HF120 (エンジン)

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HF120

HF120HF118として知られる)は小型のターボファンエンジンで、GE・ホンダ・エアロ・エンジン(以下、GE・ホンダ)によって軽量のビジネスジェット機市場向けに開発された。GE・ホンダは200基以上の販売を見込む。

概要[編集]

HF120 ターボファンエンジンはGE・ホンダ・エアロ・エンジンによって生産される最初のエンジンである。ホンダHF118の派生機種であるHF120は試験中で2008年末には認証の取得を開始する予定である[1]

2013年12月13日、GE・ホンダは、HF120が米国連邦航空局による連邦航空規則のPart33が定める型式認定を取得し、量産に向けたステージに入ったと発表[2][3][4]

2014年5月19日、GE・ホンダが、HF120の出荷開始を発表[5]

2015年3月、FAAから製造証明を取得[6]。FAAがジェットエンジンに対し製造証明をに授与するのは23年ぶりとなる[6]

2015年5月18日、HF120の型式認定取得をEASA(欧州航空安全機関)に届け出たと発表した。取得は2015年第4四半期の見込みである[7]

エンジンは幅の広い後退角のあるファンを備え、低圧圧縮機は二段式軸流式圧縮機で高圧圧縮機は遠心式圧縮機を採用している。燃焼室は反転式である。同水準の推力を発生する他社のエンジンに比べて小型軽量、低燃費である[8] [9] 。環境に配慮された設計で離陸時に2,050 lbf (9.12 kN)の推力を発生する[10]。推力については2,400 lbf (10.7 kN)まで強化する研究が行われている[11]

搭載機[編集]

2008年現在HondaJetスペクトラム S-40 フリーダムに搭載する。また、2014年10月21日には、サイテーション525の中古機体に搭載されているエンジンを、HF120に載せ換えることで、機体の性能改善と価値向上を目指す「サファイア・プログラム」を発表している[12]

仕様[編集]

ホンダジェットに搭載されたHF120

一般的特性

構成要素

  • 圧縮機:

性能


関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Engine Prototyping prepares GE Honda Aero Engines for certification tests GE Aviation Press Release, 7/28/2008
  2. ^ ホンダ公式サイト>ニュースリリース>企業関連ニュース>「GE Honda、ターボファンエンジンHF120の型式認定を取得」
  3. ^ “ホンダ、米GEとの折半出資子会社がターボファンエンジン「HF120」の型式認定を取得”. 日本経済新聞. (2013年12月16日). http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=351529&lindID=4 2013年12月19日閲覧。 
  4. ^ “ホンダジェットのエンジン、FAAから型式証明取得”. aviation wire. (2013年12月16日). http://www.aviationwire.jp/archives/29953 2013年12月19日閲覧。 
  5. ^ ホンダ公式サイトニュースリリース>企業関連ニュース>「GE Honda、小型ターボファンエンジンHF120の出荷開始とメンテナンスサービス施設の選定を発表」
  6. ^ a b “ホンダジェットのエンジンが型式証明を取得!いよいよ引き渡し近づく”. 日刊工業新聞. (2015年5月21日). https://newswitch.jp/p/699 2015年10月15日閲覧。 
  7. ^ ホンダジェットのエンジン、EASAの型式認定取得へ
  8. ^ GE Honda Aero Engines Company Profile Flight International
  9. ^ HF120 Performance Specifications GE Honda website
  10. ^ HF120 Environmental Performance
  11. ^ EBACE: GE Honda studies single-engine, more thrust for HF120
  12. ^ GEホンダ、航空機用ターボファンエンジン「HF120」のサービス体制を米国などで構築

外部リンク[編集]