日)「庭師と子爵のちょっぴり危険な舞いでございます。」:鈴木達央
- 第2回(2010年8月19日)「庭師と警部(兄)のとっても気さくな笑いでございます。」:菅沼久義
- 第3回(2010年8月25日)「庭師と警部(兄)のとても阿吽な空気感でございます。」:菅沼久義
- 第4回(2010年9月15日)「庭師と王子の一年に一度の記念日でございます。」:立花慎之介
- 第5回(2010年9月22日)「庭師と王子の少々微妙な声帯模写でございます。」:立花慎之介
- 第6回(2010年10月6日)「庭師と新死神のとても爽やかな宴でございます。」:KENN
- 第7回(2010年10月13日)「庭師と新死神のとても鳥肌ゾクゾクな宴でございます。」:KENN
- 第8回(2010年11月11日)「庭師のご褒美な独演の宴でございます。」
- 第9回(2011年1月12日)「王子と死神の、新しい年、新しい始まりでございます。」:杉山紀彰
- 第10回(2011年1月19日)「王子と新死神の初顔合わせな宴でございます。」:KENN
- 第11回(2011年1月26日)「王子と新死神の宴、第二幕でございます。」:KENN
- 第12回(2011年2月2日)「王子と家女中の華やかな宴第一幕…ですだ。」:加藤英美里
- 第13回(2011年2月9日)「王子と家女中の和やかな宴、第二幕…ですだ。」:加藤英美里
- 第14回(2011年2月16日)「王子と警部(兄)の気心の知れた同士の宴でございます。」:菅沼久義
- 第15回(2011年2月23日)「王子と警部(兄)の“病は気から”の宴でございます。」:菅沼久義
- 第16回(2011年3月2日)「王子と死神派遣協会管理課の死神との宴でございます。」:杉山紀彰
- 第17回(2011年3月9日)「王子と死神派遣協会管理課の死神との宴、第2幕でございます。」:杉山紀彰
- 第18回(2011年3月23日)「王子とカーンサマーとの宴でございます。」前編:安元洋貴
- 第19回(2011年3月23日)「王子とカーンサマーとの宴でございます。」後編:安元洋貴
- 第20回(2011年3月30日)「王子とカーンサマーとの宴のカーテンコールでございます。」:安元洋貴
- 第21回(2011年4月6日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによる2度目の模様替えでございます。」
- 第22回(2011年4月13日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによる本格的な活動開始な宴でございます。」
- 第23回(2011年4月20日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによる趣味と都市伝説の宴でございます。」
- 第24回(2011年4月27日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによるアゲアゲな宴でございます。」
- 第25回(2011年5月3日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによる黄金週間直中の宴でございます。」
- 第26回(2011年5月11日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによる死神色一色が定着したかと思われる宴でございます。」
- 第27回(2011年5月18日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによる船旅に憧れる宴でございます。」
- 第28回(2011年5月25日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによるゲーム企画会議的談話な宴でございます」
- 第29回(2011年6月1日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによる梅雨空を吹き飛ばす宴でございます。」
- 第30回(2011年6月8日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによるジメジメを吹き飛ばすハイテンションな宴でございます。」
- 第31回(2011年6月15日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによる食の嗜好を考える宴でございます。」
- 第32回(2011年6月22日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによる、あだ名の妙の宴でございます。」
- 第33回(2011年6月29日)「死神派遣協会先輩後輩コンビによる宴でございます。」
- 第34回(2011年7月20日)「死神派遣協会トリオによる月下の宴DEATH☆」:杉山紀彰 & KENN
- 第35回(2011年7月27日)「死神派遣協会トリオによる万感の思いを込めての宴…DEATH☆」:杉山紀彰 & KENN
黒執事 WEB Radio of Circus
- 配信サイト:公式サイト内
プレ放送版
本放送版
- パーソナリティ:小野大輔
- 配信開始日、サブタイトル、ゲスト
黒執事 WEB Radio of Murder
- 配信サイト:公式サイト内
- WEB Radio of Circusから続きで配信
本放送版
- パーソナリティ:小野大輔
- 配信開始日、サブタイトル、ゲスト
- 第7回(2014年10月8日)「アーサー......アーサー......あ〜さ〜ぬ〜ま〜!?」:浅沼晋太郎
- 第8回(2014年10月22日)「執事であり、伯爵であり、まぁ......無敵ですね(笑)。」:木村良平
- 第9回(2014年11月12日)「ふざけんな〜! コーナー潰しじゃねえか!(爆笑)」:前野智昭
- 第10回(2014年11月26日)「犯人の劉役、遊佐浩二です(笑)。」:遊佐浩二
- 第11回(2014年12月24日)「これが僕にとってのクリスマスプレゼントです!」
- 第12回(2015年1月7日)「2015年、一番の思い出に残るイベントにしちゃうんだぜ〜」
- 第13回(2015年1月28日)「ジェレミー・ラスボーンの声優は……秘密だ(笑)」
- 第14回(2015年2月25日)「さよならだけど……さよならじゃない!」
舞台
通称『生執事』と呼ばれている。命名は枢やな。
第1弾
音楽舞闘会 黒執事 〜その執事、友好〜
- ストーリー
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
- 舞踏会の準備に大わらわのファントムハイヴ家に、鹿鳴館が建てられたばかりの日本から、3人の客人が現れる。女王陛下の「丁重なおもてなしを」という命により、彼らを舞踏会に招待するファントムハイヴ家一同。劉も参加して始まった華やかな宴の最中に、招かれざる者が侵入。それは、日本からの客人に関わり深い混乱の始まりだった。死神グレルはセバスチャンに、人にあらざる者の存在を匂わせる…[3]。
- キャスト
- ほか
- スタッフ
鑑賞会
- 半生執事〜舞台『黒執事』鑑賞会
- 出演:松下優也、阪本奨悟、伊勢直弘(司会)、宮下雄也(東京公演のみ)植原卓也(大阪公演のみ)青柳塁斗(名古屋公演のみ)
- 東京公演
-
- 日時:2009年10月10日
- 会場:ゆうぽうと簡易保険ホール
- 大阪公演
-
- 日時:2009年10月31日
- 会場:ウェルシティ大阪厚生年金会館 芸術ホール
- 名古屋公演
-
- 日時:2009年11月1日
- 会場:中京大学文化市民会館 プルニエホール
- 名古屋追加公演
-
- 日時:2009年11月1日
- 会場:中京大学文化市民会館 プルニエホール
イベント(舞台)
- 「音楽舞闘会『黒執事』-その執事、友好-」スペシャルイベント
第2弾
- ミュージカル黒執事 -The Most Beautiful DEATH in The World- 千の魂と堕ちた死神
- 2010年に東名阪三都市で公演。2013年には東京・大阪で再演。
- ストーリー
この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
- キャスト(初演/再演)
-
- セバスチャン・ミカエリス: 松下優也(初演/再演ともに)
- シエル・ファントムハイヴ: 西井幸人 / 田中偉登
- エリック・スリングビー: 佐伯太輔 / 良知真次
- アラン・ハンフリーズ: 松本慎也 / 中河内雅貴
- グレル・サトクリフ: 植原卓也(初演/再演ともに)
- ウィリアム・T・スピアーズ: 永岡卓也 / 輝馬
- ロナルド・ノックス: ヨウスケ・クロフォード / 井出卓也
- バルドロイ: 岩崎大 / 鷲尾昇
- フィニアン: 南翔太 / 河原田巧也
- メイリン: 猪狩敦子 / 松田沙紀
- 葬儀屋: 和泉宗兵(初演/再演ともに)
- ドルイット子爵: 藤田玲 / 佐々木喜英
- フレッド・アバーライン: 伊勢直弘 / 高木俊
- シャープ・ハンクス: 青木隆敏 / 寺山武志
- ほか
- スタッフ
-
- 企画制作:
- 初演:ミュージカル黒執事製作委員会
- 再演:ミュージカル黒執事プロジェクト
第3弾
- ミュージカル黒執事 地に燃えるリコリス
- 2014年に東京・大阪で公演。2015年に東京・大阪で再演。
- 東京公演日時
- 大阪公演日時
- 日時:2014年10月2日 - 10月5日
- 場所:シアター・ドラマシティ
- ストーリー
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
原作の人気エピソード「切り裂きジャック編」の舞台化。
- キャスト(初演/再演)
- ほか
- スタッフ
-
- 企画制作:
- ミュージカル黒執事プロジェクト
- 企画制作:
舞台DVD
- 『音楽舞闘会 黒執事 〜その執事、友好〜』
- 『ミュージカル「黒執事」-千の魂と堕ちた死神-』初演版
- 『ミュージカル「黒執事」-千の魂と堕ちた死神-』再演版
- 『ミュージカル「黒執事」-地に燃えるリコリス-』初演版
- 『ミュージカル「黒執事」-地に燃えるリコリス-』再演版
映画
黒執事 | |
---|---|
KUROSHITSUJI | |
監督 |
大谷健太郎 さとうけいいち |
脚本 | 黒岩勉 |
原作 | 枢やな『黒執事』 |
製作 |
上木則安 竹内成和 田口浩司 高木政臣 宮本直人 遠藤真郷 菅野信三 平野宏治 |
製作総指揮 | ウィリアム・アイアトン |
出演者 |
水嶋ヒロ 剛力彩芽 優香 山本美月 丸山智己 大野拓朗 栗原類 城田優 安田顕 伊武雅刀 岸谷五朗 |
音楽 | 松浦晃久 |
主題歌 |
ガブリエル・アプリン 「Through the ages」 |
撮影 | 鰺坂輝国 |
編集 | 今井剛 |
制作会社 |
C&Iエンタテインメント ロックワークス |
製作会社 | 映画「黒執事」製作委員会 |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
公開 | 2014年1月18日 |
上映時間 | 119分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 6億100万円[4] |
2014年1月18日公開の日本映画。原作者・枢やな承認のもと、原作から約130年が経過した2020年のアジア某国で繰り広げられる映画完全オリジナルストーリーとなっている[5][6]。主演の水嶋ヒロは3年ぶりの映画出演で、俳優復帰作となった[7]。また、本名名義で本作の共同プロデューサーも務めている。
ストーリー(映画)
犯罪組織が若い女性を多数さらい監禁する倉庫内で、その組織を探る一人の少女が構成員に追及される。そこへ現れた彼女の執事は、十数名の敵を一人であっさりと殺害して彼女を救いだす。銃で撃たれても全く傷つかないこの男・セバスチャンの正体は悪魔で、彼の主人である幻蜂伯爵家の若き当主・清玄こと男装した少女の汐璃が幼い頃両親を目の前で殺害されたとき以来、死の際にその魂を食らうことと引き換えに契約を結び仕えている。映画の舞台となる2020年では、世界は西側と東側に別れ、西側を治める女王は東側某国の幻蜂家に命じて公にできないさまざまな事件を「処理」しており、彼らは当局に正体不明の「女王の番犬」として警戒されている。清玄は女王の命により、セバスチャンと共に大使館員が次々にミイラ化した遺体で発見されるという怪事件を追いつつ、いつか両親の敵を討つことを願っている。
警察の捜査資料を手に入れ、裏のルートでミイラ遺体を調べた二人は、被害者が死の前に製薬会社社長・九条新兵主催のドラッグパーティーに出席していた事実をつかむ。清玄は叔母・若槻華恵の伝手を頼り、メイドのリンとそのパーティーに潜入するが、九条に目的を見抜かれ捕らえられる。清玄はその場で、ドラッグを求める客たちにミイラ化して死に至る毒物「ネクローシス」を吸入させ、その解毒剤に群がるさまを楽しむ九条の姿を見る。だが九条は殺され、清玄たちはその場から逃げだす。清玄たちはミイラ事件の目的がこのネクローシスを使って権力を支配するテロの前哨戦であることを確信する。ミイラ化事件は世間で悪魔の仕業と恐れられており、予定される大規模な悪魔払いのミサでテロが行われる可能性があった。二人は犯人と目される武器商人・篠崎洋造を追う。しかし篠崎が殺害されスケープゴートに過ぎないことを知った清玄はその刺客たちに襲われる。
自分を守って傷を負ったリンをセバスチャンに託した清玄は、華恵とミサの会場へ向かう。華恵は突然豹変して清玄を脅し、会場近くで大量のネクローシスを拡散させる時限爆破装置を仕掛ける。清玄を救いに現れたセバスチャンは華恵が九条に不老不死の薬を生産させ、その副産物として出来たネクローシスをテロに利用していることを指摘し、華恵の執事・明石と対決する。清玄はネクローシスのカプセルを一粒割り華恵と共に毒に蝕まれるが、その行動と連携するセバスチャンに明石を倒させることに成功する。逆上した華恵は、自分が清玄の父の前妻だったが、幻蜂家の生業に関連して襲撃され流産し不妊となったために、後継ぎを求める父が華恵と別れ姉(清玄の母)と結婚したこと、それを恨んで反西側の犯罪組織による清玄の両親殺害を手引きし、不死の肉体を得て生き続けることで清玄から幻蜂家を奪おうとしていたことを暴露する。そして黒幕犯罪組織の正体を知らないと言い、清玄はショックを受ける。セバスチャンに欺かれさらにネクローシスを服用した華恵は、急激にミイラ化し肉体を消滅させ死ぬ。
その後、爆破を防ぎ人々を救うため命がけで装置を運び出す清玄をセバスチャンは冷ややかに見つめるが、彼女が自力で装置を解除し倒れたあと、解毒剤を口移しで飲ませて救う。一連の事件を追う警察外事局には問題のネクローシスが「悪魔の正体」として届けられ、それを前にした局長は、黒幕組織の紋章で手紙を封印する。屋敷に戻った清玄は、自分も含めた人間に対する失望を語る。セバスチャンは眠る彼女にその命が尽きるまで側にいることを誓い、映画は終わる。
キャスト
- 水嶋ヒロ
- 役 - セバスチャン
- 本作の主人公である男。幻蜂家執事。清玄と共にあらゆることを優雅に解決するが、彼には心を許されていない。武器として食事用ナイフを使い、敵を殺傷する。原作のセバスチャン・ミカエリスにあたる。
- 剛力彩芽
- 役 - 幻蜂清玄(げんぽう きよはる) / 汐璃(しおり)
- 伯爵の称号を持つ美少年。幻蜂家の現当主にして巨大玩具メーカー企業・ファントム社の総帥。原作のシエル・ファントムハイヴにあたる[8]。実は女子であり、後者が本名。両親が殺された10年前に失踪し、セバスチャンとともに隠し子の男児(清玄)として戻り、男子にしか継承されない幻蜂家の爵位を受け継ぎ、女王勅命の代々の任務を両親の敵への復讐に利用する[9]。セバスチャンとは日常的に悪口を交わし合う間柄にあるが、同時に唯一絶対・最強の「主従関係」で結ばれている。幻蜂家とは、ファントムハイヴ家がアジア某国に渡り幻蜂を名乗るようになった末裔である。
- 優香
- 役 - 若槻華恵(わかつき はなえ)
- ファントム社の共同経営者であり、清玄の母親の妹。原作のアンジェリーナ・ダレス(マダム・レッド)にあたる[10]。
- 山本美月
- 役 - リン
- 幻蜂家の家女中(ハウス・メイド)。ドジでおっちょこちょいだが、本当は凄腕銃撃手である。原作のメイリンにあたる[11]。
- 丸山智己
- 役 - 明石(あかし)
- 華恵の専属執事。
- 大野拓朗
- 役 - 松宮高明(まつみや たかあき)
- 鴇沢の部下。幻蜂家の情報を収集する。
- 栗原類
- 役 - 葬儀屋ジェイ
- 遺体運搬人。全身から怪しいオーラを垂れ流す。キャッシュと骨型クッキーに目がない。原作の葬儀屋(アンダーテイカー)にあたる[12]。
- 海東健
- 役 - 幻蜂有人(げんぽう ありひと)
- 清玄の父親であり、すでに故人。原作のヴィンセントにあたる。
- ホラン千秋
- 役 - 幻蜂絵利香(げんぽう えりか)
- 清玄の母親であり、すでに故人。原作のレイチェルにあたる。
- 城田優
- 役 - チャールズ・ベネット・サトウ
- 「西側諸国」駐在員。女王直属の秘書武官でもあり、清玄に女王からの密命を伝える。
- 宮川一朗太
- 役 - 篠崎洋造(しのざき ようぞう)
- 某テロ組織と武器売買の嫌疑がかかっている商社の重役。
- 安田顕
- 役 - 鴇沢一三(ときさわ いちぞう)
- 警察保安省外事局に勤務する刑事。「連続ミイラ化怪死事件」を追ううち、キナ臭い噂の絶えない幻蜂家の当主と執事が怪しいと睨む。
- 橋本さとし
- 役 - 青木宗光(あおき むねみつ)
- 近頃、街で多発する少女たちの失踪事件に関わっていると目される男。
- 志垣太郎
- 役 - 田中(たなか)
- 幻蜂家に古くから仕えるハウス・スチュワード。今は実務のほとんどをセバスチャンに任せ、窓際の日なたでお茶(※湯呑みの中身はレモネード)をすする癒し系執事として余生を送る。原作のタナカにあたる。
- 伊武雅刀
- 役 - 九条新兵(くじょう しんぺい)
- 巨大製薬会社・イプシロン製薬社長。会社の発展と利益を飽きずに追求して止まない。
- 岸谷五朗
- 役 - 猫磨実篤(ねこま さねあつ)
- 幻蜂家が現在滞在している、国の警察保安省外事局々長。
- その他キャスト
製作
2011年5月、水嶋に主演のオファーがされた。撮影は2013年4月1日から5月14日まで行われた。ロケ地としては幻蜂家の屋敷として佐賀県の有田ポーセリンパークが使用されたほか、北九州市、山口県など九州・西日本地域を中心にオールロケで撮影された。[13]
スタッフ
- 原作:枢やな『黒執事』
- 監督:大谷健太郎、さとうけいいち
- 脚本:黒岩勉
- 音楽:松浦晃久
- 製作総指揮:ウィリアム・アイアトン
- 製作:上木則安、竹内成和、田口浩司、高木政臣、宮本直人、遠藤真郷、菅野信三、平野宏治
- エグゼクティブプロデューサー:久松猛朗
- プロデューサー:松橋真三
- 共同プロデューサー:齋藤智裕
- アソシエイトプロデューサー:田中美幸、江川智
- ラインプロデューサー:平野宏治
- 撮影:鰺坂輝国
- 照明:平野勝利
- 美術:小泉博康
- 録音:芦原邦雄
- スーパーバイジングサウンドエディター:勝俣まさとし
- 編集:今井剛
- アクション監督:大内貴仁
- スタイリスト:徳永貴士
- 衣装:清水寿美子
- ヘアメイクデザイン:亀田雅
- ヘアメイク:外丸愛
- VFXスーパーバイザー:小坂一順
- 助監督:佐伯竜一
- 制作担当:里吉優也
- 共同制作プロダクション:ロックワークス
- 制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
- 配給:ワーナー・ブラザース映画
- 製作:映画「黒執事」製作委員会(ワーナー・ブラザース映画、エイベックス・エンタテインメント、スクウェア・エニックス、A stAtion、GyaO!、ジェイアール東日本企画、東急レクリエーション、ロックワークス)
主題歌
- 「Through the ages[14]」(ワーナーミュージック・ジャパン)
- 作詞・作曲 - 絢香、編曲 - 松浦晃久 / 歌 - ガブリエル・アプリン
- オリジナル・サウンドトラックおよびアルバム『イングリッシュ・レイン〜ニュー・エディション〜』日本盤ボーナストラックとして収録。
封切り
日本での封切りは2014年1月18日に丸の内ルーブル、新宿ピカデリー、新宿ミラノ、TOHOシネマズ渋谷、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国327スクリーンで公開され、全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)では初登場4位となり、公開初週の土日2日間の成績は動員11万6,253人、興収1億4,557万3,100円を記録した[7]。
関連商品
- Blu-ray / DVD
- 2014年6月4日発売。発売・販売元はエイベックス・ピクチャーズ。
- 黒執事 スタンダード・エディション(1枚組)
- 映像特典
- 舞台挨拶映像集(完成報告イベント、“黒”スマスイベント、ジャパンプレミア、初日舞台挨拶)
- 特報・劇場予告編・TVスポット集
- キャラクターPV集
- ガブリエル・アプリン「Through the ages」ミュージックビデオ
- 映像特典
- 黒執事 Collector's Edition(2枚組・完全数量限定生産)
- ディスク1:本編ディスク(スタンダード・エディションと共通)
- ディスク2:特典DVD
- ビジュアルコメンタリー(監督:大谷健太郎×主演・共同プロデューサー:水嶋ヒロ×プロデューサー:松橋真三)
- メイキング 〜映画『黒執事』の世界〜
- イメージボードギャラリー(オートプレイ機能付き)
- 封入特典
- ブックレット(カラー36P)
- さとうけいいち監督直筆 絵コンテ集レプリカ(48P)
- 特製アウターケース付きデジパック仕様
- 黒執事 スタンダード・エディション(1枚組)
- 書籍
-
- 映画「黒執事」VISUAL BOOK(2014年1月18日発売、スクウェア・エニックス)ISBN 978-4757541955
- サウンドトラック
-
- 黒執事 オリジナル・サウンドトラック(2014年1月8日発売、ワーナーミュージック・ジャパン)
ゲーム
この節の加筆が望まれています。 |
『黒執事 Phantom & Ghost』のタイトルで制作。
- 対応機種:ニンテンドーDS
- ジャンル:主と執事の冒険(アドベンチャー)ゲーム
- 発売日:2009年3月19日
- 希望小売価格
- 通常版:5,490円(税込)
- 限定版爵位認定BOX:9,800円(税込)
- 発売元:スクウェア・エニックス
ゲームシステム
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ストーリー(ゲーム)
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ソーシャルゲーム
コラボレーション
- 黒執事カリーパン
- テレビアニメ『黒執事II』の本放送に合わせ、2010年2月1日より関東地方限定でスリーエフにて発売された。セバスチャンのカリーパンをイメージし、隠し味にチョコレートが使用されている。価格は150円。
- ちぷやタウン
- 『黒執事II』の本放送に合わせ、2010年7月1日より携帯電話向け2D仮想空間「ちぷやタウン」でアバターアイテムの販売が開始された。
- アットゲームズ、TinierMe
- 衣装をガチャで販売。日本語版のアットゲームズでは2010年9月24日から、英語版のTinierMeでは2010年10月26日から開始。
- 「黒執事」記念乗車券
- 2014年1月15日、原画展開催に合わせて西武鉄道より4000セット限定で販売。
- 黒執事×YOSHiKO CREATiON コラボジュエリー
- 原画展開催を記念し、梶谷好孝が手掛けるアクセサリーブランドYOSHiKO CREATiONとコラボ。コラボジュエリーTasseシリーズが、各会場で個数限定販売。
- 黒執事×ちゃけちょけ コラボシューズ
- アニメ新シリーズに合わせ、シューズブランドちゃけちょけとコラボ。セバスチャン、シエル、グレル3モデルのパンプス・ブーティを発売。
関連項目
- ホフマン物語 - 舞台(第2弾)のクライマックスでオランピアの歌う「生垣には、小鳥たち」が使われている。
脚注
注釈
- ^ ただし、シエルとセバスチャンがサーカス団を抜け出した後にジョーカーを除く1軍メンバー達が行っていた話し合いで、ピーターが「今回の坊や(シエル)の家は近くに街もないし ロンドンにいるウチにやっちまわないと」とは言っている。
出典
- ^ 『月刊ガンガンJOKER』2015年1月号、スクウェア・エニックス、377頁。
- ^ 『月刊ビッグガンガン』2015年Vol.01、スクウェア・エニックス、471頁。
- ^ 舞台版ホームページより [リンク切れ]。
- ^ 『キネマ旬報』2015年3月下旬号、96P。
- ^ 水嶋ヒロ、サプライズに号泣「自分が地球上で一番幸せな人」 - モデルプレス
- ^ 福田麗、実写版『黒執事』のストーリーが明らかに!映画オリジナル&舞台は近未来(2013年10月24日)、シネマトゥデイ、2014年2月7日閲覧。
- ^ a b 壬生智裕、「『永遠の0』50億円突破でV5!『黒執事』は4位に初登場!【映画週末興行成績】」(2014年1月21日)、シネマトゥデイ、2014年1月21日閲覧。
- ^ 剛力彩芽、水嶋ヒロ俳優復帰作『黒執事』で男装の女主人に!(2013年4月5日)、シネマトゥデイ、2014年5月31日閲覧。
- ^ 映画「黒執事」主人役・剛力彩芽はファントムハイヴの末裔(2013年4月5日)、コミックナタリー、2014年2月7日閲覧。
- ^ Blu-ray / DVD『黒執事 Collector's Edition』特典DVDのビジュアルコメンタリーより。
- ^ 水嶋ヒロ主演の映画「黒執事」ドジなメイド役に山本美月(2013年5月16日)、コミックナタリー、2014年2月7日閲覧。
- ^ 映画「黒執事」VISUAL BOOK p.77。
- ^ この段落の出典。PRODUCTION NOTE、映画『黒執事』公式サイト、2014年2月8日閲覧。
- ^ “水嶋ヒロ、『黒執事』は「一番思い入れが強い」 - ぴあニュース - 朝日新聞デジタル&M”. 朝日新聞社. 2014年1月20日閲覧。[リンク切れ]
外部リンク
- GFantasy Website 黒執事 -月刊Gファンタジーオフィシャルサイト
- ミュージカル版公式サイト(第一弾)
- ミュージカル版公式サイト(第二弾)
- ミュージカル版公式サイト(再演)
- ミュージカル版公式サイト(第三弾)
- ミュージカル「黒執事」公式アカウント (@namashitsujijp) - X(旧Twitter)
- 黒執事 Phantom & Ghost ゲーム公式サイト
- 黒執事 Cinematic Card Collection
- 黒執事原画展〜枢やなの世界〜
- 映画『黒執事』公式サイト
- 映画『黒執事』 (@kuroshitsuji_m) - X(旧Twitter)
- 黒執事(映画) (kuroshitsujimovie) - Facebook
- エラー: subst: がありません。Movielink ではなく subst:Movielink としてください。
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- 継続中の作品
- 黒執事
- 漫画作品 く
- 月刊Gファンタジー
- ファンタジー漫画
- 推理漫画
- 執事を題材とした作品
- 悪魔を題材とした漫画作品
- 死神を題材とした作品
- アンデッドを題材とした作品
- イギリスを舞台とした作品
- イングランドを舞台とした作品
- ヴィクトリア朝を舞台とした作品
- シチュエーション・コメディ
- 2009年の舞台作品
- 2000年代のミュージカル
- 日本のミュージカル作品
- 漫画を原作とするミュージカル
- ドラマCD
- 2014年の映画
- 漫画を原作とする映画作品
- 日本のアクション映画
- 日本のファンタジー映画
- 日本のサスペンス映画
- 悪魔を題材とした映画作品
- アジアを舞台とした映画作品
- ワーナーエンターテイメントジャパンの映画
- エイベックス・グループの映像作品
- GyaOの映画
- 2009年のコンピュータゲーム
- ニンテンドーDS用ソフト
- 漫画のキャラクターゲーム
- ファンタジーコンピュータゲーム
- ミステリゲーム
- 悪魔を題材としたコンピュータゲーム