ジェイソン・カポノ
![]() マイアミ・ヒートでのカポノ (2007年) | |||||||||||||||
引退 | |||||||||||||||
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愛称 | J-Kay | ||||||||||||||
国籍 |
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生年月日 | 1981年2月4日(44歳) | ||||||||||||||
出身地 |
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身長(現役時) | 203cm (6 ft 8 in) | ||||||||||||||
体重(現役時) | 98kg (216 lb) | ||||||||||||||
キャリア情報 | |||||||||||||||
高校 | アルテシア高等学校 | ||||||||||||||
大学 | UCLA | ||||||||||||||
NBAドラフト | 2003年 / 2巡目 / 全体31位[1] | ||||||||||||||
クリーブランド・キャバリアーズから指名 | |||||||||||||||
プロ選手期間 | 2003年–2013年 | ||||||||||||||
ポジション | SF | ||||||||||||||
背番号歴 | 24, 72, 28, 9 | ||||||||||||||
経歴 | |||||||||||||||
2003–2004 | クリーブランド・キャバリアーズ | ||||||||||||||
2004–2005 | シャーロット・ボブキャッツ | ||||||||||||||
2005–2007 | マイアミ・ヒート | ||||||||||||||
2007–2009 | トロント・ラプターズ | ||||||||||||||
2009–2011 | フィラデルフィア・76ers | ||||||||||||||
2011–2012 | ロサンゼルス・レイカーズ | ||||||||||||||
2012–2013 | ![]() | ||||||||||||||
受賞歴 | |||||||||||||||
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通算成績 | |||||||||||||||
得点 | 3,398 (6.7 ppg) | ||||||||||||||
リバウンド | 844 (1.7 rpg) | ||||||||||||||
アシスト | 417 (0.8 apg) | ||||||||||||||
Stats Basketball-Reference.com | |||||||||||||||
代表歴 | |||||||||||||||
キャップ |
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ジェイソン・アラン・カポノ(Jason Alan Kapono, 1981年2月4日 - )は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州ロングビーチ出身の元プロバスケットボール選手。ポジションはスモールフォワード。リーグ屈指のスリーポイントシューターとして知られる。
経歴
[編集]大学はUCLAでプレイし、卒業までの4シーズン全てでパシフィック・テン・カンファレンスのオールファーストチームに選出され、通算2095得点は同校3位の成績であった。また2001年に日本で開催されたU-21世界選手権(ヤングメン世界選手権)にアメリカ代表として出場し、優勝を飾った。
2003年のNBAドラフトにてクリーブランド・キャバリアーズから2巡目全体31位指名を受けてNBA入りを果たす。ルーキーイヤーとなった2003-04シーズンは怪我などにより出場試合数は41試合に留まり、出場時間も多くは与えられなかった。オフに新設されたシャーロット・ボブキャッツのためのエクスパンション・ドラフトにより、カポノはボブキャッツへと移籍[1]。選手層の薄い新設チームではまとまった出場時間を得られるようになり、個人スタッツも上昇した。翌05-06シーズンにはマイアミ・ヒートに移籍。ドウェイン・ウェイド、シャキール・オニールの2枚看板を揃えたヒートはそのシーズン優勝を果たし、カポノはプロ3年目にしてチャンピオンリングを手に入れることになったが、このシーズンのカポノは選手層の厚いチームにおいて出場試合数は51試合に留まり、得点アベレージは半減、プレイオフでもコートに立てた試合は僅か1試合の2分だけだった。
チャンピオンチームとして迎えた06-07シーズンのヒートは、オニール、ウェイドの相次ぐ故障により苦戦を強いられ、プレイオフでは1回戦で4戦全敗という屈辱を味わった。トップから急落したチームの一方で、カポノにとっては飛躍のシーズンとなった。得点アベレージは初の二桁となる10.9得点を記録。最大の武器であるスリーポイントシュートの成功率は1995-1996シーズンのティム・レグラー以来の5割越えとなる驚異の51.4%を記録し、リーグ1位にランクされた。またオールスターのスリーポイントコンテストでは決勝で決勝記録となる24ポイントを記録して優勝を果たした。06-07シーズンオフにはトロント・ラプターズに移籍し、08-09シーズンオフにレジー・エバンスとのトレードでフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移籍した。
2010-2011シーズン終了後、フリーエージェントとなったカポノはロサンゼルス・レイカーズと契約、2012年3月15日、ルーク・ウォルトン、ドラフト1巡指名権と共にレイモン・セッションズ、クリスチャン・アイエンガとのトレードでクリーブランド・キャバリアーズに放出され[2]、3月17日解雇された[3]。
2012-13シーズンはギリシャでプレー。その後2013年にサンアントニオ・スパーズ、2014年にゴールデンステート・ウォリアーズなどのシーズンキャンプに参加するも、契約には至らず、現在は事実上引退状態となっている。
個人成績
[編集]略称説明 | |||||
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GP | 試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | PIR | パフォーマンス指数 |
太字 | キャリアハイ | リーグリーダー | 優勝シーズン |
NBA
[編集]レギュラーシーズン
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
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2003–04 | CLE | 41 | 3 | 10.4 | .403 | .477 | .833 | 1.3 | .3 | .3 | .0 | 3.5 |
2004–05 | CHA | 81 | 14 | 18.4 | .401 | .412 | .824 | 2.0 | .8 | .5 | .1 | 8.5 |
2005–06† | MIA | 51 | 2 | 13.0 | .446 | .396 | .848 | 1.4 | .7 | .1 | .1 | 4.1 |
2006–07 | 67 | 35 | 26.4 | .494 | .514* | .892 | 2.7 | 1.2 | .6 | .0 | 10.9 | |
2007–08 | TOR | 81 | 7 | 18.9 | .488 | .483* | .860 | 1.5 | .8 | .4 | .0 | 7.2 |
2008–09 | 80 | 12 | 22.9 | .432 | .428 | .810 | 2.0 | 1.3 | .3 | .0 | 8.2 | |
2009–10 | PHI | 57 | 12 | 17.1 | .419 | .368 | .600 | 1.2 | .7 | .4 | .1 | 5.7 |
2010–11 | 24 | 2 | 4.7 | .250 | .125 | .500 | .5 | .2 | .1 | .0 | .7 | |
2011–12 | LAL | 27 | 0 | 10.0 | .382 | .296 | 1.000 | .5 | .4 | .1 | .0 | 2.0 |
通算 | 509 | 87 | 17.8 | .442 | .434 | .835 | 1.7 | .8 | .4 | .0 | 6.7 |
プレーオフ
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
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2006† | MIA | 1 | 0 | 2.0 | .000 | .000 | .000 | .0 | .0 | .0 | .0 | .0 |
2007 | 4 | 1 | 19.3 | .471 | .500 | 1.000 | 1.3 | .5 | .5 | .0 | 5.0 | |
2008 | TOR | 5 | 0 | 30.4 | .585 | .542 | .750 | 2.6 | .8 | .4 | .0 | 15.6 |
通算 | 10 | 1 | 23.1 | .557 | .536 | .833 | 1.8 | .6 | .4 | .0 | 9.8 |
ユーロリーグ
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG | PIR |
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2012–13 | パナシナイコスBC | 8 | 0 | 15.3 | .333 | .462 | .917 | 1.0 | 1.0 | .0 | .0 | 7.4 | 4.4 |
通算 | 8 | 0 | 15.3 | .333 | .462 | .917 | 1.0 | 1.0 | .0 | .0 | 7.4 | 4.4 |
記録
[編集]2007年11月25日、規定成功数の250本目のスリーポイントを決めたカポノは、この時点でのスリーポイント成功率がキャリア通算で46.1%であり、スティーブ・カーの持つ記録(45.4%)を塗り替え歴代1位となり、最終的にキャリア通算43.4%で歴代6位である。
- スリーポイント成功率1位:2007(51.4%), 2008(48.3%)
- スリーポイントコンテスト優勝:2007(24p), 2008(25p)
スリーポイントコンテストとスリーポイント成功率の両方を2年連続で制したのは史上初。
脚注
[編集]- ^ “Few veterans chosen by Charlotte”. ESPN (2004年6月23日). 2012年3月20日閲覧。
- ^ “Lakers Acquire Ramon Sessions & Christian Eyenga”. nba.com (2012年3月15日). 2012年3月17日閲覧。
- ^ “キャブスがJ.カポノ解雇、M.ハリスと今季終了まで契約”. WOWOW (2012年3月18日). 2012年3月20日閲覧。