アンソニー・デイビス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
アンソニー・デイビス
Anthony Davis
Anthony Davis (38464014214).jpg
ニューオーリンズ・ペリカンズでのデイビス(2017年)
ロサンゼルス・レイカーズ  No.3
ポジション PF/C
背番号 3
身長 208cm (6 ft 10 in)
体重 115kg (254 lb)
ウィングスパン 227cm  (7 ft 6 in)[1]
シューズ ナイキ
基本情報
本名 Anthony Marshon Davis Jr.
愛称 AD・THE BLOW
ラテン文字 Anthony Davis
誕生日 (1993-03-11) 1993年3月11日(27歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 イリノイ州の旗 イリノイ州シカゴ
出身 ケンタッキー大学
ドラフト 2012年 1位 [1] NBADraft
選手経歴
2012-2019
2019-
ニューオーリンズ・ホーネッツ/ペリカンズ
ロサンゼルス・レイカーズ
受賞歴
Stats Basketball-Reference
Profile NBA.comプロフィール NBA.jp
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2012-
 
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
2012 ロンドン バスケットボール
ワールドカップ
2014 スペイン バスケットボール

アンソニー・マーション・デイビス・ジュニアAnthony Marshon Davis Jr.,1993年3月11日 - )はアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のバスケットボール選手。北米プロバスケットボールリーグNBAロサンゼルス・レイカーズに所属している。ポジションはパワーフォワードセンター2012年のNCAAトーナメントを優勝に導き、2012年のNBAドラフトで1位指名で入団し、オリンピックでは2012年のロンドンオリンピック金メダリストという実績を持つ。代理人はリッチ・ポール英語版

学生時代[編集]

元々ガードをしていたが、高校時代に183cmから208cmと急激に身長が伸びたため、ガードもこなせるインサイドプレーヤーに変貌。平均32点、22リバウンド、7ブロックを記録し、全米注目の選手となった。高校卒業後、ケンタッキー大学に進学。大学では攻守の要としてケンタッキー大学の2012年NCAAトーナメント制覇に貢献した。

NBAキャリア[編集]

ニューオーリンズ・ホーネッツ/ニューオーリンズ・ペリカンズ[編集]

2012-13シーズン[編集]

ケンタッキー大学で1年過ごした後、2012年のNBAドラフトにおいて、ブラッドリー・ビールデイミアン・リラードらを抑えて、ニューオーリンズ・ホーネッツ(現ニューオーリンズ・ペリカンズ)から全体1位指名を受ける。ケンタッキー大学からはジョン・ウォール以来2年ぶり2人目の1位指名であった。2012-13シーズン、2013年のNBAオールスターゲームライジング・スターズ・チャレンジに選出された。このシーズンは64試合で平均28.8分に出場し、13.5得点・8.2リバウンド・1.0アシスト・1.2スティール・1.8ブロックを記録した。

2013-14シーズン[編集]

このシーズンは67試合で平均35.2分に出場し、20.8得点・10.0リバウンド(10位)・1.6アシスト・1.3スティール・2.8ブロック(1位)を記録し、初のブロック王を受賞。

2014-15シーズン[編集]

2015年2月11日のオクラホマシティ・サンダー戦では、決勝のブザービーター3ポイントシュートを決め[2]、3月9日のミルウォーキー・バックス戦では、43得点を記録するなど[3]、獅子奮迅の活躍でペリカンズを2011年以来のプレーオフ進出に導いた。このシーズンは68試合で平均36.1分に出場し、24.4得点(4位)・10.2リバウンド(8位)・2.2アシスト・1.5スティール・2.9ブロック(1位)を記録し、2度目のブロック王を受賞し、初のオールNBAチーム(1st)に選出された。同年夏には、ペリカンズと5年1億4500万ドルで契約を延長した。

2015-16シーズン[編集]

2015年11月6日のアトランタ・ホークス戦では、自己最多の46得点を記録した[4]。2016年2月21日のデトロイト・ピストンズ戦で自身初の50得点以上かつ球団新記録となる59得点を記録した(従来の球団記録はジャマール・マッシュバーンの50得点)[5]。このシーズンは61試合で平均35.5分に出場し、24.3得点(7位)・10.3リバウンド(9位)・1.9アシスト・1.3スティール・2.0ブロック(4位)を記録した。

2016-17シーズン[編集]

2017年2月19日、地元スムージー・キング・センターで開催されたNBAオールスターゲームにおいて、デイビスは両チーム最多の52得点を記録し、MVPに選出された[6]。このシーズンは75試合で平均36.1分に出場し、28.0得点(4位)・11.8リバウンド(7位)・2.1アシスト・1.3スティール・2.2ブロック(2位)を記録した。

2017-18シーズン[編集]

2018年2月18日にロサンゼルスステイプルズ・センターで行われるNBAオールスターゲームに先発出場することが発表された[7]。2018年2月2日に行われたオクラホマシティ・サンダー戦で43得点を記録、デビッド・ウェストを抜き球団最多得点記録を8702得点に更新した。試合はペリカンズが114-100で勝利した[8]。2月23日に行われたマイアミ・ヒート戦で45得点、17リバウンド、5ブロック、5スティールを記録、試合はペリカンズが124-123で勝利した。またこの試合でデイビスはシーズンの3ポイント成功数をキャリア・ベストの41とした[9]。2月26日に行われたフェニックス・サンズ戦で53得点、18リバウンド、5ブロックを記録、試合はペリカンズが125-116で勝利した[10]。3月1日、2月の月間最優秀選手賞に選ばれた。デイビスはこの月平均35得点、13リバウンド、2.5スティール、2.2ブロックを記録、月平均35得点、10リバウンドを記録するのは1982年にモーゼス・マローンが記録して以来のこととなった(最低10試合に出場した選手では)[11]。3月6日に行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦で41得点、13リバウンド、キャリア・ハイとなる4本の3Pシュートを記録、試合はペリカンズが121-116で勝利した[12]。3月11日に行われたユタ・ジャズ戦で25得点、11リバウンド、キャリア・ハイの10ブロックを記録、自身初のトリプル・ダブルを達成した。試合はジャズに116-99で敗れた[13]。3月13日に行われたシャーロット・ホーネッツ戦で31得点、14リバウンド、5ブロックを記録、試合はペリカンズが119-115で勝利した[14]。3月18日に行われたボストン・セルティックス戦で34得点、11リバウンドを記録、試合はペリカンズが108-89で勝利した[15]。3月27日に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦で36得点、14リバウンド、6ブロックを記録、試合はブレイザーズに107-103で敗れた[16]。このシーズンは75試合で平均36.4分に出場し、28.1得点(2位)・11.1リバウンド(7位)・2.3アシスト・1.5スティール・2.6ブロック(1位)を記録し、3度目のブロック王を受賞。

プレーオフ1回戦、レギュラーシーズン3位のポートランド・トレイルブレイザーズとの初戦で35得点、14リバウンド、4ブロックを記録、試合はペリカンズが97-95で勝利した[17]。プレーオフデビューから5試合連続25得点以上は史上5人目の事となった[18]。第4戦ではチームプレーオフ記録の47得点を記録、試合は131-123で勝利しペリカンズが4勝0敗のスウィープでシリーズを勝利した。シリーズ合計で平均33.0得点、12.0リバウンド、2.8ブロックを記録した[19][20]

2018-19シーズン[編集]

2019年1月のトレード期限前、トレードで移籍する希望をメディアに公表したことにより、労使協定違反で5万ドルの罰金処分を科された[21]。このシーズンは56試合で平均33.0分に出場し、25.9得点・12.0リバウンド・3.9アシスト・1.6スティール・2.4ブロックを記録した。リバウンドが自己最高などの好成績であったが、規定の出場試合数に届いていないため、個人成績の順位はつかない。

ロサンゼルス・レイカーズ[編集]

2019-20シーズン[編集]

2019年6月15日、デイビスはレイカーズのロンゾ・ボールブランドン・イングラムジョシュ・ハート2019年のNBAドラフトの1巡目4位指名権との引き換えにトレードされ移籍した。プロ入り以来背番号は一貫して「23」であったが、レブロン・ジェームズがすでに着用しており、レブロンはデイビスに譲る事を承諾したが、ナイキが来シーズン分のジャージを作成していたため、ナイキが反対し自身は「3」に変更した。10月22日のロサンゼルス・クリッパーズとの開幕戦で移籍後初出場し、37分間の出場、25得点10リバウンド5アシストを記録したが112対102で敗北した。10月29日の試合でデイビスは40得点と20リバウンドを記録した。これはレイカーズにとって2003年のシャキール・オニール以来の記録である[22]。さらにこの記録は30分以内の出場で決めた最多得点&リバウンドである[23]。11月27日に古巣ペリカンズの本拠地で開催された試合では激しいブーイングを浴びたものの、古巣本拠地での初戦としてはNBA新記録となる41得点を記録した[24]。2020年1月、代理人であるリッチ・ポール英語版は、レイカーズが提示した4年最大1億6600万ドルの延長契約を断り、シーズオフの夏に5年最大2億2000万ドルの契約を結ぶ方針でいる事が明らかになった[25][26]。10月11日、レブロン・ジェームズとともにレイカーズをNBAファイナルまで導き、ファイナルの相手となったマイアミ・ヒートを6試合目で破り、自身初となるNBAチャンピオンを獲得した[27][28]

代表歴[編集]

アメリカ代表として選出されたブレイク・グリフィンが怪我で代表辞退をした事で追加招集された。大学生でアメリカ代表に選出されたのは、クリスチャン・レイトナーエメカ・オカフォーに続き3人目である。 2014年スペインで開かれた2014年FIBAバスケットボール・ワールドカップでは、スター選手が不在の中で主力として活躍。金メダル獲得に貢献した。

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ    リーグリーダー    優勝シーズン

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012–13 NOH 64 60 28.8 .516 .000 .751 8.2 1.0 1.2 1.8 13.5
2013–14 NOP 67 66 35.2 .519 .222 .791 10.0 1.6 1.3 2.8 20.8
2014–15 68 68 36.1 .535 .083 .805 10.2 2.2 1.5 2.9 24.4
2015–16 61 61 35.5 .493 .324 .758 10.3 1.9 1.3 2.0 24.3
2016–17 75 75 36.1 .505 .299 .802 11.8 2.1 1.3 2.2 28.0
2017–18 75 75 36.4 .534 .340 .828 11.1 2.3 1.5 2.6 28.1
2018–19 56 56 33.0 .517 .331 .794 12.0 3.9 1.6 2.4 25.9
2019–20 LAL 62 62 34.4 .503 .330 .846 9.3 3.2 1.5 2.3 26.1
キャリア 528 523 34.5 .515 .319 .802 10.4 2.2 1.4 2.4 24.0
オールスター 6 3 11.0 .706 .167 .500 4.8 .3 1.3 .3 20.5

プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2015 NOP 4 4 43.0 .540 .000 .889 11.0 2.0 1.3 3.0 31.5
2018 9 9 39.8 .520 .273 .828 13.4 1.7 2.0 2.4 30.1
2020 LAL 21 21 36.6 .571 .383 .832 9.7 1.2 1.4 2.4 27.7
キャリア 34 34 38.2 .551 .345 .839 10.9 2.8 1.4 1.9 28.8

1試合記録[編集]

  • 得点:59(2016年2月21日)
  • リバウンド:26(2019年10月20日)
  • アシスト:9(2018年12月5日)
  • スティール:6(2018年2月10日 他)
  • ブロック:10(2018年3月11日)

その他[編集]

  • デイビスの特徴として、1本に繋がった眉毛である。大学では、"Fear The Brow"や"Raise The Brow"のキャッチコピーがつき、ドラフト後にキャッチコピーを商標登録した[29]
  • 公表している身長はドラフト時のもので、現在は更に伸びている[30]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ Top 15 Most Impressive Wingspans In NBA History”. thesportster.com (2014年11月5日). 2017年10月22日閲覧。
  2. ^ Anthony Davis' 3 at buzzer lifts Pelicans; Russell Westbrook nets 48
  3. ^ Anthony Davis ties career high with 43 in Pelicans' win over Bucks
  4. ^ Korver helps Hawks win 6th straight, 121-115 over Pelicans
  5. ^ アンソニー・デイビス、ピストンズ戦で自己最多59得点、今季自己最多20リバウンドの大活躍”. スポーティングニュース (2016年2月22日). 2020年5月1日閲覧。
  6. ^ Anthony Davis has 52 to lead West to win in All Star Game
  7. ^ NBAオールスター2018投票結果:レブロン・ジェームズが全体1位の票数を獲得”. NBA.com (2018年1月19日). 2018年1月25日閲覧。
  8. ^ Davis' 43 points lead Pelicans past Thunder 114-100” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年2月2日). 2018年2月4日閲覧。
  9. ^ Prolific Davis lifts Pelicans past Heat in OT, 124-123” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年2月23日). 2018年2月26日閲覧。
  10. ^ Davis scores 53, Pelicans beat Suns for 6th straight win” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年2月26日). 2018年2月27日閲覧。
  11. ^ Anthony Davis Named Western Conference Player of the Month” (英語). NBA.com (2018年3月2日). 2018年3月2日閲覧。
  12. ^ Davis has 41, Pelicans top Clippers 121-116 for 9th straight” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年3月6日). 2018年3月7日閲覧。
  13. ^ Anthony Davis blocks 10 shots en route to first career triple-double” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年3月11日). 2018年3月12日閲覧。
  14. ^ Davis leads Pelicans past Hornets, 119-115” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年3月13日). 2018年3月14日閲覧。
  15. ^ Pelicans' Anthony Davis: Scores game-high 34 points” (英語). cbssports.com. CBS Sports (2018年3月19日). 2018年3月19日閲覧。
  16. ^ Lillard 's 41 points lifts Blazers past Pelicans, 107-103” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年3月27日). 2018年3月28日閲覧。
  17. ^ Pelicans' Anthony Davis: 'Feels good to get that first win'” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年4月14日). 2018年4月16日閲覧。
  18. ^ プレーオフデビューから5試合連続で25得点以上を記録するアンソニー・デイビス”. basketballking.jp (2018年4月17日). 2018年4月22日閲覧。
  19. ^ Davis' 47 points leads Pelicans to sweep of Trail Blazers” (英語). ESPN.com (2018年4月21日). 2018年4月23日閲覧。
  20. ^ 2018 NBA Western Conference First Round Pelicans vs. Trail Blazers” (英語). basketball-reference.com. 2018年4月23日閲覧。
  21. ^ NBAペリカンズのデービスに罰金545万円 代理人によるトレード志願発言が処分の対象”. スポーツニッポン (2019年1月30日). 2020年5月1日閲覧。
  22. ^ https://twitter.com/SportsCenter/status/1189403395603480576/photo/1
  23. ^ https://twitter.com/talkhoops/status/1189399581705981952?s=20
  24. ^ アンソニー・デイビス、古巣相手の“初凱旋”でNBA記録更新”. NBA Rakuten (2019年11月28日). 2020年5月1日閲覧。
  25. ^ https://www.usatoday.com/story/sports/nba/lakers/2020/01/07/anthony-davis-declines-lakers-extension-free-agent-deal/2836186001/
  26. ^ https://www.forbes.com/sites/adamzagoria/2020/01/07/anthony-davis-declines-lakers-max-extension-offer-will-enter-free-agency/
  27. ^ Gilbert McGregor (2020年10月11日). “LeBron James and Anthony Davis lead Los Angeles Lakers to dominant title-clinching win in Game 6 over Miami Heat” (英語). ca.nba.com. 2020年10月11日閲覧。
  28. ^ レイカーズが10年ぶり、リーグ最多に並ぶ17回目の優勝”. SportingNews (2020年10月12日). 2020年10月12日閲覧。
  29. ^ 新人デイビスの武器は抜群の実績と“1本眉毛”。~NBAドラフト1位指名の潜在能力~” (2012年10月16日). 2013年4月5日閲覧。
  30. ^ Anthony Davis up to 238 pounds, may still be growing from 6-10” (2014年7月20日). 2015年11月13日閲覧。

外部リンク[編集]