ドレイモンド・グリーン

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ドレイモンド・グリーン
Draymond Green
Draymond Green against Washington (cropped).jpg
2016年のグリーン
ゴールデンステート・ウォリアーズ  No.23
ポジション SF/PF
背番号 23
身長 201cm (6 ft 7 in)
体重 104kg (229 lb)
ウィングスパン 216cm  (7 ft 1 in)
シューズ ナイキ
基本情報
本名 Draymond Jamal Green Sr.
愛称 Day-Day
ラテン文字 Draymond Green
誕生日 (1990-03-04) 1990年3月4日(27歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ミシガン州の旗 ミシガン州サギノー
出身 ミシガン州立大学
ドラフト 2012年 2巡目 35位 ウォリアーズ 
選手経歴
2012- ゴールデンステート・ウォリアーズ
受賞歴
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2016-
 
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
2016 リオデジャネイロ

ドレイモンド・ジャマール・グリーン・シニアDraymond Jamal Green Sr. 1990年3月4日- )は、ミシガン州サギノー出身のプロバスケットボール選手。NBAゴールデンステート・ウォーリアーズに所属している。201cm、104kgのパワーフォワード

経歴[編集]

学生時代[編集]

サギノーのトロージャンズで、平均20得点、13リバウンド、2ブロックを記録し、2度の州チャンピオンとなった。ミシガン大学ケンタッキー大学ミシガン州立大学、及びインディアナ大学からリクルートを受けたが、ミシガン州立大学に進んだ。

成績[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2008–09 ミシガン州立大学 37 0 11.3 .556 .000 .615 3.3 .8 .6 .2 3.3
2009–10 ミシガン州立大学 37 3 25.5 .525 .125 .672 7.7 3.0 1.2 .9 9.9
2010–11 ミシガン州立大学 34 28 30.1 .426 .366 .683 8.6 4.1 1.8 1.1 12.6
2011–12 ミシガン州立大学 37 36 33.2 .449 .388 .723 10.6 3.8 1.5 .9 16.2

ミシガン州立大学卒業後、2012年のNBAドラフトゴールデンステート・ウォリアーズに2巡35位で指名された[1]

NBA[編集]

キャリア初期

2012-2013シーズンは、79試合に出場しNBAキャリアを順調にスタートさせた。

2013-2014シーズンは全試合出場するとともに、スタッツを2倍近くに伸ばし、プレーオフに於いては7試合中4試合でスターターを務めた。

2014-15シーズン

これまでの順調な成長とデビッド・リーが負傷で開幕から欠場したのに伴い、スターターの座を得て攻守共に大きくスタッツを伸ばした。個人成績としては79試合に出場し、11.7得点3.7アシスト8.2リバウンドを記録。この年67勝15敗を記録したチームに大きく貢献した。またレギュラーシーズン終了後に行われたNBA最優秀守備選手賞では、最多の1位票を獲得しカワイ・レナードに次ぐ2位に入り、NBAオールディフェンシブチームのファーストチームに選出された。チームは順調にNBAファイナルに勝ち上がり、クリーブランド・キャバリアーズとの対戦となったこの対戦は、1勝2敗で迎えた第4戦からスモールラインアップを敷いたことにより、グリーンはセンターのポジションに入り、ゴール下で奮闘。また激しいディフェンスでキャブスのオフェンスのリズムを狂わせ、その後3連勝を飾り、ウォリアーズの優勝に貢献した。

2015-2016シーズン

ウォリアーズと7月1日に5年8500万ドルの大型契約を結んだ[2]。1月4日のシャーロット・ホーネッツ戦でトリプルダブルを記録し、チーム史上2人目、NBA史上15人目となる3試合連続トリプルダブルの快挙を達成[3]。その活躍もあり、オールスターファン投票ではフロントコート部門では5位の75万票を獲得し自身初のNBAオールスターゲーム出場を果たした。オールスターではNBA記録更新まであと1点としているポール・ジョージを厳しくマークし、記録更新を防いだ。

プレーオフでは血気盛んな性格やプレースタイルが災いしオクラホマシティ・サンダー戦で2試合連続でスティーブン・アダムスの股間を蹴り上げ、特に第3戦での同行為は試合中ではフレグラントファウル1だったが悪質だったとして試合後にフレグラント2に格上げになった。通常であれば翌試合が出場停止になることもあるがこの時は罰金処分が下されたのみだった。ファイナル第4戦でもレブロン・ジェームズともつれて倒れた後にグリーンの上をジェームズがまたぎ、起き上がったグリーンの右腕がジェームズの股間にあたり一触即発の事態になった。試合中はダブルファウル判定だったが試合後にジェームズは揉め合いを誘発したとしてテクニカルファウルに、グリーンは股間を故意に殴ったとしてフレグラントファウル1に格上げされた。このフレグラントファウルの累積により自動的に第5戦が出場停止になり、勢いを失ったウォリアーズが3連敗を喫してファイナル敗退となる大きな要因の一つとなってしまった。

2015-2016シーズン後、2016リオ五輪アメリカ代表に選出され、金メダル獲得に貢献した。

2016-2017シーズン

ミルウォーキー・バックスアトランタ・ホークスニューオーリンズ・ペリカンズ戦ではクラッチタイムで勝利を決定づけるブロックやスティールを記録し、チームメイトや識者からもDPOY筆頭の声が上げられた。

2017年2月10日のメンフィス・グリズリーズ戦では、4得点ながらも 12リバウンド 10アシスト 10スティール を記録し、リーグ史上初の一桁得点によるトリプル・ダブル を達成した[4]。また同シーズンは初のスティール王に輝き、2度目のNBAチャンピオンにも輝いた。シーズン終了後には、「今季こそ選ばれたい」と意気込んでいたNBA最優秀守備選手賞(DPOY)にウォリアーズの選手として初めて選ばれた。

NBAスタッツ[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ    リーグリーダー    優勝シーズン  NBA FINAL CHAMP.png

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012–13 ウォリアーズ 79 1 13.4 .327 .209 .818 3.3 .7 .5 .3 2.9
2013–14 ウォリアーズ 82 12 21.9 .407 .333 .667 5.0 1.9 1.2 .9 6.2
2014–15 ウォリアーズ 79 79 31.5 .443 .337 .660 8.2 3.7 1.6 1.3 11.7
2015–16 ウォリアーズ 81 81 34.7 .490 .388 .696 9.5 7.4 1.5 1.4 14.0
2016–17 ウォリアーズ 76 76 32.5 .418 .308 .709 7.9 7.0 2.0 1.4 10.2
Career 397 249 26.8 .435 .334 .695 6.8 4.1 1.4 1.0 9.0
All-Star 1 0 12.0 .333 .000 .000 5.0 .0 2.0 .0 4.0


プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2013 ウォリアーズ 12 1 18.6 .429 .391 .765 4.3 1.6 0.5 0.8 5.8
2014 ウォリアーズ 7 4 32.6 .467 .276 .792 8.3 2.9 1.7 1.7 11.9
2015 ウォリアーズ 21 21 37.3 .417 .264 .736 10.1 5.2 1.8 1.2 13.7
2016 ウォリアーズ 23 23 38.2 .431 .365 .738 9.9 6.0 1.6 1.8 15.4
Career 63 49 33.6 .429 .320 .745 8.7 4.5 1.5 1.4 12.6

プレイスタイル[編集]

状況判断やパスに優れ、フォワードでありながらポイントガードのようにゲームメイクもでき、かつセンターの役割もこなせるマルチプレイヤーである。ファウルギリギリのムービング・スクリーンが得意なので、ピック・アンド・ロールではチームメイトのステフィン・カリークレイ・トンプソンのマークマンを外すことが多い。3Pシュート成功率も悪くなく、試合によって30得点を稼ぐ事もある。最優秀守備選手賞を受賞するなどリーグ屈指の好ディフェンダーとしても知られ、強靭な肉体と俊敏性を活かしたポスト内外のディフェンスに長けている。

その一方で血の気が多いことでも知られており、コートの内外で多くのトラブルを招いている。 前述してあるようにスティーブン・アダムスへの股間蹴りを始め、抗議や叫び声に対するテクニカル・ファウルを頻繁に取られており、出場停止処分も受けている。

人物[編集]

  • ミシガン州立大学の先輩で、ウォリアーズでも活躍したジェイソン・リチャードソンに敬意を表して、背番号は23を着けている。
  • 2014-2015シーズンのNBAファイナルで対戦したクリーブランド・キャバリアーズカイリー・アービングが、ファイナル終了後に自身を含めケビン・ラブや、アンダーソン・ヴァレジャオなど、チーム内に負傷者が続出し、ファイナルを満足に闘えずに敗退したことについて、「もしフルメンバーで闘えていたら、我々が勝っていた」と発言したのに対し、グリーンは「もし僕の身長 (公称201cm) があと10cm高かったら、アンソニー・デイビスみたいな選手になれただろうね」と一笑に付した。
  • トラッシュトークが多いことでも知られるが、ティム・ダンカンに口撃を仕掛けたところダンカンは怒るわけでもなく無言でじっとグリーンを見つめ返しただけだったため、トラッシュトークの効果がないのか意味が通じていないと思いそれ以降ダンカンへのトラッシュトークをやめた。
  • 2015-16シーズンではウォリアーズの選手の中で唯一レギュラーシーズン勝利した73試合、およびプレーオフ勝利した15試合の全てに出場しており、計88勝を経験している。これはNBA記録である。これに次ぐ記録は1995-96のスティーブ・カーマイケル・ジョーダンの87勝である(レギュラーシーズンの72勝とプレーオフの15勝。当時プレーオフ1回戦は5試合制だった)。
  • 2015-16シーズン後、友人の結婚式に参加するため地元ミシガン州に戻ったグリーンはナイトクラブで一般客からなじられ仕返しに暴行をしたとして逮捕され、200ドルの保釈金を支払い保釈された。被害者の男性(奇しくもグリーンの後輩にあたるミシガン州立大学のアメリカンフットボール部の生徒であった)は面識はなかったが二日連続で同じクラブで鉢合わせており、1日目から言い争いがあった。グリーンと男子生徒の供述は食い違うものの、公判では警察側から騒音違反の罰金560ドルを支払うのであれば暴行容疑は取り下げるという提案を受け入れ、被害者側の訴えは退けられグリーンは無罪となった。もし暴行容疑が有罪となった場合五輪出場選手としての品格が損なわれたとして選考選手から除外される可能性や、ミシガン州では禁固刑が課せられるのでリオデジャネイロオリンピック出場が危ぶまれる事態となっていたが、無事に出場が許され金メダルを獲得した。

また同時期SNSサイトに自分の下半身の写真を載せてしまい炎上した。それについては「友人に送るつもりが誤って投稿してしまった」と話している。

  • 2011年NBAドラフト、2巡目全体35位で指名されたグリーンの直前の2選手(33位、34位)は両人ともクリーブランド・キャバリアーズが指名し、直後に両人ともダラス・マーベリックスにトレードされた。後年グリーンのそのマルチタレントぶりが開花されたことについて、キャバリアーズオーナーのダン・ギルバートは「彼を指名しなかったことを後悔している」と語っている。
  • 破天荒な一面もあり、大学時代サウナにエアロバイクを持ち込み何度も壊している。
  • ウォリアーズが2016年NBAファイナルでキャバリアーズと再戦するも、3勝1敗から3連敗を喫して、本拠地オラクル・アリーナで連覇を逃し、キャバリアーズによってクリーブランドの街に半世紀ぶりに世界タイトルがもたらされたが、同年秋に同じクリーブランドに本拠地を置くMLBクリーブランド・インディアンスが、19年ぶりに出場したワールドシリーズで、シカゴ・カブス相手に3勝1敗から3連敗を喫し、本拠地プログレッシブ・フィールドで世界一を逃したことに対し、グリーンはここぞとばかりに自身のツィッターでこの件を嘲笑する書き込みを行った[5]
  • 2017年のイースタンカンファレンスプレーオフのボストン・セルティックスワシントン・ウィザーズ戦で、ケリー・オリニクケリー・ウーブレとの間で乱闘騒ぎが発生し、ウーブレがオリニクを押し倒して退場処分を受けた件に関し、グリーンは2シーズン前にオリニクがケビン・ラブに重傷を負わせたことを例に挙げ、「彼 (オリニク) はとてもダーティなプレーをする選手だ」と、オリニクを激しく非難した[6]
  • 2017年に夫人が第一子を出産し、ドレイモンド・グリーン・ジュニアDraymond Green Jr.)と命名した。そのため、グリーン本人も法律上の本名を『ドレイモンド・ジャマール・グリーン・シニア』(Draymond Jamal Green Sr.)と改名した。

タイトル・受賞[編集]

NBAオールディフェンシブチーム 1stチーム (2015)

脚注[編集]

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外部リンク[編集]