ニューヨーク大学

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ニューヨーク大学
校訓 Perstare et praestare (ラテン語)
創立 1831
学校種別 私立
大学暦 学期
運営資金 $24億3000万[1]
学長 ジョン・セクストン, Ph.D., J.D.
教職員 6,755
職員 15,286
学生 43,404[2]
学部生 21,638
大学院生 21,766
学生寮居住 12,000
職業専門課程 3,428
卒業生 350,000
所在地 United StatesNYニューヨーク
キャンパス 都市
新聞 ワシントン・スクエア・ニュース
スクールカラー Violet and White          
愛称 Violets
マスコット ボブキャット
運動競技 NCAA Division III UAA
19競技
ウェブサイト NYU.edu
公共交通手段 Eighth Street-NYU
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NYUの図書館(ボブスト図書館)

ニューヨーク大学 (New York University, NYU)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市にある私立総合大学である。校訓は、Perstare et praestare "To persevere and to excel"。

ニューヨーク市立大学(CUNY)、ニューヨーク州立大学(SUNY)等との混同に注意。

キャンパス[編集]

大学の校舎はワシントン・スクエア周辺に分散しており、ニューヨークの中でも若者に人気が高いグリニッジ・ヴィレッジウエスト・ヴィレッジソーホーノリータなどのお洒落なエリアの中心に位置しているため、全米中の高校生に最も人気のある大学の一つである。The New York University Polytechnic School of Engineering は国内で最も歴史ある私立であるエンジニアの一校でありメトロテック(ブルックリン)にキャンパスを持つ。 また2009-2010のランキングではお金のかかる大学全米2位にランクインされている。


2010年には、アメリカの大学としてはじめて本格的な分校であるニューヨーク大学アブダビ校を開校。2013年には、ニューヨーク大学上海校を開校予定。

キャンパス間移動[編集]

各校舎および学生宿舎間は専用のシャトルバスサービスが運行しており、大学関係者は無料で自由に往来できるシステムとなっている。 ほとんどの校舎は徒歩圏内である。

歴史[編集]

ニューヨーク大学は1831年4月18日、当時ニューヨーク市に根をおろしていた小売り商人、銀行家、および貿易商人らの有志によって設立された。彼らは家柄や階級ではなく、実力によって選ばれた若い男子が学ぶことのできる大学が市に必要であると考えた。トーマス・ジェファーソンの財政長官だったアルバート・ギャラティンは、友人にあてた手紙のなかでその必要性を次のように説明している

「労働階級の標準的な教養水準および意識をより恵まれた地位にいる人と同程度にまで向上させないことには、この民主的な体制と参政権を保持するのは不可能なように私には思えます」

創立者たちにとって、植民地時代の大学で教えられていた伝統的なカリキュラムでは不十分であり、より近代的かつ実際的な教育を組み合わせる必要があった。当時パリやウィーン、ロンドンなどでも新しい形の教育が始められており、そこでは学生たちが古典や神学だけでなく、近代的な言語学、哲学、歴史、政治経済、数学および自然科学などを学べるようになっていた。その結果かれらは商人や銀行家、弁護士、医師、建築家およびエンジニアになることができたのである。当時、植民地時代の大学は神学にもとづいた古典を学ぶ場であったが、この新しい大学は宗教色をなくしたものであった。ニューヨーク大学は、このような改革による現代的な大学のはしりである。

これまでに卒業生及び教員の中から、ノーベル賞受賞者を20人、米国の科学技術分野の功労者に贈られるナショナルサイエンスメダルを9人、優れたジャーナリストに与えられるピューリツァー賞を13人、映画界の栄誉であるアカデミー賞を19人、輩出している。音楽のグラミー賞、ミュージカルのトニー賞、テレビ番組制作のエミー賞などでも数多くの受賞者を生んでいる。

全米トップ5のロースクールや全米トップ10のビジネススクール(レナード・N・スターン・スクール) が有名で、「不動産」、「出版」、「スポーツビジネス」など専門分野の経営を学ぶ修士課程も知られている。 米国連邦準備制度理事会アラン・グリーンスパン前議長が博士号を取得した経済学部も評価が高い。 とりわけ芸術学部演劇学科及び映画学科は世界的に有名で、数多くの映画監督や有名俳優を輩出している。

ランキング[編集]

主要世界大学ランキング[編集]

  • TIMES世界大学ランキング: 第38位(15年度)[3]
    • 社会科学:世界14位
    • 人文科学:世界17位
  • 上海交通大学世界大学ランキング: 第27位(14年度)[4]
    • 社会科学:世界10位
    • 数学:世界13位
    • 経済ビジネス:世界9位
    • PCサイエンス:世界48位
  • NEWSWEEK世界大学ランキング: 第39位(06年度)

US NEWS 全米ランキング 2014[5][編集]

  • 総合:32位
  • ビジネスプログラム(学部)総合5位
    • 会計 第9位
    • ファイナンス 第2位
    • 国際ビジネス 第2位
    • マーケティング 第7位
    • 保険 第8位
大学院[編集]
  • 経営大学院: 第10位
  • 医科大学院: 第34位
  • 法科大学院(J.D.): 第5位
  • 法科大学院(LL.M.): 第3位(2011年度AUAP LL.M Rankings
  • 教育学大学院: 第14位
  • 福祉学大学院: 第22位

組織[編集]

教育機関[編集]

Leonard N. Stern School of Business(レナード・N・スターン・スクール)
アメリカの名門ビジネススクールのひとつ。卒業生は、ウォールストリートの金融機関から大手コンサルティング会社、エンターテイメント業界まで幅広い分野で活躍している。全米トップ10のビジネス・スクールの一つとして位置づけられており、また、世界のMBAランキングでも常にトップ15またはトップ20にランクインされている。特にファイナンス分野においては世界屈指の評価を得ており、フィナンシャル・タイムズの専攻別MBAランキングのファイナンス部門では2年連続世界1位を獲得している。
Tisch School of the Arts (ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツ)
マーティン・スコセッシM・ナイト・シャマランなどを輩出した芸術学部。映画製作や俳優育成など多彩なプログラムが有名。
Steinhardt School of Culture, Education, and Human Development
教育・文化・芸術などの分野に特化した学部。全米の教育学部で最古(1890年の創立)。ウェイン・ショーターグラミー賞受賞サックス演奏者、ウェザー・リポートの結成メンバー)やフランク・マコート(ピューリッツアー賞受賞者、「アンジェラの灰」著者)らを輩出している。
Robert F. Wagner Graduate School of Public Service
非営利団体の運営や地方自治運営などを学ぶ学部で、世界中から学生が集まる。
College of Arts & Science
College of Dentistry
College of Nursing
School of Continuing and Professional Studies
Gallatin School of Individualized Study
Polytechnic School of Engineering
School of Law
非常に評価が高く、トップレベルのロースクールであり、「New Yorkの3大ロースクール(コロンビア大学、ニューヨーク大学、フォーダム大学)」の一つである(New Yorkとはニューヨーク市内を意味し、ニューヨーク州内であるがニューヨーク市内ではないアイビーリーグのコーネル大学は、一般的にこのカテゴリーに入らない)。2011年のU.S. News & World Report誌のランキングでは、J.D.は5位に、AUAP LL.M Rankingsでは、LL.M.が3位にランクされている。世界中から学生が集まり、日本からも法律事務所、省庁、企業などから多くの人材が派遣されている。
New York University Abu Dhabi
2010年に、アブダビ政府の100%出資を受け開校。国際的に有名なIIE財団の協力を受け、世界中の高校から優秀な学生を選抜。初年度は、定員150人に対して9000人が応募し、合格率は2.1%。SAT(アメリカのセンター試験)の平均点は、アイビーリーグの学校並み。生徒対教員の比は、8:1の少人数教育を行う。現在アブダビ市内にある仮キャンパスから、2014年にサディヤット島に建設される本キャンパスに移動予定。

スポーツ・サークル・伝統[編集]

全米大学体育協会ディビジョンIIIに所属している。

教員[編集]

主な出身者[編集]

政治・経済・社会[編集]

学術界[編集]

文化・芸術界[編集]

日本著名人[編集]


脚注[編集]

  1. ^ University's endowment improves after 2009 loss Initiative”. Washington Square News (2010年10月14日). 2010年10月14日閲覧。
  2. ^ UniversityFacts”. New York University Office of Institutional Research and Program Evaluation (2008年). 2008年12月14日閲覧。
  3. ^ http://www.timeshighereducation.co.uk/world-university-rankings/2014-15/world-ranking
  4. ^ http://www.shanghairanking.com/ARWU2013.html
  5. ^ http://colleges.usnews.rankingsandreviews.com/best-colleges/rankings/national-universities/page+3

関連項目[編集]

外部リンク[編集]