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ウェズリー・マシューズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウェスリー・マシューズ
Wesley Matthews
ダラス・マーベリックスでのマシューズ
(2017年)
アトランタ・ホークス  No.32
ポジション SG / SF
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1986-10-14) 1986年10月14日(38歳)
出身地 テキサス州サンアントニオ
身長 196cm (6 ft 5 in)
体重 100kg (220 lb)
キャリア情報
高校 ジェームズ・マディソン・メモリアル高等学校
大学 マーケット大学英語版
NBAドラフト 2009年 / ドラフト外
プロ選手期間 2009年–現在
経歴
2009–2010ユタ・ジャズ
20102015ポートランド・トレイルブレイザーズ
20152019ダラス・マーベリックス
2019ニューヨーク・ニックス
2019インディアナ・ペイサーズ
2019–2020ミルウォーキー・バックス
2020–2021ロサンゼルス・レイカーズ
20212023ミルウォーキー・バックス
2023アトランタ・ホークス
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

ウェスリー・ジョエル・マシューズ・ジュニアWesley Joel Matthews Jr., 1986年10月14日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州サンアントニオ出身のプロバスケットボール選手。NBAアトランタ・ホークスに所属している。ポジションはシューティングガードまたはスモールフォワード

来歴

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ウェスリー・ジュニアは、バスケットボール選手だった父、ウェス・マシューズサンアントニオ・スパーズに所属していた時に、テキサス州サンアントニオで生まれた。その後もアメリカ各地やヨーロッパ諸国を点々とする生活を送った後、高校はウィスコンシン州ジェームズ・マディソン・メモリアル高等学校英語版に通い、サッカー部でも活躍した。大学はマーケット大学英語版に4年間在籍し、4年生時は平均18.3点を記録したものの、2009年のNBAドラフトでは、どのチームからも指名されず、ユタ・ジャズのトレーニングキャンプに参加し、選手契約を勝ち取る。

ユタ・ジャズ

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1年目の2009-10シーズンは全82試合に出場した(48試合先発)。

ポートランド・トレイルブレイザーズ

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2010-11シーズン開幕前の2010年夏に制限付きフリーエージェントとなり、ポートランド・トレイルブレイザーズから提示された5年3400万ドルのオファーシートにサイン。一方ジャズは、カルロス・ブーザーらとの契約交渉を控えていたこともあり、評価が急上昇したマシューズの再契約を見送り、ブレイザーズへの移籍が決まった。

ブレイサーズ移籍後はブランドン・ロイに代わり、シューティングガードの先発選手として奮闘し、2013-14シーズンはレギュラーシーズン全試合に先発として出場する堅牢さを見せたが、2015年3月5日のダラス・マーベリックス戦で、左足のアキレス腱断裂の重傷を負ってしまった[1]

ダラス・マーベリックス

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2015-16シーズン開幕前の2015年7月9日、ダラス・マーベリックスと4年契約を締結[2]。開幕戦のフェニックス・サンズで先発出場し、111-95で勝利に貢献。前述の重傷から見事に復帰[3]。12月6日のワシントン・ウィザーズ戦では、36得点に加え10本の3ポイントシュートを決めた[4]

2017-18シーズンの2018年3月12日、足の負傷によって残りシーズン全休が決まった。

ニューヨーク・ニックス

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2018-19シーズンのトレード期限前の2019年1月31日、クリスタプス・ポルジンギス絡みの大型トレードによりニューヨーク・ニックスに移籍[5]。その後、2試合で起用された後解雇された。

インディアナ・ペイサーズ

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2019年2月10日にインディアナ・ペイサーズと2018-19シーズン終了までの契約を結んだ。

ミルウォーキー・バックス

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2019-20シーズンは選手層の厚いミルウォーキー・バックスに所属し、ダンテ・ディヴィンチェンゾパット・コノートンと出場時間を分け合いながらもほとんどの試合で先発出場した。プレーオフでも全試合に先発出場したが、カンファレンス準決勝でマイアミ・ヒートに敗れた。オフにプレイヤーオプションを破棄してFAとなった。

ロサンゼルス・レイカーズ

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2020年11月20日にロサンゼルス・レイカーズと1年360万ドルで契約した。

バックスに復帰

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2021年12月3日、2シーズン前にプレーしたミルウォーキー・バックスと2021-22シーズン終了までの契約を締結した[6]

アトランタ・ホークス

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2023年7月22日にアトランタ・ホークスと契約した[7]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2009–10 UTA 82 48 24.7 .483 .382 .829 2.3 1.5 .8 .2 1.1 9.4
2010–11 POR 82 69 33.6 .449 .407 .844 3.1 2.0 1.2 .1 1.7 15.9
2011–12 66 53 33.8 .412 .383 .860 3.4 1.7 1.5 .2 1.1 13.7
2012–13 69 69 34.8 .436 .398 .797 2.8 2.5 1.3 .3 1.6 14.8
2013–14 82 82 33.9 .441 .393 .837 3.5 2.4 .9 .2 1.3 16.4
2014–15 60 60 33.7 .448 .389 .752 3.7 2.3 1.3 .2 1.4 15.9
2015–16 DAL 78 78 33.9 .388 .360 .863 3.1 1.9 1.0 .2 1.0 12.5
2016–17 73 73 34.2 .393 .363 .816 3.5 2.9 1.1 .2 1.4 13.5
2017–18 63 62 33.8 .406 .381 .822 3.1 2.7 1.2 .3 1.3 12.7
2018–19 44 44 29.8 .414 .380 .791 2.3 2.3 .8 .3 1.3 13.1
NYK 2 1 27.0 .211 .200 .800 1.5 2.5 .5 .5 1.0 7.0
IND 23 23 31.5 .386 .369 .854 2.8 2.4 .9 .2 1.3 10.9
2018-19計 69 68 30.3 .400 .372 .810 2.5 2.3 .8 .2 1.3 12.2
2019–20 MIL 67 67 24.4 .396 .364 .765 2.5 1.4 .6 .1 .6 7.4
2020–21 LAL 58 10 19.5 .353 .335 .854 1.6 .9 .7 .3 .4 4.8
通算 : 12年 849 739 31.0 .421 .379 .824 2.9 2.1 1.0 .2 1.2 12.6
  • 2011-12シーズンは66試合、2019-20シーズンは73試合でそれぞれ打ち切り

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2010 UTA 10 10 37.1 .386 .357 .813 4.4 1.7 1.8 .5 1.5 13.2
2011 POR 6 6 33.7 .474 .381 .842 1.2 1.0 .7 .2 1.2 13.0
2014 11 11 38.7 .412 .324 .813 3.9 1.3 1.3 .5 2.0 14.5
2016 DAL 5 5 34.6 .333 .286 .789 3.6 1.2 1.2 .0 .8 13.0
2019 IND 4 4 29.8 .300 .333 1.000 2.5 2.0 .8 .3 2.0 7.0
2020 MIL 10 10 24.6 .421 .395 .700 1.8 .9 .9 .4 .7 7.2
2021 LAL 6 1 18.3 .303 .280 1.000 1.7 .3 .3 .0 .0 5.5
出場 : 7回 52 47 31.7 .390 .337 .818 2.9 1.2 1.1 .3 1.2 10.9

プレースタイル

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厳しいディフェンスをする選手として知られている。相手チームのエースシューターに密着ディフェンスを行い、チャンスを摘み取っていく。オフェンスでは3ポイントシュートを得意とする3&Dのウィング。

その他

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  • 父で同姓同名のウェスリー・マシューズ・シニアも元バスケットボール選手で、現役時代はサンアントニオ・スパーズロサンゼルス・レイカーズに所属し、、1987-88年のレイカーズのファイナル2連覇も経験している。
  • 2015年7月、ポートランド・トレイルブレイザーズからFA宣言していたマシューズは、ダラス・マーベリックスと契約したが、これには深い訳があった。マシューズは以前からデアンドレ・ジョーダンと一緒にプレーすることを望んでいたらしく、ジョーダンがマーベリックスと仮契約したためにマシューズもマーベリックスと契約した。仮にジョーダンが、それまで所属していたロサンゼルス・クリッパーズと再契約した場合は、クリッパーズと契約するつもりだったという。しかしジョーダンは、猶予期間が明けた7月9日に、クリッパーズ陣営の説得に応じて、マーベリックスとの事前合意を破棄してクリッパーズと再契約してしまった。そこでマーク・キューバンオーナーはマシューズと面談し、「もし彼 (ジョーダン) と一緒にプレーしたいのなら、君も我々との関係を断ってくれてもいいんだ」と呼び掛けたが、マシューズは「僕はマーベリックスの一員として闘うつもりだ」と返答したという。その熱意を感じたマーベリックス陣営は、事前合意していた4年5700万ドルの契約を見直し、前述の重傷からのリハビリ中だったにも拘らず4年7000万ドルのマックス契約を与えた。因みにジョーダンは2018年にマーベリックスに加入している。

関連項目

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脚注

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  1. ^ Wesley Matthews to miss rest of season with torn Achilles tendon”. Yahoo.com (2015年3月6日). 2015年3月7日閲覧。
  2. ^ Report: Wes Matthews to join Dallas Mavericks on four-year deal”. Yahoo.com (2015年7月2日). 2015年7月3日閲覧。
  3. ^ 8 Dallas players reach double figures, Mavs rout Suns 111-95
  4. ^ Matthews scores 36 points, Mavericks beat Wizards 116-104
  5. ^ Knicks trade Kristaps Porzingis to Mavericks as part of 7-player swap” (英語). ESPN.com (2019年2月2日). 2019年2月7日閲覧。
  6. ^ NBAキャリア12年を誇るベテランのウェスリー・マシューズが2季ぶりにバックスへ復帰”. バスケットボールキング (2021年12月4日). 2021年12月4日閲覧。
  7. ^ Atlanta Hawks Sign Guard Wesley Matthews” (2021年7月26日). 2023年7月26日閲覧。
  8. ^ Wesley Matthews 'was pissed off' that Portland didn't even offer him a contract, or phone call”. Yahoo!sports (2015年7月30日). 2015年11月16日閲覧。

外部リンク

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