デイミアン・リラード

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デイミアン・リラード
Damian Lillard
Damian Lillard.jpg
ポートランド・トレイルブレイザーズ  No.0
ポジション PG
背番号 0
身長 191cm  (6 ft 3 in)
体重 88kg (194 lb)
シューズ アディダス
基本情報
本名 Damian Lamonte Ollie Lillard
ラテン文字 Damian Lillard
誕生日 (1990-07-15) 1990年7月15日(26歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州の旗 カリフォルニア州オークランド
出身 ウィーバー州立大学英語版 (ユタ州の旗 ユタ州)
ドラフト 2012年 6位 
選手経歴
2012- ポートランド・トレイルブレイザーズ
受賞歴

デイミアン・リラードDamian Lamonte Ollie Lillard1990年7月15日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド出身、NBAポートランド・トレイルブレイザーズに所属するバスケットボール選手。

NBAキャリア[編集]

ユタ州オグデンにあるウィーバー州立大学英語版から2012年のNBAドラフトポートランド・トレイルブレイザーズから全体6位で指名されてNBA入り。

2012年10月31日、NBAデビュー戦でロサンゼルス・レイカーズに対し23得点11アシストを記録した。

2013年5月2日、NBA史上4例目となる満票で新人王を獲得した。[1]

2013-14シーズンは、チームメイトのラマーカス・オルドリッジとともにNBAオールスターゲームのロースターに選ばれた。オールスター16回出場のスーパースターコービー・ブライアントは自身が怪我で出場できないながらも多くの得票を集めたため、メディアを通じてリラードを推薦した。加えてリラードはライジングスターズ・チャレンジ、オールスターゲーム本戦、ダンクコンテスト、3ポイントコンテスト、スキルズチャレンジに出場し、主要イベントではシューティングスターズ(現役NBA選手、現役WNBA選手、元NBA選手の3人一組で競うシューティングイベント)以外全てに出場する初の選手となった。

2014-15シーズンもNBAオールスターゲームのロースターに選出。2015年3月11日のヒューストン・ロケッツ戦では、3ポイントシュート1本を決め、新人から3年連続で3ポイントシュート150本成功というNBA初記録を樹立した。

2015-16シーズンは昨季先発5人のうちリラードを除く4人が移籍するという事態になったが、リラード、C・J・マッカラムアレン・クラブといった若手が中心となってチームを率い、前評判を大きく覆す活躍をみせウェスタンカンファレンス第5シードを獲得した。2月19日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦は、自己最高の51得点を記録した[2]

2017年4月8日のユタ・ジャズ戦で、リラードは自己最高を更に更新する59得点を記録し、トレイルブレイザーズの1試合歴代最多得点樹立した[3][4]<

劇的なブザービーター[編集]

2013-14シーズンプレイオフ1回戦でチームはヒューストン・ロケッツと対戦。3-2とシリーズ王手をかけてホームで迎えた第6戦は、負ければロケッツのホームで第7戦を戦わなければならず、また4月28日に逝去したジャック・ラムジー(1977年にブレイザーズを優勝に導いた名将)への弔いの意味もこめてチームは何としてもホームでプレイオフ1回戦突破を決めたいと考えていた。

4Qはシーソーゲームの展開となり残り10秒を切ったところでリバウンド絡みでこぼれたボールをロケッツのチャンドラー・パーソンズに得点され、残り0.9秒で98-96の2点リードを許す絶体絶命の展開となった。

その後タイムアウトを経て残り0.9秒でニコラス・バトゥムからパスを受けたリラードは身体が流れながらも3ポイントシュートを放ち、奇しくも先ほど得点したチャンドラー・パーソンズのブロックの手を越えて成功(ブザービーター)。99-98でチームは勝利し、14年ぶりにプレイオフ1回戦を突破した。この劇的なブザービーターはかつてのチームエースでオールスタープレイヤーのブランドン・ロイが2008年に対ロケッツ戦で決めたブザービーターと、パスを出した場所とショットを放った場所が近かったことも、ファンにとって感慨深いものであった。

試合後、リラードはMCからマイクを受け取ると「Rip City!!」(ブレイザーズの愛称)と叫び、インタビューでは「間違いなく俺の人生で最も大きなショット━━これまでのところはね」とコメントした。

プレイオフでシリーズを決めるブザービーターを成功させたのは伝説の名PGジョン・ストックトンユタ・ジャズ)が1997年にロケッツ戦で決めて以来である。

プレイスタイル[編集]

オフェンスに関してはオールラウンドな能力の持ち主で、ドライブインから3ポイントシュートまで多彩な方法で得点ができるSG寄りのPG。相手ディフェンスが抜かれまいと下がれば躊躇なくショットを打ち、ショットを警戒して前に出てくるとドライブでディフェンスをかき乱す。フリースローも得意としており、成功率は通算で80%を超えている。最大の特徴は驚異的なクラッチ力(試合終盤の勝負を決定づけるような局面での活躍する能力)で、統計上、現在NBAで最も勝負強い選手とされている。一方ではディフェンスにはやや難があると指摘されている。

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ    リーグリーダー    優勝シーズン  NBA FINAL CHAMP.png

NBAレギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012–13 POR 82 82 38.6 .429 .368 .844 3.1 6.5 .9 .2 19.0
2013–14 POR 82 82 35.8 .424 .394 .871 3.5 5.6 .8 .3 20.7
2014–15 POR 82 82 35.7 .434 .343 .864 4.6 6.2 1.2 .3 21.0
2015–16 POR 75 75 35.7 .419 .375 .892 4.0 6.8 .9 .4 25.1
2016–17 POR 75 75 35.9 .444 .370 .895 4.9 5.9 .9 .3 27.0
Career 396 396 36.4 .430 .370 .877 4.0 6.2 .9 .3 22.4
All-Star 2 0 12.5 .350 .400 .000 1.5 1.0 .5 .0 10.0

NBAプレイオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014 POR 11 11 42.4 .439 .386 .894 5.1 6.5 1.0 .1 22.9
2015 POR 5 5 40.2 .406 .161 .781 4.0 4.6 .4 .6 21.6
2016 POR 11 11 39.7 .368 .393 .910 4.3 6.3 1.3 .3 26.5
2017 POR 4 4 37.8 .433 .281 .960 4.5 3.3 1.3 .5 27.8
Career 31 31 40.5 .405 .346 .891 4.5 5.7 1.2 .4 24.6

その他[編集]

  • 背番号「0」は、リラードの出身地であるオークランド(Oakland)と、大学時代を過ごしたオグデン(Ogden)の頭文字から取ったものである。

脚注[編集]

  1. ^ “NBA新人王、満票でダミアン・リラード”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2013年5月2日). http://www.nikkansports.com/sports/news/f-sp-tp4-201デイミアン・リラードが球団記録の59得点、ブレイザーズがジャズに勝利30502-1121043.html 2013年5月16日閲覧。 
  2. ^ Lillard scored a career-high 51 points against Golden State
  3. ^ Lillard sets a new Franchise record with 59 points
  4. ^ デイミアン・リラードが球団記録の59得点、ブレイザーズがジャズに勝利 NBA JAPAN

外部リンク[編集]