岩槻区
いわつきく 岩槻区 | |
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岩槻城址公園 | |
国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
都道府県 | 埼玉県 |
市 | さいたま市 |
市町村コード | 11110-4 |
面積 |
49.17km2 |
総人口 |
111,308人 [編集] (推計人口、2024年4月1日) |
人口密度 | 2,264人/km2 |
隣接自治体 隣接行政区 |
さいたま市(見沼区、緑区) 川口市、春日部市、越谷市、 蓮田市、白岡市 |
区の花 | やまぶき |
区の色 | ■やまぶき色 |
岩槻区役所 | |
所在地 |
〒339-8585 埼玉県さいたま市岩槻区本町3丁目2番5号 北緯35度56分59.9秒 東経139度41分39.5秒 / 北緯35.949972度 東経139.694306度 |
外部リンク | さいたま市岩槻区役所HP |
特記事項 |
世帯数:42,468世帯(2006年1月1日) NTT市外局番:048(区内全域) 番号区画コード:254 経度・緯度は世界測地系 |
ウィキプロジェクト |
岩槻区(いわつきく)は、埼玉県さいたま市を構成する10区のうちの一つであり、10区のうちで最も新しい区である。2005年4月1日、岩槻市がさいたま市に編入された際に、旧市域をもって岩槻区が設置された。
参考:岩槻区についてのお探しの情報のうち、旧岩槻市に直接関係あるものについては岩槻市に記載されている場合もあります。
地理
さいたま市の東部に位置する。市街地は区の北寄りにある岩槻駅周辺となっている。区南部では浦和美園駅周辺の大規模区画整理事業であるみそのウイングシティの区域内となっており、宅地や商業施設の造成が進んでいる。
旧町名
岩槻は城下町であったこともあり、多くの町名が存在した。これら町名は1965年頃までは受け継がれていたようだが、土地区画整理事業の進展によって全て消滅し、現在では本町・東町・西町・仲町・府内などの町名となっている。渋江は交差点名、バス停名、市宿は商店街名、大工町は町内会名といったように一部名を留めているものもある。他に、城下町時代からの町名ではないが、通称名として富士見町や栄町といった町名も存在した。金沢市などで旧町名の持つ文化価値が見直され、住居表示などで失われてしまった町名を復活させようとする動きがあるが、岩槻区でも旧町名や通り名を記した石碑、プレートの設置を進めている。主な町名、通り名は下記の通り。
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など
町名・大字
河川
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池沼
歴史
年表
- 1382年(永徳2年) - 岩付(岩槻)の名称が初めて資料に記される。
- 1457年(長禄元年) - 太田道灌によって岩付城(岩槻城)が築城される。戦国時代には道灌の曾孫・太田資正は名将として名を轟かせた。
- 1587年(天正15年) - 岩槻城新曲輪および大溝が整備される。
- 1590年(天正18年) - 岩槻城が落城し、後北条氏が滅亡する。岩槻城主として徳川家康の家臣、高力清長が入城する。
- 江戸時代、大岡家岩槻藩2万2千石の城下町として、また日光御成街道の宿場町として栄えた。なお、岩槻城長屋門などが遺構として移築現存している。
- 1617年(元和3年) - 江戸幕府の将軍の日光社参が始められ、岩槻城が将軍の泊城になる。
- 1629年(寛永6年) - 荒川の流路が変更され、旧流路が元荒川となる。
- 1671年(寛文11年) - 時の鐘が設けられる。
- 1720年(享保5年) - 時の鐘が改鋳される。
- 1767年(明和4年) - 明和事件が起こる。元岩槻藩士の山県大弐などが死罪になる。
- 1799年(寛政11年) - 岩槻藩士の儒学者児玉南柯が私塾として遷喬館を開く。
- 1811年(文化8年) - 郷学の戩穀堂が設けられる。同年、遷喬館が藩校となる。
- 1871年(明治4年)11月14日 (旧暦) - 浦和県・岩槻県・忍県の3県が合併して埼玉県が誕生。県庁は浦和に置かれる。
- 1873年(明治6年) - 岩槻城が廃城となる。
- 1875年(明治8年) - 現在の岩槻区域に小学校が設けられる。
- 1879年(明治12年) - 前年に成立した南埼玉郡の郡庁が岩槻町におかれる。
- 1891年(明治24年) - 岩槻・大宮間に乗合馬車が開通する。
- 1914年(大正3年) - 岩槻に電灯が灯る。
- 1921年(大正10年) - 岩槻・大宮間に乗合バスが開通する。
- 1924年(大正13年)10月19日 - 武州鉄道蓮田 - 岩槻間(6.4km)開業。なお、この岩槻駅の位置は現在の東武野田線岩槻駅とは異なる。
- 1929年(昭和4年)11月17日 - 北総鉄道(現在の北総鉄道とは無関係)がのちの東武野田線となる大宮仮停留所(大宮駅から北大宮駅方331m付近) - 東武鉄道粕壁駅(現・春日部駅)間9.5マイル(15.3km)の鉄道路線を開通した。同時に岩槻町駅(現・岩槻駅)開業。その後大宮駅構内の工事が進み、同年12月9日に省線大宮駅まで乗り入れた。
- 1938年(昭和13年)9月1日 - 武州鉄道廃止。
- 1944年(昭和19年) - 総武鉄道が東武鉄道と合併し、東武野田線となる。
- 1954年(昭和29年)5月3日 - 南埼玉郡岩槻町、新和村、和土村、川通村、柏崎村、河合村、慈恩寺村の1町6村が合併し、新たに岩槻町となる。
- 1954年(昭和29年)7月1日 - 市制施行し岩槻市となる。
- 1964年(昭和39年) - 岩槻局の電話がダイヤル式となる。
- 1966年(昭和41年) - 市営球場が完成する。
- 1969年(昭和44年) - 旧岩槻市の人口が5万人を数える。同年、東岩槻駅が開業。
- 1971年(昭和46年) - 岩槻市役所の新庁舎が竣工する。同年、中央図書館が開館。
- 1972年(昭和47年)11月13日 - 東北自動車道が部分開通(岩槻IC - 宇都宮IC)。同年、人口が7万人を数える。
- 1976年(昭和51年) - 人形の町岩槻まつりが始まる。
- 1977年(昭和52年) - 市の木「つき」・市の花「やまぶき」が市民公募により選定される。
- 1980年(昭和55年) - 東北自動車道の岩槻IC - 浦和料金所間が開通。
- 1981年(昭和56年) - 千葉県安房郡千倉町(現:南房総市)と友好都市の調印がなされる。
- 1982年(昭和57年) - 児童センターが開館。
- 1985年(昭和60年) - 旧岩槻市の人口が10万人を数える。
- 1986年(昭和61年) - コミュニティセンターいわつきが開館。
- 1987年(昭和62年) - 生涯学習センターが開所。
- 1988年(昭和63年) - 老人福祉センター「槻寿苑」が開所。
- 1990年(平成2年) - 市民温水プールが開所。
- 1991年(平成3年) - 生涯スポーツ都市宣言が行われる。
- 1994年(平成6年) - 区域に目白大学が開学。
- 1996年(平成8年) - 岩槻駅東口再開発ビル「WATSU(ワッツ)」がオープン。同年、岩槻駅東口コミュニティセンターおよび岩槻駅東口図書館が開館する。また、カナダのブリティッシュコロンビア州ナナイモ市と国際友好都市の提携がなされる。
- 1997年(平成9年) - 知的障害者更生施設「槻の木」が開所。
- 1998年(平成10年) - ふれあいプラザが開館。
- 2000年(平成12年) - リサイクルプラザが開設。
- 2002年(平成14年)7月31日 - 公職選挙法改正で、岩槻市の所属する衆議院小選挙区が埼玉13区から埼玉1区となる。後に、さいたま市へ編入合併へ至る要因の一つとなる。
- 2003年(平成15年)1月26日 - 合併に関する住民投票を実施。結果が「さいたま市との合併(23,412票/52.6%)」・「合併しない(17,280票/38.8%)」・「春日部市・南埼玉郡宮代町・北葛飾郡杉戸町・北葛飾郡庄和町との合併(3,810票/8.5%)」となり、2月5日に岩槻市はさいたま市に対し合併協議を申入れ。 [1]
- 2004年(平成16年)7月1日 - 市制施行50周年を迎える。
- 2004年(平成16年)8月24日 - さいたま市との合併協定の調印式が行われる。
- 2005年(平成17年)4月1日 - さいたま市に編入され、さいたま市岩槻区となる。
- 2006年(平成18年) - みそのウイングシティが街びらき。岩槻南部新和西特定土地区画整理事業エリアの造成が進む。
- 2012年(平成24年)1月4日 - 岩槻区役所が旧岩槻市庁舎から岩槻駅前の再開発ビル「ワッツ」に移転する。
- 2020年(平成32年) - 人形会館(仮称)が開館予定。
- 2021年(平成33年) - 岩槻南部新和西特定土地区画整理事業が完了予定。
人口
岩槻区成立後から毎年4月1日の人口。住民基本台帳人口より(台帳法改正前の2012年以前は台帳人口+外国人登録人口の数値)[2]。
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施設
- さいたま商工会議所 岩槻支所
- ワッツ東館・西館
- 伊藤製パン本社
- さいたま市立岩槻郷土資料館
- 図書館
- さいたま市立図書館
- 岩槻図書館
- 岩槻東口図書館
- 岩槻東部図書館
工業団地
- 慈上野・古ヶ場工業団地
金融機関
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行政
- 岩槻区役所
- 岩槻区 歴代区長
代 氏名 就任 退任 期・備考 菊地重明 平成21年 菊池重明 平成22年 新井久雄 平成23年 花野井均 平成24年 花野井均 平成25年 中井達雄 平成26年
警察
- 岩槻警察署 - 岩槻区と蓮田市を管轄。
- 岩槻駅前交番
- 東岩槻駅前交番
- 城南交番
- 慈恩寺駐在所
消防
地域
医療機関
- 岩槻中央病院
- 岩槻南病院
- 埼玉県立小児医療センター
- 丸山記念総合病院
住宅団地
- 岩槻愛宕住宅(愛宕町)
- 岩槻金重住宅(平林寺)
- 岩槻慈恩寺住宅(慈恩寺)
- 岩槻諏訪山下住宅(諏訪)
- 岩槻西原住宅(岩槻)
- 岩槻南平野やまぶき住宅(南平野)
- 岩槻表慈恩寺住宅(表慈恩寺)
- 岩槻府内住宅(府内)
教育
- 小学校
-
- さいたま市立岩槻小学校
- さいたま市立太田小学校
- さいたま市立柏崎小学校
- さいたま市立上里小学校
- さいたま市立河合小学校
- さいたま市立川通小学校
- さいたま市立慈恩寺小学校
- さいたま市立城北小学校
- さいたま市立城南小学校
- さいたま市立新和小学校
- さいたま市立徳力小学校
- さいたま市立西原小学校
- さいたま市立東岩槻小学校
- さいたま市立和土小学校
- 開智小学校
- 中学校
-
- さいたま市立岩槻中学校
- さいたま市立川通中学校
- さいたま市立桜山中学校
- さいたま市立慈恩寺中学校
- さいたま市立城北中学校
- さいたま市立城南中学校
- さいたま市立西原中学校
- さいたま市立柏陽中学校
- 開智中学校
- 高等学校
- 大学
- 特別支援学校
公園
- さいたま市岩槻川通公園野球場(やまぶきスタジアム)
- しらこばと水上公園
- 岩槻城址公園
- 慈恩寺親水公園
- 南平野公園
人形のまち
岩槻城下にあたる岩槻駅東口を中心として岩槻人形と呼ばれる雛人形を専門とする人形店が集積し、「人形のまち」として全国的に知られる。岩槻の名物としては特に雛人形、兜などの人形が有名である。これは日光東照宮造営に関わった職人が、名水井戸があったためその後岩槻にとどまり、江戸初期に始めたものと言われている。現在も岩槻駅周辺や人形町通り、市宿通りなどに人形店が軒を連ねる。
電話番号
市外局番は市内全域「048」。市内局番が「6XX」「7XX」「8XX」の地域との通話は市内通話料金で利用可能(浦和MA)。収容局は岩槻局、川通局、和土局、慈恩寺局。「7xx」から始まる市内局番は岩槻区と同じNTT東日本岩槻営業所(旧電報電話局)管内に属する蓮田市のほか、上尾市、桶川市、北足立郡伊奈町、春日部市で使用されている。
郵便
郵便番号は、区内全域が「339-00xx」である。
- 岩槻郵便局 - 岩槻区全域の集配を担当
- 岩槻西原郵便局
- 岩槻本町郵便局
- 東岩槻郵便局
- 岩槻本丸郵便局
- 岩槻西町郵便局
- 岩槻和土郵便局
- 岩槻上野郵便局
- 岩槻仲町郵便局
- 慈恩寺郵便局
- 新岩槻郵便局 - 2012年5月4日、千葉県野田市に所在した郵便事業埼玉ターミナル支店を移転・改称する形で設置された。現在は、地域区分局。
交通
道路
鉄道
地下鉄延伸
埼玉高速鉄道(東京7号線)が岩槻市を通って蓮田市まで延伸される計画があり、岩槻駅前や区役所には計画の早期実現を訴える垂れ幕が掲げられている。中心市街地の商業機能衰退や交通空白地帯の存在などの諸問題解決に大きな効果があるとされる[3]。岩槻-浦和美園駅間の2017年度以後の着工に向けて「さいたま市地下鉄7号線延伸事業化推進期成会」が発足している[4]。区内に中間駅の設置も予定されている。
かつて通っていた鉄道
未成線
- 岩槻電気軌道
- 東北本線が明治期に通る計画があったが、鉄道忌避運動のために実現しなかったといわれている[要出典]。その結果、東北本線は大宮駅で高崎線と分岐し、蓮田駅・久喜駅を通って栗橋駅へと向かう経路となった。
バス
観光
寺社
名所・史跡・旧跡・保存樹木
- 岩槻城 (岩槻城址公園・県指定史跡)
- 遷喬館(旧岩槻藩藩校)
- 時の鐘
- 戩穀堂
- 東玉大正館 - 旧中井銀行岩槻支店。登録有形文化財
- 末田須賀堰
- 真福寺貝塚
- 竹たば古墳
- つかのこし古墳
- 越谷陸軍飛行場(新和飛行場)
祭事・催事
ギャラリー
出身著名人
現在の岩槻区の範囲内を出身とする人物。(五十音順)
- 青沼ちあさ(グラビアアイドル、AV女優)
- 伊藤さおり (お笑い芸人、北陽)
- 遠藤憲昭 (DEVILOCKプロデューサー)
- 金丸将大(バレーボール選手、東レ・アローズ)
- 片平敦(気象予報士)
- 神田あおい(講談師)
- 北川麻美(競泳選手)
- 黒田幸弘(ゲームクリエイター)
- 斉藤誠司(プロサッカー選手、コロナ・キェルツェ)
- 佐藤健(俳優)
- SAM(ダンサー、TRF)
- 三遊亭楽生(落語家)
- 菅沼実(プロサッカー選手、サガン鳥栖)
- 田中保(洋画家)
- 辻よしなり(元テレビ朝日アナウンサー、現フリーアナウンサー)
- 土橋亭里う馬(落語家)
- 豊田順子(日本テレビアナウンサー)
- 古川俊治(医師、弁護士、政治家)
- 増岡弘 (声優、『サザエさん』フグ田マス夫役)
- 三宅邦子(女優)
- 宮下宏紀(躰道選手、湯島道場所属)
- 柳家喬の字(落語家)
- 柳家我太楼(落語家)
関連項目
- 豆腐ラーメン - ご当地ラーメン
- 岩槻ねぎの塩焼きそば - ご当地焼きそば
脚注
- ^ http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/238414/business3.plala.or.jp/sai-iwa/dayori/pdf/dayori_0403.pdf
- ^ http://www.city.saitama.jp/006/013/005/001/jikeiretsu.html さいたま市の人口・世帯(時系列結果)
- ^ (2)延伸地域全体の現状と課題 - 埼玉県庁
- ^ さいたま市地下鉄7号線延伸事業化推進期成会