ボーイズ (演芸)
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ボーイズとは、演芸の一種で、楽器を使用した音楽ショウ。「ボーイズ物」や「ボーイズ芸」とも言われる。
概観[編集]
漫才師の行う音曲漫才や、コミックバンドが演ずる音楽コントとは異なる、独特の形態を持つ。
1937年に浅草公園六区の浅草花月劇場(吉本興業直営)における演目「吉本ショウ」で、あきれたぼういず(東京吉本所属)が行ったのが端緒である。この伝統を受け継ぎ「ボーイズ」の名は主に東京芸界で用いられる。
上方芸界では「○○(=リーダーの個人名)ショウ」と称す場合が多く、一座による地方興行を打っていた歌謡ショウが、民放ラジオ・テレビ開局と共に大挙して流入定着し、続いて浪曲ショウ(タイヘイトリオの浪漫ショウや宮川左近ショー、キクタショウ等)、江州音頭や河内音頭の音頭ショウ、民謡ショウ等も百花繚乱し、グループ名やメンバーの変遷も激しく、ジャンル分けが難しい。
浪花節も入ればジャズの要素も採り入れる、いわば「何でもあり」で始まったものではあるが、演者や観客層の年齢が高くなっていることから、平成期はほぼレトロ調の内容に纏まっている。
現在活動中のボーイズ[編集]
- 東京
- 現在は東京ボーイズもアンクルベイビーも2人でコンビを組んでいるので、ボーイズとしては珍しい例である。
- 大阪
- 横山ホットブラザーズ
- ザ・パンチャーズ - 平和勝次とダークホースの中川ヒロシをリーダーとして復活
- 放課後ボーイズ
他
解散・活動休止したボーイズの例[編集]
- 東京
- あきれたぼういず
- 川田晴久とダイナブラザーズ
- 小島宏之とダイナブラザーズ
- ザツオン・ブラザース
- 鹿島密夫とダイナ・ショウ
- スリートンズ
- ザ・ローカル
- 弁慶と牛若丸
- ミュージカルぼーいず
- 辻ひろしとザ・ハッタリーズ
- ぴんぼけトリオ
- シャンバロー
- 人見明とスイングボーイズ - メンバーに南けんじがいた。
- ハリキリボーイズ
- ハット・ボンボンズ
- あかつき楽劇団
- スリー・シスターズ
- 東京あんみつ娘
- ロマンス・ガールズ
- ザ・チャーミング
- 新日本ショウ
- テルテル・ボーイズ
- トリオ・レ・ポンコツ
- 木戸啓二とザツオンぼういず
- ファンキーガイズ - 長田あつしがリーダー。殿様キングスの前身。
- あきれたダンディーズ
- トリオザキョースケ - 結成約半年後にメンバー・うたじが脱退。現在は「ふるさとコンビ」として漫才を中心に活動。
- 大阪
- あひる艦隊
- 木村フクジとシャネルカンカンズ
- 平和勝次とダークホース
- ピンアップトリオ
- 西川ヒノデショウ(西川ヒノデ・サクラ)
- スカタンボーイズ
- ザ・パンチャーズ
- ぴんからトリオ
- クエッション・ボーイズ
- ザ・ドリーム - 兄弟の夢みどり、洋二、ひろみで構成、大阪での活動は1969年から(結成はそれ以前)
- わんぱくボーイズ - 1970年に結成。メンバーは南一夫、文夫、敏夫。1年ほどで解散。
- フォアダッシュ → ザ・ダッシュ
- 川上のぼるとリズムボーンズ → 川上のぼると大阪ヤローズ - 堺すすむら川上一門で構成
- ぼんぼんサンズ - 渡辺晴一がリーダー。メンバーに平崎康弘、岡本鉱一、藤原秀和、佐藤たけし。
- のらくろショウ - リーダーのらくろが中心に結成、メンバーだった2人が古川一郎・二三子として活動。
- モダントリオ - のらくろショウの残党で戦後に結成。
- スリーエース - エノケン一座出身の大浪弘士が、妻の銀子や実子らと編成した歌謡ショウ。後に弘士、銀子が退き、弟子中心の構成になった。
- プレイボーイズ - 原たかしがリーダー。平成に入り「赤フン」で有名になった吉本新喜劇の木村明他2名で再結成された。
- 泉詩郎歌謡ショウ - 泉詩郎はもと活動弁士でトーキー化でショウを編成。
- 可愛コヒデショウ - 西川ヒノデ・サクラの弟子等で構成
- リズムデッサン - 後にWヤングを結成。
- なにわショウ
- ミユキショウ
- 名古屋
- ハッピーボーイズ - 一時大阪を拠点にしていたがリーダーの急死で解散
- ニューハッピーズ - ハッピーボーイズ弟分、ハッピーボーイズに誘われ大阪を拠点にするが後にハッピーボーイズのリーダーの死去、出演していたトップホットシアターの閉鎖などの理由でこちらも解散。