青春パンク
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青春パンク | |
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様式的起源 | パンク・ロック |
文化的起源 |
1990年代後期![]() |
使用楽器 | ボーカル - ギター - ベース - ドラム |
関連項目 | |
ポップ・パンク - メロディック・ハードコア |
青春パンク(せいしゅんパンク)とは、パンク・ロックのサウンドをベースに「青春」をモチーフにした歌のジャンルのこと。2000年代前半、中高生を中心にブームを起こした。
経緯[編集]
1990年代後半頃から起こったメロコアブームやフォークソング・リバイバルを背景としている。
2003年前後には175Rのデビューシングルでオリコン初登場1位獲得、テレビ番組の企画から誕生したロードオブメジャー、海援隊の「贈る言葉」をカバーしヒットを記録したFLOW、 青春時代の甘い思い出などを歌にした太陽族やブギージャックやガガガSPなど10代の中高生を主な支持層にその絶頂期を迎え、同系統のバンドが雨後の筍のように現れクローズアップされるようになる。
しかし、2003年の終わり頃からブームは沈静化し、同年より台頭してきたミクスチャー・ロックバンドや下北系ギターロックバンドに取って代わられるようになる。そのため前述のロードオブメジャーやFLOWなど、新たな方向性を模索するバンドも多く現れた。
音楽性[編集]
パンク・ロックバンドのTHE BLUE HEARTSやJUN SKY WALKER(S)、LAUGHIN' NOSE、KENZI & THE TRIPS、COBRAや、BOØWY、尾崎豊などに影響を受けたバンドが多い。ただし、その多くが1970年代後半から1980年代生まれでリアルタイムでの影響の薄い世代であるのも特徴。サウンド面ではむしろHi-STANDARD、OFFSPRINGなどメロコアの影響下にある者が多い。
恋愛や友情、トラウマ、夢と情熱など若者の個人的なできごとや感情を主にテーマにした詞が特徴。
青春パンクバンド[編集]
青春パンクとして挙げられるバンドには、175R、THE BOOGIE JACK、太陽族、Yum!Yum!ORANGE、ムラマサ☆、FLOW、SHACHI、PAN、THE STAND UP、GOING STEADY、テルスター、藍坊主、SABOTEN、ガガガSP、ロードオブメジャー、MONGOL800、人間ミサイル、銀杏BOYZなどがおり、青春時代・思春期について歌ったバンドが多い。もっとも、ジャンル的には、先述のミクスチャーや下北系、レゲエパンクを兼ねているバンドも含まれる。
参考文献[編集]
- ストリートロックファイル(宝島社)
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