再春館製薬所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
株式会社 再春館製薬所
Saishunkan Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 再春館、再春館製薬
本社所在地 日本の旗 日本
861-2201
熊本県上益城郡益城町寺中1363-1
設立 1959年(昭和34年)
業種 医薬品
法人番号 5330001011181
事業内容 化粧品医薬品医薬部外品食品通信販売
代表者 西川通子(代表取締役会長)、
西川正明(代表取締役社長)
資本金 1億円
売上高 288億円(2014年度実績)
従業員数 1,168名(2015年4月現在)
主要子会社 関連会社等の項目を参照
外部リンク 株式会社再春館製薬所
特記事項:創業は1932年(昭和7年)
旧本社:熊本県熊本市中央区帯山4-17-1 ITMビル
テンプレートを表示

株式会社再春館製薬所(さいしゅんかんせいやくしょ、英語Saishunkan Co., Ltd.)は、熊本県上益城郡益城町に本社を置く化粧品医薬品医薬部外品通信販売業の企業である。

概要・特徴[編集]

  • 社名は、江戸時代の熊本藩に建てられた医学校再春館に因んでいる。
  • 198090年代再春館薬業再春館製薬といった名称を用いた事もあり、提供クレジットも2つの名称が用いられていた。
  • 一般的な化粧品と異なり店舗販売は行なっておらず、基本的に「テレビ通販」などに特化しており、「客が納得するまで売らない」「買うまで売らない」など独自の商売倫理に立ったCM作りで有名である。

沿革[編集]

主な商品[編集]

広告[編集]

テレビCM[編集]

「♪0120-444-444」のサウンドロゴによるテレビCMを下記の番組で放送している。ナレーションは江守徹が担当している。内容はドモホルンリンクルの紹介だけでなく、企業の取り組みを紹介する内容のものもいくつか流している。ただし、2017年度からは従来のサウンドロゴから、「♪ドモホルンリンクル」というものに変更した上、インターネットでの検索を促すバージョンも放送されている。

また、熊本県内に本社を置く企業であることから、熊本県の民放テレビ各局でもCMが放送されている。但し、内容は企業の取り組みを紹介するもので、CMの最後に企業ロゴとともに申し込みの受付電話番号(フリーダイヤル)が表示されるが、前述のサウンドロゴは流れない。

提供番組[編集]

TBS

テレビ朝日

フジテレビ

日本テレビ

など

ゴールデンタイムでも提供番組があるが、昼の提供番組はP&Gメットライフ生命(旧:アリコジャパン→メットライフアリコ)と共に多い。

熊本県民テレビ

特殊例[編集]

  • 情報ライブ ミヤネ屋(読売テレビ制作、日本テレビ系)
    ※完全なスポンサーではなく、ネットスポンサー明けの最初のCMとして流されている。
  • ヒルナンデス!(日本テレビ系)
    ※こちらも完全なスポンサーではないが、13時台の最初のCMとして流されている。

過去の提供番組[編集]

★は番組自体現在も継続中。

TBS系

テレビ朝日系

フジテレビ系

日本テレビ系

熊本県民テレビ

熊本朝日放送

なお、1990年代後期にテレビ東京系のシネマタウン時代劇アワーで提供表示はないがCMを流した事がある。

ラジオCM[編集]

ラジオでは主に、痛散湯を紹介したラジオCMが放送されている。各局の代表するパーソナリティがCMを担当しているが、その局に担当者がいない場合は、主に生島ヒロシバージョンが流れる(そうでない場合もあり)。

この他、上記の局以外の民放AMラジオ局各局に於いても流れているが、生島以外のCMナレーターについては明らかにされていない。また立場上、局アナはCM冒頭で氏名を名乗らない。最近はTOKYO FMα-STATIONCROSS FMFMヨコハマなど民放FMラジオ局やラジオNIKKEIでも「痛散湯」「ドモホルンリンクル」のCMが流れるようになった。

提供番組[編集]

TBSラジオ

過去の提供番組[編集]

その他[編集]

自社主催イベント[編集]

  • 再春館レディースゴルフトーナメント(現 ライフカードレディスゴルフトーナメント→西陣レディスクラシック→KKT杯バンテリンレディスオープン
  • サンクスイルミネーション(毎年12月に再春館ヒルトップ敷地内で行われるイルミネーションイベント)
    • 2015年開催の「第22回 サンクス・イルミネーション 2015」を持って終了。

自社ウェブサイトへの不正アクセス事件[編集]

2007年5月1日、定例システムチェックを実施した際に通常を上回るアクセス数の記録を確認した。この結果、自社ウェブサイトに外部からの不正アクセスがあり、一部の顧客情報が閲覧された事が発表された[3][4][5]。これを受けてウェブサイトは同日午後10時から閉鎖し、「お知らせとお詫び」に変更された。

被害を受けたのは、顧客情報約27万人のうち14万1,483人分である。また、閲覧された内容は氏名・メールアドレス・ユーザーIDとパスワード・電話番号が閲覧されたものと説明している。

閲覧された情報 閲覧された人数
メールアドレスのみ 110,269人
メールアドレス+氏名 223人
(うち1人は電話番号を含む)
メールアドレス+ユーザーIDとパスワード 31,125人
(うち295人はメールアドレスを含まず)
メールアドレス+氏名+ユーザーIDとパスワード 164人
(うち2人は電話番号を含む、3人はメールアドレスを含まず)

なお、クレジットカード番号、口座番号、その他の情報などが閲覧されていない事が確認された。閲覧された情報を悪用される「二次被害」についてはまだ確認されていない。情報が閲覧された顧客に対し、謝罪のメールや手紙を送信した(電話番号が閲覧された人には電話でも謝罪している)。

2007年5月2日には、熊本県警不正アクセス禁止法違反容疑などで被害届を提出。この件に関して、同年5月3日午後3時から本社で記者会見し、詳しい経緯を説明した。顧客情報が閲覧された時間帯(4月30日午前9時20分 - 5月1日午前10時44分)に記録された接続元の機器の場所は中国国内だったという。通常の接続数は1日約1万件であるのに対し、顧客情報が閲覧された時間帯の約25時間には約14万件もの接続があったという。

この事から、同年5月4日から6月末までテレビCMが公共広告機構(現:ACジャパン)に差し替えられていた。なお、同日から数日間は番組の提供クレジットに“再春館製薬所”の文字が表示されたままとなっていた。その後、同年5月8日から順次、事件に関する情報などがウェブサイトに掲載された。

なお、ウェブサイトについては、事件から1ヶ月後の6月中旬頃を目処に再開される予定だったが、同年6月6日より一部のページが再開。7月5日時点では、商品利用者向けコミュニティサイトを除いた他のページがすべて再開。商品利用者向けコミュニティサイトについては7月23日に再開され、これにより、すべてのサイトが再開した。

研究成果に関する学会発表[編集]

  • 2009年
    • 3月28日 - 富山県産のチューリップ(ピンクダイヤモンド)の花びらから抽出されるエキスによる、「皮膚細胞でのコラーゲン合成促進効果」について、「日本薬学会第129年会」にて発表。
    • 6月18日 - 熱ショックタンパク質(HSP70)による「メラニン合成の抑制作用や紫外線による損傷からの回復効果」について、熊本大学と共同研究成果を「第15回国際光生物学国際会議(International Congress of Photobiology 2009)」にて発表。
  • 2010年
    • 3月26日 - 熱ショックタンパク質(HSP70)誘導剤として天然物「ヤバツイ(野馬追)」、「アルニカ」が皮膚を守りながら美白作用を示すことについて、熊本大学と共同研究成果を「日本薬学会第130年会」にて発表。
    • 9月24日 - 抗糖化、美白素材として天然物「芋焼酎粕」とスイス高山植物「ピンピネラ」が抗酸化作用と美白効果を示す研究成果を「日本生薬学会第57回年会」にて発表。
  • 2011年9月7日 - 「シワシミ抑制機能を有する自己回復タンパク質 熱ショックタンパク質(HSP70)」について、熊本大学との共同研究成果を「第41回欧州研究皮膚科学会」にて発表。
  • 2012年
  • 2013年
    • 10月1日 - 「シワ」という皮膚老化と「メタボ」という全身の健康障害は、同じタンパク質の過剰な働きが共通の原因と「第13回日本抗加齢医学会総会」において、再春館製薬所と熊本大学の共同研究で発表。

関連会社等[編集]

備考[編集]

  • 絶倫ゴールドやボインボインバストなどの強壮・美容関係の商品を扱っている「再春館薬品」という会社があるが、関係はまったくない。
    • なお、2010年3月に、再春館製薬所は再春館薬品に対し、類似商号の使用禁止などを求める訴訟を、東京地裁に起こした[7]。9月、再春館薬品が商号を変更または抹消することなどを条件に和解成立[8]
  • 2000年には、当時熊本市帯山にあった本社社屋の窓ガラスと壁に、5月に銃弾4発、6月にも銃弾5発がそれぞれ撃ち込まれたほか、当時阿蘇郡西原村にあった阿蘇工場の窓ガラスが割られる事件が発生。のちに銃刀法違反などの疑いで暴力団「北岡会」幹部らが逮捕された[9][10][11]
  • アルコ&ピースコントに同社のCMを基にしたネタがある。
  • 2016年4月14日に発生した平成28年熊本地震で震源地にあった本社・工場が被災し10日間ほど営業を停止したが、被災後まもなく、認定NPOピースウィンズ・ジャパンに協力し、本社敷地内に災害用避難テントを張るなどの復旧支援活動を実施した。また、同年5月13日には熊本城に5億円の復旧支援金を寄付している。

脚注・出典[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 同社のCMでも最初に『返品の山』として取り上げている。
  2. ^ 2009年9月7日放送の『日経スペシャル カンブリア宮殿』より。
  3. ^ a b 「顧客情報流出か 再春館製薬に不正接続」くまにちコム 熊本日日新聞社 2007年5月3日報道
  4. ^ a b 「再春館製薬所HPに不正アクセス14万件 情報流出か」asahi.com 朝日新聞社 2007年5月3日報道
  5. ^ a b 「個人情報:再春館製薬所で顧客情報14万件流出か」MSN毎日インタラクティブ 毎日新聞社 2007年5月3日報道
  6. ^ “バドミントンの強豪ルネサス、再春館製薬所に部を譲渡”. 日本経済新聞. (2014年8月7日). http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK40079_X00C14A8000000/ 2015年12月7日閲覧。 
  7. ^ 「類似商号で利益侵害」 再春館製薬所が東京の会社を提訴 産経新聞 2010年3月2日
  8. ^ 「再春館製薬所」訴訟が和解 薬品社、商号変更へ 共同通信 2010年9月15日
  9. ^ 『読売新聞』2000年07月14日「再春館銃撃容疑で組員逮捕」
  10. ^ 『毎日新聞』2000年10月11日「再春館製薬へ銃弾 暴力団幹部を逮捕 熊本県警」
  11. ^ ドモホルン「再春館」銃撃で蒸し返された女社長の過去『週刊新潮』2000-06-08

関連項目[編集]

  • はねバド! - アニメ版において同社バドミントン部が取材協力として参加。また、バドミントン撮影協力として同社バドミントン部所属の仲井由希乃、小野菜保がロトスコープのモデルとして参加している。

外部リンク[編集]