コミックバンド

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コミックバンドとは、音楽の演奏よりも、滑稽な仕草や面白おかしい歌詞で聴衆を楽しませるバンドのこと。ユーモアやジョーク、知性、パロディ、ギャグ、しゃれなどを含む集団が、より優れたバンドと言える。

概要[編集]

コミックバンドは、演奏中に滑稽な仕草を挿んだり何がしかを茶化すような歌詞で歌い、聴衆を楽しませるミュージシャンからなる演奏集団のことである。特に滑稽な歌詞を主体とした楽曲をコミックソングというが、このコミックソング演奏を主とするところもある。その形態はお笑いに通じともすれば通俗的で、音楽そのものを主体とする歌謡曲やロックなどよりも、低くみられがちである。世界ではイギリスのボンゾ・ドッグ・バンド[1]やモンティ・パイソンなのがいる。日本では、ハナ肇とクレージーキャッツやドリフターズが有名である。クレージーキャッツは、ザ・ピーナッツらとともに「シャボン玉ホリデー」にレギュラー出演したことで、全国的な人気バンドとなった。

こういったコミックバンドの中には、確かな演奏力を備えつつも聴衆を笑い楽しませるための演出や知的なユーモアを持つ集団もあり、一概に音楽性を追求するバンドより程度が低いとは限らない。

コミックバンドの多くが、演奏しながら聴衆や観客を笑わせるために、意図して馬鹿馬鹿しい行為を取り入れ、その実として演奏は二の次であることもある。したがって、コミックバンドのライブコントなどに近く、音楽主体の演奏会とは異なる進行であることも少なくない。中には、発足当初はコミックバンドとして活動するも、後にコメディアンとしての活動が主体となったグループも見られ、ザ・ドリフターズのようにコミックバンドとしてよりもコントグループとしての活動で知られたところもみられる。中産階級向けのニューミュージックやJ-POPのバンドは、コミックバンドに含まれないバンドが圧倒的に多い。

漫才や演芸の演出の一つとして活動するグループ、コミックソングを歌うグループなどに別れている。モト冬樹は「(音楽コントをする正統な)コミックバンドは絶滅した」と発言している。

主なコミックバンド[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]