阿蘇郡

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熊本県阿蘇郡の位置(1.南小国町 2.小国町 3.産山村 4.高森町 5.西原村 6.南阿蘇村 薄黄:後に他郡に編入された区域 薄緑:後に他郡から編入した区域)

阿蘇郡(あそぐん)は、熊本県のである。

人口35,767人、面積703.25km²、人口密度50.9人/km²。(2017年5月1日、推計人口

以下の3町3村を含む。

郡域

1879年明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

  • 阿蘇市・南小国町・小国町・産山村・高森町の全域
  • 西原村の大部分(河原を除く)
  • 南阿蘇村の大部分(立野を除く)
  • 菊池郡大津町の一部(岩坂・錦野・外牧)
  • 上益城郡山都町の一部(大見口、上差尾、塩出迫、塩原、柳井原、方ヶ野、仮屋、米生、須原、小峰、貫原、小中竹、木原谷、緑川以東)

歴史

古代

式内社

延喜式神名帳に記される郡内の式内社

神名帳 比定社 集成
社名 読み 付記 社名 所在地 備考
阿蘇郡 3座(大1座・小2座)
健磐竜命神社 タケイハタツノ- 名神大 阿蘇神社 本宮:熊本県阿蘇市一の宮町宮地
奥宮:熊本県阿蘇市黒川
肥後国一宮 [1]
阿蘇比咩神社 アソ- [2]
国造神社 クニツクリ
クニノミヤツコノ
国造神社 熊本県阿蘇市一の宮町手野
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近世以降の沿革

  • 明治初年時点では全域が肥後熊本藩領であった。「旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での村は以下の通り。(1町212村)
内牧村、分内牧村、宇土村、折戸村、小園村(現・阿蘇市西小園)、西湯浦村、湯浦村、宮原村(現・阿蘇市)、小里村、成川村、小池村、黒流町村、今町村、小野田新村、綾野村[1]、小倉村、山田村、小野田村、小野田町村、綾野下原村、役犬原村、西町村、分西町村、竹原村(現・阿蘇市)、蔵原村、東黒川村、黒川村、乙姫村、永草村、赤水村、車帰村、的石村、跡ヶ瀬村、狩尾村、坂梨村、古閑村、馬場村(現・阿蘇市)、北坂梨村、上野中村、下野中村、上三ヶ村、下三ヶ村、手野村、尾籠村、東下原村、西下原村、中原村(現・阿蘇市)、井手村、宮地村[2]、東宮地村、北宮地村、西宮地村、分西宮地村、四分一村、布田村、日向村、宮山村、小東村、小森村、鳥子村、岩坂村、錦野村、外牧村、下久木野村、久木野村、上久木野村、東下田村、宮寺村、下田村、川後田村、長野村、喜多村、吉田村、下市村、下積村、上中村、西中村、下中村、松木村、二子石村、竹崎村、市下村、高森村、高森町、村山村、上色見村、色見村、白川村、大中野村、永野原村、幸子村、大切畑村、所尾野村、下切村、小篠村、草ヶ部村、社倉村、小崎村、木郷村、原口村、馬場村(現・高森町)、芹口村、水湛村、菅山村、水迫村、下尾野村、栃原村(現・高森町)、岩神村、野尻村、胡桃原村、蔵地村、向津留村、津留村、上津留村、重井野村、永野村、尾下村、牧戸村、味鳥村、黒岩村、仁田水村、市野尾村、河原村、峰ノ宿村、中村、祭場村、矢津田村、高尾野村、小村、柳村、西竹原村、東竹原村、旅草村、梶原村、小倉村、早楢村、高畑村、下山村、目細村、稲生村、玉目村、蔵木山村、仁瀬本村、丸小野村、大野原村、橘崎村、神動村、椛山村、神木村、八矢村、二津留村、柏村、花寺村、今村、米山村、大久保村、大迫村、塩出迫村、大見口村、上指尾村、菅尾村、神前村、大野村、竿渡村、馬見原村、長崎村、方ヶ野村、土戸村、仮屋村、名ヶ園村、上原村、馬場野村、市原村、鎌野村、白石村、尾野尻村、小峰村、貫原村、栃原村(現・上益城郡山都町)、猪尾村、木原谷村、西原村、川口村、梅木鶴村、栗林村、尾ヶ分村、栗藤村、斗塩村、黒原村、柳井原村、須刈村、小中竹村、高須村、黒淵村、宮原村(現・小国町)、西里村、北里村、満願寺村、上田村、赤馬場村、中原村(現・南小国町)、下城村、産山村、田尻村、山鹿村、大利村、片俣村、小園村(現・阿蘇市波野小園)、小地野村、赤仁田村、滝水村、波野村、中江村
  • 明治4年7月14日1871年8月29日) - 廃藩置県により熊本県(第1次)の管轄となる。
  • 明治5年6月14日1872年7月19日) - 白川県の管轄となる。
  • 明治初年(1町214村)
    • 無田村が起立。
    • 波野村の一部が分立して新波野村となる。
  • 明治7年(1874年) - 日向村が宮山村に、小東村が小森村にそれぞれ合併。(1町212村)
  • 明治8年(1875年12月10日 - 熊本県(第2次)の管轄となる。同年、以下の各村の統合が行われる。(1町205村)
    • 須原村 ← 西原村、高須村
    • 米生村 ← 名ヶ園村、上原村、馬場野村
    • 緑川村 ← 川口村、梅木鶴村、栗林村、尾ヶ分村、栗藤村
  • 明治9年(1876年) - 以下の各村の統合が行われる。(1町130村)
  • 三野村 ← 上野中村、下野中村、上三ヶ村、下三ヶ村
  • 中通村 ← 東下原村、西下原村、中原村(現・阿蘇市)、井手村
  • 河陰村 ← 下久木野村、久木野村[一部]、下田村[一部]
  • 久石村 ← 久木野村[残部]、上久木野村、二子石村
  • 河陽村 ← 東下田村、宮寺村、下田村[残部]、川後田村、喜多村
  • 一関村 ← 下市村、下積村
  • 中松村 ← 上中村、西中村、下中村、松木村
  • 両併村 ← 竹崎村、市下村
  • 竹原村(現・上益城郡山都町) ← 西竹原村、東竹原村
  • 伊勢村 ← 旅草村、梶原村
  • 高辻村 ← 小倉村、早楢村
  • 長谷村 ← 目細村、稲生村、蔵木山村
  • 橘村 ← 橘崎村、椛山村
  • 花上村 ← 神動村、花寺村
  • 八木村 ← 神木村、八矢村
  • 米迫村 ← 米山村、大迫村
  • 滝上村 ← 竿渡村、土戸村、須刈村
  • 塩原村 ← 斗塩村、黒原村


  • 綾野村が小倉村に、古閑村・馬場村(現・阿蘇市)が坂梨村に、尾籠村が手野村に、東宮地村・北宮地村・西宮地村・分西宮地村・四分一村が宮地村に、高森村・村山村が高森町に、大中野村・幸子村が永野原村に、大切畑村・所尾野村・小篠村が下切村に、社倉村・小崎村・木郷村が草ヶ部村に、原口村・馬場村(現・高森町)が芹口村に、水湛村・水迫村・下尾野村・栃原村(現・高森町)が菅山村に、岩神村が永野原村に、胡桃原村・蔵地村・向津留村が野尻村に、上津留村・重井野村・永野村が津留村に、牧戸村が尾下村に、味鳥村・黒岩村・仁田水村・市野尾村が河原村に、峰ノ宿村・祭場村が中村に、高尾野村・小村が矢津田村に、丸小野村・大野原村が仁瀬本村に、大久保村が菅尾村に、栃原村(現・上益城郡山都町)・猪尾村が小峰村にそれぞれ合併。
  • 明治12年(1879年)(1町124村)
    • 1月20日 - 郡区町村編制法の熊本県での施行により、行政区画としての阿蘇郡が発足。郡役所が内牧村に設置。
    • 河陽村の一部が分立して下野村となる。
    • 宇土村・折戸村が合併して三久保村となる。
    • 分内牧村・成川村が内牧村に、小野田新村・小野田町村・綾野下原村が小野田村に、分西町村が西町村にそれぞれ合併。
  • 明治13年(1880年)(1町123村)
    • 東黒川村が黒川村に合併。
    • 小園村(現・阿蘇市西小園)が西小園村に、宮原村(現・阿蘇市)が南宮原村に、竹原村(現・上益城郡山都町)が東竹原村にそれぞれ改称。

町村制以降の沿革

1.宮地村 2.中通村 3.高森町 4.内牧村 5.古城村 6.坂梨村 7.山田村 8.南小国村 9.北小国村 10.尾ヶ石村 11.黒川村 12.錦野村 13.野尻村 14.山西村 15.草ヶ矢村 16.白水村 17.色見村 18.長陽村 19.久木野村 20.波野村 21.永水村 22.産山村 23.菅尾村 24.馬見原町 25.柏村 26.小峰村(紫:阿蘇市 桃:高森町 水色:西原村 緑:菊池郡大津町 赤:上益城郡山都町 青:合併なし)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(2町24村)
    • 宮地村中通村(それぞれ単独村制。現・阿蘇市)
    • 高森町(単独町制。現存
    • 内牧村 ← 内牧村、湯浦村、西湯浦村、三久保村、南宮原村、西小園村、小里村(現・阿蘇市)
    • 古城村 ← 北坂梨村[大部分]、三野村、手野村(現・阿蘇市)
    • 坂梨村 ← 坂梨村、北坂梨村[一部](現・阿蘇市)
    • 山田村 ← 山田村、小野田村、小倉村、小池村、黒流町村、今町村(現・阿蘇市)
    • 南小国村 ← 赤馬場村、満願寺村、中原村(現・南小国町)
    • 北小国村 ← 宮原村、上田村、西里村、北里村、下城村、黒淵村(現・小国町)
    • 尾ヶ石村 ← 狩尾村、跡ヶ瀬村、的石村(現・阿蘇市)
    • 黒川村 ← 役犬原村、西町村、蔵原村、黒川村、竹原村、乙姫村(現・阿蘇市)
    • 錦野村 ← 外牧村、錦野村、岩坂村(現・菊池郡大津町)
    • 野尻村 ← 津留村、野尻村、尾下村、河原村(現・高森町)
    • 山西村 ← 小森村、布田村、宮山村、鳥子村(現・西原村)
    • 草ヶ矢村 ← 芹口村、草ヶ部村、菅山村、永野原村、下切村、矢津田村、中村(現・高森町)
    • 白水村 ← 吉田村、白川村、両併村、一関村、中松村(現・南阿蘇村)
    • 色見村 ← 色見村、上色見村(現・高森町)
    • 長陽村 ← 下野村、長野村、河陽村(現・南阿蘇村)
    • 久木野村 ← 河陰村、久石村(現・南阿蘇村)
    • 波野村 ← 波野村、新波野村、中江村、滝水村、小地野村、赤仁田村、小園村(現・阿蘇市)
    • 永水村 ← 車帰村、無田村、赤水村、永草村(現・阿蘇市)
    • 産山村 ← 産山村、田尻村、山鹿村、大利村、片俣村(現存
    • 菅尾村 ← 菅尾村、花上村、八木村、今村、米迫村、塩出迫村、塩原村(現・上益城郡山都町)
    • 馬見原町 ← 神前村、白石村、方ヶ野村、大野村、長崎村、馬見原町、滝上村、柳井原村(現・上益城郡山都町)
    • 柏村 ← 柳村、東竹原村、伊勢村、高畑村、高辻村、下山村、橘村、長谷村、仁瀬本村、玉目村、柏村、大見口村、上指尾村、二津留村(現・上益城郡山都町)
    • 小峰村 ← 小峰村、貫原村、小中竹村、木原谷村、緑川村、尾野尻村、鎌野村、市原村、仮屋村、米生村、須原村(現・上益城郡山都町)
  • 明治27年(1894年1月12日 - 草ヶ矢村が改称して草部村となる。
  • 明治29年(1896年6月1日 - 郡制を施行。郡役所が宮地村に設置。
  • 明治34年(1901年1月1日 - 宮地村が町制施行して宮地町となる。(3町23村)
  • 明治39年(1906年)4月1日 - 内牧村が町制施行して内牧町となる。(4町22村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和10年(1935年)4月1日 - 北小国村が町制施行・改称して小国町となる。(5町21村)
  • 昭和23年(1948年)4月1日 - 小峰村の所属郡が上益城郡に変更。(5町20村)
  • 昭和29年(1954年)4月1日 (5町13村)
    • 宮地町・坂梨村・中通村・古城村が合併して一の宮町が発足。
    • 黒川村・永水村・尾ヶ石村・内牧町・山田村が合併して阿蘇町が発足。
  • 昭和30年(1955年)4月1日 - 草部村・高森町・色見村が合併し、改めて高森町が発足。(5町11村)
  • 昭和31年(1956年
    • 8月1日(5町10村)
      • 錦野村の一部(外牧・錦野および大字岩坂の大部分)が菊池郡平真城村・大津町・陣内村および瀬田村の一部(瀬田・大林・吹田)・護川村の一部(杉水・矢護川)と合併し、改めて菊池郡大津町が発足。
      • 長陽村が菊池郡瀬田村の一部(立野)を編入。
      • 錦野村の残部(岩坂の残部)が山西村に編入。
    • 9月30日 - 柏村・菅尾村・馬見原町が合併して蘇陽町が発足。(5町8村)
  • 昭和32年(1957年)8月1日 - 野尻村が高森町に編入。(5町7村)
  • 昭和35年(1960年9月1日 - 山西村が上益城郡河原村と合併して西原村が発足。(5町7村)
  • 昭和44年(1969年11月1日 - 南小国村が町制施行して南小国町となる。(6町6村)
  • 平成17年(2005年

変遷表

脚注

  1. ^ 記載は綾野町。
  2. ^ 158石・885石の2村に分かれて記載。

参考文献

関連項目