河口湖

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河口湖
KawaguchiKo.jpg
所在地 山梨県南都留郡富士河口湖町
位置
面積 6.13 km2
周囲長 19.08 km
最大水深 15.2 m
平均水深 - m
貯水量 0.084 km3
水面の標高 833 m
成因 堰止湖
淡水・汽水 淡水
湖沼型 -
透明度 7.0 m
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河口湖(かわぐちこ)は、山梨県南都留郡富士河口湖町にある湖。富士五湖の一つである。富士箱根伊豆国立公園に指定されている。富士五湖の中で最も長い湖岸線を持ち、最も低い標高地点にある。面積は富士五湖では2番目の大きさで、最大水深は精進湖と並び3番目の深さ。

湖の中央に鵜の島(鸕鷀島)と呼ばれる小さな島がある。また、産屋ヶ崎は富士山展望の好適地とされている[1]ほか、乳ヶ崎、小曲岬(子轉ヶ崎)、長崎(胞ヶ崎)などの景勝も存在する[2][3]

富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されている。

地理[編集]

富士五湖の中で最も北に位置し、全体が南都留郡富士河口湖町に属する。

河口湖には天然の流出口がないため、古来より大雨により増水し、湖岸の村々に洪水被害を出した。一方で、山を挟んだ東の新倉村(現・富士吉田市新倉)では透水性の溶岩台地が広がり、水利に乏しく、湖水を新倉方面へ通水させる用水路の開発が求められていた。新倉掘抜江戸時代初期から工事が行われ、曲折を経て、江戸後期の1865年慶応元年)に完成し、新倉村は河口湖の水利権を保持している。1911年明治44年)には新たなトンネルが掘削されたため、それ以降、新倉掘抜は利用されていない。

現在は、1917年大正6年)に竣工した第二嘯川(東京電力の放水路)と1994年平成6年)に完成した嘯治水トンネルを合わせた、嘯(うそぶき)川から構成される放水路により、宮川に放水される[4]。この宮川は桂川(=相模川)の支流であるため、河口湖は相模川水系に属している。

湖の東には三つ峠、北には御坂山地黒岳、節刀ヶ岳が連なり、さらに西には十二ヶ岳がそびえる。南側は開け、そこに富士山が美しい山容を見せ、湖面に写る逆さ富士は、湖の優れた景勝である。

観光[編集]

河口湖の空中写真。1975年撮影の6枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。
河口湖から富士山を望む

富士五湖のうち、もっとも早く観光開発された。平成になってから温泉が掘削され、富士河口湖温泉郷として東岸に温泉街が形成されている。湖畔にはオルゴールの森、天上山へのアクセスとなるカチカチ山ロープウェイ、河口湖遊覧船河口湖猿まわし劇場、キャンプ場、そして旅館、飲食店、物産店などがある。また、山梨県内で唯一の漕艇場があり、河口湖漕艇場として北岸側に艇庫・桟橋が整備されている。シーズン中は1000m×6コースが岸に対して斜めに張られており、斜めであるため、競技観戦の際には注意を要する。元々は河口湖大橋の北側付近に艇庫・桟橋があったものの、1986年昭和61年)の山梨国体の開催が決まった際、その大会規模に対して当時の設備が小さすぎることから、現在の場所に移転・拡大された。

ブラックバスが遊漁の対象として公的に認められている湖であり、マス類の放流もバスと共に盛んであるため、周囲には貸しボート店や釣具屋が多く、さらにはコンビニにまで釣り具が置いてある。全国的にもバスフィッシングのメッカとして知られており、連日多くの釣り人が訪れる。ただし、湖底にソフトルアーが大量に残されていることが問題視され、2007年(平成19年)に、芦ノ湖に次いでソフトルアー使用禁止の湖となった。

2013年(平成25年)6月22日には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つとして世界文化遺産(日本の文化遺産としては13箇所目)に登録された。

2013年、水位が低下した状態が半年以上継続[5]。通常は水上に浮いて見えるお堂の「六角堂」まで歩いていける状態となり話題を呼んだ[6]


アクセス[編集]

道路[編集]

公共交通機関[編集]

脚注[編集]

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関連項目[編集]