2020年東京オリンピックのバスケットボール競技

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2020年東京オリンピックのバスケットボール競技(2020ねんとうきょうオリンピックのバスケットボールきょうぎ)は国際バスケットボール連盟(FIBA)が管轄の下で実施される予定の2020年東京オリンピックバスケットボールである。

競技概要[編集]

5人制バスケットボールはさいたま市のさいたまスーパーアリーナで実施され、男女各12チームが出場。男子は開催国と2019年FIBAバスケットボール・ワールドカップにおいて各大陸最上位1チームとヨーロッパ・アメリカ2位、それに世界最終予選4チームに出場権が与えられる。女子は開催国と2018年FIBA女子バスケットボール・ワールドカップ優勝国以外は世界最終予選で出場国を決定するが、アジア・オセアニア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカの4地域から確実に出場国が出るようになっている。なお男子決勝が最終日に実施されることが慣例となっていたものの、今大会については女子決勝を最終日に実施することとした(2020年開催計画時は男子決勝は8月8日、女子決勝は8月9日)。

また、3x3がはじめて実施される[1]。会場は仮設の青海アーバンスポーツパーク。男女各8チームが出場。表彰式は男子が3位決定戦後、女子は決勝後に行われる。

開催国の日本代表チームが自動的に出場権を認められるかについては、2019年3月30日のFIBA中央理事会で5人制・3x3とも男女ともに認められた[2][3][4]。一方でFIBAのプレス・リリースでは3x3についてはIOCの承認が条件としていた[5]。10月2日、FIBAは3x3開催国枠はランキング上位の男女いずれか1つになったと発表[6]。10月3日、日本バスケットボール協会によると3月のFIBAの決定はIOCの承認が得られなかったとのことである[7]。同日、IOC会長のトーマス・バッハローザンヌで10月2日、3日に行われたIOC理事会後の記者会見でこの件について朝日新聞の記者に質問されると「私は知らない(笑)。今日も昨日も3x3に関する話題はなかった。」と回答した[8]。結局、基準日である2019年11月1日のランキング[9]では、男子9位、女子11位であったため、男子のみ開催国枠による出場権を獲得し、女子はオリンピック予選または、ユニバーサリティ・オリンピック予選を通じて、出場権獲得を目指すこととなった[10]

出場国・地域[編集]

バスケットボール[編集]

男子[編集]

予選会[11] 日程 開催地 枠数 出場国・地域
開催国 - - 1  日本
2019年FIBAバスケットボール・ワールドカップ アフリカ 2019年8月31日‐ 9月15日 中華人民共和国の旗 中国 1  ナイジェリア
アメリカ 2  アメリカ
 アルゼンチン
アジア 1  イラン
欧州 2  スペイン
 フランス
オセアニア 1  オーストラリア
世界最終予選 2021年6月22日-7月4日 カナダの旗 ビクトリア 1
クロアチアの旗 スプリト 1
リトアニアの旗 カウナス 1
セルビアの旗 ベオグラード 1
合計 12
世界最終予選(男子)[編集]

2019年FIBAバスケットボール・ワールドカップでオリンピック出場権を得た国を除く上位16か国と、FIBAランキングに基づき選ばれたアフリカ、アメリカ大陸、ヨーロッパ、アジア・オセアニアの4地区から2か国ずつの計24か国が出場する。

24か国はランキングに基づき6つのポットに分けられ[12]、1会場につきそれぞれのポットから1か国ずつ計6か国が出場する[13]。グループリーグとトーナメント形式の併用で優勝した国がオリンピック出場権を獲得する[14]

女子[編集]

対象[11] 日程 開催地 枠数 出場国・地域
開催国 - - 1  日本
2018年FIBA女子バスケットボール・ワールドカップ 2018年9月22日‐30日 スペインの旗 スペイン 1  アメリカ
世界最終予選 2020年2月6日‐9日 ベルギーの旗 オステンド 2  ベルギー
 カナダ
フランスの旗 ブールジュ 3  オーストラリア
 フランス
 プエルトリコ
セルビアの旗 ベオグラード 2  ナイジェリア
 セルビア
中華人民共和国の旗 仏山市[15]

セルビアの旗 ベオグラード

3  中国
 韓国
 スペイン
合計 12
世界最終予選(女子)[編集]

ヨーロッパから6か国、アフリカから2か国、アメリカ大陸とアジア・オセアニアから4か国ずつの計16か国が出場する[16]。なお、既に出場権を獲得している日本とアメリカ合衆国も上記の出場国に含まれる。

16か国を4か国ずつ4グループに分けて、総当たり戦を行う。日本かアメリカ合衆国を含むグループからは2か国、いずれも含まないグループからは3か国がオリンピック出場権を獲得する[17]。アフリカから出場する2か国は同じグループに配置される[13]ため、いずれかの国は必ず出場権を獲得する。(6か国が出場するヨーロッパも同様であるため、アジア・オセアニア(日本)、アメリカ大陸(アメリカ合衆国)と合わせて、4地域からの出場国が出揃う)

3x3[編集]

男子[編集]

対象[6] 日程 開催地 枠数 出場国・地域
FIBA 3x3世界ランキング[18] 2019年11月1日 - 4 セルビア セルビア
ロシア ロシア
中国 中国
日本 日本
2020 FIBAオリンピック予選[19][20] 2021年3月 3


2020 FIBAユニバーサリティ・オリンピック予選[20][21] 2021年 1
合計 8

女子[編集]

対象[6] 日程 開催地 枠数 出場国・地域
FIBA 3x3世界ランキング[18] 2019年11月1日 - 4 ロシア ロシア
中国 中国
モンゴル モンゴル
ルーマニア ルーマニア
2020 FIBAオリンピック予選[19][20] 2021年3月 3


2020 FIBAユニバーサリティ・オリンピック予選[20][21] 2021年 1
合計 8

競技結果[編集]

バスケットボール[編集]

種目
男子
女子

3x3[編集]

種目
男子
女子

2020年開催計画時の競技日程[編集]

バスケットボール[編集]

予選 予選リーグ 準々 準々決勝 準決勝 3 3位決定戦 決勝
種目\日時 7月26日 7月27日 7月28日 7月29日 7月30日 7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 8月7日 8月8日 8月9日
男子 予選 予選
予選 予選
予選 予選
準々


女子
予選 予選
予選 予選
予選 予選
準々
3

3x3[編集]

予選 予選リーグ 準々 準々決勝 準決勝 3位決定戦 決勝
種目\日時 7月25日 7月26日 7月27日 7月28日 7月29日
男子 予選 予選 予選 予選 準々
女子 予選 予選 予選 予選 準々

脚注[編集]

  1. ^ “IOC adds 3-on-3 basketball to 2020 Olympics”. NBA.com. (2017年6月9日). http://www.nba.com/article/2017/06/09/ioc-votes-include-3-3-basketball-2020-tokyo-olympics#/ 2017年11月10日閲覧。 
  2. ^ 東京2020オリンピック競技大会 バスケットボール競技 5人制・3人制の全カテゴリーでオリンピック出場権獲得のご報告”. 日本バスケットボール協会 (2019年3月31日). 2019年4月1日閲覧。
  3. ^ “5人制バスケ、東京五輪出場決定 男子は44年ぶり”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2019年3月31日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43155840R30C19A3000000/ 2019年4月1日閲覧。 
  4. ^ 日本にバスケ五輪開催国枠付与、男子代表の躍進が後押し”. 産経ニュース. 産業経済新聞社 (2019年3月31日). 2019年4月1日閲覧。
  5. ^ Japan's national teams granted automatic places at Tokyo 2020 Olympic Basketball and 3x3 Basketball Tournaments”. FIBA (30/03/2019). 2019年10月4日閲覧。 “subject to approval by the International Olympic Committee (IOC).”
  6. ^ a b c Olympic qualification system for 3x3 basketball at Tokyo 2020 confirmed”. FIBA (2019年10月2日). 2019年10月4日閲覧。
  7. ^ 3人制バスケの開催国枠、男女どちらかだけに 東京五輪”. 朝日新聞デジタル (2019年10月3日). 2019年10月4日閲覧。
  8. ^ IOC President Press Conference(44m54s〜) - YouTube
  9. ^ fiba3x3.basketball/docs/national-federation-ranking-nov-1-2019.pdf”. web.archive.org (2019年11月3日). 2020年5月30日閲覧。
  10. ^ Qualification System – Games of the XXXII Olympiad”. 2018年8月2日閲覧。
  11. ^ a b “Qualification for Olympic Games”. FIBA. http://www.fiba.basketball/qualification-og 2017年11月10日閲覧。 
  12. ^ Seeds confirmed for FIBA Olympic Qualifying Tournaments draw” (英語). FIBA.basketball. 2020年5月31日閲覧。
  13. ^ a b Draw Procedures for the FIBA Olympic Qualifying Tournaments 2020” (英語). FIBA.basketball. 2020年5月31日閲覧。
  14. ^ OQT2020Schedule.pdf”. 2020年5月31日閲覧。
  15. ^ FIBA Women’s Olympic Qualifying Tournament relocated to Belgrade, Serbia” (英語). FIBA.basketball. 2020年5月31日閲覧。
  16. ^ FIBA Olympic Qualifying Tournaments draws confirmed for both women and men”. 2020年5月31日閲覧。
  17. ^ FIBA WOMEN’S NATIONAL TEAM COMPETITION SYSTEM AS OF 2019”. 2020年5月31日閲覧。
  18. ^ a b 開催国日本は男女ともにランキング5位以下の場合、男子か女子のランキングの高い方の日本チームは4位国に代わってはこの枠で出場できる。また、この枠で出場できるのは各大陸で最大2カ国である。
  19. ^ a b 世界ランキングとユニバーサリティ基準を考慮して20カ国を選出し大会開催
  20. ^ a b c d 「ユニバーサリティ」とはバスケットボール大国でない国にもバスケットボールを広めること。
  21. ^ a b ユニバーサリティの目的達成のため過去2回のオリンピックの5人制バスケットボールで男女いずれも出場しなかった国から6カ国選出し大会開催。ただし、開催国の日本は前回のリオオリンピックに女子が出場しているが、ユニバーサリティ予選の出場資格を持つ。

外部リンク[編集]