メンフィス・グリズリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
メンフィス・グリズリーズ
Memphis Grizzlies
2020-21シーズンのメンフィス・グリズリーズ
呼称/略称   MEM 
チームロゴ 正面を向いた青い熊の頭の下にMEMPHIS GRIZZLIESの文字。
所属リーグ  NBA アメリカ合衆国の旗カナダの旗
カンファレンス  ウェスタン・カンファレンス 
ディビジョン  サウスウェスト 
創設 1995年
チーム史 バンクーバー・グリズリーズ
(1995-2001)
メンフィス・グリズリーズ
(2001 - )
本拠
メンフィス・グリズリーズの位置(アメリカ合衆国内)
メンフィス・グリズリーズ

テネシー州の旗 テネシー州メンフィス
アリーナ フェデックス・フォーラム
収容人数 18,119人 開設2004年
チームカラー ターコイス・ブルー、白、黄
オーナー ロバート・ベラ
社長 クリス・ウォレス
GM クリス・ウォレス
ヘッドコーチ タイラー・ジェンキンス
優勝歴 0回
ファイナル進出 0回
ディビジョン優勝 0回
NBAGL提携チーム メンフィス・ハッスル
公式サイト www.nba.com/grizzlies
Kit body memphisgrizzlies association.png
Homeのジャージ
Kit shorts memphisgrizzlies association.png
チームカラー
Home
Kit body memphisgrizzlies icon.png
Awayのジャージ
Kit shorts memphisgrizzlies icon.png
チームカラー
Away
テンプレートを表示

メンフィス・グリズリーズMemphis Grizzlies)は、アメリカ合衆国テネシー州メンフィスに本拠を置く全米プロバスケットボール協会 (NBA) のチーム。ウェスタン・カンファレンス、サウスウェスト・ディビジョン所属。元々はカナダブリティッシュコロンビア州バンクーバーに本拠地を置いており、チーム名はその時の名残である。北米4大プロスポーツリーグ中、メンフィスを本拠とするチームはグリズリーズのみである。ちなみに現在のグリズリーズのロゴを考案したのは、現在のNBAロゴのシルエットになっているジェリー・ウェストである。

歴史[編集]

バンクーバー・グリズリーズ[編集]

グリズリーズは、1995年バンクーバー・グリズリーズとしてカナダブリティッシュコロンビア州バンクーバーで設立された。同年には同じくカナダに本拠を置くトロント・ラプターズもリーグ入りしており、両チームの発足によりNBAは念願だったカナダ進出を実現させた。拡張ドラフトではグレッグ・アンソニーブルー・エドワーズらベテランを中心に指名し、チーム初のドラフトではブライアント・リーヴスを指名した。

初期のグリズリーズを率いたのはシャリーフ・アブドゥル=ラヒムマイク・ビビーなどの若手選手だったが、勝ち数は20以下、負けは60試合以上という苦しいシーズンが続いた。

1998年にはNBAの選手とオーナー側による労使交渉が決着せず、ロックアウトが発生した。そのためシーズンが翌年2月に開幕するという異常事態となり、グリズリーズ戦を訪れる観客が大きく減少した。これがのちにグリズリーズが移転する原因となった。

1999年にドラフト2位でグリズリーズが指名したスティーブ・フランシスは、「カナダのことは全然知らない」という理由で入団を拒否し、3チームが関係するトレードを引き起こした。これによりフランシス本人が批判を受けたのみならず、新人にチーム入りを拒まれたグリズリーズの評判も傷つけられた。

2000年、グリズリーズの所有者だったオーカベイ社は、依然として興業が振るわなかったチームを実業家のマイケル・ハイズリーに売却。2000-01シーズン中、チーム移転を検討していたハイズリーはNBAにテネシー州メンフィスへの移転を申請し、了承された。こうして2001年からチームはメンフィス・グリズリーズとなった。

メンフィス・グリズリーズ[編集]

メンフィス初年度の2001-02シーズンに先立ち、グリズリーズはアブドゥル=ラヒム、ビビーをトレードに出し、パウ・ガソルシェーン・バティエ

パウ・ガソル 2001-2008年

ドラフトで、ジェイソン・ウィリアムスをトレードで獲得し開幕に備えた。

  • 2001-01シーズンは、フランチャイズを移しても、23勝59敗とチーム成績は伸びなかったが、ガソルは新人王を受賞した。
ジェイソン・ウィリアムス 2006年

2002年ロサンゼルス・レイカーズのフロントで7度の優勝に貢献したジェリー・ウェストがチームのゼネラルマネージャーに就くと、状況は好転し始めた。

  • 2003-04シーズンには躍進し、50勝32敗に達した。ブラウンは最優秀監督賞を受賞し、ウェストは最も優れた人事を行った選手人事責任者に贈られる賞 (Executive of the Year) を受賞した。またこのシーズンにはチーム史上初のプレーオフ出場を果たした。
  • 2004-05シーズン前にディビジョンの再編が行われ、これまでのミッドウェストディビジョンがなくなり、当時、サンアントニオ・スパーズダラス・マーベリックスニューオリンズ・ホーネッツなどプレーオフ常連の強豪が犇めくサウスウェスト・ディビジョンに組み込まれることとなった。シーズン序盤にブラウン監督が辞任し、代わってマイク・フラテロが監督を引き継いだ。このシーズンは45勝37敗と勝ち越しプレーオフに出場したが、フェニックス・サンズに1stラウンドでスイープされ、またも勝利のないまま敗退した。
  • 2005-06シーズンもグリズリーズは49勝33敗と勝ち越しプレーオフに出場したが、3年連続で1勝も挙げられず、ダラス・マーベリックスにスイープされ、1stラウンドで敗退した。
  • 2006-07シーズンは、積極的にトレードを行い、バティエと交換で新人ルディ・ゲイと2年前まで在籍したストロマイル・スウィフトを獲得した。しかし、このシーズンはガソルの長期欠場の影響で、開幕から大きく出遅れフラテロ監督は解任、後任にトニー・バローネを充てるも、低迷から脱せず、22勝60敗と大きく負け越し、4年連続のプレイオフ進出を逃した。
ルディ・ゲイ2006-2013年
マーク・ガソル 2007年入団
  • 2009-10シーズンは、ライオネル・ホリンズのヘッドコーチ就任とザック・ランドルフの加入と若手の成長とが重なり、低迷状態を続けていたチームが躍進を遂げる。40勝42敗で、プレーオフ進出はならなかったが、チーム状態は改善した。
  • 2010-2011シーズンは、46勝36敗とついにレギュラーシーズンを勝ち越しで終え、プレーオフへと進んだ。プレイオフのファーストラウンドでは、第8シードであったグリズリーズは第1シードであったサンアントニオ・スパーズを破るという快挙を成し遂げチーム史上初のプレイオフ・セカンドラウンドに駒を進めた。しかしセカンドラウンドではケビン・デュラント擁するオクラホマシティ・サンダーに3勝4敗で健闘はしたが敗れた。

2012年6月、3億5000万ドルでロバート・ベラを中心とし、アンファニー・ハーダウェイジャスティン・ティンバーレイクペイトン・マニングの妻などが加わったグループがチームを買収している[1]

シーズンごとの成績[編集]

Note: 勝 = 勝利数, 敗 = 敗戦数, % = 勝率

シーズン % プレーオフ 結果
バンクーバー・グリズリーズ
1995-96 15 67 .183
1996-97 14 68 .171
1997-98 19 63 .232
1998-99 8 42 .160
1999-2000 22 60 .268
2000-01 23 59 .280
メンフィス・グリズリーズ
2001-02 23 59 .280
2002-03 28 54 .341
2003-04 50 32 .610 1回戦敗退 スパーズ 4, グリズリーズ 0
2004-05 45 37 .549 1回戦敗退 サンズ 4, グリズリーズ 0
2005-06 49 33 .598 1回戦敗退 マーベリックス 4, グリズリーズ 0
2006-07 22 60 .268
2007-08 22 60 .268
2008-09 24 58 .293
2009-10 40 42 .488
2010-11 46 36 .561 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
グリズリーズ 4, スパーズ 2
サンダー 4, グリズリーズ 3
2011-12 41 25 .621 1回戦敗退 クリッパーズ 4, グリズリーズ 3
2012-13 56 26 .683 1回戦勝利
カンファレンス準決勝勝利
カンファレンスファイナル敗退
グリズリーズ 4,クリッパーズ 2
グリズリーズ 4, サンダー 1
スパーズ 4, グリズリーズ 0
2013-14 50 32 .610 1回戦敗退 サンダー 4, グリズリーズ 3
2014–15 55 27 .671 1回戦勝利
カンファレンス準決勝敗退
グリズリーズ 4,トレイルブレイザーズ 2
ウォリアーズ 4, グリズリーズ2
2015–16 42 40 .512 1回戦敗退 スパーズ 4, グリズリーズ 0
2016–17 43 39 .524 1回戦敗退 スパーズ 4, グリズリーズ 2
2017–18 22 60 .268
2018–19 33 49 .402
2019–20 34 39 .466
2020–21 38 34 .528 1回戦敗退 ジャズ 4, グリズリーズ 1
通算勝敗 864 1201 .418
プレイオフ 30 50 .375

主な選手[編集]

現役選手[編集]

プレーヤー スタッフ
Pos. # 名前 国籍 年齢 身長 体重 出身
C ' スティーブン・アダムズ (Steven Adams) ニュージーランド 28 (1993/07/20) 6 ft 11 in (2.11 m) 265 lb (120 kg) ピッツバーグ大学 
F/C 7 サンティ・アルダマ (Santi Aldama) スペイン 20 (2001/01/10) 6 ft 11 in (2.11 m) 215 lb (98 kg) ロヨラ大学メリーランド校 
F 1 カイル・アンダーソン (Kyle Anderson) アメリカ合衆国 28 (1993/09/20) 6 ft 9 in (2.06 m) 230 lb (104 kg) UCLA [1]
G/F 22 デズモンド・ベイン (Desmond Bane) アメリカ合衆国 23 (1998/6/25) 6 ft 6 in (1.98 m) 215 lb (98 kg) テキサスクリスチャン大学 
G/F 24 ディロン・ブルックス (Dillon Brooks) カナダ 25 (1996/1/22) 6 ft 6 in (1.98 m) 225 lb (102 kg) ノースカロライナ大学 
F 15 ブランドン・クラーク (Brandon Clarke) カナダ 25 (1996/09/19) 6 ft 8 in (2.03 m) 215 lb (98 kg) ゴンザガ大学 
G/F ジャレット・カルバー (Jarrett Culver) アメリカ合衆国 22 (1999/02/20) 6 ft 6 in (1.98 m) 195 lb (88 kg) テキサス工科大学 
G 10 ティム・フレイジャー (Tim Frazier) FA アメリカ合衆国 30 (1990/11/01) 6 ft 0 in (1.83 m) 170 lb (77 kg) ペンシルベニア州立大学 
F フアンチョ・エルナンゴメス (Juancho Hernangómez) スペイン 25 (1995/09/28) 6 ft 9 in (2.06 m) 214 lb (97 kg) CBエストゥディアンテス 
F/C 13 ジャレン・ジャクソン・ジュニア (Jaren Jackson Jr.) アメリカ合衆国 22 (1999/09/19) 6 ft 11 in (2.11 m) 242 lb (110 kg) ミシガン州立大学 
G 21 タイアス・ジョーンズ (Tyus Jones) アメリカ合衆国 25 (1996/05/10) 6 ft 1 in (1.85 m) 190 lb (86 kg) デューク大学 
G 46 ジョン・コンチャー (John Konchar) アメリカ合衆国 25 (1996/3/12) 6 ft 5 in (1.96 m) 210 lb (95 kg) パデュー大学フォートウェイン校 
G 0 デアンソニー・メルトン (De'Anthony Melton) アメリカ合衆国 23 (1998/5/28) 6 ft 2 in (1.88 m) 200 lb (91 kg) 南カリフォルニア大学 
G 25 サム・メリル (Sam Merrill) アメリカ合衆国 25 (1996/05/15) 6 ft 4 in (1.93 m) 205 lb (93 kg) ユタ州立大学 
G 12 ジャ・モラント (Ja Morant) アメリカ合衆国 22 (1999/08/10) 6 ft 3 in (1.91 m) 175 lb (79 kg) マレー州立大学 
C ダニエル・オトゥル (Daniel Oturu) アメリカ合衆国 22 (1999/9/20) 6 ft 10 in (2.08 m) 240 lb (109 kg) ミネソタ大学 
G/F 5 イベス・ポンズ (Yves Pons) フランス 22 (1999/05/27) 6 ft 6 in (1.98 m) 206 lb (93 kg) テネシー大学 
G 4 レイジョン・ロンド (Rajon Rondo) アメリカ合衆国 35 (1986/02/22) 6 ft 1 in (1.85 m) 174 lb (79 kg) ケンタッキー大学 
F 2 ゼイビア・ティルマン (Xavier Tillman) アメリカ合衆国 22 (1999/1/12) 6 ft 8 in (2.03 m) 245 lb (111 kg) ミシガン州立大学 

記号説明

外部リンク

更新日:2021年09月23日


年代別主要選手[編集]

太文字…殿堂入り選手 (C)…優勝時に在籍した選手 (M)…在籍時にMVPを獲得した選手 (50)…偉大な50人

コーチ、その他[編集]

歴代ヘッドコーチ[編集]

日本人プレイヤー[編集]

渡邊雄太(2018-2020)

栄誉[編集]

チーム記録[編集]

メンフィス・グリズリーズのチーム記録

脚注[編集]

  1. ^ P.マニング妻、NBAグリズリーズ買収メンバーの一員に”. NFL JAPAN (2012年10月5日). 2012年10月20日閲覧。

外部リンク[編集]