シティバンク銀行

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シティバンク銀行株式会社
Citibank Japan Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 140-8639
東京都品川区東品川二丁目3番14号 シティグループセンター内
電話番号 個人金融部門 0120-039-104
法人金融部門 03-5462-5000
設立 2007年3月27日
(シティバンク準備株式会社)
業種 銀行業
代表者 代表取締役社長 ダレン・バックリー
資本金 1,231億00百万円
(2008年12月31日現在)
発行済株式総数 2,442億0,000万0,001株
(2008年12月31日現在)
純利益 246億06百万円
(2008年3月期)
純資産 2,948億20百万円
(2008年12月31日現在)
総資産 6兆1,177億02百万円
(2008年12月31日現在)
従業員数 1,575人(2008年12月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 CJP holdings Inc. 100%
外部リンク http://www.citibank.co.jp/
特記事項:2007年7月1日シティバンク、エヌ・エイより在日支店事業譲渡を受け現商号に変更
  
シティバンク銀行のデータ
統一金融機関コード 0401
SWIFTコード CITIJPJT
店舗数 31
(本店などの非営業店を除く)
貸出金残高 2,900億21百万円
(2008年9月30日現在)
預金残高 4兆8,952億68百万円
(2008年12月31日現在)
電話番号 0120-50-4189
特記事項:
自己資本比率 4.8%(国内基準19.8%)。関東財務局長(登金)第623号
  

シティバンク銀行株式会社(してぃばんくぎんこう、英文名称:Citibank Japan Ltd.)とは、シティバンク、エヌ・エイの日本法人として新たに設立され、2007年7月1日に開業(営業開始は、翌7月2日)した銀行。

管轄税務署は、品川税務署である。

目次

[編集] 概要

[編集] 在日支店から譲受

2007年3月27日付で受け皿会社となるシティバンク準備株式会社を設立、7月1日付でシティバンク在日支店から譲受されるよう、金融庁に認可を求める方針であることが、4月10日に発表になった。6月20日には、外国銀行として初めて金融庁から、銀行法に基づく日本国内の銀行としての免許が交付され、7月1日に商号を現在の「シティバンク銀行株式会社」とし、開業した。

したがって、シティバンク銀行は、外国銀行ではなく、(かつては長期信用銀行であったが普通銀行に転換した)新生銀行あおぞら銀行と現状では同一の外資系邦銀である(ただし、上記の歴史的経緯から、両者は依然として区別されることが少なくない)。

[編集] 名称

銀行法の規定により、商号中に「銀行」の文字を入れなければならないため、「バンク」と「銀行」が重複している(イーバンク銀行やかつてのアイワイバンク銀行なども同様)。各支店がシティバンク、エヌ・エイの在日支店であった時代には、この規定に準じるものとして、商号については外国法人ゆえに日本語の「銀行」の文字は入っていないものの、日本語で表記される看板については「シティバンク銀行」と表記していた(JPモルガン・チェース銀行東京支店と同様)。

[編集] 預金保護について

2008年以降シティグループは赤字が続き経営が悪化しているが、シティバンク、エヌ・エイ(外国法人)の在日支店時代とは異なり、シティバンク銀行は(シティバンクグループが全額出資する)日本の会社法にもとづく株式会社(日本国の法人)であり日本の銀行法に基づく銀行であるため、他の国内銀行と同じ範囲でシティバンク銀行が経営破綻時には預金の保護が図られるようになった。代わりにシティバンク銀行は預金保険機構に預金保険料を納付する義務をおっており、かつ銀行として自己資本比率による規制や大口融資規制など国内銀行と同じ規制を受けている。

[編集] 事業展開

[編集] 支店の増強

開業当初は、従前からのシティバンク在日支店の受け皿銀行としてスタートし、開業後に新たに拠点を増やす方向であると同時に、今後発足する金融持株会社シティグループ・ジャパン・ホールディングス株式会社(現・日興シティホールディングス)の子会社となる予定。

開業後最初の営業日となった2007年7月2日には日本法人化後初の支店として浦和支店(支店コード・047)が、続いて、7月9日に千葉支店(046)、7月19日に大阪駅前支店(049)、8月2日に芦屋支店(048)、さらに8月9日には青葉台出張所(075)と、首都圏2支店1出張所、関西2支店がたて続けに開設された。

なお本店は、シティバンク、エヌ・エイ在日統括支店であった東京支店が名称変更する形で発足し、他の支店名の変更は行われていない。

2008年1月7日には、丸ビル支店(050)を開業。富裕層向け専門支店(シティゴールドプレミアムセンター)となる。空中店舗での設置となる。

2008年1月28日より、新宿南口支店が空中店舗化した(移転当初は支店フロアのみATMを設置するが、1階へのATMは2月18日に別途設置)。

[編集] ネットステートメントの開始とネット支店の開業

2007年10月22日より、紙ベース(郵送)のステートメントに代えてPDFでの電子ステートメントを提供するサービス「eセービング」が開始され、翌10月23日付でリリースが発表された。

これを機に、初めてシティバンク銀行を利用する顧客向けにインターネット支店を立ち上げており、無条件で口座維持手数料が無料になるシステムにした(ただし、従来の支店を利用する場合、従来からの顧客のステートメントをeセービングに変更する場合は、従来からの店舗が口座店となり[要出典]、従来通り口座維持手数料が徴収される)。

また、ワールドキャッシュの新規発行停止に伴い、代替サービスとしてアナウンスされている。

[編集] 経営陣

受け皿会社のシティバンク準備の設立以降、2008年10月1日までに社長が既に4人目となっている(準備会社時代の社長は、在日法人として開業と同時に副社長に就任している(後に、非常勤の取締役に退いている)が、開業と同時に就任した社長からみても既に3人目となっている)。

[編集] 口座について

[編集] 口座概念

シティバンク銀行(日本のシティバンク)の口座は、次の3種類で構成されている(実際には、ほかに、円当座預金口座や投資信託口座、本店と大阪支店とにおける法人部門の口座なども存在するが、本項では省略)。

  • 普通預金口座
  • 米ドル普通預金口座
  • マルチマネー口座(各通貨における、普通預金・定期預金などを、ひとつの口座番号で一元的に扱う口座)

したがって、日本円および米ドルの普通預金に関して言えば、普通預金口座とマルチマネー口座と2種類あることになるが、キャッシュカードがありATMで取り扱いできるのは普通預金口座だけである。

このため、多額の資金を持っている場合は、マルチマネー口座に多くを置いておけば、カードが盗難にあって、暗証番号を探られても、被害を最小限に抑えることができる(マルチマネー口座から普通預金口座への移動は、インターネットバンキング、電話による操作などが必要であり、犯罪者が実行するには余計な手間と危険を冒すことになる)。

円普通預金口座のキャッシュカードは国内外のATMで(詳細は後述)、米ドル普通預金口座のキャッシュカードは米国内のATMで利用可能となっている(米ドル普通預金口座のキャッシュカードを日本国内のATMで利用することはできない)。なお、円普通預金口座のキャッシュカードはJ-Debitサービスにも対応している。

上記3種類の口座とも振込先口座として指定することは可能(マルチマネー口座にも普通預金があるため通貨に応じて振込可能。詳細は後述。)だが、シティバンク銀行以外の日本国内の金融機関からは円普通預金口座にのみ振込可能となっている(すなわち、全国銀行データ通信システムに接続されているシティバンクの口座は円普通預金口座のみである、とも言える)。また、マルチマネー口座はシティバンク独自の口座概念で、世界中のシティバンク窓口から各種通貨を用いてマルチマネー口座あての振込・送金が可能となっている。したがって、同一通貨圏内(国内)で展開され他の金融機関で取引可能なのが普通預金口座で、シティバンク内で展開され各種通貨で取引可能なのがマルチマネー口座、である(ただし、顧客の利用目的を考慮し、シティバンク銀行においては、マルチマネー口座は資産運用用の口座である、と説明している)。

シティバンク銀行では、取引店ごとに口座番号を割り当てているのではなく、口座番号自体は日本国内のシティバンク全店共通になっていて(たとえば、円普通預金口座は最大7桁、マルチマネー口座は9で始まる8桁)、口座番号ごとに取引支店(原則、店舗統合しない限り、顧客が日本のシティバンクで最初に口座を開設した店)を割り当てている[1]。他行から(円普通預金口座に)振込する際には、振込先口座の支店名を指示するようになっているがシティバンク銀行側では口座番号のみで処理している(ため、支店名が相違していても口座番号さえ正確であれば振込は正常になされる)。シティバンク銀行内で振込する際には、そもそも支店名を聞かない。

したがって、シティバンク銀行では、原則的には取引店という概念は存在しないが、ただし、シティゴールド以上のランクの顧客については店舗のスタッフから専任担当者が指定されるため、これについては事実上の取引店とも言える。

[編集] 預金サービス概要

いずれの口座も通帳は一切存在せずステートメント(取引明細書)が発行される。ステートメントは郵送(オーストラリアからの航空扱い)とeステートメント(Eメール配信)から選択できる。ただし、インターネット支店(090)の円普通預金口座(商品名『eセービング』。英文表記:e-Savings)に関してはすべてeステートメントである(なお、eセービングは、インターネット支店以外の店舗で開設された円普通預金口座とは、預金利率が異なる。ほか、在日支店時代も含めてシティバンク銀行に口座を開設したことのない人がeセービングの口座開設をした場合には、適用される手数料体系も異なる:口座維持手数料が完全無料である一方、他の手数料が割高に設定されている)。

通帳がないシティバンク銀行では、窓口での取引に際して、キャッシュカードが必要になる(ほかに本人確認書類とサイン(サインに代えて印章を登録することも可能)が必要である)。円普通預金口座については「バンキングカード」と呼ばれる円普通預金口座の、米ドル普通預金口座については「外貨キャッシュカード」と呼ばれる米ドル普通預金口座のキャッシュカードを要する。キャッシュカードのないマルチマネー口座については、円普通預金口座あるいは米ドル普通預金口座いずれかのキャッシュカードで認証したうえで取引ができる。したがって、シティバンクにおいて、マルチマネー口座単独での口座開設はありえない。必ず、なんらかの通貨の普通預金口座が開設されていることが前提である(日本のシティバンクでは、上記のとおり、円普通預金口座および米ドル普通預金口座の計2通貨が開設可能)。マルチマネー口座では、日本円・米ドルに限らず、さまざまな通貨での取引が可能である。

キャッシュカードは、従来からの磁気ストライプ型のほか、2008年12月1日以降は磁気ストライプ付き接触型ICキャッシュカードも加わった[2]。キャッシュカードの発行は支店窓口でも行われており、支店窓口での発行手続きであれば即日受け取ることができる。インターネットや電話での手続きであれば本人限定受取郵便での発送となる。

[編集] 入出金関連

円普通預金口座のキャッシュカードを用いた日本国内ATMでの現金取引は、「リミットコントロール」としてあらかじめ設定した1日あたりの利用限度額の範囲内(例:シティバンク銀行ATMでの出金については、最高300万円まで1万円単位で設定可能で、初期設定は50万円)において可能で、シティバンク銀行のATMであれば入出金が(紙幣のみ対応、24時間365日無料)、他の提携先金融機関のATM[3]では出金が(セブン銀行およびゆうちょ銀行では出金に加え入金も)可能である。シティバンク銀行以外のATMでの入出金ではATM利用手数料が差し引かれる(ただし、所定の条件[4]を満たし、さらに、セブン銀行ゆうちょ銀行以外のATMで出金した場合には当該出金後残高が5,000円以上あるときには、入出金あわせて月間一定回数まで[4]は当日付で夜間に返金される)。

なお、円普通預金口座で硬貨を伴う入出金は、平日9:00から15:00までの窓口での対応に限られる。ただし、シティバンク銀行ATMからシティバンクの口座への現金振込には硬貨が使用可能であるうえ振込手数料はかからないため、自分の口座を振込先口座としてこの方法を用いれば、その効果の点では、入金と同等にはなる。

窓口営業日の21:00~21:30以降の取引ならびに窓口営業日以外の日(土日祝日)の取引(いずれも日本時間)に関してはすべて、残高計算上は翌窓口営業日付で処理される。ATMでの残高照会では取引後のものが即時反映されるが、翌窓口営業日付の取引として残高計算される(提携金融機関ATMでの入出金手数料返金対象となる取引の当日付夜間返金処理もこの日付にてなされる)。インターネット「シティバンク オンライン」「シティバンク モバイル」や電話「シティホン バンキング」においては、窓口営業日の4:50から16:50までを除くすべての時間帯は更新手続きが一切なされないため、取引については次の窓口営業日の予約扱いとなっている。

[編集] 普通預金の利息決算

普通預金の利息決算は、円普通預金口座・米ドル普通預金口座については毎月末日に、マルチマネー口座の普通預金については毎日(ただし日本円のみは毎月月末に)行われる。一利息決算期間内(たとえば円普通預金口座の場合は月間)に利率が変動した場合には、利率ごとに利息額を算出し1円未満を切り捨てた額の合計が利息となり、この額に対して課税対象者については課税がなされる。

[編集] ATMベンダ

沖電気工業を採用している。2008年12月から生体認証サービスを開始するにあたり「ATM-BankIT」が投入された(ただし、複数台のATMを設置している場所では、指静脈認証装置を省略した機種も混在する)。

機種自体は日本国内の他の金融機関にもあるものだが、いくつか異なる特徴がある。

  • 通帳を発行していない金融機関であるため、通帳ユニットがない。
  • 言語選択メニューは存在せず、すべての画面について日本語と英語とが同時に表示される画面仕様となっている(ただし振込の操作画面は日本語表記のみで、窓口係員の対話通訳で対応している)。
  • 利用明細は完全に日本語・英語の2か国語表記となっている(ATM振込の利用明細を除く)。期日表記は西暦年でMMDDYYの順になっている。
  • タッチパネルの右側手元にキーパッドがある。これは、視覚障害者への対応ではなく(それは、ハンドセットがないことからも、また、音声ガイダンスが一切ないことからもうかがえる)、暗証番号をタッチパネルではなくキーパッドで押下する設計になっていることによる(同じ数字でも、振込時の、振込先口座番号の指定や電話番号の入力はタッチパネル上で行い、キーパッドでの操作はできない。金額は、タッチパネル上のキー表示、キーパッド、どちらでも押下可能)。
  • 硬貨(現金振込にのみ利用可能)・紙幣とも日本円のみ取扱可能であることが、紙幣挿入口に“YEN bills only!”として明示されている。なお、紙幣のうち2千円紙幣は、2千円札対応機種であるATM-BankIT導入後もしばらくは(ソフトウェア設計にて)取り扱わない仕様になっていたが、取扱金種欄のないジャーナル(利用明細)への更新(2008年に実施)にあわせて機械ごとに順次2千円紙幣の取扱を開始、紙幣挿入口に示されていた2千円札に関する警告文のラベリングが除去された。

[編集] 脚注

  1. ^ したがって、顧客が複数の店舗に口座を持つことはできないし、そもそもシティバンク銀行においてそれをする意味がない。店舗ごとにサービスが異なることはあるが、それは店舗自体の取扱業務内容によるものであり、取引支店であるかどうかは一切関係ない(たとえば、イブニングバンキングやサタデーバンキングを実施している店舗かどうかでATMでの現金振込が可能な時間帯が異なる、本店と大阪支店では法人業務に特化しており他店舗では法人業務は取り扱っていない、など)。
  2. ^ ICキャッシュカードの発行については、口座開設時の(磁気ストライプ型に代えての)新規発行、磁気ストライプ型からの切替発行とも、再発行手数料の設定に関係なく1,050円である。
  3. ^ ゆうちょ銀行セブン銀行BANCS提携都市銀行全5行(みずほ三菱東京UFJ三井住友りそな埼玉りそな)・ACS提携地方銀行全64行・イオン銀行コンビニATME-net(ただし第二地方銀行が管理する機種では他行経由)の、ATMが該当する。なお、MICSとは接続していないため、上記以外の金融機関(第二地方銀行信託銀行新生銀行あおぞら銀行商工中金JAバンクJFマリンバンク信用金庫信用組合など)のATMではシティバンク銀行のキャッシュカードは利用できないし、これらの非接続金融機関のキャッシュカードをシティバンク銀行ATMで利用することもできない。(非接続金融機関とはATMでの入出金ができないのであって、振込に関しては、シティバンク銀行からこれらの金融機関あてにも可能であり、また、これらの金融機関からシティバンク銀行円普通預金口座あての振込も可能である。)
  4. ^ a b 所定の条件と月間一定回数の対応については、「前月の月間平均総取引残高が100万円相当額以上の顧客」は「月100回」、「口座開設月を含め翌々月末までの新規顧客」は「月20回」、となっている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク