ホンダ・エリシオン

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Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:後期型のフロントとリアの画像の画像提供をお願いします。2009年4月

エリシオン(Elysion)は、本田技研工業の上級ミニバン2013年に日本での製造・販売が終了し、現在は中国専売車種となっている。

概要[編集]

ラグレイト[1]の実質的な後継車として、大海原を疾走するクルーザーをモチーフにデザインされた車種である。オデッセイより全長・車幅は一回りほど大きいが、ラグレイトよりは大幅にサイズダウンされ、車高は1,800mm以下に抑えられている。新開発の低床プラットフォーム(オデッセイのものとは別)により大柄なボディながら安定的な走行性能を実現した。

搭載するエンジンは、K24A型 2.4L 直4 DOHC i-VTEC(160PS)とJ30A型 3.0L V6 SOHC i-VTEC(250PS)の2種があり、J30A型エンジンはインスパイアと同じ気筒休止エンジン(VCM)であるが、ハイオク仕様(最高出力は同じ)になっている。気筒休止時(後ろ側3気筒を休止)に生じる振動は、液封エンジンマウントのアクティブ制御、消音スピーカーなどボディ側の工夫により対処されている。その後追加された「PRESTIGE」にはレジェンド(前期型)と同じJ35A型 3.5L V6 SOHC VTECが搭載され、最高出力はFF仕様で300PSを達成(4WDは279PS)し、日本国内製ミニバンの最大値となった。

時速15km/hで自動的にドアロックが施錠され、シフトレバーを「P」にするとドアロックが解錠される安全装置が標準装備されている。また、シフトレバーはインパネにあり、全車5速ATではあるが、オデッセイのようにSマチックは付いていない。また、スマートキー装備車は、施錠の時はハザードランプが1回、解錠の時は2回点滅する。

初代は2004年5月から日本国内を中心に販売され、2013年10月に日本国内での販売が終了したが、それ以降も中国では東風本田汽車によって2015年まで製造・販売が続けられ、2016年には、広汽本田汽車で生産されるオデッセイの兄弟車として2世代目に移行し、生産・販売が続けられている。

初代(2004年~2013年)[編集]

ホンダ・エリシオン(初代)
RR1/2/3/4/5/6型
前期型(2004年5月 - 2006年12月)
Honda Elysion RR 001.JPG
前期型 リア
Honda Elysion (first generation) (rear), Serdang.jpg
室内(プレステージ)
ElysionPrestigeinterior.jpg
販売期間 2004年5月 - 2013年10月
中国:2012年6月 - 2015年12月
乗車定員 7/8人
ボディタイプ 5ドア ミニバン
エンジン K24A型:2.4L DOHC i-VTEC
J30A型:3L SOHC i-VTEC
J35A型:3.5L SOHC VTEC
駆動方式 FF/4WD
変速機 5速AT
サスペンション ダブルウィッシュボーン
全長 4,840 - 4,920mm
全幅 1,830 - 1,845mm
全高 1,790 - 1,810mm
ホイールベース 2,900mm
車両重量 1,800 - 2,020kg
ブレーキ 前:油圧式ベンチレーテッドディスク
後:油圧式ディスク
スタビライザー形式 トーション・バー式
先代 ホンダ・ラグレイト(実質)
後継 ホンダ・オデッセイ(5代目、実質)
-自動車のスペック表-
  • 2003年
  • 2004年
  • 2005年
    • 1月13日 - 特別仕様車「Gプレミアム」、「VGプレミアム」が追加された。
    • 9月29日 - マイナーチェンジがおこなわれた。「AEROバージョン」を追加された。「VZ」を除く全タイプに、新デザインのフロントグリルを採用された。
  • 2006年
    • 1月13日 - 特別仕様車「G AERO HDD NAVIエディション」、「VG HDD NAVI AEROエディション」が追加された。
    • 12月21日 - マイナーチェンジがおこなわれた。エクステリア・インテリアを一部変更または簡素化された。ヘッドライト、フロントグリル、フロントバンパー、ボンネットフード、リアパネルガーニッシュ、ホイールといったところに新デザインが採用された。ボディカラーに、新色が設定された。また、CR-Vで好評であるプリズムアンダーミラー(ホンダでの名称)が標準装備された。加えて、高級グレード「PRESTAGE」(プレステージ)が発表された(発売は2007年1月25日)。ヘッドライトはプロジェクターHIDに、フロントグリルは標準車より押し出し感の強いものに、リアコンビネーションランプは標準車より大型になっている。エンジンはミニバン最高出力であるレジェンド(前期型)と同じJ35A型 3.5L V6 SOHC VTECが搭載されている。
  • 2007年
    • 8月30日 - プレステージに、2.4L DOHC i-VTECエンジンを搭載した「S」タイプが追加された。3.5Lモデルの「SZ」「SG」に装備されるVSA(横滑り防止装置)、スノーモードスイッチ、アクティブノイズコントロール、ドライブバイワイヤ、ツインサイレンサーなどは装備されず、シングルサイレンサーに17インチアルミホイールが装備される。
  • 2008年
    • 12月22日 - マイナーチェンジがおこなわれた。フロントグリルのデザインを変更すると共に、オートライトコントロール、アレルフリー高機能脱臭フィルターが、全グレードに標準装備された。また、標準タイプには装備を充実した新廉価グレード「LX」を追加すると共に、「PRESTIGE」で好評の「HDDナビ スペシャルパッケージ」を標準タイプの全グレードに設定された。また、プレステージの「SZ」と「SG HDDナビ スペシャルパッケージ」にはスイッチを軽く引くだけで作動し、アクセルを踏むだけで自動解除する電子制御パーキングブレーキを国産ミニバンで初めて装備された。
  • 2009年
    • 9月3日 - 一部改良がおこなわれた。2.4L・4WD車が「平成22年度燃費基準+15%」を達成した。これにより、従来の2.4L・FF車に加え、2.4L・4WD車も「環境対応車普及促進税制」に適合した。
  • 2010年
    • 5月17日 - 「HDDナビ スペシャルパッケージ」をベースにした特別仕様車「HDDナビ スマートセレクション」が追加された。標準タイプ(「G AERO」・「VG AERO」)の「HDDナビ スマートセレクション」にはカブロン&ジャガードコンビシートとHondaスマートキーシステムが装備された。プレステージ(「S」・「SG」)の「HDDナビ スマートセレクション」は本革&木目調コンビのステアリングホイールとATセレクトレバー、Hondaスマートキーシステム、コンフォートビューパッケージ+トリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナー(「S」のFF車のみ。「S」の4WD車と「SG」はベース車に標準装備)が装備された。
    • 11月18日 - マイナーチェンジがおこなわれた。全車でハーフシェイド・フロントウィンドウとヘッドレストが標準装備された。さらに、標準タイプはスーパー立体自発光メーター(イルミネーションコントロール付)も装備するとともに、シート表皮をジャージと合成皮革のコンビシート表皮に変更された。プレステージはヘッドライトターンレンズ・リアコンビライトレンズ・17インチアルミホイールのカラーが変更された。また、Honda HDDインターナビシステム標準装備車はリンクアップフリーに対応し、さらに、フルセグチューナー、ETC車載器、Hondaスマートキーシステムも装備した。グレード体系が整理され、標準タイプは「G AERO」と「G AERO・HDDナビ スペシャルパッケージ」の2グレードに、プレステージは「S」・「S・HDDナビ スペシャルパッケージ」・「SG」の3グレードとなった。
  • 2011年
  • 2012年
    • 6月28日 - 「プレステージ」で一部改良がおこなわれた。Hondaインターナビ+リンクアップフリー+プログレッシブコマンダー+ETC車載器、フルセグチューナー、全席3点式ELRシートベルトおよびヘッドレストが標準装備され、さらに、「SG」には本革シート(運転席&助手席シートヒーター付)も標準装備された(本革シートは「S」でもメーカーオプションにより装備可能)。ボディカラーは総入れ替えとなり、全て新色の4色が設定された。なお、ナビゲーションの標準装備化によりグレード体系が一部変更となり、「S・HDDナビ スペシャルパッケージ」が廃止された。またこの一部改良に伴い、標準タイプの「エリシオン」が廃止された。
    • 7月12日 - 東風本田汽車中国市場でエリシオンを発売開始した(中国名:艾力绅)[3]。外観は「プレステージ」に概ね準ずるが細部が異なる。エンジンは2.4L i-VTECのみとなる。
  • 2013年
    • 10月31日 - 日本国内での生産、販売が終了したことにともない、公式ホームページの掲載を終了した。後継車は無く、実質的に同日フルモデルチェンジされたオデッセイと統合する格好となる。尚、これにより2015年1月にレジェンドが復活するまでの約1年半、ホンダの日本国内ラインナップからV6エンジン搭載車種が消滅することとなる。

2代目(2016年 - )[編集]

ホンダ・エリシオン(2代目)
Honda Elysion II 01 China 2016-04-17.jpg
製造国 中華人民共和国の旗 中国
販売期間 2016年1月-
乗車定員 7名
ボディタイプ 5ドアミニバン
エンジン K24V6型:2.4L 直4 DOHC i-VTEC
駆動方式 FF
変速機 CVT
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:車軸式
全長 4,940mm
全幅 1,845mm
全高 1,710mm
ホイールベース 2,900mm
車両重量 1,860-1,925kg
製造拠点 東風本田 武漢工場
-自動車のスペック表-

2015年11月20日広州国際モーターショーにて発表、2016年1月9日発売開始。5代目オデッセイの姉妹車で、フロントマスクが異なり、レジェンドに似たデザインのライトを採用する。

搭載エンジン[編集]

車名の由来[編集]

  • ギリシャの叙事詩『オデュッセイア』(兄弟車のオデッセイの語源)に登場するギリシャ神話の楽園の名、「エリュシオン」の英語読みから。
  • プレステージというサブネームは、かつて初代オデッセイのV6搭載車のサブネームとして使われていた。

脚注[編集]

  1. ^ 2代目北米仕様オデッセイ:アメリカ向けの大柄なボディサイズが災いし、日本では販売面で苦戦した
  2. ^ 2011年広州モーターショー出展概要”. 本田技研工業ニュースリリース (2011年11月21日). 2013年7月26日閲覧。
  3. ^ 售价28.38-31.98万 ELYSION 艾力绅上市” (中国語). 東風本田汽車 (2012年7月12日). 2013年7月26日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]