ホンダ・ジェイド (自動車)

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Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:日本仕様におけるHYBRID X以外のグレードの内外装の画像提供をお願いします。2015年5月
ホンダ・ジェイド
FR4/5型
2018年5月改良型
日本仕様 HYBRID RS・Honda SENSING
Honda JADE HYBRID RS・Honda SENSING (DAA-FR4) front.jpg
Honda JADE HYBRID RS・Honda SENSING (DAA-FR4) rear.jpg
2015年2月登場型 日本仕様 HYBRID X
Honda JADE HYBRID X (FR4) front.JPG
製造国 中華人民共和国の旗 中国
日本の旗 日本
販売期間 中国:2013年 -
日本:2015年2月13日 -
乗車定員 6名(2015年2月-
5名(2018年5月-
ボディタイプ 5ドアステーションワゴン
5ドアミニバン
エンジン 1.5Lターボ車:L15B型:
1,496cc 直列4気筒 直噴DOHCターボ2015年5月-
ハイブリッド車:LEB型:
1,496cc 直列4気筒 直噴DOHC
駆動方式 FF
モーター ハイブリッド車
H1型:交流同期電動機
最高出力 1.5Lターボ車:
110kW (150PS)/5,500rpm
ハイブリッド車
エンジン:
96kW (131PS)/6,600rpm
モーター:
22kW (29.5PS)/1,313-2,000rpm
システム最高出力:
112kW (152PS)
最大トルク 1.5Lターボ車:
203N·m (20.7kgf·m)/
1,600~5,000rpm
ハイブリッド車:
エンジン:
155N·m (15.8kgf·m)/
4,600rpm
モーター:
160N·m (16.3kgf·m)/
0~1,313rpm
変速機 1.5Lターボ車:
無段変速オートマチック(CVT)
ハイブリッド車:
7速DCT
サスペンション 前:マクファーソン式
後:ダブルウィッシュボーン式
全長 4,650mm
2015年2月-2018年5月
4,660mm
2018年5月-
全幅 1,775mm
全高 1,530mm
2015年2月-2018年5月
1,530mm(G、X、HYBRID X)
1,540mm(RS、HYBRID RS)
2018年5月-
ホイールベース 2,760mm
車両重量 1,510 - 1,530kg
2015年2月-2018年5月
1,430 - 1,520kg
2018年5月-
ブレーキ 前:油圧式ベンチレーテッドディスク
後:油圧式ディスク(ドラム駐車ブレーキ内蔵)
-自動車のスペック表-

ジェイド (JADE) は、本田技研工業ミニバン(またはステーションワゴンに分類)である。2013年から中華人民共和国東風本田汽車によって製造・販売が行われており(中国名:「杰德」)、2015年2月からは日本でも製造(日本国内向けと香港向けは埼玉製作所狭山完成車工場〈通称:狭山工場〉が担当)・販売が開始される。

車名は英語翡翠(ひすい)を意味する。

概要[編集]

ジェイドは2012年北京モーターショーに出展された「Concept S」の量産車となる車種で、中国市場に主眼を置きつつも他地域への投入も視野に入れて開発されたグローバルカーである。ホンダの開発担当者は、開発の初期段階から先々代(3代目)・先代(4代目)オデッセイストリームを統合した車種と位置づけて開発したとしている[1][補足 1]。一部のメディアやユーザーからはストリームの後継車として見做される事もあるが、シャシーや車格も違う為、全くの新規車種と捉えるのが正しい。中国仕様車は5座版(2列シート5人乗り)と4+α版(3列シート6人乗り)の2種類がラインナップされている。

中国仕様車のエンジンはR18Z6型直列4気筒SOHC16バルブ1.8Lエンジンで、国IV、国V、京Vといった自動車排出ガス規制をクリアしている。トランスミッションは廉価グレードのEXiが5速AT、豪華グレードのVTiがCVTとなる。

2015年2月に日本でも発売を開始した。日本仕様車は3列シート車のみの設定で、パワートレインは販売開始当初、LEB型エンジンをベースにした「SPORT HYBRID i-DCD」を採用したハイブリッド専用車種として発売され、日本でのグレード体系は標準仕様の「HYBRID」と上級仕様の「HYBRID X」が用意された。なお、標準仕様の「HYBRID」はJC08モード燃費で25.0km/L、上級仕様の「HYBRID X」でも24.2 km/Lを実現している。日本では2、3列目シートの狭さやバッテリーの位置、さらに高価格であることが敬遠され販売直後から早々と不振に陥った。

インテリアについては2列目シートのセンター側に固定式の大型アームレストを採用し、左右斜め内側にシートが後退する「Vスライド機構」を採用した「2列目Vスライドキャプテンシート」を全車に標準装備している。過去にアコードエアロデッキアヴァンシアに採用されたルーフエンドのウィンドウを採用し、デザインに個性を持たせるだけでなく3列目シートの開放感の向上に貢献し、さらに3列目の頭上空間にゆとりをもたせることを実現した。3列目シートは5:5の分割床下格納機構が備わり、ラゲッジスペースを拡げることも可能である。

装備面では既にレジェンドオデッセイ[補足 2]で採用されている安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が採用されている。「Honda SENSING」は衝突軽減ブレーキ(CMBS)・ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)・LKAS(車線維持支援システム)・路外逸脱抑制機能・誤発進抑制機能・先行車発進お知らせ機能・標識認識機能で構成されており、フロントエンブレム裏に設置したミリ波レーダーとフロントウィンドウ内に設置した単眼カメラの2つのセンサーを備えている。

同年5月には日本仕様車にガソリン車「RS」を追加した。「RS」は5代目ステップワゴンに搭載された直噴 1.5L VTEC TURBOエンジンであるL15B型を採用。直噴システムに加え、小径タービンやデュアルVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)などの採用により低回転域でのターボ効果の向上を図ったことで乗用域でHonda車の2.4Lエンジン並みのトルクを発生。併せて、吸気量をきめ細かくコントロールできるターボエンジンの強みを最大限に活用し、燃焼効率の良い領域を維持・拡大することでJC08モード燃費で18.0 km/Lの低燃費を実現し、「平成32年度燃費基準」を達成。加えて、クランクシャフトとそれを支えるベアリングキャップの剛性を向上するなどしてノイズや振動の伝達を抑制し、静粛性も実現している。トランスミッションは小排気量ターボエンジンに合わせて新たに開発されたパドルシフト(7スピードモード)付CVTを採用している。さらに、サスペンションはハイブリッド車よりも剛性を高め(フロントで15%、リアで20%向上)、スプリングやダンパーなどに専用セッティングを施し、ブレーキ制御を活用した電子制御システム「Agile Handling Assist(AHA/アジャイル・ハンドリング・アシスト)」を採用し、アンダーフロアパネルに補強部材のトンネルブレーズを追加してフロア回りの剛性も強化した。

2018年5月の日本仕様車のマイナーチェンジで、中国仕様車に設定されていた2列シート5人仕様が新たに設定された。2列シート5人乗り仕様では、2列目シートが大型リアセンターアームレスト付の6:4分割可倒式ベンチシートとなり、ドリンクホルダーやポケットを備えた反転テーブルも装備される。

沿革[編集]

2013年4月20日
上海モーターショーにてジェイドのベースであるコンセプトモデル「Concept M」を公開した[3]
2013年9月6日
中国で発売開始した[4]
2015年1月8日
日本で発売することを発表し、併せて同社ウェブサイトにて先行公開した[5]
2015年2月12日
日本仕様を発表(2月13日発売)[6][7]。キャッチフレーズは「都市発想」。
2015年5月21日
日本仕様にガソリンモデル「RS」を追加。(5月28日発売)[8]
「RS」は専用のパワートレインやシャシーセッティングに加え、専用の外内装も採用しており、外装ではテールゲートと同じくRSエンブレムをあしらったメッシュタイプのフロントグリルをはじめ、フォグライトガーニッシュ・アウタードアハンドル・テールゲートモールにダーククロムメッキを、ホイールには中空構造のレゾネーター(消音装置)をホイールを取り巻くように装着することで高速道路のつなぎ目を越える際や、粗い路面・高速道路の段差乗り越え時などにタイヤ内部で発生する共鳴音(ロードノイズ)を共鳴吸収効果によって抑える17インチノイズリデューシングアルミホイールをそれぞれ採用。内装ではファブリックとプライムスムースのコンビシートを採用し、内装色はブラックとブラウンから選択可能。本革ステアリングとブラックシートにはレッドステッチを施したほか、ペダル類は専用デザインを採用した。
2015年9月
香港市場で販売開始。「RS」のみとなり、ハイブリッドは設定されない。
2017年5月
日本において仕様変更。ボディカラーのうち、「RS」専用色の「マンダリンゴールド・メタリック」とハイブリッド車専用色の「プレミアムブルーオパール・メタリック(オプションカラー)」が廃止された。
2018年3月8日
日本仕様が5月にマイナーモデルチェンジを実施することとなり、ホームページ上に先行情報を公開されたことが発表された[9]
2018年5月17日
日本仕様がマイナーモデルチェンジ(5月18日発売)[10]。キャッチフレーズは「NEW STYLE WAGON」で、CMソングには米津玄師の「LOSER」が起用された。
既採用の「Honda SENSING」は歩行者事故低減ステアリング機能が追加され、従来はメーカーオプション設定だった「RS」にも標準装備された。全タイプ標準装備化に伴い、「RS」は「RS・Honda SENSING」、既に標準装備済みの「HYBRID X」は「HYBRID X・Honda SENSING」にそれぞれ改名された。
また、前述のとおり、中国仕様車に設定されていた2列シート5人乗り仕様が日本仕様車にも設けられ、「G・Honda SENSING」と「HYBRID RS・Honda SENSING」が追加され、「RS・Honda SENSING」は3列シート6人乗り仕様から2列シート5人乗り仕様に変更。併せて3列シート6人乗り仕様にはガソリン車の「X・Honda SENSING」が追加された。
「RS」系タイプはヘッドライトをインラインタイプのLEDに、フロントグリルをハニカムメッシュタイプに、アルミホイールを新デザインの18インチにそれぞれ変更された。ボディカラーはパール系色(オプションカラー)の「ホワイトオーキッド・パール」を「プラチナホワイト・パール」に、「RS」系タイプ専用色(オプションカラー)の「プレミアムディープロッソ・パール」を「プレミアムクリスタルオレンジ・メタリック」にそれぞれ入れ替え、「プレミアムクリスタルレッド・メタリック(オプションカラー)」を追加、「RS」専用色だった「スーパープラチナ・メタリック(オプションカラー)」は全タイプでの設定が可能となったほか、「G・Honda SENSING」を除くタイプにはブラックルーフ仕様6色(「RS」系タイプ専用色1色を含む)が設定された。
「RS・Honda SENSING」はCVT制御が新たに採用され、全開加速ステップアップシフト制御とブレーキ時ステップダウンシフト制御を追加。ハイブリッド車は「SPORT HYBRID i-DCD」のギアレシオと駆動力制御を見直す改良がおこなわれ、全タイプにパドルシフトを装備。「RS・Honda SENSING」と「X・Honda SENSING」にはリアのダブルウィッシュボーンサスペンションをはじめとするダンパーセッティングの見直しも行われた。
なお、今回のマイナーチェンジでハイブリッド車の廉価仕様であった「HYBRID」が廃止された。

搭載エンジン[編集]

脚注[編集]

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補足[編集]

  1. ^ 開発者は、特に4代目オデッセイの後継車と位置づけているとする記事も存在する[2]
  2. ^ オデッセイは2015年1月の一部改良で一部グレードに標準搭載、他のグレードにメーカーオプション。

出典[編集]


関連項目[編集]

外部リンク[編集]