オールNBAチーム
オールNBAチーム(オール・エヌビーエー・チーム)は、北米のプロバスケットボールリーグであるNBAに於いて、シーズン毎に優秀な選手に、授与される名誉。1946年に始められた。米国とカナダのスポーツライターやブロードキャスターの投票によって行われる。ファースト(第一)チーム、セカンド(第二)チーム、それぞれ5選手が選ばれていたが、1988年から、ファースト(第一)チーム、セカンド(第二)チーム、サード(第三)チーム、それぞれ 5人のラインアップで構成されるようになり、現在に至っている。
プレーヤーは、ファーストチームチームの投票で5ポイント、セカンドチームの投票で3ポイント、サードチームの投票で1ポイントを得る。ポイントの合計で上位5選手がファーストチームを構成し、続く5選手がセカンドチーム、更に続く5選手がサードチームとなる。5番目の得票が同数の場合は6名になる。同得点での6人の選出は1952年に一度だけボブ·デイヴィスとドルフ・シェイズが5位とされた[1]。
最多選出選手[編集]

レブロン・ジェームズが通算16回選ばれた記録を保持する。カリーム・アブドゥル・ジャバーとコービー・ブライアント、ティム・ダンカンが15回、カール・マローン、シャキール・オニールが14回、ボブ・クージー、ジェリー・ウェスト、アキーム・オラジュワン、ダーク・ノビツキーが12回で続く[2]。ファーストチームに選ばれた回数は、レブロン・ジェームズの13回が最高で、カール・マローン、コービー・ブライアントが11回、カリーム・アブドゥル・ジャバーとティム・ダンカン、ボブ・クージー、ジェリー・ウェスト、マイケル・ジョーダン、ボブ・ペティット、エルジン・ベイラーらが10回で続いている。
以下の表はすべてのチームに選出された回数10回以上で合計回数と1st回数で順位を決めている。
* | 殿堂入り |
^ | 現役選手 |
# | プレーヤー | 合計回数 | ファースト チーム |
セカンド チーム |
サード チーム |
NBA MVP |
---|---|---|---|---|---|---|
1 |
レブロン・ジェームズ^ | 16 | 13 | 2 | 1 | 4 |
2 |
コービー・ブライアント | 15 | 11 | 2 | 2 | 1 |
3 |
カリーム・アブドゥル・ジャバー* | 15 | 10 | 5 | 0 | 6 |
4 |
ティム・ダンカン | 15 | 10 | 3 | 2 | 2 |
5 |
カール・マローン* | 14 | 11 | 2 | 1 | 2 |
6 |
シャキール・オニール | 14 | 8 | 2 | 4 | 1 |
7 |
ボブ・クージー* | 12 | 10 | 2 | 0 | 1 |
8 |
ジェリー・ウェスト* | 12 | 10 | 2 | 0 | 0 |
9 |
アキーム・オラジュワン* | 12 | 6 | 3 | 3 | 1 |
10 |
ドルフ・シェイズ* | 12 | 6 | 6 | 0 | 0 |
11 |
ダーク・ノビツキー | 12 | 4 | 5 | 3 | 1 |
12 |
マイケル・ジョーダン* | 11 | 10 | 1 | 0 | 5 |
13 |
ボブ・ペティット* | 11 | 10 | 1 | 0 | 2 |
14 |
オスカー・ロバートソン* | 11 | 9 | 2 | 0 | 1 |
15 |
チャールズ・バークレー* | 11 | 5 | 5 | 1 | 1 |
16 |
ジョン・ハブリチェック* | 11 | 4 | 7 | 0 | 0 |
17 |
ビル・ラッセル* | 11 | 3 | 8 | 0 | 5 |
18 |
ジョン・ストックトン* | 11 | 2 | 6 | 3 | 0 |
19 |
エルジン・ベイラー* | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 |
20 |
ラリー・バード* | 10 | 9 | 1 | 0 | 3 |
21 |
マジック・ジョンソン* | 10 | 9 | 1 | 0 | 3 |
22 |
ウィルト・チェンバレン* | 10 | 8 | 2 | 0 | 4 |
23 |
デビッド・ロビンソン* | 10 | 4 | 2 | 4 | 1 |
歴代選出選手一覧[編集]
^ | 現役選手 |
* | バスケットボール殿堂入り |
太字 |
最優秀選手(MVP) |
1946–47 から 1954–55[編集]

1946–47 シーズンから1954–55 シーズンまで、オールNBAチームは、2チーム構成で、同点を除き、各チームポジションに関係なく5人が選ばれた。
1955–56 から 1987–88[編集]




1955–56 シーズンから1987–88 シーズンまで、オールNBAチームは、2チーム構成で、同点を除き、各チーム5名で、各チームの選手はポジションにより、フォワード2名、ガード2名、センター1名の5人が選ばれた。
1988–89 シーズンから現在[編集]
1988–89 シーズン以降、オールNBAチームは、3チーム構成となった。各チームの選手はポジションにより、フォワード2名、ガード2名、センター1名の5人が選ばれる。
脚註[編集]
- ^ ALL NBA Team--Basketbal-Refference.com
- ^ “Curry, James lead 2015-16 All-NBA First Team”. NBA.com (2016年5月26日). 2016年5月27日閲覧。
外部リンク[編集]
- NBA.com NBA公式サイト (英語)
- NBA公式サイト日本語版 (日本語)
- NBA公式携帯サイト日本語版 (日本語)
- NBPA アメリカのバスケットボール選手協会 (英語)
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