クリス・ポール
Chris Paul
 |
| ヒューストン・ロケッツ No.3 |
|---|
| ポジション |
PG |
|---|
| 背番号 |
3 |
|---|
| 身長 |
183cm (6 ft 0 in) |
|---|
| 体重 |
79kg (174 lb) |
|---|
| ウィングスパン |
194cm (6 ft 5 in)[1] |
|---|
| 足のサイズ |
29.0cm |
|---|
| シューズ |
エア・ジョーダン |
|---|
| 基本情報 |
|---|
| 本名 |
Christopher Emanuel Paul |
|---|
| 愛称 |
CP3, Point God |
|---|
| ラテン文字 |
Chris Paul |
|---|
| 誕生日 |
(1985-05-06) 1985年5月6日(33歳) |
|---|
| 国 |
アメリカ合衆国 |
|---|
| 出身地 |
ノースカロライナ州ウィンストン・セーラム |
|---|
| 出身 |
ウェイク・フォレスト大学 |
|---|
| ドラフト |
2005年 4位 |
|---|
| 選手経歴 |
|---|
2005-2011 2011-2017 2017- |
ニューオーリンズ・ホーネッツ ロサンゼルス・クリッパーズ ヒューストン・ロケッツ |
|---|
| 受賞歴 |
|---|
- 9×NBAオールスターゲーム出場:2008-2016
- NBAオールスターゲームMVP:2013
- オールNBAチーム
- 4×1stチーム:2008, 2012, 2013, 2014
- 3×2ndチーム:2009, 2015, 2016
- 3rdチーム:2011
- NBAオールディフェンシブチーム
- 6×1stチーム:2009, 2012-2016
- 2×2ndチーム:2008, 2011
- 新人王:2006
- NBAオールルーキーチーム 1stチーム:2006
- 4×アシスト王:2008, 2009, 2014, 2015
- 6×スティール王:2008, 2009, 2011-2014
- USAバスケットボール男子年間最優秀選手:2004
|
| 代表歴 |
|---|
| キャップ |
アメリカ合衆国 2008- |
|---|
|
|
|
クリス・ポール[2](Christopher Emanuel Paul、1985年5月6日 - )はアメリカ合衆国ノースカロライナ州ウィンストン・セーラム出身のバスケットボール選手。身長183cm・体重79kg[3]。NBAのヒューストン・ロケッツに所属するポイントガード。現NBA選手会会長。
学生時代[編集]
ウェスト・ホーサイス高校出身。高校最後のシーズンには30.8得点8.0アシスト5.0リバウンド6.0スティールの成績を残し、マクドナルド選出のオールアメリカンチームとノースカロライナ州のミスター・バスケットボールに選ばれた。このシーズンの11月15日、ポールの祖父が強盗に遭い殺害されるという惨劇が起こる。ポールは祖父の葬儀に出席した翌日の試合で、祖父の年齢と同じ61得点をあげた。州の高校記録である69得点に手が届く範囲であったが、ポールは故意にフリースローを外すなどし、この日の記録を祖父に奉げた。
高校卒業後、ウェイクフォレスト大学に進学。1年目から先発に抜擢され、同校のアシスト数、スティール数、フリースロー成功率、スリーポイントシュート成功率のルーキー記録を破る14.8得点5.9アシスト2.7スティールの成績を残し、カンファレンスの新人王を獲得。翌シーズンには15.3得点6.6アシスト2.4スティールの成績を残し、AP通信、米国バスケットボールコーチ協会、全米バスケットボール記者協会のオールアメリカンファーストチームに選出され、ウッデン賞、ネイスミス賞、アドルフ・ラップ賞の賞レースでは最終候補にまで残った。3年生には進学せず、NBAドラフトにアーリーエントリーした。
ニューオーリンズ・ホーネッツ[編集]
キャリア初期[編集]
2005年のNBAドラフトでニューオーリンズ・ホーネッツから1巡目4位指名を受けて入団する。ドラフト前はカレッジ界最高のポイントガードの呼び声が高かったが、ドラフトでは同じポイントガードのデロン・ウィリアムスに次ぐ全体4位指名だった。ルーキーシーズンとなった2005-06シーズン、ポールはスピーディ・クラクストンと共にNBA屈指のスピードを誇るバックコートを形成し、全てのルーキー・オブ・ザ・マンスを独占。チームは前シーズンの勝ち星から20勝を上乗せし、ポール自身は16.7得点7.8アシスト5.1リバウンド2.2スティールの成績を残して、新人王投票では125票中124票を獲得(残りの1票はデロン・ウィリアムス)という圧倒的支持で新人王を獲得する。
2年目の2006-07シーズンはチームに故障者が多く、ポール自身も17.3得点8.9アシスト4.4リバウンド1.8スティールと、活躍したが18試合を欠場してしまったため、期待されたプレイオフ進出はならなかった。
リーグ最高峰のPGへ[編集]
2007-08シーズンはホーネッツにとっては大躍進のシーズンとなった。前シーズンは怪我に泣いたが、主力全員が大きな怪我なく過ごし、本来の実力を発揮したホーネッツは快進撃を続け、56勝26敗の成績で地区優勝を遂げた。特にポールの活躍は目覚しく、彼がこのシーズンに記録した21.1得点11.6アシスト4リバウンド2.7スティールは、1992-93シーズンにティム・ハーダウェイが記録して以来の20得点10アシスト以上となる快挙であった。11.6アシスト、2.7スティールは共にリーグ1位の成績であり、ポールはアシスト王とスティール王の二冠を達成した。オールNBA1stチーム、オールディフェンシブ2ndチームにも初選出され、ポールはNBA3年目にして早くもリーグトップPGの地位に上り詰めたことになる。MVP獲得の有力候補でもあったが、MVP投票では惜しくも2位で終わった。オールスターゲームにも初選出され、16得点14アシスト5スティールと敢闘賞的な活躍を見せ、地元ニューオーリンズで開催されたゲームを盛り上げた。初のプレーオフではチームの経験不足が心配されたが、ポールはそんなプレッシャーとは無縁だった。プレーオフ期間中はレギュラーシーズンを上回る24.3得点11.3アシストの成績を記録し、ホーネッツは1回戦でダラス・マーベリックスを破り、カンファレンス準決勝でサンアントニオ・スパーズと対決。前シーズンチャンピオンチーム相手にも堂々と渡り合ったが、最終第7戦でついに経験の差が表れ、ホーネッツは準決勝敗退となった。
2008-09シーズンのポールは、22年前にアルヴィン・ロバートソンが達成した106試合連続スティールを破る108試合連続スティール、開幕15試合連続20得点10アシスト以上達成という2つのNBA新記録樹立という派手な出だしとなったが、絶好調なポールとは対照的にチームはペジャ・ストヤコヴィッチやタイソン・チャンドラーらの不振で前年ほどの勢いは見られず、49勝33敗の成績に終わった。ポールは22.8得点11.0アシスト5.5リバウンド2.8スティール、FG成功率50.3%の成績で2年連続でアシスト王とスティール王の二冠を達成し、オールディフェンシブチームでは初めて1stチームに選出されている。プレイオフ1回戦ではデンバー・ナゲッツと対戦したが、ベテランPGのチャンシー・ビラップスに経験の差を見せ付けられ、1勝4敗の完敗を喫した。
ロサンゼルス・クリッパーズ[編集]
2011年12月14日、エリック・ゴードン、アル・ファルーク・アミヌ、クリス・ケイマンとのトレードでロサンゼルス・クリッパーズに移籍した。
ロックアウトが明けた直後にトレードでクリッパーズに加入したポールはそれまで低迷していたクリッパーズをコート外内で率先しながら関係を深め、ブレイク・グリフィンやデアンドレ・ジョーダンらと共にクリッパーズを強豪チームへと仕立て上げた。
ヒューストン・ロケッツ[編集]
2017年6月28日、再び大型トレードでヒューストン・ロケッツに移籍した[4]。2018年2月3日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で22得点、11アシストを記録、試合は120-88で勝利した。試合中、アンドレ・ミラーのアシスト数(8,624)の抜いて歴代9位のアシスト数となった[5]。2月23日の120-102で勝利したミネソタ・ティンバーウルブズ戦でアレン・アイバーソンを抜いてキャリア通算スティール数を歴代12位となる1,984とした[6]。2018年3月17日に行われたニューオーリンズ・ペリカンズ戦でNBA史上12人目となるキャリア通算2000スティールを達成した。2000スティールを達成したことで、ジェイソン・キッド、ゲイリー・ペイトン、ジョン・ストックトン以来となる通算8000アシスト、2000スティールを達成した選手となった[7]。
10月21日レイカーズ戦でロンドと乱闘。
アメリカ代表[編集]
2006年に日本で開催された世界選手権にアメリカ代表として出場し、ポールは9試合中6試合に先発出場し、通算44アシスト17スティール9ターンオーバーを記録する。代表は順調に勝ち進み、準決勝でギリシャと対戦。ポールはギリシャの201cmの長身ポイントガード、セオドロス・パパルーカスとのミスマッチに苦しみ、チームも敗戦。銅メダルに終わった。
2008年の北京オリンピックではベテランPGのジェイソン・キッドの参加が話題となったが、ポールは先発の座こそキッドに譲ったものの出場時間ではポール、キッド、デロン・ウィリアムスの3人の中では最も多く与えられ、金メダル獲得に大きく貢献した。
2012年のロンドンオリンピックでも金メダルを獲得した。
プレイスタイル[編集]
ゲームの流れを正確に把握し、チームの方向を的確にコントロールする正統派PGのひとり。若くして強力なリーダーシップと鮮烈な能力を発揮する司令塔。2007-08シーズンに20得点・10アシストをマークし、超一流PGであることを証明した。今や引退したスティーブ・ナッシュやジェイソン・キッドを追い抜いて現役No.1PGの呼び声が高い。
ポールはアシスト能力に長けた優秀なパサーでありながらも、スピードとクイックネスを武器にして自らも得点できるスコアラーである。ボールハンドリング能力に秀でており、愛らしい顔つきからは想像できない驚異的なプレーを繰り出す[8]。身長183cmとNBA選手としては非常に小柄だが、アリウープなどの豪快なダンクシュートを決める身体能力をもつ。デビュー当初は長距離シュートの精度・エリアに問題を抱えていたが、近年は3Pシュートの成功数も増加して安定し始め、シュートエリアを確実に広げている。上背がないためミスマッチを避けることはできないが、豊富な運動力と機敏なフットワーク、そして積極的にスティールを狙うことでカバーしている。スティール数は毎シーズンリーグ上位である。またプレイングタイムに対するターンオーバーは少ない。身長はアレン・アイバーソンと同程度であるが、鍛えられた肉体は非力なわけではなくガードとしてはむしろ強靭。フィジカルプレーで吹き飛ばされることは少なく、当たり負けすることなくプレーすることができる。
重要な局面や接戦の終盤ではクラッチシュートを決める、という勝負強さもアピールし、勝利への貪欲さ、フロアリーダーとしてチームを率先していく姿にチームとしての信頼を勝ち取り、今やNBA屈指の名PGの一人である。
個人成績[編集]
NBAレギュラーシーズン[編集]
| シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
| 2005–06
|
NOH
|
78 |
78 |
36.0 |
.430 |
.282 |
.847 |
5.1 |
7.8 |
2.2 |
.1 |
16.1
|
| 2006–07
|
NOH
|
64 |
64 |
36.8 |
.437 |
.350 |
.818 |
4.4 |
8.9 |
1.8 |
.0 |
17.3
|
| 2007–08
|
NOH
|
80 |
80 |
37.6 |
.488 |
.369 |
.851 |
4.0 |
11.6 |
2.7 |
.1 |
21.1
|
| 2008–09
|
NOH
|
78 |
78 |
38.5 |
.503 |
.364 |
.868 |
5.5 |
11.0 |
2.8 |
.1 |
22.8
|
| 2009–10
|
NOH
|
45 |
45 |
38.0 |
.493 |
.409 |
.847 |
4.2 |
10.7 |
2.1 |
.2 |
18.7
|
| 2010–11
|
NOH
|
80 |
80 |
36.0 |
.463 |
.388 |
.878 |
4.1 |
9.8 |
2.4 |
.1 |
15.8
|
| 2011–12
|
LAC
|
60 |
60 |
36.4 |
.478 |
.371 |
.861 |
3.6 |
9.1 |
2.5 |
.1 |
19.8
|
| 2012–13
|
LAC
|
70 |
70 |
33.4 |
.481 |
.328 |
.885 |
3.7 |
9.7 |
2.4 |
.1 |
16.9
|
| 2013–14
|
LAC
|
62 |
62 |
35.0 |
.467 |
.368 |
.855 |
4.3 |
10.7 |
2.5 |
.1 |
19.1
|
| 2014–15
|
LAC
|
82 |
82 |
34.8 |
.485 |
.398 |
.900 |
4.6 |
10.2 |
1.9 |
.2 |
19.1
|
| 2015–16
|
LAC
|
74 |
74 |
32.7 |
.462 |
.371 |
.896 |
4.2 |
10.0 |
2.1 |
.2 |
19.5
|
| 2016–17
|
LAC
|
61 |
61 |
31.5 |
.476 |
.411 |
.892 |
5.0 |
9.2 |
1.9 |
.1 |
18.1
|
| 2017–18
|
HOU
|
58 |
58 |
31.8 |
.460 |
.380 |
.919 |
5.4 |
7.9 |
1.7 |
.2 |
18.6
|
| Career
|
892 |
892 |
35.3 |
.472 |
.372 |
.868 |
4.5 |
9.8 |
2.3 |
.1 |
18.7
|
| All-Star
|
8 |
4 |
26.7 |
.519 |
.455 |
.857 |
4.1 |
13.2 |
2.8 |
.0 |
13.1
|
プレイオフ[編集]
| シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
| 2008
|
NOH
|
12 |
12 |
40.5 |
.502 |
.238 |
.785 |
4.9 |
11.3 |
2.3 |
.2 |
24.1
|
| 2009
|
NOH
|
5 |
5 |
40.2 |
.411 |
.313 |
.857 |
4.4 |
10.4 |
1.6 |
.0 |
16.6
|
| 2011
|
NOH
|
6 |
6 |
41.5 |
.545 |
.474 |
.796 |
6.7 |
11.5 |
1.8 |
.0 |
22.0
|
| 2012
|
LAC
|
11 |
11 |
38.5 |
.427 |
.333 |
.872 |
5.1 |
7.9 |
2.7 |
.1 |
17.6
|
| 2013
|
LAC
|
6 |
6 |
37.3 |
.533 |
.316 |
.892 |
4.0 |
6.3 |
1.8 |
.0 |
22.8
|
| 2014
|
LAC
|
13 |
13 |
36.3 |
.467 |
.457 |
.774 |
4.2 |
10.4 |
2.8 |
.0 |
19.8
|
| 2015
|
LAC
|
12 |
12 |
37.1 |
.503 |
.415 |
.941 |
4.4 |
8.8 |
1.8 |
.3 |
22.1
|
| 2016
|
LAC
|
4 |
4 |
31.3 |
.487 |
.300 |
1.000 |
4.0 |
7.3 |
2.3 |
.0 |
23.8
|
| 2017
|
LAC
|
7 |
7 |
37.2 |
.496 |
.368 |
.879 |
5.0 |
9.9 |
1.7 |
.1 |
25.3
|
| Career
|
76 |
76 |
38.0 |
.484 |
.381 |
.847 |
4.7 |
9.4 |
2.2 |
.1 |
21.4
|
タイトル・受賞[編集]
- 新人王:2006
- アシスト王:2008, 2009, 2014
- スティール王:2008, 2009, 2011, 2012, 2013, 2014
- NBAオールスターゲーム出場:2008~2015
- NBAオールスターゲームMVP:2013
- オールNBAチーム
- 4×1stチーム:2008, 2012, 2013, 2014
- 2ndチーム:2009
- 3rdチーム:2011
- NBAオールディフェンシブチーム
- 4×1stチーム:2009, 2012, 2013, 2014
- 2×2ndチーム:2008, 2011
- NBAオールルーキーチーム 1stチーム:2006
私生活・その他[編集]
外部リンク[編集]
 |
ウィキメディア・コモンズには、クリス・ポールに関連するカテゴリがあります。 |
| NBAアシスト王/通算アシスト数 |
|---|
| 1940年代 | | | 1950年代 | | | 1960年代 | | | 1970年代 | | | 1980年代 | | | 1990年代 | | | 2000年代 | | | 2010年代 | | | 歴代ベスト10[1] |
①ジョン・ストックトン:15,806
②ジェイソン・キッド:12,091
③スティーブ・ナッシュ:10,335
④マーク・ジャクソン:10,334
⑤マジック・ジョンソン:10,141
⑥オスカー・ロバートソン:9,887
⑦アイザイア・トーマス:9,061
⑧ゲイリー・ペイトン:8,966
⑨アンドレ・ミラー:8,524
⑩クリス・ポール:8,251 |
|
| NBAスティール王/通算スティール数 |
|---|
| 1970年代 | | | 1980年代 | | | 1990年代 | | | 2000年代 | | | 2010年代 | | | 歴代ベスト10 |
①ジョン・ストックトン:3,265
②ジェイソン・キッド:2,684
③マイケル・ジョーダン:2,514
④ゲイリー・ペイトン:2,445
⑤モーリス・チークス:2,310
⑥スコッティ・ピッペン:2,307
⑦クライド・ドレクスラー:2,207
⑧アキーム・オラジュワン:2,162
⑨アルビン・ロバートソン:2,112
⑩カール・マローン:2,085 |
|
- ^ basketball-reference.com