ジョージ・ヒル

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ジョージ・ヒル
George Hill
George Hill Pacers.jpg
ユタ・ジャズ  No.3
ポジション PG/SG
背番号 3
身長 188cm  (6 ft 2 in)
体重 82kg (181 lb)
ウィングスパン 206cm  (6 ft 9 in)
シューズ ピーク
基本情報
本名 George Jesse Hill, Jr.
愛称 "G-Hill"
ラテン文字 George Hill
誕生日 (1986-05-04) 1986年5月4日(30歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 インディアナ州インディアナポリス
出身 インディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校(IUPUI)
ドラフト 2008年 1順目 26位 スパーズ 
選手経歴
2008-2011
2011-2016
2016-
サンアントニオ・スパーズ
インディアナ・ペイサーズ
ユタ・ジャズ

ジョージ・ヒルGeorge Jesse Hill, Jr. , 1986年5月4日 - )はアメリカ合衆国バスケットボール選手。インディアナ州インディアナポリス出身。アメリカ男子プロバスケットボールリーグNBAユタ・ジャズに所属している。ポジションはポイントガードシューティングガード。188cm、82kg。

経歴[編集]

若齢期[編集]

インディアナ州インディアナポリスで生まれ育ったヒルは、幼少期には、いつかはマイケル・ジョーダンのようなNBAプレーヤーになることを夢見ていた。夢の実現でもあるドラフト1巡目指名を受けた際にヒルは、「子供の頃からの夢だった。」と語った[1]。ヒルはブロード・リップル高校に入学し[2]ヒルは、グレッグ・オデンマイク・コンリージョシュ・マクロバーツロドニー・カーニーエリック・ゴードンそして コートニー・リーとともにインディアナ州の屈指のトッププレーヤーの一人となった[3]最高学年には、州のトップとなる1試合平均36.2得点をあげ、インディアナ州の歴代シーズン高校記録第5位に入った[4]

カレッジ[編集]

ハイスクールでの活躍によって、インディアナ大学テンプル大学などカレッジバスケット強豪校からオファーがあったにも拘らず、ヒルはインディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校(IUPUI)入学を選んだ。病気の曾祖父と過ごすためであったが[5]、その曾祖父は入学を決めて数ヶ月後に亡くなった。しかし、ヒルは曾祖父の残した「言行一致であれ」の言葉に従い、チャンスの多い強豪校のオファーを断り、IUPUIに入学した。 2年目にIUPUIチーム、ジャガースをカンファレンスのトップチームへと導いた。

NBA[編集]

インディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校(IUPUI)から、2008年のNBAドラフト1巡目26位でサンアントニオ・スパーズに指名され、IUPUI初のNBA選手となった。

サンアントニオ・スパーズ[編集]

スパーズ時代のジョージ・ヒル

プロ2年目にブレークし、2011年まで、トニー・パーカーの控えとして活躍し,将来のスターターと見なされていたが、2011年のNBAドラフト時に、インディアナ・ペイサーズが1巡目15位で指名したカワイ・レナードの交渉権とのトレードでペイサーズに移籍し、故郷インディアナに戻った。

インディアナ・ペイサーズ[編集]

  • 2011-12シーズンは、ダレン・コリソンの控えとしてスタートしたが、1月31日に足首を痛め、12ゲームを欠場したが、コリソンの故障により4月からシーズン終了までスターターを務め、一試合平均9.6得点の成績を残した。プレーオフ1stラウンドのメンフィス・グリズリーズ戦では、5試合に二桁得点をあげ、セミファイナル進出に貢献した。マイアミ・ヒートとの第3戦で20得点5アシストのプレーオフキャリアハイの活躍をしたものの、第6戦で敗退した。
  • 2012-13シーズンは、7月13日に5年4000万ドルで再契約を結び、レギュラーシーズン76試合に全てスターターとして出場し、1試合平均14.2得点、4.7アシストのキャリアハイの成績でプレーオフに進み、ここでも1試合平均14.6得点、4.3アシストのプレーオフキャリアハイの成績を残した。しかしながら、チームはカンファレンスファイナルまで進んだものの、またしてもヒートに敗れ、ファイナルに進むことはできなかった。
  • 2013-14シーズン、2014年2月7日に、対ポートランド・トレイルブレイザーズ戦で、37得点9リバウンド8アシストのNBAキャリア最高の成績を残した。シーズン全体としては全シーズンより成績を落としたが、チームの堅調を支え、前年同様カンファレンスファイナルまで進みヒートとの対戦となったが、3年連続でヒートに敗退した。
  • 2014-15シーズンは、左膝の痛みのため、開幕から欠場していたが、2014年12月23日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で、ようやくシーズン初出場した。しかし、チームはポール・ジョージをはじめとして開幕から負傷者が続出したことでベストメンバーを組めず、38勝44敗に終わり、プレーオフ不出場に終わった。
  • 2015-16シーズンは、ジョージが完全復活を遂げ、プレーオフに復帰。しかし、プレーオフではトロント・ラプターズに3勝4敗で屈し、ヒル自身も不完全燃焼に終わった。

ユタ・ジャズ[編集]

  • 2016年6月22日、ジェフ・ティーグなどが絡んだアトランタ・ホークスユタ・ジャズとの三角トレードでジャズに移籍した[6]。11月1日の古巣サンアントニオ・スパーズ戦では、チーム最多の22得点とチームを牽引し、2015-16シーズンNBAホームアリーナ新記録の40勝1敗と、圧倒的強さを誇ったスパーズに対し106-91で勝利し、相手スパーズにシーズンホームゲーム第2戦で早くも土を付ける原動力となり、敵将のグレッグ・ポポヴィッチHCからも絶賛された。以降も負傷に悩まされながらもジャズのオフェンスを牽引し、2012年以来のプレーオフ出場に貢献した。

NBA個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ    リーグリーダー    優勝シーズン  NBA FINAL CHAMP.png

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2008–09 サンアントニオ・スパーズ 77 7 16.5 .403 .329 .781 2.1 1.8 .6 .3 5.7
2009–10 サンアントニオ・スパーズ 78 43 29.2 .478 .399 .772 2.6 2.9 .9 .3 12.4
2010–11 サンアントニオ・スパーズ 76 5 28.3 .453 .377 .863 2.6 2.5 .9 .3 11.6
2011–12 インディアナ・ペイサーズ 50 9 25.5 .442 .367 .778 3.0 2.9 .8 .3 9.6
2012–13 インディアナ・ペイサーズ 76 76 34.5 .443 .368 .817 3.7 4.7 1.1 .3 14.2
2013–14 インディアナ・ペイサーズ 76 76 32.0 .442 .365 .807 3.7 3.5 1.0 .3 10.3
2014–15 インディアナ・ペイサーズ 43 36 29.5 .477 .358 .790 4.2 5.1 1.0 .3 16.1
2015–16 インディアナ・ペイサーズ 74 73 34.1 .441 .406 .760 4.0 3.5 1.1 .2 12.1
2016–17 ユタ・ジャズ 49 49 31.5 .477 .403 .801 3.4 4.2 1.0 .2 16.9
Career 599 374 29.0 .453 .380 .802 3.2 3.3 .9 .3 11.8

プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2009 サンアントニオ・スパーズ 4 0 19.0 .333 .375 .857 2.0 .5 .5 .3 5.8
2010 サンアントニオ・スパーズ 10 8 34.4 .451 .379 .838 3.1 .7 1.0 .2 13.4
2011 サンアントニオ・スパーズ 6 1 31.5 .400 .267 .867 5.0 2.3 1.5 .3 11.7
2012 インディアナ・ペイサーズ 11 11 31.5 .448 .375 .848 2.3 2.9 1.2 .3 13.5
2013 インディアナ・ペイサーズ 18 18 38.1 .401 .358 .829 3.7 4.3 1.2 .2 14.6
2014 インディアナ・ペイサーズ 19 19 36.2 .444 .364 .721 3.7 3.0 1.2 .2 12.1
2016 インディアナ・ペイサーズ 7 7 33.6 .561 .481 .818 2.7 2.1 .9 .1 13.6
Career 75 64 34.2 .436 .371 .814 3.3 2.7 1.1 .2 12.8

プレイスタイル[編集]

188cmの身長でウィングスパンが206cmあり[7]、体脂肪率が3%という、長い腕と優れたアスリート体質で、高い運動能力を持ち、PGとSGをプレーできる。相手チームの得点源を防御しつつ、トランジション、3ポイントも含む攻撃力も保つ事ができる貴重な選手である。サンアントニオ・スパーズグレッグ・ポポビッチヘッドコーチも、ヒルのオールラウンドな能力と、チームプレーに秀でていることをメディアのインタビューで語っている[8]

脚注[編集]

  1. ^ Matt Baker. IUPUI's George Hill dreams of having his name called indystar.com, June 26, 2008. - Archived at Webcite
  2. ^ Indianapolis Public Schools. 2004 BRHS Graduate Hill Picked in First Round of NBA Draft headlines.ips.k12.in.us - Archived at WebCite
  3. ^ Rabjohns, Jeff. "Magnificent Seven - Oden. Conley. McRoberts. Carney. Hill. Lee. And Gordon. Indy high school rivals, now NBA colleagues, take us back to beginning. They recall classic games back in high school -- and even elementary school", Indianapolis Star, The (IN). Final Edition, Sports, D01. (ind138231025)
  4. ^ 2007–2008 Men's Basketball Roster iupuijags.com. - Archived at Webcite
  5. ^ Hill a prototypical Spur: College coach recounts examples of toughness, talent, loyalty, desire mysanantonio.com June 27, 2008 - Archived at WebCite
  6. ^ George Hill is going to the Jazz
  7. ^ Thorpe, David (2008年12月10日). “Rookie Watch: Welcome, Westbrook”. Weekly Rookie Rankings for ESPN. 2008年12月11日閲覧。 “However, he has a 6-foot-9 wingspan, which allows him to extend his arm past defenders.”
  8. ^ Spurs 2008 Draft : Spurs Head Coach Gregg Popovich youtube.com, (Video: coach Popovich talking about George Hill).

外部リンク[編集]