ジャンプ放送局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジャンプ放送局」(ジャンプほうそうきょく、通称JBS(Jump Broadcasting Stationの略語))は1982年10月から1995年12月まで、集英社の少年向け漫画雑誌週刊少年ジャンプ』において連載された読者投稿コーナー

目次

[編集] 概要

全体を放送局(JBSという名称と開始当時のロゴがTBSのパロディ)、各コーナーをテレビ番組に見立て、テレビ番組や芸能、友人に関すること、スポーツ、ゲーム、ジャンプ連載の漫画など、多岐に渡るテーマで投稿ハガキを募集し、構成担当(放送局長)のさくまあきらによって選ばれたハガキが誌面に掲載されるという形を取っている。また当時の漫画誌の投稿コーナーには無かった「半年を1レースとし、掲載されるごとにコーナーに応じて得点が加算され、1レースを通じての総合得点を競う」という形態をとった。開始当初は土居孝幸によるオリジナルキャラクターの局員達が誌面をにぎわせていたが、程なくスタッフ(実在)たちも頻繁に誌面に露出するようになった。

ハガキが1枚採用されればそのコーナーの掲載得点分のJBS缶バッジ(約30種類。最初はステッカーで缶バッジの前はカセットレーベルだった)と、小雑誌「JBS新聞」が送られた。優勝した場合は、豪華賞品のほか、集英社ジャンプ編集部に招待(同時に取材を行い、その模様が冒頭2ページを使用、すなわち独占できる)、また、新顔の戦士でレース内で最も高得点を獲得した投稿者には、新人賞が(ただし、過去に1枚でも採用された方が、次のレースでペンネームを変えて高得点を獲得しても新人賞にはならない)、ランキングベスト10に入った場合は単行本1ページを自己PR等に使用できる(1期6代目までは3分の1ページ)という権利が与えられた。

連載期間が13年2ヶ月(3期計27レース)の長期にわたり、また読者投稿コーナーとしては珍しく、単行本が漫画と同じジャンプ・コミックスから刊行、その巻数も当時の最高記録であった14巻を大きく上回り全24巻におよぶなど、投稿コーナーに金字塔を打ちたてたと言っていいだろう。実際、ジャンプ放送局開始以降、影響を受けた投稿コーナーはジャンプのみならず、他の雑誌にも多数見受けられ、「放送局」形式は今やひとつのフォーマットとして定着している。また、連載時期的にも当時のジャンプ黄金期を支えたコーナーであると言ってもよい。

しかし連載が長期にわたる中で、さくまあきらが眼精疲労、頚椎椎間板ヘルニア等により体調を崩してしまい、毎週送られてくる4万通という膨大な量の投稿ハガキに目を通し選定を続けるのは体力的に無理となり、1995年12月に惜しまれながら終了した。なお、コミックスの発売時期などから誤解されがちであるが、さくまが脳内出血で倒れたのはJBS終了後、「チョコバナナ」の編集長を務めていた時のことである。

[編集] 主なスタッフ

さくまあきら(放送局長:構成担当)
開始当初から構成を担当。連載途中からイラスト上、頭の上に葉っぱ付きのリンゴのヘタが付くようになった。熱狂的な横浜ベイスターズファンとして知られる。元々は『月刊OUT』で読者コーナーの構成をするなど、ライターとして活動していた。現在は「桃太郎伝説」「桃太郎電鉄シリーズ」(以下「桃太郎シリーズ」)のゲームデザイナーとして知られる。
土居孝幸(イラスト担当)
通称「どいん」。開始当初からイラストを担当。「スケベ」「独身」「冷たい男」というキャラ付けがなされていった。桃太郎シリーズでのキャラクターデザインを手がける。実は彼女がいた(結婚はしていない)ということは誌上でのキャラが崩れるため公表していなかったと後に語った。
青木澄江(レイアウト担当)
初代レイアウト担当。本人がスキンダイビングを趣味にしていたのでイラスト上では「ビキニにゴーグル」という姿。当時ヒットした一風堂の楽曲「すみれSeptember Love」のパロディで「すみえ 三段腹 デブ」というネタが載ったことがきっかけとなって「三段腹」「デブ」というキャラ付けがされ、好き放題ネタにされまくった。コミックスのカバーを取った時、表紙の真ん中に描かれているのがこの人物である。実際の容姿はイラストとはまるで異なり、有名ファッション雑誌のレイアウトも手がけているが「どの編集部に行ってもJBSの話をされて恥ずかしい」との事。1984年一杯でJBSを脱退。
榎本一夫(レイアウト担当)
通称「えのん」。青木に代わって1985年からレイアウト担当として加入。雑誌デザイン会社「バナナグローブスタジオ」代表取締役社長。
スタッフ表記では「榎本32歳」のようにその時の年齢が入った。一時期「榎本ナタデココ」を名乗った事も。イラスト上では、いつも裸に腰巻きやふんどし姿(しかも登場当初は「えの~ん」としか叫ばない不気味キャラ)で「でか頭」「尻出し」「ビンボー」キャラで投稿者からもいじられる事が多く、本人もそれを楽しんでいた。前述の通り、本職はデザイナーであり、会社社長である。故に実際は貧乏と無縁の生活をしているが、その事を表に出す事はまず無かった。またイラストレーターとしても堀井雄二による月刊OUT誌上のコーナー「ゆう坊のでたとこまかせ」のイラストを担当するなどしてきた。桃太郎シリーズの「貧乏神」のモデルになったことで有名。ドラゴンクエスト(初代)のロゴデザインをしたことでも知られている。15巻では実際に尻出しの写真が掲載されている。
鈴木みそ(アシスタント)
初期のころのアシスタント。1984年の一時期(1期4代目レース)、さくまあきらに代わり構成担当をしたこともあった。現在は漫画家として活動、「あんたっちゃぶる」「おとなのしくみ」などを手がける。
猫乃都(アシスタント)
1985年に青木澄江と入れ替わる形でレイアウト見習いとして参加するも、加入時弱冠16歳であった為マスコット扱いとなる。イラスト上では、ヘビメタロッカー風ファッションで「~だぜ!」が口癖。1年後、榎本一夫と入れ替わりに去る。映画監督山本晋也の娘であるが、ここでは公表しなかった。後にドラゴンクエスト4コママンガ劇場児嶋都名義でホラー漫画を描く。
横山智佐(アシスタント)
1987年、高校3年末期に「ちさ姫」としてスタッフに加入、後に愛称が「ちさタロー」と変わる。イラスト上でも当初アイドル的キャラだったものの、1 - 2年後には「貧乳」ネタが出始めそのキャラが定着する事に。15巻では水着姿を披露したが「直角な線分」と揶揄され、しまいには「ちさタロー定規」というネタまで掲載されてしまう。さらに語尾に「~チチ」「チチショー(ちきしょー)」「くやチチ(くやしい)」等の「ちさ語」まで使うようになった。2009年現在、声優、女優として活躍している。

[編集] 主な投稿戦士

JBSでは投稿者のことを「投稿戦士」と呼んでいた。また「ビックリハウス」「月刊OUT」「ファンロード」「ゲーメスト」などの雑誌の投稿コーナーや「オールナイトニッポン」「コサキン」などのラジオ番組の、いわゆるハガキ職人の投稿層と重なることが多い。活躍した投稿戦士の中には現在はプロとして活動している者も多い。

[編集] 歴代優勝者

ジャンプ放送局
初代:冨田英義(熊本県熊本市) - 記念すべき初代チャンピオンにして、初めて2回優勝を果たす。後に出来た新人賞が「冨田賞」と名づけられた。
2代目:中粗値安拾(静岡県掛川市)
3代目:小平小平(東京都小平市) - 現在は漫画家として、パチンコ雑誌や4コマ漫画誌などに連載を持つ。
4代目:AUTO・MAG(神奈川県平塚市)
5代目:冨田英義(福岡県福岡市)
6代目:あすなろ明日菜(東京都)
7代目:邦宅杉太(広島県広島市) - 現在は漫画家として八神健名義で「密・リターンズ!」「ななか6/17」などの作品を手がける。
8代目:土岐和耶(香川県坂出市) - 四国勢で唯一の優勝者。
9代目:どんちゃん(神奈川県伊勢原市) - 後にJBSのアシスタントを経て井沢ひろし(井沢どんすけ)としてJBSの後継といえる読者コーナー「ジャンプ団」「じゃんぷる」「ジャンプ魂」の構成を担当。
10代目:ちゃん坊太(三重県) - JBSでただ一人新人賞とダブル受賞を果たす。最年少優勝者でもある(当時12歳)。
ジャンプ放送局II
初代:尻の穴に図星(東京都) - 「アメーズメントクラブ」のペンネームで投稿していたが、さくまの勧めにより改名。
2代目:久寿米木元(大分県) - JBSで初めて1レース100点を突破する。
3代目:竜王は生きていた(東京都) - 唯一の連覇達成。現在は北本かつらとして「トリビアの泉」などの構成作家として活躍している。また、だいたひかるの元・夫である。
4代目:竜王は生きていた(東京都)
5代目:暴風四郎(埼玉県)
6代目:ドットマン(福岡県北九州市)
7代目:岡田です!(群馬県) - 唯一の女性優勝者。
8代目:横浜一(神奈川県横浜市)
9代目:桃太郎丸(宮城県多賀城市) - 漫画家を目指し、島袋光年のアシスタントをしていた。「ささけん」のペンネームで、読み切り作品を『月刊少年ジャンプ』『週刊少年サンデー』で発表。
10代目:あほのすけ(長野県松本市)
ジャンプ放送局III
初代:猫だまし!ぽん吉(京都府京都市)
2代目:吟遊奇人(茨城県つくば市) - 現在は濱崎達也として、『ONE PIECE』のノベライズなどを手がける。第9回全国高等学校クイズ選手権茨城県代表(竹園高校)で決勝進出
3代目:ぽんぽこりん(山形県酒田市) - 唯一の完全優勝を達成。
4代目:いんぐりもんぐり(岡山県岡山市)
5代目:新岡優哉(青森県) - 「勇者ろっと」のペンネームでベストテン入り経験あり。現在はゲーム攻略本などのライターとなっている。
6代目:哀☆戦士(大阪府大阪市)
最終:十月の隠者(宮城県仙台市)

[編集] その他の主な投稿戦士

歴代ランキング上位30位(優勝経験者を除く)

  • 錯乱坊主(福岡県行橋市) - ベスト10以内の最多回数。「投稿仙人」と呼ばれ、ジャンプ放送局が終了した後に「幕張」でネタにされた。現在もさくまあきらの公式サイトの「桃鉄研究所」という参加型のコーナーに投稿している。
  • 岡戸孝宏(愛知県知立市) - JBS以外にもラジオ番組の常連投稿者としても活躍し、現在はラジオ番組制作に携わっている。
  • 小林もんた(千葉県松戸市) - ベスト10以内に5回。5回目では準優勝となる。丁寧なイラストハガキが特徴的。
  • 江渡孝行(大分県竹田市) - ベスト10以内に5回。2レース連続で準優勝という記録を持つ。
  • 植田浩正(大阪府大阪市) - 初めて掲載枚数100枚を突破、「名葉会」(名球会のパロディ)入り。渡辺徹に似ている。
  • MAT☆MAX(岡山県・鳥取県鳥取市) - 12期連続県別チャンピオン(岡山・鳥取)の記録を持つ。
  • 有頂天(北海道苫小牧市) - 4連続ベスト10入りし、しかも全て5位以内という記録を持つ。
  • デッド・ケンジ(北海道札幌市) - 原口一也とともに北海道投稿者を牽引した立役者。
  • はしくん(群馬県) - 江渡孝行と同じく2レース連続準優勝となる。2レースとも優勝者は「竜王は生きていた」である。
  • 月の聖霊(福岡県) - ベスト10以内に4回。後に「チョコバナナ」でも名誉会員となるほどのイラスト技術を持つ。
  • 翔子の笑顔(新潟県新潟市) - 現在は相羽翔穂として成年漫画雑誌等で活躍。
  • 知正一央(青森県弘前市) - 後に「ジャンプ団」でも活躍する。
  • 戦士・路(静岡県浜北市(現・浜松市)) - 最高位が10位ながら、地道に掲載本数を稼いだ。
  • ものくろしねま(福岡県直方市・東京都) - 中期の常連だったが、後期に復活して最終レースで準優勝する。
  • トリプル役満(兵庫県川西市) - 連続レース掲載記録は岡戸孝宏に次ぐ地道な戦士。
  • 原口一也(北海道札幌市) - 現在はライターとして活躍。上記の井沢ひろしと同じ会社に入り、投稿時代だけでなく仕事でもライバルになったとの事。
  • 笹西三択(千葉県市原市) - 歴代新人賞の最高得点(102点)を稼いだ。後に「ジャンポスト」のスタッフとなる。
  • なんでも消化(東京都) - 女性戦士としては、岡田です!に次ぐ記録を持つ。
  • カタストロフ1号(和歌山県) - ホラー映画好きで、悪魔キャラを演じた。
  • ちょこ☆ボール(大阪府枚方市・奈良県生駒市) - 掲載本数70本以上ながらベスト10には一度も入れず。
  • 咲耶(長野県上田市) - ミスJBSにも掲載されるほどのイラスト実力者。
  • JRよっちー(愛媛県新居浜市) - 珍しい四国の投稿戦士。現在はジャンプ放送局のデータベースサイトを運営中。
  • マミのラジオ伝説(福岡県) - ベスト10以内が1回ながら、後期JBSを支えた有名戦士。

その他の有名投稿戦士

  • 梶比樹出原(山梨県・東京都) - 欽ちゃんの仮装大賞にチームを組んで数回出場し、2009年現在6度の優勝という大記録を打ち立てる。彼らの代表作『ピンポン』のアイデアは、ペプシの海外でのCMに採用された。
  • 博多変態(福岡県福岡市) - 最高齢投稿戦士(当時43歳)。「長老」と呼ばれる。
  • 夏草の線路(広島県広島市) - ジャンプ放送局III3代目レースに多数投稿。現在は本名の佐々木修宏でルポライターや鉄道写真を手がける。第14回全国高等学校クイズ選手権広島県(祇園北高校)代表。
  • 山本耕一(福岡県北九州市) - JBS初期の投稿戦士の一人。テレビ長崎アナウンサーの後、現在は九州フリーアナウンサーとして活躍。
  • ちょろさんの妹(北海道札幌市) - NG大賞の9枚(縦3枚×横3枚)の掲載スペースの独占に成功した唯一の投稿戦士。

ミスJBSコンテストのイラスト常連

  • K・春香(北海道釧路市) - ミスJBSコンテストに多数投稿。漫画家。
  • パープルウォーム(岡山県岡山市) - ミスJBSコンテストに多数投稿。「チョコバナナ」名誉会員・光組2番。「怪物パラ☆ダイス」の主題歌「ランデヴー」を歌い、CDを出したことがある。
  • 札幌市(北海道札幌市) - ミスJBSコンテストに多数投稿。
  • だーだーくん(愛知県岡崎市) - ミスJBSコンテストに多数投稿。「チョコバナナ」で女性であることが判明。
  • あべさより(北海道札幌市) - ミスJBSコンテストに多数投稿。漫画家。
  • 海野(うみの)(北海道札幌市) - ミスJBSコンテストの常連。「チョコバナナ」名誉会員・光組17番。現在は漫画家のいわおかめめ
  • エレメンタル(京都府京都市) - ミスJBSコンテストの常連。「チョコバナナ」名誉会員・光組1番。現在は漫画家の川添真理子
  • くれいじぃ☆がーる(栃木県宇都宮市) - 現在は漫画家となり、新井理恵として「× ―ペケ―」などの作品を手がける。
  • 藤凪かおる(福島県福島市) - 主にミスJBSコンテストに投稿。後に漫画家として4コマ漫画誌で活躍する。
  • ふるじゅん(神奈川県横浜市) - ミスJBSコンテストに多数投稿。漫画家の古澤純也
  • 町野変丸(東京都) - ミスJBSコンテストに多数投稿。現在は成年漫画雑誌等で活躍中。
  • 水あそび(東京都) - 実はクレヨンしんちゃんの作画監督だった原勝徳

[編集] 主なコーナー

TVいちゃもんいっちゃうもん(いちゃもんTV)
さまざまなテレビ番組、テレビコマーシャルに突っ込みを入れるコーナー。後に「いちゃもんテレビ」という番組名に改題(コミックス11巻より)。JBSで最も長寿だった番組で、最終レースの最終週の最後に載った番組だった。基本的ネタは「やい!」「おい!」「こら!」というように怒鳴り口調で書く。以下のあらゆるコーナーに派生する。
ありがちテレビ
「いちゃもんテレビ」より派生。グルメ番組などの決まったジャンルの番組にありがちな展開を挙げるコーナー。
いちゃもんテレビDELUXE
テレビ番組別にテーマが決められる「いちゃもんテレビ」。
スポいちゃテレビ
スポーツ関連の番組(野球中継、スポーツニュース等)に特化した「いちゃもんテレビ」。
CMいちゃもん
コマーシャルネタのみに特化した「いちゃもんテレビ」。
そっくりテレビ
有名人とそっくりな「モノ」を探し出すコーナー。初期は文章・イラストの両方の投稿が採用されたが後にイラストのみに一本化された。駒田ネタや工藤静香ネタが頻発されていた。
あらへんテレビ
あり得ない出演者の番組を考え出すコーナー。作品は「あらへん、あらへん。」というフレーズで締めくくられる。
テレビ五七五
テレビ界の様々な現象をネタにした川柳。単行本収録時には「頼む! 頼むからみんなちゃんと五七五に書いてくれ!」とさくまが悲鳴を上げた。
匠の人々
さまざまな業界の素晴らしい人物を紹介し、褒め称えるコーナー。
男の子をぶっとばせ!
女性の目から見た男の子の腹の立つ行動、おかしな事などに突っ込むコーナー。以下の「ぶっとばせ!」「ぶちのめせ!」も同じ趣旨でテーマが違うコーナーである。
政治をぶっとばせ!
日本の政治や政治家に対する突っ込み。時期的に「リクルート事件」や「消費税」のネタが多かった。

また現在公明党が掲げているスローガン「贅金の無駄を無くそう」の元となっているのはこのコーナーで掲載された投稿作品である。一部のブロガーが公明党がジャンプ放送局の投稿作品の内容を引用、流用したのではないかと疑惑を持ち上げているが公明党からの明確なコメントは無い

評論家をぶっとばせ!
ゲームや料理など、様々な業界の「評論家」に対する不満をぶちまける。後述の「ホビーにくびったけ!(ゲームにくびったけ!)」に寄せられた「ゲーム雑誌批判」ネタが呼び水となったようだ。ちなみにさくま自身も元は「漫画評論家」だったのだが、当時はその事をすっかり忘れていたようだ。
日本史をぶちのめせ!
日本史の授業に関すること、また歴史の登場人物などに対する不満をぶちまける。
数学をぶちのめせ!
数学に関する不満をぶちまける。さくま曰く「ギャグを通り越した心の叫びが多く、読んでいて圧倒された」。
英語をぶちのめせ!
英語に関する不満をぶちまける。コミックスには収録されなかった。
世界史はじめて物語
日常でありがちなことを「世界で初めて○○した(例:自転車に鍵をかけたまま、漕ぎ出してしまった)人」という形でピックアップする。
織田の信ちゃん
戦国時代に特化した歴史パロディ。「天才○○(例:信長)」と「バカ○○」とでリアクションの違いを考えるのが基本パターン。
もしももしももしも
もしもII
もしもIII
もしも私が…
「もし私が○○(芸能人の名前)ならこうする」というのを考える。
牛玉さくちゃん
地獄の釜が開く日
語呂合わせで○○の日を作るコーナー。
鏡の国の河馬
上から読んだときと下から読んだときで意味が変わる言葉を紹介するコーナー。
1918年米騒動
サービスの悪い店に対する怒りをぶちまけるコーナー。途中からは店側からの客に対する怒りも投稿されるようになった。
リットン調査団
稀に見る教養コーナー。「しゃっくりの止め方」や「半島」の区別の仕方等の疑問を取り上げ、その答えを掲載するもの。
スポーツ新ルール
スポーツの新ルールを考案するコーナー。主にプロレス、野球(特に南海ホークス大洋ホエールズ)、卓球が取り上げられた。
夜のジャンプニュース
家庭内での小さな勘違いを発表するコーナー。おばあちゃんシリーズが好評だった。
ザ・ジャンプテン
ザ・ベストテンのパロディ。ランキング1位から10位までの曲名をダジャレにするコーナー。ジャンプ放送局開局当時、最も投稿が多かった。同じネタが届いた場合は最初に届いたハガキを採用していた。
3年B組カンペン先生
学校にある物をダジャレにするコーナー。
ジャンプ・アイ
ひとつの物を投稿者独自の視点から描くイラストコーナー。(例・真下からみたバスケットリンク、ウルトラマンの後ろ姿)「第2回視聴率調査」で打ち切りが決まった。
ど田舎自慢西東(1巻)
田舎自慢のコーナー。途中みかんの生産地として愛媛、和歌山、静岡などが自分達のみかんを自慢しだし、他の果物の生産地なども巻き込んで自慢合戦が繰り広げられた(JBSみかん戦争と呼ばれた)。
奇特人間大賞(1巻 - 24巻)
身の回りにいる変な人間を特集するコーナー。開局当初は「○○な奇特なお方」というスタイルが主流を占めていたが、徐々に「○○な奇特なN」とイニシャルトークになっていった。「奇特」とは「大いに感心すべき」という意味が正しく、「変な」という意味で使うのは誤用である。
気の毒笑学校
奇特人間大賞から派生したコーナー。いろんな行事にテーマにして気の毒な奴を募集した。
NG大賞(1巻 - 24巻)
開局当初のタイトルは「恐怖のNG」。字が汚いハガキや漢字を間違えているハガキを晒すコーナー(掲載されると減点)だったが、いつの間にかなんでもありのフリーコーナーになっていた。本誌では年に1回「NG大賞スペシャル」と題し、JBSの全てのページを使って100枚以上の作品を一挙に掲載していた。
2コマ名作劇場
NG大賞から派生したコーナー。最初は普通の2コマ漫画を投稿するコーナーだったが、途中からは日常生活でありがちな一瞬を描いた作品がメインになっていった。
ドラゴンボール大特集!!
別名「ドラゴンボールパロディ」、略称「ドラ・パロ」。NG大賞から派生したコーナー。ドラゴンボール全盛期を陰で支えた。一コマ内のふきだしの台詞を面白くしたり、ベジータサザエさんヘアーにするなど絵に手を加えた物等が掲載された。
JBS-HI句
えのんを探せ!
ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!内のコーナー、「ナンチャンを探せ!」のパロディであからさまに立っていたり、風景の中に潜んでいたりしているえのんを探すコーナー。実際のイラストだけではなく「貧乏ネタ」等を使った物もあった。また、派生して各局員を探せも稀に掲載されていた。
ミスJBSコンテスト(2巻 - 15巻、17巻 - )
水着姿、セーラー服姿の女学生、女戦士などテーマに沿って美少女の絵を投稿するイラストコーナー。初期は堀井雄二が外部審査員として参加していた。常連でも掲載される事が難しく、このコーナー限定の常連も存在した。毎回、必ず露骨なネタ絵も載せられるのも定番化していた。一度だけテーマとしてミスターJBS(男性を描く)が企画されたことがある。なお、本誌掲載時には「ガンバレもう一息」で絵が載らなかったボツ作品も、コミックスでは大量に掲載された。投稿作品のレベルの高さを惜しんださくま自身の手により、JBS終了直後、イラスト投稿誌『チョコバナナ』として独立デビューした。
ほら自慢西東
ど田舎自慢西東のデタラメ版。世界各国のネタも多数。
大人はずるっ子
子供から見て、大人はずるいと思えるシーンを募集するコーナー。
人間の条件
天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の「お坊っちゃま」コーナーを元に始めたコーナー。「金持ちの条件」、「せこさの条件」など。
ちゃんねるジョーク
テレビの番組司会者のスタイルで一発ギャグやダジャレを言うコーナー。
あいつは誰だ!?
芸能人の名前をダジャレに折り込むコーナー。コンセプトはのちに「JBS人名辞典」として復活する。
有名人になる
有名人でたとえ話を作るコーナー。
華麗なる一瞬
日常の些細な出来事をピックアップし、「〜だと思う一瞬」という形式で、その有様を形容する。
ありがち先生
「いちゃもんテレビ」の先生版。学校の先生にありがちな癖等を挙げるコーナー。
私立へリクツ学園
先生からの質問や問題を屁理屈で答えるコーナー。
31の伝言板
31文字以内で文章ギャグを作る。
えのサン横断ウルトラクイズ
榎本33歳(当時)にちなんだ33問のエピソードクイズ。そのあまりにも常軌を逸したえのサンの過去に、絶賛も大不評も浴びまくった。
ヘタで悪いか!
「○○で悪いか!」と自分のコンプレックスを挙げて、逆にその利点をポジティブに紹介するコーナー。
おうちゃく大発明
「投げたゴミをキャッチするゴミ箱」などおうちゃくな発明品を考察するコーナー。
変じゃねーか?
大工のタメさんが主人公のコーナー。日常で「これは変じゃないか?」ということに突っ込む。ネタは「変じゃねーか?のフレーズで締めくくられる。
21世紀の日本語
誰か挑戦しないか!?
日常の様々なことで「○○した(例:髪の毛を3m伸ばした)やつはいるが、「××した(例:鼻毛を3m伸ばした)奴はいない。誰か挑戦しないか?」と呼びかけるコーナー。
全日本統一協会
「電池の大きさ」「鉄道会社の回数券の名前」など1つに統一して欲しいものを投稿するコーナー。
地獄へ落ちろ!
街中のラブラブカップルへの突っ込み、怒りを投稿するコーナー。
路傍の立て札
元々は前・中・後編のつもりだったが投稿数が多く、定期コーナーに昇格。いわゆる三段オチをテーマ別に募集するコーナー。非常に人気が高く、中期 - 後期の主力番組の一つにもなった。「ありそうでない四股名」のネタで2007年に入門した山本山があった。
わくわくだじゃれランド
野菜や魚などをテーマにダジャレをはがき一杯に揮毫する企画。ネタの面白さ、文字の勢いなどが掲載の決め手となっていた。13巻で終了するも後に「だじゃれの王様」として復活する。
天下一形容詞大会
「美しい」、「恥ずかしい」、「臭い」等の形容詞をテーマにし、ネタの面白さを競うコーナー。
遠くて近き言霊たち
アクエリアス」と「おかえりやす」といったような良く似たフレーズをネタにしたコーナー。
王様の日曜日
もしも王様になったら何がしたいかというコーナー。
クイズこの音なんだ!?
日常生活でよく聞く音を文字で表し、答えを添えて発表するコーナー。
なるほどザ・ニックネーム
タイムカプセル
もしもタイムカプセルに何か入れるとしたら何を入れるかというコーナー。
ほんのチョイ係
ページの最後にあるコーナー。元々はNG大賞の枠内で紹介していた普通のおたよりを1985年に正式にコーナー化し最後のページに固定。コミックスには傑作選としてページの柱に掲載されていた。人気が高いコーナーであり、新人の投稿戦士のハガキが優遇されていた。1枚掲載で4点と高得点であり、どうでもいい話題を2枚掲載させた投稿戦士がいきなりランキングに登場するという事もままあった。
活字の体操
ほんのチョイ係から派生したコーナー。鉛筆等の物やある一時の状態を文字で表現するコーナー。写植者泣かせのコーナーでもあった。
ピュタゴラスの友愛
さまざまな言葉を語呂合わせによって数字のみで表現するコーナー。
ハイパー加減乗除
」×「」=「」等、様々な物や状態を加減乗除で表現するコーナー。
ウルトラおもちゃ塾
テーマに沿って新しいキャラクターを考案するイラストコーナー。『ミスJBSコンテスト』のヒーロー版として登場し、最初は本格的なロボットやヒーローのイラストが掲載されたが、後に「台所用品ロボット」などのギャグキャライラストが掲載されるようになり、終了した。
ホビーにくびったけ!・ゲームにくびったけ!
中期 - 後期の主力番組(「ゲームに〜」は「ホビーに〜」からの分立)。オセロで一面真っ黒で負けたなど色々な種類のおもちゃやゲームに関する出来事を取り上げた。ここに掲載されたネタから『桃太郎電劇2』で操作キャラに夜叉姫が追加されるなどいくつか桃太郎シリーズに反映された。
これだけは嫌だ!
III4代目からスタートし、JBS末期の人気コーナーとなる。その名の通り、毎回決められたテーマに沿って「こんな○○は嫌だ」と思えるネタを投稿する。しかしコミックスではテーマ「こんな刑務所は嫌だ」は諸事情(差別用語・表現等多数)により未収録となった。
JBSクエスト
3週連続で実施されたコーナー。HP, 攻撃力、守備力、素早さの4項目に合計100ポイントとなるように数値を振り分けられた各都道府県代表のキャラクターがコンピュータによる1対1のオートバトルを行い、優勝を決める大会。2回実施され、2回目のキャラクターは各都道府県の名物をキャラクタ化したものという指定がついていた。
また、新桃太郎伝説のほほえみの村でのだじゃれ大会はこれが元となったと考えられる。
一番素晴らしい人生
投稿ネタをつなぎ合わせて、一人の人間(クリストファー藤堂Jr)の「誰よりも恵まれた」生涯の物語を作る。さくま曰く「開局当時からやりたかった」との事。
言い訳番長
不良とメガネの優等生の会話コント。不良にありがちな言葉(「ぶっとばしてやる!」等)に対して、優等生が面白い答え(「安全運転でお願いします」等)を返す。タイトルの元ネタは『夕やけ番長』。

他多数。

[編集] コミックス掲載について

  • コミックス1巻は1984年に初版発行されたが、当時は2レースを1冊に纏めて出していた。しかし、年々投稿数が増大したため、4巻の7代目レースからは1レース1巻のペースで出されていった。
  • コミックスの巻末には「これがジャンプ放送局だ!」という短編マンガが描かれていて、その中には各局員の悪戯書きや突っ込み等も記載されている。この「悪戯書きつきの巻末マンガ」は、さくま・土居の手になる「新桃太郎伝説速攻本」にも収録されている。
  • なお、コミックス1冊は約190ページであるため(そのうち、トップ10紹介、前述の短編のページを除くと約170ページ)、本誌で掲載された作品が、コミックス未収録となった作品も少なくない。そのうち、「テレビ五七五」(JBSIII6代目まで続いた)は21巻(JBSIII4代目)しか収録されず、「1918年 米騒動」(五七五と同じ時期まで続いた)は19巻(JBSIII2代目)、21巻(JBSIII4代目)しか収録されていない。
    • 「ホビーにくびったけ」は最終レースまで続いていたが、兄弟番組「ゲームにくびったけ」が開始されてからは後述のほうが収録され、「ホビー」のほうは未収録となった。他にも、「いちゃもんテレビ」も1クール終了の連続ドラマや、期間限定番組などのネタが本誌で掲載されても、コミックス収録時には最終回を迎えてしまい、コミックス未収録となったネタも多数ある。

[編集] JBSの呼称について

ジャンプ放送局の通称JBSは前述の通りJUMP Brordcasting Stationの略であるが、実在する放送局(放送事業者)に社会福祉法人視覚障害者文化振興協会の運営する視覚障害者向けラジオ放送であるJBS日本福祉放送がある。日本福祉放送のJBSとはJAPAN BROADCASTING SERVICE FOR THE DISABRED PERSONSの略称である。JBS日本福祉放送の開局は1988年(JBSへの呼称変更は1992年から)であるため、ジャンプ放送局が現存する放送事業者よりも先にJBSの呼称を使用していたことになる。放送局以外では、新日鉱ホールディングスの総合人材サービス会社である株式会社JBSという企業が存在する。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

週刊少年ジャンプ巻末読者コーナー
前コーナー
ジャンプ海賊ワールド
ジャンプ放送局
後コーナー
ジャンポスト