ジミー・バトラー

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ジミー・バトラー
Jimmy Butler
JimmyButlerUSA2016.jpg
アメリカ代表でのバトラー (2016年)
ミネソタ・ティンバーウルブズ  No.23
ポジション SG/SF
背番号 23
身長 201cm (6 ft 7 in)
体重 100kg (220 lb)
ウィングスパン 202cm  (6 ft 8 in)
シューズ エア・ジョーダン
基本情報
本名 Jimmy Butler III
ラテン文字 Jimmy Butler
誕生日 (1989-09-14) 1989年9月14日(28歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ヒューストン
出身 マーケット大学
ドラフト 2011年 30位 
選手経歴
2011-2017
2017-
シカゴ・ブルズ
ミネソタ・ティンバーウルブズ
受賞歴
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2016-
 
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
2016 リオデジャネイロ

ジミー・バトラー3世Jimmy Butler III, 1989年9月14日 - )は、NBAミネソタ・ティンバーウルブズに所属しているバスケットボール選手。ポジションはシューティングガード/スモールフォワードアメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身。

生い立ち[編集]

「彼の生い立ちには驚くばかりだよ。彼の人生には幾つもの困難があったのに、いつも彼はそれを克服してきたんだ。もし彼と話をする機会が得られたならば(彼はあまり自分の生い立ちについて話したがらないだろうけど)彼に敬意を抱くと思うよ」 2011年のドラフトの前に、とあるNBAチームのGMが口にしたこの言葉が示すとおり、バトラーの経歴は非常に波乱に富んでいる。 バトラーの父は彼が幼い時に家族を置いて家を出て行った。そしてヒューストンの郊外、トムボールに住んでいた13歳の時に母親に家を追い出される事になった。 「あんたの顔が気に食わないんだ。さっさと出て行きな」 2011年のインタビューの時に、バトラーはそう母親に言われたと語っている。その後、バトラーは複数の友人の家の間を転々としながら過ごす事になった。

その後バトラーはトムボール高校に入学した。 12年生になる直前のサマーリーグで、バトラーは後輩のジョーダン・レスリーにスリーポイント勝負を挑まれた。 その後彼らはすぐに友達となり、バトラーはレスリーの家で寝泊りするようになった。レスリーの母と継父は、6人の子供がいるため最初は彼を養子として引き取る事に消極的だったが、結局数ヵ月後に彼を家族に迎え入れた。 「彼らは僕の事をバスケットボールが上手いから引き取ったわけじゃないんだ。彼女(レスリーの母)は信じられない事に僕の事を愛してくれたし、たらふくご飯を食べさせてくれたんだ」 後にジミーはインタビューでそう語っている。

バトラーはトムボール高校の最上級生の2006-2007年のシーズンには、試合平均19点、8リバウンドの成績を上げている。彼はチームで一番優秀なプレイヤーだった。

大学[編集]

バトラーは高校を卒業した後、大学から引く手数多だったわけではなかった。そのため、バトラーはテキサス州にあるタイラー短期大学に入学する事に決めた。その後バトラーはマーケット大学に転校し、2年生だった2008-2009年の時に試合平均5.6点、3.9リバウンド、FT率76.8%を記録した。3年生の時(2009-2010年のシーズン)には先発選手となり、試合平均14.7点、6.4リバウンドを記録し、All-Big East Honorable Mention賞を獲得している。 このシーズンのバトラーのハイライトは、コネチカット大学セント・ジョーンズ大学を相手にした試合でウィニングショットを放った事だった。この結果、マーケット大学の5期連続NCAAトーナメント出場にバトラーは貢献する事ができた。

NBAキャリア[編集]

シカゴ・ブルズ[編集]

2011–12シーズン

2011年のNBAドラフトにおいてシカゴ・ブルズから全体30位で指名される。 ルーキーイヤーは全試合ベンチからの出場となった。

2012–13シーズン

レギュラーシーズンが始まる前のサマーリーグで、バトラーは試合平均20.8点、6.5リバウンド、2アシストを記録した。 この年も前半戦のうちは、昨年と同じく出場時間は限られていた。しかし、チームメイトのルオル・デンが負傷欠場によりバトラーは遂に先発出場を果たした。バトラーが先発選手として出場した最初の試合は、17分の出場で18点8リバウンド、3アシスト、3スティールだった。バトラーは次の4試合において40分以上の出場を果たす事になる。 2013年4月19日のトロント・ラプターズ戦で、バトラーは28点を記録した。 このシーズンの終わりまでバトラーはブルズのローテーションに加わり、プレイオフでは試合平均40.8分の出場を果たした。

2013–14シーズン

2014年1月15日のオーランド・マジック戦ではトリプルオーバータイムの末、バトラーは60分の出場を果たしてシカゴ・ブルズのチーム記録を更新した。 2014年6月2日に発表されたNBAオールディフェンシブ2ndチームに選出され、リーグ屈指のディフェンダーである事を証明した。

2014–15シーズン

2014年10-11月において試合平均21.9得点でシュート率49.8%を記録し、イースタンカンファレンス月間MVPを獲得した。 2015年2月24日、NBAオールスターゲームに初出場。同シーズンは平均20得点とエース級の活躍を見せ、MIPを受賞した。

2015-16シーズン

5年9000万ドルのマックス契約でブルズと再契約した同シーズンは、圧巻のパフォーマンスの連続。4度の延長戦にまでもつれ込んだ2015年12月18日のデトロイト・ピストンズ戦は、チーム最多の43得点を記録[1]。更に2016年1月3日のトロント・ラプターズでは、計42得点中の40得点を3rdクォーター以降に叩き出し、1989年2月のミルウォーキー・バックス戦でマイケル・ジョーダンが後半戦に39得点を挙げたチーム記録を更新する最高のパフォーマンスを披露[2]。同月14日のフィラデルフィア・76ers戦では、自己最多の53得点を記録した[3]

ミネソタ・ティンバーウルブズ[編集]

2017年のNBAドラフト開催日、ザック・ラヴィーンらとのトレードでミネソタ・ティンバーウルブズへの移籍が決定。ブルズ時代の恩師トム・シボドーの下で再出発することになった[4]

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ    リーグリーダー    優勝シーズン

大学[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2008–09 マーケット大学 35 0 19.6 .514 .000 .768 3.9 .7 .5 .5 0.5 5.6
2009-10 マーケット大学 34 34 34.3 .530 .500 .766 6.4 2.0 1.3 .6 1.1 14.7
2010-11 マーケット大学 37 35 34.6 .490 .345 .783 6.1 2.3 1.4 .4 1.5 15.7
Career[5] 106 69 29.6 .508 .383 .773 5.5 1.7 1.1 .5 1.0 12.0

NBA[編集]

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2011–12 CHI 42 0 8.5 .405 .182 .768 1.3 .3 .3 .1 0.3 2.6
2012–13 CHI 82 20 26.0 .467 .381 .803 4.0 1.4 1.0 .4 0.8 8.6
2013–14 CHI 67 67 38.7 .397 .283 .769 4.9 2.6 1.9 .5 1.5 13.1
2014–15 CHI 65 65 38.7 .462 .378 .834 5.8 3.3 1.8 .6 1.4 20.0
2015–16 CHI 67 67 36.9 .454 .312 .832 5.3 4.8 1.6 .6 1.9 20.9
2016–17 CHI 76 76 37.0 .455 .367 .865 6.2 5.5 1.9 .4 2.1 23.9
Career 399 295 32.2 .448 .337 .828 4.8 3.1 1.4 .5 1.4 15.6

プレイオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2012 CHI 3 0 1.3 .000 .000 .000 .0 .0 .0 .0 0.0 .0
2013 CHI 12 12 40.8 .435 .405 .818 5.2 2.7 1.3 .5 1.3 13.3
2014 CHI 5 5 43.6 .386 .300 .783 5.2 2.2 1.4 .0 0.6 13.6
2015 CHI 12 12 42.2 .441 .389 .819 5.6 3.2 2.4 .8 1.8 22.9
2017 CHI 6 6 39.8 .426 .261 .809 7.3 4.3 1.7 .8 2.5 22.7
Career 38 35 38.3 .430 .362 .812 5.2 2.8 1.6 .5 1.45 16.8

プレイスタイル[編集]

NBAオールディフェンシブ2ndチームに選ばれるほどの好ディフェンダーである。また、課題だったオフェンススキルも年々磨きがかかっており、攻守に秀でたプレイヤーとして成長を続けている。特に相手からファールを奪い、フリースローを獲得する技術に優れている。出場時間および試合ごとの走行距離から分かるとおり、非常にスタミナのあるプレイヤーでもある。

エピソード[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]