山陰自動車道

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高速自動車国道
山陰自動車道
山陰自動車道
路線延長 380km
制定年 1987年
開通年 1985年 -
起点 鳥取県鳥取市
鳥取IC : 事業中)
主な
経由都市
米子市
安来市松江市浜田市
終点 山口県美祢市
美祢JCT : 計画中)
接続する
主な道路
記法
記事参照
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
山陰自動車道 立巌トンネル(2010年11月7日)

山陰自動車道(さんいんじどうしゃどう、SAN-IN EXPRESSWAY)は、鳥取県鳥取市から島根県経由山口県美祢市に至る高規格幹線道路の路線名である。略称は山陰道(さんいんどう、SAN-IN EXPWY)。

概要

国土開発幹線自動車道建設法では、国土開発幹線自動車道の予定路線に以下のとおりされている。

起点 主たる経過地 終点
鳥取市 米子市付近 松江市付近 浜田市付近 長門市付近 美祢市

高速自動車国道の路線を指定する政令で下記のとおり高速自動車国道の路線にされている。

路線名 起点 重要な経過地 終点
鳥取益田線 鳥取市 鳥取県東伯郡北栄町 米子市 安来市 松江市 出雲市 大田市 江津市 浜田市 益田市
長門美祢線 長門市 下関市 美祢市

このうち、松江市 - 出雲市間が高速自動車国道(A路線)の山陰自動車道英語: SAN-IN EXPRESSWAY)として供用中である。また、高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路(A'路線)として青谷羽合道路東伯中山道路、名和淀江道路、米子道路、安来道路、松江道路、江津道路浜田道路益田道路萩・三隅道路が開通している。A路線区間・A'路線区間とも小型特殊自動車の通行は不可。

上記開通区間は大半の区間で山陰自動車道と案内されており、山陰道英語: SAN-IN EXPWY)と略されるが、A'路線区間の一部においては標識等に路線名が表示されていなかったり、山陰道と道路名を併記して表示されている。また中国横断自動車道広島浜田線との重複区間である浜田JCT-浜田IC間の道路名は浜田自動車道である。

なお、宍道JCT-斐川IC間が開通する前は番号が振られていなかった(標識のナンバー欄に何も書かれていなかった)。

2010年2月2日高速道路無料化社会実験の対象区間に指定され、2010年6月28日から2011年3月31日まで山陰道の有料区間全線が無料とされた。

通過市町村

各事業区間

事業名

計画区間・事業区間のインターチェンジ名については仮称。A'路線区間(松江玉造IC-出雲IC間以外)は萩・三隅道路と長門・俵山道路を除いて国道9号自動車専用道路として整備されている(萩・三隅道路は国道191号の、長門・俵山道路は国道491号の自動車専用道路)。

名和・淀江道路

[3][4]名和・淀江道路(なわ・よどえどうろ)は、鳥取県西伯郡大山町下市から同町安原(淀江IC)に至る延長12.1kmの道路である。山陰自動車道に並行する国道9号の自動車専用道路として整備されている。

2008年3月29日時点で名和ICから淀江ICまで開通している。残る未開通区間は鳥取県西伯郡大山町下市から同町名和までの4.3kmである。

  • 起点 : 鳥取県西伯郡大山町下市
  • 終点 : 鳥取県西伯郡大山町安原
  • 延長 : 12.1km
  • 規格 : 第1種第2級
  • 道路幅員 : 23.5m
  • 車線数 : 暫定2車線
  • 設計速度 : 100km/h

米子道路

[5]米子道路(よなごどうろ)は、鳥取県西伯郡大山町安原(淀江IC)から米子市陰田町(米子西IC)に至る延長14.2kmの道路である。

淀江ICから米子東ICまでは西日本高速道路中国支社管理の有料道路だったが、2006年4月1日午前6時より無料開放され、全区間国土交通省中国地方整備局倉吉河川国道事務所管理となっている。

米子自動車道との連結は、現在米子市街・松江方面と大阪・岡山方面でのみジャンクション(米子JCT)で連結しており、鳥取・倉吉方面とは平面交差点で接続している。2005年8月4日に米子市街・松江方面→大阪岡山方面(Bランプ)が、2006年8月11日に大阪・岡山方面→米子市街・松江方面(Cランプ)が開通した。

  • 起点 : 鳥取県西伯郡大山町安原
  • 終点 : 鳥取県米子市陰田町
  • 延長 : 14.2km

安来道路

安来道路(やすぎどうろ)は、鳥取県米子市(米子西IC)から島根県松江市(東出雲IC)に至る延長19.1kmの道路である。

  • 起点 : 鳥取県米子市陰田町
  • 終点 : 島根県松江市東出雲町意宇南二丁目(住居表示の実施に伴い出雲郷から変更)
  • 延長 : 19.1km
  • 車線数 : 暫定2車線
  • 償還完了予定 : 2028年3月19日

松江道路

松江道路(まつえどうろ)は、島根県松江市東出雲ICから松江玉造ICに至る延長13.7kmの道路である。

松江市玉湯町布志名-松江市玉湯町湯町の玉湯工区については玉湯バイパスを参照

  • 起点 : 島根県松江市東出雲町意宇南二丁目(住居表示の実施に伴い出雲郷から変更)
  • 終点 : 島根県松江市玉湯町湯町
  • 延長 : 13.7km
  • 規格 : 第1種第3級、第3種第1級
  • 設計速度 : 80km/h
  • 道路幅員
    • 一般部 : 20.5m
    • トンネル部 : 18.75m
    • 橋梁部 : 19.0m
  • 車線幅員 : 3.5m
  • 車線数 : 4車線
  • 最高速度 : 80km/h(当初は60km/hだったが、2008年2月2日から70km/h、2012年1月26日から80km/h[6]となった)

道路管理者

  • 西日本高速道路株式会社中国支社
    • 松江高速道路事務所管理部門 : 米子西IC-東出雲IC、松江玉造IC-出雲IC
    • 浜田管理事務所 : 江津IC-浜田IC
  • 国土交通省中国地方整備局
    • 倉吉河川国道事務所羽合国道維持出張所 : 青谷IC-はわいIC、大栄東伯IC-赤碕中山IC、名和IC-米子西IC
    • 松江国道事務所松江維持出張所 : 東出雲IC-松江玉造IC
    • 浜田河川国道事務所浜田国道維持出張所 : 浜田IC-原井ランプ
    • 浜田河川国道事務所益田国道維持出張所 : 遠田IC-久城IC、高津IC-須子IC
    • 山口河川国道事務所萩国道出張所 : 萩IC-三隅IC

インターチェンジなど

  • IC番号欄の背景色がである部分については道路が開通済みの区間を示している。又、施設名欄の背景色がである部分は施設が供用開始されていない、又は完成していない事を示す。なお、未開通区間の名称は仮称である。
  • 路線名の特記がないものは市町道
  • BSのうち、○は運用中、◆は休止中の施設。無印はBS無し。
IC
番号
施設名 接続路線名 起点から
(km)
BS 備考 所在地
鳥取自動車道
- 鳥取IC 鳥取豊岡宮津自動車道(構想中)
国道29号鳥取南バイパス
214.5 2013年度開通予定[7] 鳥取県 鳥取市
- 鳥取空港IC 県道49号鳥取河原用瀬線 216.3
- 吉岡温泉IC 県道191号矢矯松原線 221.5 事業中
- 瑞穂IC 県道233号矢口鹿野線 227.4 鳥取方面出入口のみ
事業中
- 浜村鹿野温泉IC 県道32号郡家鹿野気高線 事業中
5 青谷IC 国道9号青谷羽合道路
県道280号俵原青谷線
233.8
6 泊東郷IC 国道9号
県道22号倉吉青谷線
241.0 湯梨浜町
- はわいSA - 245.0
7 はわいIC 国道9号 247.0
- 北条IC/JCT 北条倉吉道路 251.7 事業中 北栄町
9 大栄東伯IC 国道9号
県道320号羽合東伯線
260.5 琴浦町
10 琴浦東IC 県道44号東伯野添線
- 琴浦PA -
11 琴浦船上山IC 県道30号赤碕大山線
12 赤碕中山IC 県道228号赤碕中山インター線 272.5 大山町
- 中山IC[8] 松江方面出入口のみ
2013年度開通予定[7]
13 名和IC 県道240号旧奈和西坪線 282.8
14 大山IC 県道158号大山口停車場大山線 287.5
15 淀江IC 県道279号淀江インター線 290.6
16 米子東IC 県道53号淀江岸本線 295.8 鳥取方面出入口のみ 米子市
米子JCT
米子東IC
国道431号
米子自動車道
297.2 松江方面のみ
17 日野川東IC 県道160号福頼市山伯耆大山停車場線
県道159号米子丸山線
299.3 鳥取方面出入口のみ
300.3 松江方面出入口のみ
18 米子南IC 国道181号 302.0
19-1 米子中IC 県道300号米子環状線 304.2 鳥取方面出入口のみ
19-2 米子西IC 国道9号(米子道路
国道180号
304.8 鳥取方面出入口のみ
19 松江方面出入口のみ
20 安来IC/TB 県道334号安来インター線 311.4 島根県 安来市
21 東出雲IC 国道9号(松江道路 323.9 松江市
22 竹矢IC 県道247号八重垣神社竹矢線 325.8 鳥取・米子方面出入口のみ
326.8 出雲・宍道方面出入口のみ
23 矢田IC 327.4
23-1 松江JCT 松江第五大橋道路
24 松江東IC 329.1
25 松江中央IC 県道21号松江島根線
県道246号八重垣神社線
330.6 鳥取・米子方面出入口のみ
331.9 出雲・宍道方面出入口のみ
26 松江西IC 県道24号松江木次線 332.7
27 松江玉造IC 国道9号(松江道路 333.5
- 松江玉造TB - 334.9
- 宍道湖SA - 336.1
- 宍道BS - 346.3
28 宍道IC 県道57号宍道インター線 347.6
29 宍道JCT 松江自動車道 349.2
30 斐川IC 県道183号斐川上島線 353.8 出雲市
- 斐川TB -
31 出雲IC 県道337号出雲インター線 367.4
- 湖陵IC 県道39号湖陵掛合線 事業中
- 多伎IC 県道340号多伎インター線(事業中)
- 朝山IC 県道286号池田久手停車場線 大田市
- 大田IC
- 静間IC
- 仁摩IC 県道31号仁摩邑南線 2014年度開通予定[9]
- 湯里IC 県道201号湯里停車場祖式線
2013年度開通予定[9]
- 温泉津IC 国道9号
- 福光IC 国道9号
計画中
江津市
- 江津IC 国道9号(江津バイパス
県道330号江津インター線
438.5
- 江津西IC 県道299号下府江津線 443.6
- 浜田東IC 県道254号はまだリゾート線 449.6 浜田市
3-2 浜田JCT 浜田自動車道 453.0 浜田自動車道
- 浜田TB - 453.7
4 浜田IC 国道9号(浜田バイパス 454.3
- 三宮ランプ 国道186号
- 竹迫ランプ 浜田市街方面
- 道の駅ゆうひパーク浜田 -
- 原井ランプ 国道9号(浜田バイパス 事業中
- 熱田IC 県道339号熱田インター線(事業中) 2014年度開通予定[9]
- 西村IC 国道9号
- 三隅IC 国道9号 事業中
- 岡見IC 国道9号
- 鎌手IC 国道9号 益田市
- 遠田IC 国道9号 0.0 山口方面出入口のみ
- 久城IC 県道333号久城インター線 1.7 出雲方面出入口のみ
この間未開通
- 高津IC 国道191号 0.0 山口方面出入口のみ
- 萩・石見空港IC 県道331号石見空港飯田線 1.7
- 須子IC 国道9号 3.3
計画中
山口県 萩市
- 萩IC 県道32号萩秋芳線
小郡萩道路(事業中)
0.0
- 三見IC 県道296号三見停車場三見市線 5.7
- 明石IC/PA 県道64号萩三隅線 8.1
- 三隅IC 国道191号 15.2 長門市
計画中
長門・俵山道路(事業中)[2]
計画中
美祢市
- 美祢JCT 中国自動車道 計画中
  • 開通済区間のキロポストについては以下の通りとなっている。

休憩施設

山陰自動車道の休憩施設(サービスエリアパーキングエリア道の駅)は現時点ではわいSA・琴浦PA・名和PA・宍道湖SA・道の駅ゆうひパーク浜田・明石PAの6箇所であるが、いずれもガソリンスタンドが併設されていない(浜田自動車道のパーキングエリアにも未設置)為、中国自動車道・米子自動車道のサービスエリア・パーキングエリア又は一般道路のガソリンスタンド等で給油を行う必要がある。なお、施設の詳細は各施設の項目を参照。

はわいSAは「道の駅はわい」、明石PAは「道の駅萩・さんさん三見」の別名を持つ。これは国土交通省が設置した駐車場トイレ(はわいSA)のみのサービスエリア・パーキングエリアに第三セクター運営によるレストラン等を設置した際に、この施設を道の駅に登録した為である。

名和PAは一般道路の「道の駅大山恵みの里」に隣接されている。

名和IC/PA・大山PA(米子自動車道)-出雲IC・吉田掛合IC(松江自動車道)間には宍道湖SA以外にサービスエリア・パーキングエリアがない事から、島根県東部高速道路利用促進協議会では、手軽に使える高速道路トイレマップを用意しており、インターチェンジと本線料金所の管理事務所やインターチェンジ周辺のコンビニエンスストアのトイレ(いずれも道路外の施設)を案内している。

トンネル

主なトンネル
  • 仏経山トンネル(斐川IC - 出雲IC)
全長は2,976mあり、山陰自動車道では最長であるほか、島根県内の高速道路のなかでも2番目に長い。
  • 淀江トンネル(淀江IC - 米子東IC)
壷瓶山(標高114m)を貫いている。全長は1,200mあり、鳥取県内の山陰自動車道では最長である。1998年3月20日、同区間の供用開始とともに暫定2車線で供用を開始した。
トンネルの数
区間 上下線
青谷IC - 泊東郷IC 3
泊東郷IC - はわいIC 0
大栄東伯IC-赤碕中山IC
名和IC - 淀江IC 0
淀江IC - 米子東IC 1
米子東IC - 米子南IC 0
米子南IC - 米子西IC 2
米子西IC - 安来IC 0
安来IC - 東出雲IC 3
東出雲IC - 松江東IC 0
松江東IC - 松江中央IC 1
松江中央IC - 宍道湖SA 0
宍道湖SA - 宍道IC 2
宍道IC - 宍道JCT 0
宍道JCT - 斐川IC 1
斐川IC - 出雲IC 5
江津IC - 江津西IC 0
江津西IC - 浜田東IC 1
浜田東IC - 浜田JCT 0
浜田JCT - 浜田IC 0
浜田IC - 三宮IC 1
三宮IC - 竹迫IC 2
竹迫IC - 原井IC 0
遠田IC - 久城IC 0
高津IC - 萩・石見空港IC 1
萩・石見空港IC - 須子IC 0
萩IC - 三見IC 2
三見IC - 明石IC 0
明石IC - 三隅IC 7
合計 30

歴史

  • 1985年9月7日 : 国道9号 米子道路の米子南IC-米子西IC間開通(開通時は自動車専用道路の指定無し。)。
  • 1987年6月30日 : 第四次全国総合開発計画(四全総)が閣議決定。高規格幹線道路が構想される。(山陰自動車道 : 鳥取IC-美祢JCT間)
  • 1987年9月1日 : 四全総を受け国土開発幹線自動車道建設法改正、国土開発幹線自動車道の予定路線となる。
  • 1989年3月1日 : 国道9号 松江道路(専用部)の松江東IC-松江中央IC間開通。
  • 1989年6月22日 : 国道9号 浜田道路の長沢(起点)-三宮ランプ間開通。
  • 1989年10月18日 : 浜田自動車道の旭IC -浜田IC間が開通し、浜田道路と浜田自動車道が接続。
  • 1989年12月6日 : 国道9号 米子道路が自動車専用道路に指定される。
  • 1989年12月7日 : 国道9号 米子道路の米子東IC-米子南IC間開通。
  • 1989年12月14日 : 米子自動車道の米子IC開通(このときは直接接続しておらず、一般道路を経由する必要があった。)。
  • 1991年3月12日 : 国道9号 松江道路(専用部)の松江中央IC-松江西IC間開通。
  • 1993年3月11日 : 国道9号 松江道路(専用部)の矢田IC-松江東IC間開通。
  • 1993年6月3日 : 国道9号 浜田道路の三宮ランプ-熱田(終点)間開通。
  • 1995年11月30日 : 道路審議会答申、並行する一般国道自動車専用道路による代替が示される。
    • 青谷羽合道路、北条道路、東伯中山道路、名和淀江道路、米子道路、安来道路、松江道路、仁摩温泉津道路、江津道路、浜田三隅道路、益田道路、萩三隅道路
  • 1996年度 : 名和淀江道路事業着手(大山町名和 - 大山町安原)
  • 1998年3月20日 : 国道9号 米子道路の淀江大山IC(現・淀江IC)-米子東IC間、国道9号 安来道路の米子西IC-安来IC間開通。
  • 1998年3月31日 : 名和淀江道路の都市計画決定
  • 1998年4月17日 : 国道9号 松江道路(専用部)の松江西IC-松江玉造IC間開通。
  • 2001年3月24日 : 松江玉造IC-宍道IC間、国道9号 安来道路の安来IC-東出雲IC間、国道9号 松江道路の東出雲IC-矢田IC間が同時開通、これにより松江市が日本の高速道路網に組み込まれる。
  • 2002年8月10日 : 名和淀江道路着工
  • 2003年3月16日 : 宍道IC-宍道JCT間が開通し、同時開通の松江自動車道と接続。
  • 2003年3月21日 : 国道9号 青谷羽合道路の青谷IC-はわいIC間開通。
  • 2003年9月21日 : 国道9号 江津道路の江津IC-浜田JCT間開通により江津道路と浜田自動車道が接続。
  • 2005年8月4日 : 米子JCTが一部完成。山陰自動車道(国道9号 米子道路) 出雲・松江方面→米子自動車道 岡山大阪方面の片方向が直結。
  • 2005年11月10日 : 国道9号 青谷羽合道路アクセス道路(一般道路)との接続に伴う青谷ICの改良工事に伴い、国道9号 青谷羽合道路の青谷IC-泊東郷IC間が終日通行止となる(2005年11月30日まで。)。
  • 2005年11月30日 : 国道9号 青谷羽合道路の青谷IC-泊東郷IC間が供用再開し、同時開通の国道9号 青谷羽合道路アクセス道路(一般道路)と接続。
  • 2006年度 : 名和淀江道路事業着手(延伸区間 : 大山町下市 - 大山町名和)
  • 2006年4月1日 : 国道9号 米子道路の淀江大山IC(現・淀江IC)-米子東IC間が無料解放。
  • 2006年7月18日 : 宍道湖SA近くの下り線の本線(337.3KP付近)が地すべりによる土砂の流れ込みにより松江玉造IC-宍道IC間が通行不能になる(通行不能区間内の宍道湖SAは営業休止)。
  • 2006年8月10日 : 松江玉造IC-宍道IC間が仮復旧による供用再開(宍道湖SA含む)。
  • 2006年8月11日 : 米子JCTが一部完成。米子自動車道 大阪・岡山方面→山陰自動車道(国道9号 米子道路) 松江・出雲方面の片方向が直結。
  • 2006年9月21日 : 宍道ICに料金所設置。
  • 2006年10月31日 : 江津道路と安来道路において深夜割引通勤割引を試行導入(2007年3月31日まで。その後延長を予定。)。
  • 2006年11月13日-11月17日 : 災害復旧工事により、松江玉造IC-宍道IC間で夜間通行止(20:00-翌朝6:00)を実施(区間内の宍道湖SAは営業休止)。
  • 2006年11月18日 : 松江玉造IC-宍道IC間が正式に復旧。
  • 2006年11月25日 : 宍道JCT-斐川IC間が開通。同時に、青谷IC-はわいIC間、淀江大山IC(現・淀江IC)-斐川IC間にIC/JCT番号が追加された。
  • 2007年2月27日 : 山陰道道路案内標識改善検討委員会で検討されていた山陰道標識改善プロジェクトにより一部標識を変更(記者発表)。
  • 2007年3月10日 : 北条湯原道路北条倉吉道路の開通により北条JCT/ICが供用。
  • 2007年3月24日 : 国道9号 益田道路の高津IC-須子IC間開通。
  • 2007年9月29日 : 国道9号 名和淀江道路の大山IC-淀江大山IC間開通、同時に淀江大山ICは淀江ICに改称。
  • 2008年2月23日 : 国道191号 萩・三隅道路の明石IC-三隅IC間開通。
  • 2008年3月29日 : 国道9号 名和淀江道路の名和IC-大山IC間開通。
  • 2009年1月28日 : 米子西ICにランプを増設し、米子中ICと米子西ICに分割される。新しい米子西IC出口開通。
  • 2009年2月26日 : 新しい米子西IC入口開通。
  • 2009年3月13日 : 新規事業化が認められる。(鳥取西道路(III期)、出雲・湖陵道路、静間・仁摩津道路、長門・俵山道路)
  • 2009年4月4日 : 名和PA(道の駅大山恵みの里に隣接)供用開始。
  • 2009年11月28日 : 斐川IC-出雲IC間開通。
  • 2010年3月27日 : 遠田IC-久城IC間開通。
  • 2010年2月2日 : 山陰道の有料区間(米子西-東出雲、松江玉造-出雲、江津-浜田JCT間)全線が高速道路無料化社会実験の対象区間に指定される。
  • 2010年6月28日 : 山陰道の有料区間全線が高速道路無料化社会実験により無料化(2011年3月31日まで)。
  • 2011年2月27日 : 大栄東伯IC-赤碕中山IC間開通。
  • 2011年9月23日 : 萩IC-明石IC/PA間開通。
  • 2012年3月24日 : 松江JCTが供用、同時開通の松江第五大橋道路と接続。

開通予定年度

  • 鳥取IC-鳥取空港IC : 2013年度
  • 赤碕中山IC-名和IC : 2013年度
  • 福光IC-湯里IC : 2013年度
  • 湯里IC-仁摩IC : 2014年度
  • 熱田IC-西村IC : 2014年度

車線・最高速度

区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度
青谷IC-はわいSA付近 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h
はわいSA付近 4=2+2
はわいSA付近-はわいIC 2=1+1
(暫定2車線)
大栄東伯IC-赤碕中山IC 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h
名和IC-大山IC 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h
大山IC-淀江IC 4=2+2 80km/h
淀江IC-米子東IC/米子JCT 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h
米子東IC/米子JCT-日野川東IC 4=2+2 60km/h
日野川東IC-米子中IC 2=1+1
(暫定2車線)
米子中IC-米子西IC 4=2+2
米子西IC-安来TB 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h
安来TB 4=2+2 40km/h
安来TB-東出雲IC 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h
東出雲IC-松江玉造IC 4=2+2 80km/h[6]
松江玉造IC-松江玉造TB 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h
松江玉造TB 4=2+2 40km/h
松江玉造TB-宍道IC 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h
宍道IC-宍道JCT 4=2+2
宍道JCT-斐川TB 2=1+1
(暫定2車線)
斐川TB 4=2+2 40km/h
斐川TB-出雲IC 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h
江津IC-浜田JCT 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h
浜田JCT-浜田TB 50km/h
浜田TB 4=2+2 40km/h
浜田TB-浜田IC 50km/h
浜田IC-原井ランプ 2=1+1
(暫定2車線)
60km/h
遠田IC-久城IC 2=1+1
(暫定2車線)
60km/h
高津IC-須子IC 2=1+1
(暫定2車線)
60km/h
萩IC-三隅IC 2=1+1
(暫定2車線)
70km/h

交通量

24時間交通量(平成17年度道路交通センサス)

鳥取県

  • 鳥取市青谷町青谷 : 12,608
  • 東伯郡湯梨浜町石脇 : 12,608
  • 東伯郡湯梨浜町宇谷 : 12,538
  • 淀江大山IC-米子東IC : 2,869
  • 米子市浦津 : 25,503
  • 米子市奥谷 : 20,518

島根県

  • 鳥取県・島根県境-安来IC : 8,198
  • 安来IC-東出雲IC : 7,496
  • 松江市上乃木九丁目 : 25,833
  • 松江玉造IC-宍道IC : 5,830
  • 宍道IC-宍道JCT : 1,682
  • 江津IC-江津西IC : 1,539
  • 江津西IC-浜田東IC : 1,744
  • 浜田東IC-浜田JCT : 1,795

特記事項

道路標識

山陰自動車道の標識は、高速道路・自動車専用道路の緑色が使われている。書体は、浜田IC-原井ランプ(浜田道路)間、高津IC-須子IC(益田道路)間の区間は丸ゴシック体ナール)を、その他の区間は日本道路公団開発した独自の角ばった書体を使用している。

以下の例外がある。

  • 市町村(101)
    • 「鳥取市」「湯梨浜町」(青谷羽合道路、青谷IC-泊東郷IC間、236.8KP)は、高速道路・自動車専用道路用ではなく、一般道路用がそのまま使われており、文字・イラストは青色、書体は丸ゴシック体(ナール)となっている。
    • 「萩市」「長門市」(萩・三隅道路、明石IC-三隅IC間)に設置されているものは、一般道路用のものをベースに書体を日本道路公団が開発した独自の角ばった書体に変更したものが使われており、文字は青色となっている。
  • 「道の駅はわい」 : 正式名称は「はわいサービスエリア」であるが、「道の駅はわい」と表示されており、サービスエリアの予告(116)・サービスエリア(116の2)ではなく、著名地点(114)の一般道路用のものをベースに文字・記号の色を高速道路・自動車専用道路の緑色に変更したもの(道の駅のシンボルマークのみは青色のまま)が使われており、書体は丸ゴシック体(ナール)となっている。
  • 浜田IC-原井ランプ(浜田道路)間のトンネル : 高速道路・自動車専用道路用ではなく、一般道路用がそのまま使われており、文字・イラストは青色、書体は丸ゴシック体(ナール)となっている。
  • 道の駅ゆうひパーク浜田 : 著名地点(114)の一般道路用がそのまま使われており、文字・シンボルマークは青色、書体は丸ゴシック体(ナール)となっている。

有料・無料区間

  • 有料区間
    • 米子西IC - 東出雲IC(安来道路)
    • 松江玉造IC - 出雲IC(山陰自動車道)
    • 江津IC - 浜田JCT(江津道路)
    • 浜田JCT - 浜田IC(浜田自動車道)
  • 無料区間
    • 青谷IC - はわいIC(青谷羽合道路)
    • 大栄東伯IC - 赤碕中山IC(東伯中山道路)
    • 名和IC - 淀江IC(名和淀江道路)
    • 淀江IC - 米子西IC(米子道路)
    • 東出雲IC - 松江玉造IC(松江道路)
    • 浜田IC - 原井IC(浜田道路)
    • 遠田IC - 久城IC(益田道路)
    • 高津IC - 須子IC(益田道路)
    • 萩IC - 三隅IC(萩・三隅道路)

事業の促進を図る目的で、事業主体が日本道路公団(当時)と国土交通省の間で細かく分けられたために有料区間と無料区間が入り混じっており、特に無料区間のみを利用したい者にとって案内標識がわかりにくいという声が多く、山陰道 道路案内標識改善検討委員会において見直しが行われた。また、一部区間(青谷IC-はわいIC間、淀江IC-斐川IC間)と同区間を並走する国道9号で標識の付け替えが行われた。 なお、高速道路無料化社会実験にともなって、全線が2010年6月28日0時より無料化の対象となっている。

  • インターチェンジ・ジャンクションについては番号が表示されている。
  • 無料区間については白地に緑色の文字で表示され、「無料区間(英語: FREE ZONE)」と付記されている。
  • 有料区間ではこれまで通り緑地に白文字だが「有料区間(英語: TOLL ZONE)」とも付記されている。
  • 泊東郷ICは「泊・東郷(英語: Tomari-Togo)」と表示されている。
  • 松江玉造ICは見直しとともに「玉湯 来待(英語: Tamayu Kimachi)」に表示が変更されていたが、2008年にインターチェンジ名と同一の「松江玉造(英語: Matsue-Tamatsukuri)」に表示が再変更された。

警察

基本的に、西日本高速道路株式会社管轄区間と国土交通省管轄区間の一部(名和IC - 米子西IC、東出雲IC - 松江玉造IC)は各県警の高速道路交通警察隊が、それ以外の国土交通省管轄区間は各県警の交通機動隊および所轄の各警察署交通課が担当している。[10][11]

脚注

  1. ^ a b c 平成24年度 直轄事業(島根県分)予算概要 (PDF) (国土交通省、2012年4月15日閲覧)
  2. ^ a b 山口河川国道事務所平成21年度予算概要(道路事業) (PDF) - 国土交通省山口河川国道事務所公式サイト内(資料9に記載あり)
  3. ^ 名和・淀江道路/道路企画課・道路建設課/とりネット/鳥取県公式サイト
  4. ^ 倉吉河川国道事務所 山陰道事業箇所 名和・淀江道路
  5. ^ 米子道路/道路企画課・道路建設課/とりネット/鳥取県公式サイト
  6. ^ a b 島根県内における最高速度規制の見直しについて - 島根県警察公式サイト内
  7. ^ a b 平成23年度直轄事業の事業計画(平成23年2月時点) 鳥取県関連分 (PDF)
  8. ^ 中山・名和道路/道路企画課・道路建設課/とりネット/鳥取県公式サイト路線図より
  9. ^ a b c 平成23年度直轄事業の事業計画(平成23年2月時点) 島根県関連分 (PDF)
  10. ^ 鳥取県例規集(第12編、鳥取県道路交通法施行細則 第24条「高速自動車国道等における権限」)
  11. ^ 鳥取県警察では高速道路交通警察隊は本隊が米子自動車道と山陰自動車道の一部(名和IC以西-鳥取・島根県境)、鳥取分駐隊が鳥取自動車道を管轄している。名和IC以東はこれまで通り交通機動隊の管轄となっている。

関連項目

外部リンク