ドラゴンスレイヤー英雄伝説

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ドラゴンスレイヤー英雄伝説』(ドラゴンスレイヤーえいゆうでんせつ、Dragon Slayer The Legend of Heroes)は、日本ファルコムが制作したコンピュータRPGゲームシリーズ、及びその第1作のタイトル。1作目となる『ドラゴンスレイヤー英雄伝説 (I) 』とその続編『ドラゴンスレイヤー英雄伝説II (II) 』の2作品がある。『ドラゴンスレイヤー(ドラスレ)シリーズ』の第6作目であり、『英雄伝説(英伝)シリーズ』の第1期にあたる。

シリーズ概要[編集]

ドラゴンスレイヤーシリーズとして[編集]

木屋善夫がプロデュースした『ドラスレシリーズ』の6作目に当たるが、当初は『ドラゴンスレイヤーVI』となるところを「VI」の文字を外すというコピーで発売している。ただしMSX2版では起動時に「6」が表示されているなど、完全には統一されていない。

それまでの『ドラゴンスレイヤーシリーズ』におけるリアルタイム・アクション系のゲームスタイルから一転して、『ドラゴンクエスト』のようなストーリーを重視した展開とコマンド選択型によるゲーム進行に変更された。

木屋の退社により、『ドラスレシリーズ』が解体された後は「ドラゴンスレイヤー」を冠さずに『新 英雄伝説』・『英雄伝説I・II』の名称でリメイクや移植が行なわれている。

英雄伝説シリーズとして[編集]

英雄伝説シリーズ』の第1期に当たり、その舞台から「イセルハーサ編」と呼ばれる。ただし、『英雄伝説』が『ドラスレ』から独立したシリーズとして確立するのは『英雄伝説III 白き魔女』から始まる第2期『ガガーブトリロジー』の発売による物であり、「イセルハーサ編」と言う名称も後から使用された物である。

『英雄伝説シリーズ』の元祖としては「コマンド選択型のRPG」である事が以降の作品に引き継がれているが、前述の通り『III』以降で確立したシリーズであるため、シリーズとしての特徴も『III』以降で確立した物が多い。

ドラゴンスレイヤー英雄伝説[編集]

ドラゴンスレイヤー英雄伝説
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 PC-8800シリーズ[PC88]
PC-9800シリーズ[PC98]
FM TOWNS[FM]
MSX2[MSX]
PCエンジン[PCE]
スーパーファミコン[SFC]
X68000[X68K]
メガドライブ[MD]
Windows[Win]
プレイステーション[PS]
セガサターン[SS]
開発元 [PC88][PC98][FM][MSX][Win]日本ファルコム
[PCE]ハドソン
[SFC]エポック社
[X68K]SPS
[MD]セガ・ファルコム
[PS][SS]GMF
発売元 [PC88][PC98][FM][MSX][Win]日本ファルコム
[PCE]ハドソン
[SFC]エポック社
[MD]セガ・ファルコム
[X68K]SPS
[PS][SS]亜土電子工業
人数 1人
メディア [PC88][PC98][FM][MSX][X68K]フロッピーディスク
[PCE][PS][SS][Win]CD-ROM
[SFC][MD]ロムカセット
発売日 [PC88]1989年12月10日
[PC98]1990年
[FM]1990年
[MSX]1990年
[PCE]1991年12月25日
[SFC]1992年2月14日
[X68K]1993年
[MD]1994年9月16日
[Win]1997年4月25日
[PS]1998年6月25日
[SS]1998年9月23日
その他 データは全て初回パッケージの物となる。
PS版、SS版はIとIIがセットになっている。
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概要[編集]

『ドラスレシリーズ』の第6作『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』の第1作目であり、『英伝シリーズ』及び同シリーズ第1期「イセルハーサ編」の第1作目でもある。イセルハーサを舞台とし、ファーレーン王国の王子セリオスを主人公としている。

1989年12月10日PC-8800シリーズ向けに発売されたのを皮切りに、PC各機種及び家庭用ゲーム機にも移植されている。

物語[編集]

ある日の晩、ファーレーン王国の首都ルディアがモンスターに襲撃された。モンスターは撃退されたものの、その混乱の最中に国王アスエルが殺害されてしまう。当時6歳であった王子セリオスは、16歳になって王位を継承するまでエルアスタの町で養育される事になった。

そして10年後の王位継承日を約2ヶ月後に控えたある日の事、エルアスタの町がモンスターに襲われてしまう。何とか逃げ延びたセリオスは、モンスターを差し向けたのがファーレーンの摂政アクダムの仕業である事実を知る。セリオスは出会った仲間たちと共に、アクダムの野望を阻止するべく立ち上がる事を決意する。

登場キャラクター[編集]

セリオス
15歳。本作の主人公であり、ファーレーン王国の王子。国王アスエルの死後、16歳で王位を継承するまで、エルアスタの町で養育される。よくライアスの目を盗んでは、趣味のスライムいじめに興じていた。好物はビーフシチュー。
リュナン
32歳。ファーレーン王国でアクダムからルディア城を奪回するため、レジスタンスに参加している修道士の男。正体はラヌーラ王国の第三王子で、本名はエリオン。生真面目な性格で、特技は長い説教。好物はビーフカレー。
ロー
22歳。クルスの村でフラフラしている遊び人の男。いい加減な性格だが、魔法の腕を自慢とし、炎の呪文を得意としている。しかし、魔法以外で役立てない事に対してコンプレックスを抱いている。
ゲイル
26歳。ベルガの鉱山で働かされていた男。正体は大盗賊ゲイルの孫で、ゲイルの3代目となるゲイル3世。盗賊の跡を継ぐのを嫌い、家を飛び出した。
ソニア
20歳。アロンの孫娘で、ファーレーン王国におけるレジスタンスにも参加している。勝ち気な性格で、最初に出会った時も「気の強そうな女」として見られる。
ディーナ
15歳。ソルディス王国の王女。セリオスの許嫁。
アクダム
ファーレーン王国の摂政を勤める男。前国王アスエルを暗殺して政治の実権を握る。さらに、セリオスを手にかけてファーレーン王国の国王となる事を企てる。
フェリシア
ファーレーン王国の王妃。
ライアス
エルアスタの町でセリオスの養育係を務めた男。エルアスタの町がモンスターに襲われた際、セリオスを逃すために犠牲となった。
アロン
ライアスの兄。ファーレーン王国においてアクダムに反対するレジスタンスのリーダーを勤め、クルスの村に潜伏している。
ポム
各地を旅している冒険家の男。
ボワード
海賊の頭を務める男。ゲイルとは親友の関係。母親であるミランダに弱い。酒には目がない。
バーバラ
ラヌーラ王国において年に一度行われる「竜の祭」の司祭を勤める老婆。竜の卵に入る事ができる。
ハリー
ルドラの港に住む発明家の男。
大盗賊ゲイル
ファンガスを根城にする大盗賊で、多数の盗賊を従えている。ゲイル3世に自分の跡を継がせたがっている。
ラルフ
ファエトの村に住む考古学者の男。正体は大盗賊ゲイルの息子、ゲイル2世。
ハンス
モレストン共和国の大統領を勤める男。ゲイルとは幼馴染み。
ゴードン
ジャグリの男囚人で、ジャグリを取り仕切るボス。ギルモアの里の地下遺跡を自分の物としている。
ドルカス
ジャグリの男囚人で、ゴードンに対抗するジャグリのナンバー2。
アグニージャ
遠い昔から世界を見守ってきた存在。過去に人間の文明を滅ぼし、人類を絶滅寸前に追い込んだ。竜の姿をしており、「悪神」、「破壊神」、「赤き竜」といった異名を持つ。

機種ごとの特徴[編集]

PC-8801mkIISR以降シリーズ
解像度は640×200ピクセルのアナログ8色表示。CD-ROMドライブのある環境ではサウンドトラックのCDを用いたCD-DAによるBGM再生に対応する。FM音源を鳴らさない設定をすると経験値が多く入るようになっている。2002年4月24日より、プロジェクトEGGでオンライン販売されている。のちにIIを発売。
PC-9801VM/UV以降シリーズ
PC-8801版を解像度640×400ピクセルに描きなおし、ファルコム初の完全400ライン対応ソフト(ただし16色でなくPC88版を400ライン化したアナログ8色)となった。ファンクションキーによるコマンドショートカットは5から10に増加。ゲームデータのセーブ箇所がディスクごとに10箇所から60箇所に増加[1]PC-9801-26K対応。フロッピーディスク3枚組。のちにIIを発売。486機ではそのままではフラグが立たなくなる場所がありハマりに陥るので、CPUモードLowにしてこの不具合を解消する方法がソフトベンダーTAKERUで発売された時の広報誌に読者投稿として掲載されていた。マイコンBASICマガジンにおいて、SHIFTキーを押しながら立ち上げると詳細な各種設定が可能になる裏技が読者コーナーのハガキにて掲載されていたが、これは説明書に明確に書いてある内容であり、掲載したことは失態と言える。
MSX2
画面は256×212ピクセルアナログ512色中16色表示。解像度、発色数の違いからグラフィックを新たに描き直し、レイアウトの変更も行われている。
解像度とVRAM容量から、オープニングやゲーム中は他の機種と比較し、ディスクアクセスは少なくなっている傾向にある。但し、パナソニック製などのMSX機種向けにディスクアクセスが最適化されているためソニー製などのMSX機種ではロード時間が非常に長くかかり、データ転送量の大きなところでは顕著な違いが出る。SET ADJUSTで画面位置調整している場合、最初のタイトル名表示時点で(0,0)の標準座標に一時的に補正される。
PACFM-PACのセーブ機能ならびにFM音源出力に対応しているが、PAC/FM-PACのSRAMセーブ機能をMSX-MUSIC内蔵機種で認識しないバグがある。ファルコムのMSX用ソフトとして初めてMSX-MUSICに対応したが、同時に自社で発売した最後のMSX用ソフトとなった。MSX-MUSICの無い環境でもPSGによるBGMが再生される。最終ボス戦に専用BGMが追加された。
オープニング・エンディングを除くゲーム本編のテキストはスーパーファミコンなどと同様、ひらがな・カタカナ・英数字のみで行われる。
MSXの仕様でディスクアクセス中は割り込みをかけられないため、ユーザーディスク作成時のBGMはゲーム中には無いが、後の「ファルコムスペシャルBOX'91」のCDのDISC3に収録された。
フロッピーディスク5枚組(ユーザーディスク1枚を含む)。
スポット処理が8角形・フェードアウトが白の横ラインを並べるなど、表示処理の簡略化も見られる。
プロジェクトEGGでオンライン販売されている。
FM TOWNS
内容はPC-98版のベタ移植となっている。CD-DA対応。
X68000
内容はPC-98版のベタ移植となっている。オープニングの星の出方などが異なる。MIDI対応。
PCエンジン
SUPER CD-ROM²用ソフトの第1弾として発売された。声優による声が付き、一部の場面で主要キャラクターが喋る。ボス戦闘のBGMが追加されている。米光亮のアレンジによるCD-DA音源を用いたBGMが特徴的。2007年12月25日よりWiiバーチャルコンソールで配信されている(要800Wiiポイント)。のちにIIを発売。
スーパーファミコン
戦闘画面に背景が追加されている。バーコードバトラー対応。最終章では、バゼルの塔における隠し通路の先にある部屋において、他社ハード版ではレスの葉が入っている宝箱の中にドラゴンスレイヤーという武器が入っている。攻撃力は、ひかりのつるぎと同じだが最後のボスには効かない。のちにIIを発売。
メガドライブ
日本ファルコムとセガ・エンタープライゼス(現セガ)が共同出資で設立したゲームソフト開発会社セガ・ファルコムが移植。BGMはFM音源だが、キャラクターサイズが大きい。これはPC98版の640×400ドットのキャラクターパーツを320×200のメガドライブにそのまま持ち込んだので単純に縦横それぞれ倍の大きさで表示される為で、後に発売された英雄伝説IIも同様である。
2004年3月より、セガゲーム本舗でオンライン販売された(現在は終了)ほか、2009年2月10日よりWiiのバーチャルコンソールで配信されている(要700Wiiポイント)。
ボス戦など新曲、及び一部曲のメロディー追加がされている。スタッフロールには表示はないが、新曲はJDKが作曲[2]している。
Windows
タイトルは「新英雄伝説」となり、「ドラゴンスレイヤー」は付かない。グラフィックは256色で描き直され、章間ビジュアルが追加されている。ボス戦闘のBGM「野望のかけら」が追加(PCエンジン及びメガドライブのボス戦追加曲とは異なる)、BGMにはCD-DA(パッケージ版のみ)とMIDI (GM) が選択可能で、さらに別売の「新英雄伝説MIDIコレクション」によってGSSC-88のBGMを追加する事ができる。マウス対応。ファルコムから発売されたパッケージ以外に、廉価版として、メディアカイトソースネクストのパッケージ版、VectorInterShopBIGLOBEのダウンロード版が存在する。
X1turbo(非公認)
内容はPC88版のベタ移植だがユーザが勝手に移植したもので数は出回っていない。
プレイステーション
『II』とセットで販売された。
セガサターン
『II』とセットで販売された。
バーコードバトラーII
専用カードソフト。バーコードバトラーIIで再現バトルが出来る。

開発スタッフ(PC-88版)[編集]

キャスト(PCエンジン)[編集]


ドラゴンスレイヤー英雄伝説II[編集]

ドラゴンスレイヤー英雄伝説II
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 PC-8800シリーズ[PC88]
PC-9800シリーズ[PC98]
PCエンジン[PCE]
FM TOWNS[FM]
スーパーファミコン[SFC]
メガドライブ[MD]
プレイステーション[PS]
セガサターン[SS]
開発元 [PC88][PC98][FM]日本ファルコム
[PCE]ハドソン
[SFC]エポック社
[MD]セガ・ファルコム
[PS][SS]GMF
発売元 [PC88][PC98]日本ファルコム
[PCE]ハドソン
[FM]ブラザー工業
[SFC]エポック社
[MD]セガ・ファルコム
[PS][SS]亜土電子工業
人数 1人
メディア [PC88][PC98][FM]フロッピーディスク
[PCE][PS][SS]CD-ROM
[SFC][MD]ロムカセット
発売日 [PC88]1992年3月19日
[PC98]1992年7月24日
[PCE]1992年12月23日
[FM]1993年2月6日
[SFC]1993年6月4日
[MD]1995年1月20日
[PS]1998年6月25日
[SS]1998年9月23日
その他 データは全て初回パッケージの物となる。
PS版、SS版はIとIIがセットになっている。
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概要[編集]

『ドラスレシリーズ』の第6作『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』の第2作目であり、『英伝シリーズ』及び同シリーズ第1期「イセルハーサ編」の第2作目。前作『I』の続編に当たり、前作から20年後の世界となっている。前作の主人公であるセリオスの息子アトラスが主人公となっており、前作で登場した多くのキャラクターも登場する。地上のイセルハーサと、その地下に広がるファーゲスタを舞台としている。

1992年にPC-8800シリーズ向けに発売されたのを皮切りに、PC各機種及び家庭用ゲーム機にも移植されている。『英伝シリーズ』中で唯一、Windowsに移植されていない作品である。

物語[編集]

アグニージャを倒した後、セリオスはディーナと結婚してファーレーン王国の王となった。セリオスとディーナの間には王子が生まれ、アトラスと名付けられた。それから約16年、アグニージャが倒されてから20年の月日が流れ、アトラスは16歳の誕生日を迎えようとしていた。

そんなある日、イセルハーサ全土を大地震が襲い、各地に深刻な被害をもたらす。その復旧を終えた頃、アトラスはセリオスから各国の指導者たちに見舞いの親書を届けるという命を受け、旅立つ事になる。

アトラスが各地を巡る中、ラヌーラ王国を訪れていた際に突然世界各地の「竜の卵」からモンスターが大量発生する事件が発生する。アトラスはその原因を突き止め事件を解決するため、旅の中で出会った仲間たちと共に調査に乗り出す。その中でアトラスたちは、イセルハーサの地下にあるファーゲスタという世界の存在を知り、そこで暮らす人々に関わっていく事になる。

登場キャラクター[編集]

アトラス
15歳。ファーレーン王国の王子。国王となる教育を受けるため、エルアスタの町で暮らしている。そのためか、やや世間知らず。外見のみならず、スライムいじめの趣味、ビーフシチューが好物といった点まで、父親のセリオスによく似ている。
ランドー
32歳。シリカ出身の呪文使い。呪文使いはひ弱と言う世間一般のイメージを嫌い体力作りに励んだため、逞しい体格をしている。フラムの呪文に失敗して赤スライムを生み出す事があり、その赤スライムの大量発生がウォンリーク公国で問題となっている。辛い物が嫌い。
フローラ
14歳。ナッシュの町長ジェラルドの娘。箱入り娘として育てられたため、世間知らず。優しい性格で、世界中の苦しむ人々の役に立とうと思い、呪文を覚えた。女神フレイアが助けを求める夢を見た事が、旅に出るきっかけとなる。好物はビーフカレー。
シンディ
20歳。常に仮面を被っている大男。記憶を失っており、口数も少なく素性は不明。アトラスに出会った時、アトラスの事を知人に似ているという理由で気に入ってしまい、共に旅に出る事になる。その正体は…
チャールズ王子
7歳(推定)ラヌーラ王国を継いだリュナンことエリオン国王とソニアの間に生まれた王子。
レイシア
ファーゲスタにおいてゴドウィン2世に反対するレジスタンスのメンバーの女。アトラスたちをレジスタンスに招き入れる。変装を得意としている。
フラッド
ファーゲスタに住むフレイアのマスターの弟子。大地震後に宇宙服のような防護服を着て地上へ調査に赴いた際、ファンガスの盗賊たちにモンスターと間違われて襲撃され、以来地上の人間を恨んでいる。
ゴドウィン2世
ファーゲスタ帝国の皇帝。

機種ごとの特徴[編集]

PC-8800シリーズ
解像度は640×200ピクセルのアナログ8色表示で、CD-DA対応。フロッピーディスク9枚組。発売が未定だった頃、雑誌に「PC88ユーザーが『ぽっぷるメイル』を買えば、PC88版『英雄伝説II』の発売を約束する。」といった内容の広告が打たれ、ファルコムが発売した最後のPC88用ソフトとなった。2002年7月2日より、プロジェクトEGGでオンライン販売されている。
PC-9800シリーズ
グラフィックは解像度640x400ドットの16色表示になり、オープニング・エンディングが新たに描き直されている。PC-9801-73対応。PC-9801-86では音がおかしくなる(非公式なパッチ等で対応させることは可能)。フロッピーディスク5枚組で、HDDインストールが可能。MS-DOS6.2以後ではバージョンチェックに引っかかり起動しないので、SETVERコマンドを自力で設定する必要がある。
PCエンジン
SUPER CD-ROM²用ソフト。声優による声が付き、一部の場面で主要キャラクターが喋る。PCエンジン版の前作(英雄伝説)同様、BGMのアレンジは米光亮が担当。
FM TOWNS
スーパーファミコン
戦闘画面に背景が追加されている。バーコードバトラーII対応でバーコードによって有効なアイテムが手に入る。
メガドライブ
BGMはFM音源だが、キャラクターサイズが大きい。章間ビジュアルがカットされており、ドットキャラクターによる演出に変更されている。2004年4月より、セガゲーム本舗でオンライン販売された(現在は終了)ほか、2009年3月3日よりWiiのバーチャルコンソールで配信開始された(要700Wiiポイント)。『I』の時と同様、JDK作曲による新曲が追加されている。
プレイステーション
『I』とセットで販売された。
セガサターン
『I』とセットで販売された。

開発スタッフ(PC-88版)[編集]

キャスト(PCエンジン)[編集]


アニメ「ドラゴンスレイヤー英雄伝説 王子の旅立ち」[編集]

1992年に発売された全2話のOVA作品。VHSLDがそれぞれ全2巻(各巻1話)で発売された。また、サウンドトラックCDとして「交響詩 ドラゴンスレイヤー英雄伝説 Vol.2」が発売された。

内容は『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』における1章の内容をベースにした物であるが、キャラクターやストーリー展開などがゲームとは大きく異なっており、一部の世界背景や固有の名称以外はほぼ別の作品となっている。また、セリオスの必殺技「こっぱ微塵斬り」や、ソニアとドラゴンの融合合体など、アニメのオリジナル要素も多数存在している。

こういったアニメの独自性ともいうべき部分に大きく絡んでいるのが、キャラクターデザイン(クレジットは「オリジナル・キャラクター・デザイン」)の石川賢と、脚本の松崎健一である。石川は『ゲッターロボ』シリーズの漫画版他でバイオレンス性の強い漫画を描き続けており、その画風は原作ゲームのビジュアルとは大きくかけ離れていたもののアニメのストーリー展開との親和性は非常に高く、結果的にアニメならではのオリジナリティを体現する役割を果たしたといえる。脚本の松崎は大のゲームファンであり(その熱が高じて、後にPCエンジン用ソフト『アドヴァンスドV.G.』やアダルトPCゲームのシナリオを手がけたりもしている)、自分なりに作品世界を捉え物語やキャラクターを再構成した。その結果で非常にスピーディーで破天荒な物語となり、前述の「こっぱ微塵斬り」も生み出された。なお当時のプレスリリースによると、石川、松崎共にゲームを一通り遊んでから自分の作業に臨んだとの事である。

サブタイトル[編集]

  1. 王子の旅立ち 第1章(1992年10月21日 発売)
  2. 王子の旅立ち 第2章(1992年11月21日 発売)

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 製作:宮下昌幸
  • 原作:日本ファルコム株式会社
  • 企画協力:加藤正幸
  • プロデューサー:中澤稔、春田克典
  • オリジナル・キャラクターデザイン:石川賢
  • 特技監修:毛利和昭
  • 脚本:松崎健一
  • 監督:中村憲由
  • 絵コンテ:中村憲由、難波日登志、毛利和昭、平松禎史
  • アニメーション・キャラクター・デザイン:平井久司
  • ENEMY キャラクターデザイン:中村明
  • モンスター キャラクターデザイン:柳沢哲也
  • 作画監督:平井久司
  • 美術監督:脇威志
  • 音楽プロデューサー:境富士雄
  • 音楽ディレクター:内田拓夫、石川三恵子
  • 音楽 作曲:Falcom Sound Team J.D.K.、編曲:寺嶋民哉
  • 音響監督:早瀬博雪
  • 編集:岸眞理
  • 制作主任:皆川護
  • 制作:DoragonSlayer:PROJECT, FAI international CO:LTD.
  • 原画:清水健一
  • セルワーク:清水健一
  • 製作・発売:株式会社アミューズビデオ
  • 販売:キングレコード株式会社

音楽CD[編集]

『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』シリーズに関連した音楽CDの一覧。

ドラゴンスレイヤー英雄伝説[編集]

  • PERFECT COLLECTION ドラゴンスレイヤー英雄伝説(KICA1003-4, 1990年4月5日 発売)
  • 交響詩 ドラゴンスレイヤー英雄伝説(KICA1101, 1992年3月25日 発売)
  • 交響詩 ドラゴンスレイヤー英雄伝説 Vol.2(KICA1113, 1992年10月21日 発売)
  • ドラゴンスレイヤー J.D.K. SPECIAL(KICA1110-1, 1992年7月22日 発売)

ドラゴンスレイヤー英雄伝説II[編集]

  • PERFECT COLLECTION ドラゴンスレイヤー英雄伝説II(KICA1117-1118, 1993年1月21日 発売)

その他[編集]

  • PREPRIMER
    • PREPRIMER(KICA1018, 1990年11月15日 発売)
      • (復刻版)PREPRIMER(NW10102270, 1999年12月22日 発売)
    • PREPRIMER II(KICA1031, 1991年7月5日 発売)
  • ファルコムスペシャルBOX
    • ファルコムスペシャルBOX '91(KICA9001-4, 1990年12月21日 発売)
    • ファルコムスペシャルBOX '92(KICA9009-11, 1991年12月21日 発売)
  • J.D.K.BAND
    • FALCOM J.D.K.BAND 1(KICA1019, 1991年1月1日 発売)
      • (復刻版)FALCOM J.D.K.BAND 1(NW10102290, 1999年12月22日 発売)
    • FALCOM J.D.K.BAND 2(KICA1035, 1991年9月5日 発売)
    • FALCOM VOCAL SPECIAL J.D.K.BAND 3(KICA1128, 1993年7月21日 発売)
  • FALCOM VOCAL COLLECTION
    • FALCOM VOCAL COLLECTION I(KICA1042-3, 1991年10月21日 発売)
    • FALCOM VOCAL COLLECTION II(KICA1044-5, 1991年10月21日 発売)
    • FALCOM VOCAL COLLECTION III(KICA1129, 1993年8月21日 発売)
    • FALCOM VOCAL COLLECTION IV(KICA1179, 1996年5月22日 発売)
  • FALCOM PERFECT SOUND CATALOG
    • FALCOM PERFECT SOUND CATALOG I(KICA1105-6, 1992年7月4日 発売)
    • FALCOM PERFECT SOUND CATALOG II(KICA1107-8, 1992年7月4日 発売)
  • その他
    • FALCOM NANBA COLLECTION(KICA1056, 1992年2月21日 発売)
    • FALCOM NEO CLASSIC(KICA1114-5, 1992年11月21日 発売)
    • FEENA(KICS238, 1992年9月26日 発売)
      • (復刻版)FEENA(NW10102310, 1999年12月22日 発売)
    • FALCOM ENDING COLLECTION 1987-1992(KICA1132-3, 1993年10月21日 発売)
    • 英雄伝説 PIANO COLLECTION [CD EXTRA](KICA1194, 1996年12月21日 発売)
      • (復刻版)「英雄伝説I〜IV」 PIANO COLLECTION(NW10102440, 2001年2月10日 発売)

データ集[編集]

『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』シリーズに関連したデータ集の一覧。

  • MIDI COLLECTION
    • 英雄伝説 MIDI COLLECTION(1996年1月26日 発売)
    • 新 英雄伝説 MIDI COLLECTION(1997年4月25日 発売)
  • MATERIAL COLLECTION
    • 英雄伝説 MATERIAL COLLECTION(1996年1月26日 発売)
    • FALCOM MATERIAL COLLECTION(1996年6月28日 発売)
  • FALCOM MUSIC SAMPLER

脚注[編集]

  1. ^ 1990、『Oh!PC 1990年6月15日号』、ソフトバンク
  2. ^ 当時の代々木ファルコムショップ内の質問掲示板での公式解答から

外部リンク[編集]