クレイ・トンプソン

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クレイ・トンプソン
Klay Thompson
Klay Thompson vs. Jared Dudley (cropped).jpg
2016年のトンプソン
ゴールデンステート・ウォリアーズ  No.11
ポジション SG
背番号 11
身長 201cm  (6 ft 7 in)
体重 93kg (205 lb)
ウィングスパン 208cm  (6 ft 10 in)
シューズ アンタ
基本情報
本名 Klay Alexander Thompson
ラテン文字 Klay Thompson
誕生日 (1990-02-08) 1990年2月8日(27歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州の旗 カリフォルニア州ロサンゼルス
出身 ワシントン州立大学
ドラフト 2011年 11位 
選手経歴
2011- ゴールデンステート・ウォリアーズ
受賞歴
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2014-
 
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
2016 リオデジャネイロ
FIBAバスケットボール・ワールドカップ
2014 スペイン

クレイ・トンプソンKlay Alexander Thompson 1990年2月8日- )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のバスケットボール選手。NBAゴールデンステート・ウォリアーズに所属している。

経歴[編集]

学生時代[編集]

高校時代から頭角を現していたトンプソンを巡ってミシガン大学ノートルダム大学コロラド大学などがリクルート合戦を繰り広げていた。そんな中トンプソンは1年生から試合に出られる可能性が高いワシントン州立大学を選んだ。1年生時には全33試合に先発出場し、PAC-10のオールフレッシュマンチームに選ばれた。

2年生時にチームは、アラスカ州アンカレッジで行われたグレートアラスカシュートアウトで43点をあげて最優秀選手に選ばれた。この年トンプソンはカンファレンス2位の平均19.6得点をあげて、カンファレンスファーストチームに選ばれた[1]

3年生時にも平均21.6得点をあげてカンファレンスファーストチームに選ばれた。またPAC-10トーナメントでは、8本の3ポイントシュートを含む43得点をあげた。この年あげた733得点は大学記録となっている[2]。しかし、レギュラーシーズン終盤に大麻の不法所持で逮捕され、大学側から出場停止処分を下されたため最終戦に出場できなかった[3]

NBA[編集]

ゴールデンステート・ウォリアーズ

キャリア初期

2011年ゴールデンステート・ウォリアーズから1巡目11位で指名された[4]。因みに当時10位指名権を持っていたミルウォーキー・バックスや、サンアントニオ・スパーズもトンプソンを狙っていたと言われている[5]

12-13シーズンライジングスターズ・チャレンジに選出された。

2014-15シーズン

2014-15シーズン開幕前にはミネソタ・ティンバーウルブズケビン・ラブを含んだ複数トレードの交渉がされたが、スティーブ・カーHCとアドバイザーのジェリー・ウェストが猛反対したため交渉は決裂し、開幕後に4年7000万ドルの延長契約を結んだ。2015年1月23日のサクラメント・キングス戦では、第3クォーターに37点を記録し、それまで1クォーターの内で多く点を取ったカーメロ・アンソニーの33点を抜きNBA最多得点を樹立。なおこのクォーターでは1本もシュートを外していない。スコアラーとして大きく成長し、個人成績としては平均21.7得点2.9アシスト3.2リバウンド3P成功率43.9%を記録した。このシーズンは、チームメイトのステフィン・カリーと共にチームを牽引し、2014-15シーズンはNBA最高勝率となる67勝15敗へとチームを導くと共に、自身初となるオールNBAチーム3rdチームに選出された。その勢いはプレーオフに入っても止まることを知らず、随所で効果的なビッグショットを沈め、ウォリアーズの1975年以来のNBAチャンピオンに大きく貢献した。また父マイカル・トンプソンロサンゼルス・レイカーズ時代にNBAチャンピオンになっている。これはNBA史上4組目の親子チャンピオンである。

2015-16シーズン

2015-16シーズンもチームは前シーズンを超えるスピードで勝利を重ねていく。トンプソン自身も調子が良く、オールスターファン投票ではガード部門4位の55万票を獲得し2年連続のNBAオールスターゲーム出場を果たす。NBAオールスターウィークエンドの3Pコンテストに出場したトンプソンはチームメイトのステフィン・カリーと共に決勝ラウンドに出場。決勝ラウンドでは去年カリーが打ち立てた27点を自らが叩き出し見事優勝を果たした。翌日のオールスターではリザーブとして出場。21分の出場で3ポイントシュート3/10の9得点というなかなか満足の出来ないスコアで終わった。

2015-16シーズンプレーオフ、ウェスタンカンファレンスファイナルvsオクラホマシティ・サンダー戦第6試合で、11本の3ポイントシュートを成功させNBAプレーオフ1試合における3ポイントシュート成功数の新記録を樹立。プレーオフキャリアハイの合計41点を叩き出しチームを勝利に導いた。NBAファイナルではレギュラーシーズンやプレーオフに比べ精彩を欠き、クリーブランド・キャバリアーズの前に敗れ連覇はならなかった。

2016年夏、リオデジャネイロオリンピックアメリカ代表に選出され、見事金メダルを獲得した。

2016-17シーズン

プレシーズンの好調ぶりから一転し開幕数試合では1本も3Pシュートが入らない日が続くなど好不調の波が非常に激しく、前季自己平均を大きく下回る得点とシュート成功率だった。その後徐々に盛り返しつつある中、ボストン・セルティックスへトレードされるのではという噂が流れ出したりもした。12月5日のインディアナ・ペイサーズ戦では自己最多の60得点を記録[6]

プレースタイル[編集]

チームメイトのステフィン・カリーと共に「スプラッシュ・ブラザーズ」として名を馳せる、NBA屈指のシューターである。無駄の少ない素早いシュートモーションから放たれる正確な3ポイントシュートが武器。ピュアシューターといわれることがあるが、そのシュート能力を警戒して距離を詰めてきた相手ディフェンダーをドライブやカットインで抜くプレーも多く見られる。
試合ごとに得点のばらつきはあるものの安定して20点前後を稼ぐうえ、ときには前述の1クォーター37得点を叩き出すように、40得点以上をも積み上げることがあるなど爆発力もある。

2016年12月5日のインディアナ・ペイサーズ戦で29分間の出場自己最多となる60得点を記録した。この記録はショットクロックが設定されてから30分以内の出場で決めた最多得点であり(また、60点を決めた最短出場時間)、ウォリアーズでレギュラーシーズン1試合で60点以上を記録したのはジョー・ファルクスウィルト・チェンバレンリック・バリーに次いで4人目である。
近年ではオフェンスにバリエーションを見せ、エースのカリーを抑えてチームのスコアリーダーとなることも多く、スコアラーとしての才能が開花している。またオフェンス面だけでなくディフェンス面でも評価が高く、相手チームのエースにマークすることも多い。

家族[編集]

父親は、1978年のNBAドラフト全体1位指名を受けたマイカル・トンプソンで、1987~88年にロサンゼルス・レイカーズNBAチャンピオン2連覇を経験した[1]。兄のマイケル・トンプソンクリーブランド・キャバリアーズやイタリアのプロチームでプレー経験がある。弟のトレイス・トンプソンは、2009年のMLBドラフトシカゴ・ホワイトソックスに指名され、2015年シーズンにメジャーデビュー。現在は地元のロサンゼルス・ドジャースに所属している。

その他[編集]

  • クリーブランド・キャバリアーズケビン・ラブとは少年時代に同じ野球チームに所属していた。
  • クレイがロサンゼルス出身であり弟のトレイスが所属しているため、ロサンゼルス・ドジャースを応援している(トレイスがホワイトソックスに所属していた時はホワイトソックス側のインタビューを受けたこともある)。トレイスのドジャース移籍後は度々ドジャースファンとしてインタビューを受けたり、兄のマイケルと共にドジャー・スタジアムに足を運んでいる。トレイスの移籍前はウォリアーズがベイエリアのチームということもあって、オークランド・アスレチックスの試合を観戦しに行っていた。
  • 愛犬家としても知られ、ルーキー時代から「ロッコ(Rocco)」という名前のブルドッグを飼っていて、オラクル・アリーナドジャー・スタジアムにも連れて行くなどしている。トンプソンとロッコが一緒に並んだバブルヘッド人形が発売されたこともある。2016年のオリンピック期間中は弟トレイスと、ドジャースの彼のルームメイトであるジョク・ピーダーソンコーリー・シーガーの3人で世話をしていた。
  • 2017年1月13日、サンタ・マルガリータ・カトリック高校時代の背番号1が永久欠番に指定された。

タイトル・受賞[編集]

個人記録[編集]

  • 1クォーター最多得点 37点(NBA記録)
  • 1クォーター3ポイントシュート成功数 9本(NBA記録)
  • 1シーズン3ポイントシュート成功数 276本(2016年現在NBA記録3位 1,2位はステフィン・カリー)
  • プレーオフ1試合3ポイントシュート成功数 11本(NBA記録)
  • 1プレーオフ3ポイントシュート成功数 98本(NBA記録タイ 同数でステフィン・カリー)

脚注[編集]

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  1. ^ a b Profile”. WASHINGTON STATE COUGARS. 2013年3月3日閲覧。
  2. ^ Klay Thompson staying in draft”. ESPN (2011年5月9日). 2013年3月3日閲覧。
  3. ^ 2011年のNBAドラフトサンアントニオ・スパーズは、当初トンプソンの交渉権の獲得を目論んでいたものの、この一件でトンプソンの獲得から撤退し、カワイ・レナードの交渉権獲得に切り替えたと言われている。
  4. ^ Rusty Simmons (2011年6月24日). “Warriors pick a 2-guard: Klay Thompson”. サンフランシスコ・クロニクル. 2013年3月3日閲覧。
  5. ^ Klay Thompson Expected To Be Picked By Bucks In 2011
  6. ^ Klay Thompson sets career high, drops 60 points in 29 minutes vs. Pacers

外部リンク[編集]