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メイソン・プラムリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メイソン・プラムリー
Mason Plumlee
デンバー・ナゲッツでのプラムリー
(2020年)
フェニックス・サンズ  No.22
ポジション C / PF
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1990-03-05) 1990年3月5日(35歳)
出身地 インディアナ州の旗 インディアナ州フォートウェイン
身長 208cm (6 ft 10 in)
体重 115kg (254 lb)
キャリア情報
高校 ウォーソー・コミュニティ高等学校
クリスト・スクール
大学 デューク大学
NBAドラフト 2013年 / 1巡目 / 全体22位[1]
プロ選手期間 2013年–現在
経歴
20132015ブルックリン・ネッツ
20152017ポートランド・トレイルブレイザーズ
20172020デンバー・ナゲッツ
2020–2021デトロイト・ピストンズ
20212023シャーロット・ホーネッツ
20232024ロサンゼルス・クリッパーズ
2024オンタリオ・クリッパーズ
2024-フェニックス・サンズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワールドカップ
金メダル - 1位 2014 スペイン

メイソン・アレクサンダー・プラムリーMason Alexander Plumlee 1990年3月5日 - )は、アメリカ合衆国インディアナ州フォートウェイン出身のプロバスケットボール選手。NBAフェニックス・サンズに所属している。ポジションはセンター。兄もNBA選手のマイルズ・プラムリーで、弟のマーシャル・プラムリーも2016年にNBA入りした[1]

経歴

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カレッジ

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バスケットボール一家のプラムリー家に育ったメイソンは、当然ながら子供の頃からバスケットボールを楽しみ、高校時代は2年生時にインディアナ州の地元の高校からノースカロライナ州のクリスト高校に転校。そこで大きく成長し、マクドナルド・オールアメリカンにも選出された。 大学はデューク大学に進学し、1年生時に兄のマイルスと共に、NCAAトーナメント決勝戦でゴードン・ヘイワード擁するバトラー大学英語版を下し、全米王者に輝いた[2]

NBA

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ブルックリン・ネッツ

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2013年のNBAドラフトにて1巡目全体22位でブルックリン・ネッツから指名され、7月3日にネッツとのルーキー契約に合意した[3]。2013年11月15日のフェニックス・サンズ戦では、当時サンズに所属していた兄マイルズとの "兄弟対決" が実現した。

ポートランド・トレイルブレイザーズ

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2015年6月25日にスティーブ・ブレイクロンデー・ホリス=ジェファーソンのドラフト権とのトレードでパット・コノートンのドラフト権と共にポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍した[4]

2016年12月20日のサクラメント・キングス戦でキャリアハイとなる27得点を含む13リバウンド、5アシスト、1スティール、2ブロックを記録したが、チームは121-126で惜敗した。2017年1月8日のデトロイト・ピストンズ戦でキャリアハイとなる12アシストを含む8得点、10リバウンド、1スティール、3ブロックを記録したが、チームはダブルオーバータイムの末に124-125で惜敗した[5]。なお、ブレイザーズにおけるセンターの選手が10リバウンド、10アシスト以上のダブル・ダブルを達成したのは、1984年のマイカル・トンプソン以来約33年ぶりであった[6]

デンバー・ナゲッツ

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1月13日にユスフ・ヌルキッチ、2017年のプロテクト付き1巡目指名権とのトレードで2018年のドラフト2巡目指名権、現金と共にデンバー・ナゲッツへ移籍した[7]

9月20日にナゲッツとの再契約に合意した[8]

デトロイト・ピストンズ

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2020年12月1日にデトロイト・ピストンズとの契約に合意した[9]。2021年2月14日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で自身初のトリプル・ダブルとなる17得点、10リバウンド、10アシストを記録し、チームは123-112で勝利した[10]。なお、30歳以降で自身初となるトリプル・ダブルを達成したのは、1996年のパトリック・ユーイング以来約25年ぶりであった[11]

シャーロット・ホーネッツ

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8月6日にバルサ・コプリビツァ英語版のドラフト権とのトレードでJT・ソーのドラフト権と共にシャーロット・ホーネッツへ移籍した[12]

2023年1月21日のアトランタ・ホークス戦でシーズンハイとなる25得点を含む8リバウンド、2アシストを記録し、チームは122-118で勝利した[13]

ロサンゼルス・クリッパーズ

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2023年2月9日にレジー・ジャクソン、将来のドラフト2巡目指名権とのトレードでロサンゼルス・クリッパーズへ移籍した[14]

7月7日にクリッパーズとの再契約に合意した[15]

フェニックス・サンズ

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2024年7月5日にフェニックス・サンズとの契約に合意した[16]

アメリカ代表

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2014年FIBAバスケットボール・ワールドカップのチームUSAに選出され、チームは優勝した。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  リーグリーダー

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2013–14 BKN 70 22 18.2 .659 .000 .626 4.4 .9 .7 .8 7.4
2014–15 82 45 21.3 .573 .000 .495 6.2 .9 .8 .8 8.7
2015–16 POR 82* 82* 25.4 .516 .000 .642 7.7 2.8 .8 1.0 9.1
2016–17 54 54 28.1 .532 .000 .567 8.0 4.0 .9 1.2 11.1
DEN 27 10 23.4 .547 .000 .618 6.4 2.6 .7 1.1 9.1
2017–18 74 26 19.4 .601 .000 .458 5.4 1.9 .7 1.1 7.1
2018–19 82* 17 21.1 .593 .200 .561 6.4 3.0 .8 .9 7.8
2019–20 61 1 17.3 .615 .000 .535 5.2 2.5 .5 .6 7.2
2020–21 DET 56 56 26.8 .614 .000 .669 9.3 3.6 .8 .9 10.4
2021–22 CHA 73 73 24.6 .641 .000 .392 7.7 3.1 .8 .7 6.5
2022–23 56 56 28.5 .669 --- .605 9.7 3.7 .6 .6 12.2
LAC 23 4 19.9 .727 --- .772 6.9 1.7 .5 .5 7.5
2023–24 46 11 14.7 .569 .000 .707 5.1 1.2 .3 .4 5.3
通算 786 457 22.3 .594 .043 .573 6.8 2.4 .7 .8 8.4

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014 BKN 10 0 11.4 .438 --- .444 2.3 .2 .3 .7 2.2
2015 6 0 8.2 .667 --- .364 1.3 .3 .7 .3 2.0
2016 POR 11 11 27.8 .400 --- .636 11.8 4.8 .6 1.0 7.0
2019 DEN 14 0 15.6 .511 .000 .571 4.4 1.5 .5 .7 4.6
2020 19 0 10.9 .487 .000 .667 3.2 1.3 .2 .4 2.4
2023 LAC 5 0 18.2 .875 --- .929 6.8 1.8 .4 .4 8.2
2024 6 0 11.0 .389 --- .625 3.3 .7 .5 .3 3.2
通算 71 11 14.8 .486 .000 .605 4.8 1.6 .4 .6 4.0

カレッジ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2009–10 デューク 34 1 14.1 .462 .250 .543 3.1 .9 .5 .9 3.7
2010–11 37 31 25.9 .589 .000 .441 8.5 1.5 .9 1.7 7.2
2011–12 34 31 28.4 .572 --- .528 9.2 1.6 .8 1.6 11.1
2012–13 36 36 34.7 .599 --- .681 9.9 1.9 1.0 1.4 17.1
通算 141 99 25.9 .574 .200 .583 7.7 1.5 .8 .4 9.8

関連項目

[編集]

脚注

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  1. ^ Plumlee finding way on the court”. ESPN.com (2009年9月23日). 2015年3月10日閲覧。
  2. ^ Game Notes: vs. Butler, April 5, 9:21 PM, CBS”. goduke.com (2010年4月5日). 2015年3月10日閲覧。
  3. ^ Nets Sign 2013 First Round Pick Mason Plumlee”. The Official Site of the Brooklyn Nets. 2014年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月13日閲覧。
  4. ^ Trail Blazers Acquire Mason Plumlee, Draft Rights to Pat Connaughton from Brooklyn”. NBA.com. Turner Sports Interactive, Inc. (2015年6月25日). 2015年6月25日閲覧。
  5. ^ Trail Blazers' Mason Plumlee: Logs career-high 12 assists Sunday”. CBSSports.com (2017年1月9日). 2017年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月10日閲覧。
  6. ^ McCollum has 25, Blazers beat Lakers for 10th straight time”. ESPN.com (2017年1月10日). 2018年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月10日閲覧。
  7. ^ Nuggets Acquire Mason Plumlee and 2018 Second Round Pick”. NBA.com (2017年2月13日). 2017年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月13日閲覧。
  8. ^ Nuggets Re-Sign Mason Plumlee”. NBA.com (2017年9月20日). 2017年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月20日閲覧。
  9. ^ Detroit Pistons Sign Free Agents Mason Plumlee, Jahlil Okafor, Josh Jackson and Deividas Sirvydis”. NBA.com (2020年12月1日). 2020年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月1日閲覧。
  10. ^ Plumlee's triple-double leads Pistons to comeback win over Pelicans”. NBA.com (2021年2月14日). 2021年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月14日閲覧。
  11. ^ Pistons' Mason Plumlee makes history as his triple-double odyssey finally comes to an end”. cbssports.com (2021年2月14日). 2021年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月14日閲覧。
  12. ^ Charlotte Hornets Acquire Mason Plumlee and the Draft Rights to JT Thor”. NBA.com (2021年8月6日). 2021年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月7日閲覧。
  13. ^ ROZIER CAPS 19-POINT RALLY, HORNETS END HAWKS' 5-GAME STREAK”. NBA.com. 2023年2月17日閲覧。
  14. ^ LA Clippers Acquire Plumlee from Charlotte Hornets” (英語). www.nba.com. 2023年2月11日閲覧。
  15. ^ LA Clippers Re-sign Mason Plumlee”. NBA.com (2023年7月7日). 2023年7月24日閲覧。
  16. ^ SUNS SIGN MASON PLUMLEE”. NBA.com (2024年7月5日). 2024年7月6日閲覧。

外部リンク

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