クリス・ブロード

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Abroad in Japan
人物
生誕 クリストファー・ブロード (Christopher Broad)
(1990-04-21) 1990年4月21日(34歳)
国籍 イギリスの旗 イギリス
居住地 宮城県仙台市
職業 YouTuber、映像作家、ポッドキャストのプレゼンター
公式サイト abroadinjapan.com
YouTube
チャンネル
活動期間 2012 – 現在
ジャンル コメディ、ドキュメンタリー、ポッドキャスト
登録者数 約200万人
(2021年1月)
総再生回数 約2億回
(2020年1月)
関連人物 Radio Stakhanov, Tokyo Creative株式会社
テンプレートを表示

クリス・ブロード英語: Chris Broad1990年4月21日 - )[1]は、宮城県仙台市在住の英国人YouTuber映像作家Podcastのホスト、元外国語指導助手知日家。本名:クリストファー・ブロード(Christopher Broad)[2]。Tokyo Creative株式会社所属。

Abroad in Japan(アブロード・イン・ジャパン)』はクリス・ブロードによるYouTube内の個人チャンネル。2021年1月時点においてチャンネル登録者数約200万人、動画再生回数約2億回の記録を有し、在日外国人YouTuberによる日本観光関連のチャンネルの中では最大級規模である[3]

コミカルで多彩な登場人物や英国文化であるサーカズム(皮肉表現)を用いたコメディ動画から人気に火が付き、近年では東日本大震災後の東北地方の人々を描いたドキュメンタリーに対してもYouTube CEOスーザン・ウォシッキーから高い評価がある[4]。動画の多くは、約8年間居住し「日本一の穴場(Japan’s best-kept secret)」[5]と称する東北地方に関する内容が多く見られる。『Abroad in Japan』の由来は、「日本にいるブロード(A Broad in Japan)」。

概要

『Abroad in Japan』は、2021年1月時点においてチャンネル登録者数約200万人、動画再生回数約2億回の記録を有する人気英国人YouTuberクリス・ブロード(Chris Broad)による、日本を舞台にしたコメディドキュメンタリー秘境旅を描いたチャンネルである。東日本大震災直後の2012年、大学卒業直後の22歳で単身山形県へと移住したクリスが、家族・友人向けの動画を投稿したことから始まる、自身の成長を記録したドキュメンタリーチャンネルでもある。Abroad in Japanチームとして個性的な3人、東北地方在住の友人・阿蘓夏樹(タレント)や櫻井亮太郎(経営者)、ポッドキャストの共同プレゼンターのピート・ドナルドソン、さらに人気YouTuberのThe Anime ManSharla in Japan、Tokyo Creativeの撮影チームともタッグを組んで、「ガイドブックに載っていない日本」をテーマに日本全国で様々な企画を繰り広げている。

コンテンツ内容は、時系列に従い段階的な変化が見られる。

  1. 2012-2015年:東北地方のvlogやコメディ・日本語学習に関する投稿が中心。2015年5月、英大手3誌Daily Mail』『The Independent』『Daily Telegraph』オンライン版にてコメディ動画が特集される。
  2. 2016-:東北のインバウンドベンチャー企業との共同制作が開始。北海道から沖縄まで日本全国の観光や特産品の紹介に焦点が当てられるようになる。同年1-3月、英国営放送BBCと英新聞大手The Guardianオンライン版にて投稿動画が特集される。同年9月、パナソニックがスポンサーに参加している東北復興プロジェクト「TOHOKU365 Project」にて、キャンペーン第一弾の旅人に選出され6言語で世界へ情報発信する。
  3. 2017年8月:自身が青森で経験した「北朝鮮ミサイルによるJアラート発令」に関する動画を投稿。国内のメディアで注目され、同年12月に実施されたユーキャン新語・流行語大賞トップ10に選出、受賞する。
  4. 2018年2月:企業と連携し、初のドキュメンタリーとして東日本大震災7年目の宮城県沿岸部の復興状況を世界に発信。公開1カ月で35万回の再生回数に達する。また同年、英国国立ラジオ局Absolute RadioのDJピート・ドナルドソンと共同ホストを務める『Abroad in Japan Podcast』の配信を開始。日本での体験談や時事・社会情勢・文化など日本関連の情報を世界へ発信。
  5. 2018年5月:クラウドファンディングで実現した欧州での大型企画(ドキュメンタリー第二弾)が実施される。
  6. 2018年10月:レッドホースグローバル株式会社とのタイアップで、山形県から鹿児島県まで2,000kmの距離を自転車で縦断する『Journey Across Japan』シリーズを開始。GoProドローン撮影を駆使した壮大な映像を展開する。
  7. 2019年9月:復興庁の観光復興促進プロジェクトの一環で「福島の今(福島第一原発周辺の帰還困難区域の取材と復興の現状)」を東北のインバウンドベンチャー企業と共同で制作、世界へ発信する。
  8. 2019年12月:ユニバーサルミュージックとのタイアップで、J-ROCK歌手HYDEの密着映像制作のディレクター・編集(ストーリーの発案から使用楽曲の承認も含む)を担当し、プロジェクトを統括する。
  9. 2020年11日、東日本大震災発生から9年目の記念日として、宮城県沿岸部の復興の様子をドキュメンタリーとして再び世界に発信。同年10月、『Journey Across Japan』のシリーズ第二弾『Journey Across Japan: Escape to Fuji』を発表。

中でも東北地方の外国人観光客増加を目的とした動画制作に力が入れられており、東北6県を単独で特集した動画の総再生回数は1,800万回以上にのぼっている(2019年10月時点)。2018年2月の宮城県取材の動画公開以降、約200世帯が暮らす気仙沼市唐桑町鮪立の集落に突如外国人観光客が訪れるようになったとされ、動画で取材を受けた民宿では、以前ゼロであった海外からの宿泊客が1割に増加したと朝日新聞の取材で述べられている[6]

ピート・ドナルドソンと共同ホストを務めるポッドキャスト番組『Abroad in Japan Podcast』は2020年9月時点でのダウンロード数が週約10万回を記録しており、世界各国にリスナーを持つなど日本関連の情報発信において高い影響力を持つ。

その他取り上げられたメディアは、『The Sun[7]、『The Japan News(読売新聞社発行の日刊英字新聞)』[8]、『日本政府観光局(JNTO)』[9]朝日新聞デジタル[10]、『毎日新聞デジタル』[11]、『The Asahi Shimbun Globe』[12]、『NIKKEI STYLE』[13]、『the japan times』[14]、『news every.』、『めざましテレビ』など多岐に渡る。

また東北大学(TEDx)やテンプル大学ジャパンキャンパスでの講演会の実施、三重県松阪市など自治体観光協会への研修会実施、2020年東京オリンピックにおける宮城県紹介映像への出演予定[15]など、YouTuberとしての垣根を越えますます活躍の幅を広げている。

出演者

メインとなる出演者は以下の4人である。

  • クリス・ブロード

2012年JETプラグラムを通じて英語教師として来日後、同時期にYouTubeを立ち上げ大学時代に諦めた「映像作家になる」という夢を復活させる。日本の田園風景を愛し東北地方の田舎暮らしの魅力を描いた新鮮な視点と、フィルタリングされていないスタイルのコメント(swear words)で人気を博す。ファミマの「ファミチキ」の無類の愛好家でもある。

  • 阿蘓 夏樹(あそ・なつき)

英国パンクロックを愛する山形県在住の美容室オーナー、アマチュアミュージシャン、Tokyo Creative株式会社所属タレント[16][17][18]。2013年に山形県の夜道でクリスに出会い、以降同番組に欠かせない存在となる。エキセントリックさと大らかな笑顔に多くの海外ファンを持つ。クリスからは「機知に富んだ洞察と予測不可能な個性が、あらゆる場面でカオスな痕跡を残す」と形容されている。

  • 櫻井 亮太郎(さくらい・りょうたろう)

英リッチモンド大学国際ビジネス学科卒業。株式会社ライフブリッジ 代表取締役。[19][20]東北地方の振興を目標にインバウンドビジネスを手掛ける観光のエキスパート。2015年に仙台市の起業家支援パーティでクリスと出会い、フィッシュ・アンド・チップスへの愛で意気投合する。友情を深め長年のビジネスパートナーとなるが、一方でエピソードを追うごとに悪化し、毎回様々な手段でクリスの暗殺を企てるようになる。

イングランド北東部カウンティダラムハートルプール出身。英国国立ラジオ局Absolute Radioの元DJであり、世界一の視聴回数を記録する(AppleポッドキャストチャートSoccer: All-time部門)サッカーポッドキャスト番組『Football Rumble』を制作するStakhanovの設立者・プレゼンター、また俳優、声優[21]である。2018年にStakhanovより『Abroad in Japan Podcast』を配信開始。クリスと共同ホストを務める。親日家であり、日本のレトロゲームとクーリッシュアイスクリームの熱狂的なファンである。

その他の出演者

カナダ・ビクトリア出身のYouTuberで、17歳で来日後、東北地方に在住しYouTube番組『Sharla in Japan』の運営を開始する。Tokyo Creative株式会社所属[22][23]。クリスがYouTubeを始めるきっかけになった人物であり、2018年にAbroad in Japanで初共演。2020年には『Abroad in Japan Podcast』でピートが休暇を取った際のゲストパーソナリティを務めている。

  • ジョーイ・ビジンガー

オーストラリア・シドニー出身のYouTuber。日豪のハーフ。日本のアニメや漫画や同人誌を紹介するYouTube番組『The Anime Man』を運営。Twitterの公式認証バッジを取得している[24][25]。ギターやドラム、ヒューマンビートボックスなど複数の楽器を習得していることからクリス・ナツキと即興の音楽コラボを行う。Abroad in Japanで生まれた大人気キャラクター「Dr. ジェリー」を演じている。

  • クリス・オカノ

英ロンドン生まれ・米カリフォルニア育ち、米ベイツ大学卒業。2012年に来日。元レッドホース・グローバル株式会社代表取締役。YouTube番組『Okano TV』を運営。母は日本で活動していた歌手のマギー・ミネンコ。Abroad in Japanのインバウンド企画に携わっていたが、現在は韓国に移住。

来歴

生い立ち

1990年4月21日出生。出身はイギリス・ロンドンの郊外(メードストン)[26][27]

祖父が閉所恐怖症であったため、オーストラリアに嫁いだおばの結婚式へ飛行機に乗って出国出来ないことがきっかけで、孫である7歳のクリスがビデオ撮影を一任されることになる。その頃のやりがいがきっかけで映像へ強い興味を持ち始めたと語っている[28]。その後も遊び感覚で、友人たちと映像制作を行っていた。

2000年に放送されたイギリスのテレビシリーズ『ロボット・ウォーズ(Robot Wars)』に出演したことがある。チーム・キラートロン(Killertron)に所属する父親リチャード・ブロードは、ロボットファイター製作者として定期的に出場していた。[29]

2001年-2008年までの7年生-13年生(日本の小学校6年生-高校3年生に当たる)を公立進学校のメードストン・グラマー・スクールで過ごす[30][31]。高校時代は「映像学」と「メディア学」がA評価であったため、映像作家を夢見て [32]大学は映像系の学科に進学。しかし入学前に地元スーパーに勤めていた映像学科出身者の話を聞き、現実的な選択ではないと考える。2008年にギャップ・イヤーとして学業を休業、1年間エネルギー関連会社の事務員として働く。週5勤務でエクセルシートの入力をこなしながら、副業も掛け持ちしていた。その後、仕事の単調さに耐えきれず、起業関係の書籍を熱心に読み始め、全く未知の世界であるアジアで働くことを思い描く[33]

2009年にケント大学の経営学部へコース変更、ビジネスと言語学を中心に学ぶ[33]。在学中の2011年にはカナリー・ワーフで開催されたビジネスシミュレーションの英国大会「IBMユニバーシティズビジネスチャレンジ」でチームリーダーを務め準決勝まで進出。また2012年にはケント大学の学生を対象とした雇用創出プログラムにおける監督を務め、英国の高等教育情報誌『ザ・タイムズ・ハイアー・エデュケーション』の2012年度版「タイムズ高等教育賞(Times Higher Education Awards)」にて当該プログラムが評価され最終選考にケント大学がノミネートされる。その後大学内で個人の功績が高く評価されケント大学の「優秀学生貢献賞(Outstanding Student Contribution Award)」を受賞する[31]。2012年に同大学を卒業。

日本への英語教師のきっかけは、2009年4月にフランスにバカンスに行った彼女に会いに行くため、たまたま乗り合わせた飛行機内で「日本で英語教師をしている」という女性の母親の話を聞いたことから。日本の語学指導等を行う外国青年招致事業『JETプログラム』に参加することを考え始める。その後、日本へ移住することを目標に「ひどくつまらない」仕事と大学の授業に打ち込み[33]、卒業前にロンドンで実施されたJETプログラムの面接を受ける。履歴書にも記した日本の「侘び寂び」に関する書籍についての想いを語り合格する。韓国の外国語指導助手にも併願し、両国からオファーを受け取ったが、幼い頃から愛用しているソニー任天堂バンダイなど日本のゲーム機器への思い入れやエキセントリックな国の魅力から最終的に日本を選ぶ。大学卒業後の2012年8月に渡日を果たす。

YouTube開始後

『JETプログラム』の「外国語指導助手 (ALT)」として山形県酒田市に移住。来日して数ヶ月後に、家族や友人に日本での生活を伝えるためにYouTubeへの投稿を開始する。山形県立酒田光陵高校[34]でALTの英語教師として忙しい日々を送りながらも、文化の違いや孤独感から「実存的危機(Existential crisis)」に陥り眠れない夜が続いたことをラジオで明かしている[35]。来日1年目の終わり頃に、誕生日パーティーの帰りで夜道を歩いていた美容室オーナーの阿蘓夏樹に声を掛けられ、初めての日本人の友人ができる。この運命的な出会いが大きなきっかけとなり日本での様々な活動が軌道に乗り始める。後のラジオでは、夏樹とアキ(日本人の元彼女)に出会っていなければ恐らく2年間で日本を去っていたと述べている。

仕事の傍ら日本語の勉強を熱心に行い、2013年には『第3回日本語スピーチコンテストin 庄内 』に出場(「ファミチキ中毒の熊」というタイトルのスピーチを行ったが、半ばで内容を忘れ途中棄権している)。同年9月22日には、8月に友人と2人で初挑戦した富士山登頂成功のドキュメンタリーが投稿される。2014年に開催された『第4回日本語スピーチコンテスト in 庄内』では「私を変えてくれた庄内」というタイトルで大賞を取る[36]。来日4年目にはALTを退職しYouTuberへ一本化させるが、生活費の捻出や生活リズムの調整に苦心したと述べている。2015年5月、英大手3誌『Daily Mail』『The Independent』『Daily Telegraph』オンライン版にてイギリスの珍味「マーマイト」に関する動画がイギリス国内で注目され特集記事が掲載される。

2015年10月には、日本での友人でありビジネス・パートナーとなる株式会社ライフブリッジ代表取締役の櫻井亮太郎と出会う。出会いは、起業家支援の一般社団法人MAKOTOの代表理事から「面白い英国人がいるから」と桜井に引き合わせたことがきっかけであり、2人はその場で意気投合したという。

2012年から2015年までに投稿された動画では、東北地方での身近な生活状況を紹介した内容が主であったが、2016年以降は活動範囲が飛躍的に広がり日本全国の観光関連情報が発信される。「同じ目的を共有している」と語る櫻井とともに東北の地域活性化を主要な目的に、様々な外国人向けの観光資源を動画で紹介する。2015年12月には初のコラボレーションとして日本人YouTuberのChiakiと共演。2016年1月以降は櫻井に誘われ拠点を仙台へ移す[26]

2016年1月28日にはイギリスの大手新聞『The Guardian』オンライン版にて日本マクドナルドのマックチョコポテトを紹介した動画が掲載される[37]。2016年3月に投稿された動画では、英国国営放送『BBC』からテレビ取材を受けたが、スマートフォンのバッテリーが切れ映像通信できずに終わったことを公開している。また同年同月にYouTuberクリス・オカノとインバウンド旅行会社Odigo Japan株式会社の企画「Odigo47」に参加。日本の47都道府県の魅力を伝える。同年8月にはマーマイト動画に登場した株式会社チェンジ・ザ・ワールド代表取締役の池田友喜と再共演し、山形県酒田市の移住体験型施設ショウナイベースを取材する[38][39]。同年9月、パナソニックがスポンサーに参加している東北復興プロジェクト「TOHOKU365 Project」の同社サービス多言語案内ソリューション「TranslLet's!」のキャンペーン第一弾の旅人に選出される。同サービス用いて東北各地の食レポを6言語で世界に配信する[40]

2017年3月、宮城県伊具郡の齋理屋敷を訪れ日本のアイドルグループKissBeeとコラボレーション動画を制作。同年4月2日には『第1回 TEDxTohoku University』において初の大学講演を実施。同年5月、親友の夏樹のロンドン・パリでの珍道中を描いた第2作目のドキュメンタリー『Natsuki: The Movie (Life in Japan Documentary)』の撮影のため渡英する。当時クリスのtwitterのフォロワーであったAbsolute RadioのDJであるピート・ドナルドソンからインタビューのオファーを受けロンドンのスタジオで初対面する。

同年8月25日には、NHKの国際放送であるjibtv(日本国際放送)にて山形県鶴岡市の地元野菜を紹介する番組『Explore Regional Flavors/ Visiting the Hidden Village - Part 2』に案内役として出演[41]。同年8月には自身が青森県で経験した「北朝鮮ミサイルによるJアラート発令」の状況を動画で投稿。日本国内で注目され、2017年12月に実施された『ユーキャン新語・流行語大賞』のトップ10に選出、受賞する。授賞式では「世界中からあらゆるところから連絡やコメントがあり、驚異的なスピードにある意味、恐怖感もあった」「イギリスなど海外のニュースサイトや番組からも連絡があってインタビューを受けが、北朝鮮の専門家のような扱いを受けて困った」と語った[42][43]

2018年2月には「危険なエリアは限定的でもっと発信すべき魅力がある」[32]と語る震災後の宮城県牡鹿郡女川町に関するドキュメンタリーを制作し、海外の視聴者から高い評価を受ける[44]

2018年3月22日には、日本テレビ『news every.』にて松阪市の観光協会が観光PR動画制作のための県主催の研修会をクリスに依頼した様子が紹介される[45]。また同月同日、2017年11月にYouTuberクリス・オカノをCEOとした新設芸能事務所Tokyo Creative株式会社の動画チャンネルに初登場する。同年5月にはドキュメンタリー『Natsuki: The Movie (Life in Japan Documentary)』を公開[46]。このドキュメンタリーはクラウドファンディングの資金援助によって実現した企画で、インタビューでは「Patreon(クラウドファンディングサイト)がなければ実現できなかった」「YouTubeの広告収入だけでは、このようなプロジェクトへの資金供給は十分ではない」と述べている[47]

また同ドキュメンタリー撮影で仕事を行ったAbsolute RadioのDJであるピート・ドナルドソンと意気投合し、同年2月からポッドキャスト番組『Abroad in Japan Podcast』の制作配信を開始する。番組のダウンロード回数は、ポッドキャスト解析サービスのChartableによれば、AppleポッドキャストチャートPlaces & Travel部門において、日本:5位、イギリス:5位、オーストラリア:5位を記録している[48](2019年11月時点)。同年4月12日に配信されたポッドキャストでは、Absolute Radioにゲスト出演した米俳優ブライアン・クランストンから自身のチャンネルについて言及され[49]、それをきっかけとしてYouTuberから次のステップである映像作家を志す決意を固めたと述べている[50]。同年7月、日本のパチンコ文化に関する動画を制作し、わずか10日で140万回の再生回数を記録。同年8月に朝日新聞系列のオンラインニュースサイトCNET JAPANに掲載される[51]。同年10月、動画『24 Hours in SENDAI | 10 Things You Need To Do』にて仙台の友人でありMOKEY MAJIKのボーカリストであるブレイズ・プラントと共演する。

『Journey Across Japan』シリーズ以降

2018年10月以降は、クリス・オカノがCEO取締役を務めるインバウンドデジタルマーケティング企業のレッドホースグローバル株式会社との共同企画で、自身の住む山形県酒田市から鹿児島まで日本列島を2,000km南に縦断する『Journey Across Japan』シリーズを実施。Tokyo Creative株式会社所属のカメラマンのウェンビン、同社CEO兼ドローンパイロットのクリス・オカノ、チームコーディネータ兼ドライバーのイアンをチームとして加え、マウンテンバイクに装着したGoProとドローンによる撮影を駆使し壮大な映像制作を始める。

『Journey Across Japan』終了以降は、体調悪化のためイギリスに一時帰国。自身のInstagramでは、「5分間画面を凝視すると、見当識障害眩暈を感じ、周囲の人と話すと動揺して不機嫌になった」と語っている[52]。そのため「今年は年間を通して頻繁に電源を切るようにする」と述べている。

2018年12月28日のtwitterでは、2020年東京オリンピックで使用される復興後の宮城県の紹介映像『"Never forget you" from MIYAGI』に登場予定であることが明かされている。「2020年のオリンピックで上映されるこのビデオプロジェクトで、2011年の震災以降の東北地方の進歩を紹介することを光栄に思います。宮城県に3年間住んでいるので、宮城のエピソードに参加しました」と述べた。2019年4月には、2016年に制作した青森県新郷村の「キリストの墓」に関する動画が英タブロイド紙『The Sun』オンライン版にて特集される[7]

2019年10月には復興庁の観光復興促進プロジェクトの一環として、放射線量や安全性を含めた福島県沿岸部の現状を、東北のインバウンドベンチャー企業(株式会社ノットワールド、株式会社ライフブリッジ)と共同で制作、世界に発信[53][54][55]。同年12月7日-8日にはアメリカ州立大学日本校・テンプル大学ジャパンにおいて2日間の大学講演を行う[56]

同年12月22日にはユニバーサルミュージックとのタイアップで、ロック歌手HYDEの欧米進出に向けたPR映像を公開。映像制作におけるディレクター・編集(ストーリーの発案から使用楽曲の承認も含む)を担当する[57]

2020年1月には初の常勤アシスタント・エディターを募集。同年2月、YouTuberであるRadreyのチャンネルにてインタビューを受け、2019年にTokyo Creative株式会社のCEOクリス・オカノの辞任と所属スタッフの解雇、事業の縮小が発生していたことを明かす[58]。同年3月、東日本大震災から9年目の記念日に再び東北地方沿岸部の復興の様子をドキュメンタリーとして配信。同年4月、英国ロンドンの学生団体によって運営されるポッドキャスト番組『To The Max: A Student Guide to Life』において学生に影響力のある人物としてインタビューを受ける。同年7月、『Abroad in Japan Podcast』のダウンロード数が週約10万回に達したことにより配信回数が週2回へと変更される。同年10月、『Journey Across Japan』の第二弾として東京から静岡県(富士山)を車で旅する『Journey Across Japan: Escape to Fuji』を発表。

2019年10月現在でチャンネル登録者数は139万人、動画投稿数は170本、動画の総再生回数は1億5,000万回以上である。チャンネル視聴者統計については、国籍別で多い順にアメリカが約30%、イギリスが約15%、日本が約8%、その他にはオーストラリア、カナダ、マレーシア、シンガポールなども多く見られるとしている[59]在日外国人(欧米豪)最大級のインフルエンサーマーケティング事業を展開するTokyo Creative株式会社に所属している。

取り上げられたメディアは、日本国内では『jibtv(日本国際放送)』[60]、『めざましテレビ』、『TEDx[61]、『The Japan News(読売新聞社発行の日刊英字新聞)』[8]、『朝日新聞デジタル[10]『NIKKEI STYLE』[13]、『JROCK NEWS』[62][63]、『RocketNews24 Japan』[64]、『Real Soundテック』[3]など。海外では『BBC』、『The Guardian[37]、『The Sun[7]、『Reddit[65]、『Daily Mail[66][67]、『Gizmodo UK』[68]、『Huffington Post』、『Daily Telegraph』[69]、『The Independent』[70]、『London Metro』など多数。

『Journey Across Japan』の概要

2018年10月より『Abroad in Japan』チャンネル内で発表された山形県酒田市から鹿児島まで日本列島を2,000km南に縦断する自転車旅シリーズ。Leg1(Day1-3), Leg2(Day4-16), Leg3(Day17-)の3部構成+エピローグとなっており(Leg3以降はLeg数が表記されていないため最終地点までの総数は不明)、Leg1-Leg2の山形県酒田市~京都府京都市までは「Never-ending cycle of despair(終わらない絶望のサイクリング)」というサブタイトルで自転車旅がメインである。Leg3以降は九州地方におけるサイクリング部分がカットされており、動画は主に徒歩による観光が中心となっている。

話数 投稿日 タイトル スタート地点 走行距離 備考
Day 1 2018/10/12 Cycling 2,000KM Across Japan | Day One 山形県酒田市 約50km ゲスト: 阿蘓 夏樹
概要 スタートから18km地点の湯野浜海水浴場にてナツキが尻の痛みを訴え途中棄権し、車での応戦となる。残り10km程度の地点にある坂で苦戦し、自転車のライトが消えるハプニングに合うが、暗闇の中完走。目的地のあつみ温泉では、ナツキが美容室のボイラーが爆発させ打ち上げに参加できないまま一日を終える[71]
Day 2 2018/10/13 Why I'm Cycling 2000km Across Japan 山形県鶴岡市 あつみ温泉 約53km ゲスト: 阿蘓 夏樹
概要 あつみ温泉でナツキが「チェリーハット」の差し入れを持って登場。毎日のチャレンジを決めるアンパンマンのカプセル・トイ・マシンを初めて導入。大雨が降り、レインコートを羽織って31kmを走行する。入り江で束の間の休息を取った後、夕闇の中、村上駅に到着しナツキに記念写真を送る[72]
Day 3 2018/10/14 Japanese Sake Vending Machines Are Amazing 新潟県村上市 村上駅 約56km チャレンジ企画開始
概要 チャレンジ企画を開始。3人のクルーが各自考案したチャレンジのうち、イアンによる「3人の通行人に『Journey Across Japan』と言わせる」課題を引き当てる。途中、外国人を茶会に誘う「ビスケット・レディ」に遭遇するが新潟駅まで完走。駅構内にある「日本酒自販機」で自分を酔わせた後チャレンジに挑戦するが失敗[73]
Day 4 2018/10/15 山盛りの唐揚げに挑戦 新潟県新潟市 0km ゲスト:ヒロユキ(ロイ)

旅の休息日

概要 クリスの友人であるヒロユキ(ロイ)に連れられ、新潟県新潟市にある食堂「嚆矢(コウシ)」にて大食いタレントのおごせ綾と山盛りからあげ早食い対決をする[74]
Day 5 2018/10/17 Inside a Haunted Abandoned Japanese Tunnel 新潟大学駅前駅 約30km ゲスト:ジョーイ・ビジンガー
概要 クリスの「新潟ふれあい動物園」に行きたいという希望に反し、ジョーイの提案で有名心霊スポットである「間瀬トンネル」を探検することになる。途中、新潟市西区のきらら西公園に立ち寄り、映画『007』ごっことゴーカートレースを行う。トンネル内を探索した後、夕刻に新潟駅へ到着[75]
Day 6 2018/10/18 I Pimped My Bike in Retro Japan Style 新潟駅前 約85km ゲスト:ジョーイ・ビジンガー
概要 以降、視聴者が応募した「自転車を日本のアイテムでデコレーションする」というチャレンジを実施。途中立ち寄ったブックオフで、各自1万円以内で自転車デコレーションパーツを購入する。ジョーイは「俺の嫁 抱き枕」を、クリスは「ニンテンドー64」のレトロゲームを購入。ジョーイは最終地点として、「柏崎刈羽原発」を選び、付近の浜辺でビールを飲みチャレンジ達成。
Day 7 2018/10/20 Cycling Japan Speaking Only in Movie Quotes 新潟県柏崎市 約40km ゲスト:ジョーイ・ビジンガー
概要 「30分ごとに80-90年代の映画の名言を引用する」という視聴者のチャレンジに対し、『パルプ・フィクション』『アラジン』などを引用しながら、途中「柏崎恋人岬」へ立ち寄り、2人の「80's愛」を示した南京錠を錆びた柵に取り付け、チープな台詞の代名詞であるタイタニックの「I'm the king of the world!」を叫ぶ。その後、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ』などを引用し、無事上越市へ到着。エンディングに、『スター・ウォーズ』から「That's not true! THAT'S IMPOSSIBLE!」を引用。
Day 8 2018/10/22 We Made a Japanese Commercial in 24 Hours 新潟県上越市 約70km ゲスト:ジョーイ・ビジンガー
概要 「エナジージェリーのCMを制作する」という視聴者のチャレンジに対し、ドン・キホーテにて制作のための小道具を、コンビニにてエナジージェリーを購入する。糸魚川駅までサイクリングで走行し、駅前の「糸魚川ジオステーション ジオパル」に展示されている廃車両とジオラマを利用し、ジョーイがDr. ジェリーに扮し撮影を完成させる。その後、暗闇の中市振駅へ到着[76]
Day 9 2018/10/23 British Guy Attempts American Accent for a Day 新潟県糸魚川市 市振駅 約65km 視聴者へのQ&A
概要 「一日中、アメリカのアクセントで英語を話す」という視聴者のチャレンジ。今回はゲスト無しで一人でQ&Aに答えながらサイクリングを行う。3つの事柄を実行しながらの運転となったが、日本の田園地帯に感動を覚えつつ完走する。途中、サイクリングよりも動画編集が苦労を伴い、毎朝5時まで作業が続いていることを明かす[77]
Day 10 2018/10/26 What Does Japanese Black Ramen Taste Like? 富山県富山市 0km ゲスト:シャーラ

旅の休息日

概要 YouTuberである『Sharmander』のシャーラが初登場。富山市にある「お食事処 喜八(きはち)」にて富山ブラックラーメンを食す[78]
Day 11 2018/10/30 I Got Stuck on a Japanese Mountain 石川県金沢市 金沢駅 約65km ゲスト:シャーラ
概要 「ルート中で3つの撮影スポットを選び、自撮りの上手さを競う」という視聴者の課題。シャーラが旅に参加しジョーイのマウンテンバイクを引き継ぐ。途中、富山県高岡市の「大佛寺」にある高岡大仏で1枚目を撮影。富山県小矢部市「クロスランドタワー」の戦闘機前で2枚目を撮影。途中マウンテンバイクが故障するというハプニングがあり、熊出没に怯えながらも金沢駅へ無事到着。最後の1枚を回転寿司屋で撮影[79]
Day 12 2018/11/02 Eating Brunch at a Japanese Market | Kanazawa Street Food 石川県金沢市 近江町市場 0km ゲスト:シャーラ
概要 シャーラと近江町市場で地元の特産品めぐりをする[80]
Day 13 2018/11/05 My Weirdest Experience Travelling in Japan 福井県福井市 福井中央公園 0km ゲスト:シャーラ

旅の休息日

概要 シャーラと視聴者からのQ&Aに回答する[81]
Day 14 2018/11/14 Why I Don't Speak Japanese in Videos 福井県福井市 福井駅 約85km ゲスト:シャーラ
概要 「一日中、日本語だけで会話する」という視聴者の課題。ロボット恐竜が駅前に展示されている福井駅からスタートし、10kmの地点で福井の紅葉を楽しむ。道の駅に立ち寄り、コカコーラ・コーヒーでカフェインを補給しつつ、日本海の眺めを堪能。夕刻にコンビニ前で、動画中で日本語を使わない理由について「冗談を言えなくなるため」と明かす。近江中庄駅まで完走する[82]
Day 15 2018/11/27 I Got Lost in Kyoto with only a Paper Map 滋賀県高島市 近江中庄駅 約66km ゲスト:ピード・ドナルドソン
概要 「紙の地図だけを用い、Googleマップは使用不可」という視聴者の課題。コンビニでグラビア本を買おうとするピートを脇に紙の地図を買い、161号線を進む。途中、滋賀県高島市の「道の駅しんあさひ風車村」と「白髭神社」前で休憩を取った後、ピートを先頭に進行。僻地で道に迷う。雨の中、京都市内に辿り着き、疲労困憊になった2人が口論を経て、無事目的地の八坂神社に到着する[83]
Day 16 2018/12/03 24 Hours in Kyoto | Japan's Best Monkey Park 京都府京都市 伊勢丹京都駅 0km ゲスト:ピード・ドナルドソン

旅の休息日

概要 動物園で働いていたというピートの希望で「嵐山モンキーパークいわたやま」へ[84]
Day 17 2018/12/15 24 Hours in Osaka | 6 Things to do in Japan's Nightlife Capital 大阪府大阪市 心斎橋 0km ゲスト:ピード・ドナルドソン

旅の休息日

概要 ピートと共に、アメリカ村レトロゲームバー、カラオケに訪れ、大阪のナイトライフを楽しむ[85]
Day 18 2019/02/08 Why Himeji is Japan's Greatest Castle 兵庫県神戸市 明石海峡大橋前 約90km ゲスト:櫻井 亮太郎
概要 「一日中、過剰に楽観的になる」という視聴者の課題。クリスの長年の夢であったという『007は二度死ぬ』に登場した姫路市「姫路城」にリョウタロウと訪れる。途中、リョウタロウの知人である姫路市の和菓子屋「甘音屋」へ立ち寄り、フルーツ大福を購入。ランチを相生市の「とれとれ市場」で食し、夕刻に赤穂市内のホテルで一日を終える[86]
Day 19 2019/02/08 Why Himeji is Japan's Greatest Castle 兵庫県赤穂市 約60km ゲスト:櫻井 亮太郎
概要 「3つの日本語の早口言葉を覚える」という視聴者の課題。赤穂市内にある「赤穂玩具博物館」からスタート。旅の始めに愛用していたマウンテンバイクが修理から戻り走行させるが、走って3分で不具合が出始める。変速ギアが1段しか切り替えられないことを発見し、その英国製バイクを薦めたリョウタロウに憤慨する。兵庫県内の滝前で「バス、ガス、爆発」、橋上で「赤巻紙、青巻紙、黄巻紙」、お好み焼き店で「東京特許許可局」を覚え、岡山駅で2つ目までを成功させる。
Day 20 2019/02/11 I Tried Being Vegan in Japan for a Day 岡山県岡山市 JR岡山駅 約90km ゲスト:なし
概要 「一日中ビーガンになる」という視聴者の課題。岡山の特産品である「桃」を求めて「岡山駅前商店街」を探索するが、目ぼしい物が見つからない。付近の「オカダコーヒーショップ」を訪れる。オーナーの女性と客の2人の地元女性と「ウズベキスタンの旅行」や「バナナの産地」についての会話を楽しみ、カキと餅を無料で貰う。倉敷に立ち寄るが、ビーガン食が見つからない。夕方に広島県尾道市付近のコンビニへ行き、「オートミールビスケット」「バナナ」「塩ポテトチップス」「フライドポテト」を購入。尾道の波止場で寒さに震えながら二度と日本でビーガンにならないと決意する[87]
Day 21 2019/02/17 瀬戸内パラダイス/しまなみ海道 広島県尾道市 約56km ゲスト:シャーラ
概要 再びシャーラがゲスト。広島県の向島までフェリーに自転車で乗船する。向島からしまなみ海道を渡るため急勾配に苦渋しつつ、橋を走行する。途中、2つ目の橋の地点で格言を問われたシャーラが「顔に蚊が付いてる」と切り返す珍場面がある。「脚が疲労で震える」と顔を歪めながら、最後の6つ目の「来島海峡大橋」を渡りきり「こんなに美しい夕焼けは見たことがない」と吐露する[88]
Day 22 2019/04/08 日本最古の温泉で新しい友達が! 愛媛県松山市 不明 ゲスト:カズ

旅の休息日

概要 「地元の人から興味深いことを学ぶ」という視聴者の課題。松山市でチャレンジの協力者を得るため、リョウタロウに要請し、かつての学校の後輩かず(以下、カズ)を紹介してもらう。松山城の内部を探索し、近くの休憩所で蛇口みかんジュースを堪能する。その後屋台で焼き鳥を食べた後、道後温泉へ。さらにいよかんハイボールを飲みながら、カズの身の上話を聞く。夕刻になるとフェリーに乗り、再び広島へ[89]
Day 23 2019/04/15 広島、宮島に来たらするべき6つのこと 広島県広島市 不明 ゲスト:エレン

旅の休息日

概要 原爆ドーム平和記念公園広島平和記念資料館を見学した後、公園でかつてのクリスの大学時代の友人であるエレンと合流。広島焼きを堪能した後、ボートで宮島へ。夕焼けに染まる嚴島神社の大鳥居を眺めた後、焼き牡蠣とラムネを買い浜辺で食す。DVDレンタルショップの前に設置されたピザ自販機に興奮する[90]
Day 24 2019/05/06 How Much Japanese Can You Learn in a Day? 山口県岩国市 約90km以上 ゲスト:エレン
概要 「一日間で視聴者にできるだけ多くの日本語の語彙を教える」という視聴者の課題。クリスがエレンに日本語を教えながら防府天満宮付近にて自転車旅をスタート。山口県岩国市錦帯橋を渡り、近くの屋台でわさび味のソフトクリームを購入する。数十km走行した後、関門トンネルを通り抜け、福岡県北九州市へ。「門司港レトロ 海峡プラザ」にてエレンの語彙をテストする。18問中13点正解するという結果[91]
Day 25 2019/05/28 丸一日 in 福岡/ラーメンの聖地 福岡県福岡市 不明 ゲスト:エレン

旅の休息日

概要 福岡市の大濠公園を散歩しつつ、糟屋郡にある「南蔵院」の所蔵する世界一巨大な大仏『釈迦涅槃像』を見学。その後博多へ移動し、カウンターに仕切りがあることで有名な「ラーメン一蘭」で食事を堪能。福岡タワーに移動し、マスコットキャラである「フータ」に茶々を入れつつ、眺望を楽しむ。最後に屋台街でバーベキューを食し、エレンを福岡駅に送って一日を終える[92]
Day 26 2019/06/19 What Does Japanese Raw Horse Sashimi Taste Like? 熊本県阿蘇市 大観峰展望所 不明 ゲスト:なし
概要 阿蘇山の雄大な景観を背に、阿蘇山の歴史的背景を解説。その後、「スマーフの村」と称するポリスチレンドームが無数に並ぶリゾート地「阿蘇ファームビレッジ」へ。くまモンの地元経済への貢献についても述べる。また熊本名物である馬刺しを食し、その後熊本城へ。再建工事中でしか見られない城の魅力について語る[93]
Day 27 2019/08/05 Relaxing in a Japanese Hot Spring | 24 Hours in Kagoshima 鹿児島鹿児島市 示現流兵法所史料館 不明 ゲスト:シャーラ、クリス・オカノ
概要 最終回。これまでの旅の記録を振り返りつつ、まずは鹿児島の古流剣術「示現流」の徒弟である英国人アレックスから剣術を学ぶ。剣術よりも気合の掛け声を出すのに勇気が要るというクリスは、2時間訓練して大衆浴場に逃げる。レトロなマッサージチェアで旅の疲れを癒し、一人ご褒美として鉄板焼きで高級和牛を食すと、チームの全員が恨めしげに待機している。ラストに桜島を眺めながら、この旅での人や食、景色そのものとの出会いがひとつの冒険だったと語る。後のエピローグを示唆して、幕を閉じる[94]
エピローグ 2019/12/15 How Much Weight I Lost Travelling 2,000km Across Japan 自宅
概要 視聴者からの質問に答えながら、1カ月間の旅の反省と4つの教訓を述べる。動画が不定期投稿になった理由については、毎日50kmのサイクリングののち夕刻から朝の4時まで編集作業を続けていたため、計画が破綻し無謀であったとした。また印象深いシーンとして、Day18の明石海峡大橋前で遭遇したリョウタロウの背後に移りこんだ男性の存在を挙げる。九州地方におけるサイクリングシーンがカットされた理由についても触れ、自身の体調管理の不手際からエマとのシーンをカットせざるを得なかったと明かす。最終的に、2,000kmの旅は日々の体調管理の啓発と未来の抱負へと繋がり、人々との思い出が愛情深いものになったと語った。

『Journey Across Japan: Escape to Fuji』(シリーズ第二弾)の概要

2020年10月に発表された東京都から静岡県伊豆半島までの距離をドライブ旅行するシリーズ。東北地方の友人阿蘇夏樹や、人気YouTuberのThe Anime Manらと共にトヨタのシエンタに乗り、視聴者から与えられたチャレンジに挑みながら富士山眺望を目指す。『ESCAPE TO FUJI』シリーズは『JURNEY ACROSS JAPAN』シリーズの第二作目に当たるが、第二作目は複数部で構成されているため本作はそのうちの「第一部」に当たる。シリーズ内では前作で好評であった「エナジージェリーCM」の2作目が公表されている。撮影チームには、Tokyo Creative所属のプロジェクトコーディネイターのイアンとアシスタントカメラマンとしてTokyo Lendsの中村ノルムなどが参加している。

後日談として、当初企画開始時期は春頃が想定されていたがCOVID-19の影響により予定が後ろ倒しされていたことが明かされている。

話数 投稿日 タイトル 移動ルート チャレンジ内容
EP 1 2020/10/30 Inside an Abandoned Love Hotel ホテルの一室(東京都)-田園地帯(埼玉県)-藪塚石切場跡(群馬県太田市)-高崎駅前(群馬県高崎市)-ホテルセリーヌ(長野県上水内郡)-湯田中温泉(長野県下高井郡) 「短編ホラー映画を作る」
EP 2 2020/11/8 Japan's Worst Food 地獄谷温泉付近の山中(長野県下高井郡)-地獄谷温泉-いーずら大町特産館(長野県大町市)-割山森林公園天湖森コテージ(富山県富山市割山)-ふれあい石像の里(富山市大沢野町周辺) 「聞いたことのない風変わりな食べ物を食べる」
EP 3 2020/11/16 Inside a Private Hot Spring 割山森林公園天湖森コテージ(富山県富山市割山)-高山市三町伝統的建造物群保存地区(岐阜県高山市)-高山昭和館(岐阜県高山市)-下呂温泉紗々羅(岐阜県下呂市) 「第二作目の『Dr.ジェリー』のCMを作る」
EP 4 2020/11/22 Renting an ENTIRE Capsule Hotel 博石館(岐阜県中津川市)-レストランCoCo's(岐阜県)-貸し切りカプセルホテル(不明) 「最も奇妙な宿泊施設を探す」
EP 5 2020/11/30 Japan's BIGGEST British Theme Park 貸し切りカプセルホテル(不明)-新倉山浅間公園忠霊塔(山梨県富士吉田市)-河口湖(山梨県南都留郡)-修善寺虹の郷(静岡県伊豆市)-長尾峠(静岡県御殿場市) 「日本以外の国にいるような写真を撮る」
EP 6 2020/12/7 What ¥1,000 Buys You in Japan 伊豆半島海岸―まぼろし博覧会(静岡県伊東市)―ダイソー(不明)―大室山山頂(静岡県伊東市) 「予算1,000円で究極の100円均一による車内装飾を施す」

メイキング映像

YouTube内にあるTokyo Creativeのチャンネルにて、『Journey Across Japan』シリーズの4つのメイキング映像(舞台裏)が公開されている。

  1. 『Abroad in Japan's Journey Across Japan [Leg 1 - Behind the Scenes]』[95]
  2. 『Abroad in Japan's Journey Across Japan [Leg 2 - Behind the Scenes]』[96]
  3. 『Abroad in Japan's Journey Across Japan [Leg 3 & 4 - Behind the Scenes]』[97]
  4. 『Abroad in Japan OUTTAKES and BLOOPERS』[98]

またシリーズ終了後に撮影された、旅のハイライトと打ち上げ映像も併せて投稿されている。

  1. 『Abroad in Japan's Top 10 Highlights on the Journey Across Japan』[99]
  2. 『Abroad in Japan's "Journey Across Japan" After Party in Tokyo』[100]

人物

家族は両親と妹が一人いる[101]。子供時代にドラムセットが買ってもらえなかった[102]反骨精神から独学習得したというヒューマンビートボックスを特技に持っている。英語教師時代にはビートボックスを教壇で披露し、大好評を得て生徒との距離感が縮まったというエピソードがある。「30歳までに金持ちになる」という夢を持っていたが、現在は「今持っているものに満足し感謝するようになり、小さな部屋が心地良く感じるようになった」と語っている。

作風関連のエピソード

  • サーカズム

イギリス文化のひとつである「サーカズム(皮肉)」使った表現が作中に多く登場する。英語圏の視聴者から絶大な支持を得る大きな要素となっている。皮肉表現に影響を与えたものとして英国のテレビ番組を挙げており、中でも風刺家チャーリー・ブルッカー(Charlie Brooker)の影響が大きいと述べている。『日本で一番深い湖、田沢湖で過ごす1日』という動画の中で、過剰な演出表現に執着するYouTuberへの皮肉として、トリッキーな曲とタイムラプスを使用しながら秋田市の小さなエスカレーターを何度も上下させるだけの動画を公開し、視聴者から高い評価を得た。サーカズムの一種として「4D体験(4D experience)」という言葉が用いられることがある。仙台市のアパートの隣人の口論や壁が振動するほどのドアの開閉音に悩まされた状況を「没入型の4D体験」と表現している。また夏樹がロンドン北部にあるカール・マルクスの墓前に花束を置き、視聴者から多くの批判が来た際には、「たぶんヒゲの量でチャールズ・ディケンズと混乱したんだと思う」と皮肉を交えて擁護した[49]

  • ノワール映画

マーティン・スコセッシ監督を敬愛しており、シアトル出身の在日アメリカ人YouTuberであるDogenとの対談では、学生時代に『グッドフェローズ』『レイジング・ブル』を勉強したと述べている[103]。また映画『ブレードランナー』などサイバーパンクの芸術性を愛し、動画作品中にはその影響を受けた数分のショートフィルムが公開されている。

  • 撮影機材と映像技術

パナソニックキャノンなど日本製の撮影機材を愛用しており、特に芸術性の高さで定評のあるレンズメーカーシグマ社の『SIGMA 50mm F1.4 DG HSM』レンズをお気に入りに挙げている。秘境旅の撮影では、Tokyo Creativeのロケ隊と共にGoProやドローンを使用した映像展開も行っている。また80年代美術を愛しており、80年代風のVHSで録画したようなノイズひずみ、ネオンサインなどのエフェクトが掛けられている。動画編集には強いこだわりを持ち、2019年に体調不良を起こすまで全ての動画編集を自身でこなしていたが、2020年以降アシスタントエディターと共同で編集を行っているという。また同年グリーンバックによるVFX映像や4K撮影移行にも挑戦している。

  • チャンネルのブランド性の維持

動画制作の際に最も重要視していることは「人が見て笑えるエンターテインメントの要素と、教育的な学びのコンテンツのバランス」と述べている。日本における一部の企業や地方自治体などとのタイアップでは、話し方や服装、髪型など全てに指示が入り、過去にはキツイと感じる体験があったため、自己のブランドが守れないと感じた際には「NO」と言うようにしているという[104]。また「依頼をいただくものの80%はお断りしています。それは、地域全体のPRではなく、その商品をPRしてほしいという依頼が多いからです」とも語っている[105]

  • マスコットキャラクター

和歌山県貴志駅たま駅長に触発されたという、100均の帽子をかぶった猫のぬいぐるみ『ミスター・スナグルス(Mr. Snuggles)』を2016年からマスコットキャラとして据えていた。スナグルスの登場によって登録者数が約15%増加したとされていたが、「ヒトラーに似ている」という視聴者の意見により、2019年に「解雇」となる。同年新たに音声認識ぬいぐるみの『DJベア』がマスコットキャラになった[106][107][108]

  • ピエロ

ピエロに扮装して顔面にパイを投げに行くと言うヘイトメールを受け取って以降、コメディパートにおいて奇怪なピエロが登場している。しかしピエロ恐怖症だと言う視聴者から「ピエロを登場させないで」というコメントを受け取ったことから[109]、以降登場の機会はなくなっている。またその後、自身のtwitterにて水路のトンネルにいた男が消えてしまったという投稿では、逆にファンから映画『IT/イット』に登場する水に潜むピエロなどのGIFが大量に送られたことがある[110]

  • 日本語字幕

『Abroad in Japan』の動画における日本語字幕は、主にクリス自身や櫻井の会社の社員によって作成されていることが明かされている。『Journey Across Japan』以降は視聴者からの字幕協力という形で提供されている。『24 Hours in SENDAI | 10 Things You Need To Do』の動画では、東北弁や俗語が用いられており、東北弁の「だべ」「だっちゃ」「だすぺ」、俗語の「マジ」「ってゆ~か」「ズッ友」などが巧みに使われている。

イギリス関連のエピソード

  • 郷土愛

動画の中で、英国について語られることは殆ど無い。英国でYouTubeを始めなかった理由については「特に撮りたいと思うようなものが無かった」と述べているが、Q&A動画では「母国と同じくらい日本を愛している」と語っている。家族や友人については「周りに恵まれている。自分がやりたいことを邪魔するような人達ではない」と述べており[111]、ラジオでは父親から自身の動画制作に関する感想や提案などのメールを日々受け取っていることも明かしている。

  • 英国の生活

シャーラとの対談で、『Journey Across Japan』を達成した後の予定を聞かれた際「数週間イギリスに戻って、フィッシュ・アンド・チップスを食べてシードルを飲みながら、ハリー・ポッターを読む」と返答している[28]。また、『Journey Across Japan』終了後のInstagramでは、北イングランドの丘を歩き回る羊や田舎の人々に癒されたと記述されている。YouTuberであるChiakiの投稿動画には、英国帰国時の様子が収められている[112]

  • 英国文化

エンターテイメントは、イギリス映画『007』シリーズの大ファンである。来日して間もない頃、孤独感を癒すために英国のシットコム『Only Fools and Horses』や『Blackadder』を点けながら寝ていたと語っている[35]。また日本移住前に大量に所有していたDVDを殆ど売り、その中に『ハリー・ポッター』シリーズが含まれていたことが示唆されている。ファンからシェイクスピア文体のスター・ウォーズ小説『William Shakespeare's Star Wars』がプレゼントされた際には愉悦した[113]。好きな音楽にはデュラン・デュランデペッシュ・モードジョージ・マイケルザ・クラッシュを挙げている。スポーツは、英国の国技であるサッカーに興味がなく、ドッジボールを世界的なスポーツにすべきだと述べており、日本で教師時代に生徒の持つペンケースがマンチェスター・ユナイテッドだったことに落胆したと語っている[114]。食文化については、ビスケットをこよなく愛し、自転車旅の間も常に携帯している。旅が苦境になると「部屋でソファに座りながらビスケットを楽しんでるはずだったのに」と愚痴を溢すことがしばしばある。また母国の料理を愛しており、多くの日本人に「イギリス料理は酷い」と言われることに憤慨しているという。共演者のピートとの対談では「僕らの料理は恐ろしい」と反論されている[115]

  • 英国の政治

ボリス・ジョンソン英首相が就任する前後のtwitterでは、「数週間で首相になるのを楽しみにしてる。僕らが車で崖から落ちた場合、下に向かって笑うこともできる」「誰もが間違いなく信じられる、卓越した誠実で高潔な人だ」として皮肉っている。また英国のEU離脱には反対の意思を示している[15]

日本関連のエピソード

  • 日本と自己との関係

日本には当初2年間だけ滞在する予定だったが、2019年時点で東北地方に7年間居住している。日本の風景に関しては、都市よりも田園風景を愛し、日本の水田は「圧倒されるほど美しい」と表現している。来日後ALTで3年間居住していた山形県酒田市の庄内海岸を「精神的な日本のホーム」と呼び、東北地方が日本で最も美しいと述べている。日本と自身の関係については、英国に数週間帰郷した際、日本が少し恋しいとしながら「日本を去る時はいつも自分の一部を日本に置いてきている」と述べている。また自身の20代を捧げたことについて「自分に日本人の血は流れていないが、自分のアイデンティティの多くは日本で連結した」とし、共演者のピートに爆笑されつつも「日本で様々なことが変わって(髭を生やすなど)男になった」と語っている[116]

  • 日本人の印象

日本では「日常の盗難に関して心配する必要のないレベルの信頼が築かれている」と述べている[117]。また「日本は西洋より良い意味で『宿命論的』で運命を受け止める性質が高く、災害後でも再び立ち上がり早急に平和な状態へ戻す傾向にある」とし、共演者のピートが「日本には宗教がないがレジリエント(弾力性、復元力がある)だ」としたあとの返答として、「本来はそれは仏教神道の精神性だが、『強い文化的要素』によるのだと思う」とまとめた[118]。また女川町の被災者の取材時には「(女川町は)実は日本中で最もポジティブな場所であり、想像しうる最も最悪な状況でも、人間は乗り越えられると言うことを示すシンボルである」としている[119]。日本の天皇陛下に関しては、終戦時や生前退位に触れながら、日本は歴史的に天皇を神として捉えてきたため退位に対するショックの大きさは英国とは異なると述べた[120]。2019年には、今後の目標として「日本人」について深く掘り下げた映像を制作したいと述べている[32]

  • 東北の復興

外国人旅行客が全国の1%にも満たない状況について、観光客を増加させることを櫻井との共通の目的としているという。シンガーソングライターの佐野碧との対談では、東日本大震災後の東北地方観光の安全性の発信について次のように述べている。「海外の方たちにもそれぞれの考えがありますが、(中略)大丈夫だという前提であえて触れません。その大丈夫だというのを伝えるために自分は東北のコンテンツをこれからも作り続けますし、それはネガティヴな部分ではなく、東北で感じられるポジティヴなコミュニティの空気感や、良い部分、楽しいところ、素敵だなと思うことをコンテンツにしていきたいと思っています。最近はだいぶ減ったのですが、あの動画をアップしたとき実は、ネガティヴなコメントもたくさんありました。(中略)色々な誤解はあるかもしれませんが、自分は東北に住んでポジティヴな動画を作ることで拭っていけたらと思いますし、それは自分がやらなくてはならない事だと思っています」と語っている[121]

  • 愛好する製品

日本の製品の中でも特に、森永製菓の「ウィダーインゼリー」、ファミリーマートの「ファミチキ」、カルピス株式会社「カルピス」、ネスレ日本の「キットカット日本酒」、コンビニ各社の「ピザまん」、青森県産の「シードル」を愛好している[122]。コンビニチキンは、コンビニ各社の中でファミチキの美味しさが突出していると述べている。またビデオゲームを好み、任天堂のゲームボーイが初めて購入したゲーム機であった[123]。好きなゲームのひとつにニンテンドー64の『ゴールデンアイ007』と『マリオカート64』を挙げている。幼い頃には『ボンバーマン』や『たまごっち』もプレイしたことがあり、「テリー」と名付けたたまごっちを死なせてしまったことがあると明かしている。近年ではNintendo Switchの『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をプレイし、Switchのゲームでは二番目に好きだと述べている。100円ショップにも良く訪れ、ダイソーの商品の「校正されていない誤った英語」を見つけて購入するのが趣味のひとつでもある。また日本の布団文化を愛好している。

  • 日本のPOPカルチャー

日本の映画は学生時代から多数見たことがあり、来日時には『インセプション』『ラスト サムライ』、山形県酒田市が舞台となった『おくりびと』が好きで、渡辺謙に会うことが夢であった。2018-2020年には『おくりびと』に加え、伊丹十三監督のコメディ映画『タンポポ』や黒沢清監督の『トウキョウソナタ』も好きな映画に挙げている。日本のドラマは『結婚できない男』にはまったことがあり、阿部寛の役柄が好きで自分と重ね合わせて見ていたという。また日本のアニメにも関心があり、YouTuberのDogenとの対談では今敏(こん・さとし)監督の『千年女優』と『パーフェクトブルー』が素晴らしかったと語っている[124]。書籍は、在日英国人ジャーナリストのリチャード・ロイド・ペリーと米国人東洋研究者のアレックス・カーの著書を紹介しており、日本の社会問題を描いた『津波の霊たち』『黒い迷宮』『犬と鬼』などのノンフィクションを好んでいる。80年代の文化を愛しており、日本の音楽では80年代に流行した「シティ・ポップ」の中でも山下達郎[28]や、まや90年代にヒットしたBLANKEY JET CITYも好きなミュージシャンのひとつに挙げている。キャラクターは、ご当地のゆるキャラファンで、特に『メロン熊』を気に入っている。児童書の『おしりたんてい』を書店で発見し「人生に計り知れない喜びをもたらした」と称賛している[15]

  • 今後の日本における活動

2020年の新年の抱負では、「ナツキを有名にする」「ショートフィルムフェスティバルへの作品応募」などを目標に掲げている。2018年の動画で「東京オリンピックが開催される2020年までは日本にいる予定だが、それ以上のことは言えない」と述べており、同年に日本語能力試験の最上位であるレベルN1を受験する予定であると決意表明している。「起死回生」という四字熟語に強い感銘を受けており自身へのリマインダーとして前腕にタトゥーを刻むことを望んでいたが、日本における社会的評価の理由から現在は思い留まっているという[125][126][15]。また日本には母国には無い人脈のネットワークがあるとしており、将来的に日本を離れた場合にも「必ず日本へ戻ってくる」と述べている[127]

ナツキ語録

阿蘓 夏樹の作った珍妙な英語が視聴者に人気であり、一部はTシャツのロゴとして販売されている。代表的な語録は以下の通り。

  • Justice delicious(正義の旨さ):前沢牛の美味しさを2語で表現[128]
  • F*ckin' cleaner(クソ掃除機):vacuum cleanerの聞き間違いから生まれた造語。
  • Electric box(電気箱):microwave(電子レンジ)の間違いから生まれた造語。
  • Chicken boy(チキン・ボーイ):chicken(チキン野郎)の間違いから生まれた造語。
  • Sitting Man(座る男):スターウォーズのダース・シディアス卿。
  • Fisherman strong(漁師、強い):強力ミントトローチ『Fisherman's Friend』の刺激に悶えての感想。
  • I'll kill customer(お客を殺す):映画『キル・ビル』が撮影された居酒屋『権八』へ向かう車内でクレイジー88のコスプレをしながら。
  • Life is Balloons(人生は風船だ):『Natsuki: The Movie (Life in Japan Documentary)』で生まれた格言。
  • My breakfast, Coffee, a cigarette, and two cigarettes(俺の朝食は、コーヒーと1本の煙草と、2本の煙草だ):同映画で生まれた格言。
  • Spider trash(クモのくず):spider web(蜘蛛の糸)の間違いから生まれた造語。
  • Jesus style(ジーザス・スタイル):ジョーイのポーズを修飾した言葉。

ポッドキャスト

ピート・ドナルドソンを共同ホストに、毎週ロンドンに拠点のあるポッドキャストラジオ局Radio Stakhanovから、日本の文化、時事、食べ物、旅の知識などに関する話題を週2回配信している[129]。番組のダウンロード数に関しては、ポッドキャスト解析サービスを提供しているChartableによれば、2020年11月時点のAppleポッドキャストチャートPlaces & Travel-All time部門において、日本:15位、イギリス:9位、オーストラリア:12位、カナダ:20位、アメリカ:49位、ドイツ:29位を記録している[48]。詳細は「Abroad in Japan Podcast」に別記。

姉妹サイト

『Abroad in Japan』の姉妹サイトとして『Abroad Perspective』というYouTube内の他チャンネルがある[130]。2019年11月時点で6つの動画が投稿されており、自宅の本棚紹介や定点カメラで布団を畳むだけの動画など実験的な内容のものが多くみられる。チャンネルの概要には「リスキーで実験的だが、映像作家への道として時に日本以外に関する場所の紹介、個人的意見や体験を表明する場としたい」という要旨が述べられている。

他作品・メディアへの出演

2017年4月、東北大学で開催された『TEDxTohokuUniversity』で講演を行った[61]。YouTubeの発信力について語り、視聴者がそのプラットフォームを通じて投稿者の経験を世界で共有し、どのような影響力や可能性をもたらすかについて述べた。

同年9月には、オーストラリアで制作された日本の猫文化に関するドキュメンタリー『Cat Nation: A Film About Japan's Crazy Cat Culture』で案内役を務めた[131]。猫アレルギーを持っているが、和歌山電鉄のニタマ駅長に会うなど、猫に関する場所を撮影するため日本中を旅した(2019年2月には衛星放送チャンネル「アニマルプラネット」の番組『ねこ大国!にゃぱん』にて放送される)[132][133]

また同年8月25日、NHKの国際放送であるjibtv(日本国際放送)にて山形県鶴岡市の地元特産品を紹介する『Explore Regional Flavors/ Visiting the Hidden Village - Part 2』に案内役として出演[60]

2018年1月24日、フジテレビ『めざましテレビ』の「ココ調」に出演。外国人YouTuberの迷惑動画に対するコメントを求められ、自身の動画「日本でやってはいけない12の事」に言及し「一番大事なのは常に周りの人を意識することだと思う」と述べた。

2018年3月22日、日本テレビ『news every.』また3月23日『Oha!4 NEWS LIVE』にて、松阪市の観光協会が観光PR動画制作のための県主催の研修会をクリスに依頼した様子が紹介される。制作したPR動画にて紹介された松阪市内の寺では、動画公開後に外国人観光客が多く訪れるようになったという。「写真や動画で地域の文化や人の暮らしぶりを伝えることが大切で、『そこにしかないもの』を求めて外国人客が訪れる」と述べた[134]

公式グッズ

ユニークな和製英語を用いたTシャツやマグカップなどの公式グッズが制作されている。

クラウドファンディング

クラウドファンディングサイト『PATREON(パトレオン)』において『Abroad in Japan』のページが開設されており、支援者は任意で数ドル以内の月上限寄付額を設定し動画制作への支援を行うシステムが構築されている。2019年10月時点で2,670人の登録者がいる[135]。各寄付額に応じて、特定サイトへのアクセス許可(舞台裏動画の閲覧など)が得られるなどの特典が付けられている。

脚注

  1. ^ Chris Broad on Twitter”. 2019年9月13日閲覧。
  2. ^ “東北の魅力”を世界に発信する『TOHOKU365 Project』第1期企画 「銀河系最強の“食”を探せ」旅人が決定 PRTIMES、2019年10月21日閲覧。
  3. ^ a b 連載クリス・ブロードの「ガイドブックに載っていない日本」(第0回) 外国人YouTuberである僕が「日本人が見落としている日本の魅力」を伝えるためにできること Real Sound、2020年1月9日閲覧。
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外部リンク