全地形対応車

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ATVの例
ATVの例

全地形対応車(ぜんちけいたいおうしゃ、All Terrain Vehicle 略:ATV)とは、泥地(ダート)、砂浜(サンド)、雪道(スノー)、舗装道路(ターマックオンロード)、路外(オフロード)、がれ場、荒地(ラフロード)などの様々な地形を進むことのできる自動車であり、一般にはバギーと称されているが、二輪駆動車、三輪・四輪バギー、後輪2輪駆動車ともいわれている。

そのほとんどは、不整地、悪路を移動する事を目的としており、モトクロスと同じコースあるいはラリーレイドなどでレースを行えるレース用車両、広大な農牧地で家畜を追ったり荷物を運搬したり、あるいは森林管理等に用いられる作業用車両(四輪駆動できるタイプもある)、またレジャーや災害時などに使える、水陸両用の特殊な構造のものもある。

日本国内では法規の関係から、ほとんどの車両は公道走行ができないが、保安基準を満たした一部の車両は走行することができる。

目次

[編集] 主な車種

Michael Petersenのバギー2007年ダカール・ラリー
Michael Petersenのバギー
2007年ダカール・ラリー

[編集] バギー

パイプフレームエンジンサスペンションを取り付け、軽量に仕上げた車両で、長距離レース用のものは外装(カウル)を被せる場合もある。

[編集] ATV

オートバイの技術を流用した小型車体の四輪。ハンドルはオートバイ同様のものであり、乗車姿勢もオートバイに類似している。しかし二輪と四輪の差異から、走行感覚はオートバイとはかなり異なる。かつては三輪の車両(いわゆるトライク)が主体であり、ホンダはATC(All Terrain Cycles)と通称していたこともあったが、アメリカで転倒例が続出し、訴訟問題に発展したことから急速に生産は縮小し、特に、三輪バギーの生産は中止となった。また、映画『TAXi2』に登場したポラリス社が製造・販売している6輪のATVもある。

[編集] 自動車としての区分

[編集] 50cc 以上

50ccを超える排気量のATVを「小型特殊自動車として登録する」例も見受けられるが、特殊自動車として該当する分類ではなく、「その他の車両」としての登録も国土交通省が認める見解を出していないので、本来は普通自動車扱いとなり保安基準も同等の扱いになる。なお保安基準を満たすのは現実的に無理がある。ただし50ccを超える排気量の三輪ATVについてはトライクとして登録すれば、「自動二輪車の保安基準を満たすこと」に無理はない。

バギーについては元が自動車であることから、保安基準を満たす改造を行っていれば公道での走行は可能である。

[編集] 50cc 以下

ATVはミニカーとしてなら一般公道でも走行可能であるので、道路交通法では、普通自動車の排気量50cc、輪間距離50cm超の3輪以上(4輪)となるミニカー登録となる。また、道路運送車両法では、50cc以下の4輪であるATVは、第一種原動機付自転車となっている。そのため、免許は、普通自動車免許(AT限定も可)が必要となる。大型二輪・普通二輪・原付などの免許では運転できない

  • 公道での走行を行う場合は普通車の扱いであるため普通車同様初心者マークが必要となる。

ヘルメットとグローブの着用は法令によっても義務付けられていないが、自己の安全のため自主的な着用が推奨されている。交差点での2段階右折も義務づけられていない。法定速度は、自動車と同じ60km/hである。二人乗り・高速道路での運転は禁止されている。

運転操作は簡単で、力の弱い女性や老人も安心して乗りこなせるが、ATVの特性上舗装路面では曲がりにくいので、非舗装路で練習をすることを勧める。運転免許が必要とされない公道外であっても12才以上に運転させるよう、メーカー側が強く指導している。

[編集] ナンバー・保険・税金・車検・車庫証明書

  • ミニカー登録のATVは、車検や車庫証明書は必要ない。自賠責保険も原付と同じであり、任意保険は普通車を持っていれば、ファミリーバイク特約が利用できるようになっている。(詳しくは各保険会社に尋ねてもらいたい。)税金も地方税で各地によって、ばらつきがある。保証もオフロード車であるため、初期不良以外は基本的に保証はない。

[編集] スペック

  • ミニカーATVでは、主に台湾系2stモデルと中国系4stモデルに分かれ、台湾系では一般的なスクーターと同じく2サイクル/50cc/セルモーター付き(キック併用)/CVT自動変速で6.5ps/0.54kg-m。最高速度40~50km/h程度であり、中国系4サイクル/50cc/セルモーター付き/自動遠心クラッチ三段変速、最高出力: 2.6kW/8500rpm、最大トルク: 3.0Nm/7500rpm、最高速度は40~60km/h程度である。

[編集] 国際レース

[編集] メーカー

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク