「重甲ビーファイター」の版間の差分
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
HOLIC 629W (会話 | 投稿記録) 一部記述を修正。 |
||
57行目: | 57行目: | ||
== 概要 == |
== 概要 == |
||
野心作だった前作『[[ブルースワット]]』が商業的に苦戦したことから、本作品では『[[超人機メタルダー]]』から始まった多様化の流れをリセットする形で軽快なバトル路線 |
野心作だった前作『[[ブルースワット]]』が商業的に苦戦したことから、本作品では『[[超人機メタルダー]]』から始まった多様化の流れをリセットする形で、軽快なバトル路線を徹底。甲虫を投影する3人の強さが強調され{{R|最強162|特撮全史}}、「変身ヒーローと異次元からきた侵略者の対決」というシンプルな構図に回帰した{{Sfn|宇宙船161|2018|pp=94、101}}。前年までのメタルヒーローは、[[スーパー戦隊シリーズ]]より対象年齢が高く意識されることが多かったが、本作品ではスーパー戦隊と同じ3 - 5歳男児に引き下げられ、以降のシリーズ作品においても踏襲された。 |
||
=== 特徴 === |
=== 特徴 === |
||
63行目: | 63行目: | ||
これまでのメタルヒーローシリーズの主人公たちには『[[時空戦士スピルバン]]』を除けば、刑事・ロボット・忍者・サイボーグ・レスキュー隊といった何らかの「初めから戦闘に慣れている・長けている戦士」の要素があったが、本作品の主人公たちは自然を愛するごく普通の若者として設定されている。前半では主人公3人がいずれも学者という設定や昆虫の精の存在などから、環境問題も取り入れている{{R|最強162|特撮全史}}。しかし、意図しなかったとはいえ新レギュラー・鷹取舞の明るいはじけたキャラクター、それと正反対な陰の属性を持つ後半のライバルキャラ・ブラックビートは作品の雰囲気をも強く変えていった{{R|最強162}}。後半では不思議コメディシリーズを彷彿とさせる話やジャマールに蹂躙された次元の戦士の話などバラエティに富んでおり、終盤はセントパピリアを巡るジャマールの内紛と幹部の離反、宿命に翻弄された拓也の戦線離脱、組織壊滅で終わらない最終決戦と勢いを衰えさせることなく一年を完走した。玩具的にも満を持しての昆虫をモチーフにしたということもあって、年間を通して好調でシリーズ化を果たすほどの成功を収めた。 |
これまでのメタルヒーローシリーズの主人公たちには『[[時空戦士スピルバン]]』を除けば、刑事・ロボット・忍者・サイボーグ・レスキュー隊といった何らかの「初めから戦闘に慣れている・長けている戦士」の要素があったが、本作品の主人公たちは自然を愛するごく普通の若者として設定されている。前半では主人公3人がいずれも学者という設定や昆虫の精の存在などから、環境問題も取り入れている{{R|最強162|特撮全史}}。しかし、意図しなかったとはいえ新レギュラー・鷹取舞の明るいはじけたキャラクター、それと正反対な陰の属性を持つ後半のライバルキャラ・ブラックビートは作品の雰囲気をも強く変えていった{{R|最強162}}。後半では不思議コメディシリーズを彷彿とさせる話やジャマールに蹂躙された次元の戦士の話などバラエティに富んでおり、終盤はセントパピリアを巡るジャマールの内紛と幹部の離反、宿命に翻弄された拓也の戦線離脱、組織壊滅で終わらない最終決戦と勢いを衰えさせることなく一年を完走した。玩具的にも満を持しての昆虫をモチーフにしたということもあって、年間を通して好調でシリーズ化を果たすほどの成功を収めた。 |
||
{{独自研究範囲|『ブルースワット』の演出だった各話冒頭と終わりと次回予告冒頭にくるタイトルスペースは本作品でも設けられており、サブタイトルは番組のタイトルロゴが崩れた後に表示され、終わりは番組ロゴの左下に「つづく」と表示された。またアイキャッチもそれまでのヒーローのシンボルマークや英文字をロゴ化したものではなく、番組のタイトルロゴが形成される演出であった。また予告でも基本的に稲葉実のナレーションのみで進行していたが、中盤以降は登場人物のやり取りだけで進行していく回が増えていった。(第30、31、52、53話ほか)|date=2020年12月}} |
|||
本作品では物語中盤にてメンバーの交代劇が織り込まれているが、これは当初の予定ではなく、羽山麗役の[[葉月レイナ]]が撮影中に負傷したことが理由である<ref>2011年6月に開催されたイベント「虫祭」で、土屋大輔、金井茂が発言{{出典無効|date=2015年6月}}。</ref>。 |
|||
メインのストーリーは第51話までで完結とされ、残る2話分はシリーズ前作『[[ブルースワット]]』および前々作『[[特捜ロボ ジャンパーソン]]』の登場人物がビーファイターと共演する特別編として制作された。 |
メインのストーリーは第51話までで完結とされ、残る2話分はシリーズ前作『[[ブルースワット]]』および前々作『[[特捜ロボ ジャンパーソン]]』の登場人物がビーファイターと共演する特別編として制作された。 |
||
73行目: | 69行目: | ||
=== スタッフ === |
=== スタッフ === |
||
プロデューサーには、前作 |
プロデューサーには、前作に引き続いて[[堀長文]]も名を連ねているが、実質的には[[東映不思議コメディーシリーズ]]を手がけてきた[[日笠淳]]が中心となって制作が進められた{{R|21st}}。 |
||
メインライターは前作から引き続き[[宮下隼一]]、その他[[扇澤延男]]、[[鷺山京子]]などが執筆しているが、昨年と違いライターが少数に固定されたローテーションとなった。本作品で最終2話の脚本を手がけた[[小林靖子]]のインタビューによれば、このローテーションは当時東映上層部より「東映は新人養成学校じゃない」と一喝されたことにより、それまでの作品に携わっていた新人ライターの多くが一掃されたことに起因している。しかし当時新人の小林は先輩である鷺山の名を借りて作品を発表しており{{R|U121}}、2010年8月発売の『東映ヒーローMAX』にて、その話が第11話『怒りロボ大暴走』であることが判明した{{R|THM34}}。 |
メインライターは前作から引き続き[[宮下隼一]]、その他[[扇澤延男]]、[[鷺山京子]]などが執筆しているが、昨年と違いライターが少数に固定されたローテーションとなった。本作品で最終2話の脚本を手がけた[[小林靖子]]のインタビューによれば、このローテーションは当時東映上層部より「東映は新人養成学校じゃない」と一喝されたことにより、それまでの作品に携わっていた新人ライターの多くが一掃されたことに起因している。しかし当時新人の小林は先輩である鷺山の名を借りて作品を発表しており{{R|U121}}、2010年8月発売の『東映ヒーローMAX』にて、その話が第11話『怒りロボ大暴走』であることが判明した{{R|THM34}}。 |
||
83行目: | 79行目: | ||
キャラクターデザインにはマイケル原腸を始め、大畑晃一や原田吉朗など過去に東映特撮と縁のある面々が起用された{{R|奇怪226}}。このうち、岡本英郎を除く4名は同時期に放送されていた『超力戦隊オーレンジャー』にも並行して参加している{{R|奇怪226}}。終盤に登場した傭兵ヒドラは、デザイナー陣が次作『ビーファイターカブト』の作業に移行していたため、企画者104の河野成寛が担当した{{R|奇怪224}}。 |
キャラクターデザインにはマイケル原腸を始め、大畑晃一や原田吉朗など過去に東映特撮と縁のある面々が起用された{{R|奇怪226}}。このうち、岡本英郎を除く4名は同時期に放送されていた『超力戦隊オーレンジャー』にも並行して参加している{{R|奇怪226}}。終盤に登場した傭兵ヒドラは、デザイナー陣が次作『ビーファイターカブト』の作業に移行していたため、企画者104の河野成寛が担当した{{R|奇怪224}}。 |
||
音楽面では、劇中音楽を『[[忍者戦隊カクレンジャー]]』よりスライドする形で[[川村栄二]]が、主題歌の作詞・作曲を『[[真・仮面ライダー 序章]]』以来となる[[宇崎竜童]]・[[阿木燿子]]夫妻が担当。また本作品の主題歌・挿入歌のうち、『黒き十字架 BLACK BEET.』を除く9曲の編曲を[[石田勝範]]が、全曲の歌唱を[[石原慎一]]が手がけている。川村作曲の劇中音楽は、他の特撮作品からもいくつか流用されている。 |
音楽面では、劇中音楽を『[[忍者戦隊カクレンジャー]]』よりスライドする形で[[川村栄二]]が、主題歌の作詞・作曲を『[[真・仮面ライダー 序章]]』以来となる[[宇崎竜童]]・[[阿木燿子]]夫妻が担当。また本作品の主題歌・挿入歌のうち、『黒き十字架 BLACK BEET.』を除く9曲の編曲を[[石田勝範]]が、全曲の歌唱を[[石原慎一]]が手がけている。川村作曲の劇中音楽は、彼が手がけた他の特撮作品からもいくつか流用されている。 |
||
== あらすじ== |
== あらすじ== |
||
1,144行目: | 1,140行目: | ||
=== 映像ソフト化 === |
=== 映像ソフト化 === |
||
特記のない限り、発売元はいずれも[[東映ビデオ]]。 |
特記のない限り、発売元はいずれも[[東映ビデオ]]。 |
||
; VHS |
|||
* 劇場版が1995年10月に『劇場版・超力戦隊オーレンジャー』とのカップリングにてレンタルビデオリリース。同年11月に本作品のみの仕様でセルビデオが[[バンダイ]]よりリリースされている。 |
|||
* ビ |
:* テレビシリーズ(セル・レンタル共通) - 1996年2月から1997年2月にかけて、全13巻(各巻4話(13巻のみ5話))がリリースされた。 |
||
* |
:* 劇場版 - 1995年10月に『劇場版・超力戦隊オーレンジャー』とのカップリングにてレンタルリリースされた他、同年11月には単独でのセルビデオが[[バンダイ]]よりリリースされている。 |
||
* |
:* [[HEROクラブ]] - テレビシリーズの再編集版が3巻、そして『重甲ビーファイター&ブルースワット 新戦士登場!!その名はビーファイター』がリリースされている。後者の内容は本作品の1・2話、それに『[[ブルースワット]]』の50話・最終話をベースに、ブルースワットからビーファイターへの引き継ぎを兼ねたものとなっている。 |
||
; DVD |
|||
: 2006年6月21日から10月21日にかけて、全5巻(各巻2枚組、Vol.1・Vol.2が10話、Vol.3 - Vol.5は11話収録)がリリースされた。全話ニュープリントの映像にビデオ版の音声をMIXした仕様となっており、その都合上第2~4話の予告のみ光学音声となっている{{efn|磁気音声版は「ブルースワット」のビデオの最終巻に特典として収録。}}。 |
|||
=== 映画作品 === |
=== 映画作品 === |
||
1,155行目: | 1,152行目: | ||
: 登場怪人:合成獣ヘルズガイラ、傭兵ドラゴ(演:[[真矢武]]) |
: 登場怪人:合成獣ヘルズガイラ、傭兵ドラゴ(演:[[真矢武]]) |
||
: ロケ協力:[[大島町]]、大島観光協会、[[東海汽船]] |
: ロケ協力:[[大島町]]、大島観光協会、[[東海汽船]] |
||
: 本作品の |
: 本作品の単独作品で、[[東映スーパーヒーローフェア]]の一編として上映。DVD「重甲ビーファイター Vol.5」の映像特典や、2007年12月7日に発売された「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX」及び、2009年11月21日の「東映特撮ヒーロー THE MOVIE Vol.6」に収録されている。 |
||
: |
: |
||
; [[仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z]] |
; [[仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z]] |
||
1,165行目: | 1,162行目: | ||
=== 漫画版 === |
=== 漫画版 === |
||
[[徳間書店]]『[[テレビランド]]』[[1995年]]3月号 - [[1997年]]2月号にかけて、ビーファイターシリーズの漫画が連載されている(作画:[[Moo.念平]])。『ビーファイターカブト』の漫画版では月面決戦 |
[[徳間書店]]『[[テレビランド]]』[[1995年]]3月号 - [[1997年]]2月号にかけて、ビーファイターシリーズの漫画が連載されている(作画:[[Moo.念平]])。『ビーファイターカブト』の漫画版では、月面決戦のエピソードにおいてテレビシリーズでは実現しなかった、10人のビーファイターの共闘も描かれた。 |
||
後に[[2003年]]にスタジオDNA(現:[[一迅社]]) |
後に[[2003年]]にスタジオDNA(現:[[一迅社]])より、『[[ビーファイターカブト]]』と併せた形で単行本として発売された。単行本には甲斐拓也役の土屋大輔の特別寄稿が収録されている。 |
||
=== CS放送・ネット配信 === |
=== CS放送・ネット配信 === |
||
1,271行目: | 1,268行目: | ||
{{前後番組| |
{{前後番組| |
||
放送局=[[テレビ朝日]]系| |
放送局=[[テレビ朝日]]系列| |
||
放送枠=日曜8 |
放送枠=日曜8:00 - 8:30 | |
||
前番組=[[ブルースワット]]<br />(1994年1月30日 - 1995年1月29日)| |
前番組=[[ブルースワット]]<br />(1994年1月30日 - 1995年1月29日)| |
||
番組名=重甲ビーファイター<br />(1995年2月5日 - 1996年2月25日)| |
番組名=重甲ビーファイター<br />(1995年2月5日 - 1996年2月25日)| |
2021年5月10日 (月) 03:53時点における版
メタルヒーローシリーズ | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第13作 | ブルースワット | 1994年1月 - 1995年1月 |
第14作 | 重甲 ビーファイター |
1995年2月 - 1996年2月 |
第15作 | ビーファイター カブト |
1996年3月 - 1997年2月 |
重甲ビーファイター | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 宮下隼一 他 |
監督 | 澤井信一郎 他 |
出演者 |
土屋大輔 金井茂 葉月レイナ 巴千草 高橋利道 土屋圭輔 笹野高史 他 |
声の出演 |
渡部猛 田中康郎 千葉繁 金野恵子 咲野俊介 |
ナレーター | 稲葉実 |
音楽 | 川村栄二 |
オープニング |
「重甲ビーファイター」 歌:石原慎一 |
エンディング |
「地球孝行」 歌:石原慎一 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデューサー |
梶淳(テレビ朝日) 堀長文・日笠淳(東映) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送局 | テレビ朝日系列 |
音声形式 | シネテープ/モノラル |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1995年2月5日 - 1996年2月25日 |
放送時間 | 日曜 8:00 - 8:30 |
放送枠 | メタルヒーローシリーズ |
放送分 | 30分 |
回数 | 全53話 |
特記事項: 「メタルヒーローシリーズ」 第14作 |
『重甲ビーファイター』(じゅうこうビーファイター)は、1995年2月5日から1996年2月25日まで、テレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に全53話[注釈 1]が放送された、東映制作の特撮テレビ番組、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「メタルヒーローシリーズ」の第14作目に当たる[1][2]。
概要
野心作だった前作『ブルースワット』が商業的に苦戦したことから、本作品では『超人機メタルダー』から始まった多様化の流れをリセットする形で、軽快なバトル路線を徹底。甲虫を投影する3人の強さが強調され[3][4]、「変身ヒーローと異次元からきた侵略者の対決」というシンプルな構図に回帰した[5]。前年までのメタルヒーローは、スーパー戦隊シリーズより対象年齢が高く意識されることが多かったが、本作品ではスーパー戦隊と同じ3 - 5歳男児に引き下げられ、以降のシリーズ作品においても踏襲された。
特徴
必殺技描写や大型メカニック、戦闘シーンの舞台として登場する異次元空間「ガオームゾーン」の設定[注釈 2]など、メタルヒーローの原点である宇宙刑事シリーズを強く意識している[6]。メインライターの宮下隼一は、オーソドックスな王道路線を目指した作品であり、これまでのシリーズの完成形と評している[7]。一方で、元バンダイデザイナーの野中剛は、スーパー戦隊シリーズとの差別化については開き直っているとも評している[8]。
これまでのメタルヒーローシリーズの主人公たちには『時空戦士スピルバン』を除けば、刑事・ロボット・忍者・サイボーグ・レスキュー隊といった何らかの「初めから戦闘に慣れている・長けている戦士」の要素があったが、本作品の主人公たちは自然を愛するごく普通の若者として設定されている。前半では主人公3人がいずれも学者という設定や昆虫の精の存在などから、環境問題も取り入れている[3][4]。しかし、意図しなかったとはいえ新レギュラー・鷹取舞の明るいはじけたキャラクター、それと正反対な陰の属性を持つ後半のライバルキャラ・ブラックビートは作品の雰囲気をも強く変えていった[3]。後半では不思議コメディシリーズを彷彿とさせる話やジャマールに蹂躙された次元の戦士の話などバラエティに富んでおり、終盤はセントパピリアを巡るジャマールの内紛と幹部の離反、宿命に翻弄された拓也の戦線離脱、組織壊滅で終わらない最終決戦と勢いを衰えさせることなく一年を完走した。玩具的にも満を持しての昆虫をモチーフにしたということもあって、年間を通して好調でシリーズ化を果たすほどの成功を収めた。
メインのストーリーは第51話までで完結とされ、残る2話分はシリーズ前作『ブルースワット』および前々作『特捜ロボ ジャンパーソン』の登場人物がビーファイターと共演する特別編として制作された。
技術面では、前作ではビデオ合成で処理されていたCGが、東映のテレビ作品で初めてフィルムレコーディングによるフルデジタル合成となった[9]。
スタッフ
プロデューサーには、前作に引き続いて堀長文も名を連ねているが、実質的には東映不思議コメディーシリーズを手がけてきた日笠淳が中心となって制作が進められた[7]。
メインライターは前作から引き続き宮下隼一、その他扇澤延男、鷺山京子などが執筆しているが、昨年と違いライターが少数に固定されたローテーションとなった。本作品で最終2話の脚本を手がけた小林靖子のインタビューによれば、このローテーションは当時東映上層部より「東映は新人養成学校じゃない」と一喝されたことにより、それまでの作品に携わっていた新人ライターの多くが一掃されたことに起因している。しかし当時新人の小林は先輩である鷺山の名を借りて作品を発表しており[10]、2010年8月発売の『東映ヒーローMAX』にて、その話が第11話『怒りロボ大暴走』であることが判明した[11]。
監督ローテーションは日笠の意向が強く反映されたものとなった。パイロット版(1、2話)の監督には日笠も携わった『宇宙刑事シャイダー』以来の澤井信一郎が起用されている[6]。本作品にはその他、監督としてはシリーズ初登板となる渡辺勝也が参加。また『宇宙刑事ギャバン』に助監督として参加していた坂本太郎や、『特捜ロボ ジャンパーソン』にて本編監督デビューを果たした金田治も初のレギュラー監督として活躍している。このうち後者は、『ジャンパーソン』での金田演出の質の高さに圧倒された結果、本シリーズに参加してもらうことになったことを、当時の雑誌インタビューにて日笠が明かしている[要文献特定詳細情報]。
アクション監督は前年まで担当していた山岡淳二に替わり、スーパー戦隊シリーズを担当していた竹田道弘が担当し、スーツアクターも前年まで戦隊側に出演していたメンバーが中心となった[12]。
キャラクターデザインにはマイケル原腸を始め、大畑晃一や原田吉朗など過去に東映特撮と縁のある面々が起用された[1]。このうち、岡本英郎を除く4名は同時期に放送されていた『超力戦隊オーレンジャー』にも並行して参加している[1]。終盤に登場した傭兵ヒドラは、デザイナー陣が次作『ビーファイターカブト』の作業に移行していたため、企画者104の河野成寛が担当した[13]。
音楽面では、劇中音楽を『忍者戦隊カクレンジャー』よりスライドする形で川村栄二が、主題歌の作詞・作曲を『真・仮面ライダー 序章』以来となる宇崎竜童・阿木燿子夫妻が担当。また本作品の主題歌・挿入歌のうち、『黒き十字架 BLACK BEET.』を除く9曲の編曲を石田勝範が、全曲の歌唱を石原慎一が手がけている。川村作曲の劇中音楽は、彼が手がけた他の特撮作品からもいくつか流用されている。
あらすじ
199X年[14]、地球上の各地で大量の昆虫が異常発生する現象が頻発した。その調査でジャングルを訪れた甲斐拓也は、洞窟の中で昆虫界の長老グルと出会い、それが侵略者襲来の前兆であることを聞かされた。拓也からそのことを聞いた向井博士は侵略者の存在を政府や国連に訴えるが全く相手にされず、仕方なく自分たちだけでも戦うことを決める。
やがて老師の予言通り、異次元から侵略者組織ジャマールが現れた。昆虫たちは必死にジャマールに挑むが、その圧倒的な戦力の前に次々と倒されていった。
一方、精魂込めて開発していたアーマーがなかなか起動せず、苛立ちを募らせていた拓也と博士の元に老師が現れ、アーマーに昆虫の精を融合させインセクトアーマーを完成させる。拓也と、勇敢にもジャマールに反抗した2人の若者・片霧大作と羽山麗がその適合者に選ばれ、人間の最先端科学と昆虫の未知の力を併せ持った3人の昆虫戦士ビーファイターが誕生、異次元軍団ジャマールに挑戦状を叩き付けた。
登場人物
ビーファイター
地球科学研究所アースアカデミアの最新科学と昆虫族の未知の力との融合で生まれた戦士たち。
彼らが属するアースアカデミアは日本支部長である向井健三曰く「自然破壊。動植物の絶滅の危機。飢餓。貧困。犯罪。戦争」それらを解決するために組織され、日本支部以外では南米支部が確認されている。
甲斐 拓也 ()- 昆虫学者でビーファイターのリーダー[15][2]。23歳[15][2]。一人称は「僕」もしくは「俺」。
- 知性派で温厚な性格で自然を深く愛し、悪に対する闘志は誰よりも強く、人を守るためには自己犠牲も厭わない。地球で起きている様々な問題を解決すべく、半年前にアースアカデミアに加わった。
- 劇中ではネクタイを付けた服装でいる事が多い。
- ブラックビートのシャドーが自身のクローンであることを知り、「シャドーを生んだ原因は自分にある」という自責の念から戦意喪失・戦線離脱してしまうも大作の「自分で蒔いた種は自分で刈り取らなきゃな」という言葉にシャドーとの宿命を終わらせることができるのは自分だと気づき、戦意を取り戻す。
- 第51話でブラックビートと最後の一騎打ちを繰り広げ、相打ちとなり、息絶えるも自分よりも地球の多くの命を優先する志に感動したセントパピリアに命を与えられて復活を果たす。
- その後のジャンパーソン、ガンギブソン、ブルースワットとの共同戦線において、ジャマールに勝利したことによる慢心から大作や舞と共に一度は足を引っ張ってしまうものの2大ヒーローの叱咤・助力により、決意を新たにし、シャドーを生み出した張本人でもある破壊神ジャグールを打ち破った。
ブルービート | |
---|---|
身長 | 203cm[15] |
体重 | 118kg[15] |
ジャンプ力 | 36m[15] |
走力 | 100m2.8秒[15] |
片霧 大作 ()- 樹木医[18][2]。23歳[18][2]。一人称は「俺」[注釈 4]。
- 基本的には人情味溢れる熱血漢。日本全国を放浪し、開発の名の下に行われた不必要な森林破壊から樹木医の道を選んだ。
- 当初は拓也に噛み付いたり、ビーファイターの力を過信して慢心に走りがちだったり、ビーファイターから脱退する等、トラブルメーカーの面も見られた。しかし、潤滑油である麗の異動や彼女の後任の舞が加入してからは落ち着きを見せるようになる。
- 漁師の息子だが自分の考えを一方的に他人に押し付ける父・大鐵のやり方に嫌気がさし、父の跡継ぎを断り、4年前に家出同然の身となっていた。そのことが描かれた第26話においては、カナヅチであることが判明するが克服。大鉄とも和解した。
- 拓也がシャドーに対する自責の念から、戦意喪失して戦線離脱してしまう拓也に対して、「自分で蒔いた種は自分で刈り取らなきゃな」と言葉にし、拓也を再び奮い立たせるなど、劇中のピンチ時において、重要な助言をする事もある。
ジースタッグ | |
---|---|
身長 | 203cm[18] |
体重 | 128kg[18] |
ジャンプ力 | 40m[18] |
走力 | 100m2.9秒[18] |
羽山 麗 ()- 水族館インストラクターで動物学者[20][2]。22歳[20][2]。
- クールで真面目な性格。幼い頃から両親の都合で外国暮らしを転々として戦争で人々や動物が命を失う姿を見た経験から動物学者の道を選んだ。拓也と大作の潤滑油的存在でもある。
- ジャマールの影響で絶滅しそうになっている南米の動物たちを救うべく、第22話でアースアカデミア南米支部へ転属。拓也と大作と別れなければいけないことから、向井を通じて、手紙で別れを伝えた。
鷹取 舞 ()- 第22話より登場する、2代目レッドルとなる学生。19歳[20][2]。
- 麗が南米に旅立った後、森の中に落ちていた繭に包まれた状態のパルセイバーを拾って、アースアカデミアを訪れたことをきっかけに2代目レッドルとなった。
- 麗とは正反対の能天気な性格で、子供っぽい面が目立つ反面、相手がジャマールであっても一つの生命として接する気さくさを持つ。登場初期は傭兵ゴルゴダルを更生させ、中盤でも人間が変貌させられた傭兵ナイトバイカーに説得を試みており敵にも命や心があることを拓也たちに認識させており、ストーリーが進むに従い少女から大人へ、そして一人前の戦士へと成長し続けた。
- 舞を演じた巴千草によれば、真面目な麗とは雰囲気を変えことは決まっていたといい、なんでも大げさに演じることを意識したと述べている[19]。
レッドル | |
---|---|
身長 | 182cm[20] |
体重 | 78kg[20] |
ジャンプ力 | 30m[20] |
走力 | 100m2.6秒[20] |
ビーファイターの支援者
向井 健三 ()- アースアカデミアの日本支部長[21]。年齢は43歳[21][2]。
- 拓也たちからはあまり当てにされてない一面もあるが、いざという時には彼らの説得にあたったりと堅実な面もある。頭髪が薄く、年齢の割には老けた容姿だからか、年寄り扱いされると不機嫌になる。
- インセクトアーマーの原型であるプロトタイプアーマーを開発。以降も様々な装備の開発・改良に務めており、1度だけ自作のアーマーでムカイダーK3となって合成獣ラズベルガと戦ったこともあり、敵との相性もあって善戦した。
- グルとはプライベートでも親しくしており、将棋を指したり一緒に風呂に入って愚痴を零した彼にアドバイスを与えたりしている。
老師グル ()- 巨大なカブトムシの姿をした昆虫族の長老[22]。当初は人間に対して警戒心を持っていたが拓也との出会いを経て協力を決意し、アースアカデミアで開発されたプロトタイプアーマーに昆虫の精を吹き込み、インセクトアーマーを誕生させた[ep 1]。
- 長老として厳粛な物腰とは裏腹に、向井との将棋で負けそうになって将棋盤を引っ繰り返したり、息子のことで向井に愚痴を零すなど老齢の人間に近い印象を見せる。
- 自らの生命の危機にさらされると巨大カブトムシそのものの姿になるが[22]、その際に意識は封印された状態になるため復活には時間がかかる。ビーファイターの窮地にはたびたび戦線に出向き支援する。
- 異次元調達屋カブト[21][23]
- グルの放蕩息子。関西弁で喋り、父親を「お父ちゃん」、母親(グルの妻)を「お母ちゃん」と呼んでいる。
- 父に反抗して100年前に地球を飛び出し、商人として次元を流れ歩いていた。しかし、商人としての生活は彼なりに見聞を広め、グルの跡を継ぐために出た行動だった。
- 初登場時はビーファイターを認知しておらず、悪者と誤解して襲い掛かってしまう。しかし拓也を次元の覇者と認め、最強銃ビートイングラムを託した。
- 次元商人が高じてか歴戦のヒーローを招集するほどの行動力を持つ。戦闘能力もかなりの物で、得意技は強烈なキックを放つスーパーデリシャスキック[21]。特別編では小型の銃を使って応戦するなど、他のメタルヒーローと共に怪人たちと互角に戦っていた。
- 母親はレッドルに似ているらしく、レッドルに重甲する舞を「ちゃん」付けしていた。
その他
- セントパピリア
- 第43話から登場[24]。時空の裂け目から忽然と現れた生命体。永遠の命を持っていることからガオームやシャドーに狙われることとなる。
- 滅びの瞬間にその世界に訪れるが、滅びる存在を救うのではなく滅びた生命を蘇らせる存在であるため、その世界が一度滅びることが前提である。
- シャドーという異質な生命、拓也とシャドーの宿命に興味を抱く。
- 自分よりも地球の多くの命を優先する志に感動し、死亡した拓也に命を与え生き返らせ、いずこへともなく姿を消した。
ビーファイターの装備・戦力
インセクトアーマー
昆虫の力と科学が融合した強化服[注釈 6]。人間と一体化することで起動する外骨格生体甲冑であり[22]、キチンを元に作られた疑似甲殻細胞にチタン・タングステンなどの金属イオンを吸着させ、特殊硬化させたインセクタイトが外装甲として用いられている。大気中から吸収したイオンエネルギーが内部でプラズマ化して動力源となる。装着者のパワーを常人の20から30倍に強化する[22]。
アースアカデミア日本支部で開発中だったプロトタイプアーマーに、老師グルが昆虫の精を注ぎ込んで作り出した[22][ep 1]。アーマー自体が心を持っており、変身する人間を自ら選ぶ。昆虫の力を持つため、機械を操る電波の影響も受けないが、昆虫の天敵である食虫植物の花粉や寒さには弱い。
共通装備
- ビーコマンダー
- ビーファイターの変身アイテム。甲虫の身体がモチーフになっている。インセクトアーマーは内部に縮小圧縮されて封入されており[15]、「
重甲 ()!」の掛け声でこれを展開して掲げると、中のインセクトアーマーが射出・分裂し、装着者の全身を覆って変身する。拓也がジャマールの作戦で子供に若返ってしまったことや、ジャマールホール完成のために昆虫エネルギーを吸い取られたことで重甲不能になったこともある。戦闘後は内部でアーマーを自動的に修理する。 - 通信機としても使用可能。また、ビートマシンを呼び出すリモコンとしての役割もある。
- ブルービートのビーコマンダーにはカブトムシ風の角、ジースタッグのビーコマンダーにはクワガタムシ風の角、レッドルのビーコマンダーには2本の触角が付いている。
- インプットマグナム
- 全員共通の多機能銃[26]。右のホルスターに携行している[26]。
- 側面のテンキーで3桁のコードを選んで入力することで、様々な能力を発揮する[26]。主な機能は以下の通り[27]。
名称 コード 読み ビームモード 1-1-0 イチイチゼロ 消火モード[注釈 7] 1-1-9 イチイチキュウ 冷凍ビームモード 0-1-0 レイトウ 火炎放射モード 8-1-8 ファイヤー 磁力ビームモード 2-8-9 ジシャク 超音波ビームモード 1-0-8 デンパ 破壊弾モード 9-6-4 クラッシュ 閃光弾モード 2-6-4 フラッシュ トリモチ弾モード 3-0-5 ミナダンゴ 反重力ビームモード 9-6-7 クルナ 救難信号モード 0-4-9 レスキュー 笑気ガスモード 0-8-8 ワハハ 麻酔弾モード 4-0-9 ショック 覚醒(気付)モード 0-5-4 オコス 熱湯モード 0-2-6 オフロ
- パルセイバー
- メガヘラクレスと同時にアースアカデミア南米支部で開発された、全員共通装備の短剣。ヘラクレスオオカブトの能力が備わっており、危機に瀕すると繭を貼る機能がある。使用者の感情の高ぶりに応じてその切れ味は増し、パルスラッシュという技を繰り出す[26]。メガヘラクレスの起動キーでもある。
- セイバーマグナム
- インプットマグナムの前部・上部にパルセイバーを合体させた銃。インプットマグナムの各モードの能力が強化される(「マキシム○○モード」と呼称)。特にマキシムビームモードの一斉射撃は、怪人にとどめを刺す威力がある。
- ソニックフラップ[22]
- 全員共通の技。甲虫の羽ばたきに習った機能であり、全身から波動を放つ[22]。
- ビートスキャン
- レッドルの能力[20]。ゴーグルで敵を分析する。
スティンガーウェポン
インセクトアーマーの背面に収納されている個人武器[22]。ガントレットと各アタッチメントで構成されており、アタッチメントを回転させることで威力を高める。
- スティンガーブレード
- ブルービート用の両刃剣型スティンガーウェポン。ダイヤモンドの10倍の硬度を誇る[15][2]。刃を回転させながら斜めに斬るビートルブレイクが必殺技で[15]、第17話のデスマルト戦以降、X字を描くように二段切りするようになる。ブラックビートとの戦いで一度刃が折られてしまったが修復され、その後も通常戦でよく使用された。
- スティンガードリル
- 第21話から登場。ブルービート用のドリル型スティンガーウェポン。スティンガーブレードの刃を外し、新開発のアタッチメントに換装することで完成する。単純な攻撃力ならスティンガーブレード以上だが、スティンガーブレード以上に重いために使いにくい欠点もある。必殺技はドリル部分を高速回転させながら相手を刺し貫くストライクブラストが必殺技[15]。
- 対ブラックビート用に開発されたが、使用回数は少なかった。
- スティンガークロー
- ジースタッグ用のハサミ型スティンガーウェポン。ハサミはクワガタムシの角をイメージしており、掴んだ相手を遠心力をつけて投げ飛ばすことができる。ハサミは直径50センチメートルの鉄棒を切断する[18][2]。アームを取り外してスティンガーブーメランとして投げ飛ばすことも可能[18]。アーム部分にエネルギーを込めて横一文字に斬るレイジングスラッシュが必殺技[18]。
- スティンガープラズマー
- レッドル用のプラズマ発生器型スティンガーウェポン。4連装のイオンエネルギー発生装置であり、高電圧のビームを放つほか、敵を縛り上げるロープ状のビームを放つことも可能[20]。必殺技は竜巻のように収束した破壊ビームトルネードスパーク[20]。50話での対ガオーム戦ではスティンガープラズマーを横一閃に斬り付ける技として描かれた。
ビートイングラム
第35話から登場。ブルービートが使用する大型銃。大型戦車を消滅させる威力に加え[17]、拓也の怒りによってブルービートをスーパーブルービートに重甲超進化させる力を持つ。ブルービート以外は一切使用不可能[注釈 8]。
もともとは次元の商人カブトが持ってきた商売道具の中に入っていた武器で「次元の覇者の銃」とも呼ばれる。
その他の装備・戦力
- 電子高熱銃[30]
- イカリボンバの起爆装置の回路を遠距離から切断するために使用。
- ムカイダーK3
- 第38話に登場。ビーファイターの前身プロトアーマーを、向井博士が選ばれた者以外でも戦えるよう密かに開発を進め、ビーファイターが危機に陥った際に博士が装着して出陣した。攻撃力は十分だが、現時点では試供品で耐久性が低いのが弱点。特に昆虫をモチーフとしたものではなく、昆虫パワーも持っていないが、食虫植物をモチーフとしており、ビーファイターを圧倒したラズベルガとの戦闘ではむしろ有利に働いた。武器はムカイダーマグナム[21]。得意技はムカイダーパンチ、ムカイダーキック、敵を騙すムカイダーフェイント[21][注釈 9]。
- 時限爆弾[30]
- ジャマール戦士の養成所や昆虫エネルギーを閉じ込めた装置を破壊する際に使用。スイッチ部分にはBFのシンボルマークが描かれている。また、その他にも大作が合体怪人デスマルト戦でダイナマイトを使用している。
メカニック
重甲基地 ()- アースアカデミア日本支部の敷地内に建造されたビートマシン用基地[31]。
- 普段はアースアカデミア敷地内の地下に隠されており[31]、必要に応じて地上に出現する。
- ビートマシン
- アースアカデミアによって開発された昆虫型巨大マシン。第3話から登場。
- 自動操縦も可能だがインセクトアーマーから昆虫エネルギーを供給することで最大限の力を発揮。それゆえに重甲前での手動操縦は不可能。
- フラップフォーメーションにより、各メカに収納されているアタッチメントを装着する[32]。
- ビートルーダー
- ブルービート用のビートマシンで青いカブトムシ型六輪装甲車[32]。大型戦車5台分のパワーを持つ[32]。また先端のビートホーンはダイヤモンド5倍の硬度を持つ[32][2]。
- ビートキャノン、角から放つビームビートブレイザー[32][2]、ボディから射出するワイヤーレスキューザイール[32]等の武装を持つ。フラップフォーメーションによりスタッガータンクの後部内に収納されているマグネアタッチメントを装備することで、強力な磁力を放つビートラクターが使用可能になる[32]。
- メガビートフォーメーションにおいては後部左側に合体[31]。
- スタッガータンク
- ジースタッグのビートマシンで緑のクワガタムシ型戦車。
- スタッガーキャノン、上部のビーム砲から放つスタッグバスター[32]、ハサミで相手を投げ飛ばすスタッガーシザース[32]等の武装を持つ。フラップフォーメーションによりビートルーダーが収納している二本一組のドリルアタッチメントを装着することで地中移動も可能になる[32][2]。
- メガビートフォーメーションにおいては後部右側に合体[31]。
- レッドジャイロ
- レッドルのビートマシンで赤いカブトムシ(雌)型ジャイロプレーン[32]。初期ビートマシン3機の中で唯一飛行能力を持つ。
- 前部のビーム砲レッドパルサー[32][2]、ローターから突風を放つジャイロタイフーン[32]、レッドキャノン等の武装を持つ。機体下部から、ワイヤーハンド[32]が出て、岩を持ち上げて敵の真上から落とす攻撃もできる他、マグネアタッチメントを接続することで、他の2機を空輸できる[32]。翼を開いてターボウイングを展開し、ブースターで加速することも可能[32]。
- スタッガータンクを下部に合体させてアタックフォーメーションになることでファイヤークラッシュという必殺ビームを放つことが可能。
- メガビートフォーメーションにおいては前部中央に合体[31]。
- メガヘラクレス
- アースアカデミア南米支部で開発された6脚歩行の黒いヘラクレスオオカブト型の巨大マシン。第24話から登場。
- 他のビートマシンの3倍以上の大きさからスーパービートマシンとも呼ばれており[31]、インセクトアーマー同様に昆虫の精が吹き込まれている。起動するにはパルセイバーが必要となる[31]。
- パルセイバーと共に日本への輸送途中にシュヴァルツの奇襲を受け、行方不明になったが後に復活。第38話から自動操縦のオートパイロットモードが搭載され[31]、パルセイバーなしでも自身の意思で起動できることになり、人間の言葉で話すことも出来るようになった。
- 角から放つ主砲のメガキャノン[31]を初め、ビームバルカンや反磁力波などで武装されている。
- 分離も可能であり、角の部分は飛行メカのジェットヘラクレス[31]、残りの部分は地上用メカのランドヘラクレス[31]になる。ジェットヘラクレスはブルービートが操縦し、ランドヘラクレスはジースタッグとレッドルが操縦して地上戦を担当する。
- 3台のビートマシンを開閉した背中に搭載することで最強形態メガビートフォーメーションとなる。この形態になることで最強武器メガビートキャノン[31][2]を放つことが可能となり、その威力は、「一撃で日本全土を破壊する」というジャマールの高エネルギー砲・デスガオームを打ち破った程。合体にはビーファイター全員とパルセイバーが必要になるが合体後は全員揃っていなくても動かすことが可能。
- 第51話でジャマールホールに突入した際には基本設定外が原因で射撃回路が破損してしまったため撃てなくなるもジースタッグが射撃回路のメンテナンスを行ない、レッドルがエンジン回路を接続したことでジャマールホールの破壊に成功した。
- 撮影用のミニチュアは、実際に歩行可能なものが制作された[9]。
- スペック
異次元侵略集団ジャマール
あらゆる次元を侵略し続ける異次元の戦闘集団[33]。首領ガオーム以下、合成獣軍団、戦闘メカ軍団、傭兵軍団の3つの軍団で構成される[34]。
- ガオーム
- ジャマールの首領。
- 優秀な人材を見極める目はあるものの部下の命すらなんとも思わず、利用するだけ利用する冷酷非情な性格[注釈 10]。
- 手から放つ電撃を武器とし、主に作戦に失敗した部下への制裁などに使用する。巨大な手を出現させ、ガオームゾーン[34]と呼ばれる異空間にビーファイターを閉じ込めたり、幹部を強制的に要塞に帰還させたりする。
- 第18話でビーファイターの前に姿を現し、交戦するも、スティンガーウェポンによる攻撃で倒された。その直後、巨大かつ上半身だけの凶悪な姿となって復活を遂げる。しかし、どの姿も仮のものであり、真の姿は宇宙の次元の歪みから誕生したガン細胞のような小型生命体。人間の胎児の初期のような構造をしており、宇宙空間の環境に適合できないため培養液で満たされた水槽の中から虚像を操り、セントパピリアから永遠の命を手に入れようとした。
- 第50話において、レイジングスラッシュ、トルネードスパーク、スーパーファイナルブローを受けて完全に倒される。特別編ではジャグールに取り込まれた悪の一部として、顔面だけが出現している。
- その正体は続編の『ビーファイターカブト』で明らかにされる。
- ギガロ
- 合成獣軍団団長。
- 様々な生物の遺伝子から動植物型のモンスターを作り出す。
- 戦闘時は遺伝子採集銃ギガローダー[36]を使い、強化により頭部の口を開いて光線ギガスレッドを放つようになる[36]。人間の姿になったこともある。
- その正体はガロア次元からやって来た元来脆弱な生物。狩りの獲物にされて瀕死の重傷を負った際に抱いた憎悪がガオームの目に留まり、彼から武器を与えられ、部下になった後、自身に生体改造を施して今の姿となった。その為、ガオームへの忠誠心は極めて高い。
- 特別編ではギガロだけジャグールの悪のエネルギーに取り込まれなかったことで、ビーファイターたちの勝利のカギとなった。
- シュヴァルツ
- 戦闘メカ軍団団長。
- ジャマールのコンピューターに取りついたウイルスが増殖して誕生した電子生命体。
- ハイテンションな性格で、機械至上主義であり、ジャマール軍団に属する理由も機械の国を作る為である。
- 地球を滅ぼした際は軍団を脱退して地球を機械の国にしようと目論む。結婚願望があり、人間体に変身したこともある。
- 戦闘時は手先から電撃を発射して攻撃する[36]。第47話では、戦車形態シュヴァルツタンクに変形した他、頭部だけになった際は、無生物と合体することが可能。
- 中盤以降は声を担当した千葉繁のキャラクターから、ギャグメーカーのとしての側面が強調されていった。
- 自身が電子生命体ゆえの不老不死という事もあり、ガオームが永遠の命を得ようとして、セントパピリアを狙うようになった際は同じ3幹部のギガロやジェラとは違い否定的で、これが第48話でジャマールを離脱したともいえる状況になる。
- 終盤でギガロとの共同作戦により、ビーファイターを窮地に追い込んだものの、第47話でビーファイターに倒されたが、頭部のみ生存し、自身の野望のために人間を襲撃し始め、とある工場に機械王国を作り始める。この時点で頭脳回路は異常をきたし暴走状態になっており、機械王国を作る為に捕まえられた人間達の中にレッドルこと鷹取舞が目の前にいても思い出せなくなっていた。重機や巨大仏像と合体しながらビーファイターと再度戦うもメガビートフォーメーションによって倒され、宇宙へと放逐される。機械ゆえの不老不死から生物を見下して生臭いと罵倒していたが、最期のセリフでは死にたくても死ねない存在である自身を嘆く本心も覗かせた。
- ジェラ
- 傭兵軍団団長。
- あちこちの次元で打ち負かした戦士を支配下におき傭兵として率いる女戦士[36]。ビーファイターと対戦する時以外は支配下におく傭兵を探しに行く事がある。
- 時には部下の傭兵ですら平然と見捨てる冷徹な性格だが、自身が認めた相手によっては情け深さを見せることもあり、ギガロやシュヴァルツのことも仲間として憎からず思っている。武器は電磁鞭を用いる[36]。戦闘時にはマントを脱いだ戦闘スタイルになることもある[36]。
- 実は自身もジャマールに滅ぼされた種族の生き残りであり[36]、滅びるより滅ぼす側になろうとジャマールに加わる。
- 2代目レッドルこと、鷹取舞と初めて対峙した際におばさん呼ばわりされ、ムキになったり、自身の容姿をジャマールで一番の美貌と自負するなど、ややナルシストな面を見せる事も。
- ブラックビートとは他の幹部と同様に憎まれ口を叩かれながらも、終盤にてガオームの本心を聞かされ、執念で立ち上がったギガロを無残な形でジャマールホール完成への材料にしたガオームを見限り、以降はシャドーと同行しながら、ガオーム打倒の機会を伺うこととなる。
- かつての盟友・ヒドラの最期を機にガオームとの決着を着けるべく単身ジャマール要塞に戻り、そこでガオームの正体を知るも粛清され、ビーファイターと影ながら見守るシャドーに看取られながら力尽きる。そのマスクの裏にはジーラとも異なる真の素顔が隠されていた。
- ジーラ
- ジェラの人間変装時の姿である、逞しい格闘家風の女性。ジャマール戦士の養成所の教官などに扮した[36]。終盤ジャマールを離脱した際もこの姿でシャドーと共に逃亡していた。
- 魔道士ジャグール
- ジャマールの伝説的な司祭で異次元世界最大の暗黒呪術士。第19話・20話・52話・53話(最終回)に登場。
- シャドーとブラックビートを作り上げながらもグルとの戦いで消耗した後、ブラックビートに用済みとして、ジャミングマグナムで粛清される。しかし、生き延びており、ジャマール壊滅後に活動を再開。一般女性を生け捕り、生命を生み出す力を使い『特捜ロボ ジャンパーソン』のビルゴルディや『ブルースワット』のクイーンたちを再生復活させ、それらを取り込み、破壊神ジャグールへの進化を果たす。
- シャドー
- ジャグールが拓也の細胞を採取したカミキリムシから作り出したクローン。
- シャドーの姿の際は、黒い服と黒い帽子に加え、カミキリムシ型のペンダントを纏う。第19話から登場するが、シャドーとしての登場は、第29話から。
- 冷酷ながらも正々堂々と勝負する事を好む。自分自身のアイデンティティ、光と闇の宿命とも呼べる因縁から、もう1人の自分である拓也を執拗につけ狙うが[33]、自らが倒すことへのこだわりから、拓也を救うこともあった。
- 当初はガオームから寵愛されていたが、ブルービート打倒に固執して、独断専行が目立つようになってから次第に疎まれるようになる。終盤、邪甲が度々強制解除されるほどの身体の異変に見舞われるが、傭兵マッスルが持っていたセントパピリアの羽根の持つ不思議な力に関心を持ちだす、その原因がクローンゆえの短命によるものであり、ガオームがそれを承知で自分を利用していたことを知るに至って、ジャマールを脱退。羽根を唯一の手がかりに永遠の命を授けるというセントパピリアを追い、同じく永遠の命を求めるガオームに先んじて捕獲に成功する。
- そのセントパピリアを立会役にした拓也との最終決戦において、スーパーファイナルブローを受けながらも立ち上がり、スティンガービュートでブルービートを貫くが寿命が尽きてしまい、血を流しながらも立ち上がった拓也に看取られながら消滅した。
ブラックビート | |
---|---|
身長 | 203cm[42] |
体重 | 121kg[42] |
ジャンプ力 | 45m[42] |
走力 | 100m2.2秒[42] |
- ブラックビート
- 第19話から登場[43]。ガオームがビーファイターと戦った成果からジャマール科学によって生み出され、シャドーが邪甲したカミキリムシ型インセクトアーマー[42]。いわば悪のビーファイター。
- ビーファイター3人をまとめて圧倒するなど戦闘力は非常に高い[42]。
- 対ビーファイターの刺客としてガオームからの信頼は厚く、ブルービートの抹殺に固執するが、そのために侵略・征服活動を展開しようとする三幹部とは折り合いが悪く、彼自身もまた三幹部を無能扱いしているが度々三幹部に新兵器をなめてかかった所を実験台に酷使されることもあった。
- 終盤ジャマールから離反した同志としてジェラと同行するようになり、暴走したシュヴァルツがジェラを殺そうとした際は自身の寿命も省みず助けている。
- 特別編ではジャグールに取り込まれた悪の一部として、顔面だけが出現している。
- デザインはプレックスが担当[43]。
- ジャマール怪人
- ジャマールが送り込む怪人の総称。
合成獣 ()- ギガロが率いる合成獣軍団に属する怪人たち。あらゆる次元に生息する様々な生物の遺伝子からギガロによって作り出される。ギガツキノワのように人間に殺された熊の怨念から生み出された個体もいる。
- 戦闘メカ
- シュヴァルツが率いる「戦闘メカ軍団」に属するロボット怪人たちで、シュヴァルツによって作り出される。マッチョNO.5はシュヴァルツの兄として作られた。
- 傭兵/傭兵戦士
- ジェラが率いる傭兵軍団に所属する怪人たち。各次元で彼女が打ち負かした戦士たちや彼女の同志によって構成される。例外としてバルダスは傭兵怪人の肩書きを持つ。ナイトバイカーのように人間を変化させた個体も存在する。その素性から中にはジャマールには内心に反抗の意志を持つものも多い。
- 合体怪人デスマルト
- 第17話・第30話に登場[44]。ビーファイターに敗れた傭兵デスマルトを、3幹部が改造し誕生させた合体怪人。傭兵の能力に加え合成獣と戦闘メカの能力を併せ持ち、ビーファイターを終始圧倒したが、気をよくした3幹部がどの武器でとどめをさすかの命令を巡って口論となったために混乱してしまい、その隙を突かれスティンガーウエポンの連鎖攻撃で倒される結果に。
- その後ジャマール3幹部が主催した「第64041回ゴーストゾーン武闘大会」の決勝戦で、シュヴァルツの画策で乱入プレーヤーとして投入された。最期は傭兵シンバットの捨て身の体当たりによる爆発だったが、そのエネルギーによって発生した次元の裂け目からビーファイターはゴーストゾーンを脱出した。
- ジャマー
- ジャマールが各次元で捕らえた生物を改造・訓練した戦闘兵[34]。剣と銃に変形する武器を持つ[34]。人語を話し、人間体に変身することも可能。終盤では、赤い体色を持つ黒マントを着た親衛隊員が登場した[45]。それらの戦闘力は通常のジャマーより強く、首を分離させて飛ばすことが可能。
ジャマールの戦力
- ジャマール要塞
- ジャマール幹部たちが根城としている次元浮遊基地[34]。巨大な手のような形状をしており、渡空間掘削機となっている先端の爪の働きであらゆる次元を自由に移動可能[34]。内部には幹部たちやジャマーの他に三角型の警備マシンが配備されている。
- ジャマール戦闘機
- 常に三機編成で活動。ジャマーが操縦する[34]。
- ガオームゾーン
- ビーファイターと怪人の戦闘中にガオームが発動させる超次元バトルフィールド[34]。この異次元世界では怪人のエネルギー変換率を上昇させ能力を向上させる働きがある。類似フィールドで第30話に登場したゴーストゾーンがある。
- デスガオーム
- 第25話に登場の超エネルギー砲。シャヴァルツが別次元から集めた数名の科学者達に造らせた。ジャマール要塞から発射されるも間一髪のところでメガビートキャノンとの交錯の末破壊された。
- 超低温気体弾
- 第43・44話に登場。地球上の軌道を旋回しながら地球の大気をマイナス80度にする衛星ロケット弾。この兵器をジャマールが投入した裏には、ガオームのセントパピリア捕獲の目的があった。衛星のひき起こした寒波によって、ビートマシンやメガヘラクレスも機能停止に追い込まれたが、ブルービートの意志に共鳴するように再起動したため、メガビートキャノンによって破壊された。
- ジャマールホール
- 最終作戦として造られた究極の次元の裂け目。地球上のあらゆる生命・資源・自然を呑み込む。
- ガオームはこれを使って地球を死の星にした後、復活させるべく現われるセントパピリアを捕らえ、永遠の命を手に入れんとした。そして完成のためにあらゆるエネルギーの採取を幹部に命じたが、これが結果としてシュヴァルツとジェラの離反を招いた。
- 最後は、エネルギー核のある中心部分がメガビートキャノンで破壊されたことにより消滅した。
ブラックビートの装備・戦力
- ブラックコマンダー
- ブラックビートの変身アイテム[42]。シャドーが「
邪甲 ()!!」の掛け声でカミキリムシ型インセクトアーマーを纏う。妨害電波を放つ機能も持つ[42]。 - シャドーが消滅した後、拓也によってネックレスとともに海へと放り投げ出された。
- スティンガービュート
- 右腕に装備された専用武器。先端に鋭い爪が装着されている。敵を絡め取るワイヤーモードと、ワイヤーを硬化させてロッド状にしたサーベルモードがある[42]。ワイヤーモードからは電撃を放つことも可能。変幻自在の攻撃でビーファイターを苦しめた。
- ジャミングマグナム
- ビーファイターのインプットマグナムに相当する多機能銃[42]。大規模な都市破壊に用いられるなど、ビームモードの威力は非常に高い。
- 玩具ではパルセイバーと合体させることができる。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
- 甲斐拓也 / ブルービート:土屋大輔
- 片霧大作 / ジースタッグ:金井茂
- 羽山麗 / レッドル:葉月レイナ(第1 - 19話)
- 鷹取舞 / レッドル:巴千草(第22話 - )
- ギガロ:高橋利道(第1 - 47話)
- ジェラ / ジーラ:伊藤祐子(第1 - 50話)
- セントパピリア:富永アミナ(第44 - 47,50,51話)
- シャドー:岡元次郎[注釈 12]( - 第43話)、高岩成二[注釈 12](第29話のみ)→土屋圭輔(第43 - 51話)
- 向井博士:笹野高史(除く第30,32,41話)
声の出演
- ガオーム:渡部猛(第1 - 50話)
- シュヴァルツ:千葉繁(第1 - 48話)
- ジェラ:金野恵子(第1 - 50話)
- シャドー(第29 - 43話・途中まで) / ブラックビート(第19 - 51話):咲野俊介
- 老師グル:田中康郎(第1 - 51話)
- カブト:吉水孝宏(第35,36,52,53話)
- 羽山麗 / レッドル:佳山まりほ(第14 - 22話)[注釈 13]
- メガヘラクレス(第38,43,51話)、ナレーター:稲葉実
主なゲスト出演者
- はるか:百地千寿(1,2,43,44話)
- はるかの父:大場健二(1,2話)
- はるかの母:監物房子(1,2話)
- 勝:杉山丈二(4話)
- 和彦:山口森広(4話)
- 勇二:高橋良平(4話)
- あかね:浅野史織(5話)
- 井崎礼二郎:新井一典(6話)
- サトシ:高田瑞紀(7話)
- アキオ:池田慎伍(7話)
- ユウタ:河野健太郎(7話)
- トオル:石井寧(8話)
- トオルの母:斉藤林子(8話)
- レポーター:中川正義(8話)
- 山田太一郎:井上淳(9話)
- ユウ:佐藤侑輝(11話)
- 市長:岡部征純(11話)
- 本田隆:宮寺康夫(12,25話)
- 小柳:野地将年(12話)
- 亮太:内大輔(13話)
- 三冬:八代華奈(14話)
- 芳江:佐野珠美(14話)
- 小泉守:合谷竜一(15話)
- 矢野かおる:宝ひとみ(15話)
- ミナ:吉野紗香(16話)
- ママ:津賀有子(16話)
- 長老:大木史朗(16話)
- ヒロキ:片山伸彦(17話)
- マコト:雨宮誉(17話)
- 添田:茂木和範(20話)
- 隆:日吉孝明(20話)
- 医師:内田修司(21話)
- 技術主任:鈴木信明(21話)
- ラーラ:大沢さやか(25話)
- 片霧大鐵:大谷朗(26話)
- 井出徳三郎:関時男(27話)
- トッコ:金沢明蘭(27話)
- 香:藤田香織(28話)
- 和美:佐野和美(28話)
- 白鳥美鈴:坂井順子(31話)
- 久保木執事:村上幹夫(31話)
- 丸川繁蔵:牧口元美(32話)
- 岩田一馬:和田圭一(33話)
- タクト:倉貫匡弘(34話)
- アヤ:千代田舞(34話)
- ペット売り(ギガロ):高橋利道(34話)
- 秀樹:菊池大介(35話)
- 秀樹の両親:石原辰己、山口詩史(35話)
- 老人:相馬剛三(37話)
- 老婆:花原照子(37話)
- 草薙サユリ:石井めぐみ(38話)
- 高田倫太郎:富田樹央(39話)
- 少年の拓也:浅川昌輝(39話)
- 柴崎博士:栗原敏(40話)
- 研究員:斉藤克也(41話)
- ユミ:五十嵐瑞穂(42話)
- ママ:小柳千夏(42話)
- ガロ次元人A:高岩成二(42話)
- ガロ次元人B:今井喜美子(42話)
- アナウンサー(声):木村修(43,44話)
- 朝倉のぞみ:若林彩(45話)
- のぞみの母:曽我部夫佐子(45話)
- ジェラ(素顔):シェリー・スゥエニー/声・金野恵子(50話)
- 鳴海翔:正木蒼二(52,53話)『ブルースワット』
- 美杉沙羅:白鳥夕香(52,53話)『ブルースワット』
- シグ:土門廣(52,53話)『ブルースワット』
- ヒデユキ:善家尚志(52,53話)※53話はノンクレジット。
- ヒデユキの姉:荒井ひとみ(52,53話)※53話はノンクレジット。
- ジャンパーソンの声:小峰裕一(52,53話)『特捜ロボ ジャンパーソン』
- ガンギブソンの声:松本大(52,53話)
スーツアクター
スーパー戦隊シリーズで戦隊ロボのスーツアクターを務める日下秀昭が本作品で初めてヒーロー役を演じた[46]。前年に『忍者戦隊カクレンジャー』でニンジャレッドを演じた高岩成二も、竹田からの指名により参加した[47]。
- ブルービート(アップ)[48][49]、ブラックビート[49]:岡元次郎
- ブルービート(アップ)[50][51]、スーパーブルービート、ガオーム[52][50]:日下秀昭
- ブルービート(アクション)[53][47][46]:高岩成二
- ジースタッグ(アップ):的場耕二
- ジースタッグ(アクション)[54]:今井靖彦
- ジースタッグ(アップ/アクション):伊藤慎
- レッドル(アップ)[55]:今井喜美子
- レッドル(アクション)[55]:宮崎剛
- 老師グル[52]:藤本幸太郎
- シュヴァルツ[52]:石垣広文
- イカリボンバ2(第27話)[56]:小倉敏博
スタッフ
- プロデューサー:梶淳(テレビ朝日)、堀長文・日笠淳(東映)
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、たのしい幼稚園、てれびくん、幼稚園、テレビランド
- 脚本:宮下隼一、扇澤延男、鷺山京子、浅香晶、小林靖子
- 音楽:川村栄二
- アクション監督:竹田道弘、新堀和男(ジャパンアクションクラブ)
- 監督:澤井信一郎、三ツ村鐵治、坂本太郎、石田秀範、渡辺勝也、金田治
- 撮影:小泉貴一、松村文雄、浄空
- 照明:斉藤久、吉岡伝吉
- 美術:野尻均
- 録音:太田克己
- 編集:菅野順吉、今野治人
- 計測:岡部正治、小泉貴一、臼木敏博、大沢信吾、田中久之
- 記録:深沢いづみ、栗原節子、安倍伸子、吉田由香
- 選曲:金成謙二
- 効果:大泉音映
- 振付:西原千雪
- 助監督:石田秀範、加藤弘之、宮坂清彦、渡辺勝也、黒木浩介、鈴村展弘
- プロデューサー補:丸山真哉
- 進行主任:東正信、有沢広巳
- 進行助手:目黒圭一[57]
- 制作事務:石垣紘一
- 制作担当:橋本鉄雄
- 操演:羽鳥博幸
- 美粧:サン・メイク
- 衣裳:東京衣裳
- 装置:東映美術センター、紀和美建
- 装飾:大晃商会、FUJITSU
- ミニチュア造型:アルファ企画、東陽モデル、ミューロン
- 企画協力:企画者104
- キャラクターデザイン:マイケル原腸、大畑晃一、原田吉朗、森木靖泰、岡本英郎
- イラスト:野口竜、岡本英郎
- 造型:前澤範
- キャラクター製作:レインボー造型企画
- 視覚効果:映画工房
- 現像:東映化学
- 技術協力:東通
- カースタント:タケシレーシング
- 撮影協力:エースヘリコプター、高崎金属工業ほか
- 車輌協力:スズキ株式会社
- 特撮:特撮研究所
- 操演:鈴木昶
- 撮影:中根伸治
- 照明:林方谷
- 美術:木植健次
- 特撮監督:尾上克郎
- 制作:テレビ朝日、東映、ASATSU
主題歌・挿入歌
すべて石原慎一の歌唱。石原は、以前に本作品と同じく小暮一雄が音楽プロデューサーを務めたアニメ『ウルトラマンUSA』に参加していた縁から起用された[58]。
前年までに引き続きCDの発売元であったフォルテミュージックエンタテインメントが、本作品のサウンドトラックアルバムの発売後に解散・吸収合併したため、追加で制作されたシングル『黒き十字架 BLACK BEET.』と、サウンドトラックアルバムに未収録の曲を中心に選曲されたアルバム『東映メタルヒーロー バトルミュージックコレクション1』は、いずれも日本コロムビアからの発売となった。
- 主題歌
-
- 「重甲ビーファイター」
- 作詞:阿木燿子 / 作曲:宇崎竜童 / 編曲:石田勝範
- 第22話より、鷹取舞の登場に伴い一部映像が変更された。
- アウトロのコーラスはフルサイズが1回のみなのに対し、テレビサイズでは数回繰り返しながらフェードアウトする形で編集されている。
- 挿入歌としては第1、2、4、5、7、8、11、13、15~17、20、22、26、27、29、30、32、38、45、47、50、53話で歌唱版、6、10、12、14、18、21、37、39、44、48話でインストゥルメンタル版が使用された。
- エンディングテーマ
-
- 「地球孝行」
- 作詞:阿木燿子 / 作曲:宇崎竜童 / 編曲:石田勝範
- 第26話より、ブラックビート、メガヘラクレスの映像が追加された。
- 挿入歌
-
- 「出撃!ビートマシン」(第11話、劇場版)
- 作詞:八手三郎 / 作曲:島田貴斗 / 編曲:石田勝範
- 第3~6、9、12、18話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- また、インストゥルメンタル版は第3話より予告編BGMとしても使用されている。
- 「この星のためならば」(第12、25話)
- 作詞:阿木燿子 / 作曲:宇崎竜童 / 編曲:石田勝範
- 第11話では前奏のみ使用、劇場版ではエンディングテーマとして使用されている。
- 「今こそ勝利を」(38、50話)
- 作詞:阿木燿子 / 作曲:宇崎竜童 / 編曲:石田勝範
- 「進め!昆虫戦士」(第24、25、33、45話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲:渡辺宙明 / 編曲:石田勝範
- 第22、27話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「しあわせはいつも遅れて来るから」(37、45、46話)
- 作詞:岡田冨美子 / 作曲:渡辺宙明 / 編曲:石田勝範
- 第43話では前奏のみ使用された。
- 「戦士たちよ」
- 作詞:八手三郎 / 作曲:瑞木薫 / 編曲:石田勝範
- 「黒き十字架 BLACK BEET.」(第35、37、43、45話)
- 作詞:宮下隼一 / 作曲・編曲:石川恵樹
- 第35話ではインストゥルメンタル版と併用され、第49話ではインストゥルメンタル版のみが使用された。
- 「戦え!!メガヘラクレス」(第34、40、44、48話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲:島田貴斗 / 編曲:石田勝範
上記の他、第15話では宝ひとみの「ふたり」[注釈 14]、第52話では『特捜ロボジャンパーソン』主題歌「特捜ロボジャンパーソン」と『ブルースワット』挿入歌「友情超ファイター」が挿入歌として使用された。
放送日程
放送日 | 放送回 | サブタイトル | 登場ジャマール怪人、その他 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1995年 | 2月 5日1 | 昆虫戦士だ!! |
|
宮下隼一 | 澤井信一郎 |
2月12日 | 2 | 踊る人間狩り!! | |||
2月19日 | 3 | 出た 昆虫メカ!! |
|
三ツ村鐵治 | |
2月26日 | 4 | 超マシン大暴れ |
| ||
3月 | 5日5 | 重甲ジャック!! |
|
坂本太郎 | |
3月12日 | 6 | 森の叫びを聞け |
|
扇澤延男 | |
3月19日 | 7 | 謎の激写マン!! | 鷺山京子 | 石田秀範 | |
3月26日 | 8 | お願い!! 魔法石 |
|
浅香晶 | |
4月 | 2日9 | トラ猫奪回作戦 |
|
扇澤延男 | |
4月 | 9日10 | 激闘!! 竜の剣士 | 浅香晶 | 三ツ村鐵治 | |
4月16日 | 11 | 怒りロボ大暴走 |
|
鷺山京子[注釈 15] | |
4月23日 | 12 | やる気を奪え!! | 扇澤延男 | 坂本太郎 | |
4月30日 | 13 | 危うし重甲基地 |
|
宮下隼一 | |
5月 | 7日14 | 必殺地獄の迷宮 |
|
渡辺勝也 | |
5月14日 | 15 | 翔んだアイドル |
|
扇澤延男 | |
5月21日 | 16 | 炎の超次元少女 | 鷺山京子 | 三ツ村鐵治 | |
5月28日 | 17 | 死闘!! 合体怪人 |
|
扇澤延男 | |
6月 | 4日18 | 大首領死す!! |
|
浅香晶 | 金田治 |
6月11日 | 19 | 誕生闇の新戦士 |
|
宮下隼一 | |
6月18日 | 20 | 激突!! 黒の恐怖 | 坂本太郎 | ||
6月25日 | 21 | 極悪昆虫タッグ |
|
扇澤延男 | |
7月 | 2日22 | ヒロイン初体験 |
|
宮下隼一 | 三ツ村鐵治 |
7月 | 9日23 | 怪人に花束を… |
|
扇澤延男 | |
7月16日 | 24 | 登場巨大カブト |
|
宮下隼一 | 石田秀範 |
7月23日 | 25 | 美しき逃亡者!! |
|
鷺山京子 | |
7月30日 | 26 | 蟹と水着と親父 |
|
浅香晶 | 坂本太郎 |
8月13日 | 27 | 甦るトラ刈り魂 |
|
扇澤延男 | |
8月20日 | 28 | 真夏の純情幽霊 |
|
宮下隼一 | 金田治 |
8月27日 | 29 | ライバル大激突 |
| ||
9月 | 3日30 | 13怪人大武闘会 | 浅香晶 | 三ツ村鐵治 | |
9月10日 | 31 | 危ないお嬢さま |
| ||
9月17日 | 32 | 恋する漬け物!! |
|
扇澤延男 | 渡辺勝也 |
9月24日 | 33 | 正義の非行少女 | 宮下隼一 | ||
10月 | 1日34 | コワ〜いペット |
|
鷺山京子 | 坂本太郎 |
10月 | 8日35 | カブト君まいど |
|
宮下隼一 | |
10月15日 | 36 | 見よ重甲超進化 |
| ||
10月22日 | 37 | サギるな用心棒 |
|
扇澤延男 | 三ツ村鐵治 |
10月29日 | 38 | 博士!! 愛の重甲 |
|
浅香晶 | |
[注釈 21]11月12日 | 39 | 少年 |
|
鷺山京子 | 金田治 |
11月19日 | 40 | 新章・ |
|
宮下隼一 | |
11月26日 | 41 | 兄貴はムキムキ |
|
扇澤延男 | 石田秀範 |
12月 | 3日42 | 恨み熊 |
|
鷺山京子 | |
12月10日 | 43 | 見た!! |
|
宮下隼一 | 坂本太郎 |
12月17日 | 44 | ||||
12月24日 | 45 | 聖夜のメモリー | ― | 浅香晶 | 三ツ村鐵治 |
1996年 [注釈 22] |
1月 7日46 | 絶望!! 重甲不能 |
|
扇澤延男 | 渡辺勝也 |
1月14日 | 47 | 勝利への復活!! |
| ||
1月21日 | 48 | 不滅合体走る首 |
|
三ツ村鐵治 | |
1月28日 | 49 | クモ女非情の炎 |
|
宮下隼一 | 坂本太郎 |
2月 | 4日50 | 突入!! 要塞決戦 |
| ||
2月11日 | 51 | 光と影の |
| ||
2月18日 | 52 | 集結!! 3大 |
小林靖子 | 三ツ村鐵治 | |
2月25日 | 53 | 翔け!! |
|
放映ネット局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | テレビ朝日系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道テレビ | ||
青森県 | 青森朝日放送 | ||
岩手県 | IBC岩手放送 | TBS系列 | [注釈 23] |
宮城県 | 東日本放送 | テレビ朝日系列 | |
秋田県 | 秋田朝日放送 | ||
山形県 | 山形テレビ | ||
福島県 | 福島放送 | ||
新潟県 | 新潟テレビ21 | ||
長野県 | 長野朝日放送 | ||
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系列 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | テレビ朝日系列 | |
石川県 | 北陸朝日放送 | ||
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
中京広域圏 | 名古屋テレビ | テレビ朝日系列 | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | [注釈 24] | |
島根県 鳥取県 |
山陰放送 | TBS系列 | |
広島県 | 広島ホームテレビ | テレビ朝日系列 | |
山口県 | 山口朝日放送 | ||
香川県 岡山県 |
瀬戸内海放送 | ||
愛媛県 | テレビ愛媛 | フジテレビ系列 | 1995年3月まで |
愛媛朝日テレビ | テレビ朝日系列 | 1995年4月開局から | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | |
福岡県 | 九州朝日放送 | テレビ朝日系列 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | ||
熊本県 | 熊本朝日放送 | ||
大分県 | 大分朝日放送 | ||
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
鹿児島県 | 鹿児島放送 | テレビ朝日系列 | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 | 1995年10月開局から[注釈 25] |
他媒体展開
映像ソフト化
特記のない限り、発売元はいずれも東映ビデオ。
- VHS
-
- テレビシリーズ(セル・レンタル共通) - 1996年2月から1997年2月にかけて、全13巻(各巻4話(13巻のみ5話))がリリースされた。
- 劇場版 - 1995年10月に『劇場版・超力戦隊オーレンジャー』とのカップリングにてレンタルリリースされた他、同年11月には単独でのセルビデオがバンダイよりリリースされている。
- HEROクラブ - テレビシリーズの再編集版が3巻、そして『重甲ビーファイター&ブルースワット 新戦士登場!!その名はビーファイター』がリリースされている。後者の内容は本作品の1・2話、それに『ブルースワット』の50話・最終話をベースに、ブルースワットからビーファイターへの引き継ぎを兼ねたものとなっている。
- DVD
- 2006年6月21日から10月21日にかけて、全5巻(各巻2枚組、Vol.1・Vol.2が10話、Vol.3 - Vol.5は11話収録)がリリースされた。全話ニュープリントの映像にビデオ版の音声をMIXした仕様となっており、その都合上第2~4話の予告のみ光学音声となっている[注釈 26]。
映画作品
- 重甲ビーファイター(1995年4月15日公開)
- 脚本:宮下隼一 監督:金田治
- 登場怪人:合成獣ヘルズガイラ、傭兵ドラゴ(演:真矢武)
- ロケ協力:大島町、大島観光協会、東海汽船
- 本作品の単独作品で、東映スーパーヒーローフェアの一編として上映。DVD「重甲ビーファイター Vol.5」の映像特典や、2007年12月7日に発売された「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX」及び、2009年11月21日の「東映特撮ヒーロー THE MOVIE Vol.6」に収録されている。
- 仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z
- 仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズとメタルヒーローシリーズの映画作品。ゴーカイブルーの二段変身としてブルービートが登場。監督は上記同様、金田治が担当。
オリジナルビデオ作品
- ビーロボカブタック クリスマス大決戦!!
- 『ビーロボカブタック』のオリジナルビデオ作品で、本作品からはブルービートが登場。また別役で土屋大輔もゲスト出演している。
漫画版
徳間書店『テレビランド』1995年3月号 - 1997年2月号にかけて、ビーファイターシリーズの漫画が連載されている(作画:Moo.念平)。『ビーファイターカブト』の漫画版では、月面決戦のエピソードにおいてテレビシリーズでは実現しなかった、10人のビーファイターの共闘も描かれた。
後に2003年にスタジオDNA(現:一迅社)より、『ビーファイターカブト』と併せた形で単行本として発売された。単行本には甲斐拓也役の土屋大輔の特別寄稿が収録されている。
CS放送・ネット配信
- CS放送
- ネット配信
海外版
スーパー戦隊シリーズの特撮シーンを流用した、アメリカ版ローカライズ作品『パワーレンジャー』のヒットを受けて、『ビーファイター』も同様のスタイルの作品『ビートルボーグ』としてアメリカで放送された。お化け屋敷の主人から力を貰った少年たちが変身するという設定で、名称は「ブルースティンガー(ブルービート)」「グリーンハンター(ジースタッグ)」「レッドスティンガー(レッドル)」「シャドーボーグ(ブラックビート)」に変更されている。詳細については当該項目を参照。
脚注
注釈
- ^ メタルヒーローシリーズの中では『特救指令ソルブレイン』と並ぶ最長話数であり、劇場版も含めると最多の作品が制作された作品である。
- ^ ガオームが姿を変えた後はあまり用いられなくなった。
- ^ 劇中では手前の広場の部分に重甲基地のスペースが合成されていた。
- ^ 少年時代は「僕」だった。
- ^ 第19話で、廃工場でブラックビートと初対面するシーンで登場しているが、顔のアップのカットは、スタジオで別撮りしているものである。
- ^ 放送開始前に発売されたB-CLUBの紹介記事では[要文献特定詳細情報]、包括外骨格動甲冑(Surround Frame Powered Mover)と呼称されていた。
- ^ 話数によっては「冷却モード」と呼称。
- ^ ブルービートのクローンであるブラックビートに対して反応だけは起こったことはある。
- ^ 食らったギガロいわく「死んだフリ」。
- ^ 作中、別の目的で前線に現れるものの結果的に部下を助けるタイミングが多く、慕われている。
- ^ ジスプ、超獣神、ガオーム、ブラックビート、デスマルト、バグマビルス、シニガミアン、ヘルズガイラ。
- ^ a b 顔が映らない形での出演、オープニングクレジットでは「?」と表記。
- ^ 22話はノンクレジット。
- ^ 宝は同話数にゲスト出演しており、劇中歌としても使用されている。
- ^ 前述のとおり、実際は小林靖子の脚本。
- ^ 武闘大会に参加したジャマール怪人の一体。
- ^ 武闘大会に参加したジャマール怪人の一体、所属軍団は不明。一回戦でダンガーに敗退。
- ^ 武闘大会に参加したジャマール怪人の一体、所属軍団は不明。一回戦でイカリボンバと相打ち。
- ^ ハンマコング、デスランチャー、バグマビルス、ザイキング、ガメリオ、ガリネーズ、ナマケルゲ、ブーブーブー、イルバ、デスマルト、カマザキラー、ダンガー[63]
- ^ オープニングのクレジットでは和田圭一となっている。
- ^ 11月5日は「第27回全日本大学駅伝」中継のため放送休止。
- ^ 12月31日は放送休止。
- ^ 1995年6月22日までの社名は『岩手放送』だった。当局における本シリーズの放送はこれが最後となった。その後1996年10月に岩手朝日テレビが開局するまで半年間、岩手県では本シリーズは遅れネットも含めて一切放送されなかった。
- ^ 第27話のみ、高校野球中継の為未放映。
- ^ 当局の開局に伴い、沖縄県での本シリーズの放送が沖縄テレビにおけるスピルバンの放送以来8年半ぶりに復活した。
- ^ 磁気音声版は「ブルースワット」のビデオの最終巻に特典として収録。
参照話数
出典
- ^ a b c 奇怪千蛮 2017, p. 226, 「重甲ビーファイター」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 宇宙船161 2018, pp. 94–97, 「宇宙船Archives 重甲ビーファイター」
- ^ a b c 最強戦士列伝 2014, pp. 162–163, 「総論『ビーファイター』とは何だったのか? 昆虫をモチーフとした地球環境がテーマのドラマ」
- ^ a b 特撮全史 2020, p. 68, 「重甲ビーファイター」
- ^ 宇宙船161 2018, pp. 94、101.
- ^ a b 竹書房/イオン編 編『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、218頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。
- ^ a b 「スーパー戦隊制作の裏舞台 宮下隼一」『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 Vol.2 忍風戦隊ハリケンジャー』講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2017年6月9日、32頁。ISBN 978-4-06-509513-3。
- ^ 宇宙船161 2018, pp. 100–101, 「[対談]日笠淳×野中剛」
- ^ a b c 「[対談]尾上克郎×野中剛」『宇宙船』vol.169(SUMMER 2020.夏)、ホビージャパン、2020年8月3日、112-113頁、ISBN 978-4-7986-2243-9。
- ^ 『宇宙船』Vol.121 2008夏[復活2号](ホビージャパン刊)より[要ページ番号]。
- ^ 宮島和弘 編「INTERVIEW扇澤延男(後編)」『東映ヒーローMAX』 Vol.34、(2010 SUMMER)、辰巳出版〈タツミムック〉、2010年9月10日、62頁。ISBN 978-4-7778-0808-3。
- ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 9、139.
- ^ 奇怪千蛮 2017, p. 224, 取材・執筆 サマンサ五郎(チェーンソー兄弟)「DESIGNER INTERVIEW_11 河野成寛」
- ^ 最強戦士列伝 2014, pp. 158–159, 「大自然よりの勇者!ビーファイター戦いの記録」
- ^ a b c d e f g h i j k 超全集 1996, pp. 4–5, 「ブルービート・甲斐拓也」
- ^ a b c 最強戦士列伝 2014, pp. 156–156, 「重甲ビーファイター」
- ^ a b c d e f 超全集 1996, pp. 6–7, 「スーパーブルービート」
- ^ a b c d e f g h i j k 超全集 1996, pp. 8–9, 「ジースタッグ・片桐大作」
- ^ a b 超全集 1996, pp. 52–55, 「メモリアル座談会」
- ^ a b c d e f g h i j k l 超全集 1996, pp. 10–11, 「レッドル・鷹取舞、羽山麗」
- ^ a b c d e f 超全集 1996, p. 12, 「ビーファイターの仲間たち」
- ^ a b c d e f g h 超全集 1996, p. 2, 「インセクトアーマーの秘密」
- ^ 全怪獣怪人 中 2003, p. 175
- ^ a b c d 奇怪千蛮 2017, p. 231
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 奇怪千蛮 2017, pp. 273–275, 取材 サマンサ五郎(チェーンソー兄弟) 執筆 チェーンソー兄弟「DESIGNER INTERVIEW_12 マイケル原腸」
- ^ a b c d 超全集 1996, p. 13, 「ビーファイターの武器」
- ^ 超全集 1996, p. 47, 「インプットマグナムの主要機能とインプットコード」
- ^ a b 年代記 2004, pp. 88–89, PLEXインタビュー
- ^ 宇宙船161 2018, pp. 98–99, 野中剛「TSUYOSHI NONAKA PRESENTS SUPER MODE OF TOEI METAL SPIRIT 第4回 出現!スーパーブラックビート」
- ^ a b 超全集 1996, p. 51, 「アースアカデミア大研究」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 超全集 1996, pp. 16–17, 「メガヘラクレス/重甲基地」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 超全集 1996, pp. 14–15, 「ビートマシン」
- ^ a b 最強戦士列伝 2014, pp. 160–161, 「ビーファイターが立ち向かう悪の組織とは?」
- ^ a b c d e f g h 超全集 1996, p. 18, 「次元世界を次つぎと征服する悪の軍団ジャマール」
- ^ 奇怪千蛮 2017, p. 227
- ^ a b c d e f g h i j 超全集 1996, p. 19, 「ジャマールの3大幹部」
- ^ a b 奇怪千蛮 2017, p. 228
- ^ a b 奇怪千蛮 2017, p. 229
- ^ 奇怪千蛮 2017, p. 230
- ^ 奇怪千蛮 2017, p. 241
- ^ a b c 奇怪千蛮 2017, p. 247
- ^ a b c d e f g h i j 超全集 1996, pp. 22–23, 「ブラックビート・シャドー」
- ^ a b 奇怪千蛮 2017, p. 270, 「重甲ビーファイター ビーファイターカブト PLEXデザインVILLAIN COLLECTION」
- ^ a b 奇怪千蛮 2017, p. 240
- ^ 超全集 1996, p. 42, 「重甲ビーファイターエピソードガイド(第49話-第51話)」
- ^ a b スーパー戦隊21st 5 2017, p. 32, 「スーパー戦隊制作の裏舞台 日下秀昭」
- ^ a b 仮面俳優列伝 2014, pp. 5–22, 「第1章 Mr.平成ライダー&Mr.レッドの軌跡 01 高岩成二」(東映ヒーローMAX vol.27・28掲載)
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 34, LIST OF WORKS 岡元次郎
- ^ a b 仮面俳優列伝 2014, pp. 47–60, 「第2章 昭和から平成へ仮面の下のイノベーション 04 岡元次郎」(東映ヒーローMAX vol.31掲載)
- ^ a b 仮面俳優列伝 2014, pp. 133–142, 「第4章 東映ヒーロー史に刻み込まれた匠の技と業 12 日下秀昭」
- ^ スーパー戦隊21st 5 2017, p. 33, 「スーパー戦隊制作の裏舞台 高岩成二」
- ^ a b c オープニングクレジットより
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 141, LIST OF WORKS 高岩成二
- ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 81–90, 「第2章 昭和から平成へ仮面の下のイノベーション 07 今井靖彦」
- ^ a b 仮面俳優列伝 2014, pp. 199–207, 「第5章 プレイヤーからアクション監督への転身 19 宮崎剛」
- ^ 仮面俳優列伝 2014, pp. 91–99, 「第2章 昭和から平成へ仮面の下のイノベーション 08 おぐらとしひろ(東映ヒーローMAX vol.34掲載)」
- ^ “Twitter”. 令和2年9月25日閲覧。
- ^ 「SPECIAL INTERVIEW 石原慎一」『スーパー戦隊OfficialMook 20世紀 1999 救急戦隊ゴーゴーファイブ』講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年6月9日、21頁。ISBN 978-4-06-509611-6。
- ^ 超全集 1996, p. 24, 「重甲ビーファイターエピソードガイド(第1話・第2話)」
- ^ 超全集 1996, pp. 20–21, 「ジャマール3大怪人軍団紳士録」
- ^ 全怪獣怪人 中 2003, p. 176
- ^ a b 超全集 1996, p. 29, 「重甲ビーファイターエピソードガイド(第16話・第17話)」
- ^ a b 超全集 1996, p. 35, 「重甲ビーファイターエピソードガイド(第28話-第30話)」
- ^ 超全集 1996, p. 39, 「重甲ビーファイターエピソードガイド(第40話-第42話)」
- ^ a b 超全集 1996, pp. 44–45, 「重甲ビーファイターエピソードガイド(第52話・第53話)」
参考文献
- 『重甲ビーファイター超全集』構成 間宮尚彦、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、1996年2月10日。ISBN 978-4-09-101452-8。
- 『全怪獣怪人大事典』 中巻、英知出版、2003年4月20日。ISBN 4-7542-2017-X。
- 『宇宙刑事年代記 メタルヒーローシリーズの系譜』徳間書店〈HYPER MOOK〉、2004年。ISBN 4-19-730103-0。
- 『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日。ISBN 978-4-7783-1210-7。
- 『メタルヒーロー最強戦士列伝』[監修]東映、双葉社、2014年11月9日。ISBN 978-4-575-30779-5。
- 『東映ヒーロー仮面俳優列伝』鴬谷五郎[編著]、辰巳出版、2014年12月20日。ISBN 978-4-7778-1425-1。
- 『スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 Vol.5 魔法戦隊マジレンジャー』講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2017年7月10日。ISBN 978-4-06-509516-4。
- 『メタルヒーロー怪人デザイン大鑑 奇怪千蛮』ホビージャパン、2017年9月30日。ISBN 978-4-7986-1540-0。
- 『キャラクター大全 特撮全史 1980〜90年代 ヒーロー大全』講談社、2020年1月7日。ISBN 978-4-06-512925-8。
- 『宇宙船』vol.161(SUMMER 2018.夏)、ホビージャパン、2018年6月30日、ISBN 978-4-7986-1719-0。
外部リンク
テレビ朝日系列 日曜8:00 - 8:30 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ブルースワット
(1994年1月30日 - 1995年1月29日) |
重甲ビーファイター
(1995年2月5日 - 1996年2月25日) |
ビーファイターカブト
(1996年3月3日 - 1997年2月16日) |