ダニーロ・ガリナリ

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ダニーロ・ガリナリ
Danilo Gallinari
アトランタ・ホークスでのガリナリ
(2021年)
ミルウォーキー・バックス  No.12
ポジション PF / SF
所属リーグ NBA
基本情報
愛称 Gallo
イタリア語 Danilo Gallinari
国籍 イタリアの旗 イタリア
生年月日 (1988-08-08) 1988年8月8日(35歳)
出身地 ロンバルディア州ローディ県
サンタンジェロ・ロディジャーノ
身長 208cm (6 ft 10 in)
体重 107kg (236 lb)
キャリア情報
NBAドラフト 2008年 / 1巡目 / 全体6位[1]
プロ選手期間 2008年–現在
経歴
2004–2005カザルプステルレンゴ英語版
2005–2006ヌオーヴァ・パヴィーア英語版
2006–2008オリンピア・ミラノ
20082011ニューヨーク・ニックス
2011オリンピア・ミラノ
20112017デンバー・ナゲッツ
20172019ロサンゼルス・クリッパーズ
2019–2020オクラホマシティ・サンダー
20202022アトランタ・ホークス
2023–2024ワシントン・ウィザーズ
2024デトロイト・ピストンズ
2024ミルウォーキー・バックス
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ イタリアの旗 イタリア

ダニーロ・ガリナリDanilo Gallinari, 1988年8月8日 - )は、イタリアサンタンジェロ・ロディジャーノ出身のプロバスケットボール選手NBAミルウォーキー・バックスに所属している。ポジションはスモールフォワードパワーフォワード

経歴[編集]

生い立ち[編集]

父親のヴィットーリオ・ガリナリも元プロバスケットボール選手で、マイク・ダントーニとは現役時代イタリアでチームメイトであり、ルームメイトだった[要出典]

NBA以前[編集]

2004年、16歳でプロデビュー[1][2]

2006年、18歳でイタリアA代表デビューを果たし、2007年ユーロバスケに参加する予定だったが、直前の壮行試合で怪我をして大会欠場[3]

2007年、セリエAオールスターのスリーポイントコンテストで優勝。

2007-2008年ユーロリーグの新人王(ライジング・スター)受賞[4]


2008年のNBAドラフトで全体6位でニューヨーク・ニックスに指名された。

ニューヨーク・ニックス[編集]

ニューヨーク・ニックス時代のガリナリ (2010年)

2008-2009シーズンは腰の怪我の影響でわずか28試合の出場に終わり、シーズン成績は6.1得点2.0リバウンドで早くもダーコ・ミリチッチの二の舞になるのではないかと懸念されていた[誰によって?][要出典]

2009-2010シーズンは怪我が癒え、出場機会を増やし徐々に本来の実力発揮しチームが低迷する中、シーズン成績は15.1得点4.9リバウンドをあげ、評価を覆した。

2010-2011シーズンの途中カーメロ・アンソニーチャウンシー・ビラップスらとの交換トレードでデンバー・ナゲッツへ移籍した。

デンバー・ナゲッツ[編集]

ナゲッツ移籍後、同じく移籍してきたウィルソン・チャンドラーレイモンド・フェルトンらと共に活躍し、ナゲッツはカーメロという柱を失ったが、全員バスケへの転換に成功し、勝ち星を重ねプレーオフ出場を果たした。

2011-2012シーズン、ロックアウトに伴い、イタリアのオリンピアーノ・ミラノでシーズンをスタートさせ[5]、デンヴァーに戻ると、序盤の快進撃に貢献しナゲッツとの契約を2015年まで延長した[6]

2013年4月に左膝前十字靭帯損傷の重傷を負い[7]、2013-14シーズンは全休を余儀なくされ[8]、翌2014-15シーズンも同じ個所を再手術するなど、怪我に悩まされている。

2014年10月29日、デトロイト・ピストンズ戦で復帰を果たし[9]、2015年3月22日、オーランド・マジック戦で、キャリアハイの40得点を記録し[10]、更に4月10日のダラス・マーベリックス戦で、キャリアハイを47得点に伸ばした [11]

2015年8月9日、ナゲッツと2年の延長契約を締結[12]。2017年1月28日のフェニックス・サンズ戦では、シーズン最多の32得点を記録した[13]

ロサンゼルス・クリッパーズ[編集]

2017年7月7日、ナゲッツ、ロサンゼルス・クリッパーズアトランタ・ホークスが絡んだサイン・アンド・トレードにおいて3年6500万ドルでクリッパーズに移籍した[14]

2017-18シーズンはケガにより21試合の出場に留まり、プレーにおいても精彩を欠いた[要出典]が、翌2018-19シーズンは68試合に出場し、平均19.8得点をマーク。

シーズンのスリーポイントシュート成功率も43.3%と外からのシュートを高確率で決め、チームの2年ぶりのプレーオフ進出に大きく貢献した。

オクラホマシティ・サンダー[編集]

2019年7月6日、オクラホマシティ・サンダーロサンゼルス・クリッパーズとのトレードでサンダーのポール・ジョージとクリッパーズのシェイ・ギルジアス=アレクサンダーと多くの指名権と共にサンダーに移籍した[15]

アトランタ・ホークス[編集]

2020年11月24日にサイン・アンド・トレードアトランタ・ホークスへ移籍し、ホークスと3年6150万ドルの契約を結んだ[16][17]

ボストン・セルティックス[編集]

2022年6月30日にデジャンテ・マレージョック・ランデールとのトレードで、複数のドラフト指名権とともにサンアントニオ・スパーズへ放出された[18]。その後すぐに解雇され、7月12日にボストン・セルティックスと契約した[19]が、怪我による戦線離脱でシーズンを全休した。

ワシントン・ウィザーズ [編集]

2023年6月22日にウィザーズグリズリーズセルティックスの3チーム間のトレードで、セルティックスでプレーすることなくウィザーズへ移籍した[20]

デトロイト・ピストンズ[編集]

2024年1月14日にマービン・バグリー3世アイザイア・リバース英語版、2つのドラフト2巡目指名権とのトレードで、マイク・マスカラと共にデトロイト・ピストンズへ移籍した[21]

個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA[編集]

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2008–09 NYK 28 2 14.7 .448 .444 .963 2.0 .5 .5 .1 6.1
2009–10 81 74 33.9 .423 .381 .818 4.9 1.7 .9 .7 15.1
2010–11 48 48 34.8 .415 .347 .893 4.8 1.7 .8 .4 15.9
DEN 14 12 30.9 .412 .370 .772 5.4 1.6 .9 .6 14.7
2011–12 43 40 31.4 .414 .328 .871 4.7 2.7 1.0 .5 14.5
2012–13 71 71 32.5 .418 .373 .822 5.2 2.5 .9 .5 16.2
2013–14
負傷により全休
2014–15 59 27 24.2 .401 .355 .895 3.7 1.4 .8 .3 12.4
2015–16 53 53 34.7 .410 .364 .868 5.3 2.5 .8 .4 19.5
2016–17 63 63 33.9 .447 .388 .902 5.1 2.1 .6 .2 18.2
2017–18 LAC 21 21 32.0 .398 .324 .931 4.8 2.0 .6 .5 15.3
2018–19 68 68 30.3 .463 .433 .904 6.1 2.6 .7 .3 19.8
2019–20 OKC 62 62 29.6 .438 .405 .893 5.2 1.9 .7 .1 18.7
2020–21 ATL 51 4 24.0 .434 .406 .925 4.1 1.5 .6 .2 13.3
2021–22 66 18 25.3 .434 .381 .904 4.7 1.5 .4 .2 11.7
2022–23 BOS
負傷により全休
2023–24 WAS 26 0 14.8 .435 .313 .839 2.9 1.2 .2 .1 7.0
DET 6 0 15.0 .545 .583 .875 2.3 2.0 .3 .3 8.7
通算 760 563 29.3 .428 .382 .876 4.7 1.9 .7 .4 15.2

プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012 DEN 5 5 29.6 .432 .467 .714 3.4 2.0 .8 .0 12.0
2013 7 7 31.7 .362 .174 .917 5.1 2.4 .7 .6 13.4
2019 LAC 6 6 33.5 .351 .302 .848 6.2 2.7 1.3 .2 19.8
2020 OKC 7 7 30.3 .405 .324 .967 5.4 1.0 .7 .1 15.0
2021 ATL 18 0 24.6 .425 .405 .942 3.9 .8 .3 .2 12.8
2022 5 3 22.4 .400 .267 1.000 4.2 .8 .2 .0 10.2
通算 48 28 27.9 .395 .341 .901 4.6 1.4 .6 .2 13.8

イタリア代表[編集]

イタリア代表としてユーロバスケット2011ユーロバスケット2015英語版2019年FIBAバスケットボール・ワールドカップに出場している[22]

脚注[編集]

  1. ^ Danilo Gallinari”. Euroleague.net (1988年8月8日). 2012年1月23日閲覧。
  2. ^ LegaDue page on Gallinari”. Legaduebasket.it (2006年6月30日). 2012年1月23日閲覧。
  3. ^ LegaA page on Gallinari”. 195.56.77.208. 2012年1月23日閲覧。
  4. ^ Lega A page on Gallinari”. 195.56.77.208. 2012年1月23日閲覧。
  5. ^ ARMANI MILAN brings Gallinari home”. Euroleague.net (2011年9月20日). 2012年1月23日閲覧。
  6. ^ Nuggets sign Danilo Gallinari to contract extension”. NBA.com (2012年1月25日). 2014年1月22日閲覧。
  7. ^ Danilo Gallinari out for season
  8. ^ Denver Nuggets F Danilo Gallinari Undergoes Knee Surgery
  9. ^ Nuggets open with 89-79 win over Pistons
  10. ^ Gallinari scores 40, Nuggets beat Magic 119-100
  11. ^ Felton lifts Mavs to 144-143 win over Nuggets in 2 OTs
  12. ^ Nuggets Extend Danilo Gallinari”. NBA.com (2015年8月3日). 2015年8月3日閲覧。
  13. ^ Great night for Danilo Gallinari, 32 points against Phoenix Suns
  14. ^ Clippers close to 3-way sign-and-trade to acquire Danilo Gallinari
  15. ^ "L.A. Clippers Acquire Six-Time NBA All-Star Paul George" (Press release). Los Angeles Clippers. 10 July 2019. 2019年7月10日閲覧
  16. ^ Atlanta Hawks Acquire Forward Danilo Gallinari”. NBA.com (2020年11月24日). 2020年11月24日閲覧。
  17. ^ Daniels, Tim. “Danilo Gallinari, Hawks Agree to 3-Year, $61.5M Contract” (英語). Bleacher Report. 2020年11月23日閲覧。
  18. ^ Atlanta Completes Trade with San Antonio Spurs; Acquires Dejounte Murray and Jock Landale in Exchange for Danilo Gallinari and Future First Round Draft Picks”. NBA. 2022年6月30日閲覧。
  19. ^ Celtics Sign Gallinari”. www.nba.com. 2022年7月13日閲覧。
  20. ^ Wizards Acquire Three Veteran Players in Three-Team Deal”. 2023年8月13日閲覧。
  21. ^ Wizards Acquire Bagley III, Livers From Detroit” (英語). www.nba.com. 2024年1月15日閲覧。
  22. ^ Danilo GALLINARI FIBA”. FIBA. 2022年8月27日閲覧。

外部リンク[編集]