ホンダ・e

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ホンダ・e
ZC7型
Honda e Advance (ZAA-ZC7) front.jpg
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2020年10月30日 -
(発表:2020年8月27日)
乗車定員 4名
ボディタイプ 5ドアハッチバック
駆動方式 後輪駆動
(リアモーター・リアドライブ)
モーター MCF型:交流同期電動機
最高出力 100kW (136PS)/3,078~11,920rpm
113kW (154PS)/3,497~10,000rpm(アドバンス)
最大トルク 315N・m (32.1kgf・m)/0~2,000rpm(共通)
サスペンション 前:独立懸架ストラット式
後:独立懸架ストラット式
全長 3,895mm
全幅 1,750mm
全高 1,510mm
ホイールベース 2,530mm
車両重量 1,510kg
1,540kg(アドバンス)
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク式
後:ディスク式
-自動車のスペック表-
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ホンダ・eHonda e)は、本田技研工業2020年から販売している5ドアハッチバック型の電気自動車である[1]

概要[編集]

2019年3月ジュネーヴ・モーターショーで発表され、同年10月東京モーターショーで日本仕様が参考出品、翌年10月30日より日本での発売が開始された。

ホンダ初となる量産フルEVで、「ホンダが提案する都市型コミューター」と位置づけられている。新しい時代に馴染むシンプルでモダンなデザインと、力強くクリーンな走りや取り回しの良さ、そして多彩な先進機能を搭載し、移動と暮らしをシームレスに繋げる生活のパートナーとなることを目指した。取り回しのよさを確保するため、リアエンジンリアドライブのレイアウトを採用しており、ホンダ車ではS2000以来となる後輪駆動車となった。

開発責任者を務めた一瀬智史は、裏テーマとして「ホンダの欧州でのプレゼンスを引き上げる」「いわゆるCAFE規制をクリアするためだけではなく、未来を見せて、ユニークで個性的で、『あ、やっぱりホンダは面白いクルマを作るな』と思わせるクルマ」を目指したとインタビューで語っている[2]。搭載バッテリーは出力が35.5kW、航続距離で300km弱程度と、他社の電気自動車に比べると航続距離が短いが、これも「一般家庭で一晩で充電できるサイズ」「大きくて無駄なバッテリーをいざという時のためだけに持ち歩くのではなく、このサイズがちょうどいい」というこだわりからこのサイズをあえて選んだという[2]。ただ長距離移動ができない点がハンデになることは認めており、ホンダでは「セカンドカーとして使ってもらう」ことを想定している[3]。年間販売目標は欧州で1万台、日本では1000台と控えめになっているが、これも「CAFE規制への対応があるため、どんどん台数を売ろうというスタンスではない」としている[3]

年表[編集]

Honda Urban EV Comcept
  • 2017年
    • 9月12日 - 2017年フランクフルトモーターショーで量産EVモデルの技術とデザインの方向性を示すコンセプトモデルとなる「Honda Urban EV Comcept」を世界初公開。コンセプトモデルをベースにした量産EVを2019年に欧州で発売することもアナウンスされた[4]
    • 10月25日 - 第45回 東京モーターショー2017で「Honda Urban EV Comcept」を日本初公開(ジャパンプレミア)[5]。欧州に続き、日本でもコンセプトモデルをベースにした量産EVを2020年に発売することもアナウンスされた[6]
  • 2019年
    • 3月5日 - 2019年ジュネーブモーターショーで「Honda Urban EV Comcept」をベースとした「Honda e」のプロトタイプモデルを世界初公開。2019年後半に生産を開始する予定であることがアナウンスされる[7]
    • 9月10日 - 2019年フランクフルトモーターショーで「Honda e」の量産モデルを世界初公開。2020年初夏より順次デリバリーを開始することがアナウンスされた[8]
    • 10月23日 - 第46回 東京モーターショー2019で「Honda e」の量産モデルを日本初公開(ジャパンプレミア)[9]
  • 2020年
    • 3月30日 - レッド・ドット・デザイン賞でプロダクトデザイン賞(自動車)の「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」とスマート・プロダクト部門の「レッド・ドット賞」をダブル受賞したことが発表された[10]
    • 7月31日 - 日本での公式発表を前に、ホームページに先行情報を公開したことを発表[11]
    • 8月27日 - 日本で公式発表(10月30日発売)[12]
    日本では標準仕様の「Honda e」と、マルチビューカメラシステム・プレミアムサウンドシステム・Honda パーキングパイロット・100V AC電源(1500W)・センターカメラミラーシステム・フロントガラスデアイサー・17インチアルミホイールを追加した上級仕様の「Honda e Advance」の2タイプが用意され、ボディカラーは新規色のチャージイエローを含む7色(うち、3色は有料色)が設定される。
  • 2021年
    • 4月21日 - ワールド・カー・アワーズが主催する2021年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーにて「ワールド・アーバン・カー」を受賞したことを発表。Honda車がワールド・カー・アワーズから受賞されるのは、2009年に「ワールド・グリーン・カー」で受賞した燃料電池車FCXクラリティ以来12年ぶりとなり、「ワールド・アーバン・カー」では初となった[13]

メカニズム[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 未来志向の都市型電気自動車「Honda e」、2020年日本に登場”. Honda. 2020年4月14日閲覧。
  2. ^ a b “走行距離が短すぎる? 電気自動車「ホンダe」開発者の主張”. マイナビニュース. (2020年10月15日). https://news.mynavi.jp/article/20201015-honda-e/ 
  3. ^ a b “テスラの半分しか走れない「ホンダ新EV」の狙い”. 東洋経済ONLINE. (2020年12月14日). https://toyokeizai.net/articles/-/394876 
  4. ^ “2017年フランクフルトモーターショーで「Honda Urban EV Concept」を世界初公開” (プレスリリース), 本田技研工業, (2017年9月12日), https://www.honda.co.jp/news/2017/4170912.html 2021年6月11日閲覧。 
  5. ^ “「第45回東京モーターショー2017」Hondaブース出展概要について” (プレスリリース), 本田技研工業, (2017年9月29日), https://www.honda.co.jp/news/2017/c170929.html 2021年6月11日閲覧。 
  6. ^ “第45回 東京モーターショー2017発信概要” (プレスリリース), 本田技研工業, (2017年10月25日), https://www.honda.co.jp/news/2017/c171025.html 2021年6月11日閲覧。 
  7. ^ “「Honda e」プロトタイプを2019年ジュネーブモーターショーで世界初公開” (プレスリリース), 本田技研工業, (2019年2月27日), https://www.honda.co.jp/news/2019/4190227.html 2021年6月11日閲覧。 
  8. ^ “2019年フランクフルトモーターショー発信骨子~欧州における電動化ビジョンの展開を発表~” (プレスリリース), 本田技研工業, (2019年9月10日), https://www.honda.co.jp/news/2019/c190910.html 2021年6月12日閲覧。 
  9. ^ “「第46回 東京モーターショー2019」Hondaブース出展概要について” (プレスリリース), 本田技研工業, (2019年9月26日), https://www.honda.co.jp/news/2019/c190926.html 2021年6月12日閲覧。 
  10. ^ “「Honda e」、「CBR1000RR-R FIREBLADE」が2020年レッド・ドット:プロダクトデザイン賞を受賞” (プレスリリース), 本田技研工業, (2020年3月30日), https://www.honda.co.jp/news/2020/c200330b.html 2021年6月11日閲覧。 
  11. ^ “「Honda e」をホームページで先行公開” (プレスリリース), 本田技研工業, (2020年7月31日), https://www.honda.co.jp/news/2020/4200731b.html 2021年6月11日閲覧。 
  12. ^ “新型電気自動車「Honda e」を発売” (プレスリリース), 本田技研工業, (2020年8月27日), https://www.honda.co.jp/news/2020/4200827-honda-e.html 2021年6月11日閲覧。 
  13. ^ “「Honda e」が2021年「ワールド・アーバン・カー」を受賞” (プレスリリース), 本田技研工業, (2021年4月21日), https://www.honda.co.jp/news/2021/4210421.html 2021年6月11日閲覧。 

外部リンク[編集]