ホンダ・N-ONE
初代 JG1/2型(2012年 - 2020年)
[編集]| ホンダ・N-ONE(初代) JG1/2型 | |
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2012年11月発売型 G・Lパッケージフロント | |
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2012年11月発売型 G・Lパッケージリア | |
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2012年11月発売型 Premium Tourer・Lパッケージ(ターボ車) | |
| 概要 | |
| 販売期間 |
2012年11月2日 -2020年4月 (発表:2012年11月1日) |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 4名 |
| ボディタイプ | 5ドア軽トールワゴン・軽セミトールワゴン |
| 駆動方式 |
前輪駆動(FF車) 四輪駆動(4WD車) |
| パワートレイン | |
| エンジン |
S07A型: 658cc 直列3気筒DOHC S07A型: 658cc 直列3気筒DOHCターボ |
| 最高出力 |
43kW (58PS)/7,300rpm (NA車) 47kW (64PS)/6,000rpm (ターボ車) |
| 最大トルク |
65N・m (6.6kgf・m)/ 3,500rpm(NA車) (2012年11月-2014年5月) 65N・m (6.6kgf・m)/ 4,700rpm(NA車) (2014年5月-) 104N・m (10.6kgf・m)/ 2,600rpm (ターボ車) |
| 変速機 |
無段変速オートマチック(CVT) (ターボ車のPremium仕様は7スピードモード付) |
| サスペンション | |
| 前 | マクファーソンストラット式 |
| 後 |
車軸式(FF車) ド・ディオン式(4WD車) |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,520mm |
| 全長 | 3,395mm |
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 |
1,610mm(FF車) 1,630mm(4WD車) 1,545mm (LOWDOWN:2015年7月-)/(RS:2017年12月-) 1,535mm (Modulo X:2015年7月-2017年12月) |
| 車両重量 |
840-920kg (2012年11月-2017年12月) 830-920kg (2017年12月-) |
| その他 | |
| ブレーキ |
前:油圧式ディスク(NA車) 前:油圧式ベンチレーテッドディスク(ターボ車) 後:油圧式リーディング・トレーリング |
| 系譜 | |
| 先代 | ホンダ・ゼスト |
概要
[編集]N-ONEは2011年12月に発売したN-BOXから展開を開始した、軽自動車シリーズ「Nシリーズ」の第3弾として、2012年11月に登場。ゼストの後継車である。
ホンダ初の市販軽乗用車N360をモチーフに「人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に」の基本思想であるM・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想を受け継ぎ、新しいベーシックカーの創造を目指して開発された[1][2]。LPLは、N BOX(当時)と同様に浅木泰昭が務め、生産もこれら同様、三重県にある鈴鹿製作所で行われる。
2011年に開催された第42回東京モーターショーに、『N CONCEPT 4』として出展された[3]モデルの市販モデルである[4]。
全高は1550mmを越え、N-BOXやライフなどと同じ軽トールワゴンに分類されるが、これらの車種に比べて全高が低くなっており、個性と先進性を表現したハッチバック(2ボックスセダン)風のスタイルとなっている[2]。また、2015年にはかつての軽セミトールワゴン規格に当たる低全高モデル(LOW DOWN)が追加された。
Nシリーズの関連商品を扱う「N STORE」では、N-ONEの実物大と1/9サイズのペーパークラフトを公開している[5]。
メカニズム
[編集]エンジンやトランスミッションは(JF1/2型)N-BOXと同じく、S07A型エンジンとCVTを採用している。アイドリングストップシステムも搭載し、駆動方式を問わず「平成27年度燃費基準+20%」を、ターボ・FF車は「平成27年度燃費基準+10%」を、ターボ・4WD車は「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成している。エンジンはN-BOXと型式やスペック上の変化はないが、燃焼室周辺の冷却効率向上により点火時期を進めた他、クランク軸・カムジャーナル・サイレントチェーン背面の鏡面仕上げなどによるフリクション低減などの改良で、エンジン単体での燃費も向上させている[2]。
また、急ブレーキ時にハザードランプを自動的に高速点滅させて後続車に注意を促すエマージェンシーストップシグナルを軽自動車としては初めて全タイプに標準装備するとともに、N-BOX同様、VSA(車両挙動安定化制御システム)とHSA(ヒルスタートアシスト機能)も全タイプに標準装備している[2]。
年表
[編集]
- 2011年11月10日
- 同年12月に開催される第42回東京モーターショーに『N CONCEPT 4』を出展すると発表[6]。
- 2012年9月21日
- 社長会見において、『N CONCEPT 4』をベースとした市販車名をN-ONEとして、同年11月に発売することを発表した[7]。
- 2012年9月24日
- 公式ティーザーサイトが開設され、車両の一部の写真を公開した[8]。
- 2012年10月1日
- 先行予約を開始[9]。
- 2012年11月1日
- 「N-ONE」を発表[1]。(11月2日発売)
- グレード体系はスタンダード仕様の「G」と上級仕様の「Premium」の2本立てで、それぞれにNA車の標準タイプ、スーパーUVカット・フロンドドアガラスやサイドカーテンエアバッグシステムを追加装備した「Lパッケージ」、フロントベンチレーテッドディスクブレーキを装備したターボ車「Tourer」、NA車「Lパッケージ」の追加装備内容に加え、クルーズコントロールとパドルシフト(7スピードモード)を追加した「Tourer・Lパッケージ」の全8タイプが設定された。さらに、N BOX+同様に、ボディカラーとルーフカラーが異なる「2トーンカラースタイル」も全タイプに設定している。尚、この「2トーンカラースタイル」のルーフ部分は、専門の技術工員が専用ブースにて手作業で塗装をおこなう。
- 2013年9月17日
- 「2トーンカラースタイル」に新パターンを追加し、「G」系・「Tourer」系には「チェリーシェルピンク・メタリック&ホワイト」を、「Premium」系・「Premium Tourer」系には「クリスタルブラック・パール&シルバー」、「ポリッシュドメタル・メタリック&ホワイト」、「プレミアムディープロッソ・パール&ホワイト」の3種類をそれぞれ追加した。
- 2014年5月15日
- マイナーモデルチェンジ[10]。(5月16日発売)
- Nシリーズで唯一採用されていなかったシティブレーキアクティブシステム、サイドカーテンエアバッグシステム、前席用i-サイドエアバッグシステム(容量変化タイプ)をひとまとめにして安全性能を高めた「あんしんパッケージ」を全グレードにオプション設定されたほか、フリクション低減や熱効率改善などエンジンの改良を行ったことで燃費を向上し、「Tourer・Aパッケージ」のFF車は「平成27年度燃費基準+20%」を、ターボ・4WD車は「平成27年度燃費基準+10%」をそれぞれ達成した。装備面ではプラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナーを全車に、IRカット(遮熱)/UVカット機能付フロントウインドウガラスとIRカット(遮熱)/スーパーUVカットフロントドアガラスを「G」を除く全車にそれぞれ標準装備された。ボディカラーは大幅な入れ替えが行われ、「G」系・「Tourer」系専用色の「チェリーシェルピンク・メタリック(ホワイトと組み合わせた「2トーンカラースタイル」仕様を含む)」を廃止する替わりに、新色の「フレッシュライム・メタリック(「G」系・「Tourer」系専用色)」と「ホライゾンターコイズ・パール(「Premium」系・「Premium Tourer」専用色)」を追加したほか、黒系の「クリスタルブラック・パール」を「スマートブラック」に、銀系(「G」系・「Tourer」系専用色)の「アラバスターシルバー・メタリック」を「カトラリーシルバー・メタリック」にそれぞれ差し替え、「プレミアムディープモカ・パール(有料色)」は設定タイプを「G」系・「Tourer」系から「Premium」系・「Premium Tourer」に変更した。メーカーオプションの「2トーンカラースタイル」も入れ替えが行われ、「G」系と「Tourer」系は2種類から4種類に、「Premium」系・「Premium Tourer」は7種類から9種類に拡大した。また、インテリアパネルはボディカラー同色となった。なお、グレード体系が変更となり、「G・Lパッケージ」は「G・Aパッケージ」に、「Tourer・Lパッケージ」は「Tourer・Aパッケージ」にそれぞれ改名したほか、「Tourer」、「Premium・Lパッケージ」、「Premium Tourer・Lパッケージ」が廃止され5タイプに整理された。
- 2014年11月17日
- 特別仕様車「SS(Suzuka Special:鈴鹿スペシャル)パッケージ」を設定(11月18日発売)[11]。
- 「G・Aパッケージ」・「Tourer・Aパッケージ」・「Premium」・「Premium Tourer」の4タイプをベースに、共通装備でリアワイドカメラ、照明付オーディオリモートコントロールスイッチ、リア2スピーカー、マイクロアンテナ(ワンセグTV対応)の4点をひとまとめにした「ナビ装着スペシャルパッケージ」、オートリトラミラー、運転席&助手席シートヒーター(「G・SSパッケージ」と「Tourer・SSパッケージ」のFF車を除く)を特別装備。さらに、「G・SSパッケージ」と「Tourer・SSパッケージ」にはブラックインテリアを、「Premium・SSパッケージ」と「Premium Tourer・SSパッケージ」には通常、4WD車のみに装備されている親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラスをFF車にも装備した。なお、対外的な発表は無かったが、同時に仕様変更が行われ、2トーンカラーのルーフ色のうち、「クリスタルブラック・パール」を「スマートブラック」に変更している。
- 2015年2月
- 仕様変更。ボディカラーの一部変更が行われ、「G」系・「Tourer・Aパッケージ」専用色の「フレッシュライム・メタリック」、「Premium」・「Premium Tourer」専用色の「ホライゾンターコイズ・パール」を廃止し、メーカーオプションの「2トーンカラースタイル」も前述の2色をベースにした2種類を廃止し、既存色は名称を変更した。
- 2015年5月
- 同月までの累計販売台数が17万2110台[12]に達する。
- 2015年7月17日
- マイナーモデルチェンジ[13]。
- 全タイプでフロントグリルとフロントバンパーにメッキモールを追加したほか、「Premium」・「Premium Tourer」にはドアサッシュモールを追加し、プライムスムースとジャージのコンビシートを採用。また、ルーフ形状を変更し、新デザインのスポイラーの採用とアンテナ位置の変更、更にローダウンサスペンションを採用したことで全高を65 mm下げ、ホンダの軽自動車(4人乗り)としては1998年のトゥデイ生産終了以来の、多くの立体駐車場への入庫に対応した低全高タイプ「G・LOWDOWN」、「Premium Tourer・LOWDOWN」を追加。ボディカラーも入れ替えが行われ、「Premium」・「Premium Tourer」専用色の「プレミアムディープモカ・パール(有料色)」を廃止する替わりに、新色の「ブリリアントスポーティブルー・メタリック(「Premium」・「Premium Tourer」専用色)」、「ブリティッシュグリーン・パール(「Premium」・「Premium Tourer」専用色)」、「プレミアムピンク・パール(「G」系・「Tourer」専用、有料色)」を追加したほか、白系の「プレミアムホワイト・パール」を「プレミアムホワイト・パールII」に差し替え、従来からの「G」系・「Tourer」に加え、「Premium」・「Premium Tourer」でも設定できるようになった。「2トーンカラースタイル」はラインナップを整理し、「G」系と「Tourer」は新色の「プレミアムピンク・パール&ホワイト」を追加。「Premium」・「Premium Tourer」は新色2色を含む7色に集約し、「ポリッシュドメタル・メタリック&ブラック」は「Premium Tourer・LOWDOWN」専用色に移行した(なお、「G・LOWDOWN」と「Premium Tourer・LOWDOWN」は2トーンカラースタイルのみの設定となる)。また、「G・Aパッケージ」は「G・Lパッケージ」に、「Tourer・Aパッケージ」は「Tourer」にそれぞれ名称変更し、約1年2ヶ月ぶりにタイプ名を復活した。併せて、N-BOXから展開を開始したコンプリートカー「Modulo X(モデューロ エックス)」も追加。専用エアロバンパー、フロントグリル、サイドシルガーニッシュなどのエクステリアパーツに加え、高剛性バンパービーム、専用デザインマフラー、サスペンション、ブレーキパッド、アルミホイールなどを装備。さらに、EPSやCVTのSレンジを専用セッティングに変更した。
- 2015年12月17日
- 新タイプと特別仕様車を設定[14]。(12月18日発売)
- 「特別仕様車「SSブラウンスタイルパッケージ」は、「G・Lパッケージ」をベースに、外観は、ブラウン2トーンカラースタイル(ルーフ/ドアミラー)、ブラウン塗装のフロントグリル・ドアサイドモール・リアライセンスガーニッシュ、ブラウンサイドストライプ、14インチスチールホイール+カラードディッシュホイールを、内装は、ブラウンシート&専用インテリア、ホワイトウッド調インテリアパネル(インパネ、ドアパネル(フロント/リア))を特別装備。また、2WD車には、4WD車に標準装備されている運転席&助手席シートヒーターと親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラスも特別装備している。併せて、低全高モデルの新タイプとして、「G・LOWDOWN Basic」を追加した。既存の「G・LOWDOWN」から運転席ハイトアジャスター、ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器(ナビゲーション連動)、ステアリングホイールのシルバー塗装ガーニッシュ、クロームメッキ加飾、フロントドアガーニッシュ、オートリトラミラー、ハーフシェイド・フロントウインドウ、クロームメッキ・アウタードアハンドルを省き、プロジェクタータイプヘッドライトをハロゲンに、フロントウインドウガラスをUVカット機能付に、フロントドアガラスを高熱線吸収/UVカット機能付に、ホイールをスチールホイール+フルホイールキャップにそれぞれグレードダウンすることで価格を抑えたベーシック仕様となる。また「G・LOWDOWN」と「Premium Tourer・LOWDOWN」は既存の「2トーンカラースタイル」に加え、モノトーンのボディカラーを追加設定した。(タイプによりバリエーションが異なり「G・LOWDOWN Basic」・「G・LOWDOWN」は5色(このうち、有料色の「プレミアムディープモカ・パール」は「G・LOWDOWN」系専用色)、「Premium Tourer・LOWDOWN」は4色)
- 2016年6月9日
- 特別仕様車「SSアーバンブラックパッケージ」と「SSブラウンスタイルパッケージ」を設定(6月10日発売)[15]。
- 「SSアーバンブラックパッケージ」は、「Premium Tourer・LOWDOWN」をベースに、ブラックコンビシート&専用インテリアとオレンジ・ブルー・イエローから選択可能なアクセントカラーを採用し、オールブラックの15インチアルミホイールとホワイトイルミネーション(ドリンクホルダー、センターロアボックス、フット)を特別装備する。同時に、上級グレード「Premium」をベースとした「Premium・SSブラウンスタイルパッケージ」を追加した。同タイプでは既発売の「G・SSブラウンスタイルパッケージ」と一部特別装備の内容が異なり、ブラウンコーディネートをリアバンパーモールとテールゲートスポイラーにも採用し、インテリアパネルはナチュラルウッド調を採用。さらに、専用装備として14インチアルミホイール(ピューターグレー塗装)、ホワイトイルミネーション(ドリンクホルダー、センターロアボックス、フット)、クルーズコントロール、専用カラードスマートキー(2個付)が追加される。なお、既存グレードはボディカラーの入れ替えが行われ、「スマートブラック」に替わり「クリスタルブラック・パール」が設定された。
- 2016年11月10日
- 特別仕様車「SSネオクラシックレーサーパッケージ」を設定[16]。(11月11日発売)
- N360の発売50周年を記念して設定されるもので、低全高モデル「Premium Tourer・LOWDOWN」をベースに、ボンネットストライプ塗装やチェッカーデカール(ドアサイドモール/リアバンパーモール/ルーフサイド/テールゲートスポイラー)を施し、モール付フロントグリル/フロントバンパー、アウタードアハンドル、ドアサイドモール、リアバンパーモール、リアライセンスガーニッシュ、N-ONEエンブレム、15インチアルミホイールをブラックで統一。内装にはタンレザーをイメージしたタンカラーコンビシートを採用した。さらに、あんしんパッケージと専用カラードスマートキー(2個付)を標準装備し、FF車は4WD車に標準装備されている運転席&助手席シートヒーターも標準装備した。なお、本仕様車は2017年10月31日受注分までの期間限定販売となる。併せて、「Modulo X」を一部改良。ボディカラーは2トーン仕様の新色3色を追加したほか、コンビシートを専用プライムスムース&ジャージから専用プライムスムース&トリコットに、専用エアコンアウトレットダブルリングをクロームメッキからレッドメタリック×クロームメッキにそれぞれ変更した。
- 2017年3月
- 仕様変更。発売当初から設定されていた「イノセントブルーメタリック」及び「Premium」系専用色の「プレミアムブルームーン・パール」と「プレミアムディープロッソ・パール」を廃止[注 1]。なお、「SSネオクラシックレーサーパッケージ」は「プレミアムブルームーン・パール」、「プレミアムディープロッソ・パール」、「ブリティッシュグリーン・パール」の3色の設定だったが、廃止に伴い「ブリティッシュグリーン・パール」のみの設定となった。
- 2017年7月
- 仕様変更。発売当初から設定されていた「プレミアムディープモカ・パール」が廃止された。
- 2017年11月9日
- 3度目のマイナーモデルチェンジに先駆け、ホームページ上に関連情報を公開したことを発表[17]。
- 2017年12月21日
- マイナーモデルチェンジ[18]。(12月22日発売)
- タイプ体系が刷新され、既存の「Premium」系はローダウン仕様の「Premium Tourer LOWDOWN」が廃止されて「Premium」と「Premium Tourer」に集約、「G」系と「Tourer」は統合されて「Standard」系となり、「G」は「Standard」、「G・LOWDOWN Basic」は「Standard・LOWDOWN」、「G・Lパッケージ」は「Standard・L」、「G・LOWDOWN」は「Standard・LOWDOWN L」、「Tourer」は「Standard Tourer」にそれぞれ改名。さらに、新タイプとして、フロントマスクとルーフをこげ茶色とし、ドア裾のクロームメッキ加飾が施された外観とブラウン内装を採用した「Select」系2タイプ(「Select」・「Select Tourer」)とスポーティーモデルの「RS」が追加されて全10タイプとなった。
- 装備面では、フロントウインドウガラスに遮音機能が追加されたほか、「Standard」と「Standard・LOWDOWN」を除く全タイプには「360°スーパーUV・IRパッケージ」と急速充電対応タイプの充電用USBジャック2個も装備された。
- ボディカラーは「Standard」系・「Premium」系専用のモノトーンカラーは「プレミアムホワイト・パールII(有料色)」から「プラチナホワイト・パール(有料色)」に差し替えた[注 2]ほか、「Standard」系は「プレミアムアイボリー・パール(有料色)」、「アッシュグリーン・メタリック」、「サーフブルー」の3色を、「Premium」系は「プレミアムアガットブラウン・パール(有料色)」と「ミッドナイトブルービーム・メタリック(有料色)」がそれぞれ追加した。2トーンカラーはホワイトとの組み合わせとなる「Standard」系は前述の新色3色と「クリスタルブラック・パール」が、ブラックまたはシルバーの組み合わせとなる「Premium」系は前述の新色2色(シルバーとの組み合わせ)と「シャイニンググレー・メタリック&ブラック」がそれぞれ追加されて各タイプ7色ずつに拡大。「Select」系と「RS」は2トーンカラーのみの設定で、「Select」系はブラウンとの組み合わせで5色[注 3]、「RS」はレッドまたはブラックとの組み合わせで6色がそれぞれ設定される。なお、「RS」はブラックとの組み合わせで2トーンカラー専用の新色「サンセットオレンジII」が設定されているほか、「Premium」系からの移行により「ブリリアントスポーティブルー・メタリック[注 4]」も設定される。
- 2018年10月
- 仕様変更[19]。(公式発表なし)
- 「Standard Tourer」に、従来までメーカーオプション設定としていた「あんしんパッケージ」を標準装備化した。また、ボディカラーの設定を変更。「Standard」系では、「プレミアムピンク・パール」、「プレミアムピンク・パール&ホワイト」、「プレミアムアイボリー・パール」、「プレミアムアイボリー・パール&ブラウン」に替わり、新色「ピーチブロッサム・パール」、「ピーチブロッサム・パール&ホワイト」、「プレミアムアイボリー・パールII」、「プレミアムアイボリー・パールII&ブラウン」を追加。「Select」系は、「プレミアムピンク・パール&ブラウン」、「プレミアムアイボリー・パール&ブラウン」をそれぞれ「ピーチブロッサム・パール&ブラウン」、「プレミアムアイボリー・パールII&ブラウン」に変更。「Premium」系は「プレミアムアガットブラウン・パール」、「シャイニンググレー・メタリック&ブラック」「プレミアムアガットブラウン・パール&シルバー」の3パターンを廃止。「RS」では「クリスタルブラック・パール&レッド」が廃止となった。
- 2018年11月1日
- 特別仕様車「Standard・L WHITE CLASSY STYLE(ホワイトクラッシースタイル)」を設定[20]。(11月2日発売)
- 「Standard・L」をベースに、外観はフロントグリル、アウタードアハンドル、ドアサイドモール、ドアミラー、リアライセンスガーニッシュをホワイトパールで統一するとともに、カラードフロントピラーとホワイトのフルホイールキャップを装備。内装はアイボリーシートを採用するとともに、インテリアセンターパネルとメーターリングをホワイトアイボリーに変更した。装備面では「あんしんパッケージ」が特別装備され、2WD車は4WD車に標準装備されている運転席&助手席シートヒーターも特別装備された。ボディカラーは「プレミアムアイボリー・パールII(有料色)」、「ピーチブロッサム・パール(有料色)」、「サーフブルー」の3色が設定される。
- 2020年3月
- 初代モデルの生産を終了。以降は在庫販売のみとなる。
- 2020年4月
- 初代モデルの販売終了。
- 2012年11月販売型 Premium Tourer・Lパッケージ(ターボ車) リヤ
- 2015年7月改良型 Modulo X
- 2015年7月改良型 Modulo X
リヤ - 2015年7月改良型 Modulo X
インテリア - 2017年12月改良型 RS
- 2017年12月改良型 RS
リヤ
2代目 JG3/4型(2020年 - )
[編集]| ホンダ・N-ONE(2代目) JG3/4型 | |
|---|---|
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Original 2WD | |
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Premium 2WD | |
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Premium Tourer 2WD | |
| 概要 | |
| 販売期間 |
2020年11月20日 - (発表:2020年11月19日) |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 4名 |
| ボディタイプ |
5ドア軽セミトールワゴン(FF車全車) 5ドア軽トールワゴン(4WD車全車) |
| 駆動方式 |
前輪駆動(FF車) 四輪駆動(4WD車) |
| パワートレイン | |
| エンジン |
S07B型: 658cc 直列3気筒DOHC S07B型: 658cc 直列3気筒DOHCターボ |
| 最高出力 |
43kW (58PS)/7,300rpm (NA車) 47kW (64PS)/6,000rpm (ターボ車) |
| 最大トルク |
65N・m (6.6kgf・m)/ 4,800rpm(NA車) 104N・m (10.6kgf・m)/ 2,600rpm (ターボ車) |
| 変速機 |
6速MT(RSのみ) 無段変速オートマチック(CVT) (ターボ車はマニュアルモード付) |
| サスペンション | |
| 前 | マクファーソンストラット式 |
| 後 |
車軸式(FF車) ド・ディオン式(4WD車) |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,520mm |
| 全長 | 3,395mm |
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 |
1,545mm(FF車) 1,570mm(4WD車) |
| 車両重量 | 840 - 910kg |
| その他 | |
| ブレーキ |
前:油圧式ディスク 後:油圧式リーディング・トレーリング |
概要
[編集]初代モデルの販売終了から約7ヶ月経った後の11月に、発売8年目にして初めてフルモデルチェンジが実施された。
初代モデル(LOW DOWN仕様)の鋼鉄製部分のパネルを流用して外観を引き継ぎながら、バンパーやグリルを垂直に立てつつバンパー下部の造形が変更され、リアは左右のバンパーコーナーに向かって水平に広がるラインに横長のリフレクターが配された。
あえて外観を大きく変更しなかった理由について、ホンダは 日経クロストレンド誌の取材に対し『初代のオーナーからの聞き取り調査でも、「デザインは変えないでほしい」という声が大きかった。』と答えている[21]。そこで、N-ONEの形を変えず、「中身」を進化させることが決まったが、 基本骨格(プラットホーム)を共有する他のNシリーズとは異なる部分が多く、想定以上に苦労したという。
また、全高はFF車は初代モデルの「LOW DOWN」や「RS」と同じ高さとなる1,540mmに統一され、4WD車は初代モデルよりも60mm低くなった。このため、2代目からは事実上当車種そのものが軽セミトールワゴンにカテゴライズされることとなった。
LPL(ラージ・プロジェクト・リーダー)は2代目N-BOXの改良型(2020.12-)のLPLも務めた宮本渉。
メカニズム
[編集]エンジンはS07B型に換装。スペックは初代モデルのS07A型とほぼ同じだが、WLTCモードによる燃料消費率及び排出ガスに対応(燃料消費率はJC08モードも併記)し、「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定を取得した[注 5]。
トランスミッションはCVTに加え、6MTを設定。S660同様にギアレシオをクロスレシオ化されており、クラッチにはS660同様に大トルク対応型を採用しているが、操作荷重を変更するなどのチューニングがされたほか、クラッチペダルの急操作の際にクラッチ継合速度を低下させてエンジントルクの急激な伝達を回避するピークトルクリミッターやダンパー機構によりクラッチペダルに伝わる振動を軽減するクラッチダンパーが採用された。また、シフトノブはN360同様にインパネに配置され、S2000ベースの専用デザインとしている[22]。
機能・装備
[編集]初代モデルでは2014年5月のマイナーモデルチェンジから装備されている安全装備については、2代目モデルでは安全運転支援システム「Honda SENSING」に強化された。2代目N-ONEでは、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、歩行者事故低減ステアリング、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、路外逸脱抑制機能、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、LKAS(車線維持支援システム)、オートハイビームで構成されており、ACCとLKASは軽自動車の6MT車では初めて装備される。CVT車はこれらの機能・装備に誤発進抑制機能と後方誤発進抑制機能が追加され、ACCが渋滞追従機能付となる。
また、2代目N-WGNに採用されたパーキングセンサーシステム、オートブレーキホールド機能、電子制御パーキングブレーキが装備されたほか、後席ドアの開閉履歴をもとに、荷物の置き忘れや乗員の存在をマルチインフォメーション・ディスプレーの表示と音で知らせるリアシートリマインダーを軽自動車で初めて装備された。
年表
[編集]- 2020年1月
- 東京オートサロン2020において同年秋発売予定の2代目のプロトタイプが展示された[23]
- 2020年9月11日
- 2代目モデルに関する情報が公式ティザーサイトにて公開された[24]。
- 2020年11月19日
- フルモデルチェンジを発表(11月20日発売)[25]。
- タイプ体系は初代モデル(2017年12月マイナーチェンジモデル)から「Premium」・「Premium Tourer」・「RS」の3タイプを踏襲し、「RS」はCVTに加え、軽自動車規格の前輪駆動方式を採用したターボ車[注 6]で初となる6MTを追加設定。これに、新たな普及仕様の「Original」を加えた4タイプに整理された。
- ボディカラーは初代モデル(2018年10月仕様変更モデル)から、プラチナホワイト・パール(「RS」を除く・有料色)、サーフブルー(「Original」専用)、プレミアムアイボリー・パールII(「RS」を除く・有料色)、ルナシルバー・メタリック(「Original」専用)、クリスタルブラック・パール(2代目では「RS」にも設定され、モノトーンでは唯一の全タイプ共通となる)、ミッドナイトブルービーム・メタリック(「Premium」系専用・有料色)、ブリティッシュグリーン・パール(「Premium」系専用)、シャイニンググレー・メタリック(「Premium」系専用)の8色を踏襲し、「Original」専用の赤系は「Standard」に設定のミラノレッドからフレームレッドに変更された。2トーンカラー(有料色)はプラチナホワイト・パール&ブラック(2代目では「Premium」系に加えて「Original」と「RS」にも設定され全タイプ共通化)、サーフブルー&ホワイト(「Original」専用)、プレミアムアイボリー・パールII&ホワイト(「Original」専用)、ミッドナイトブルービーム・メタリック&シルバー(「Premium」系専用)、ブリティッシュグリーン・パール&シルバー(「Premium」系専用)、ブリティッシュグリーン・パール&ブラック(「RS」専用)、サンセットオレンジ&ブラック(「RS」専用)の8パターンを踏襲し、プレミアムイエロー・パールII&ブラックは「Premium」系専用から「RS」専用へ移行。併せて、「Original」は「Standard」に設定されていたミラノレッド&ホワイトからフレームレッド&ホワイトに差し替え、「Premium」系にはプレミアムアイボリー・パールII&ブラックが追加された。
- 2020年12月21日
- 発売から約1ヶ月後の12月20日時点での累計受注台数が計画台数(2,000台/月)の4倍となる8,000台を超える受注があったことが発表された[26]。
- 2022年8月25日
- 一部改良並びに特別仕様車「STYLE+ URBAN(スタイルプラス アーバン)」が発表された(8月26日発売)[27]。
- 一部改良では「Premium」のフォグランプガーニッシュモールやヘッドライトの加飾部分を、「RS」のステアリングやシフトレバー周辺のカラーリングをそれぞれダーク調に変更。ボディカラーの設定が変更となり、モノトーンは「Original」専用色のサーフブルーとルナシルバー・メタリック、「Premium」系専用色のシャイニンググレー・メタリックの計3色を廃止、クリスタルブラック・パールを「RS」専用色へ移行するとともに、新色としてフィヨルドミスト・パール(「Original」専用)、プレミアムサンライトホワイト・パール(「RS」を除く)、メテオロイドグレー・メタリック(「RS」を除く)の3色を追加(全て有料色)。2トーンカラー(有料色)は「Original」専用色のサーフブルー&ホワイト、「RS」専用色のサンセットオレンジ&ブラックを廃止、「Original」専用色のフレームレッド&ホワイトをフレームレッド&ブラックに、「Premium」系専用色のミッドナイトブルービーム・メタリック&シルバーをミッドナイトブルービーム・メタリック&ブラックにそれぞれ差し替え、「Original」専用色のプレミアムアイボリー・パールII&ホワイトは「Premium」系に設定のプレミアムアイボリー・パールII&ブラックに、「Premim」系専用色のブリティッシュグリーン・パール&シルバーは「RS」に設定のブリティッシュグリーン・パール&ブラックにそれぞれ差し替えられ、フレームレッド&ブラックは「RS」でも設定が可能となった。新色としてメテオロイドグレー&ブラック(全タイプ共通)、フィヨルドミスト・パール&ブラック(「Original」専用)を追加されたことで、2トーンカラーはブラックとの組み合わせに一本化された。
- 特別仕様車「STYLE+ URBAN」は「N STYLE+」の第2弾として設定されたもので、「Original」をベースに、外観はフロントグリルにクロームメッキモールを施し、ヘッドライトエクステンション・電動格納式リモコンカラードドアミラー・アウタードアハンドルをブラックで統一、ドアモールディングをシルバーに、リアライセンスガーニッシュをクロームメッキ・モールを施したブラックに、ハーフホイールキャップをグレーメタリックにそれぞれ変更され、ブラックのサイドモールを装備した。内装はインパネガーニッシュをタンウッド調に、フロントコンビシート(プライムスムース&トリコット)をグレーステッチを施したタン×チャコールに、フロントドアアームレスト(プライムスムース)をタンに、ステアリングロアーガーニッシュを「Premium」系タイプと同じシルバーに、メーターをブラックにそれぞれ変更され、FF車は4WD車はベース車に標準装備されている運転席&助手席シートヒーターも特別装備された。ボディカラーは特別設定となる新色のガーデングリーン・メタリックを含む5色が設定される。
- 2023年6月23日
- 原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴い、7月27日発売分からN-WGN、N-VAN、フィット、ヴェゼル、シビック(タイプRを除く)と共にメーカー希望小売価格の改定を実施することを発表。特別仕様車の「STYLE+ URBAN」を含めて、全タイプ一律で現行価格より62,700円(10%の消費税込)値上げされる[28]。
- 2024年6月3日
- 2023年6月発表時と同様の理由で7月4日よりN-WGN、ステップワゴン、ZR-Vと共に価格改定を行うことを発表。「Original」と特別仕様車「STYLE +URBAN」は現行価格より72,600円、「Premium」と「Premium Tourer」は現行価格より88,000円、「RS」は現行価格より97,900円(いずれも10%の消費税込)それぞれ値上げされる[29]。
- 2025年11月20日
- 一部改良並びに特別仕様車「CRAFT STYLE(クラフト スタイル)が発表された(11月21日発売)[30]。
- 今回の改良で全車「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」にスペックダウンされ、それに伴う形で排出ガス規制の識別記号が"6BA"から"5BA"へ変更された。
- 装備面で改良された内容は、後述するN-ONE e:で先行採用された7インチTFT液晶メーターが全グレードに標準装備され、後方のみだったパーキングセンサーシステムを前方にも追加。「RS」は6MT専用グレードとなり、インパネガーニッシュをカーボン調に変え、フロントシートに「ウルトラスエード」を使用し、レッドステッチとRSの刺繍が施された。15インチアルミホイールはホワイトとし、7インチTFT液晶メーターはタコメーター・シフトインジケーター・Gメーター(車両にかかる力を表示)も表示される専用仕様となる。「Premium Tourer」は大型のテールゲートスポイラーが採用され、ホイールをベルリナブラックに変更、シートにプライムスムースが採用された。
- ボディカラーも一部変更され、モノトーンはプレミアムサンライトホワイト・パール(「RS」を除く・有料色)、メテオロイドグレー・メタリック(「RS」を除く・有料色)、フィヨルドミスト・パール(「Original」専用色・有料色)、ミッドナイトブルービーム・メタリック(「Premium」系専用色・有料色)、ブリティッシュグリーン・パール(「Premium」系専用色)が廃止され、プレミアムアイボリー・パールII(有料色)は「Original」での設定を廃止。従来は「Original」専用色だったフレームレッドを「Premium Tourer」に、「RS」専用色だったクリスタルブラック・パールを全タイプにそれぞれ拡大して設定が可能となり、「Premium」系にシーベットブルー・パール(有料色)が追加された。2トーンカラー(有料色)はメテオロイドグレー・メタリック&ブラック、ミッドナイトブルービーム・メタリック&ブラック(「Premium」系専用色)、ブリティッシュグリーン・パール&ブラック(「Original」を除く)、プレミアムイエロー・パールII&ブラック(「RS」専用色)が廃止され、プレミアムアイボリー・パールII&ブラックは「Original」での設定を廃止。一方で「Premium」系にシーベットブルー・パール&ブラック、「Premium Tourer」にオータムイエロー・パール&ブラックをそれぞれ追加され、「Original」と「RS」に設定されているフレームレッド&ブラックが「Premium Tourer」でも設定可能となった。
- 「CRAFT STYLE」は「Original」をベースに、外観はドアミラー・アウタードアハンドル・フロントグリルモール・ハーフホイールキャップをホワイトに、ヘッドライトエクステンションをブラックに、リアライセンスガーニッシュをホワイトのクロームメッキ・モールにそれぞれ変更。内装はインパネをウッド調のトープ色(茶色とグレーの中間色)に変えるとともに、フロントのコンビシートの一部とドアアームレストもトープ色を採用した。ボディカラーは既存のフィヨルドミスト・パールに、ベースグレードでは設定が廃止されたプレミアムアイボリー・パールII、「Premium」系専用色のシーベッドブルー・パールの3色が設定され、本来の特別塗装料金(33,000円・消費税込)が車両本体価格に含まれているため、3色全て無償設定である。
- RS 6MT仕様
- Original 2WD リア
- Premium Tourer 2WD リア
- RS 6MT仕様 リア
N-ONE e:
[編集]| ホンダ・N-ONE e: JG5型 | |
|---|---|
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e:L | |
| 概要 | |
| 販売期間 |
2025年9月12日 - (発表:2025年9月11日) |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 4名 |
| ボディタイプ | 5ドア軽セミトールワゴン |
| 駆動方式 | 前輪駆動 |
| パワートレイン | |
| モーター | MCF7型 交流同期電動機 |
| 最高出力 | 47 kW (64 PS) |
| 最大トルク | 162 N⋅m (16.5 kgf⋅m) |
| サスペンション | |
| 前 | マクファーソンストラット式 |
| 後 | 車軸式 |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,520mm |
| 全長 | 3,395mm |
| 全幅 | 1,475mm |
| 全高 | 1,545mm |
| 車両重量 | 1,030kg |
| その他 | |
| ブレーキ |
前:油圧式ディスク 後:油圧式リーディング・トレーリング |
N-ONE e:(エヌワン イー)はN-ONEから派生した電気自動車。
Nシリーズの電気自動車は商用モデルのN-VAN e:に続いて2車種目で、乗用モデルでは初となる。また、車両寸法は異なるが、Hondaの乗用電気自動車は2024年7月で販売を終了したHonda e以来となる。
薄型・大容量のバッテリーを床下に格納し、低温時にはヒーターの熱で温め、高温時はラジエーターで冷却することで夏季や冬季でも機能低下を抑えるバッテリー冷却・加温システムを装備。ブレーキ時に起きる減速エネルギーの多くを回生して走行可能な距離を回復し、自然な減速特性を生む電動サーボブレーキも装備される。Honda車で初となるシングルペダルコントロールが装備されており、ボタン操作ひとつで切り替えることで、加減速から完全停車までアクセルペダルのみで操作が可能となる(ただし、強いブレーキが必要な時など、状況によってはブレーキペダルの操作が必要)。充電ポートはN-VAN e:同様にフロントグリル内に配置され、左側は普通充電・右側は急速充電(急速充電ポートはタイプにより標準装備又はメーカーオプション設定)となる。外部給電機能も備わっており、普通充電ポートにディーラーオプションの「Honda Power Supply Connector」を装着することで最大1,500Wまでの電化製品の給電が可能。急速充電ポートには高出力外部給電機能が備わっており、住宅用蓄電池として活用可能なV2H(ビークル・ツー・ホーム)に対応する。
外観はN-ONEのデザインをベースにフロントフェンダーやリアまわりのガラスを含めたテールゲート全体が強い張りのある曲面仕上げとなった。丸目形状のヘッドライトは専用デザインとなり、フロントグリルはN-VAN e:同様に廃棄された車両のバンパーを回収・洗浄・粉砕して再利用したバンパーリサイクル材が採用される。リアはN-ONEに装備されているリアライセンスガーニッシュが省かれ、リアワイパーがガーニッシュ上からテールゲートガラス上に移り、Hマークエンブレムが大型化され、ナンバープレートの位置がテールゲート下側に移動。フルLEDコンビネーションランプはホワイトリング仕様となる。内装は乗車位置はそのままでステアリング位置がN-ONEに対して37mmドライバーに近づき、フロントフードの形状を変更。シート素材はファブリックとなり、グレーの内装色が採用された。インパネには三菱ケミカルが開発した自然由来のバイオ樹脂「DURABIO(デュラビオ)」が採用され、インシュレーターには古くなった作業着の一部が使用されている。メーターは7インチTFT液晶となり、大型デジタル表示のスピードメーターをはじめ、必要な情報の確認が容易化される。前述したバッテリーの床下格納によって車両寸法はN-ONEと同等となり、全高1.55m以下の立体駐車場への駐車が可能。また、N-ONEと同等の室内空間も確保されており、リアシートには背もたれを前に倒すダイブダウンと座面を上げるチップアップの2つの機構もそのまま備わっており、N-ONEと同等のシートアレンジも可能となる。
パワートレインやバッテリー容量はN-VAN e:と同じだが、車両重量がN-VAN e:よりも最大で110kg軽く、N-BOXやN-WGNにも採用されているECONモードを電力消費を抑える機能として搭載したことで、WLTCモードにおける一充電走行距離はN-VAN e:よりも50km長い295kmを実現している。
安全運転支援システム「Honda SENSING」は単眼カメラをフロントワイドビューカメラに変え、ソナーセンサーをフロントにも4つ追加してリアと合わせた8つに強化されたことで、Hondaの軽自動車で初採用となるトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)をはじめ、近距離衝突軽減ブレーキ、急アクセル抑制機能を追加して14の機能に強化され、エアバッグシステムが衝撃を検知するとブレーキが自動で作動しストップランプを点灯することで多重事故の被害軽減を図る衝突後ブレーキシステムも装備される。
上級仕様にはナビゲーション機能やBluetoothオーディオなどを備えた9インチHonda CONNECTディスプレーが装備され、コネクテッドサービスの「Honda Total Careプレミアム」の利用が可能となる。一方で、標準仕様はインストルメントパネル上部が完全フラットになるディスプレイレス仕様で、Honda CONNECTは非装備(ただし、Bluetoothオーディオは標準装備)となるが、メーカーオプションのHonda CONNECT for Gathers+ディスプレーオーディオ装着用スペシャルパッケージを装着することでディーラーオプションの8インチディスプレイオーディオの装着が可能となる。
- 2025年7月28日
- N-ONE e:を同年秋に発売することを発表し、ティザーサイトが公開され、同年8月1日に先行予約の受付を開始することも発表された[31]。
- 2025年9月11日
- 公式発表(9月12日発売)[32]。
- タイプ体系は標準仕様の「e: G」と上級仕様の「e: L」の2種類がある。14インチホイールは「e: G」はスチールホイール+ハーフホイールキャップ(ピューターグレー)、「e: L」はアルミホイール(ピューターグレー/切削シルバー)となるほか、「e: L」はステアリングホイールが本革巻となり、電動格納式リモコンカラードドアミラーはオートリトラミラー付となる。
- ボディカラーはN-ONEとの共通色となるプラチナホワイト・パール、フィヨルドミスト・パールに、専用色となるルナシルバー・メタリック、シーベットブルー・パール、新色のチアフルグリーンを加えた全5色となり、ルナシルバー・メタリック以外のカラーは全て有料色となる。
受賞歴
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- 2012年12月12日 - イノセントブルーメタリック×タフタホワイト(エクステリア)×ベージュ×モカグレー(インテリア)の内外装組み合わせが、オートカラーアウォード2013でプロダクツCMFデザイナーズセレクションを受賞した[33]。
- 2013年 - 東京オートサロン2013で行われたカスタムカーコンテストにおいて、「MUGEN Racing N-ONE Concept」がコンセプトモデル部門最優秀賞を受賞した。
- 2021年12月10日 - 2代目モデルが2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーの「K CAR オブ・ザ・イヤー」を受賞。Honda車が「K CAR オブ・ザ・イヤー」を受賞するのは初となった[34]。
- 2025年11月5日 - N-ONE e:が2025~2026 日本自動車殿堂カーオブザイヤーを受賞[35]。
車名の由来
[編集]N-BOXと同様に「N」はホンダ初の本格的量産4輪モデルである「N360」の「N」をモチーフにしている。また、「New」「Next」「Nippon」「Norimono(乗り物)」のそれぞれの頭文字も含め、「これからの新しい日本の乗り物を創造する」という意味合いも込められている。
「N」と「ONE」の間には-(ハイフン)が入っている。発売当時、N-BOXにはハイフンが入っていなかった(「N BOX」)が、2013年12月のマイナーチェンジに伴ってハイフンが入り、N-ONE、N-WGN、N-BOXとシリーズ内での車名表記が統一された。
モータースポーツ
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ホンダでは2014年より、N-ONEによるワンメイクレース「N-ONE Owner's Cup」を運営している。トヨタのネッツカップ・ヴィッツレースなどと同様の「ナンバー付き車両」によるレースで、市販モデルの車両にロールケージ・4点式シートベルトなどのレース用装備を装着することで参戦が可能となっている。
初年度の2014年は、鈴鹿サーキット・ツインリンクもてぎなど全国7サーキットを転戦するかたちで全10戦(エキシビション2戦+シリーズ戦8戦)が行われた[36]。
2026年からは、スーパー耐久の下位カテゴリーとして新設される「S耐チャレンジ」の一カテゴリーとして、N-ONEによる「SC-N」クラスが設けられる。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ↑ 2トーンカラーを含む。
- ↑ 「Premium」系に設定の2トーンカラー「プレミアムホワイト・パールII&ブラック」も同様に「プラチナホワイト・パール&ブラック」に差し替え
- ↑ このうち、「プレミアムピンクパール&ブラウン(有料色)」は2015年12月に発売された特別仕様車「SSブラウンスタイルパッケージ」に設定されていたボディカラーである
- ↑ 「Premium」系の2トーンカラーではシルバーと組み合わせられていた
- ↑ 2025年11月のマイナーチェンジ時に、全車「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」へとスペックダウンされた。
- ↑ 同じく6MTを採用するホンダのS660も軽自動車規格のターボ車だが、駆動方式は後輪駆動のミッドシップである。N-VANにも6MTが採用されているが、6MTの採用はNA車のみで、ターボ車はCVTのみの設定である。
出典
[編集]- 1 2 『新型軽乗用車「N-ONE」を発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2011年11月1日。
- 1 2 3 4 安い! 速い! 上質! で大ヒット確定!! ホンダN-ONE(エヌワン)新車情報 プレミアムな軽自動車は、価格&安全装備、遊び心に死角なし!! - CORISM 2012年11月1日
- ↑ 【東京モーターショー11】ホンダ N CONCEPT-4…N360 の先進感を意識 - レスポンス 2011年12月10日
- ↑ 【東京モーターショー11】ホンダ峯川常務、軽の『N』シリーズを12年秋まで3車種に - レスポンス 2011年11月30日
- ↑ N-ONE CRAFT
- ↑ 『第42回東京モーターショー Hondaブース出展概要について 〜次世代電動モビリティーコンセプト 7モデルを出展〜』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2011年11月10日。
- ↑ 『2012年9月 社長会見 骨子』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2012年9月21日。
- ↑ ホンダ、新型軽自動車 N-ONE を予告 - レスポンス 2012年9月25日
- ↑ ホンダ、Nシリーズ第3弾「N-ONE」の先行予約開始 注文した車両と同じカラーのモデルカーをプレゼント - Car Watch 2012年10月1日
- ↑ 『「N-ONE(エヌワン)」をマイナーモデルチェンジし発売 ~安全性を強化し、カラーバリエーションを拡充~』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2014年5月15日。
- ↑ 『「N-ONE(エヌワン)」に特別仕様車「SS(Suzuka Special)パッケージ」を設定し発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2014年11月17日。
- ↑ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第89号21ページより。
- ↑ 『「N-ONE(エヌワン)」をマイナーモデルチェンジし発売 〜装備をさらに充実させ、低全高モデルを追加〜』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2015年7月17日。
- ↑ 『「N-ONE(エヌワン)」に新タイプと特別仕様車を設定し発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2015年12月17日。
- ↑ 『「N-ONE(エヌワン)」に特別仕様車「SSアーバンブラックパッケージ」と「SSブラウンスタイルパッケージ」を設定し発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2016年6月9日。
- ↑ 『「N-ONE(エヌワン)」に特別仕様車「SSネオクラシックレーサーパッケージ」を設定し発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2016年11月10日。
- ↑ 『「N-ONE」の改良モデルをホームページで先行公開』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2017年11月9日。
- ↑ 『軽自動車「N-ONE」をマイナーモデルチェンジして発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2017年12月21日。
- ↑ 「ホンダ N-ONE カタログ」、2018年10月発行。B411BX17C1000 1809 本田技研工業株式会社
- ↑ 『「N-ONE」にStandard特別仕様車「WHITE CLASSY STYLE」を設定し発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2018年11月1日。
- ↑ 日本経済新聞社・日経BP社. “ホンダ「N-ONE」異色の戦略 見た目変えずに全面刷新|MONO TRENDY|NIKKEI STYLE”. NIKKEI STYLE. 2022年7月18日閲覧。
- ↑ “6MT|性能・安全|N-ONE”. 本田技研工業. 2020年11月20日閲覧。
- ↑ え!? これが世界初公開!? 新型N-ONEのプロトタイプが電撃公開!!!【東京オートサロン2020】ベストカーwcb 2020年1月11日
- ↑ N-ONE 先行情報ページ|Honda公式サイト
- ↑ 『新型「N-ONE」を発売』(プレスリリース)本田技研工業、2020年11月19日。2020年11月19日閲覧。
- ↑ 『新型「N-ONE」受注状況について』(プレスリリース)本田技研工業、2020年12月21日。2020年12月24日閲覧。
- ↑ 『「N-ONE」を一部改良し発売~「N STYLE+」シリーズ第二弾 特別仕様車「STYLE+ URBAN」を同時発売~』(プレスリリース)本田技研工業、2022年8月25日。2022年8月25日閲覧。
- ↑ 『N-WGN、N-ONE、N-VAN、FIT、VEZEL、CIVICの価格改定について』(プレスリリース)本田技研工業、2023年6月23日。2023年6月29日閲覧。
- ↑ “ホンダ、「N-WGN」「N-ONE」「ステップワゴン」「ZR-V」の価格改定”. Car Watch (2024年6月3日). 2024年6月23日閲覧。
- ↑ “ホンダ、「N-ONE」一部改良 RSを6速MT専用グレード化”. Car Watch (2025年11月20日). 2025年11月20日閲覧。
- ↑ “ホンダ、新型軽EV「N-ONE e:」先行公開 航続距離270km以上、8月1日先行予約受付開始”. Car Watch (2025年7月28日). 2025年7月28日閲覧。
- ↑ “ホンダ、新型軽バッテリEV「N-ONE e:」発売 航続距離295km達成で価格は269万9400円から”. Car Watch (2025年9月12日). 2025年9月11日閲覧。
- ↑ オートカラーアウォード2013各賞決定!!
- ↑ 『2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいて「N-ONE」が「K CAR オブ・ザ・イヤー」を受賞』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2021年12月10日。2021年12月13日閲覧。
- ↑ 「2025〜2026 日本自動車殿堂において「N-ONE e:」がカーオブザイヤー 「PRELUDE」がカーデザインオブザイヤーを受賞」(プレスリリース)、本田技研工業株式会社、2025年11月5日。2025年12月1日閲覧。
- ↑ N-ONE OWNER'S CUP開幕! 岸野が初のウイナーに - オートスポーツ・2014年7月13日