東岩槻駅

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東岩槻駅
北口(2007年8月)
ひがしいわつき
Higashi-iwatsuki
TD 06 岩槻 (2.4 km)
(1.3 km) 豊春 TD 08
地図
所在地 さいたま市岩槻区東岩槻一丁目12-1
北緯35度57分48.10秒 東経139度42分44.52秒 / 北緯35.9633611度 東経139.7123667度 / 35.9633611; 139.7123667座標: 北緯35度57分48.10秒 東経139度42分44.52秒 / 北緯35.9633611度 東経139.7123667度 / 35.9633611; 139.7123667
駅番号 TD07
所属事業者 東武鉄道
所属路線 野田線(東武アーバンパークライン)
キロ程 10.9 km(大宮起点)
電報略号 ヒツキ
駅構造 地上駅橋上駅舎
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
[東武 1]18,761人/日
-2022年-
開業年月日 1969年(昭和44年)12月1日
備考 業務委託駅
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東岩槻駅
配線図

岩槻駅

1 2


STRg STRf
PSTR(L) PSTR(R)
PSTR(L) PSTR(R)
STRg STRf

豊春駅

南口(2012年8月)
ホーム(2008年11月)

東岩槻駅(ひがしいわつきえき)は、埼玉県さいたま市岩槻区東岩槻一丁目にある、東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)のである。駅番号TD 07

歴史[編集]

始発終着列車[編集]

1999年11月25日に岩槻駅 - 当駅間が複線化された際、大宮駅 - 岩槻駅間の区間列車のうち約半数を当駅まで延長した。下り方には引き上げ線を設置したが、春日部駅までの複線化により下り線の一部となった。

岩槻駅 - 春日部駅間複線化のうち、岩槻駅 - 当駅間2.4 kmは大きなネックであった。元荒川橋梁や廃線になった武州鉄道立体交差していた架道橋築堤が残り、腹付け線増では無く構造施設の大規模な付替えが必要となった。

当駅始発終着列車は、岩槻駅 - 春日部駅間複線化事業において工事進捗による暫定的なサービスであったが、春日部までの連続複線化が実現した2004年まで5年間続いた。複線化に合わせて単複境界であった両渡り線を撤去、棒線駅となり、現在は当駅折返しは出来ない配線になっている。

駅舎橋上化[編集]

かつての東岩槻駅は北口地上部に駅舎があった。周辺の状況として北口側には商店やスーパーマーケットが立ち並ぶが、南口側にも広大な住宅地と団地が広がっている。南平野土地区画整理事業の進捗により南側の人口が増加傾向であったことや、東岩槻駅を最寄りとする学校法人開智学園が高等部の他に中高一貫部・総合部を開設したために通学する生徒の利用が増加したことから、駅舎の橋上化による機能強化が図られることとなった。南口を除く部分を2006年1月20日に供用、同年11月1日には南口も供用し竣工した。2007年5月にはホームのアスファルト舗装を完了した。

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を有する地上駅である。橋上駅舎を備える。改札階と北口・南口・ホーム間をそれぞれ連絡するエレベーターエスカレーターが設置されている。駅業務は東武ステーションサービスに委託している。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先[3]
1 TD 東武アーバンパークライン 上り 大宮方面
2 下り 方面
  • 駅舎橋上化による変更
    • 地上駅舎時代は、北口側の駅本屋から近い順に、下りが1番線、上りが2番線であった。

利用状況[編集]

2022年度の一日平均乗降人員[東武 1]18,761人である[東武 1]

開業以降の一日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。

年度別1日平均乗降・乗車人員[4][5][6] [7]
年度 一日平均
乗降人員
一日平均
乗車人員
[注釈 1] 1969年(昭和44年) 507 318
1970年(昭和45年) 1,847 996
1975年(昭和50年) 7,940 4,013
1980年(昭和55年) 9,912 4,996
1985年(昭和60年) 14,767 7,388
1990年(平成02年) 18,003 9,023
1995年(平成07年) 18,595 9,247
1998年(平成10年) 17,093
1999年(平成11年) 16,863
2000年(平成12年) 17,395 8,784
2001年(平成13年) 17,304 8,601
2002年(平成14年) 17,107 8,485
2003年(平成15年) 17,155 8,526
2004年(平成16年) 18,335 9,117
2005年(平成17年) 18,599 9,246
2006年(平成18年) 19,055 9,498
2007年(平成19年) 19,161
2008年(平成20年) 19,351
2009年(平成21年) 19,136
2010年(平成22年) 19,365
2011年(平成23年) 19,406
2012年(平成24年) 20,092
2013年(平成25年) 20,474
2014年(平成26年) 20,124
2015年(平成27年) 20,547
2016年(平成28年) 20,643
2017年(平成29年) 20,796
2018年(平成30年) 20,748
2019年(令和元年) 20,454
2020年(令和02年) [東武 2]16,418
2021年(令和03年) [東武 3]17,938
2022年(令和04年) [東武 1]18,761

駅周辺[編集]

岩槻中心市街地からは元荒川を越えた北東、春日部市との市境近くにある。戦後高度経済成長期に開設されたこともあり、駅周辺は碁盤目状に区画整理され、戸建の住宅や団地が並ぶ。駅から北西2 kmの位置に工業団地が立地し、各企業の送迎バスが当駅から発着している。

隣接する豊春駅周辺と同様に、さいたま市岩槻区表慈恩寺・小溝・徳力地区と春日部市境が複雑に入り込んでいる地域が存在する。

名跡・旧跡

バス路線[編集]

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行事業者 備考
東岩槻駅北口 さいたま市岩槻区コミュニティバス 南平野団地・岩槻駅 府内一丁目 東武バスウエスト 平日運転[8]
やまぶき団地・岩槻駅
慈恩寺観音

隣の駅[編集]

東武鉄道
TD 東武アーバンパークライン
急行・区間急行
通過
普通
岩槻駅 (TD 06) - 東岩槻駅 (TD 07) - 豊春駅 (TD 08)

1931年(昭和6年)から1950年(昭和25年)まで、岩槻駅 - 豊春駅間に 渋江駅(しぶええき)があった。位置は埼玉県道65号さいたま幸手線との立体交差付近である。

「渋江」バス停は、国立東埼玉病院線の岩槻駅西口乗り入れに伴う経路変更により、2017年4月1日付で廃止された。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 12月1日開業。開業日から翌年3月31日までの121日間のデータ。

出典[編集]

  1. ^ さいたま市土地区画整理事業一覧表 - さいたま市 (PDF)
  2. ^ 東武野田線東岩槻駅の橋上化工事に着手します (PDF) (東武鉄道ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2005年時点の版)。
  3. ^ 東岩槻駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2023年10月1日閲覧。
  4. ^ 埼玉県統計年鑑
  5. ^ さいたま市/さいたま市統計書”. www.city.saitama.jp. 2020年5月25日閲覧。
  6. ^ さいたま市/旧岩槻市統計書”. www.city.saitama.jp. 2020年5月25日閲覧。
  7. ^ レポート”. 関東交通広告協議会. 2023年6月17日閲覧。
  8. ^ 運行内容変更のお知らせ”. さいたま市. 2021年3月15日閲覧。
東武鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c d 東武会社要覧2023 (PDF) (Report). 東武鉄道. p. 69. 2023年11月5日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年11月3日閲覧
  2. ^ 東武会社要覧2021 (PDF) (Report). 東武鉄道. p. 69. 2022年4月19日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年11月3日閲覧
  3. ^ 東武会社要覧2022 (PDF) (Report). 東武鉄道. p. 69. 2023年6月12日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年11月3日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]