ジェフ・グリーン
![]() オーランド・マジックでのグリーン (2017年) | |
デンバー・ナゲッツ No.32 | |
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ポジション | PF/SF |
所属リーグ | NBA |
基本情報 | |
愛称 | Uncle Jeff |
国籍 |
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生年月日 | 1986年8月28日(36歳) |
出身地 |
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身長 | 203cm (6 ft 8 in) |
体重 | 107kg (236 lb) |
ウィングスパン | 216cm (7 ft 1 in)[1] |
キャリア情報 | |
高校 | ノースウェスタン高校 |
大学 | ジョージタウン大学 |
NBAドラフト | 2007年 / 1巡目 / 全体5位[1] |
ボストン・セルティックスから指名 | |
プロ選手期間 | 2007年–現在 |
経歴 | |
2007-2011 | シアトル・スーパーソニックス / オクラホマシティ・サンダー |
2011 | ボストン・セルティックス |
2011–2012 | ![]() |
2012-2015 | ボストン・セルティックス |
2015-2016 | メンフィス・グリズリーズ |
2016 | ロサンゼルス・クリッパーズ |
2016–2017 | オーランド・マジック |
2017–2018 | クリーブランド・キャバリアーズ |
2018–2019 | ワシントン・ウィザーズ |
2019 | ユタ・ジャズ |
2020 | ヒューストン・ロケッツ |
2020–2021 | ブルックリン・ネッツ |
2021- | デンバー・ナゲッツ |
受賞歴 | |
Stats Basketball-Reference.com | |
ジェフリー・リン・グリーン(Jeffrey Lynn Green, 1986年8月28日 - )は、アメリカ合衆国・メリーランド州チェバリー出身のプロバスケットボール選手。NBAのデンバー・ナゲッツに所属している。ポジションはパワーフォワードまたはスモールフォワード。愛称は「Uncle Jeff」。生粋のジャーニーマンとして知られる。
経歴[編集]
学生時代[編集]
高校はノースウェスタン高校に通い、2004年には同校を初のメリーランド州チャンピオンに導いた。大学はジョージタウン大学に進学。不振に喘いだバスケットの名門校を立て直す働きをみせ、ビッグ・イースト・カンファレンスの新人王に選ばれた。翌シーズンにはチームをNCAAトーナメントSweet16(ベスト16)に導き、さらに翌シーズンは同校にとって1985年以来となるNCAAトーナメントFinal4(ベスト4)まで進出したが、準決勝でグレッグ・オデン擁するオハイオ州立大学に敗れた。このシーズン終了後、2007年のNBAドラフトにエントリーした。
NBA時代[編集]
ドラフトではボストン・セルティックスから1巡目5位指名を受けてNBA入りを果たすが、ドラフト当日にセルティックスとシアトル・スーパーソニックスとの間で交わされたトレードにより、レイ・アレンとの交換でソニックスに放出された。この頃ソニックスは再編の時期に入っており、アレンのほかラシャード・ルイスも放出し、この年のドラフトでは全体2位でケビン・デュラントを指名。グリーンはデュラントと共にチーム再建の柱として期待された。そしてルーキーイヤーの2007-08シーズンは10.5得点4.7リバウンドの成績を残し、新人王を獲得したデュラントと共にオールルーキー1stチームに選ばれた。
オフにソニックスはオクラホマシティに本拠地を移転し、オクラホマシティ・サンダーに生まれ変わる。サンダーは将来の飛躍を目指して2008-09シーズンもひたすら若手の育成に努めたが、その中でグリーンは大きく成績を伸ばし、このシーズンは16.5得点6.7リバウンドを記録した。
2011年2月24日、ネナド・クリスティッチと共に、ネイト・ロビンソン、ケンドリック・パーキンスとの交換トレードによりボストン・セルティックスへ移籍した。
2015年1月12日、ニューオーリンズ・ペリカンズ、メンフィス・グリズリーズが絡んだ三角トレードで、グリズリーズに移籍した[3]。
2016年2月18日、ランス・スティーブンソン、将来のドラフト1巡目指名権と交換でロサンゼルス・レイカーズにトレードされた[4]。
2016年7月1日、オーランド・マジックと契約した[5]。
2017年7月7日、クリーブランド・キャバリアーズと契約した[6]。
2018年7月10日、ホームタウンのワシントン・ウィザーズと契約した[7]。
2019年7月20日、ユタ・ジャズと契約した[8]。12月24日、ジャズからウェイブされた[9]。
2020年2月17日、ヒューストン・ロケッツとの10日間契約に合意した[10]。2月26日、ロケッツと今季終了までの契約を結んだ[11]。
NBA個人成績[編集]
略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
レギュラーシーズン[編集]
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2007–08 | SEA | 80 | 52 | 28.2 | .427 | .276 | .744 | 4.7 | 1.5 | .6 | .6 | 10.5 |
2008–09 | OKC | 78 | 77 | 36.8 | .446 | .389 | .788 | 6.6 | 2.0 | 1.0 | .4 | 16.5 |
2009–10 | 82 | 82 | 37.1 | .453 | .333 | .740 | 6.0 | 1.6 | 1.3 | .9 | 15.1 | |
2010–11 | 49 | 49 | 37.0 | .437 | .304 | .818 | 5.6 | 1.8 | .8 | .4 | 15.2 | |
2010–11 | BOS | 26 | 2 | 23.4 | .485 | .296 | .794 | 3.3 | .7 | .5 | .6 | 9.8 |
2012–13 | 81 | 17 | 27.8 | .467 | .385 | .808 | 3.9 | 1.6 | .7 | .8 | 12.8 | |
2013–14 | 82 | 82 | 34.2 | .412 | .341 | .795 | 4.6 | 1.7 | .7 | .6 | 16.9 | |
2014–15 | 33 | 33 | 33.1 | .434 | .305 | .840 | 4.3 | 1.6 | .8 | .4 | 17.6 | |
2014–15 | MEN | 45 | 37 | 30.2 | .427 | .362 | .825 | 4.2 | 1.8 | .6 | .5 | 13.1 |
2015–16 | 53 | 31 | 29.1 | .431 | .309 | .800 | 4.5 | 1.8 | .8 | .4 | 12.2 | |
2015–16 | LAC | 27 | 10 | 26.3 | .427 | .325 | .615 | 3.4 | 1.5 | .7 | .8 | 10.9 |
2016–17 | ORL | 69 | 11 | 22.2 | .394 | .275 | .863 | 3.1 | 1.2 | .5 | .2 | 9.2 |
2017–18 | CLE | 78 | 13 | 23.4 | .477 | .312 | .868 | 3.2 | 1.3 | .5 | .4 | 10.8 |
2018–19 | WAS | 77 | 44 | 27.2 | .475 | .347 | .888 | 4.0 | 1.8 | .6 | .5 | 12.3 |
Career | 860 | 541 | 30.0 | .441 | .333 | .805 | 4.5 | 1.6 | .7 | .5 | 13.2 |
プレーオフ[編集]
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010 | オクラホマシティ・サンダー | 6 | 6 | 37.3 | .329 | .296 | .850 | 4.7 | 1.7 | .7 | .5 | 11.8 |
2011 | ボストン・セルティックス | 9 | 0 | 19.2 | .434 | .438 | .722 | 2.7 | .2 | .6 | .4 | 7.3 |
2013 | ボストン・セルティックス | 6 | 6 | 43.0 | .435 | .455 | .844 | 5.3 | 2.3 | .3 | .7 | 20.3 |
2015 | メンフィス・グリズリーズ | 11 | 2 | 27.0 | .333 | .222 | .846 | 4.7 | 1.7 | .5 | .5 | 8.9 |
2016 | ロサンゼルス・クリッパーズ | 6 | 1 | 26.5 | .457 | .400 | .600 | 3.2 | .7 | 1.0 | .3 | 10.2 |
2018 | クリーブランド・キャバリアーズ | 22 | 2 | 23.8 | .408 | .300 | .717 | 2.4 | 1.5 | .3 | .7 | 7.7 |
Career | 60 | 17 | 27.3 | .393 | .331 | .767 | 3.5 | 1.4 | .5 | .6 | 9.8 |
その他[編集]
- 2011年夏に心臓疾患が発覚し、ボストン・セルティックスと結んだ1年900万ドルの再契約を破棄されたが、手術と1年間のリハビリを乗り越えて、2012年夏にセルティックスと契約を結び直し、5年契約を結んだ。
脚注[編集]
- ^ “Jeff-Green”. draftexpress.com. 2021年9月26日閲覧。
- ^ “Celts pulled Jeff Green qualifying offer” (2012年1月7日). 2021年9月26日閲覧。
- ^ “Memphis Grizzlies acquire Jeff Green and Russ Smith in three-team trade with Boston Celtics and New Orleans Pelicans”. NBA.com (2015年1月15日). 2015年4月5日閲覧。
- ^ “LA Clippers Acquire Jeff Green From Memphis”. NBA.com (2016年2月18日). 2016年2月18日閲覧。
- ^ Jeff Green to sign a one-year, $15 million contract with Magic
- ^ Cavs sign Jeff Green to a one-year, $2.3 million contract
- ^ “Digest (July 10): Wizards make it official, sign forward Jeff Green”. baltimoresun.com (2018年7月10日). 2018年7月10日閲覧。
- ^ “Jazz Sign Ed Davis, Jeff Green and Emmanuel Mudiay”. NBA.com (2019年7月20日). 2019年7月20日閲覧。
- ^ “ジャズ ジェフ・グリーンをウェイブへ”. NBA SWEETDAYS. 2020年2月18日閲覧。
- ^ “ジェフ・グリーン ロケッツと10日間契約合意”. NBA SWEETDAYS. 2020年2月18日閲覧。
- ^ “10日間契約でロケッツに加入したジェフ・グリーンが今季終了までの契約を締結”. バスケットボールキング. (2020年2月26日) 2021年9月26日閲覧。
外部リンク[編集]
- 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference
- "Georgetown's Green: 'New-Age Scottie Pippen'" at washingtonpost.com
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- アフリカ系アメリカ人のバスケットボール選手
- アメリカ合衆国の男子バスケットボール選手
- オクラホマシティ・サンダーの選手
- オーランド・マジックの選手
- クリーブランド・キャバリアーズの選手
- シアトル・スーパーソニックスの選手
- ジョージタウン大学出身のバスケットボール選手
- スモールフォワード
- デンバー・ナゲッツの選手
- パワーフォワード
- ヒューストン・ロケッツの選手
- ブルックリン・ネッツの選手
- ボストン・セルティックスの選手
- ボストン・セルティックスのドラフト指名選手
- メリーランド州出身のバスケットボール選手
- メリーランド州プリンスジョージズ郡出身の人物
- メンフィス・グリズリーズの選手
- ユタ・ジャズの選手
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