C・J・マッカラム
![]() ポートランド・トレイルブレイザーズでのマッカラム (2018年) | |
ポートランド・トレイルブレイザーズ No.3 | |
---|---|
ポジション | SG |
背番号 | 3 |
身長 | 191cm (6 ft 3 in) |
体重 | 86kg (190 lb) |
ウィングスパン | 198cm (6 ft 6 in)[1] |
シューズ | リーニン |
基本情報 | |
本名 | Christian James McCollum |
愛称 | "C.J." |
ラテン文字 | C.J.McCollum |
誕生日 | 1991年9月19日(29歳) |
国 |
![]() |
出身地 | オハイオ州カントン |
出身 | リーハイ大学 |
ドラフト | 2013年 1巡目 10位 トレイルブレイザーズ |
選手経歴 | |
2013-現在 2014 |
ポートランド・トレイルブレイザーズ →アイダホ・スタンピード |
受賞歴 | |
Stats Basketball-Reference.com | |
Stats ![]() | |
C・J・マッカラム(C.J.McCollum)ことクリスティアン・ジェームズ・マッカラム(Christian James McCollum、1991年9月19日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州カントン出身のプロバスケットボール選手。NBAのポートランド・トレイルブレイザーズに所属している。チームメイトであるデイミアン・リラードとのコンビは "レイン・ブラザーズ" と言われ、同カンファレンス所属ゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーとクレイ・トンプソンの「スプラッシュ・ブラザーズ」に次ぐ、強力なオフェンス力を誇るデュオとして知られている。兄のエリック・マッカラムもバスケットボール選手で主にアメリカ国外の球団に所属。
来歴[編集]
カレッジ[編集]
NCAAでは無名クラスのリーハイ大学のエーススコアラーとして3年間活躍し、平均20得点を記録。3年次の2012-13シーズンのNCAAトーナメントでは、トーナメント1回戦で対戦したデューク大学戦で30得点を記録し、75-70で勝利という大金星の立役者となった[2]。
これで自信を付けたマッカラムは、2013年のNBAドラフトにエントリーを表明。10位でポートランド・トレイルブレイザーズに指名された。
ポートランド・トレイルブレイザーズ[編集]
1年目の2013-14シーズンは、怪我で開幕から出遅れ、NBAデビューが2014年1月までずれ込んだ。2014-15シーズンは、終盤戦にウェズリー・マシューズを怪我で離脱した頃から出場機会が増え、プレーオフ1回戦のメンフィス・グリズリーズ戦で得点能力が開花。第3戦でマイク・コンリーと衝突した際に、コンリーの顔面が骨折するというアクシデントが発生。続く第4戦では、試合終盤に値千金の[3ポイントシュート]を決めてチームのスイープ負けを免れる勝利をもたらし、第5戦の敵地フェデックス・フォーラムで行われた試合では、マッカラムは大ブーイングを浴びながらも、チーム最高の33得点を記録した[3]。
2015-16シーズン[編集]
2015-16シーズン開幕戦のニューオーリンズ・ペリカンズ戦では、自己最多の37得点を記録した[4]。これを皮切りにマッカラムはデイミアン・リラードと共に新生ブレイザーズを牽引。平均得点は前シーズンよりも3倍以上伸ばし20.8得点を記録。3ポイントシュートもリーグ5位の41.7%を記録するなど、大きく数字を伸ばしたことが評価され、同シーズンのMIPを受賞した[5]。
2016-17シーズン[編集]
2016年7月27日、ブレイザーズと4年1億600万ドルのマックス契約を結んだ。[6]
2016-2017年シーズンは1月2日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦ではキャリアハイを更新する43得点[7]をマーク。さらに2月8日のダラス・マーベリックス戦では残り0.9秒からブザービーターを決めた。[8]また、フランチャイズ史上3位となる8試合連続で25得点以上を挙げ、FG成功率ガード部門で4位に入るなどさらにオフェンス能力に磨きがかかったシーズンとなった。
2017-18シーズン[編集]
2018年1月31日に行われたシカゴ・ブルズ戦で第1クォーターだけでチーム記録となる28得点を記録、最終的にキャリア・ハイとなる50得点を記録した。試合は124-108でブレイザーズが勝利した[9]。これでマッカラムは1試合50得点以上を記録したチーム史上7人目の選手となった。他の6選手はデイミアン・リラード、デイモン・スタウダマイアー、ブランドン・ロイ、アンドレ・ミラー、クライド・ドレクスラー、ジェフ・ペトリー[9]。3月9日に行われたゴールデンステート・ウォリアーズ戦でチームハイの30得点を記録、試合はブレイザーズが125-108で勝利した[10]。3月25日に行われたオクラホマシティ・サンダー戦で34得点を記録、試合はブレイザーズが108-105で勝利した[11]。3月28日に行われたメンフィス・グリズリーズ戦で42得点を記録、試合はグリズリーズに108-103で敗れた[12]。プレーオフ1回戦、ニューオーリンズ・ペリカンズとの第4戦で38得点を記録、試合は131-123で敗れレギュラーシーズンの順位では6位だったペリカンズにスウィープを喫した[13]。
2020-21シーズン[編集]
2020年12月26日、ヒューストン・ロケッツ戦にてシーズンハイの44得点と決勝3ポイントシュートを決め128–126で延長戦の末勝利した[14]。
プレースタイル[編集]
3Pからドライブインからのレイアップまで、多彩な得点方法を持ち合わせており、必要に応じてPGとしてプレイメイクも果たす。一方で守備をやや苦手としている。
個人成績[編集]
略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | TO | 平均ターンオーバー数 | PPG | 平均得点 |
太字 | キャリアハイ | リーグリーダー | 優勝シーズン ![]() |
NBAレギュラーシーズン[編集]
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013–14 | POR | 38 | 0 | 12.5 | .416 | .375 | .676 | 1.3 | .7 | .4 | .1 | 5.3 |
2014–15 | 62 | 3 | 15.7 | .436 | .396 | .699 | 1.5 | 1.0 | .7 | .1 | 6.8 | |
2015–16 | 80 | 80 | 34.8 | .448 | .417 | .827 | 3.2 | 4.3 | 1.2 | .3 | 20.8 | |
2016–17 | 80 | 80 | 35.0 | .480 | .421 | .912 | 3.6 | 3.6 | .9 | .5 | 23.0 | |
2017–18 | 81 | 81 | 36.1 | .443 | .397 | .836 | 4.0 | 3.4 | 1.0 | .4 | 21.4 | |
2018–19 | 70 | 70 | 33.9 | .459 | .375 | .828 | 4.0 | 3.0 | .8 | .4 | 21.0 | |
2019–20 | 70 | 70 | 36.5 | .451 | .379 | .757 | 4.2 | 4.4 | .8 | .6 | 22.2 | |
Career | 481 | 384 | 30.9 | .454 | .397 | .827 | 3.3 | 3.1 | .9 | .4 | 18.5 |
プレイオフ[編集]
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | POR | 6 | 0 | 4.0 | .091 | .000 | 1.000 | .2 | .0 | .0 | .0 | .7 |
2015 | 5 | 1 | 33.2 | .478 | .478 | .769 | 4.0 | .4 | 1.2 | .2 | 17.0 | |
2016 | 11 | 11 | 40.2 | .426 | .345 | .804 | 3.6 | 3.3 | .9 | .5 | 20.5 | |
2017 | 4 | 4 | 35.0 | .400 | .500 | .938 | 6.0 | 1.0 | 1.0 | .5 | 22.5 | |
2018 | 4 | 4 | 38.8 | .519 | .423 | .769 | 2.0 | 3.5 | 1.3 | .3 | 25.3 | |
2019 | 16 | 16 | 39.7 | .440 | .393 | .732 | 5.0 | 3.7 | .8 | .6 | 24.7 | |
2020 | 5 | 5 | 39.2 | .444 | .371 | .682 | 5.8 | 3.2 | 1.2 | .4 | 23.2 | |
Career | 51 | 41 | 34.5 | .439 | .392 | .774 | 4.0 | 2.6 | .9 | .4 | 19.9 |
カレッジ[編集]
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2009–10 | リーハイ大学 | 33 | 31 | 31.9 | .459 | .421 | .810 | 5.0 | 2.4 | 1.3 | .2 | 19.1 |
2010–11 | 31 | 31 | 34.6 | .399 | .315 | .845 | 7.8 | 2.1 | 2.5 | .7 | 21.8 | |
2011–12 | 35 | 35 | 33.1 | .443 | .341 | .811 | 6.5 | 3.5 | 2.6 | .5 | 21.9 | |
2012–13 | 12 | 11 | 31.0 | .495 | .516 | .849 | 5.0 | 2.9 | 1.4 | .3 | 23.9 | |
Career | 111 | 108 | 32.9 | .439 | .377 | .825 | 6.3 | 2.7 | 2.1 | .5 | 21.3 |
脚注[編集]
- ^ “cj-mccollum” (英語). nbadraft.net (2013年). 2021年1月13日閲覧。
- ^ Lehigh pulls off monumental upset of Duke
- ^ Grizzlies advance, beating Trail Blazers 99-93 in Game 5
- ^ McCollum scores 37 as Blazers down Pelicans 112-94
- ^ CJ McCollum named Most Improved Player of thethe Year
- ^ McCollum to a four-year, $106M contract extension
- ^ C.J.・マッカラムが自己最高43得点、ブレイザーズがウルブズに勝利
- ^ C.J.・マッカラムが残り0.9秒に決勝フローター、ブレイザーズが接戦を制す
- ^ a b “McCollum scores 50 in 3 quarters, Blazers beat Bulls 124-108” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年1月31日). 2018年2月24日閲覧。
- ^ “Trail Blazers' C.J. McCollum: leads team with 30 points” (英語). cbssports.com. CBS Sports (2018年3月10日). 2018年3月11日閲覧。
- ^ “McCollum has 34 points, Trail Blazers beat Thunder 108-105” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年3月25日). 2018年3月26日閲覧。
- ^ “MarShon Brooks scores 21 as Grizzlies beat Blazers 108-103” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年3月28日). 2018年3月30日閲覧。
- ^ “Davis' 47 points leads Pelicans to sweep of Trail Blazers” (英語). ESPN.com (2018年4月21日). 2018年4月23日閲覧。
- ^ Patel, Aayush (2020年12月26日). “VIDEO: CJ McCollum’s game-winning three spoils James Harden’s OT heroics”. ClutchPoints. 2020年12月26日閲覧。
外部リンク[編集]
- lehigh-bio
- C・J・マッカラム --- ドラフト情報 --- NBADraft.net (英語),DraftExpress.com (英語)
- C・J・マッカラム --- 略歴と通算成績 --- NBA日本, NBA (英語) Basketball-Reference (英語)
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