山本百合子

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Mituko (会話 | 投稿記録) による 2020年12月4日 (金) 22:11個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎ゲーム)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

やまもと ゆりこ
山本 百合子
プロフィール
本名 山本 ユリ子
(やまもと ゆりこ)[1]
性別 女性
出生地 日本の旗 日本東京都日野市[2][3]
生年月日 (1960-02-13) 1960年2月13日(64歳)
血液型 A型[4]
身長 161 cm[4]
職業 声優女優歌手ナレーター[5]
事務所 青二プロダクション[6]
配偶者 あり
公式サイト 山本 百合子|株式会社青二プロダクション
活動
活動期間 1981年 -
デビュー作 サンディベル(ハロー!サンディベル
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

山本 百合子(やまもと ゆりこ、1960年2月13日[2][3] - )は、日本声優女優歌手ナレーター[5]青二プロダクション所属[6]。本名:山本 ユリ子(やまもと ゆりこ)[1]

人物紹介

特色

主に1980年代を中心に活躍。上品で優しげな役を基本とするが、OVA戦え!!イクサー1』(イクサー1役)、『聖闘士星矢』(イーグル魔鈴役)、『まじかる☆タルるートくん』(りあキナカーモ役)等ではクールな役柄、『超獣機神ダンクーガ』(結城沙羅役)では気の強い役柄もこなしている。

また『燃える!お兄さん』(綾小路さゆり役)、OVA『銀河お嬢様伝説ユナ』(エルナー役)等ではギャグキャラクターを担当した。

歌手からの転向という経緯もある。『北斗の拳』、『超獣機神ダンクーガ』、『魔法使いサリー』、『まじかる☆タルるートくん』などでキャラクターソング・挿入歌を歌った他、『レディジョージィ』、『魔法の少女シルキーリップ(メガCD版)』ではOP主題歌・EDも担当している。

経歴

堀越高等学校芸能コース在学[2]中、16歳で歌手デビュー。アイドル時代の同期にはピンクレディーなどがいる。1976年4月25日テイチクレコードから「いくじなし」でデビュー。これを含め、計3枚のレコードを出す。また、NHK総合テレビウルトラアイ』のアシスタント、NHKラジオ第1放送『おしゃべり歌謡曲』の出演などを務めていたこともある[2]。アイドル時代の所属事務所は六本木オフィスだった[2]

1979年10月、東京渋谷西武劇場で上演された演劇実験室天井桟敷の『魔術音楽劇 バルトーク青ひげ公の城』で主役のユディット役を演じ、天井桟敷で同期となる高橋ひとみ三上博史らと共演した。2014年9月21日にテレビ朝日で放送された『芸能人アノ同期は今』で疎遠になっていた高橋と30年振りに再会して当時の思い出話などを語っている[7]

1980年アニメ映画サイボーグ009 超銀河伝説』で挿入歌「この星の上で」・「愛はまぼろし」を歌い、初めてアニメ業界との接点を持つ。翌1981年、『ハロー!サンディベル』(サンディベル役)で声優デビューを果たした。

その後、暫くは『レディジョージィ』のジョージィなど、上品な役柄が大半だったが、1985年に『超獣機神ダンクーガ』で強気な結城沙羅を演じる等、徐々に役の幅を広げていった。

クイズ年の差なんて』のナレーションを担当している頃は、そのハイテンションな語り口から、番組に出演していたピンクの電話清水よし子と間違われることが多かった。

近年は同年代の他の女性声優同様、ナレーション業を主体としている。アニメーションの仕事は少なくなったが、家庭教師のトライのTVCM「教えて!トライさん」・アルプスの少女ハイジ編にて、引退した吉田理保子の代役としてクララ役を演じている[8]

経緯・エピソード

  • 『サイボーグ009 超銀河伝説』のイベントのため、003役の杉山佳寿子らと夜行列車で移動していた際、話の流れから皆でハイジの高声を順に出してみることになった。山本はこの際に声を杉山に褒められ、「それが後に声優の初オーディションに挑んだ際、潜在的な自信になっていた」と語っている。
  • デビュー作である『ハロー!サンディベル』では、元々主題歌担当歌手のオーディションに参加していた。結果的には落選となったが、その後主演声優のオーディションも行われていることを知ってそちらにも参加し、そのまま選ばれたというエピソードがある。
  • 鶴ひろみは「VoiceNewtype女性編」の中で、仲の良い人物として山本の名を挙げている。2017年に鶴が逝去し、後日行われたお別れ会では山本が司会を務めた。
  • 24歳の時に高校の体育教師を務める一般男性と結婚。現在は母親でもある。

出演

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1993年
1995年
2000年
2001年
2004年
2005年
  • AIR(美凪の母)
2006年
2007年
2012年
2016年
2017年
  • ONE PIECE(2017年 - 2020年、ヴィンスモーク・ソラ[18]、しのぶ)
2020年

劇場アニメ

1982年
1984年
1985年
1986年
1988年
1989年
1990年
1991年
1993年
1997年
2004年
2014年
2019年

OVA

1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1995年
1996年

ゲーム

1985年
1987年
1989年
1992年
1993年
1994年
1996年
1997年
1998年
  • スーパーロボット大戦F完結編(結城沙羅)
1999年
2000年
2001年
2002年
2004年
2005年
2006年
2011年
2012年
2013年
2014年
2018年
2019年
2020年
  • 機動戦隊アイアンサーガ(結城沙羅[22]

吹き替え

パチンコ・パチスロ

特撮

ドラマCD・カセット

テレビドラマ

舞台

報道・バラエティ

ナレーション

その他コンテンツ

ディスコグラフィ

シングル
発売年月日 A面
B面
タイトル 作詞 作曲 編曲 レコード品番 レーベル 備考
1976年 A
いくじなし 有馬三恵子 中島安敏 RS-4 テイチクレコード
B
愛のつばさ
A
ガラスの青春 RS-15
B
涙のとなりに微笑が ゆうき詩子
A
微笑 松山善三 中村泰士 戸塚修 AK-676 コロムビアレコード ドラマ『名もなく貧しく美しく』主題歌
B
セピア色の街 中村泰士
1980年
12月
A
愛はまぼろし 山上路夫 森田公一 あかのたちお CK-579 劇場版アニメ『サイボーグ009 超銀河伝説』挿入歌
B
この星の上で 浜圭介
1983年
4月
A
忘れられたメッセージ 千家和也 渡辺岳夫 青木望 KV-3036 ビクターレコード テレビアニメ「レディジョージィ」オープニング主題歌
B
やさしさをありがとう 井沢満 テレビアニメ「レディジョージィ」エンディングテーマ

脚注

出典

  1. ^ a b 『'83 芸能手帳タレント名簿録』連合通信社・音楽専科社、1983年、192頁。 
  2. ^ a b c d e f 平凡パンチ 1980年1月21日号 カラーグラフページ より。
  3. ^ a b 山本百合子(やまもとゆりこ)の解説”. goo人名事典. 2020年7月27日閲覧。
  4. ^ a b 青二プロダクション 山本 百合子(Wayback Machineによるアーカイブ)”. 2019年10月13日閲覧。
  5. ^ a b 山本 百合子”. タレントデータバンク. 2020年7月27日閲覧。
  6. ^ a b 山本 百合子|株式会社青二プロダクション”. 2020年7月27日閲覧。
  7. ^ 2014年9月21日放送 13:55 - 15:20 テレビ朝日 芸能人アノ同期は今”. TVでた蔵. ワイヤーアクション (2014年9月21日). 2019年7月23日閲覧。
  8. ^ 山本百合子|声優名鑑”. 声優グランプリweb. 2017年5月17日閲覧。
  9. ^ 北斗の拳”. 東映アニメーション. 2016年6月12日閲覧。
  10. ^ 超獣機神ダンクーガ”. 葦プロダクション. 2020年11月28日閲覧。
  11. ^ はーいステップジュン”. 東映アニメーション. 2016年8月3日閲覧。
  12. ^ 宇宙船サジタリウス”. 日本アニメーション. 2016年6月7日閲覧。
  13. ^ 聖闘士星矢”. 東映アニメーション. 2016年7月9日閲覧。
  14. ^ 新グリム名作劇場”. 日本アニメーション. 2019年4月25日閲覧。
  15. ^ 魔法使いサリー(第2期)”. 東映アニメーション. 2016年6月15日閲覧。
  16. ^ 獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ”. 葦プロダクション. 2020年11月28日閲覧。
  17. ^ 『魔法つかいプリキュア!』43話先行カット&新キャラ声優公開,アニメイトタイムズ,2016年12月3日
  18. ^ ヴィンスモーク・ソラ”. 2018年3月4日閲覧。
  19. ^ カムイの剣”. マッドハウス. 2016年6月13日閲覧。
  20. ^ “活劇少女探偵団”. トムス・エンタテイメント. http://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=281 2016年5月5日閲覧。 
  21. ^ 『NEWラブプラス』新・恋人パートとサブキャラが多数登場するモードを紹介”. 電撃オンライン. 2011年8月23日閲覧。
  22. ^ 機動戦隊アイアンサーガ公式の2020年10月10日のツイート2020年10月12日閲覧。

外部リンク