ダリオ・サリッチ
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![]() ミネソタ・ティンバーウルブズでのサリッチ (2019年) | |
フェニックス・サンズ No.20 | |
---|---|
ポジション | PF |
基本情報 | |
クロアチア語 | Dario Šarić |
国籍 |
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生年月日 | 1994年4月8日(28歳) |
出身地 |
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身長 | 208cm (6 ft 10 in) |
体重 | 104kg (229 lb) |
ウィングスパン | 208cm (6 ft 10 in)[1] |
キャリア情報 | |
出身 |
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ドラフト | 2014年 12位 |
選手経歴 | |
2009 2010-2011 2011-2012 2012-2014 2014-2016 2016-2018 2018-2019 2019- |
KKズリニェヴァツ KKドゥブラバ ![]() ![]() エフェス・ピルゼン S.K. フィラデルフィア・76ers ミネソタ・ティンバーウルブズ フェニックス・サンズ |
受賞歴 | |
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Stats Basketball-Reference.com | |
代表歴 | |
キャップ |
2009-2010![]() 2010-2012 ![]() 2011-2013 ![]() 2013-現在 ![]() |
ダリオ・サリッチ (英表記:Dario Saric、1994年4月8日‐)は、クロアチア・シベニク出身のプロバスケットボール選手。NBAのフェニックス・サンズに所属している。ポジションはパワーフォワード。身長208cm、体重104kg。
経歴[編集]
NBA以前[編集]
2009年にKKズリニェヴァツに加入しプロデビュー、2010年KKドゥブラバ、2011年KKザグレブ、2012年にはKKシボナに移籍した。
2014年のNBAドラフトに19歳でエントリーし、オーランド・マジックから1巡目12位で指名され、その後フィラデルフィア・76ersに交渉権が移動した。
フィラデルフィア・セブンティシクサーズ[編集]
2016-17シーズン開幕前の2016年7月14日、フィラデルフィア・76ersと契約[2]。2017年3月24日のシカゴ・ブルズ戦で自身初の30得点以上となる32得点を記録した[3]。NBA1年目は81試合(36先発)に平均23.6分の出場で、12.8得点・6.3リバウンド・2.2アシスト・0.7スティール・0.4ブロックなどの好成績を記録し、NBAオールルーキーチーム(1st)を受賞した(新人王はマルコム・ブログドン)。
2017-18シーズンは球団として6年ぶりのプレーオフ出場となり、全10試合で先発出場し、平均17.2得点・7.3リバウンド・3.5アシストなどの好成績を記録したが、カンファレンス準決勝でボストン・セルティックスに1勝4敗で敗退した。
ミネソタ・ティンバーウルブズ[編集]
2018-19シーズンの2018年11月、ジミー・バトラー絡みの大型トレードによりミネソタ・ティンバーウルブズに移籍した[4]。
フェニックス・サンズ[編集]
2019年のドラフトの後、フェニックス・サンズの6位指名のジャレット・カルバーとのトレードでティンバーウルブズの11位指名のキャメロン・ジョンソンと共にサンズへ移籍した(ドラフト指名選手はどちらも当時は交渉権のみの移動)[5]。
2020-21シーズン開幕前の2020年11月、サンズと3年2700万ドルで契約を延長した[6]。2021年1月11日のワシントン・ウィザーズ戦の後、新型コロナウイルスの規定で出場制限となり、その後に右足首の捻挫もあって13試合を欠場し、2月13日に試合に復帰した[7]。サンズは開幕前にクリス・ポールをトレードで獲得し、球団として11年のプレーオフ出場となった。2021年のNBAファイナルに出場したが、サリッチは初戦の第1クォーターに右膝を痛めて途中退場し、その後前十字靭帯断裂が判明し、シーズンを終えた[8]。サンズはミルウォーキー・バックスに2勝4敗で敗退した。このシーズンはパワーフォワードにジェイ・クラウダーやキャメロン・ジョンソンが多く起用されたことで、センターとしてディアンドレ・エイトンの控えとして出場し、フランク・カミンスキーと出場時間を分け合ったことで、出場機会が激減した。
NBA個人成績[編集]
略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | * | リーグリーダー | † | 優勝シーズン |
レギュラーシーズン[編集]
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016–17 | PHI | 81 | 36 | 26.3 | .411 | .311 | .782 | 6.3 | 2.2 | .7 | .4 | 2.3 | 12.8 |
2017–18 | 78 | 73 | 29.6 | .453 | .393 | .860 | 6.7 | 2.6 | .7 | .3 | 1.9 | 14.6 | |
2018–19 | 13 | 13 | 30.5 | .364 | .300 | .900 | 6.6 | 2.0 | .3 | .2 | 1.9 | 11.1 | |
MIN | 68 | 28 | 23.9 | .454 | .383 | .875 | 5.5 | 1.5 | .6 | .1 | 1.1 | 10.5 | |
2018-19計 | 81 | 41 | 25.0 | .437 | .365 | .880 | 5.6 | 1.6 | .6 | .1 | 1.2 | 10.6 | |
2019–20 | PHO | 66 | 51 | 24.7 | .476 | .357 | .844 | 6.2 | 1.9 | .6 | .2 | 1.3 | 10.7 |
2020–21 | 50 | 4 | 17.4 | .447 | .348 | .848 | 3.8 | 1.3 | .6 | .1 | 1.1 | 8.7 | |
通算:5年 | 356 | 205 | 25.2 | .441 | .357 | .838 | 5.9 | 2.0 | .6 | .2 | 1.6 | 11.7 |
- 2019-20シーズンは73試合で打ち切り、2020-21シーズンは72試合制
プレーオフ[編集]
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | TO | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | PHI | 10 | 10 | 32.9 | .421 | .385 | .850 | 7.3 | 3.5 | 1.0 | .4 | 1.5 | 17.2 |
2021 | PHO | 14 | 0 | 10.5 | .467 | .444 | .929 | 2.5 | 1.0 | .1 | .1 | .4 | 4.5 |
出場:2回 | 24 | 10 | 19.8 | .432 | .400 | .870 | 4.5 | 2.0 | .5 | .2 | .9 | 9.8 |
クロアチア代表[編集]
2010年、U-16欧州選手権において1試合平均24.3得点、11.5リバウンド、5.8アシストを記録。決勝のリトアニア戦ではトリプルダブル(30得点、11リバウンド、11アシスト)を記録して金メダル獲得に貢献し、満場一致で同大会MVPに選出された[9]。
2011年、17歳でU-19世界選手権に出場し、出場選手中4位の18.1得点、同3位の10.1リバウンドを記録した[10]。
2012年、U-18欧州選手権選手権では1試合平均25.6得点(1位)、10.1リバウンド(2位)を記録。決勝のリトアニア戦では39得点をあげて、金メダル獲得に貢献し、MVPに選ばれた[11]。
2013年、U-19世界選手権で1試合平均、20.3得点、11.2リバウンド、4.9アシストの活躍を見せチームは8位、自身は大会ベスト5に選ばれた。同年9月にはFIBA欧州選手権のクロアチア代表にも選ばれ、チームは4位だった[12]。
2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、グループリーグの対スペイン戦で、72-70で迎えた第4クォーター残り数秒の場面で、逆転のレイアップシュートを狙ったパウ・ガソルの背後から、価千金のブロックショットを決め、勝利をもたらした。
ユーロバスケット2017、ユーロバスケット2022にも出場している[13]。
ナイキ・フープサミット[編集]
2011年、2012年と2年連続で19歳以下のアメリカ選抜対世界選抜の試合ナイキ・フープサミットに選抜されている。
2011年度は7得点、6リバウンド。2012年度は13得点、14リバウンドの活躍で世界選抜チームを勝利に導いた[14][15]。
プレースタイル[編集]
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あらゆる面で平均以上のアジリティを持つSF/PF。3Pが得意で、シューターを兼任することもできる。また、フリースローがうまくファールをもらいやすいプレーをすることが多い。[要出典]
脚注[編集]
- ^ “Dario-Saric”. draftexpress.com (2012年). 2017年10月20日閲覧。
- ^ Report: Dario Saric to sign with 76ers Friday
- ^ “Philadelphia 76ers at Chicago Bulls Box Score, March 24, 2017”. Basketball-Reference.com (2017年3月24日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ “Sixers officially acquire Jimmy Butler in trade with Timberwolves” (英語). NBA.com (2018年11月13日). 2018年11月13日閲覧。
- ^ “Timberwolves Acquire Draft Rights to Jarrett Culver in Completion of Draft-Night Trade”. NBA.com (2019年7月6日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ “Dario Saric stays with Phoenix Suns on 3-year, $27 million deal”. ESPN (2020年11月24日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ “Suns' Dario Saric: Comes up big off bench in return”. CBSスポーツ (2021年2月13日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ “サンズのダリオ・シャリッチが右ひざの前十字靭帯断裂で無期限離脱”. スポーティングニュース (2021年7月8日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ 2010年FIBA Europe U16選手権公式サイト2012年9月1日閲覧
- ^ 2011年FIBA U19世界選手権公式サイト2012年9月1日閲覧
- ^ 2012年FIBA Europe U18選手権公式サイト2013年10月4日閲覧
- ^ FIBAによる選手紹介ページ
- ^ “FIBA Dario Saric”. FIBA. 2023年1月3日閲覧。
- ^ http://www.usab.com/mens/hoopsummit/hsum_2011.html
- ^ http://www.usab.com/mens/hoopsummit/hsum_2012.html
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- ダリオ・サリッチ --- ドラフト情報 --- DraftExpress.com (英語)
- 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference
- Dario Šarić at euroleague.net
- Dario Šarić at tblstat.net
- ダリオ・サリッチ (@dariosaric) - Twitter
- ダリオ・サリッチ (@megalodon20) - Instagram