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『'''探偵はBARにいる'''』(たんていはバーにいる)は、[[日本]]の[[探偵映画]]のシリーズ。[[橋本一]]監督、[[大泉洋]]・[[松田龍平]]主演。[[東直己]]の[[推理小説]]シリーズ『ススキノ探偵シリーズ』を原作とする。 |
『'''探偵はBARにいる'''』(たんていはバーにいる)は、[[日本]]の[[探偵映画]]のシリーズ。[[橋本一]]監督、[[大泉洋]]・[[松田龍平]]主演。[[東直己]]の[[推理小説]]シリーズ『ススキノ探偵シリーズ』を原作とする。 |
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第1作『'''[[#探偵はBARにいる(第1作)|探偵はBARにいる]]'''』は[[2011年]][[9月10日]]に、第2作の『'''[[#探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点|探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点]]'''』(たんていはバーにいるツー ススキノだいこうさてん)は[[2013年]][[5月11日]]に公開された。いずれも[[映画のレイティングシステム|PG12]]作品。第3作『[[#探偵はBARにいる3|探偵はBARにいる3]]』が2017年12月に公開予定である。 |
第1作『'''[[#探偵はBARにいる(第1作)|探偵はBARにいる]]'''』は[[2011年]][[9月10日]]に、第2作の『'''[[#探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点|探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点]]'''』(たんていはバーにいるツー ススキノだいこうさてん)は[[2013年]][[5月11日]]に公開された。いずれも[[映画のレイティングシステム|PG12]]作品。第3作『'''[[#探偵はBARにいる3|探偵はBARにいる3]]'''』が[[2017年]][[12月1日]]に公開予定である。 |
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[[北海道]][[札幌市]]の繁華街「[[すすきの]]」の[[バー (酒場)|バー]]「ケラーオオハタ」に入り浸る[[私立探偵]]とその助手・高田が、ある事件に巻き込まれながらもその真相を追っていく、[[ハードボイルド]]もの。シリーズタイトルにもなった第1作タイトルは、『ススキノ探偵シリーズ』の第1作『[[探偵はバーにいる]]』からとられているが、この小説第1作自体は映画化されていない。監督の橋本一を始めとして、脚本の[[古沢良太]]、脚本・プロデューサーの[[須藤泰司]]、音楽の[[池頼広]]と、[[東映]]・[[テレビ朝日]]製作のテレビドラマシリーズ『[[相棒]]』の主要なスタッフが参加している。 |
[[北海道]][[札幌市]]の繁華街「[[すすきの]]」の[[バー (酒場)|バー]]「ケラーオオハタ」に入り浸る[[私立探偵]]とその助手・高田が、ある事件に巻き込まれながらもその真相を追っていく、[[ハードボイルド]]もの。シリーズタイトルにもなった第1作タイトルは、『ススキノ探偵シリーズ』の第1作『[[探偵はバーにいる]]』からとられているが、この小説第1作自体は映画化されていない。監督の橋本一を始めとして、脚本の[[古沢良太]]、脚本・プロデューサーの[[須藤泰司]]、音楽の[[池頼広]]と、[[東映]]・[[テレビ朝日]]製作のテレビドラマシリーズ『[[相棒]]』の主要なスタッフが参加している。 |
2017年11月6日 (月) 13:39時点における版
『探偵はBARにいる』(たんていはバーにいる)は、日本の探偵映画のシリーズ。橋本一監督、大泉洋・松田龍平主演。東直己の推理小説シリーズ『ススキノ探偵シリーズ』を原作とする。
第1作『探偵はBARにいる』は2011年9月10日に、第2作の『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』(たんていはバーにいるツー ススキノだいこうさてん)は2013年5月11日に公開された。いずれもPG12作品。第3作『探偵はBARにいる3』が2017年12月1日に公開予定である。
北海道札幌市の繁華街「すすきの」のバー「ケラーオオハタ」に入り浸る私立探偵とその助手・高田が、ある事件に巻き込まれながらもその真相を追っていく、ハードボイルドもの。シリーズタイトルにもなった第1作タイトルは、『ススキノ探偵シリーズ』の第1作『探偵はバーにいる』からとられているが、この小説第1作自体は映画化されていない。監督の橋本一を始めとして、脚本の古沢良太、脚本・プロデューサーの須藤泰司、音楽の池頼広と、東映・テレビ朝日製作のテレビドラマシリーズ『相棒』の主要なスタッフが参加している。
探偵はBARにいる(第1作)
探偵はBARにいる | |
---|---|
監督 | 橋本一 |
脚本 |
古沢良太 須藤泰司 |
原作 |
東直己 『バーにかかってきた電話』 |
製作 |
鈴木武幸 神山郁雄 木下直哉 日達長夫 畑中達郎 鈴井亜由美 古玉國彦 村田正敏 萩谷忠男 岩本孝一 山本晋也 大辻茂 古賀太 |
製作総指揮 | 平城隆司 |
出演者 |
大泉洋 松田龍平 小雪 西田敏行 高嶋政伸 |
音楽 | 池頼広 |
主題歌 | カルメン・マキ「時計をとめて」 |
撮影 | 田中一成 |
編集 | 只野信也 |
製作会社 | 「探偵はBARにいる」製作委員会 |
配給 | 東映 |
公開 | 2011年9月10日 |
上映時間 | 125分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 12.2億円[1] |
次作 | 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 |
第1作は丸の内TOEI1他全国251スクリーンで公開され、2011年9月10、11日の初日2日間で興収1億7,021万6,900円、動員12万8,800人を記録し、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場1位となった。特に北海道エリアの盛り上がりが大きく、道内の一部劇場では首都圏主要劇場を上回る集客数となった[2]。このヒットを受け、続編の製作がただちに決定している[3]。
第24回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞を受賞し[4]、第35回日本アカデミー賞では7部門にノミネートされた[5]。
2013年5月12日には、第2作の公開に合わせてテレビ放送されている[6]。
第1作ストーリー
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
根城とするススキノのバー「ケラーオオハタ」に電話してきた「コンドウキョウコ」を名乗る女性の依頼で、とある弁護士を揺さぶった「探偵」は、帰り道「どう見てもその筋の方々」に拉致され、雪原に生き埋めにされる。辛くも脱出した「探偵」は、このままでは済まさないと、調査を開始する。依頼は、2年前の札幌の再開発計画絡みの放火殺人事件とその実行犯の変死、1年前の実業家暴行殺人事件に関連すると思われたが、放火されたビルから遺体で発見されたのが「コンドウキョウコ」であったと知り、困惑する。後日探偵は、かつて放火ビル地である会館を訪れ、弁護士である南を尋ねるが彼は放火事件とは全く関係ないと否定する。捜査が難航する中、探偵はクラブオーナーの沙織と出会う。彼女は殺された霧島の元妻であり、彼女自身も犯人を恨んでおり、彼女も探偵に犯人の捜査を依頼してしまう。
その後の捜査で放火ビルは札幌の振興暴力団「花岡組」が地上げを掛けていたことが判明し、その新聞の記事には事件から約4日後に死体で発見された田口晃が主犯だというも判明した。翌日、探偵は死んだ田口晃の両親の元を訪ねた。田口の家庭は既に崩壊しており父親は鉱山事業が閉鎖して以来ろくに働きもせず、母親の僅かな収入源のみで家計はいつも火の車であり、息子の晃はそんな父を見かねて不良の道でもある花岡組へ進んで行ったのだ。
そして探偵は花岡組のファーム「則天道場」へと足を踏み入れる。だが早々に花岡組と乱闘になり、拷問を受けていた道場の塾生を救出し難を逃れる。その後、探偵は罪を認めるよう塾生を警察に引き渡した。だが探偵はなぜ花岡組は放火ビルに地上げをかけたのか。そして霧島は誰に殺されたのか。その二つの疑問だけが残った。後日、再びコンドウキョウコから連絡が入り今度はカトウと名乗る男を探して欲しいと依頼される。コンドウキョウコ曰くカトウという男が事件の鍵を握る人物であり、探偵はカトウの関連人物と連絡をとりカトウに会いに来るよう頼む。翌日、探偵は待ち合わせ場所に向かうとそこに現れたのは探偵を生き埋めにした奴らであり同時に花岡組の連中が向かって来た。コンドウキョウコが言っていたカトウという男は花岡組の若頭だったのだ。もちろん探偵を生き埋めにしたのもその男だった。危機を感じた探偵はすぐにその場を後にし、これまでの状況を整理し始める。
登場人物
- メインキャラクター
- 「会社社長撲殺事件」関係者
-
- 沙織
- 高級クラブ「コンチェルト」のオーナーで霧島の元妻。美人でやり手。
- 霧島敏夫
- 札幌の経済界を牽引する「霧島グループ」社長。沙織の前夫。ススキノで勢力を拡大していた矢先、帰路で遭遇した女性の拉致未遂事件に巻き込まれ暴行により死亡する。
- マキ
- 霧島の友人。
- 「皆楽会館放火事件」関係者
-
- 近藤京子
- 一昨年前のススキノ飲食店ビル「皆楽会館」の放火事件の被害者。依頼人の名乗る「コンドウキョウコ」と同姓同名。
- 近藤百合子
- 近藤京子の母親。
- 近藤恵
- 近藤京子の妹。
- スナック元従業員
- 近藤京子のスナックの元従業員。現在は外国人用の観光ガイド。
- 田口晃
- 「則天道場」の元塾生。放火事件の容疑者として疑われていたが、そのさなかに変死体で発見される。死因はシンナー中毒。
- 田口幸平
- 田口晃の父。定職についている様子がない割に豪勢な暮らしをしている。
- 田口康子
- 田口晃の母。
- 〈俺〉を拉致した男 (カトウ)
- 札幌で一番下品なヤクザ「花岡組」の関係者らしい。南に接触した直後に〈俺〉を拉致したグループの主犯格の男。舌や耳にピアスをつけている。また、よくげっぷをする。地下駐車場で沙織が銃に撃たれ死亡した。
- 佐山
- ニセ右翼団体「則天道場」副長。同団体は暴力団「花岡組」のファーム(養成所)。
- 則天道場の塾生
- 取材を装って「則天道場」を訪れた〈俺〉と高田が起こした騒動に紛れて脱走。警察に保護される。
- 銀漢興産の関係者
-
- 岩淵恭輔
- 関西裏社会の黒幕である「銀漢興産」会長。
- 岩淵貢
- 岩淵恭輔の息子。「銀漢興産」社長。沙織と結婚予定。
- 南
- 弁護士。
- ススキノの住人たち
-
- 松尾
- 探偵の飲み友達で、「北海道日報」の新聞記者。妻子持ちだが両刀使い。原作では第1作で〈俺〉と知り合っているが、映画においては本作で初めて知り合う。
- 源ちゃん
- ソープランド「英雄好色」の客引き。
- 峰子
- 〈俺〉が通う喫茶「モンデ」の看板娘。妙に露出が激しい。
- スポーツバーのマスター
- スポーツバーの店員
- 沙織に頼まれ、〈俺〉に事件から手を引かせようとする。
- 桐原組組長
- 札幌の老舗のヤクザ「桐原組」組長。昔は活発だったようだが、現在では毒の抜けた好々爺になっているという。
- 相田
- 「桐原組」の若頭。〈俺〉とは腐れ縁。よく白目をむいて首を鳴らす癖があるほか、長時間サウナに入浴する癖がある。
- 大畑
- 〈俺〉の行きつけのバー「ケラーオオハタ」のマスター。〈俺〉が席に着くと、何も言わなくとも愛用の胃薬と煙草を出してくれる。
- 依頼人
-
- コンドウキョウコ
- 「弁護士の南に、去年の2月5日、カトウはどこにいたかを聞いて欲しい」と〈俺〉に依頼する女。
キャスト
- 〈俺〉 - 大泉洋
- 高田 - 松田龍平
- 沙織 - 小雪
- 霧島敏夫 - 西田敏行
- 松尾 - 田口トモロヲ
- 佐山 - 波岡一喜
- 田口幸平 - 有薗芳記
- 峰子 - 安藤玉恵
- スナック元従業員 - 新谷真弓
- 近藤京子 - 街田しおん
- 則天道場の塾生 - 野村周平
- 札幌市長 - 上田文雄
- 大畑 - 桝田徳寿
- スポーツバーの店員 - 諏訪魔
- 港の女-片山瞳
- 小橋亜樹
- 近藤百合子 - 竹下景子
- 田口晃 - 武井椋
- 源ちゃん - マギー
- スポーツバーのマスター - 榊英雄
- 岩淵貢 - 本宮泰風
- 近藤恵 - 吉高由里子
- 並木史朗
- 桐原組組長 - 片桐竜次
- マキ - カルメン・マキ
- 南 - 中村育二
- 田口康子 - 阿知波悟美
- 岩淵恭輔 - 石橋蓮司
- 相田 - 松重豊
- 〈俺〉を拉致した男(カトウ) - 高嶋政伸
なお、作者の東直己が、小説を読みかけたままバーで寝ている男として登場している(オーディオコメンタリーより)
スタッフ
- 監督 - 橋本一
- 脚本 - 古沢良太、須藤泰司
- 音楽 - 池頼広
- 原作 - 東直己『バーにかかってきた電話』(ハヤカワ文庫JA刊)
- 主題歌 - カルメン・マキ「時計をとめて」
- 製作 - 鈴木武幸、神山郁雄、木下直哉、日達長夫、畑中達郎、鈴井亜由美、古玉國彦、村田正敏、萩谷忠男、岩本孝一、山本晋也、大辻茂、古賀太
- エグゼクティブ・プロデューサー - 平城隆司
- 企画 - 香月純一、桑田潔
- プロデューサー - 須藤泰司、上田めぐみ、今川朋美
- キャスティングプロデューサー - 福岡康裕
- 音楽プロデューサー - 津島玄一
- ラインプロデューサー - 林周治
- 宣伝プロデューサー - 孤嶋健二郎
- 撮影 - 田中一成
- 照明 - 吉角荘介
- 美術 - 福澤勝広
- 装飾 - 大庭信正
- 録音 - 田村智昭
- 整音 - 室園剛
- 音響効果 - 北田雅也
- 編集 - 只野信也
- アクションコーディネーター - 諸鍛冶裕太
- アクションコーディネーター補佐 ー 村上潤
- スチール - 奈良則孝
- 助監督 - 高橋浩
- 制作担当 - 畑山佳津子
- SPECIAL THANKS - 砂本量
- 北海道ロケ協力代表 - 札幌フィルムコミッション(現 札幌映像機構)
- 制作プロダクション - 東映東京撮影所
- 製作 - 「探偵はBARにいる」製作委員会(東映、テレビ朝日、木下グループ、東映ビデオ、アミューズ、CREATIVE OFFICE CUE、東映チャンネル、北海道新聞社、北海道テレビ放送、メ〜テレ、朝日放送、広島ホームテレビ、九州朝日放送)
- 助成 - 文化芸術振興費補助金
- 配給 - 東映
作品の評価
受賞歴
- 第24回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(2011年)[4]
- 石原裕次郎賞
- 助演男優賞 - 西田敏行(『ステキな金縛り』『はやぶさ/HAYABUSA』『探偵はBARにいる』)
- 第35回日本アカデミー賞(2012年発表)[5]
- 優秀作品賞
- 優秀脚本賞 - 古沢良太/須藤泰司
- 優秀主演男優賞 - 大泉洋
- 優秀助演男優賞 - 松田龍平
- 優秀音楽賞 - 池頼広
- 優秀録音賞 - 田村智昭/室薗剛
- 優秀編集賞 - 只野信也
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 | |
---|---|
探偵はBARにいる2の大泉洋の衣装(展示品) | |
監督 | 橋本一 |
脚本 |
古沢良太 須藤泰司 |
原作 |
東直己 『探偵はひとりぼっち』 |
製作 |
白倉伸一郎 平城隆司 木下直哉 日達長夫 畠中達郎 鈴井亜由美 香月純一 村田正敏 樋泉実 岩本孝一 山本晋也 大辻茂 笹栗哲朗 早川浩 |
出演者 |
大泉洋 松田龍平 尾野真千子 ゴリ 渡部篤郎 |
音楽 | 池頼広 |
主題歌 |
鈴木慶一とムーンライダーズ 「スカンピン」 |
撮影 | 田中一成 |
編集 | 只野信也 |
製作会社 | 「探偵はBARにいる2」製作委員会 |
配給 | 東映 |
公開 | 2013年5月11日 |
上映時間 | 119分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 8.9億円[7] |
前作 | 探偵はBARにいる |
次作 | 探偵はBARにいる3 |
『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』(たんていはバーにいるツー ススキノだいこうさてん)は、2013年5月11日公開のシリーズ第2作である。原作は『ススキノ探偵シリーズ』第5作『探偵はひとりぼっち』。
日本では丸の内TOEI1他全国305スクリーンで公開され、前売り券の販売実績は前作対比170.9パーセントとなっており、公開初週の週末国内興行動員ランキング(興行通信社調べ)では初登場2位、土日2日間で動員11万7,032人、興収1億5,466万6,600円を記録した[6]。公開5週目時点のランキングでは8位で、累計動員数66万121人、累計興収8億1,757万4,900円となった[8]。最終興収は8.9億円[7]。
2014年5月11日にテレビ朝日系列の『日曜洋画劇場』で地上波初放送された(文字多重放送 / データ放送)。視聴率は10.5%(関東地区のみ)である。
第2作ストーリー
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
探偵の友達であるマサコが全国のマジック大会で優勝の翌日死体で発見される。探偵が調査をしていくうちに、マサコは野党の大物二世議員である橡脇孝一郎と会っている事が解るも、橡脇を支持する有志や橡脇に恩を売ろうとする花岡組などに探偵は命を狙われるようになる。そんな中、河島弓子もマサコの死因を探るため札幌入りしており、探偵は弓子を依頼者として契約し、追っ手を避けながら事件の真相に近づいていく。
登場人物(第2作)
- マサコちゃん
- ゲイバー「トムボーイズ パーティー」のホステス。本名は常田鉄之輔。
- 趣味で始めたマジックが高じてテレビの全国大会で優勝。ススキノで凱旋パーティーを盛大に開いたその翌日に死体で発見される。
- 河島弓子
- 気鋭の美人ヴァイオリニスト。ホストクラブで豪遊するなどの奇行がゴシップ記事の標的となっている。マサコちゃんが熱心に応援していた。
- フローラ
- 「トムボーイズ パーティー」のママ。
- ヒロミ
- 「トムボーイズ パーティー」のホステス。
- トオル
- 「トムボーイズ パーティー」の元ホステス。
- モツ、学生
- ススキノの客引き達。
- ブッチョ
- 「桐原組」構成員。相田の子分。
- 野球男
- 謎のマスク集団を率いて探偵の命を狙う。拷問でバットを振る際に外国人選手を形容するが、例えが古い。
- 橡脇孝一郎
- 北海道選出で野党の大物二世議員。反原発運動の急先鋒。両刀使いとの噂がある。
- 新堂艶子
- 橡脇の後援会長。亡き先代(橡脇の父)の元愛人。橡脇のためならどんなダーティな手段も厭わない。
キャスト(第2作)
- 〈俺〉 - 大泉洋
- 高田 - 松田龍平
- 河島弓子 - 尾野真千子
- 松尾 - 田口トモロヲ
- 佐山 - 波岡一喜
- 泥酔男 - 池内万作
- 峰子 - 安藤玉恵
- トオル - 冨田佳輔
- ブッチョ - 土平ドンペイ
- ヒロミ - 佐藤かよ
- 札幌市長 - 上田文雄
- 大畑 - 桝田徳寿
- 看護師 - 吉本菜穂子
- 戸井田稔
- 阿部光子
- 青山勝
- 大下宗吾
- フローラ - 篠井英介
- マサコちゃん(常田鉄之輔) - ゴリ(ガレッジセール)
- 野球男 - 矢島健一
- バーのイベント司会者 - 今村一誌洋
- 笠兼三
- 北島美香
- 中山峻
- 児玉頼信
- 中島凱斗
- 新堂結菜
- 源ちゃん - マギー
- 橡脇の秘書 - 永倉大輔
- 極上女 - 麻美ゆま
- モツ - 徳井優
- 学生 - 近藤公園
- 新堂艶子 - 筒井真理子
- 桐原 - 片桐竜次
- 相田 - 松重豊
- 橡脇孝一郎 - 渡部篤郎[9]
- ベッドで酒を飲む入院患者 - 東直己[10]
スタッフ(第2作)
- 監督 - 橋本一
- 原作 - 東直己『探偵はひとりぼっち』(ハヤカワ文庫)
- 脚本 - 古沢良太、須藤泰司
- 音楽 - 池頼広
- 主題歌 - 鈴木慶一とムーンライダーズ「スカンピン」
- 製作 - 白倉伸一郎、平城隆司、木下直哉、日達長夫、畠中達郎、鈴井亜由美、香月純一、村田正敏、樋泉実、岩本孝一、山本晋也、大辻茂、笹栗哲朗、早川浩
- 企画 - 有川俊、桑田潔
- プロデューサー - 須藤泰司、栗生一馬、大川武宏、八木征志
- キャスティングプロデューサー - 福岡康裕
- 音楽プロデューサー - 津島玄一
- ラインプロデューサー - 林周治
- 宣伝プロデューサー - 孤嶋健二郎
- 撮影 - 田中一成
- 照明 - 吉角荘介
- 美術 - 福澤勝広
- 装飾 - 大庭信正
- 録音 - 田村智昭
- 整音 - 室薗剛
- 音響効果 - 柴崎憲治
- 編集 - 只野信也
- アクションコーディネーター - 諸鍛冶裕太
- スチール - 奈良則孝
- 助監督 - 倉橋龍介
- 製作担当 - 曽根晋
- 北海道ロケ協力代表 - 札幌映像機構
- 制作プロダクション - 東映東京撮影所
- 配給 - 東映
- 製作 - 「探偵はBARにいる2」製作委員会(東映、テレビ朝日、木下工務店、東映ビデオ、アミューズ、CREATIVE OFFICE CUE、東映チャンネル、北海道新聞社、北海道テレビ放送、メ〜テレ、朝日放送、広島ホームテレビ、九州朝日放送、早川書房)
作品の評価(第2作)
受賞歴(第2作)
- 第37回日本アカデミー賞[11]
- 優秀助演男優賞 - 松田龍平
- 優秀助演女優賞 - 尾野真千子
探偵はBARにいる3
この節には公開前の映画に関する記述があります。 |
探偵はBARにいる3 | |
---|---|
監督 | 吉田照幸 |
脚本 | 古沢良太 |
原作 |
東直己 『ススキノ探偵シリーズ』 |
製作 |
多田憲之 亀山慶二 木下直哉 間宮登良松 畠中達郎 伊藤亜由美 香月純一 樋泉実 狩野隆也 山田裕之 広瀬兼三 吉村和文 伊藤裕章 森君夫 早川浩 |
製作総指揮 | 佐々木基 |
出演者 |
大泉洋 松田龍平 北川景子 |
音楽 | 池頼広 |
撮影 | 田中一成 |
編集 | 只野信也 |
製作会社 | 「探偵はBARにいる3」製作委員会 |
配給 | 東映 |
公開 | 2017年12月1日(予定) |
上映時間 | 122分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 |
『探偵はBARにいる3』(たんていはバーにいるスリー)は、2017年12月1日公開予定のシリーズ第3作である。『ススキノ探偵シリーズ』を基にした映画オリジナルストーリーとなる。
第2作の公開中に第3作制作が決定していたが、4年後の2017年に撮影に向け本格始動し、2月1日に製作会見が行われ、2月12日にクランクインとなった。
キャッチコピーは「命を燃やすものは、あるか?」。
キャスト(第3作)
- 〈俺〉 - 大泉洋
- 高田 - 松田龍平
- 岬マリ - 北川景子
- 諏訪麗子 - 前田敦子[12]
- 北城仁也 - リリー・フランキー[12]
- モンロー - 鈴木砂羽
- 松尾 - 田口トモロヲ
- 波留 - 志尊淳
- 源ちゃん - マギー
- 峰子 - 安藤玉恵
- 教頭先生 - 正名僕蔵
- フローラ - 篠井英介
- 相田 - 松重豊
- マネージャー - 野間口徹
- 椿秀雄 - 坂田聡
- ブッチョ - 土平ドンペイ
- 工藤啓吉 - 斎藤歩
- 原田誠 - 前原滉
- 北城の手下 - 天山広吉
- 桐原 - 片桐竜次
- ヤンヤン - 今村美乃
スタッフ(第3作)
- 監督 - 吉田照幸
- 原作 - 東直己「ススキノ探偵」シリーズ(ハヤカワ文庫)
- 脚本 - 古沢良太
- 製作 - 多田憲之、亀山慶二、木下直哉、間宮登良松、畠中達郎、伊藤亜由美、香月純一、樋泉実、狩野隆也、山田裕之、広瀬兼三、吉村和文、伊藤裕章、森君夫、早川浩
- 企画プロデュース - 須藤泰司
- Co.エグゼクティブプロデューサー - 佐々木基
- プロデューサー - 栗生一馬、川田亮、八木征志
- キャスティングプロデューサー - 福岡康裕
- 音楽プロデューサー - 津島玄一
- ラインプロデューサー - 林周治
- 撮影 - 田中一成
- Bカメラ - 古長真也
- 照明 - 吉角荘介
- 美術 - 福澤勝広
- 装飾 - 大庭信正
- 録音 - 田村智昭
- 整音 - 小林喬
- 編集 - 只野信也
- 音楽 - 池頼広
- スタントコーディネーター - 辻井啓伺、出口正義
- 視覚効果 - 豊直康
- スクリプター - 北濱優佳
- スチール - 奈良則孝
- 助監督 - 増田伸弥
- 製作担当 - 曽根晋、片平大輔
- 配給 - 東映
- 製作 - 「探偵はBARにいる3」製作委員会(東映、テレビ朝日、木下グループ、東映ビデオ、アミューズ、CREATIVE OFFICE CUE、東映チャンネル、北海道テレビ放送、メ~テレ、朝日放送、北海道新聞社、ダイバーシティメディア、広島ホームテレビ、九州朝日放送、早川書房)
関連商品
Blu-ray / DVD
発売元は東映 / 東映ビデオ、販売元はアミューズソフトエンタテインメント。
第1作
2012年2月10日発売。
- 探偵はBARにいる 通常版(1枚組)
- 映像特典
- 特報・劇場予告編
- 音声特典
- オーディオコメンタリー「スタッフもBARにいる」(監督:橋本一×脚本・プロデューサー:須藤泰司×編集:只野信也)
- 映像特典
- 探偵はBARにいる 探偵はここにいる! ボーナスパック(3枚組)
- ディスク1:本編ディスク(通常版と同様)
- ディスク2:特典DVD1
- 「『探偵は現場にいる』大泉洋in『探偵はBARにいる』」抱腹絶倒! 撮影現場に完全密着ドキュメント
- ディスク3:特典DVD2
- キャスト&スタッフインタビュー
- 完成披露舞台挨拶
- 初日舞台挨拶
- 大ヒット御礼舞台挨拶
- TVスポット集・プロモーション映像集
- ポスターギャラリー
- 初回限定特典
- 紙マッチ型ポストイット
- 特製スリーブケース
第2作
2013年11月1日発売。
- 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 通常版(1枚組)
- 映像特典
- 特報・劇場予告編集
- 映像特典
- 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 ボーナスパック(3枚組)
- ディスク1:本編ディスク(通常版と同様)
- ディスク2:特典DVD1
- 『あなたも探偵2(つう)になれるメイキング!』『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』撮影現場に完全密着!
- ディスク3:特典DVD2
- キャスト&スタッフインタビュー
- イベント映像集
- 完成披露記者会見
- 完成披露舞台挨拶
- 初日舞台挨拶
- 大ヒット御礼舞台挨拶
- TVスポット集
- プロモーション映像集
- 公開記念スペシャル「探偵はBARにいる2」『探偵2』を探偵する
- 2分 アクション編 公開前
- 5秒 キャッチ集
- 3秒 キャッチ集
- ポスターギャラリー
- 初回限定特典
- 解説書(16P)
- 特製スリーブケース
書籍
- 公式解説本
- 『「探偵はBARにいる」公式調査報告書 探偵はYOUである』(エンターブレインムック)ISBN 978-4047275669
- 『「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」 公式調査報告書 探偵はYOUである2 』(エンターブレインムック)ISBN 978-4047289581
- 写真集
- 「探偵はBARにいる」VISUAL BOOK 製作委員会『「探偵はBARにいる」VISUAL BOOK』 (メディアファクトリー〈ダ・ヴィンチブックス〉ISBN 978-4840142151
- 箭内道彦(写真)『探偵 大泉洋 写真集 探偵は写真の中にいる。』(ワニブックス)ISBN 978-4847045424
漫画
藤井明美により漫画化され、第1作が集英社『YOU』2011年18号および19号[13]、第2作が『YOU』2013年5月号および6月号に掲載された[14]。2013年5月15日に単行本化された。
- 藤井明美(作画)・東直己(原作)・古沢良太、須藤泰司(脚本) 『探偵はBARにいる』 集英社〈マーガレットコミックス〉、全1巻
- (2013年5月15日発売[15])、ISBN 978-4-08-845037-7
脚注
- ^ “2011年(平成23年)興行収入10億円以上番組” (PDF). 一般社団法人 日本映画製作者連盟 (2012年1月). 2013年5月15日閲覧。
- ^ 北海道の大スターは伊達じゃない! 北海道で圧倒的な観客を動員し大泉洋主演『探偵はBARにいる』が初登場首位!シネマトゥデイ 2011年9月14日
- ^ “『探偵はBARにいる』シリーズ第2作の制作決定! 公開から1週間でのスピード決定に大泉洋も驚き!”. シネマトゥデイ (2011年9月17日). 2011年9月19日閲覧。
- ^ a b “松ケンが主演男優賞/映画賞”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社 (2011年12月6日). 2011年12月6日閲覧。
- ^ a b 日本アカデミー賞公式サイト第35回日本アカデミー賞優秀賞発表! 2012年3月3日参照。
- ^ a b 壬生智裕 (2013年5月14日). “『名探偵コナン』V4!有川浩原作が2作品ベスト5入りの大人気!【映画週末興行成績】”. シネマトゥデイ. 2013年5月15日閲覧。
- ^ a b 「2013年 日本映画・外国映画業界総決算」『キネマ旬報(2月下旬決算特別号)』第1656号、キネマ旬報社、2014年、201頁。
- ^ 壬生智裕 (2013年6月11日). “ブルース×ビョンホンがトム・クルーズ抜き去る!『G.I.ジョー』続編が初登場トップ!”. シネマトゥデイ. 2013年11月4日閲覧。
- ^ 渡部篤郎「探偵はBARにいる2」に大物政治家役で“出馬” 映画.com 2012年12月13日
- ^ 作家 東直己さん 若いころ通い詰めたバーは、学校や道場みたいな場所でした PRESIDENT Online 2013年7月26日
- ^ “第37回日本アカデミー賞優秀作品発表!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2014年3月7日閲覧。
- ^ a b “『探偵はBARにいる3』リリー・フランキー&前田敦子出演!12・1に公開決定”. シネマトゥデイ (株式会社シネマトゥデイ). (2017年6月23日) 2017年6月23日閲覧。
- ^ 映画「探偵はBARにいる」を藤井明美がコミカライズマイコミジャーナル 2011年9月1日
- ^ “中原アヤ、YOUに初登場!ダメなアラサー女子描くラブコメ”. コミックナタリー (2013年4月15日). 2013年5月3日閲覧。
- ^ 探偵はBARにいる||マーガレットコミックス|BOOKNAVI|集英社、2013年5月15日閲覧。
関連項目
- 探偵!ナイトスクープ - コラボCMを放送。
外部リンク
- 第1作
- 第2作
- 第3作
- 『探偵はBARにいる3』公式サイト
- 映画「探偵はBARにいる3」 (@tantei_bar) - X(旧Twitter)