ジェフ・ティーグ

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ジェフ・ティーグ
Jeff Teague
アトランタ・ホークス
役職 スカウト
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1988-06-10) 1988年6月10日(35歳)
出身地 インディアナ州インディアナポリス
身長(現役時) 191cm (6 ft 3 in)
体重(現役時) 88kg (194 lb)
キャリア情報
高校 パイク高等学校
大学 ウェイクフォレスト大学
NBAドラフト 2009年 / 1巡目 / 全体19位[1]
プロ選手期間 2009年–2021年
ポジション PG
背番号歴 0, 44, 00, 55, 5
経歴
20092016アトランタ・ホークス
2016–2017インディアナ・ペイサーズ
20172020ミネソタ・ティンバーウルブズ
2020アトランタ・ホークス
2020–2021ボストン・セルティックス
2021ミルウォーキー・バックス
受賞歴
NBA通算成績
得点 10,061 (12.2 ppg)
リバウンド 1,989 (2.4 rpg)
アシスト 4,585 (5.6 apg)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

ジェフリー・デマルコ・ティーグJeffrey Demarco Teague 1988年6月10日 - )は、アメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリス出身の元プロバスケットボール選手。NBAアトランタ・ホークスでスカウトを務めている。現役時代のポジションはポイントガード

来歴[編集]

高校時代はインディアナ州でも有名な選手だった。大学はウェイクフォレスト大学に進学。2009年のNBAドラフトにエントリーし、1巡目19位でアトランタ・ホークスから指名された[1]

アトランタ・ホークス[編集]

マイク・ビビーカーク・ハインリックの控えを経て、3年目の2011-12シーズンから先発に定着し、以後ホークスの中心選手として活躍。

2013年夏に制限付きFAとなり、ミルウォーキー・バックスから提示された4年3200万ドルのオファーシートにサインしたが、ホークスが同額の契約を提示し、ホークスと再契約が決まった。

2015年のNBAオールスターゲームでは控え選手として選出され、2014-15シーズンのチーム史上最高の 60勝達成に大きく貢献した。

インディアナ・ペイサーズ[編集]

2016年6月22日、ユタ・ジャズなどが絡んだ三角トレードでインディアナ・ペイサーズに移籍。7シーズン過ごしたホークスを後にすることになり、「夢だった」という故郷のインディアナポリスでのプレーが実現することになった[2]。しかし、チームはプレーオフには進出したものの、クリーブランド・キャバリアーズ相手に4戦全敗を喫した。

ミネソタ・ティンバーウルブズ[編集]

2017年7月1日、ミネソタ・ティンバーウルブズと3年5700万ドルで合意した[3]

ホークス復帰[編集]

2020年1月16日、アレン・クラブとのトレードで古巣のホークスに復帰した[4]。オフにFAとなった。

ボストン・セルティックス[編集]

2020年11月21日にボストン・セルティックスと1年契約を結んだ。

ミルウォーキー・バックス[編集]

2021年3月25日にエバン・フォーニエとのトレードで2つのドラフト2巡目指名権と共にオーランド・マジックへ放出され、27日に解雇された[5]。その後、4月1日にホークス時代の恩師マイク・ビューデンホルツァー率いるミルウォーキー・バックスと契約した[6]。チームはプレーオフを勝ち上がり優勝し、自身初となるNBAチャンピオンに輝いた。

プレースタイル[編集]

ピック&ロールが得意なスラッシャー型の選手で、インサイドプレーヤーのとのツーメンゲームを好む。

その他[編集]

弟のマーキス・ティーグもバスケットボール選手で、ケンタッキー大学から2012年のNBAドラフトシカゴ・ブルズから指名されたがNBAには定着できず、現在はNBADLロシアでプレーしている。

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2009–10 ATL 71 3 10.1 .396 .219 .837 .9 1.7 .5 .2 .7 3.2
2010–11 70 7 13.8 .438 .375 .794 1.5 2.0 .6 .4 .9 5.2
2011–12 66 66 33.1 .476 .342 .757 2.4 4.9 1.6 .6 2.0 12.6
2012–13 80 78 32.9 .451 .359 .881 2.3 7.2 1.5 .4 2.9 14.6
2013–14 79 79 32.2 .438 .329 .846 2.6 6.7 1.1 .2 2.9 16.5
2014–15 73 72 30.5 .460 .343 .862 2.5 7.0 1.7 .4 2.8 15.9
2015–16 79 78 28.5 .439 .400 .837 2.7 5.9 1.2 .3 2.8 15.7
2016–17 IND 82 82 32.4 .442 .357 .867 4.0 7.8 1.2 .4 2.6 15.3
2017–18 MIN 70 70 33.0 .446 .368 .845 3.0 7.0 1.5 .3 2.5 14.2
2018–19 42 41 30.1 .423 .333 .804 2.5 8.2 1.0 .4 2.3 12.1
2019–20 34 13 27.8 .448 .379 .868 2.6 6.1 .7 .4 2.2 13.2
ATL 25 4 20.8 .412 .333 .887 2.2 4.0 .8 .2 1.6 7.7
通算:11年 771 593 27.5 .445 .356 .844 2.5 5.8 1.2 .3 2.3 12.6
All-Star 1 0 13.4 .667 1.000 --- 1.0 2.0 2.0 .0 1.0 14.0

プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2010 ATL 9 0 6.6 .333 .400 --- .2 .4 .3 .1 .4 1.8
2011 8 6 29.8 .514 .143 .826 2.1 3.5 .8 .4 1.0 11.8
2012 6 6 37.5 .411 .412 .895 3.7 4.2 .8 .8 1.7 14.0
2013 6 6 35.5 .333 .300 .821 2.8 5.0 1.5 .3 2.3 13.3
2014 7 7 34.6 .393 .333 .950 3.7 5.0 1.0 .6 3.0 19.3
2015 16 16 33.1 .410 .323 .867 3.2 6.7 1.5 .4 2.7 16.8
2016 10 10 27.9 .380 .250 .846 1.9 6.2 .6 .2 2.5 14.5
2017 IND 4 4 35.5 .489 .529 .833 3.3 6.3 1.0 .8 2.0 17.0
2018 MIN 5 5 30.6 .451 .389 .706 3.6 5.8 .6 .4 2.8 13.0
出場:9回 71 60 29.3 .410 .337 .856 2.6 4.9 .9 .4 2.1 13.5

受賞歴[編集]

NBAオールスターゲーム出場:2015年

脚注[編集]

  1. ^ Jeff Teague profile”. NBA.com. 2010年5月7日閲覧。
  2. ^ Hawks are trading Jeff Teague to the Pacers in a three-way deal
  3. ^ Timberwolves will sign Jeff Teague to a three-year, $57 million
  4. ^ co.,Ltd, FromOne. “ホークスとウルブズ間でトレード成立、ベテランのジェフ・ティーグが古巣ホークスへ”. バスケットボールキング. 2020年3月15日閲覧。
  5. ^ Magic waive veteran guard Jeff Teague” (英語). www.nba.com. 2022年1月8日閲覧。
  6. ^ Milwaukee Bucks Sign Jeff Teague”. www.nba.com. 2022年1月8日閲覧。

外部リンク[編集]