中華民国陸軍

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中華民國陸軍
陸軍旗
陸軍旗
創設 1924年
国籍 中華民国の旗 中華民国
軍種 陸軍
規模 130,000 人
上級部隊 ROC Ministry of National Defense Flag.svg 中華民国国防部
基地 中華民国の旗 中華民国台湾
桃園県龍潭郷中正路三林段81号
モットー 忠誠
彩色 緑色
行進曲 陸軍軍歌
主な戦歴 北伐
日中戦争
国共内戦
指揮
現司令官 ROCA General's Flag.svg 李翔宙
著名な司令官 何応欽孫立人
識別
陸軍の章 Republic of China Army (ROCA) Logo.svg

中華民国陸軍(ちゅうかみんこくりくぐん、中華民國陸軍)は中華民国台湾)の陸軍である。

国防報告書の中で中華民国陸軍の任務として下記の内容が規定されている。

  1. 平時は台湾本島及び周辺当初の要所を防衛し、基本戦力の従事と作戦対応能力の訓練を行なう。
  2. 情況に応じて重要基地、工場、倉庫施設の安全を維持する。
  3. 重大災害の支援を適切に行う。
  4. 戦時に際して、海軍及び空軍と共同して作戦に従事し、侵入者を撃破し国土の安全を確保する。

組織[編集]

陸軍司令部内には各行政部門のほか、3個(第6、8、10)軍団司令部、4個(花東、金門、馬祖、澎湖)防衛司令部、後勤司令部、防空ミサイル指揮部、航空特戦司令部、督察長室、教育訓練基準発展司令部、師団指揮機構、裝甲旅団、機歩旅団、歩兵旅団、航空旅団、特戦旅団、陸軍官校陸軍専科及兵科学校などの部門がある。2007年現在約130,000人、予備役(人員は不明)が所属。

編成[編集]

中華民国陸軍は3個軍団、5個軍、27個師団が存在し、その下部に13個歩兵旅団、5個装甲旅団、3個砲兵旅団、2個海軍旅団が設置されている。ただし、近年、中華民国陸軍は再編され全師団が旅団に改編された。このため、2007年現在、中華民国陸軍に常設の師団は存在しない。

陸軍司令部以下の組織は下記の通り

  • 第6軍団 - 軍団本部:桃園中壢
    • 關渡地区指揮部 - 台北關渡
    • 蘭陽地区指揮部 - 宜蘭金六結
    • 第269機械化歩兵旅団 - 桃園楊梅
    • 第542装甲旅団 - 新竹湖口
    • 第584装甲旅団 - 新竹湖口
    • 第33化兵群 - 桃園中壢
    • 第53工兵群 - 桃園八徳
    • 第73資電群 - 桃園中壢
    • 第21砲兵指揮部 - 桃園中壢
  • 第10軍団 - 軍団本部:台中
    • 第586装甲旅団 - 台中后里
    • 第234機械化歩兵旅団 - 台中大里
    • 第36化兵群 - 台中大雅
    • 第52工兵群 - 台中太平
    • 第74資電群 - 台中新社
    • 第58砲兵指揮部 - 台中神岡
  • 第8軍団 - 軍団本部:高雄旗山
    • 第333機械化歩兵旅団 - 屏東萬金
    • 第564装甲旅団 - 高雄阿蓮
    • 第39化兵群 - 高雄旗山
    • 第54工兵群 - 高雄燕巣
    • 第75資電群 - 高雄旗山
    • 第43砲兵指揮部 - 高雄大樹


  • 航空特戦指揮部 - 台南帰仁
    • 飛訓部
    • 第601航空旅団 - 桃園龍潭
    • 第602航空旅団 - 台中新社
    • 特種作戦指揮部 - 桃園龍潭
      • 特種作戦第862旅団
      • 特種作戦第871旅団

歴史[編集]

  • 1944年:同盟国中国戦区陸軍総司令部が成立
  • 1946年6月1日:陸軍総司令部に改編
  • 1950年4月16日:高雄鳳山(現陸軍官校)にて台湾防衛司令部として改組改編
  • 2005年1月1日:国防組織法の施行により国防部陸軍総司令部と改編
  • 2006年2月17日:国防部陸軍司令部に改称

武器装備[編集]

武器装備は作戦統合、航空兵力、防空兵力、地上防衛に分類することができる。

  • 作戦統合
戦術エリア通信システム、衛星通信システム、野戦デジタル交換機
  • 航空兵力
AH-1W攻撃ヘリコプターOH-58D攻撃ヘリコプターAH-64D攻撃ヘリコプターCH-47SD輸送ヘリコプターUH-1H多用途ヘリコプター
  • 防空兵力
パトリオットミサイル(愛国者飛弾)、天弓I型/II型ミサイル天弓飛彈)、ホークミサイル(鷹式飛弾)
  • 地上防衛
M60A3型戦車M41型戦車CM11型戦車(M48H)M110自走砲M109自走砲M108自走砲CM12型戦車M113装甲兵員輸送車CM-21型装甲兵員輸送車CM-32型装甲車、軽中型戦術輪車、通信指揮車M35卡車野狼125KTR150ハーレーダビッドソン・500、雄風II型E、車載式反裝甲飛弾、中程反裝甲飛弾、40公厘榴弾機銃

将来展望[編集]

現在「デジタル化、立体化、機械化」を中心にした装備更新が目標とされている。

デジタル化
情報、電子作戦能力の確立と、三軍の統合作戦能力の強化
立体化
地上と空域作戦の統合と、強化
機械化
攻撃力の強化と、作戦の即応性及び機動性の向上

この他、「軍事費削減、余剰費用の見直し、戦力強化」を柱にした精実案と称される改革も行なわれている。

陸軍上層部[編集]

陸軍司令部には総司令(司令)1名、副総司令(副司令)2名、参謀長1名、副参謀長数名を置く。総司令(司令)は大将(上将)、副総司令(副司令)及び参謀長 は中将、副参謀長は少将が充てられる。

歴代陸軍総司令[編集]

氏名 就任年月日 退任年月日 備考
第1代 何応欽大将 1944年12月25日 1946年6月1日
第2代 顧祝同大将 1946年6月1日 1948年8月4日
代理 孫立人大将 1947年8月4日 1948年5月13日
第3代 余漢謀大将 1948年5月13日 1949年2月9日
第4代 張発奎大将 1949年2月9日 1949年6月26日
第5代 顧祝同大将 1949年6月26日 1949年8月25日
第6代 関麟征大将 1949年8月25日 1949年12月
第7代 顧祝同大将 1949年12月 1950年3月
第8代 孫立人大将 1950年3月 1954年6月
第9代 黄杰大将 1954年6月 1957年7月
第10代 彭孟緝大将 1957年7月 1959年6月
第11代 羅列大将 1959年6月 1961年8月
第12代 劉安祺大将 1961年8月 1965年8月
第13代 高魁元大将 1965年8月 1967年6月
第14代 陳大慶大将 1967年7月 1969年6月
第15代 于豪章大将 1969年7月 1975年3月
第16代 馬安瀾大将 1975年3月 1978年3月
第17代 郝柏村大将 1978年3月 1981年11月
第18代 蒋仲苓大将 1981年11月 1988年6月
第19代 黄幸強大将 1988年6月 1991年7月
第20代 陳廷寵大将 1991年7月 1993年7月
第21代 李禎林大将 1993年7月 1996年7月
第22代 湯曜明大将 1996年7月 1999年1月
第23代 陳鎮湘大将 1999年1月 2002年1月
第24代 霍守業大将 2002年1月 2004年4月
第25代 朱凱生大将 2004年5月 2006年2月 2006年1月1日、陸軍司令へと改称
第26代 胡鎮埔大将 2006年2月 2007年2月
帶27代 趙世璋大将 2007年2月 2009年2月
第28代 楊天嘯大将 2009年2月 2011年8月
第29代 李翔宙大将 2011年8月 2014年1月
第30代 厳徳発大将 2014年1月 至今

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外部リンク[編集]