コール・スプラウス

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曖昧さ回避 スプラウス兄弟としての活動の詳細については「ディラン&コール・スプラウス」をご覧ください。
コール・スプラウス
コール・スプラウス
2019年に行われたサンディエゴ・コミコンでのスプラウス
本名 コール・ミッチェル・スプラウス
生年月日 (1992-08-04) 1992年8月4日（31歳）
出生地 イタリアの旗 イタリア・トスカーナ州アレッツォ
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 俳優
活動期間 1993年 - 2012年
2017年 -
著名な家族 ディラン・スプラウス（兄）
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コール・スプラウス（Cole Sprouse, 1992年8月4日 - ）は、ディズニー・チャンネルの人気シリーズ『スイート・ライフ』とスピンオフ『スイート・ライフ オン・クルーズ』のコーディ・マーティン役で有名なアメリカ合衆国の俳優。有名子役として、双子の兄ディラン・スプラウスと共に様々な作品に出演した。2017年、CWの人気シリーズ『リバーデイル』で主役の一人ジャグヘッド・ジョーンズを演じている。

来歴[編集]

本名はコール・ミッチェル・スプラウス (Cole Mitchell Sprouse)。イタリアのトスカーナ州アレッツォ生まれ。両親はマシュー・スプラウスとメラニー・ライト[1]。ディラン・スプラウスとは一卵性双生児であり、兄のディランより15分遅く生まれた[2]。コールという名前は、ジャズ歌手でピアニストのナット・キング・コールにちなんで付けられた[3][4]。生後4か月で両親の故郷であるカリフォルニア州ロングビーチに戻った[5]。

キャリア[編集]

2009年のイベントでのコール（左）と兄のディラン（右）

コールは兄のディランと共に、演劇の教師かつ女優であった母方の祖母ジョニン・ブース・ライトからの提案を受けて、生後8か月で子役としてのキャリアを始めた[6]。子役として数々のコマーシャル、テレビ番組、映画に出演したが、ほとんどの作品でディランと二人で一人の役を演じている[7]。ディランと共に演じた役として、1999年の映画『ビッグ・ダディ』で主人公が世話をする羽目になるジュリアン役、2002年の『変身パワーズ』で主人公の幼少時代の役が挙げられる[8]。また、2001年からNBCのシットコム『フレンズ』でロス・ゲラーの息子ベン・ゲラー役を演じ、コールが初めて一人で役を演じた[9][10]。2005年には、兄のディランと共にディズニーチャンネルのオリジナルシリーズ『スイート・ライフ』に兄弟役で出演し、コールはコーディ・マーティン役を演じた。この作品によってスプラウス兄弟は一躍人気子役となり、2008年のスピンオフ『スイート・ライフ オン・クルーズ』などの作品に出演した[11]。

2016年2月9日、アーチー・コミックを基にしたCWのドラマ『リバーデイル』のメインキャストの一人ジャグヘッド・ジョーンズ役に抜擢された。このドラマは、2017年1月26日に第1話が放送された。

2019年3月、恋愛映画『ファイブ・フィート・アパート』で同じ病気を患う女の子と恋に落ちる嚢胞性線維症の患者を演じた[12]。この作品は、スプラウスが『ビッグ・ダディ』以降初めて主役を演じた長編映画である。

2020年には、8話編成のポッドキャスト "Borrasca" で主役を演じた。

私生活[編集]

漫画やアニメの大ファンであり、ロサンゼルスのコミックストア「メルトダウン」で働いていたこともある[13]。

2011年から4年間、演技から離れて学業に専念することを決め、兄のディランと共にニューヨーク大学に入学した。当初は映画やテレビ制作に関する研究に興味を持っていたが、結果的に考古学研究科に入学し[14]、2015年5月に卒業した[15]。在学中には地理情報システムと衛星画像を専門とし[16][17]、ヨーロッパとアジアでの発掘調査にも参加した。ブルガリアでの発掘調査の際、ディオニューソスのマスクを発掘した[18]。

スプラウスは写真に興味を持っており、2011年に個人的な写真のウェブサイトを立ち上げ、ニューヨーク大学で授業を受けた[19][14]。ティーン・ヴォーグ（英語版）やW誌（英語版）などの主要なファッション雑誌においてプロの写真家として撮影を行ったこともある[20][21][22][23]。

『リバーデイル』の放送が始まった直後の2017年2月、ドラマで恋人役のベティを演じる女優のリリ・ラインハートと付き合っているという噂が流れた。スプラウスとラインハートは共に秘密主義であるため噂を認めることはなかったが、2018年5月のメットガラのレッドカーペットに二人で登場し、付き合っていることが公式となった。共に雑誌の表紙を飾るなど仲睦まじい姿がファンの心を捉えていたが、2020年5月頃から破局の噂が流れ始め、8月20日にスプラウスが自身のInstagramアカウントで、1月から距離を置くようになり3月に完全に破局したと認めた[24]。

2020年5月31日、スプラウスは警察官によるジョージ・フロイド殺害事件以降人種差別の撤廃を声高に訴えており、ロサンゼルスでのデモに加わった際に逮捕された。

出演作品[編集]

『フレンズ』を除く2017年以前のすべての出演は兄ディランと共演である。

映画[編集]

年 題名 役 備考 脚注
1999年 ビッグ・ダディ ジュリアン・マクグラス 主役 [7]
1999年 ノイズ ツイン
2001年 Diary of a Sex Addict（原題） サミーJr 劇場公開なし [25]
2001年 I Saw Mommy Kissing Santa Claus（原題） ジャスティン・カーバー [26]
2002年 変身パワーズ ピスタチオの幼少期 [8]
2002年 Eight Crazy Nights（原題） おもちゃの兵士 声の出演
2003年 Apple Jack（原題） ジャック・パイン 短編映画 [27]
2003年 Just for Kicks（原題） コール・マーティン 劇場公開なし [28]
2004年 The Heart Is Deceitful Above All Things（原題） ジェレマイア [29]
2006年 Holidaze: The Christmas That Almost Didn't Happen（原題） 子ども 声の出演；劇場公開なし [30]
2007年 A Modern Twain Story: The Prince and the Pauper（原題） エディ・チューダー [31]
2009年 The Kings of Appletown（原題） クレイトン
2010年 Kung Fu Magoo（原題） ブラッド・ランドリー 劇場公開なし [32]
2019年 ファイブ・フィート・アパート ウィル・ニューマン 主役
2024年 Lisa Frankenstein ポストプロダクション

テレビ[編集]

年 題名 役 備考 脚注
1993年 - 1998年 Grace Under Fire（原題） パトリック・ケリー 主役 [33]
1998年 マッドTV！ 子供 ゲスト出演：第2話
2000年 - 2002年 フレンズ ベン・ゲラー 第7話（クレジットはコール・ミッチェル・スプラウス）
2001年 ナイトメア・ルーム バディ エピソード：「生きている人形」
2001年 ザット'70sショー ビリー エピソード：「エリックのうつ病」
2005年 - 2008年 スイート・ライフ コーディー・マーティン 主役
2006年 ラマだった王様 学校へ行こう！ ジム 声の出演；エピソード：「おみくじクッキー/シュアカの黄金」
2006年 レイブン 見えちゃってチョー大変！ コーディー・マーティン エピソード：「あっと驚く理想の人！」 [34]
2008年 According to Jim（原題） 本人役 エピソード："I Drink Your Milkshake"
2008年 - 2011年 スイート・ライフ オン・クルーズ コーディー・マーティン 主役 [11]
2009年 ウェイバリー通りのウィザードたち コーディー・マーティン エピソード：「わくわくティーン・クルーズ 」 [35]
2009年 シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ コーディー・マーティン エピソード：「ママのアンクレット」
2010年 爆音家族 コーディー・マーティン エピソード：「スイート・ウィーゼル オン・クルーズ」
2011年 スイートライフ・ザ・ムービー コーディー・マーティン テレビ映画 [7]
2012年 めっちゃ ソー・ランダム 本人役 エピソード：「コール&ディラン・スプラウス」
2017年 - リバーデイル ジャグヘッド・ジョーンズ 主役
2020年 Borrasca（原題） サム・ウォーカー ポッドキャスト

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ “Official Sprouse Bros Website About Page”. Official Sprouse Bros. Website. 2011年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月5日閲覧。
  2. ^ Mad Kids (May 2006). “The Mad Kids Chatroom: This Month: Dylan & Cole Sprouse”. Mad Kids 1 (#3): 26–28. 
  3. ^ James Brady (August 19, 2007). “In Step with Dylan & Cole Sprouse”. Parade Magazine: 22. http://www.parade.com/articles/editions/2007/edition_08-19-2007/In_Step_With...Dylan_and_Cole 2009年3月1日閲覧。. 
  4. ^ “Dylan & Cole take over the world!: House of Sprouse!”. Popstar Special!: 90. (June 2006). 
  5. ^ “Little Sprouses”. People (Special Collector's Edition: Dylan and Cole: Zack & Cody): 14. (May 2009). https://people.com/archive/little-sprouses/ 2019年3月8日閲覧。. 
  6. ^ Sprouse, Cole (6 November 2012). Let's see if this audio file works. Coleture Concept. 2012年11月17日時点のオリジナル (Audio file requires Flash)よりアーカイブ。2012年11月6日閲覧。And I think the final thing that really contributed to my change—the biggest—was that... my brother and I were put into acting when we were eight months old by our mother because we needed money.
  7. ^ a b c "The Suite Life Movie – Cole Sprouse Bio" (Press release). Disney – ABC Television Group. 2012年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月17日閲覧。
  8. ^ a b "The Suite Life on Deck – Cole Sprouse Bio" (Press release). Disney – ABC Television Group. 2010年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月17日閲覧。
  9. ^ “TV Flashback”. Life Story:Dylan and Cole Scrapbook: 20–23. (2007). 
  10. ^ “Before They Were Zack & Cody”. People: 46–47. (May 2009). https://people.com/archive/before-they-were-zack-cody/ 2019年3月8日閲覧。. 
  11. ^ a b “Suite Life on Deck”. Official Sprouse Bros. Website. 2011年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月1日閲覧。
  12. ^ McNary, Dave (2018年5月31日). “Film News Roundup: Haley Lu Richardson-Cole Sprouse's Five Feet Apart Set for March Release”. Variety. https://variety.com/2018/film/news/haley-lu-richardson-cole-sprouse-five-feet-apart-1202826154/ 2018年11月2日閲覧。 
  13. ^ Late Night with Seth Meyers (25 October 2017). Cole Sprouse Recites Creepy Poetry He Wrote As a Child. 2017年10月25日閲覧。
  14. ^ a b Sprouse (2011年11月9日). “Big Guns”. Cole Sprouse Photography. 2012年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月19日閲覧。
  15. ^ “Dylan And Cole Sprouse Just Graduated From NYU And Our Childhood Is Over” (英語). MTV News. http://www.mtv.com/news/2165134/dylan-and-cole-sprouse-graduate-college/ 2017年10月25日閲覧。 
  16. ^ “Cole Sprouse Would Likely Be In A Basement Sifting Through Artifacts Right Now, If It Wasn't For "Riverdale"” (英語). BuzzFeed. https://www.buzzfeed.com/shylawatson/ummm-cole-sprouse-had-a-crazy-job-before-being-cast-on 2018年2月27日閲覧。 
  17. ^ “5 things to know about 'Riverdale' star Cole Sprouse” (英語). ABC News. (2017年11月15日). https://abcnews.go.com/Entertainment/things-riverdale-star-cole-sprouse/story?id=51172848 2018年2月27日閲覧。 
  18. ^ Late Night with Stephen Colbert. CBS. November 1, 2018.
  19. ^ “Site Launched”. Cole Sprouse Photography (2011年8月26日). 2012年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月3日閲覧。
  20. ^ Oribe, Dina Gregg using CHANEL Les Beiges ,Cole Sprouse,De Elizabeth,Kirby Marzec,Whitney Schield using. “Cole Sprouse and Hermione Corfield Teamed Up for an Epic Collaboration” (英語). Teen Vogue. https://www.teenvogue.com/gallery/cole-sprouse-photographs-hermione-corfield#4 2017年10月25日閲覧。 
  21. ^ Marine, Brooke. “Cole Sprouse Continues To Be the Hottest Photographer of the Moment” (英語). W Magazine. https://www.wmagazine.com/story/cole-sprouse-sam-smith-luomo-vogue 2017年10月25日閲覧。 
  22. ^ “Cole Sprouse Dishes About Working With Kendall Jenner”. M Magazine. (2017年5月15日). http://www.m-magazine.com/posts/cole-sprouse-photographs-his-friend-kendall-jenner-132368 2017年10月25日閲覧。 
  23. ^ “Cole Sprouse took the most ethereal photos of Sophie Turner because Jughead is a legit fashion photographer” (英語). HelloGiggles. (2017年7月11日). https://hellogiggles.com/celebrity/cole-sprouse-photography-sophie-turner/ 2017年10月25日閲覧。 
  24. ^ Walsh, Savannah (2020年8月19日). “A Complete Timeline of Cole Sprouse and Lili Reinhart's Romance, Which 'Permanently' Ended in March” (英語). ELLE. 2020年12月15日閲覧。
  25. ^ “Diary of a Sex Addict – Cast, Crew, Director and Awards”. The New York Times. オリジナルの2012年11月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121105101658/https://movies.nytimes.com/movie/252504/Diary-of-A-Sex-Addict/cast 2011年9月22日閲覧。 
  26. ^ Cole Sprouse, Dylan Sprouse (actors) (23 October 2001). I Saw Mommy Kissing Santa Claus. Regent Entertainment.
  27. ^ Cole Sprouse, Dylan Sprouse (actors) (2003). Apple Jack. Tranquility Pictures.
  28. ^ “Just 4 Kicks – Cast, Crew, Director and Awards”. The New York Times. オリジナルの2012年11月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121106080138/https://movies.nytimes.com/movie/287483/Just-4-Kicks/cast 2011年12月21日閲覧。 
  29. ^ Dylan Sprouse, Cole Sprouse (actors) (15 May 2004). The Heart Is Deceitful Above All Things. Palm Pictures.
  30. ^ “Holidaze: The Christmas That Almost Didn't Happen - Cast, Crew, Director and Awards - NYTimes.com”. New York Times. https://movies.nytimes.com/movie/411635/Holidaze-The-Christmas-That-Almost-Didn-t-Happen/cast 2011年12月21日閲覧。 
  31. ^ “The Prince and the Pauper”. Official Sprouse Bros. Website (2011年). 2010年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月18日閲覧。
  32. ^ “Kung Fu Magoo”. Classic Media (2009年). 2014年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月21日閲覧。
  33. ^ "The Suite Life Movie – Dylan Sprouse Bio" (Press release). Disney – ABC Television Group. 2012年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月17日閲覧。
  34. ^ Cole Sprouse, Dylan Sprouse (actors). That's So Suite Life of Hannah Montana. Buena Vista Home Entertainment. ISBN 0-7888-7608-2. 2011年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月25日閲覧。
  35. ^ ""Wizards on Deck with Hannah Montana," the Triple Crossover Event of Summer, Premieres Friday, July 17 on Disney Channel" (Press release). Disney – ABC Television Group. 9 June 2009. 2011年9月19日時点のオリジナル (DOC)よりアーカイブ。2011年12月7日閲覧。

外部リンク[編集]

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