ホンダ・N-VAN

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:G/L系のリアの画像の画像提供をお願いします。2018年7月
ホンダ・N-VAN
JJ1/2型
+STYLE FUN Honda SENSING
Honda N-VAN +STYLE FUN Honda SENSING (HBD-JJ1) front.jpg
Honda N-VAN +STYLE FUN Honda SENSING (HBD-JJ1) rear.jpg
+STYLE COOL・ターボ Honda SENSING
Honda N-VAN +STYLE COOL・Turbo Honda SENSING (HBD-JJ1) front.jpg
販売期間 2018年7月13日 -
(発表:2018年7月12日)
乗車定員 2名または4名
ボディタイプ 5ドア軽ボンネットバン
エンジン S07B型:
658cc 直列3気筒DOHC
S07B型:
658cc 直列3気筒DOHCターボ
駆動方式 前輪駆動(FF車)
四輪駆動(4WD車)
最高出力 39kW (53PS)/6,800rpm
(NA車)
47kW (64PS)/6,000rpm
(ターボ車)
最大トルク 64N・m (6.5kgf・m)/
4,800rpm (NA車)
104N・m (10.6kgf・m)/
2,600rpm (ターボ車)
変速機 6速MT(NA車のみ)
無段変速オートマチック(CVT
サスペンション 前:マクファーソン式
後:車軸式[注 1](FF車)
後:ド・ディオン式(4WD車)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,945mm(FF車)
1,960mm(4WD車)
(ハイルーフ:G、L、+STYLE FUN系)
1,850mm(FF車)
1,865mm(4WD車)
(ロールーフ:+STYLE COOL系)
ホイールベース 2,520mm
車両重量 930-1,020kg
(ハイルーフ:G、L、+STYLE FUN系)
940-1,020kg
(ロールーフ:+STYLE COOL系)
最大積載量 2名乗車時
350kg
300kg(+STYLE FUN系、+STYLE COOL系の4WD車)
4名乗車時
200kg
ブレーキ 前:油圧式ディスク
後:油圧式リーディングトレーリング
先代 ホンダ・アクティバン
ホンダ・バモスホビオ
ホンダ・バモス
-自動車のスペック表-

N-VAN(エヌ バン)は、本田技研工業が生産、販売する商用車である。

概要[編集]

2011年11月に発売した初代N-BOXを皮切りに展開している「Nシリーズ」の第5弾で、軽商用車の「新しい姿」を目指して開発された。LPL(ラージプロジェクトリーダー=開発責任者)は本田技術研究所所属で、初代N-BOXの開発に携わった経験のある古館茂[1]。シリーズでは初の商用車種であるとともに、以前販売されていたアクティバン/バモス[注 2]/バモスホビオ[注 3]の実質的な後継車種でもある。

セミキャブオーバースタイルのアクティ系列から一転し、2代目N-BOXで開発されたFF車用プラットフォームをベースとしたトールワゴン型のスタイルを採用。これによりミッドシップエンジンレイアウトを採っていたアクティバンとの比較で、荷室長が大幅に削減されている(荷室長は左側が1,510mm、右側が1,330mmと、それぞれ215mm・395mmの短縮)。一方、軽商用車としては初めて助手席側のセンターピラーを廃した「ドアインピラー構造」を採り、長尺物などの積み下ろし作業における使い勝手の向上を図ったほか、N-BOX同様のセンタータンクレイアウト採用による低床化で、荷室高はアクティバンと比較して165mm高い1,365mmまで拡大された。また、リアシートに加え助手席シートにもダイブダウン機構を採用し、助手席からリアシート・テールゲートにかけてフラットにつながる荷室を実現。長尺物の積載も可能としている。

パワーユニットはN-BOXと共通の「S07B」型を、商用車特有の積載負荷や使われ方に配慮して最適化。NAエンジンは最高出力・最大トルクがN-BOX比で4kW (5PS)/1N・m (0.1kgf・m)引き下げられている(ターボエンジンのスペックはN-BOXと同一)。トランスミッションはホンダの商用車では初採用となるCVT(ホンダは「無段変速オートマチック」と呼称)を全タイプに設定するほか、NAエンジン搭載車はS660用をベースに改良した6速マニュアルを軽商用車[注 4]で初採用している[2]

安全性能では、安全運転支援システム「Honda SENSING」を全タイプに標準装備[注 5]とした。衝突軽減ブレーキ<CMBS>、歩行者事故低減ステアリング、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、路外逸脱抑制機能は全タイプに備わるほか、「無段変速オートマチック」(CVT)車のみ、誤発進抑制機能、ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>、LKAS<車線維持支援システム>、後方誤発進抑制機能の各機能が加わる。また、「N-VAN +STYLE」全タイプにはオートハイビームも追加される。

年表[編集]

2018年4月20日
N-VAN」(エヌバン)をHondaホームページで先行公開[3]
  • 新型軽バン(軽貨物車)を「N-VAN(エヌバン)」の名称で、2018年夏に発売することを発表。ホームページで、「外観シルエット」等を公開。
2018年7月12日
N-VAN」(エヌバン)を発表[4]。(7月13日発売)
  • ラインアップは、軽バンとしての機能性を追求した「N-VAN」と、質感の高い内外装を採用し、レジャーユースも想定した「N-VAN +STYLE」の2種に大別される。「N-VAN」は「G・Honda SENSING」と「L・Honda SENSING」の2タイプ、「N-VAN +STYLE」は「+STYLE FUN・Honda SENSING」と「+STYLE COOL・Honda SENSING」、それぞれのターボエンジン搭載車である「+STYLE FUN・ターボ Honda SENSING」と「+STYLE COOL・ターボ Honda SENSING」の4タイプが用意されている。
  • ルーフ形状は「G・Honda SENSING」・「L・Honda SENSING」・「+STYLE FUN」系がハイルーフなのに対し、「+STYLE COOL」系のみ全高が95mm低いロールーフとなる。
  • エクステリアの細部はタイプによって異なる。フロントグリルは、「G・Honda SENSING」と「L・Honda SENSING」はカラード、「+STYLE FUN」系はカラード&プラチナ調クロームメッキ、「+STYLE COOL」系はクロームメッキとなる。「N-VAN +STYLE」は全タイプが専用フロントバンパーとLEDフォグライトを装備。「+STYLE COOL」系はテールゲートスポイラーを装備するほか、リアライセンスガーニッシュがクロームメッキとなる。また、「+STYLE FUN」系は「丸目デザイン」のLEDヘッドライトを、それ以外のタイプは角型のマルチリフレクターハロゲンヘッドライトを採用している。
  • ボディーカラーは「N-VAN」が全タイプとも「タフタホワイトII」と「ルナシルバー・メタリック」の2色のみの設定。「N-VAN +STYLE」は全タイプ共通色として、新色の「ガーデングリーン・メタリック」、既存色の 「プレミアムホワイト・パールII(有料色)」、「シャイニンググレー・メタリック 」、「クリスタルブラック・パール」、「プレミアムピンク・パール(有料色)」、「ブリリアントスポーティブルー・メタリック 」を設定。「+STYLE FUN」系は、専用色として「プレミアムイエロー・パールII(有料色)」を、「+STYLE COOL」系には、専用色の「プレミアムベルベットパープル・パール(有料色)」を加えた全7色ずつを設定している。
2018年8月21日
発売から8月20日までの累計受注台数が、販売計画(3,000台/月)の約4.6倍以上となる14,000台超えとなったことを発表[5]
2018年11月13日
2019年次RJCカー・オブ・ザ・イヤー特別賞を受賞[6][7]
2018年11月29日
JNCAPの2018年度「予防安全性能アセスメント」において、最高評価となる「予防安全性能 ASV+++」を獲得したことが発表された[8]
2018年12月7日
2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞を受賞[9]
2018年12月8日
「+STYLE」に設定の「エクステリア:ガーデングリーン・メタリック/インテリア:ブラック」の組み合わせが、オートカラーアウォード2018グランプリを受賞[10][11]

車名の由来[編集]

Nシリーズが提案する『次世代の軽バン』を表現したものである。

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ トーションビーム式サスペンションのホンダでの呼称。
  2. ^ バモスは5ナンバー車。
  3. ^ バモス同様の5ナンバー車に加え、4ナンバー車の「Pro」も設定されていた。
  4. ^ 2018年7月現在、軽自動車で6速マニュアルトランスミッションを採用する車種はS660とN-VANだけである。
  5. ^ NAエンジン搭載車は“「Honda SENSING」を装備しない仕様”が用意される。

出典[編集]

  1. ^ ホンダ、新型軽貨物車「N-VAN」が生まれた背景、魅力について開発責任者が語る発表会Car Watch 2018年7月13日
  2. ^ 【新車速報】ホンダ「N-VAN」のマニュアルミッションはS660譲りの6速 「ホンダセンシング」は全車標準装備楽天Infoseeknews 2018年7月12日
  3. ^ “新型「N-VAN(エヌ バン)」をホームページで先行公開” (プレスリリース), 本田技研工業株式会社, (2018年4月20日), http://www.honda.co.jp/news/2018/4180420.html 
  4. ^ “新型「N-VAN」を発売” (プレスリリース), 本田技研工業株式会社, (2018年7月12日), http://www.honda.co.jp/news/2018/4180712-n-van.html 
  5. ^ “新型「N-VAN」受注状況について” (プレスリリース), 本田技研工業株式会社, (2018年8月21日), https://www.honda.co.jp/news/2018/4180821.html 
  6. ^ 第28回(2019年次)RJC カー オブ ザ イヤー”. 特定非営利活動法人 自動車研究者ジャーナリスト会議. 2018年11月15日閲覧。
  7. ^ “「N-VAN」が第28回(2019年次)RJCカーオブザイヤー特別賞を受賞” (プレスリリース), 本田技研工業株式会社, (2018年11月14日), https://www.honda.co.jp/news/2018/4181114.html 
  8. ^ “「N-VAN」がJNCAP予防安全性能アセスメント最高評価を獲得” (プレスリリース), 本田技研工業株式会社, (2018年11月29日), https://www.honda.co.jp/news/2018/4181129.html 
  9. ^ “2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいて、「CLARITY PHEV」が「イノベーション部門賞」を、「N-VAN」が「実行委員会特別賞」を受賞” (プレスリリース), 本田技研工業株式会社, (2018年12月7日), https://www.honda.co.jp/news/2018/4181207.html 
  10. ^ 【速報】オートカラーアウォード2018グランプリ決定!! - 日本流行色協会 2018年12月8日(2018年12月10日閲覧)
  11. ^ “「N-VAN」がオートカラーアウォード2018「グランプリ」を受賞” (プレスリリース), 本田技研工業株式会社, (2018年12月10日), https://www.honda.co.jp/news/2018/4181210.html 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]