中国人民解放軍陸軍

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中国共産党中央軍事委員会中華人民共和国中央軍事委員会
中国人民解放軍構成
中国人民解放軍 中国人民解放軍
陸軍 陸軍 海軍 海軍空軍 空軍
第二砲兵部隊戦略ミサイル部隊(第二砲兵)

政治委員 兵種 予備役 人武部
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People's Armed Police cap badge 2007.png中国人民武装警察部隊

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中国人民解放軍陸軍
People's Liberation Army Ground Force
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中国人民解放軍陸軍(ちゅうごくじんみんかいほうぐんりくぐん)は、中華人民共和国陸軍組織であり、人民解放軍の陸軍部門である。

人民解放軍の軍令・軍政組織は陸軍にあたる部門が他の軍種に対して優位を持つ組織形態になっており、解放軍陸軍は人民解放軍の中核であり、主体組織である。[1]

概要[編集]

行進を行う陸軍の兵士
95式小銃を持つ陸軍の兵士

兵力140万人(2007年度)[2]、近代化のため兵力削減傾向にあり、最新鋭戦車の生産数よりも旧式の59式戦車などの退役数が上回っているため、MBT保有数は段階的に縮小している。兵役は志願兵制をしいている。法律では不足に応じて、選抜徴兵制を実施することになっているが、不足した事は今までにない。

全体として近代化を進めつつある。陸軍は地域別の軍区に区分されるが、軍近代化により多くの軍区が削減され、現在は七大軍区制となっている。軍区司令官は所属の空軍及び海軍に指揮権を有する。

軍団に相当する集団軍は、数個の歩兵師団ないし旅団に各1個の機甲と砲兵師団ないし旅団、その他の部隊から構成される。全軍では歩兵師団23個(うち機械化4個)、歩兵旅団29個(うち機械化5個)、機甲師団9個、機甲旅団8個、砲兵師団2個、砲兵旅団17個が存在している。[3]なお、量的軍縮に伴い師団が縮小され旅団に改編される傾向が続いている。2008年度には49ヶ国の駐在武官を招いた記者会見で初めて陸軍航空隊のヘリコプター保有数が公開され、500機近くを保有している事がわかった。[4]

指揮階梯[編集]

現在、中国軍の指揮階梯は、概ね以下の通りである。

過去の指揮階梯[編集]

過去、国共合作により一応の指揮階梯を作るも、非正規戦を戦う為に部隊規模は一定しなかった。1948年~1949年に指揮階梯が整備されたが、朝鮮戦争時でも仮に「営」を名乗っても大隊規模である事は少なく、名が規模を表さなかった。

以下は、国共内戦頃に存在した指揮階梯。

  • 野戦軍(方面軍相当。1950年代に廃止)
  • 兵団 (軍相当) - 朝鮮戦争中国人民志願軍)時代まで存在
  • 縦隊 (軍団相当) - 1948年~1949年に「軍」に改称

集団軍[編集]

整列した戦車兵

2009年現在18個集団軍を有する。[5]

2000年頃~2006年までに廃止された集団軍[編集]

1985年~2000年頃までに廃止された集団軍[編集]

1985年に廃止された軍[編集]

1985年(軍から集団軍への改編時)に廃止された軍の一覧。

  • 第11軍 - 昆明
  • 第19軍 - 蘭州
  • 第29軍 - 福州
  • 第43軍 - 武漢
  • 第46軍 - 済南
  • 第50軍 - 成都
  • 第55軍 - 広州
  • 第60軍 - 南京
  • 第66軍 - 北京
  • 第68軍 - 瀋陽
  • 第69軍 - 北京

装備[編集]

59-II式戦車
99式戦車
97式歩兵戦闘車

脚注[編集]

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  1. ^ 英語で特に陸軍組織だけを指す場合には「People's Liberation Army Ground Force (PLAGF:直訳では「人民解放軍陸上部隊」) 」の語が用いられるが、海軍部門が「People's Liberation Army Navy (PLAN,PLA NAVY) 」、空軍部門が「People's Liberation Army Air Force (PLAAF) 」と表記される事に対し、“Ground Force”と特記しない「People's Liberation Army(PLA) 」のみの表記でも特に説明のない場合は陸軍組織のみを指すことが通例である。
    日本の政府公式表記、もしくはメディアでの表記・呼称では「中国陸軍」と表記されることが多く、正式名称の「人民解放軍陸軍」が用いられることは少ない。また、陸軍組織のみを指して「人民解放軍」と表記されていることも多い。
  2. ^ 『世界軍事年鑑2007』。解放軍出版社が2007年12月に発行した同年鑑で、兵力の概要が初めて公開された。
  3. ^ 米国防総省Military Power of the People's Republic of China2008
  4. ^ 我军首次公开陆航部队规模 装备近五百架直升机”. 新浪网 (2008年7月5日). 2008年7月閲覧。
  5. ^ 集団軍の名称と所属軍区は米国防総省Military Power of the People's Republic of China2006による。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]