第47集団軍

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第47集団軍第47集团军)とは、中国人民解放軍陸軍の軍級部隊。乙類集団軍。蘭州軍区に所属する。西北部の防衛・治安維持を担当する。

歴史[編集]

第47集団軍の前身は、彭徳懐黄公略平江起義時に組織した紅5軍の一部であり、後に紅8軍に発展した。長征中、紅6軍団に改編され、肖克が軍団長に、王震が政治委員に任命された。

1951年、第47軍は朝鮮戦争に参加し、後方の道路・橋梁の復旧を担当した。帰国後、創設地の湖南に駐屯したが、武漢軍区の廃止後、西北部に移転した。1980年代の軍縮中、乙類集団軍とされた。

第47軍出身者で高位に登る者は多く、例えば、総後勤部長王克、中央軍事委員会副主席郭伯雄は、かつて第47軍軍長を務めた。

編制[編集]

軍部(司令部)は、陝西省臨潼にあるとされている。

歴代軍長[編集]

第47集団軍軍長
職名 氏名 階級 在任期間 出身校 前職
軍長 郭伯雄 少将 1990年6月 - 1993年12月 蘭州軍区副参謀長
軍長 常万全 少将 2000年10月 - 2002年1月 国防大学戦役教研室主任
軍長 彭勇 少将 第21集団軍副軍長
第47集団軍政治委員
職名 氏名 階級 在任期間 出身校 前職
政治委員 駱正平 少将