逆転イッパツマン
アニメ:タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン | |
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原作 | タツノコプロ企画室 |
監督 | 笹川ひろし(総監督) |
シリーズ構成 | 小山高男 |
脚本 | 小山高男ほか |
キャラクターデザイン | 天野喜孝 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
製作 | フジテレビ、タツノコプロ |
放送局 | フジテレビ系列 |
放送期間 | 1982年2月13日 - 1983年3月26日 |
話数 | 全58話 |
テンプレート - ノート |
『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン』(ぎゃくてんイッパツマン、英語表記:Ippatsuman)は『タイムボカンシリーズ』の第6作目として、フジテレビ系列で、1982年2月13日から1983年3月26日まで、毎週土曜18時30分 - 19時00分の放送枠に於いて全58話が放送された、タツノコプロ制作のテレビアニメである。
概要
前作『ヤットデタマン』に続いて、巨大ロボットが登場。主人公がこれまでの少年少女から青年となり、シリアス味が増した作風となった。視聴者の興味を惹くために主人公のイッパツマンの正体など、多くの謎を散りばめ、シリーズのマンネリを打破しようと工夫が凝らされた。
主人公の声優はシリーズのナレーターを長年に渡って担当した、富山敬が務めた。時に20%を越える視聴率を記録し、放送回数は好評につき、6話延長された。そのうちの3回はストーリー本編とは関係のない番外編的なストーリーが含まれていた[1]。歴代シリーズとしては『ヤッターマン』以来の放送回数の延長であり、マンネリの声も上がりはじめていた、タイムボカンシリーズの人気が息を吹き返した作品だった。土曜18時30分枠の放送時間帯は本作が最後になるなど、同シリーズの転機となった作品でもある。
ナレーションは富山に代わり、鈴置洋孝が起用され、独特の絶妙な語り口が物語を盛り上げている。本作から、CM後にアイキャッチが挿入されるようになった。
登場する人物、組織等固有名詞に野球用語が多用されている。
ストーリー
西暦1990年。国際企業番付で、常に業界トップの業績を誇る「タイムリース社」は依頼があれば時空を越えて、過去、未来、現代の世界各地に荷物を届ける「タイム運搬」事業を開始した。一方、業界第2位のライバル企業「シャレコーベリース社」のオストアンデル北部支社は業績絶不調。会長のコン・コルドーは支社の重役3人に、タイム運搬の妨害を命じる。重役3人が変身した「クリーン悪トリオ」に襲われたハル坊がピンチ通信を出すと、イッパツマンが必ず助けにやって来る。
登場人物
タイムリース社
オストアンデル市にある、常に業界トップの業績を誇る会社。所在する市名の由来は、平賀源内がまんじゅうを外来語っぽく称した「押すと餡出る」から。社員は福利厚生施設のビーナスタウンに居住している。
運営には、国際平和機構が深く関わっている。この団体は来るべき宇宙開発時代に備え、念動力で遠隔操作できる「サイキックロボット」の開発を進めていたが、シャレコーベリース社のコン・コルドー会長がその技術を執拗に狙っていた。そのため、シャレコーベリース社はタイムリース社に妨害を仕掛け、その妨害に対抗するためのイッパツマン、という構図が出来上がった。バレルトコマール山脈のチチハハ湖の湖底に基地があるが、第53話のレイケツナイトの攻撃で、大損害を出した。
- 豪 速九(ごう そっきゅう) / イッパツマン
- 声 - 富山敬 / 松本保典(バンプレスト・タイムボカンゲームシリーズ) / 加藤将之(タツノコ VS. CAPCOM)
- タイムリース社で、メカの整備を担当している青年。20歳。女性社員からは憧れの的で、「豪さん」と呼ばれている。生まれて間もなく両親に捨てられたところを、ビクトリアナンダースホームの園長に拾われ、幼少時代はそこで生活していたが、その頃から超能力の素質を持っていた。
- クリーン悪トリオの妨害から危機を救う、イッパツマンの正体は豪であると、ラン、ハル坊、2-3は思っていたが、実は容姿こそ酷似していたものの、豪がサイキックウェーブで操るサイキックロボットであった。第31話より、豪がイッパツマンに変身して、自ら戦う。
- イッパツマンの武器は投げた後で、サイキックパワーで誘導する事も可能な野球ボール型の「レインボール」と、敵の飛び道具を打ち返したり、攻撃を受け止めるのに用いる「逆転バット」。マシンガンの弾をも跳ね返す、硬質フォームラバースーツに身を包み、背中のマントを広げて滑空する。
- 新イッパツマンはダイヤモンド弾丸にも耐える、超硬質フォームラバースーツに強化されているが、このスーツには外部からのサイキックウェーブを阻害してしまう弱点がある。そこで豪自らサイキックウェーブを発し、ハルカの発するサイキックウェーブと同調することで吸収し能力がパワーアップする。
- 第54話でハルカと結婚するが、これは敵の目を欺くための演技で、新婚旅行と偽り、サイキックウェーブの波長変更訓練を極秘で行う目的があった。
- 名前の由来は「豪速球」で、総監督の笹川ひろし曰く「野球そのもののネーミング」[2]。
- 放夢 ラン(ほうむ ラン)
- 声 - 原えりこ
- タイムリース社で、「トッキュウザウルス」「トッキュウマンモス」の操縦を担当する少女。18歳。気が強い性格。豪に想いを寄せている。豪からは「ランちゃん」、ヒゲノ部長からは「ラン君」、ハル坊からは「ラン姉ちゃん」と呼ばれている。
- 新たに配属された、星ハルカと豪の結び付きを見るたびに嫉妬心と対抗心が入り混じるようになり、「イッパツマンの力のためには、ハルカが必要」という豪の言葉を「自分は豪に愛されていない」と曲解し、タイムリース社を飛び出してしまった。豪に「今のままで辞めるのは君らしくない」と諭されて、元の鞘に収まったが、豪とハルカの結婚を聞かされ、ショックを受けた。
- 本作は原のデビュー作でもある。名前の由来は「ホームラン」[2]。
- ハル坊(ハルぼう)
- 声 - つかせのりこ
- ランのいとこで、タイムリース社に勤務する少年。6歳。両親はタイムリース社の社員で、19世紀のオーストラリアに駐在しているため、ビーナスタウンで、ランと一緒に住んでいる。ランと豪の恋を応援している。
- 一人称は主に「オイラ」で、稀に「俺」。ハルカに対しては、一人称が「僕」になることがある。緊急時に、イッパツマンを呼ぶためのピンチ通信機を持っている。
- 名前の由来は「ファウルボール」[2]。
- 2-3(ツー・スリー)
- 声 - 山本正之
- タイムリース社に勤務するロボット。「トッキュウザウルス」「トッキュウマンモス」の副操縦士。三河弁を喋り、歌が得意である。気の利く性格だが、お調子者で、口が軽いところもある。
- 一人称は主に「ワタイ」で、たまに「僕」や「俺(おり)」の場合もある。胸にテープデッキが内蔵されており、データを読み取ったり音楽を再生することができる。
- ムンムンから「ヤカンのできそこない」、コスイネンから「ヤカン人形」と罵られている。
- 名前の由来は「ボールカウント2-3」[2]。
- OVA『タイムボカン王道復古』では山本が演じた歴代キャラクターの中で、唯一の善玉キャラとして登場。
- 星 ハルカ(ほし ハルカ)
- 声 - 幸田直子
- 第31話より、ヒゲノ部長の秘書及び管理主任として、ヒネルトジャー支社から赴任した女性。1975年3月17日生まれの24歳。豪を凌ぐサイキックウェーブの持ち主で、新イッパツマンのサポートを行う。第46話では隠球四郎たちに捕らわれた豪に代わって、彼女がイッパツマンとなって参戦した。
- 名前の由来は『巨人の星』の星飛雄馬から。これは同作の伴宙太の声を演じていた、コスイネン役の八奈見乗児に「星」と言わせるために、シリーズ構成担当の小山高男が考えた物である。
- ランとは対照的な大人の女性として描かれ、豪との息の合ったコンビで、ランをきりきり舞いさせ、彼女はハルカに対して、嫉妬の炎を燃やすようになる。
- 第54話で、豪と結婚式を挙げて、新婚旅行に旅立っているが、これは敵を目を欺くために仕掛けた演技だった。
- ハルカは幼少の頃より超能力者(サイキッカー)であり、幼い頃はそれをテレビ番組などで見世物のように扱われていた。10歳の時に若い頃のヒゲノと出会い、「自分を大切にしなさい」と叱責され、それ以来、人前で超能力を使うことは避けるようになった。
- その後、ヒゲノと共に国際平和機構のサイキック関連技術の開発に携わるようになるが、当初は超能力はそれほど高くなかった。物語開始の8年前、当時16歳だった1991年7月18日を境に、急激に能力が向上していく。実は7月10日から17日までの一週間、コン・コルドーに拉致され、洗脳と能力強化を受けていたが、ハルカ自身はその間の記憶は一切なかった。
- 最終話では国際平和機構とタイムリース社を裏切り、サイキックロボットのデータをコン・コルドーの元に運び、イッパツマンの最大の敵として、自ら立ちふさがる。イッパツマンをかばうランの姿を目にして洗脳が解けるが、コン・コルドーがさらなる能力強化を行った際に超能力限界点を超えてしまい、罪の意識から、その場を走り去り、霧の中に消えていった。生死も含め、その後の消息は不明。
- ヒゲノ 濃造(ヒゲノ こいぞう)
- 声 - 長堀芳夫
- 技術部長で通称「ヒゲノ部長」。豪の上司で、割に合わない仕事を断ろうとする他の部課長との折衝も行う。実は国際平和機構のサイキックロボット開発室長で、ラン、ハル坊、2-3にはイッパツマンの詳細を知らせずにいた。しかしランの蒸発騒動を機に彼らを纏め終盤は指揮官として活動。
- 若い頃、超能力を見世物にされているハルカと出会い、それが縁で共にサイキック関連技術の開発に携わるようになる。しかし、ハルカがコン・コルドーの洗脳を受けていた事には気付かなかった。
- 妻子持ちで、家のローンに振り回されるなど、同じ部長のコスイネンと共通点が多い。名前の由来は「ヒゲが濃い」である。
- 最終話で「自らの正義という大義名分が、彼女の人生を狂わせてしまった」という自責の念に駆られ、タイムリース社も国際平和機構も辞職。消息不明のハルカを捜す旅に出た。
シャレコーベリース社
創業わずか8年で、タイムリース社に次ぐ業界第2位の規模と実績を誇る巨大企業に成長したリース会社。本社はヒネルトジャー市所在。この市名は「オストアンデル」と同じように蛇口を外来語っぽく呼んだ言い方である。
第2話の全支社長会議の描写では相当な数の支社長が出席していたため、規模の大きいグループ企業であることが分かる(設定では、支社は1,000社ある)。支社長会議では業績ではなく「他社の妨害をどれだけやったのか」が報告内容となっている。
支社対抗のかくし芸大会やコルドーの撮り下ろしによる映画鑑賞会を年中社内行事として行っているが、鑑賞会の方は出席しないとギャラを天引きされるというノルマが課せられている。
終盤、コン・コルドーはクリーン悪トリオと隠球四郎に解雇を言い渡した直後、計画倒産した。
オストアンデル北部支社
シャレコーベリース全支社の中でも万年最下位で別名「オシてもアンもでない敗北社」。 社屋は外から見ると立派で、タイムリース社の社屋に負けないくらいの未来的なビルだが、門をくぐると、その外見はハリボテで、門の中にある実際の社屋は今にも崩れそうなビルである。敷地内には廃車置き場があり、クリーン悪トリオのシャレコーベダチョウはここから出動する。 屋内の様子も、中小企業のオフィスと大して変わらず、コンピュータもほとんど導入されていない。
クリーン悪トリオ
本作における三悪の総称。決めゼリフは「イエスダー。」。その正体はオストアンデル北部支社の三幹部で、タイムリース社への営業妨害と信用失墜のために悪事を働くが、いつも失敗する。 各話の最後、番組当初はなじみのショットバーやファミレス、第10話以降はビル近隣に出る屋台「うえだや」で酩酊し、クダを巻きながら「人間やめて、何になる!?」と人間以外の生き方を想像するが、結局は「今の状態がまだマシ」に落ち着く。名前の由来は「クリーンアップトリオ」のもじりである[2]。 第12話では、ヒゲノ部長やマジ営業部員といったタイムリース社の面々からは「卑劣」呼ばわりされ、第35話では花咲か爺の善吉の財産を奪おうと企む、意地悪爺の悪兵衛に協力するなど、あくどい事を行っている。 ワンポイントキャラが出てきたり、拍子抜けするような事態が発生すると、3人が「シビビン、シビビン、シビビンビーン!」と言いながら、コクピット内を飛び回る。 社の倒産後は廃墟と化した支社跡地で新事業を立ち上げながらの共同生活を始めようとしたが、今市のせいで台無しになり、「イッパツマンの最期の地」に招待したミンミン=コルドーも倒されたことで拠り所を失った3人はそれぞれ新たな人生へと旅立っていったが、なぜかそうとも知らず同じ幸福行きの列車に乗っていた。
- ムンムン
- 声 - 小原乃梨子
- 支社長。26歳。チャイナドレスを着こなす、スタイル抜群の美女で若くして、オストアンデル北部支社の支社長になったものの、ろくな仕事も与えられず、最低を記録し続ける支社の業績を挽回しようと悪戦苦闘している。
- オストアンデル市場末のドブ川のほとりに建つ社宅「タレメ荘」に在住。リビングには、豪の写真が所狭しと貼られている(第6話)。
- 第4話で、通勤中に助けてくれた謎の男性「ミスターX」に会うのが夢だったが、第25話で、ミスターXが豪だと思い込んでしまう。それ以来豪に想いを抱き続けていたが、第46話で、豪への献身的な想いをコン・コルドーと隠球四郎に利用され、豪との関係を半ば諦める。だが、未練があるらしく、第54話では豪とハルカが結婚したと知って動揺したり、第55話では、2人の結婚が自分たちを欺くための演技と知って喜んだりしている。
- コスイネン
- 声 - 八奈見乗児
- 部長。30歳。妻帯者だが単身赴任中で、支社長社宅のドブ川向こう側に建つ独身寮「オケイラ・コーポ」に住み(第6話)、いつも会社に遅刻寸前の日々である。
- 一人称は「あたし」「俺」が基本だが、まれに「私」「ボクちゃん」になることもある。ボタンを押す際は「コスっとな」(または「コスっと!」)と言う。
- チャップリンの履く、薄汚いドタ靴のような形をした赤い長鼻が特徴。幼少期は赤く大きい団子形の鼻で、『ヤットデタマン』のジュリー・コケマツの顔に近い。現在のドタ靴形の赤い長鼻になったのは青年期になってからである。彼が怒った感情を露わにした際、額に赤い×印が浮かび上がることがある。
- 名前の通りのずる賢い性格で、同期の男に協力を要請して罠を張ったり、隠球四郎の正体を本人にばらし、動揺を誘うなどの謀略面にも長けている。一方で、サンパツマンに自ら変身して、イッパツマンに一騎打ちを挑んだり、第40話では「仲人を務める(部下の)結婚式をぶち壊せるか!」とコン・コルドーに逆らうなど、それなりの男気も持ち合わせている。
- 対イッパツマン兵器の研究開発については逆転王の合体を阻止しようと磁場分解光線砲を開発したり(第23話)、パワードスーツを開発して自ら装着して対戦したり(第27話)、瞬間硬化弾で、逆転王の動きを封じ込めたりする(第30話)などの的を射たものが多く、武装開発面では空気中のイオンから武器を生成する機能をコピーする(第28話)など、敵方に通用するレベルには達しなかったものの、技術開発そのものは成功していることも少なくなく、後半は三冠王をスピードで翻弄した「スキーメカ」のように、武装や特殊能力においてはイッパツマンを上回るメカを開発した。
- 第27話のパワードスーツ戦を省みて、超軽量パワー増幅装置を開発し、通常人間の200倍のパワーを発揮する「逆転サンパツマン」に変身。弾丸シャレコーベ号で駆けつけ、ドンコウシャレコーベ号の危機に臨む。増幅装置をイッパツマンに破壊された後は「大逆転王」に乗り込み、逆転王に挑戦した(第28話)。
- 脱サラ願望があり「いざとなったら脱サラをして、蕎麦屋をやればいい」といった趣旨の発言が、本人や周囲から何度か聞かれる。蕎麦作りが得意で「月見(そば)のコスイネン」の異名を持つことが、第14話で明かされた。OVA『タイムボカン王道復古』では、ボヤッキーに蕎麦作りを教えたという設定になっている。
- シャレコーベリース社の解散後は蕎麦屋の屋台で、日銭を稼いでいた。ムンムンが想像した、50年後のコスイネンは全世界にチェーン展開をする、立ち食い蕎麦屋の社長となっていた。
- リメイク版『ヤッターマン』第26話では他のゲスト キャラにほとんど台詞が無い中、「いつか逆転してやるからな!」と叫んでいた。
- 千葉工業大学の未来ロボット技術研究センター所長で、工学博士の古田貴之はインタビューの中で開発者として尊敬する人物として、コスイネンを挙げ「自分の永遠のヒーロー」と語っている。
- 名前の由来は「狡い」と、ソ連のアレクセイ・コスイギン首相と推測される。コスイネンの顔つきは次作『イタダキマン』のダサイネンに引き継がれることになる。
- キョカンチン
- 声 - たてかべ和也
- 課長。30歳。独身。コスイネンと同様に、独身寮「オケイラ・コーポ」に住んでいる(第6話)。元軍人で、生真面目な性格。上司に忠実で、常に「で、あります」と喋る。
- 一人称は「自分」「俺」で、まれに「私」になることもあり、関西訛りが出る。第14話ではムンムンとコスイネンが脱サラをめぐって対立した時は間に立って取り持つなど、気苦労も多い。
- 三悪のうち、男性2人のデザインが従来と大きく異なった『ヤットデタマン』に比べ、コスイネンが『オタスケマン』以前のデザインにほぼ戻されたのに対し、キョカンチンはカミソリ負けの肌が戻ったものの、目は前作のアラン・スカドンと同様に黒点のままにされた。さらに顔が丸く、やや小さくなったおかげで厳つさが削がれ、実直な性格と合わせ、歴代のキャラに見られた柄の悪さは希薄となっている。
- コスイネンほど顕著ではないが、実はレスリングに転向したいという脱サラ願望がある。
- 名前の由来は「巨漢」からとったと推測される。
北部支社の社員
- 千波(ちなみ)
- 声 - 二又一成
- 「ちなみに」が口癖。第40話で、同僚のセーコと社内結婚した。
- ピーコ
- 声 - 横尾まり
- いわゆるセクハラ要員で、コスイネンは彼女のパンティを毎日見ることが生き甲斐だという。
- セーコ
- 声 - 青木和代
- 太めのOLで、顔と態度が大きい。第40話で、同僚の千波と社内結婚した。
- OLさん(オーエルさん)
- 声 - 勝生真沙子
- 仕事もせず、鏡の前で化粧に勤しんでいる。本名は不明。
- 熟年さん(じゅくねんさん)
- 声 - 千葉繁 → 広瀬正志
- 本名は不明。勤務中に競馬新聞を片手に、競馬予想に勤しんでいる。
- ヤング
- 声 - 千葉繁
- 本名は不明。
- 窓際さん(まどぎわさん)
- 声 - 広瀬正志 → 龍田直樹
- 本名は不明。
- オトシマさん
- 声 - 勝生真沙子 → 鈴木れい子
- 本名は不明。
- 守衛
- 声 - 千葉繁 → 稲葉実
- 北部支社駐在の警備員。顔が骸骨のロボット。
北部支社員の関係者
- 東北 アンナ(とうほく アンナ)
- 声 - 小宮和枝
- コスイネンの妻。東北弁訛りが強い。第40話に登場した。金髪で、声は違うが、ムンムンと同じ顔である。極度の浪費癖があり、コスイネンはローンの支払いのやりくりに苦労している。コスイネン曰く「結婚した理由は、ムンムンと顔が同じだったから」。
- 名前の由来は、1955年(昭和30年)にヒットした大津美子の楽曲『東京アンナ』から。
- ソーリャ
- コスイネンとアンナの長男で、コーリャとは双子。第40話に登場した。
- コーリャ
- コスイネンとアンナの長女で、ソーリャとは双子。第40話に登場した。
- ソーリャとコーリャの2人は生まれた時から、父親のコスイネンに似た「赤いドタ靴のような鼻」で、ムンムンから「薄汚い子供たち」と罵られていた。
オストアンデル西部支社
常に業績トップで、社屋は近未来的なデザインの高層ビルになっている。作中に登場する際、大半は支社長の隠球四郎のいる支社長室で、社内の様子に関しての描写はほとんど無いが、室内の様子から、コンピュータ導入の進んだ最新鋭のオフィスである事がわかる。
- 隠 球四郎(かくれ たましろう)
- 声 - 小滝進
- 第2話より登場した、エリート支社長。1956年2月29日生まれの26歳。若くして、オストアンデル西部支社長を任され、業績は全支社中で、常にトップである。
- キザでニヒルな性格で、クリーン悪トリオに嫌味を言うことが多い。冷静で狂いのない行動力によって、第30話で逆転王とイッパツマンをダイヤモンド弾丸で倒した。
- その後豪、ハルカとイッパツマンの関連性を追求していくうちに、サイキックウェーブの特性に気付き、サイキックウェーブ放射マシンでイッパツマンを一時的に手なずけることに成功したものの、最後までイッパツマンの正体を知ることはなかった。
- 中学と高校を優秀な成績で卒業し、名門ドエリート大学に進学したが、幼少の頃から肥満体型だったことにコンプレックスを抱いていた。大学在学中にダイエットを強行するが、無理な絶食で栄養失調に陥り、命を落としてしまう。葬儀が行われ、墓も建てられたが、コン・コルドーが自分の手駒にするため、球四郎の脳を摘出して、アンドロイドボディに移植して、サイボーグとなった。その際に過去の記憶を総て消去され、標準的な筋肉質の体型になった。
- 球四郎自身はこの事実を知らず、生身の人間では致命的な傷を負っても出血すらしなかったことを目の当たりにし、レントゲン検査の際に頭脳部分の映像から、サイボーグであることを知り、動揺した。一度は錯乱状態に陥り、スパイ000が動揺するほどの大酒を飲み、逃避するが、自らの存在意義をイッパツマン打倒と決め、立ち直りかける。
- その直後に、シャレコーベリース社を計画倒産しようとしていた、コン・コルドーに「用済み」と言われ、解雇された。球四郎は納得できず、イッパツマンに単身挑み、片腕だけの少林寺拳法メカで、三冠王と互角以上の戦いを繰り広げたが、コン・コルドーに再び「用済み」と言われ、見捨てられた。
- 逆上した球四郎はコルドーの宇宙船にミサイル攻撃を仕掛け、破壊するが、寸前にコルドーの超能力で、タイム空間へ飛ばされ、時空の狭間の中を永遠に彷徨うことになった。
- 後半は「シビビン、シビビン、シビビンビーン!」をしたり、「コケッ!」とずっこけたりするなど、ギャグ要員に回ることもあった。
- 名前の由来は「隠し球」と「四死球」から。
- スパイ000(スパイ ぜろぜろぜろ)
- 声 - 鈴置洋孝
- コン・コルドーが球四郎の元に送ったスパイ。超能力者で、タイムリース社に潜入して、球四郎に情報を流していた。コン・コルドーへの忠誠心は厚く、最終回ではコルドーによって洗脳されたハルカと共闘して、イッパツマンを追い詰めるが、トッキュウマンモスの鼻による攻撃で、沼に転落した。その後の生死は不明。
本社・会長周辺
- コン・コルドー
- 声 - 肝付兼太
- シャレコーベリース社の会長。67歳。中国服姿の外観と声からは想像はつかないが、れっきとした女性である。「いないいないバババー」と現れては、クリーン悪トリオにタイムリース社の営業妨害を行うように指令を下し、定番の台詞を残して去ってゆく。
- コミカルな外見とは裏腹に冷酷非情な経営者としての一面も持っており、優秀な社員は厚遇し、無能な社員でも実績を上げれば相応に評価するが、実績の上がらない者には月例支社長会議で茶も出さないなど冷遇する。自分の意に沿わない社員に対しては排除を行い、社員の離反に対しては容赦なく徹底的に処罰する。第57話では隠球四郎が反旗を翻した報いとして、彼をタイム空間へ消し去った。
- 正体は地球人の宇宙進出阻止を目論む宇宙人であり、普段は変身術で、コン・コルドーとミンミンに化けていた。作品開始の8年前に、ヨウトホエール岬(名前の由来は「酔うと吼える」から)の近海に飛行可能な人工島を作り「1200番目の別荘」と称して、本拠地にしていた。
- シャレコーベリース社の倒産後は8年前に、既に洗脳していたハルカを使い、イッパツマンを無力化し倒そうとするが、失敗。宇宙船で逃げ出そうとするところを三冠王が放った、三冠アームガンで撃墜され爆死した。
- 彼女はシリーズ史上初めて、素性が(ある程度)明らかな状態で前線に参戦した黒幕で、異彩を放つ存在だった[3][4]。
- 彼女がサイキックロボットのノウハウを手に入れ、地球人の宇宙進出を遅らせようとした理由について、本人は自らの行動を「宇宙の意思」と称し、「未だ、欲深い地球人が宇宙に進出すれば、宇宙の多くが食い物にされてしまう」と語っている。
- ミンミン
- 声 - 土井美加
- 第16話より登場した、コン・コルドーの孫娘。オストアンデル北部支社に押しかけ、社員となり、クリーン悪トリオに同行するようになった。
- 傍若無人で、天真爛漫な性格の少女。ムンムンを「お姉様」と呼んでいるが、姉妹では無い。羞恥心をあまり感じず、人目を気にせずに裸や下着姿でいることが多い。
- 職責として、クリーン悪トリオと常に一緒にいるわけではないので、気ままな行動を取り、会長の孫娘だけあって金には困らず、金欠のコスイネンとキョカンチンに昼食をおごるなど面倒見は良いが、毒舌である。イッパツマンに一目惚れし、時にはイッパツマンをかばったり、サインをねだる描写もあった。
- 終盤にかけて不審な行動が目立つようになり、最終回では、今市の持ってきた葛籠の中から出てきたほどである。その正体は、コン・コルドーの変身した姿であった。
- 名前の由来は、スタッフがアフレコ終了後に通っていた中華料理店から[2]。
マシンフレンド社
シャレコーベリース社の下請けの巨大メカ工房。コスイネンの設計要求に基づき、巨大メカを製作している。社名の由来は本作の制作に携わった、アニメフレンドから。
- 今井 市郎(いまい いちろう)
- 声 - 千葉繁
- 第32話より登場した、マシンフレンド尼崎第三工場長。通称「今市」。巨大メカ製造を担当しており、前期に登場した戦闘ロボット「レスラーメカ」と後期に登場した「スポーツメカ」を開発し、コスイネンの要請に応じて、戦いの現場へ送っていた。
- しかし、腕前は今一つで、荷物は発送する際にバラバラと部品を落とす(巨大なナットやネジが飛んできて、今市が潰される)、大き過ぎて、タイムホールに入りきれずに巨大な足型メカで無理やり押し込むなど、まともに発送されないことが多く、その際に「イマイチだな」と言うのが定番である。
- 水中呼吸用のアクアラングを配送し忘れたために息継ぎの隙を突かれて敗北した「水泳メカ」、走行中にネジが外れて分解した「マラソンメカ」など、敗北の原因をたびたび作っている。しかし、コスイネンが前のメカの製作費を滞納していたがために安物のワイヤーを掴まされ、腕のワイヤーが戦闘中に切れて敗北した「アーチェリーメカ ダイアタリー」の例もあり、今市だけの責任とは単純に言い切れない部分もある。
- 妻のモモエに頭が上がらない。他に、助手のトメがいる。
- コスイネンとはお互いに「市っつぁん」「コッチー」、あるいは「コスの旦那」と呼び合う仲だったが、メカの能力と完成度に不満のあるコスイネンと、料金を払ってもらえない今市の仲は険悪になっていき、球四郎に「2倍の額を払う」と言われ、コスイネンの発注で製作していたメカを球四郎に渡してしまったことがあった。
- 『佐武と市捕物控』の市がモデル。ただし、元ネタと違い、盲目ではない。語尾に「でヤス」とつけて話すことが多い。
その他
- ささやきレポーター
- 声 - 富山敬
- 「あっちでボソボソ、こっちでボソボソ」のフレーズで現れ、中継を行う小柄のレポーター。大柄な小山カメラマンとのコンビで、数話にゲスト出演。第41話ではトッキュウイモムシに搭乗して、レポートを行った。初出は『ヤットデタマン』。
- オタスケマン
- 声 - オタスケマン1号:水島裕 オタスケマン2号:島津冴子
- 第41話にゲスト出演。歴史の改変を防ぐために、オタスケサンデー号に乗って登場。本編同様のカップル振りを披露した。
- ナレーター
- 声 - 鈴置洋孝
- 前任の富山に劣らず、ナレーションは評価が高かった。ごくまれに、クリーン悪トリオにツッコミを入れることもある。次回予告は「絶対に見てくれよ、なっ!」が決め台詞だった。
- サブタイトルの読み上げとCM後のアイキャッチコールも担当している。
登場メカ
タイムリース社
- ホームベーサー
- タイムリース社社屋の地下に接続されている、イッパツマンとそれに関連する全ての保守点検・研究開発が行われている秘密基地。弾丸ヘッド号や弾丸ブースター号を高速で目的地に送り出すための二門の大砲を備えている。一門は時間移動を伴わない移動用、もう一門は時空移動用の次元砲である。
- 底部には緊急避難のためのキャタピラが備えられており、部外者がタイムリース社社屋から侵入しようとした場合や、攻撃を直接受けた場合は社屋から分離する。
- トッキュウザウルス
- ランたちがタイムワープに使う、恐竜型のタイム運搬メカ。尻尾に繋いだ、カーゴユニット(トッキュウトレーラー)に積まれた卵形のコンテナにリース品を積み込む。
- 腕と胴体の部分が分離後に残った部分は変形して、リリーフドンとなる。
- 装甲は頑強で、コスイネンが対戦車用の特殊閃光弾を、キョカンチンがバズーカ砲をコクピットの特殊装甲ガラスに撃ち込むが、無傷で、ハル坊が彼らにアッカンベーをしていた(第27話)。
- 逆転王
- イッパツマンが操縦する巨大ロボット。トッキュウザウルスの腕と胴体の部分が分離。変形後に、イッパツマンが操縦する戦闘機の弾丸ヘッド号と合体する。操縦者のイッパツマンが行う合体完了時の名乗りは「逆転王、見参!」。
- 胸部のダイヤモンドで、空気中のイオンを合成し、武器を召喚(または成形)するが、レスラーメカへのとどめはバックブリーカーなどのプロレス技で刺すことがある。
- 第30話で、隠球四郎がライフルから放ったダイヤモンド弾丸を眉間に受け、コクピットの変形システムを破壊された。第32話では弾丸ヘッド号の修理がされており、最終回のラストシーンで修復しているのが確認されている。
- 武器・技
-
- 魔伸棒(ましんぼう)
- 最もよく用いられる武器。両端に槍がついた棒状の武器で、無数の関節で構成され、伸び縮みするので、打撃武器として用いる他に先端部で突き刺し、ぶん投げるなど、さまざまな応用ができる。
- 正義刀
- 青龍刀のような剣。重さがあり、さらに切れ味もあるため、切断能力は高い。第19話では袈裟斬り「必殺逆転斬り」を披露した。初期は「正義刀、見参!」と見得を切っていた。
- 逆転シールド
- キャッチャーマスク風の装飾が施された盾。
- 逆転王 ブレストファイナルタイフーン
- 胸部のダイヤモンドが紅光して、高エネルギーを敵メカに放出。瞬時に敵の攻撃を防ぐ。第15話で使用した。
- 大逆転光線
- 第8話で使用した、胸部のダイヤモンドより発射される破壊光線。破壊力が高いため、クリーン悪トリオを殺さないように敵メカへの攻撃には使用されず、敵メカが発射した大型爆弾を空中で消滅させるために使用された。
- トッキュウマンモス
- 使用不能のトッキュウザウルスに代わり、第31話より登場した、マンモス型のタイム運搬メカ。リース品は背中のカーゴスペースに積みこむ。
- 車輪駆動のトッキュウザウルスと異なり、四足歩行で進行するが、ホバリングによる走行が可能であり、空を飛ぶこともできる。弾丸ブースター号と同等の速度で、長距離を飛行することも多い。
- 本体上部は牙や鼻が格納されるなどの変形後にリリーフカーとなり、2-3が操縦して、三冠王を援護する。カーゴハッチを開けて、三冠王を上に乗せて移動することが可能である。
- 三冠王
- 声 - 稲葉実
- 逆転王に代わり、第31話より登場した巨大ロボット。トッキュウマンモスの銃座と本体上部が分離。残った本体下部は変形後に豪の変身した、新イッパツマンが搭乗する戦闘機の弾丸ブースター号と合体する。合体完了時は三冠王自身が、「三冠王飛来、ここに参上!」と名乗る。
- AIを内蔵しているため、イッパツマンが操縦しなくても行動することが可能である。
- 白兵(近距離)戦タイプの逆転王と異なり、主な武装は大小の銃火器で、空中戦にも対応している。逆転王とは違い、胸にダイヤモンド状の合成装置はないが、武器の召喚は逆転王と同様にイオンから形成されるようで、形成装置が本体に内蔵されていると推測される。
- 武器
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- 三冠アームガン
- 必殺の威力を誇る、ビームライフル。劇中では最も多く使用されており、後期オープニングではコスイネンに対して発射している。
- 三冠トマホーク
- 大型の斧。ブーメランとして投げつけることも可能。
- 三冠ミサイル砲
- 左右の胸に合体した連装銃座から射撃を浴びせる。名称はミサイル砲だが、実際は機関砲で、対ミサイル用砲座である。その性能を発揮して飛び道具を撃墜するなど、イッパツマンと三冠王の危機を救うことが多い。銃座には、ランとハル坊が搭乗(変形時にコクピットが移動)している。
- 三冠シールド
- マンモスの顔の骨のような形をした盾。
- 三冠炎熱ブースター
- 弾丸ブースター号の主翼にあたる、背部にある三日月型のウイングを炎熱エネルギーで飛ばして、敵メカを一刀両断にする。主に、終盤で使用された。
その他のタイム運搬メカ
- トッキュウモモイロネコ(以下、第41話に登場)
- トッキュウペリカン
- トッキュウカンガルー
- トッキュウドッグ
シャレコーベリース社
- シャレコーベバギー
- クリーン悪トリオの専用マシンである、三輪バギー。第1 - 11、13 - 27、29、30話で使用した。
- 主武装はマシンガンで、ミサイルランチャーなどを搭載して登場することもある。トッキュウザウルスを妨害するには十分だが、イッパツマンが登場すると抵抗できない。
- 破壊されたり、ピンチに陥るとコクピット部が分離し、北部支社内の基地から転送される巨大メカと合体する。ただし、タイムワープを自力で行うことができず、タイム落とし穴を使って、ワープする。
- OVA 『タイムボカン王道復古』ではクリーン悪トリオの愛機として再登場し、ミレンジョ一味を食い止めるために逆転王を呼び出して大巨神と戦わせたが、結局、逆転王に破壊されてしまう。
- シャレコーベフォーミュラ
- 第12話で使用した、トッキュウザウルスとのリース競争に勝つべく投入された、四輪のフォーミュラカーに似たマシン。製作者、操縦者はコスイネン。
- 主武装は先端に装備された、大型カッター。シャレコーベバギーと同様にコクピット部が分離し、巨大メカと合体する。
- ドンコウシャレコーベ
- 第28話で使用した、トッキュウザウルスに酷似したマシン。コスイネンが、シャレコーベバギーの代用マシンとして製作した。
- サンパツマン(コスイネン)の額のVマークのスイッチを押すと搭載されている小包状に梱包された、大逆転王のボディを発進させる。
- シャレコーベダチョウ
- 第31話より登場した、クリーン悪トリオの新専用マシン。イッパツマン撃破のご褒美として、コン・コルドーより与えられた。
- シャレコーベバギーと同様にコクピット部が分離し、巨大メカと合体する。空を飛ぶ事が可能だが、空中を高速で飛行することができない。
- タイムワープを自力で行う事が可能で、シャレコーベバギーに比べ、性能は向上しているが、イッパツマンが登場すると、やはり対抗できない。第40話のみ、隠球四郎が一時的に使用した。
- 武装は頭部に内蔵された小型のビーム砲、尻部に内蔵された卵形ボムなど。
レスラーメカ
- クリーン悪トリオの戦闘ロボット。小包状に梱包された状態で、タイム落とし穴に放り込まれて送られてくる。到着後、シャレコーベバギーのコクピットが合体し、梱包が燃え上がり、その姿を現す。第1 - 29、31話に登場した。第31話のみ、シャレコーベダチョウのコクピットと合体し、三冠王と死闘を繰り広げた。
- 外見は今までの悪玉メカと大きく異なり、モチーフになっているものをデフォルメしている。劇中では名前が無いメカも有った[5]。
スポーツメカ
- 三冠王の登場に伴い、パワーアップした、クリーン悪トリオの戦闘ロボット。レスラーメカと同様に小包状に梱包された状態で、タイム落とし穴に放り込まれ送られてくる。到着後に、シャレコーベダチョウのコクピットと合体する。第32 - 57話に登場した。第57話に登場の少林寺拳法メカのみ、隠球四郎が操縦するタイムマシンと合体した。
- さまざまなスポーツをモチーフにしている。ムンムンやコスイネンの夢の中にのみ登場したメカもある。物語の後半はドラマ部分に尺が割かれたため、活躍する場面は物語がクライマックスに近づくにつれて、短くなっていった。終盤は予算が足りなくなったため、未完成のメカで出撃することが多くなった。その結果マラソンメカは下半身のみ、少林寺拳法メカは右手だけの登場になった。
隠球四郎のメカ
- タイムマシン
- 隠球四郎が乗る、2人乗りのエアカー型のタイムマシン。飛行機能と航空機銃を備え、空戦性能を持つ。クリーン悪トリオのスポーツメカと合体することもできる。
- ゴリラメカ(仮称)
- 第50話に登場。タイムリース社の第1工場を襲撃した。本当の目的はイッパツマンの秘密基地(ホームベーサー)の位置を暴露させるための囮のメカである。
- 炎を吐くことができるが、トッキュウマンモスの敵ではなく、逆に串刺しにされて破壊された。
- レイケツナイト
- 第53話に登場。チチハハ湖底の国際平和機構の基地を襲撃した。本当の目的はイッパツマンを誘い出すための囮と用済みとなったクリーン悪トリオの抹殺である。
- 武器は短剣と両肩に装備された連射可能なレーザー砲で、迎撃してきた戦闘機多数を撃墜した。体内は10分しかもたない燃料(切れたら自爆する仕組み)のほか、なぜかトイレとキッチンが備わっている。
- その正体は巨大オロカブであり、制限時間が近づくにつれて鎧が剥がれ、最後に正体を現して「愚かーブ!!」と叫んで自爆した。
コン・コルドーのメカ
- 宇宙船
- コルドーが乗る大型の円盤型の宇宙船。8年前に、ヨウトホエール沖の150km付近に飛来。人工島に改造し、ここを拠点に活動を開始した。
- 瞬間移動能力を備え、第57話で、隠球四郎の操る少林寺拳法メカの攻撃で破壊されたと見せかけ、バレルトコマール山脈のロウバ山に移動した。最期は三冠王の三冠アームガンによって破壊された。
ワンポイントキャラ / コクピットメカ
- イケマスイタチ
- 声 - 二又一成
- クリーン悪トリオの攻勢時、メカ戦優勢時などの調子の良い時に「えー、願いましてーはー」とそろばんを弾きながら登場する、関西商人(あきんど)風のイタチ型メカ。前述の台詞の後にニヤリと笑って「こら行けまっせー!」と続けるが、冷やかす場合もある。
- 女子高生(じょしこうせい)メカ
- 声 - 原えりこ、横尾まり、青木和代
- 逆転王と三冠王が登場した際に出て来る、3体の女子高生型メカ。順番に1人ずつ「うっそー!?」「ほーんとう!」「かーわいい!」と叫ぶ。叫ぶ順番は回によって異なる。
- 1982年 - 1983年の放送当時の女子高生に実際に多用されていた話し方をそのまま劇中に取り込んだもの。第28話では漫画の世界の次元に合わせ、赤ん坊化している。第52話では、メカではない人間の女子高生トリオが登場した。リメイク版『ヤッターマン』にも登場しているが、こちらは放送された、2000年代風のいわゆるギャル語である。
- おばさんメカ
- クリーン悪トリオに対しての冷やかしを担当する、3体の中高年のおばさん型メカ。女子高生メカと比較すると出番が少ない。
- びっくり主水(びっくりもんど)
- 声 - 千葉繁
- 物語中登場キャラが驚いたときに登場するキャラクター。容姿は頭の上に栗(びっクリ)が載った下駄(たまゲタ)のダジャレで、セリフも「えぇーっ!? びっくりたまげたもんざえもん!!」である。本編に登場するワンポイントキャラ中、登場する頻度が高い。コン・コルドーが、このキャラのパロディを演じたこともある。
- OVA『タイムボカン王道復古』ではEDにて、もんざえもんと表記されていた。
- くちびるメカ
- 声 - 千葉繁
- びっくり主水と同様に登場キャラが驚いたときに登場するキャラクター。大きな口にパッチリ開いた目と短い手足がついた姿をしている。開いた口の中には必ず「あ」もしくは「え」(エッと驚いたとき)の文字が入る。アッと驚いたときに現れる。まれに「い」や「お」の場合もある。
- 子々竹破多子(ここだけはだし)
- 声 - 秋山るな
- 五本指が家族の顔になっている足のキャラクター。名前とデザインは「はなし → 裸足」にひっかけたダジャレ。物語中で視聴者に説明が必要な場合に登場し、親指(お母さん)が「ここだけの話」と、他の指(家族)や視聴者にだけわかるように解説し、他の指は「うん、うん」と相づちをうつ。
- 暗い天使(暗いホタル)
- 声 - 小原乃梨子
- 物語中に「暗い、暗いなー」のセリフとともに、暗い背景をバックにズボン(パンツ)を下ろして、お尻を光らせる。クリーン悪トリオの貧乏に満ちた暗い哀愁を表現する、ネクラな性格の蛍風天使型キャラクター。びっくり主水同様、登場する頻度が高い。その後『イタダキマン』の第4話にも登場している。
- オロカブ
- 声 - 横尾まり
- クリーン悪トリオが進退きわまり、あとはやられるだけ、あるいはやられた直後、メカが爆発する寸前に登場する、着物を着たカブ(野菜)型のメカ。セリフの「愚か…ブ」からもわかるように、「愚か」と野菜の「カブ」を掛けている。前作『ヤットデタマン』から引き続いての登場。
- 本作では主に座って肘掛けに肩肘を着き、扇子を掲げるなど、さらに退廃的なキャラクターになった。オープニングで着物が脱げたり、メカ爆発時にパラシュートで降りてきたり、恐竜の卵の中から出てきたり、入浴中やレオタード姿のバージョンもある。第54話では、レイケツナイトの外装が剥がれて登場し、直後に「愚かーブ!!」と叫んで自爆した。
- その後『イタダキマン』の第18話、OVA『タイムボカン王道復古』、『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』にも登場している。リメイク版『ヤッターマン』にも登場しているが、コスチュームが若干異なっている。
- OVA『鴉 -KARAS-』には、オロカブに似た姿の妖怪が登場している。
- ブタ
- 声 - 富山敬
- おだてブタから発展した雄ブタ型のメカで、バリエーションは概ね「ことわざ」をネタにしている。主に、クリーン悪トリオの冷やかし担当。スーパーマン風の格好をした「スーバートンブタ」のバリエーションもあり、OP、EDに登場。第15話では、トッキュウザウルスのコクピットにまで登場した。
- そりゃソーダ
- 声 - 龍田直樹
- 「そうでしょ?」と問いかけると現れ、ソーダを飲み干して、顔をソーダ色に染め「そりゃソーダ、ん、ん」と言って頷く、水夫のキャラクター。
- ヤカンメカ
- 声 - 長堀芳夫
- やかんに目がついたメカ。主にイケマスイタチに続いて出現し、「あかんやかん、あかんがな~!」と叫ぶ。後に、リメイク版『ヤッターマン』にも登場している。
- 救われないドジョウ
- ドジョウすくいをやっているドジョウ。「はぁ~、救われない・・・」というダジャレで、クリーン悪トリオがつまづくことを暗示する、冷やかしキャラクター。神父ブタとコンビで登場することも。
- 結ばれないタコ
- 声 - 秋山るな
- 「結ばれない」と言いつつ、複数の紐を結ぼうとしているタコ。ミスターX(豪)に横恋慕のムンムンが恋愛に対し、つまづくことを暗示する、冷やかしキャラクター。第41話に登場した。
- ヤンバルクイナ
- 声 -土井美加
- 放送前年の1981年に新種として発見された、沖縄固有の飛べない鳥。劇中では「ヤンバルクイナ、ヤンバルクイナ」と鳴く。クリーン悪トリオがなにかと格好をつけたがるが全然決まらない情けなさを表現する、冷やかし系キャラクター。
- 主にギャグが決まらず、シビビーンに失敗したときに登場し、「飛べない飛べない」などとクリーン悪トリオが自嘲する。「飛べない」にひっかけたダジャレである。次作の『イタダキマン』では、EDテーマにもネタで使われている。
- 人間やめて おじさん
- 声 - 肝付兼太
- 各話の最後で、クリーン悪トリオがヤケ酒をあおっている時に「人間やめて、どうするの!?」と言って、銅鑼を叩く。「人間やめて、何になる!?」が定番コーナーであるため、終盤を除き、ほぼ全話に登場した。
設定
- サイキックウェーブ
- 豪とハルカが身に付けた、一種の念力波。物語の序盤で可能性が示唆され、新イッパツマンの登場と共に明るみとなった。
- サイキックロボット計画
- 国際平和機構とタイムリース社が共同で進めていたプロジェクト。物語の終盤で、コン・コルドーを倒す目的の一つとして、このプロジェクトの実現が掲げられていた。サイキックウェーブで、サイキックロボットを自由にコントロールして、人間の力では不可能な宇宙開発作業を容易にすることができるはずであった。
- 計画は完成まで扱ぎ付けたが、ノウハウはハルカの裏切りによってコン・コルドーに渡り、ハルカ自身もイッパツマンとの対決の末に失踪した。責任者のヒゲノ部長も辞職してしまったため、計画の去就は不明。
エピソード
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
シリーズ初! 悪が勝つ
第30話はタイムボカンシリーズで唯一とされている、悪玉トリオが勝つ回である。
コスイネンは自分たちの活動を妨害する、イッパツマンを排除すべきと考え、一念発起して、山篭りを決行。オストアンデル北部支社を2週間、無断欠勤した。その結果、イッパツマン打倒の秘策を思いつき、同僚を使って、偽の依頼をタイムリース社に出し、イッパツマンを誘い出す。偽の依頼によって出動した、トッキュウザウルスの情報をもたらすべく現れた、コン・コルドーの前で、コスイネンはその行き先を言い当て、コルドー、ムンムン、キョカンチンたちを驚愕させた。
一方、隠球四郎もイッパツマン打倒を画策し、イッパツマンを狙撃するためにダイヤモンド弾頭のライフル弾を用意していた。クリーン悪トリオが動き出し、球四郎はそれを追う。誘い出されたイッパツマンはコスイネンが作った瞬間硬化弾によって、逆転王もろとも身動きを取れなくされてしまう。イッパツマンは逆転王のコクピットから脱出するが、球四郎のライフルが彼を狙っていた。イッパツマンの右胸にダイヤモンド弾丸が命中し、イッパツマンは全身が粉々に砕け散った。
だが、倒されたイッパツマンは超能力者の豪が遠隔操作(サイキックウェーブ)でコントロールしていた、サイキックロボットだった。豪の命を守るために作られたが、イッパツマンが倒された時に受けた衝撃が豪にも伝わったため、豪は3日間、意識不明となっていた。新イッパツマンにはダイヤモンド弾丸を跳ね返す、超硬質フォームラバーが身体に備え付けられたが、このフォームラバーは豪の超能力を受け付けないため、豪自身がイッパツマンとなって戦う。
『ゼンダマン』の第51話はアクダマンが勝ったが、このときは明確な勝利とされていない。『ヤッターマン』の第45話は相打ちではあるが、ドロンボーはヤッターワンを破壊している。ただし、勝ったわけではなく、引き分けであり、ドクロストンを得られなかったので、ドクロベーのお仕置きは行われた。 『オタスケマン』の第52話で、オジャママンのジュゴンメカはオタスケキンタの両足を切断した上で凍らせている。セコビッチはとどめを刺そうとしたが、オタスケマンの正体を暴く作戦が残っているからと、ゲキガスキーがそれを止めさせた。
この時の映像はビデオに納めて保存してあり、そのマスターテープはスイス銀行に預けてある。しかし、50年後にはビデオのテープが使えるデッキがなくなってしまう。
三悪、見限られる!?
第53、54話では、三悪が黒幕に見限られて殺されそうになるという、シリーズ初の事件が起こった。
隠球四郎がホームベーサーからコンピューターディスクを盗み出し、イッパツマンのサイキックウエーブの波長を知って、イッパツマンを自在に操る作戦を画策。クリーン悪トリオはコン・コルドーから1年間の活動の褒美として、1週間の有給休暇と小遣い1,000万円を貰う。球四郎がコルドーに作戦を報告すると、コルドーは「あの『能無しトリオ』に最後の有給休暇を与えた」と教え、球四郎は「あいつら、生かしておくだけ無駄!」などと発言。
休暇が終わり、ムンムンの部屋に集合したクリーン悪トリオに対し、コルドーはその部屋を電車に改造して、北部支社の地下まで送り込むと、ミンミンによって、レイケツナイトの体内に強制的に閉じ込め、コルドーはクリーン悪トリオに「1年間ご苦労であった! 後は地獄で苦しむが良い!!」と、それまでの黒幕には無かった強烈な引導を渡して、レイケツナイトを出撃させた。イッパツマンが球四郎のサイキックウエーブから逃れ、三冠王に搭乗して、レイケツナイトを攻撃。その結果、クリーン悪トリオは下部のハッチから脱出して助かった。
それまでのシリーズで、三悪を操っていた黒幕は三悪を見限る事は一度も無く、今回の件がシリーズ初である。これはコン・コルドーの最終目的が「地球人の宇宙進出阻止」、球四郎の目的が「サイキックロボットを悪用して、世界征服を成し得る」のに対して、クリーン悪トリオの目的が「オストアンデル北部支社の業績アップ」「自身の生活のため」で、あくまでも「陽動作戦」的な目的だったためである。
クリーン悪トリオは辛うじて生き延び、コン・コルドーの命令に従わないと決意するが、コルドーはクリーン悪トリオが生きていた事を知り、「オストアンデル北部支社の貧乏状態」「ムンムンの豪に対する失恋」を、ミンミンに変装して知っていたため、クリーン悪トリオはコルドーの言いなりにならざるを得なかった。本作では他に、コスイネンとキョカンチンが連敗に嫌気がさして、立ち食い蕎麦屋を開こうとするが、ムンムンに知られて失敗したり(第14話)、コスイネンがオストアンデル北部支社の仕事が無いことに嫌気が差して、モウカル産業に転職するが、モウカル産業はコルドーに買収され、コスイネンは元に戻る(第35話)など、「黒幕から去ろうとしても上手くいかない」ことがあった。
野球とのつながり
当初はサラリーマン生活をモチーフとして、「サラリーマン」というタイトル案が出ていた。「逆転サヨナラマン」のタイトル案もあったが「シリーズが終わるようで、縁起が悪い」ということで、野球ファンでもある読売広告社の大野実の発案で「逆転イッパツマン」に決定した。
野球をモチーフにしたのは当時、読売ジャイアンツで活躍した、中畑清の愛称が「ヤッターマン」で、スランプで、ヒットが出なかったバッターがようやく打ったら「ヤットデタマン」がスポーツ新聞の見出しになるなど、タイムボカンシリーズのタイトルがよく使われていたことから「それなら、最初から野球ネタで行こう」と決まり、タイトルに沿って、キャラクター名も野球にちなんだものとなった。ただし、「イッパツマン」が本放送中、スポーツ新聞の見出しを飾ることはなかった。
実際の日本プロ野球界でも、オリックス・ブルーウェーブ(現:オリックス・バファローズ)所属の高橋智外野手の応援歌として使われ、その後はオリックスのチャンステーマとして使用されている。
オリックス・バファローズの北川博敏内野手(当時)が打席に入る際の登場テーマ曲として、大阪近鉄バファローズ時代の2003年から、本作の主題歌を使用していた。ただし、2009年以降はチャンスになった場合のみ使用した。これは北川が近鉄時代の2001年に代打逆転サヨナラ満塁ホームランを放ち、優勝を決めたことにちなむ。
- 主題歌の節も参照。
スタッフ
- 製作 - 吉田健二
- 原作 - タツノコプロ企画室
- 企画 - 九里一平(タツノコプロ)、岡正(フジテレビ)
- 音楽 - 神保正明、山本正之
- 担当ディレクター - 植田秀仁
- シリーズ構成 - 小山高男
- メインキャラクター - 天野嘉孝
- メカニックデザイン - 大河原邦男
- 美術デザイン - 岡田和夫
- 総監督 - 笹川ひろし
- プロデューサー - 井上明(タツノコプロ)、岩田弘(アニメフレンド)、内間稔(読売広告社)
- サブキャラクター - 上北実那、上北希沙
- 録音制作 - ザックプロモーション
- 録音ディレクター - 水本完、清水勝則
- 効果 - 加藤昭二(アニメサウンドプロダクション)
- 録音 - 金子芳博
- 現像 - 東京現像所
- 制作担当 - 山田良一、佐藤直人、中村正雄(アニメフレンド)、大野実(読売広告社)
- 制作デスク - 佐藤直人
- 制作 - フジテレビ、タツノコプロ
主題歌・挿入歌
- オープニングテーマ「逆転イッパツマン」
- 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - やまもとまさゆき、ピンク・ピッギーズ
- 山本正之によれば、「歌舞伎」のイメージで作曲したとのこと。
- 第31話まではOPのラストで、コスイネンが「いつか逆転してやるからな」と叫ぶと、振り下ろされた正義刀で、ムンムンのスーツが切られ、胸が露わになったムンムンは「イヤ〜ン」と叫んでいるが、第1話のみセリフがなかった。
- OP画像の変更に伴い、第32話[6]より、コスイネンが「(三冠王を指して)こういう方もおられるんですよ」と言うと、上から被せられた、三冠アームガンで黒焦げにされ、「イケズ…」と言うラストに変更された。
- エンディングテーマ「シビビーン・ラプソディ」
- 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - やまもとまさゆき、ピンク・ピッギーズ
- 「シビビーン」とは関根勤のギャグの一つでもある。
- クリーン悪トリオが劇中ずっこけた際に、画面中を縦横無尽に飛び回るリアクションと共に使われている。このシーンはリメイク版『ヤッターマン』でも、ヤッターマン1号・2号とドロンボー一味がずっこけたときに登場する事がある。
- 同様のリアクションが「ジェネレイターガウル」で、一度だけ登場した事がある。
- 挿入歌
-
- 逆転王(三冠王)のテーマ「嗚呼! 逆転王」
- 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - やまもとまさゆき
- 逆転王のテーマとして制作されたが、逆転王の時にはメロオケ版が主に使われ、ボーカル入りが流れたのは第29話のみである。
- 三冠王の登場以降は歌詞の「逆転王」を「三冠王」に置き換えた「嗚呼! 三冠王」が挿入されるようになる。こちらはボーカル入りも頻繁に使われた。これは山本正之がアフレコ スタジオで即興で歌ったもので、正式な挿入歌としてはソフト化されていない。
- 後に発売された、サウンドトラックCDに同曲が収録されているが、ME素材(海外吹き替え用に声優の声のみ抜いたテープ)から抜き出した形で収録されており、三冠王合体時のSEが被さってしまっている。
- 「トッキューザウルスの歌」
- 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - やまもとまさゆき、ピンク・ピッギーズ
- トッキュウマンモスが登場してからは第52話を除き、イントロのみ使用された。
- 「タイムボカンの歌」
- 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - 山本正之、サカモト児童合唱団
- 元々は『タイムボカン』で使用された曲。2-3のカセットの音楽として使用された。
- 「チュク・チュク・チャン」
- 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 市久 / 歌 - 山本正之、サカモト児童合唱団
- 元々は『タイムボカン』で使用された曲。2-3のカセットの音楽として使用された。
- 「ゼンダライオン」
- 作詞 - 松山貫之 / 作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - 山本まさゆき
- 元々は『ゼンダマン』で使用された曲。2-3のカセットの音楽として使用された。
- 「オタスケマンの歌」
- 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - 山本正之、少年少女合唱団みずうみ
- 元々は『オタスケマン』で使用された曲。2-3のカセットの音楽として使用された。
- 「やられソング」
- 作詞 - コスイネン / 作曲 - 山本正之 /歌 - クリーン悪トリオ
- 第28話終盤に、コスイネンが披露した「人間やめて、どうするの!?」のテーマソング。劇伴M-63が原曲。
- セルフカバー「逆転イッパツマン! 3C(スリーコーラス)」
- 作詞・作曲 - 山本正之 / 編曲 - 神保正明 / 歌 - 山本正之、ピンク・ピッギーズ
- ナレーターの鈴置洋孝が2006年8月6日に逝去した事を悼み、鈴置と13回忌を翌年(2007年)に控えた、豪 速九 / イッパツマン役の富山敬への想いをイメージした3番の歌詞を新たに追加した。
- 鈴置逝去直後に開催された、2006年夏のアニメイベント『ANIME JAPAN FES』で初披露し、2007年発売のオリジナル アルバム『才能の楽園』に収録された。
- アルバム版の間奏部分には、富山と鈴置の生前の台詞が挿入されている。
- レギュラー陣では富山より前の1989年5月15日に、ハル坊役のつかせのりこが逝去している。声は挿入されていないが、イッパツマン(富山)の台詞はハル坊(つかせ)に話しかけるものが採用されている。
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | (コンテ) 演出 |
作画監督 | 動画作監 | 美術担当 | 登場悪玉メカ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1982年 2月13日 |
ピンチ一発 大逆転 | 小山高男 | (笹川ひろし) うえだひでひと |
鈴木英二 | 塚本あつし | 坂本信人 | イルミナー |
第2話 | 2月20日 | ライバルはすごいヤツ | (うえだひでひと) 藤原幸大 |
鄭雨英 | 宮川佳子 | |||
第3話 | 2月27日 | 人間やめた悪トリオ | 海老沼三郎 | 鴫野彰 | 鈴木英二 | 沢井裕滋 | ||
第4話 | 3月6日 | ひとめぼれミスターX | 三宅直子 | (真砂智康) 古川順康 |
波戸根良昭 | 坂本信人 | ||
第5話 | 3月13日 | ホームベーサーの秘密 | 久保田圭司 | 鴫野彰 | 井口忠一 | 塚本あつし | 沢井裕滋 | |
第6話 | 3月20日 | 全公開! 部長の一日 | 高山鬼一 | 石山貴明 | 鄭雨英 | 坂本信人 | ||
第7話 | 3月27日 | イッパツ急行医療隊 | 山本優 | (真砂智康) 古川順康 |
鈴木満 | 波戸根良昭 | 山元健生 | |
第8話 | 4月3日 | 豪ピンチ通信応答せず | 海老沼三郎 | 石川康夫 | 鄭雨英 | 坂本信人 | ||
第9話 | 4月10日 | ギョ!? 魚との遭遇 | 佐藤和男 | 鴫野彰 | 鈴木英二 | 塚本あつし | 山元健生 | |
第10話 | 4月17日 | つらいなあ! 休日出勤 | 三宅直子 | 小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | 市谷正夫 | |
第11話 | 4月24日 | 打倒! アルプスの魔女 | 高山鬼一 | (真砂智康) 石山貴明 |
鄭雨英 | 山元健生 | ||
第12話 | 5月1日 | 京都めざして大レース | 久保田圭司 | 鴫野彰 | 鈴木英二 | 波戸根良昭 | 市谷正夫 | |
第13話 | 5月8日 | 豪・その出生の秘密 | 小山高男 | 石川康夫 | 鄭雨英 | 山元健生 | ||
第14話 | 5月15日 | 太平洋無着陸気球横断 | 海老沼三郎 | (丸輪零) 小島正幸 |
和泉絹子 | 小室詩香 | 市谷正夫 | |
第15話 | 5月22日 | にせリースで罠をはれ | 佐藤和男 | 石川康夫 | 鄭雨英 | 山元健生 | ||
第16話 | 5月29日 | おしかけ美少女社員 | 海老沼三郎 | 鴫野彰 | 井口忠一 | 塚本あつし | 市谷正夫 | |
第17話 | 6月5日 | 潜入! タイムリース社 | 高山鬼一 | 小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | 山元健生 | |
第18話 | 6月12日 | ハル坊の両親を捜せ! | 佐藤和男 | 鴫野彰 | 鈴木英二 | 波戸根良昭 | 市谷正夫 | |
第19話 | 6月19日 | TV中継ベーブルース | 海老沼三郎 小山高男 |
石川康夫 | 鄭雨英 | 山元健生 | ||
第20話 | 6月26日 | 石器時代にカネ送れ! | 海老沼三郎 | 神井裕行 | 和泉絹子 | 小室詩香 | 市谷正夫 | |
第21話 | 7月3日 | 金欠部長コスイネン | 三宅直子 | 鴫野彰 | 鄭雨英 | 山元健生 | ||
第22話 | 7月10日 | 魔法責めイッパツマン! | 久保田圭司 | 石川康夫 | 鈴木英二 | 安西慶江 | 市谷正夫 | |
第23話 | 7月17日 | 合体不能! 逆転王 | 高山鬼一 | 小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | 山元健生 | |
第24話 | 7月24日 | 消えたホームベーサー | 小山高男 | 鴫野彰 | 井口忠一 | 安西慶江 | 市谷正夫 | |
第25話 | 7月31日 | こまった! 大コマ回し | 海老沼三郎 | 石川康夫 | 鄭雨英 | 山元健生 | ||
第26話 | 8月7日 | シビビーン大変身 | 小山高男 | 鴫野彰 | 鈴木英二 | 西堀ひろみ | 市谷正夫 | |
第27話 | 8月14日 | 地球の底で大激戦! | 高山鬼一 | 石川康夫 | 鄭雨英 | 山元健生 | - | |
第28話 | 8月21日 | 見よ 逆転サンパツマン | 海老沼三郎 | 小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | 市谷正夫 | 大逆転王 ドンコウシャレコーベ |
第29話 | 8月28日 | 幽霊屋敷は大にぎわい | 久保田圭司 小山高男 |
鴫野彰 | 鄭雨英 | 山元健生 | ||
第30話 | 9月4日 | シリーズ初! 悪が勝つ | 小山高男 | うえだひでひと | 井口忠一 | 安西慶江 金子美津江 |
- | |
第31話 | 9月11日 | 登場! 新イッパツマン | (香川豊) うえだひでひと |
二宮常雄 | 市谷正夫 | ソージスラー | ||
第32話 | 9月18日 | イッパツマンの大秘密 | 小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | 山元健生 | 棒高跳びメカ | |
第33話 | 9月25日 | モンタージュで御用だ | 三宅直子 | 鴫野彰 | 鄭雨英 | 市谷正夫 | ||
第34話 | 10月2日 | ケッパレ研修 悪トリオ | 佐藤和男 | 石川康夫 | 鈴木英二 | 金子美津江 | 多田喜久子 | |
第35話 | 10月9日 | 転職失敗! コスイネン | 高山鬼一 | 小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | ||
第36話 | 10月16日 | おまえは何者? 球四郎 | 佐藤和男 | 鴫野彰 | 鄭雨英 | |||
第37話 | 10月23日 | スパイにされた2-3 | 石川康夫 | 井口忠一 | 金子美津江 | 市谷正夫 | ||
第38話 | 10月30日 | ミスターX 見つけた! | 小山高男 | 田代文夫 | 鈴木英二 | 橋本とよ子 沢田早苗 |
多田喜久子 | |
第39話 | 11月6日 | 大ピンチ! 捕われた豪 | 海老沼三郎 | 石田昌久 | 鄭雨英 | 市谷正夫 | ||
第40話 | 11月13日 | 仲人はコスイネン夫妻 | 高山鬼一 | 鴫野彰 | 二宮常雄 | 金子美津江 | ||
第41話 | 11月20日 | 助っ人オタスケマン | 小山高男 中弘子 |
小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | 新体操メカ | |
第42話 | 11月27日 | 暴かれたハルカの秘密 | 佐藤和男 | 古川順康 | 鄭雨英 | 多田喜久子 | サッカーメカ | |
第43話 | 12月4日 | 負傷! 狙われたハルカ | 小山高男 | 小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | 市谷正夫 | 洋弓メカダイアタリー |
第44話 | 12月11日 | ああ ハルカと豪の秘密 | 鴫野彰 | 鈴木英二 | 金子美津江 | 多田喜久子 | ||
第45話 | 12月18日 | コルドー会長の謎の島 | 古川順康 | 鄭雨英 | 市谷正夫 | ネアカホッケーダー | ||
第46話 | 12月25日 | ムンムンの 恋の終り | 佐藤和男 | 小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | 多田喜久子 | パチンコメカデンドーダー |
第47話 | 1983年 1月8日 |
初夢コスイネン四変化(番外編) | 小山高男 | うえだひでひと | 鈴木英二 | 金子美津江 | 市谷正夫 | 巨大魔神 |
第48話 | 1月15日 | 78歳 ムンムン快調(番外編) | 鴫野彰 | 二宮常雄 | 岩瀬久代 | 多田喜久子 | ゲートボールメカ | |
第49話 | 1月22日 | 球四郎は死んでいた | 小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | 市谷正夫 | 空手形メカ | |
第50話 | 1月29日 | ハルカの部下 ミンミン | 香川豊 | 鈴木英二 | 金子美津江 | 多田喜久子 | アメフトメカ | |
第51話 | 2月5日 | 謎の飛行物体をさがせ | 高山鬼一 | 鴫野彰 | 鄭雨英 | 市谷正夫 | 水上スキーメカ | |
第52話 | 2月12日 | コルドー監督の迷映画(番外編) | 小山高男 | うえだひでひと | 二宮常雄 | 多田喜久子 | ナグルケリー | |
第53話 | 2月19日 | 裏切ったイッパツマン | 小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | 市谷正夫 | レイケツナイト | |
第54話 | 2月26日 | ああ結婚 ハルカと豪 | 香川豊 | 鄭雨英 | 金子美津江 | |||
第55話 | 3月5日 | 襲われたハネムーン | 小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | マラソンメカ | ||
第56話 | 3月12日 | わかるか 球四郎の正体 | 鴫野彰 | 鈴木満 | 金子美津江 | 多田喜久子 | ボーリングメカ | |
第57話 | 3月19日 | コルドーの意外な正体 | 津田義三 | 鄭雨英 | 市谷正夫 | 少林寺拳法メカ | ||
第58話 | 3月26日 | 大逆転! 愛ゆえの勝利 | 小島正幸 | 和泉絹子 | 小室詩香 | 多田喜久子 | - |
- 1983年1月1日は、正月特番『スーパースター新春イントロ大作戦』(『クイズ・ドレミファドン!』の正月版。18:00 - 19:00)のため休止。
本放送当時のネット局
系列は当時の系列。
放送地域 | 放送局 | 放送系列 | ネット形態 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ | フジテレビ系列 | キー局 | |
北海道 | 北海道文化放送 | 同時ネット | ||
青森県 | 青森テレビ | TBS系列 | 遅れネット | |
岩手県 | テレビ岩手 | 日本テレビ系列 | ||
宮城県 | 仙台放送 | フジテレビ系列 | 同時ネット | |
秋田県 | 秋田テレビ | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
遅れネット | |
山形県 | 山形テレビ | フジテレビ系列 | 同時ネット | |
福島県 | 福島テレビ | TBS系列 フジテレビ系列 |
遅れネット | |
山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列 | ||
新潟県 | 新潟総合テレビ | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
||
長野県 | 長野放送 | フジテレビ系列 | ||
静岡県 | テレビ静岡 | 同時ネット | ||
富山県 | 富山テレビ | |||
石川県 | 石川テレビ | |||
福井県 | 福井テレビ | |||
中京広域圏 | 東海テレビ | |||
近畿広域圏 | 関西テレビ | |||
鳥取県・島根県 | 山陰中央テレビ | |||
岡山県・香川県 | 岡山放送 | |||
広島県 | テレビ新広島 | |||
山口県 | テレビ山口 | TBS系列 フジテレビ系列 |
遅れネット | |
愛媛県 | テレビ愛媛 | フジテレビ系列 | ||
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 | ||
福岡県 | テレビ西日本 | フジテレビ系列 | 同時ネット | |
佐賀県 | サガテレビ | 遅れネット | ||
長崎県 | テレビ長崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
同時ネット | |
熊本県 | テレビ熊本 | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
遅れネット | |
大分県 | 大分放送 | TBS系列 | ||
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
||
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
||
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 |
2015年9月現在は、ファミリー劇場にて放送中である(本放送当時と、ほぼ同様のフォーマットで放送)。
映像ソフト
- VHS
- DVD
- BD
その他の作品での登場
- OVA『タイムボカン王道復古』では第1話に、クリーン悪トリオが登場。搭乗するのはシャレコーベバギー。ミレンジョ一味が送り込んできた、大巨神に対抗するためにヒーローに勝ったことを誇る、コスイネンがイッパツマンから借りてきた逆転王を出撃させる。逆転王の声として、富山敬がクレジットされている事から、三冠王のようにAIを搭載していた可能性がある。逆転王と大巨神は互角の戦いを繰り広げ、決着はつかなかったものの、互いを認め合い、友情を生むに至った。ムンムンはそれを見て、気持ち悪がって非難し、怒りを買って、ミレンジョ一味共々リタイアとなる。
- プレイステーション用ソフト『ボカンGoGoGo』では弾丸ヘッド号、シャレコーベバギーが登場。善側に勝利したことで、キョカンチンが自信を見せるとムンムンは「当然だよ」と続ける。クリーン悪トリオはシュヤクノザを手に入れると、コスイネンの思いつきで、ドクロベエに従わずに自分達で使って、イッパツマンの姿となる。しかし、シュヤクノザは見た目を真似られるに過ぎず、本物のイッパツマンに倒される。それを見たドクロベエは「こんな中途半端なものは、もう要らない」と言う。
脚注
- ^ Darts編「スタッフインタビュー シリーズ構成/小山高生」『タイムボカン大全集2 悪の華道』ソフトバンク、1998年6月30日、ISBN 4-7973-0562-2、83頁。
- ^ a b c d e f 笹川ひろし「第24章 ここはおまかせ、逆転イッパツマン登場!」『ぶたもおだてりゃ木にのぼる』株式会社ワニブックス、2000年9月25日、ISBN 4-8470-1358-1、268-269頁。
- ^ 厳密には『オタスケマン』のゲキガスキーが前線に出た、初の大ボスであるが、彼が真の黒幕であるという事実は終盤まで伏せられていた。
- ^ シリーズ史上、明確に死亡の描写がされたのは『ゼンダマン』のニャラボルタに次いで2例目となった。
- ^ 後に発売されたムック本で、名称不明のメカレスラーには総監督の笹川が正式に名称を付けている。
- ^ ただし第32話では、後半、まだシャレコーベバギーが登場していた。シャレコーベダチョウがOPに登場するのは次の第33話から。
外部リンク
フジテレビ系列 土曜18時台後半 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
タイムボカンシリーズ
ヤットデタマン (1981年2月7日 - 1982年2月6日) |
タイムボカンシリーズ
逆転イッパツマン (1982年2月13日 - 1983年3月26日) |